JPH0593797U - カード裁断装置 - Google Patents
カード裁断装置Info
- Publication number
- JPH0593797U JPH0593797U JP3982292U JP3982292U JPH0593797U JP H0593797 U JPH0593797 U JP H0593797U JP 3982292 U JP3982292 U JP 3982292U JP 3982292 U JP3982292 U JP 3982292U JP H0593797 U JPH0593797 U JP H0593797U
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- Details Of Cutting Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 名刺等のカードの製作用裁断装置であって、
特に卓上文書印刷機等により一シート上に複数葉印刷ま
たは印字されたカード綴りを所望のカードサイズに裁断
して一葉づつ切り離すカード裁断装置であり、オペレー
タが未熟練者であっても安全、迅速、かつ高精度に裁断
し得ることはもちろん、所望の用紙のみを選択して裁断
し得る。 【構成】 端部にマークの付された用紙10をフィーダ1
からカッテイングユニット19に搬送して用紙10を所望の
カードサイズに裁断するカード裁断装置であって、フィ
ーダ1および前記カッテイングユニット19の間の用紙10
の通路aに用紙10に付されたマークを検出するマーク読
み取り装置18を備える。これにより所望の適合用紙のみ
をカッテイングユニット19に通過させ得る。
特に卓上文書印刷機等により一シート上に複数葉印刷ま
たは印字されたカード綴りを所望のカードサイズに裁断
して一葉づつ切り離すカード裁断装置であり、オペレー
タが未熟練者であっても安全、迅速、かつ高精度に裁断
し得ることはもちろん、所望の用紙のみを選択して裁断
し得る。 【構成】 端部にマークの付された用紙10をフィーダ1
からカッテイングユニット19に搬送して用紙10を所望の
カードサイズに裁断するカード裁断装置であって、フィ
ーダ1および前記カッテイングユニット19の間の用紙10
の通路aに用紙10に付されたマークを検出するマーク読
み取り装置18を備える。これにより所望の適合用紙のみ
をカッテイングユニット19に通過させ得る。
Description
【0001】
本考案は種々の会員カード、病院等の診察カード、名刺等、各種カードの製作 用裁断装置に係り、詳細には卓上文書印刷機等により一シート上に複数葉印刷ま たは印字されたカード綴り(用紙)を所望のカードサイズに裁断して一葉づつ切 り離すカード裁断装置に係り、特に、オペレータが未熟練者であっても安全、迅 速、かつ高精度に裁断し得ることはもちろん、所望の用紙のみを選択して裁断し 得るカード裁断装置に関する。
【0002】
従来、カードの裁断技術として次の三つの方法が採用されている。 (1)ギロチン裁断機によって裁断仕上げする方法。 (2)抜き型を作り、プレス機にかけて抜き仕上げする方法。 (3)ロータリー・カッターで用紙のタテ・ヨコを各1回裁断して仕上げる方法。
【0003】
しかし、上述(1) 、(2) および(3) の方法はいずれも、次の(イ) 、(ロ) および (ハ) の欠点、すなわち、 (イ)大がかりで高額な機械設備を要する、 (ロ)オペレータがかなりの熟練を要する、 (ハ)ケガ等の危険をともなう。 等の欠点を有しており、たとえば社内印刷等の場合、未熟練者が事務所の一隅等 で行うには到底不適当であった。
【0004】 一方、多くの裁断装置に備えられるカッターの耐久力は裁断する用紙の紙質に 大きく左右され、このためカッターにとって有用な用紙を専用用紙として選定し 、有害な用紙を排除することが装置維持のために必要である。しかし、従来技術 では用紙の選定機能を備えた装置は存在しなかった。
【0005】 本考案の目的はオペレータが未熟練者であっても安全、迅速、かつ高精度に裁 断し得ることはもちろん、所望の用紙のみを選定して裁断し得、上述の公知技術 に存する欠点を改良したカード裁断装置を提供することにある。
【0006】
前述の目的を達成するため、本考案によれば、フィーダと、カッテイングユニ ットを備え、このフィーダから端部にマークの付された用紙を前記カッテイング ユニットに搬送して該用紙を所望のカードサイズに裁断するカード裁断装置にお いて、前記フイーダおよび前記カッテイングユニットの間の用紙の通路に前記用 紙に付されたマークを検出するマーク読み取り装置を備えてなり、これにより所 望の適合用紙のみを前記カッテイングユニットに通過させることを特徴とする。
【0007】 以下、本考案を添付図面を用いて詳述する。 図1は本考案にかかるカード裁断装置の一具体例の断面図であり、図2は図1 の装置の一部平面図であり、図3は本考案にかかるマーク読み取り装置の具体的 説明図である。
【0008】 本考案装置の構造をこれら図面を用いて説明する。本考案はまず、図1および 図2に明示されるように、用紙のフイーダ1を備える。フイーダ1は用紙搬送機 構としてのベルトコンベア2を備えた紙乗台3を有し、この紙乗台3上に用紙パ イル4がベルトコンベア2にまたがって載置される。なお、本考案では、用紙搬 送機構として、ベルトコンベア2の代わりに図示しないが回転ローラを複数個並 列したものであってもよい。 また、用紙パイル4は端部に所望のマークの付された紙、プラスチック等の用 紙(シート)の積層体からなり、各シートは卓上文書印刷機等により一シート上 に複数葉のカードが印刷または印字されたカード綴りである。
【0009】 さらに、フイーダ1の紙乗台3の下方にはこの紙乗台3が天板となる箱室5が 形成される。この紙乗台3の用紙排出口6付近には孔7、7…7が複数個穿設さ れ、かつ箱室5の任意の個所、例えば図1に示されるように箱室5の側壁8に排 気フアン9が設けられる。この排気フアン9を作動させると、箱室5から空気が 排気されて箱室5内が負圧になり、これにより用紙パイル4の最下段の用紙10が 孔7、7…7の個所で紙乗台3に密着され、用紙10の排出口6からの排出が容易 となる。11は後述するヒップアップソレノイドであって、箱室5内に設置される 。12はヒップアップソレノイド11に取りつけられ、後述のとおりヒップアップソ レノイド11の働きにより作動して用紙パイル4を押し上げる押上杆である。さら に、13はモータ軸14を有するモータ、15はモータ軸16を有するステッピングモー タであり、いずれも箱室5内に配置され、後述される。
【0010】 フイーダ1の用紙排出口6から搬送される用紙10の通路aには排出口6側から 順にそれぞれ、上下に一対のローラによって構成される第1搬送ローラ17、マー ク読み取り装置、カッテイングユニット19、上下に一対のローラによって構成さ れる第2搬送ローラ20、ゲージセンサ21、ゲージ22および上下に一対のローラに よって構成される排紙ローラ23が配置される。
【0011】 マーク読み取り装置18は上述のとおり、フイーダ1およびカッテイングユニッ ト19の間の用紙の10の通路a例えば、図1、特に図2に明示されるように、第1 搬送ローラ17のすぐわきの片すみに備えられるが、対向する片すみ(指示番号18 ′で示される位置)に備えられてもかまわない。
【0012】 この種のマーク読み取り装置18は具体的にはセンサであり、後述のとおり用紙 10の端部に付されたマークを検出して所望の適合用紙のみをカッテイングユニッ ト19に通過させる。
【0013】 さらにこのマーク読み取り装置18は第1搬送ローラ17から搬送された用紙10の マークを検出してカッテイングユニット19を作動させ、用紙10の余白を切断する ための信号を送る。切断された切りくづは切りくづ受け箱24の中に落下する。
【0014】 カッテイングユニット19は、固定刃25と回転刃26の組み合わせからなるロータ リーカッター27を備え、回転刃26の回転により固定刃25とかみ合って用紙10が切 断される。
【0015】 ゲージセンサ21は第2のセンサとも呼ばれ、図1に示されるように通路a、こ の場合にはカッテイングユニット19および第2搬送ローラ20をそれぞれ通過して 搬送される用紙10の通路aに配置され、用紙10の先端を検出してカッテイングユ ニット19を作動させるための信号を送るものである。28、29は上下一対の案内板 である。
【0016】 ゲージ22は図1に示されるように、通路a、この場合にはゲージセンサ21を通 過して搬送される用紙10の通路aに、この通路aを遮断するように配置され、用 紙10を所望の寸法、例えば名刺幅の寸法(約55mm) に切断するために、用紙10の 先端を突き当て、用紙10の搬送を一時停止するものである。なお、カッテイング ユニット19および第2搬送ローラ20はモータ13のモータ軸14にベルト30で連結さ れ、モータ軸14とともに連動する。また、排紙ローラ23はベルト31を介して第2 搬送ローラ20と連動する。さらに、ベルトコンベア2および第1搬送ローラ17は ステッピングモータ15のモータ軸16にベルト32で連結され、モータ軸16とともに 連動する。
【0017】 排紙ローラ23から排出される切断された用紙(カード)はゲージ22の近隣、さ らには排紙ローラ23の下方に配置された受け台33に受けられる。この受け台33は 一対の対向するL形材の先端片であり、本体の外側から横方向に細長い孔34を通 し、本体の内側に突出して設けられる。切断された排出ローラ23からのカードは 所望の枚数、一対の受け台33、33にまたがって積層される。その後、一対のL形 材を開くと、積層されたカードはカード受け箱35の中に落下して収納される。36 は排紙ソレノイドである。
【0018】
上述の本考案装置は次のようにして操作される。 まず、モータ13を稼動してカッテイングユニット19のプーリ、第2搬送ローラ 20および排紙ローラ23を回転し、さらに排気フアン9を作動させる。次いで、ス テッピングモータ15を稼動してベルトコンベア2および第1搬送ローラ17を回転 する。ベルトコンベア2の回転によりフイーダ1に内蔵された用紙パイル4の最 下段の用紙10は紙乗台3に密着され、用紙排出口6および第1搬送ローラ17を通 って搬送される。用紙10がマーク読み取り装置(センサ)18に到達すると、18は 用紙10の端部に付されたマークを検出する。
【0019】 図3はセンサがマークを検出する状態を表した模式図である。図3において、 センサ18はまずマークAを取り込み、次いで画像処理を行い、あらかじめセンサ 18に記憶させてある基準パターンと比較し、読み取った画像と基準パターンの合 否を判定する。この結果、用紙10の端部に付されたマークAが適合マークであれ ば、この用紙10をカッテイングユニット19方向に通過させ、不適マークであるな らば用紙の搬送を停止する。
【0020】 センサ18がマークAを検出すると、ベルトコンベア2は用紙10を18.5mm(この 長さは自由に調整される。)搬送して停止する。第1搬送ローラ17も同時に連動 して停止する。次いで、カッテイングユニット19のソレノイドが作動して回転刃 26を一回転し、マークAの2mm後(標準設定の場合)で用紙の余白をカットする 。切り落とされた切りくづは下方の切りくづ受け箱24に落ちる。
【0021】 用紙10の先端がカッテイングユニット19および第2搬送ローラ20を通過してゲ ージセンサ21に到達すると、この先端がゲージセンサ21によって検出され、この 結果、まずヒップアップソレノイド11を働かせて押上杆12を作動させ、ベルトコ ンベア2上の用紙パイル4を押し上げる。このとき、用紙10の末端は押上杆12を 通り過ぎているので、用紙10と用紙パイル4との間にすき間が生じ、両者間の摩 擦の発生を防止する。なお、用紙10の先端が第2搬送ローラ20の直前に達したと き(すなわち、余白切断後ステッピングモータ15が 100パルス回転したとき)、 ゲージソレノイドが作動し、ゲージ22はあらかじめ閉じられる。 余白の切り落とされた用紙10の先端がやがてゲージ22に突き当たると、用紙10 の搬送が停止され、第2搬送ローラ20に抵抗が生じ、このローラ軸に設けてある スベリクラッチが働いて第2搬送ローラ20の回転が停止する。
【0022】 さらに、ゲージセンサ21が用紙の先端を検出すると、ステッピングモータ15が 停止する。用紙10が第2搬送ローラ20に入ってからは、第2搬送ローラ20が用紙 10を引く。したがって、ステッピングモータ15が停止した後は、第1搬送ローラ 17はその軸に設けたワンウエイ・クラッチにより第2搬送ローラ20で引かれる用 紙10によって回されることになる。ゲージセンサ21が用紙10の先端を検出し、( 検出後20m/sec 後には用紙の先端がゲージに当たるとして)カッテイング・ユニ ット19のソレノイドを作動させて回転刃を一回転させ、用紙10を55mmでカットす る。用紙10は両面から案内板28、29に支持され、ゲージ22に突き当たってストッ プする。
【0023】 カットが終わるとゲージ・ソレノイドがオフになり、ゲージ22が開く。ゲージ 22が開くと、第2搬送ローラ20にかかっていた抵抗がなくなり、第2搬送ローラ 20が回転を再開し、カットされたカードを前に送り出す。カードは排紙ローラ23 に達し、排紙ローラ23によりカード受け箱35上の受け台33に排出される。 最後の二枚目のカード綴りがゲージセンサに検出されるとヒップアップ・ソレ ノイドはオフになり、用紙パイル4はベルトコンベア2にふたたび接触する。同 様にしてカットが繰り返され、最後のカード綴りは後の余白を切り落とされる。 切り落とされた余白は下の切りくづ受け箱24に落ちる。
【0024】 受け台33にたまったカードは、50枚になると排紙ソレノイド36が働いてまとめ て下のカード受け箱35に落とされる。カードをまとめて落とすと、一枚づつ落と すときの反転が防止される。一枚目の用紙10の処理が終わると、つづけて二枚目 、三枚目と同様のカット処理が行われる。 なお、用紙10の区切マークを第3センサが検出すると、その用紙10の最後のカ ード綴りの後の余白をカットせず、次の用紙の処理をつづけることができる。
【0025】
上述の本考案装置は種々の会員カード、病院等の診察カード、名刺等、各種カ ードの裁断に当り、特にオペレータが未熟練者であっても安全、迅速かつ高精度 に裁断し得ることはもちろん、所望の用紙のみを選択して裁断し得、実用上極め て有用である。
【図1】本考案にかかるカード裁断装置の一具体例の断
面図である。
面図である。
【図2】図1の装置の一部平面図である。
【図3】センサがマークを検出する状態を表した模式図
である。
である。
1 フイーダ 2 ベルトコンベア 3 紙乗台 4 用紙パイル 10 用紙 17 第1搬送ローラ 18 マーク読み取り装置(センサ) 18′マーク読み取り装置(センサ) 19 カッテイングユニット 20 第2搬送ローラ 21 ゲージセンサ 22 ゲージ A マーク
Claims (3)
- 【請求項1】 フィーダと、カッテイングユニットを備
え、このフィーダから端部にマークの付された用紙を前
記カッテイングユニットに搬送して該用紙を所望のカー
ドサイズに裁断するカード裁断装置において、前記フイ
ーダおよび前記カッテイングユニットの間の用紙の通路
に前記用紙に付されたマークを検出するマーク読み取り
装置を備えてなり、これにより所望の適合用紙のみを前
記カッテイングユニットに通過させることを特徴とする
カード裁断装置。 - 【請求項2】 前記マーク読み取り装置はセンサである
請求項1に記載のカード裁断装置。 - 【請求項3】 請求項1の装置はさらに、前記カッテイ
ングユニットを通過して搬送される用紙の通路に、前記
用紙の先端を検出して前記カッテイングユニットを作動
させるための信号を送るゲージセンサを備え、さらに、
前記ゲージセンサを通過して搬送される用紙の通路に、
用紙を所望の寸法に切断するために前記用紙の搬送を一
時停止するゲージを備えてなる請求項1に記載のカード
裁断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3982292U JP2559853Y2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | カード裁断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3982292U JP2559853Y2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | カード裁断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593797U true JPH0593797U (ja) | 1993-12-21 |
JP2559853Y2 JP2559853Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=12563676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3982292U Expired - Lifetime JP2559853Y2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | カード裁断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559853Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP3982292U patent/JP2559853Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2559853Y2 (ja) | 1998-01-19 |
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