JP2559838Y2 - 電解水生成装置の高濃度水溶液タンク - Google Patents
電解水生成装置の高濃度水溶液タンクInfo
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- JP2559838Y2 JP2559838Y2 JP381793U JP381793U JP2559838Y2 JP 2559838 Y2 JP2559838 Y2 JP 2559838Y2 JP 381793 U JP381793 U JP 381793U JP 381793 U JP381793 U JP 381793U JP 2559838 Y2 JP2559838 Y2 JP 2559838Y2
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- aqueous solution
- tank
- concentration aqueous
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電解水生成装置に使用さ
れる高濃度水溶液、例えば、飽和食塩水を貯留するタン
クの構造に関し、特に、隔壁板を介してタンクの内部を
2つの室に区画し、一方の室で飽和食塩水を調整すると
ともに他方の室に連通するスイッチ収納部内に水位検出
スイッチを配設することにより、一方の室に食塩を投入
して飽和食塩水を調整する等の際においても検出スイッ
チを介して正確、且つ、確実に他方の室の水位を検出可
能な電解水生成装置の高濃度水溶液タンクに関するもの
である。
れる高濃度水溶液、例えば、飽和食塩水を貯留するタン
クの構造に関し、特に、隔壁板を介してタンクの内部を
2つの室に区画し、一方の室で飽和食塩水を調整すると
ともに他方の室に連通するスイッチ収納部内に水位検出
スイッチを配設することにより、一方の室に食塩を投入
して飽和食塩水を調整する等の際においても検出スイッ
チを介して正確、且つ、確実に他方の室の水位を検出可
能な電解水生成装置の高濃度水溶液タンクに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、電解水生成装置においては、
一般に、食塩等の水溶性固形物質を溶解して調整された
高濃度水溶液を貯留する高濃度水溶液タンク、及び、高
濃度水溶液タンクから供給される高濃度水溶液を適宜希
釈しながら調整された低濃度水溶液を貯留する低濃度水
溶液タンクを備え、低濃度水溶液タンクから低濃度水溶
液を電解装置に供給することにより連続的にアルカリ性
水と酸性水とを生成するように構成されている。
一般に、食塩等の水溶性固形物質を溶解して調整された
高濃度水溶液を貯留する高濃度水溶液タンク、及び、高
濃度水溶液タンクから供給される高濃度水溶液を適宜希
釈しながら調整された低濃度水溶液を貯留する低濃度水
溶液タンクを備え、低濃度水溶液タンクから低濃度水溶
液を電解装置に供給することにより連続的にアルカリ性
水と酸性水とを生成するように構成されている。
【0003】ここに、例えば、この種の電解水生成装置
に使用される高濃度水溶液タンクとして実開平4−33
929号公報には、隔壁を介してタンク内部を上部にて
連通する第1室と第2室とに区画し、第1室では食塩等
を過剰に投入して飽和食塩水を調整し、また、第2室に
はフロートスイッチを配設してタンク内における飽和食
塩水の水位を検出するようにしたタンクが記載されてい
る。かかるタンクでは、フロートスイッチからのスイッ
チ出力に基づいて水を供給しつつ第1室内で飽和食塩水
を調整しながら、その飽和食塩水を第1室と連通する第
2室に連続的に供給し得るものである。
に使用される高濃度水溶液タンクとして実開平4−33
929号公報には、隔壁を介してタンク内部を上部にて
連通する第1室と第2室とに区画し、第1室では食塩等
を過剰に投入して飽和食塩水を調整し、また、第2室に
はフロートスイッチを配設してタンク内における飽和食
塩水の水位を検出するようにしたタンクが記載されてい
る。かかるタンクでは、フロートスイッチからのスイッ
チ出力に基づいて水を供給しつつ第1室内で飽和食塩水
を調整しながら、その飽和食塩水を第1室と連通する第
2室に連続的に供給し得るものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の高濃度水溶液タンクにおいては、隔壁によりタ
ンク内部が第1室と第2とに区画されているものの、第
1室と第2室とは上部にて相互に連通されている。従っ
て、第1室に食塩を投入したり給水したりする際に、第
1室にて生ずる泡立ち、波打ちが第2室まで伝播されて
しまい、かかる泡立ち等による影響はフロートスイッチ
にまで及んでしまうものである。このように、泡立ち等
による影響がフロートスイッチにまで及ぶと、フロート
スイッチ自体も揺動されることとなり、これよりフロー
トスイッチが誤動作してしまう虞が多分に存する。
た従来の高濃度水溶液タンクにおいては、隔壁によりタ
ンク内部が第1室と第2とに区画されているものの、第
1室と第2室とは上部にて相互に連通されている。従っ
て、第1室に食塩を投入したり給水したりする際に、第
1室にて生ずる泡立ち、波打ちが第2室まで伝播されて
しまい、かかる泡立ち等による影響はフロートスイッチ
にまで及んでしまうものである。このように、泡立ち等
による影響がフロートスイッチにまで及ぶと、フロート
スイッチ自体も揺動されることとなり、これよりフロー
トスイッチが誤動作してしまう虞が多分に存する。
【0005】また、従来の高濃度水溶液タンクでは、タ
ンクの上部は何ら保護されていないので、第1室に食塩
を投入する際に食塩がフロートスイッチに付着してしま
う虞も多分に存する。このように、フロートスイッチに
食塩が付着されてしまうと、フロートスイッチの動作が
円滑に行なわれなくなり、この結果、誤動作してしまう
原因ともなるものである。前記のようにフロートスイッ
チが誤動作すると、タンク内の水位が満水位になった場
合でもタンクへの水の供給が停止せずにタンクから食塩
水が溢れてしまう虞があり、また逆に、タンク内の水位
が所定水位以下に下がった場合においてもタンクへの給
水が行なわれない虞も存するものである。かかる場合に
は、電解水生成装置による電解水の生成が円滑に行なわ
れなくなってしまうこととなる。
ンクの上部は何ら保護されていないので、第1室に食塩
を投入する際に食塩がフロートスイッチに付着してしま
う虞も多分に存する。このように、フロートスイッチに
食塩が付着されてしまうと、フロートスイッチの動作が
円滑に行なわれなくなり、この結果、誤動作してしまう
原因ともなるものである。前記のようにフロートスイッ
チが誤動作すると、タンク内の水位が満水位になった場
合でもタンクへの水の供給が停止せずにタンクから食塩
水が溢れてしまう虞があり、また逆に、タンク内の水位
が所定水位以下に下がった場合においてもタンクへの給
水が行なわれない虞も存するものである。かかる場合に
は、電解水生成装置による電解水の生成が円滑に行なわ
れなくなってしまうこととなる。
【0006】本考案は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、隔壁板を介してタンク本体
内部を、高濃度水溶液を調整、貯留する第1室と第1室
からオーバーフローして供給される高濃度水溶液を貯留
する第2室とに区画し、第2室と連通するスイッチ収納
部内で隔壁板の上端位置よりも低い位置に検出スイッチ
を配設して第2室の満水位を検出スイッチによる検出水
位に設定するとともに、第1室に対応して水溶性物質の
投入口を形成したタンクの上面を被うガイド部材を設け
ることにより、検出スイッチの誤動作を生じることなく
長期に渡って信頼性良く確実に第2室の水位を検出する
ことができる電解水生成装置の高濃度水溶液タンクを提
供することを目的とする。
ためになされたものであり、隔壁板を介してタンク本体
内部を、高濃度水溶液を調整、貯留する第1室と第1室
からオーバーフローして供給される高濃度水溶液を貯留
する第2室とに区画し、第2室と連通するスイッチ収納
部内で隔壁板の上端位置よりも低い位置に検出スイッチ
を配設して第2室の満水位を検出スイッチによる検出水
位に設定するとともに、第1室に対応して水溶性物質の
投入口を形成したタンクの上面を被うガイド部材を設け
ることにより、検出スイッチの誤動作を生じることなく
長期に渡って信頼性良く確実に第2室の水位を検出する
ことができる電解水生成装置の高濃度水溶液タンクを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本考案は、タンク本体と、タンク本体の内部を第1室と
第2室とに区画する隔壁板と、第2室の水位を検出する
検出スイッチとを有し、第1室には食塩等の水溶性固形
物質を溶解してなる高濃度水溶液が貯留されるととも
に、第2室には第1室から供給された高濃度水溶液が貯
留される電解水生成装置の高濃度水溶液タンクにおい
て、前記第2室の一側壁に形成された連通口と、前記連
通口を介して、第2室内の高濃度水溶液が供給されると
ともに第2室の水位と同一の水位に保持され、前記検出
スイッチが配設されるスイッチ収納部とを備え、前記検
出スイッチはスイッチ収納部内で前記隔壁板の上端位置
よりも低い位置に配設されるとともに、前記第2室の満
水位は検出スイッチにより検出される水位に設定されて
いる構成とされる。
本考案は、タンク本体と、タンク本体の内部を第1室と
第2室とに区画する隔壁板と、第2室の水位を検出する
検出スイッチとを有し、第1室には食塩等の水溶性固形
物質を溶解してなる高濃度水溶液が貯留されるととも
に、第2室には第1室から供給された高濃度水溶液が貯
留される電解水生成装置の高濃度水溶液タンクにおい
て、前記第2室の一側壁に形成された連通口と、前記連
通口を介して、第2室内の高濃度水溶液が供給されると
ともに第2室の水位と同一の水位に保持され、前記検出
スイッチが配設されるスイッチ収納部とを備え、前記検
出スイッチはスイッチ収納部内で前記隔壁板の上端位置
よりも低い位置に配設されるとともに、前記第2室の満
水位は検出スイッチにより検出される水位に設定されて
いる構成とされる。
【0008】また、前記第1室内の高濃度水溶液は前記
隔壁板の上端からオーバーフローされることにより前記
第2室に供給され、更に、前記タンク本体の上面を被う
とともに、前記第1室に対応して前記水溶性物質の投入
口が形成されたガイド部材を設けた構成とされる。
隔壁板の上端からオーバーフローされることにより前記
第2室に供給され、更に、前記タンク本体の上面を被う
とともに、前記第1室に対応して前記水溶性物質の投入
口が形成されたガイド部材を設けた構成とされる。
【0009】
【作用】前記構成を有する本考案では、先ず、ガイド部
材の投入口から食塩等の水溶性固形物質が第1室に投入
されるとともに水の供給が行なわれ、第1室において高
濃度水溶液が調整される。かかる水溶性固形物質の投入
時、タンク本体の上面はガイド部材にて被われているの
で、固形物質が不用意に他の部分、特に、検出スイッチ
等に付着することはない。
材の投入口から食塩等の水溶性固形物質が第1室に投入
されるとともに水の供給が行なわれ、第1室において高
濃度水溶液が調整される。かかる水溶性固形物質の投入
時、タンク本体の上面はガイド部材にて被われているの
で、固形物質が不用意に他の部分、特に、検出スイッチ
等に付着することはない。
【0010】第1室内で高濃度水溶液の量が所定量以上
になると、高濃度水溶液は隔壁の上端からオーバーフロ
ーして第2室内に供給される。高濃度水溶液のオーバー
フローに伴って、第2室内で高濃度水溶液の水位が上昇
していくと、高濃度水溶液は連通口を介してスイッチ収
納部に侵入する。そして、スイッチ収納部の水位は第2
室の水位と同一の水位に保持されていることから、第2
室内の高濃度水溶液が満水位に達した時点で、スイッチ
収納部内に配設された検出スイッチが、第2室内で高濃
度水溶液が満水位に達したことを検出する。
になると、高濃度水溶液は隔壁の上端からオーバーフロ
ーして第2室内に供給される。高濃度水溶液のオーバー
フローに伴って、第2室内で高濃度水溶液の水位が上昇
していくと、高濃度水溶液は連通口を介してスイッチ収
納部に侵入する。そして、スイッチ収納部の水位は第2
室の水位と同一の水位に保持されていることから、第2
室内の高濃度水溶液が満水位に達した時点で、スイッチ
収納部内に配設された検出スイッチが、第2室内で高濃
度水溶液が満水位に達したことを検出する。
【0011】このとき、検出スイッチはスイッチ収納部
内で隔壁板の上端位置よりも低い位置に配設されてお
り、また、第2室内の水位も検出スイッチにより検出さ
れる水位に設定されていることから、第1室における水
面は第2室における水面と連続しておらず、これにより
第1室に水溶性固形物質を投入した際に生ずる泡立ち、
波打ち等による影響が第2室に波及されることは全くな
い。従って、検出スイッチは誤動作を生じることなく長
期に渡って信頼性良く確実に第2室の水位を検出し得る
ものである。
内で隔壁板の上端位置よりも低い位置に配設されてお
り、また、第2室内の水位も検出スイッチにより検出さ
れる水位に設定されていることから、第1室における水
面は第2室における水面と連続しておらず、これにより
第1室に水溶性固形物質を投入した際に生ずる泡立ち、
波打ち等による影響が第2室に波及されることは全くな
い。従って、検出スイッチは誤動作を生じることなく長
期に渡って信頼性良く確実に第2室の水位を検出し得る
ものである。
【0012】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例に基づき
図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施例に係
る高濃度水溶液タンクが使用される電解水生成装置の概
略について図1に基づき説明する。図1は電解水生成装
置の正面図である。図1において、電解水生成装置1内
には、上方に配設され飽和食塩水(約26%の塩濃度を
有する)を調整、貯留する高濃度塩水タンク2、高濃度
塩水タンク2の下方に配設され、高濃度塩水タンク2か
ら飽和食塩水の供給を受けるとともに、後述するように
給水バルブ24を介して水が供給されて飽和食塩水を希
釈してなる希釈塩水(約0.07%の塩濃度を有する)
を貯留する希釈塩水タンク3、及び、後述するように浸
透性隔膜33を介して陰極室(陰電極が配置されてい
る)30と陽極室(陽電極が配置されている)32とに
分割され、各陰極室30、陽極室32に希釈塩水タンク
3からポンプモータ28、31により希釈塩水が供給さ
れる電解筒4が配設されている。ここに、電解筒4等の
電解水生成装置1の構成については公知のものであるの
で、その詳細な説明は省略する。
図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施例に係
る高濃度水溶液タンクが使用される電解水生成装置の概
略について図1に基づき説明する。図1は電解水生成装
置の正面図である。図1において、電解水生成装置1内
には、上方に配設され飽和食塩水(約26%の塩濃度を
有する)を調整、貯留する高濃度塩水タンク2、高濃度
塩水タンク2の下方に配設され、高濃度塩水タンク2か
ら飽和食塩水の供給を受けるとともに、後述するように
給水バルブ24を介して水が供給されて飽和食塩水を希
釈してなる希釈塩水(約0.07%の塩濃度を有する)
を貯留する希釈塩水タンク3、及び、後述するように浸
透性隔膜33を介して陰極室(陰電極が配置されてい
る)30と陽極室(陽電極が配置されている)32とに
分割され、各陰極室30、陽極室32に希釈塩水タンク
3からポンプモータ28、31により希釈塩水が供給さ
れる電解筒4が配設されている。ここに、電解筒4等の
電解水生成装置1の構成については公知のものであるの
で、その詳細な説明は省略する。
【0013】次に、図2に基づき高濃度塩水タンク2の
構成について説明する。図2は高濃度塩水タンク2の側
断面図であり、高濃度塩水タンク2はアクリロニトリル
−スチレン−ブタジエン樹脂(ABS樹脂)又は塩化ビ
ニル樹脂等から成型されている。かかる高濃度塩水タン
ク2の内部は、隔壁板5により第1室6と第2室7とに
区画されている。ここに、第1室6は、飽和食塩水を調
整し貯留するための室であり、また、第2室7は、後述
するように、第1室6にて調整された飽和食塩水が所定
量以上になった場合、隔壁板5の上端を越えてオーバー
フローした飽和食塩水を貯留する室である。
構成について説明する。図2は高濃度塩水タンク2の側
断面図であり、高濃度塩水タンク2はアクリロニトリル
−スチレン−ブタジエン樹脂(ABS樹脂)又は塩化ビ
ニル樹脂等から成型されている。かかる高濃度塩水タン
ク2の内部は、隔壁板5により第1室6と第2室7とに
区画されている。ここに、第1室6は、飽和食塩水を調
整し貯留するための室であり、また、第2室7は、後述
するように、第1室6にて調整された飽和食塩水が所定
量以上になった場合、隔壁板5の上端を越えてオーバー
フローした飽和食塩水を貯留する室である。
【0014】また、高濃度塩水タンク2の上面には、こ
れを被うとともに第1室6の上方で食塩を第1室6に投
入するための投入口8を形成したガイド部材9が配設さ
れており、更に、第1室6の上方において高濃度塩水タ
ンク2の側壁(図2中左側上方の側壁)には、給水バル
ブ10を有する給水管11が設けられている。これよ
り、ガイド部材9の投入口8から過剰量の食塩が第1室
6内に投入されるとともに、給水管11から水が第1室
6に供給されることにより、第1室6内において飽和食
塩水が調整されるものである。調整された飽和食塩水は
隔壁板5の上端位置と同一の水位L3に保持され、水位
L3を越えた飽和食塩水は隔壁板5の上端を越えて第2
室7にオーバーフローされる。
れを被うとともに第1室6の上方で食塩を第1室6に投
入するための投入口8を形成したガイド部材9が配設さ
れており、更に、第1室6の上方において高濃度塩水タ
ンク2の側壁(図2中左側上方の側壁)には、給水バル
ブ10を有する給水管11が設けられている。これよ
り、ガイド部材9の投入口8から過剰量の食塩が第1室
6内に投入されるとともに、給水管11から水が第1室
6に供給されることにより、第1室6内において飽和食
塩水が調整されるものである。調整された飽和食塩水は
隔壁板5の上端位置と同一の水位L3に保持され、水位
L3を越えた飽和食塩水は隔壁板5の上端を越えて第2
室7にオーバーフローされる。
【0015】尚、給水管11は水道等の水供給源に連通
されており、また、給水バルブ10は後述のフロートス
イッチ15からのスイッチ信号に基づいて開閉が行なわ
れる。また、第1室6内の食塩水を常に飽和食塩水に保
持するため、第1室6の底壁には水に溶解しきれない過
剰量の食塩Sが堆積されている。また、第2室7におい
て、その一側壁7A(図2中、高濃度塩水タンク2にお
ける右側の側壁)には、上下の2箇所にて2個の連通口
12、13が形成されており、また、側壁7Aの外側に
は、これらの各連通口12、13を被うようにスイッチ
収納部材14が固着されている。また、スイッチ収納部
材14の上壁14Aからは、フロートスイッチ15が垂
下されており、そのスイッチ部は隔壁板5の上端位置よ
りも低い位置に配設されている。
されており、また、給水バルブ10は後述のフロートス
イッチ15からのスイッチ信号に基づいて開閉が行なわ
れる。また、第1室6内の食塩水を常に飽和食塩水に保
持するため、第1室6の底壁には水に溶解しきれない過
剰量の食塩Sが堆積されている。また、第2室7におい
て、その一側壁7A(図2中、高濃度塩水タンク2にお
ける右側の側壁)には、上下の2箇所にて2個の連通口
12、13が形成されており、また、側壁7Aの外側に
は、これらの各連通口12、13を被うようにスイッチ
収納部材14が固着されている。また、スイッチ収納部
材14の上壁14Aからは、フロートスイッチ15が垂
下されており、そのスイッチ部は隔壁板5の上端位置よ
りも低い位置に配設されている。
【0016】かかるフロートスイッチ15は、2つのフ
ロート15A、15Bを有し、各フロート15A、15
Bの内、上側のフロート15Aは第2室7における満水
位L1を検出するものであり、下側のフロート15Bは
満水位L1よりも下方の給水位(第1室6から第2室7
に飽和食塩水を給水する必要がある水位)L2を検出す
るものである。このフロートスイッチ15は、前記給水
管11に設けられた給水バルブ10の開閉を制御する作
用を行い、上側のフロート15Aにより第2室7の満水
位L1を検出した場合には給水バルブ10を閉じる信号
を制御装置(図示せず)に送出し、また、下側のフロー
ト15Bにより第2室7の給水位L2を検出した場合に
は給水バルブ10を開放する信号を制御装置に送出する
ものである。
ロート15A、15Bを有し、各フロート15A、15
Bの内、上側のフロート15Aは第2室7における満水
位L1を検出するものであり、下側のフロート15Bは
満水位L1よりも下方の給水位(第1室6から第2室7
に飽和食塩水を給水する必要がある水位)L2を検出す
るものである。このフロートスイッチ15は、前記給水
管11に設けられた給水バルブ10の開閉を制御する作
用を行い、上側のフロート15Aにより第2室7の満水
位L1を検出した場合には給水バルブ10を閉じる信号
を制御装置(図示せず)に送出し、また、下側のフロー
ト15Bにより第2室7の給水位L2を検出した場合に
は給水バルブ10を開放する信号を制御装置に送出する
ものである。
【0017】ここに、スイッチ収納部14の内部は、上
側連通口12を介して大気に通じており(図2参照)、
また、第2室7の水位はフロートスイッチ15を介して
満水位L1に設定制御されることから、スイッチ収納部
14内の水位は第2室7の水位と同一の水位に保持され
るとともに、その満水位L1は隔壁板5の上端位置より
も低いスイッチ配設位置に設定されることとなる。尚、
前記したフロートスイッチ15は広く汎用されており、
その構造については公知のものであるのでここでは詳述
しない。また、第2室7の底壁7Bには排出口16が形
成され、この排出口16には排出管17が接続されてい
る。これより、第2室7内の飽和食塩水は、後述するピ
ンチバルブ20による排出管17の開閉制御を介して希
釈塩水タンク3に供給される。
側連通口12を介して大気に通じており(図2参照)、
また、第2室7の水位はフロートスイッチ15を介して
満水位L1に設定制御されることから、スイッチ収納部
14内の水位は第2室7の水位と同一の水位に保持され
るとともに、その満水位L1は隔壁板5の上端位置より
も低いスイッチ配設位置に設定されることとなる。尚、
前記したフロートスイッチ15は広く汎用されており、
その構造については公知のものであるのでここでは詳述
しない。また、第2室7の底壁7Bには排出口16が形
成され、この排出口16には排出管17が接続されてい
る。これより、第2室7内の飽和食塩水は、後述するピ
ンチバルブ20による排出管17の開閉制御を介して希
釈塩水タンク3に供給される。
【0018】次に、前記のように構成される高濃度塩水
タンク2を使用する電解水生成装置1の水経路について
図3に基づき説明する。図3は電解水生成装置1の水経
路を模式的に示す説明図であり、前記した高濃度塩水タ
ンク2の下方には希釈塩水タンク3が配設されている。
かかる希釈塩水タンク3は、高濃度塩水タンク2と同
様、ABS樹脂や塩化ビニル樹脂から成型される。希釈
塩水タンク3は箱状のタンクであり、その上壁3Aから
はピンチバルブ20を介在させた前記排出管17がタン
ク3内に挿嵌されており、また、タンク3内には濃度セ
ンサ21が配置されている。濃度センサ21は希釈塩水
タンク3内に貯留されている希釈塩水の濃度を検出する
ものであり、その検出信号を制御装置に出力してピンチ
バルブ20の開閉を制御する作用を行なう。
タンク2を使用する電解水生成装置1の水経路について
図3に基づき説明する。図3は電解水生成装置1の水経
路を模式的に示す説明図であり、前記した高濃度塩水タ
ンク2の下方には希釈塩水タンク3が配設されている。
かかる希釈塩水タンク3は、高濃度塩水タンク2と同
様、ABS樹脂や塩化ビニル樹脂から成型される。希釈
塩水タンク3は箱状のタンクであり、その上壁3Aから
はピンチバルブ20を介在させた前記排出管17がタン
ク3内に挿嵌されており、また、タンク3内には濃度セ
ンサ21が配置されている。濃度センサ21は希釈塩水
タンク3内に貯留されている希釈塩水の濃度を検出する
ものであり、その検出信号を制御装置に出力してピンチ
バルブ20の開閉を制御する作用を行なう。
【0019】また、希釈塩水タンク3の右側壁3B(前
記高濃度塩水タンク3の第2室7の側壁7Aと同様、連
通口が形成されている)には、前記スイッチ収納部材1
4と同様の構成を有するスイッチ収納部材22が固着さ
れており、このスイッチ収納部材22内にはフロートス
イッチ23(前記フロートスイッチ15と同様の構成を
有する)が配設されている。このフロートスイッチ23
は希釈塩水タンク3内の希釈塩水の水位を検出し、その
検出信号を制御装置に出力するものである。更に、希釈
塩水タンク3の左側壁3C(図3中左方側の側壁)に
は、前記給水管11と同様、給水バルブ24を有する給
水管25が配置され、給水バルブ24は、フロートスイ
ッチ23からの検出信号に基づき制御装置により開閉が
制御されるものである。
記高濃度塩水タンク3の第2室7の側壁7Aと同様、連
通口が形成されている)には、前記スイッチ収納部材1
4と同様の構成を有するスイッチ収納部材22が固着さ
れており、このスイッチ収納部材22内にはフロートス
イッチ23(前記フロートスイッチ15と同様の構成を
有する)が配設されている。このフロートスイッチ23
は希釈塩水タンク3内の希釈塩水の水位を検出し、その
検出信号を制御装置に出力するものである。更に、希釈
塩水タンク3の左側壁3C(図3中左方側の側壁)に
は、前記給水管11と同様、給水バルブ24を有する給
水管25が配置され、給水バルブ24は、フロートスイ
ッチ23からの検出信号に基づき制御装置により開閉が
制御されるものである。
【0020】また、希釈塩水タンク3の底壁3Dから
は、2つの塩水供給管26、27の各一端が連通されて
いる。一方の塩水供給管26の途中にはポンプモータ2
8が介在されるとともに、塩水供給管26の他端は電解
筒29の陰極室30に連通されている。また、他方の塩
水供給管27の途中にはポンプモータ31が介在される
とともに、塩水供給管27の他端は電解筒29の陽極室
32に連通されている。これより、希釈塩水タンク3内
の希釈塩水は、ポンプモータ28を介して塩水供給管2
6から陰極室30に供給され、また、ポンプモータ31
を介して塩水供給管27から陽極室32に供給される。
は、2つの塩水供給管26、27の各一端が連通されて
いる。一方の塩水供給管26の途中にはポンプモータ2
8が介在されるとともに、塩水供給管26の他端は電解
筒29の陰極室30に連通されている。また、他方の塩
水供給管27の途中にはポンプモータ31が介在される
とともに、塩水供給管27の他端は電解筒29の陽極室
32に連通されている。これより、希釈塩水タンク3内
の希釈塩水は、ポンプモータ28を介して塩水供給管2
6から陰極室30に供給され、また、ポンプモータ31
を介して塩水供給管27から陽極室32に供給される。
【0021】電解筒29は、公知のように、浸透膜33
により陰極室30と陽極室32とに分割されており、陰
極室30には陰電極(図示せず)が配設され、陽極室3
2には陽電極(図示せず)が配設されている。そして、
かかる電解筒29では各陰、陽電極により希釈塩水の電
気分解が行なわれる。この希釈塩水の電気分解により、
陰極室30ではアルカリ性水が生成され、陽極室32で
は酸性水が生成される。このように生成されたアルカリ
性水及び酸性水は、それぞれパイプ34、35からタン
ク等に供給されるものである。
により陰極室30と陽極室32とに分割されており、陰
極室30には陰電極(図示せず)が配設され、陽極室3
2には陽電極(図示せず)が配設されている。そして、
かかる電解筒29では各陰、陽電極により希釈塩水の電
気分解が行なわれる。この希釈塩水の電気分解により、
陰極室30ではアルカリ性水が生成され、陽極室32で
は酸性水が生成される。このように生成されたアルカリ
性水及び酸性水は、それぞれパイプ34、35からタン
ク等に供給されるものである。
【0022】尚、前記高濃度塩水タンク2及び希釈塩水
タンク3には、図3に示すように、共通のオーバーフロ
ー管36が接続されており、高濃度塩水タンク2の第1
室6からオーバーフローした飽和食塩水、及び、希釈塩
水タンク3からオーバーフローした希釈塩水は、共にオ
ーバーフロー管36から電解水生成装置1の外部に排出
される。
タンク3には、図3に示すように、共通のオーバーフロ
ー管36が接続されており、高濃度塩水タンク2の第1
室6からオーバーフローした飽和食塩水、及び、希釈塩
水タンク3からオーバーフローした希釈塩水は、共にオ
ーバーフロー管36から電解水生成装置1の外部に排出
される。
【0023】次に、前記のように構成された電解水生成
装置1の動作について説明する。先ず、ガイド部材9の
投入口8から高濃度塩水タンク2の第1室6に過剰量の
食塩が投入される。このとき、高濃度塩水タンク2の上
面は、投入口8を除きガイド部材9により被われている
ので、食塩が他の部分に飛散して付着することは全くな
く、また、投入口8を介して食塩を確実に第1室6に投
入し得るものである。そして、フロートスイッチ15が
第2室6の満水位L1を検出するまで給水バルブ10が
開放されて給水管11から第1室6に水が供給される。
この間において、第1室6で水により攪拌されつつ飽和
食塩水が調整され、飽和食塩水の水位がL3に達する。
この後、水位L3を越えた飽和食塩水は隔壁板5の上端
から第2室7内にオーバーフローしつつ供給され、更
に、第2室7内の飽和食塩水が満水位L1に達した時、
フロートスイッチ15の上側のフロート15Aを介して
満水位L1が検出され、この検出信号が制御装置に出力
されて給水バルブ10が閉じられる。この状態が図2に
示されている。
装置1の動作について説明する。先ず、ガイド部材9の
投入口8から高濃度塩水タンク2の第1室6に過剰量の
食塩が投入される。このとき、高濃度塩水タンク2の上
面は、投入口8を除きガイド部材9により被われている
ので、食塩が他の部分に飛散して付着することは全くな
く、また、投入口8を介して食塩を確実に第1室6に投
入し得るものである。そして、フロートスイッチ15が
第2室6の満水位L1を検出するまで給水バルブ10が
開放されて給水管11から第1室6に水が供給される。
この間において、第1室6で水により攪拌されつつ飽和
食塩水が調整され、飽和食塩水の水位がL3に達する。
この後、水位L3を越えた飽和食塩水は隔壁板5の上端
から第2室7内にオーバーフローしつつ供給され、更
に、第2室7内の飽和食塩水が満水位L1に達した時、
フロートスイッチ15の上側のフロート15Aを介して
満水位L1が検出され、この検出信号が制御装置に出力
されて給水バルブ10が閉じられる。この状態が図2に
示されている。
【0024】この後、電解の開始時にピンチバルブ20
が開放されると、第2室7内の飽和食塩水は排出口1
6、排出管17から下方の希釈塩水タンク3に供給され
る。これにより、第2室7内の飽和食塩水の量が減少
し、飽和食塩水の水位が給水位L2に達すると、フロー
トスイッチ15の下側のフロート15Bを介して給水位
L2が検出される。かかる検出信号は制御装置に送出さ
れ、制御装置はその検出信号に基づき給水バルブ10を
開放する。この結果、第1室6には再度給水管11を介
して水が供給され、この第1室6への給水は、フロート
スイッチ15の上側のフロート15Aにより満水位L1
が検出されるまで行なわれる。このような動作を連続的
に行なうことにより、第2室7内において飽和食塩水
が、電解に使用された量だけ補充されつつ満水位L1に
保持されていくものである。
が開放されると、第2室7内の飽和食塩水は排出口1
6、排出管17から下方の希釈塩水タンク3に供給され
る。これにより、第2室7内の飽和食塩水の量が減少
し、飽和食塩水の水位が給水位L2に達すると、フロー
トスイッチ15の下側のフロート15Bを介して給水位
L2が検出される。かかる検出信号は制御装置に送出さ
れ、制御装置はその検出信号に基づき給水バルブ10を
開放する。この結果、第1室6には再度給水管11を介
して水が供給され、この第1室6への給水は、フロート
スイッチ15の上側のフロート15Aにより満水位L1
が検出されるまで行なわれる。このような動作を連続的
に行なうことにより、第2室7内において飽和食塩水
が、電解に使用された量だけ補充されつつ満水位L1に
保持されていくものである。
【0025】ここに、フロートスイッチ15により第2
室7の満水位L1、給水位L2を検出する際において、
第1室6における飽和食塩水の水面と第2室7における
飽和食塩水の水面とは、隔壁板5により相互の連続性が
断たれており、従って、投入口8から食塩を投入する際
に第1室6の水面にて生じる泡立ち、波打ち等による影
響が第2室7の水面に伝播されることは全くないので、
フロートスイッチ15を介して第2室7の満水位L1、
給水位L2を常に正確に検出し得るものである。
室7の満水位L1、給水位L2を検出する際において、
第1室6における飽和食塩水の水面と第2室7における
飽和食塩水の水面とは、隔壁板5により相互の連続性が
断たれており、従って、投入口8から食塩を投入する際
に第1室6の水面にて生じる泡立ち、波打ち等による影
響が第2室7の水面に伝播されることは全くないので、
フロートスイッチ15を介して第2室7の満水位L1、
給水位L2を常に正確に検出し得るものである。
【0026】次に、希釈塩水タンク3内において、排出
管17、開放されたピンチバルブ20を介して飽和食塩
水が供給されていき、濃度センサ21のセンサ部が浸漬
される程度に飽和食塩水が貯留されると、センサ部が高
濃度を検出する。かかる検出信号は制御装置に送出さ
れ、制御装置はその検出信号に基づきピンチバルブ20
を閉じる。この後、フロートスイッチ23(所定の水位
を検出していない)と制御装置とにより、給水バルブ2
4が開放され、給水管25を介して水が希釈塩水タンク
3内に給水される。そして、フロートスイッチ23が希
釈塩水タンク3内における所定の満水位を検出すると、
給水バルブ24が閉じられて給水管25からの給水が停
止される。この時点において、希釈塩水タンク3内の食
塩水は所定の希釈濃度(0.07%前後)にされてお
り、かかる希釈塩水が各ポンプモータ28、31を介し
て各塩水供給管26、27から電解筒29の各陰極室3
0、陽極室32にそれぞれ供給される。各陰極室30、
陽極室32では、それぞれ陰電極、陽電極により希釈塩
水の電気分解が行なわれ、この電気分解により得られた
アルカリ性水、酸性水は、各パイプ34、35からタン
ク等に供給されるものである。
管17、開放されたピンチバルブ20を介して飽和食塩
水が供給されていき、濃度センサ21のセンサ部が浸漬
される程度に飽和食塩水が貯留されると、センサ部が高
濃度を検出する。かかる検出信号は制御装置に送出さ
れ、制御装置はその検出信号に基づきピンチバルブ20
を閉じる。この後、フロートスイッチ23(所定の水位
を検出していない)と制御装置とにより、給水バルブ2
4が開放され、給水管25を介して水が希釈塩水タンク
3内に給水される。そして、フロートスイッチ23が希
釈塩水タンク3内における所定の満水位を検出すると、
給水バルブ24が閉じられて給水管25からの給水が停
止される。この時点において、希釈塩水タンク3内の食
塩水は所定の希釈濃度(0.07%前後)にされてお
り、かかる希釈塩水が各ポンプモータ28、31を介し
て各塩水供給管26、27から電解筒29の各陰極室3
0、陽極室32にそれぞれ供給される。各陰極室30、
陽極室32では、それぞれ陰電極、陽電極により希釈塩
水の電気分解が行なわれ、この電気分解により得られた
アルカリ性水、酸性水は、各パイプ34、35からタン
ク等に供給されるものである。
【0027】尚、希釈塩水が希釈塩水タンク3から電解
筒29に供給されて電解で消費されると、タンク3にお
ける水位は低くなる。そして、給水が必要な所定の水位
がフロートスイッチ23により検出された場合、その検
出信号に基づいて給水バルブ24が開放され、更に、フ
ロートスイッチ23が所定の満水位を検出するまで給水
管25から水が希釈塩水タンク3内に給水される。かか
る動作を繰り返していくうちに、希釈塩水タンク3内の
塩水濃度は低くなるが、所定濃度以下になったことが濃
度センサ21により検出されると、ピンチバルブ20が
再度開放されて飽和食塩水が、高濃度塩水タンク2の第
2室7から排出管17を経て希釈塩水タンク3に供給さ
れるものである。
筒29に供給されて電解で消費されると、タンク3にお
ける水位は低くなる。そして、給水が必要な所定の水位
がフロートスイッチ23により検出された場合、その検
出信号に基づいて給水バルブ24が開放され、更に、フ
ロートスイッチ23が所定の満水位を検出するまで給水
管25から水が希釈塩水タンク3内に給水される。かか
る動作を繰り返していくうちに、希釈塩水タンク3内の
塩水濃度は低くなるが、所定濃度以下になったことが濃
度センサ21により検出されると、ピンチバルブ20が
再度開放されて飽和食塩水が、高濃度塩水タンク2の第
2室7から排出管17を経て希釈塩水タンク3に供給さ
れるものである。
【0028】以上詳細に説明した通り本実施例に係る高
濃度塩水タンク2では、タンク2の上面を被うとともに
第1室6に対応する位置に投入口8を有するガイド部材
9を配設したので、第1室6への食塩の投入時に食塩が
他の部分に飛散して付着することは全くなく、特に、フ
ロートスイッチ15はスイッチ収納部材14内に収納さ
れていることから、ガイド部材9の作用とも相まって、
フロートスイッチ15に食塩が付着することを確実に防
止することができる。これにより、フロートスイッチ1
5の誤動作を生じることなく長期に渡って信頼性良く確
実に第2室7の水位を検出することができるものであ
る。
濃度塩水タンク2では、タンク2の上面を被うとともに
第1室6に対応する位置に投入口8を有するガイド部材
9を配設したので、第1室6への食塩の投入時に食塩が
他の部分に飛散して付着することは全くなく、特に、フ
ロートスイッチ15はスイッチ収納部材14内に収納さ
れていることから、ガイド部材9の作用とも相まって、
フロートスイッチ15に食塩が付着することを確実に防
止することができる。これにより、フロートスイッチ1
5の誤動作を生じることなく長期に渡って信頼性良く確
実に第2室7の水位を検出することができるものであ
る。
【0029】また、投入口8を介して食塩を確実に第1
室6のみに投入することができるので、予め多量の食塩
を第1室6に投入して堆積させておくことができる。こ
れにより、頻繁に食塩の投入作業を行なう必要がなくな
り、この結果、飽和食塩水の供給能力を格段に向上する
ことができる。更に、フロートスイッチ15により第2
室7の満水位L1、給水位L2を検出する際において、
第1室6における飽和食塩水の水面と第2室7における
飽和食塩水の水面とは、隔壁板5により相互の連続性が
断たれており、従って、投入口8から食塩を投入する際
に第1室6の水面にて生じる泡立ち、波打ち等による影
響が第2室7の水面に伝播されることは全くないので、
フロートスイッチ15を介して第2室7の満水位L1、
給水位L2を常に正確に検出することができる。
室6のみに投入することができるので、予め多量の食塩
を第1室6に投入して堆積させておくことができる。こ
れにより、頻繁に食塩の投入作業を行なう必要がなくな
り、この結果、飽和食塩水の供給能力を格段に向上する
ことができる。更に、フロートスイッチ15により第2
室7の満水位L1、給水位L2を検出する際において、
第1室6における飽和食塩水の水面と第2室7における
飽和食塩水の水面とは、隔壁板5により相互の連続性が
断たれており、従って、投入口8から食塩を投入する際
に第1室6の水面にて生じる泡立ち、波打ち等による影
響が第2室7の水面に伝播されることは全くないので、
フロートスイッチ15を介して第2室7の満水位L1、
給水位L2を常に正確に検出することができる。
【0030】また、第1室6から隔壁板5を越えて第2
室7にオーバーフローする食塩水は飽和食塩水よりも若
干塩濃度が低いので、第2室7と連通口12、13を介
して連通するスイッチ収納部14内に配設されたフロー
トスイッチ15に、結晶化した食塩が付着する虞は殆ど
なく、これによりフロートスイッチ15の動作に支障を
来すことはない。尚、本考案は前記実施例に限定される
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。
室7にオーバーフローする食塩水は飽和食塩水よりも若
干塩濃度が低いので、第2室7と連通口12、13を介
して連通するスイッチ収納部14内に配設されたフロー
トスイッチ15に、結晶化した食塩が付着する虞は殆ど
なく、これによりフロートスイッチ15の動作に支障を
来すことはない。尚、本考案は前記実施例に限定される
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0031】
【考案の効果】以上説明した通り本考案は、隔壁板を介
してタンク本体内部を、高濃度水溶液を調整、貯留する
第1室と第1室からオーバーフローして供給される高濃
度水溶液を貯留する第2室とに区画し、第2室と連通す
るスイッチ収納部内で隔壁板の上端位置よりも低い位置
に検出スイッチを配設して第2室の満水位を検出スイッ
チによる検出水位に設定するとともに、第1室に対応し
て水溶性物質の投入口を形成したタンクの上面を被うガ
イド部材を設けることにより、検出スイッチの誤動作を
生じることなく長期に渡って信頼性良く確実に第2室の
水位を検出することができる電解水生成装置の高濃度水
溶液タンクを提供することができ、その産業上奏する効
果は大である。
してタンク本体内部を、高濃度水溶液を調整、貯留する
第1室と第1室からオーバーフローして供給される高濃
度水溶液を貯留する第2室とに区画し、第2室と連通す
るスイッチ収納部内で隔壁板の上端位置よりも低い位置
に検出スイッチを配設して第2室の満水位を検出スイッ
チによる検出水位に設定するとともに、第1室に対応し
て水溶性物質の投入口を形成したタンクの上面を被うガ
イド部材を設けることにより、検出スイッチの誤動作を
生じることなく長期に渡って信頼性良く確実に第2室の
水位を検出することができる電解水生成装置の高濃度水
溶液タンクを提供することができ、その産業上奏する効
果は大である。
【図1】 電解水生成装置の正面図である。
【図2】 高濃度塩水タンクの側断面図である。
【図3】 電解水生成装置の水経路を模式的に示す説明
図である。
図である。
1・・・電解水生成装置、2・・・高濃度塩水タンク、
5・・・隔壁板、6・・・第1室、7・・・第2室、8
・・・投入口、9・・・ガイド部材、12、13・・・
連通口、14・・・スイッチ収納部材、15・・・フロ
ートスイッチ
5・・・隔壁板、6・・・第1室、7・・・第2室、8
・・・投入口、9・・・ガイド部材、12、13・・・
連通口、14・・・スイッチ収納部材、15・・・フロ
ートスイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 タンク本体と、タンク本体の内部を第
1室と第2室とに区画する隔壁板と、第2室の水位を検
出する検出スイッチとを有し、第1室には食塩等の水溶
性固形物質を溶解してなる高濃度水溶液が貯留されると
ともに、第2室には第1室から供給された高濃度水溶液
が貯留される電解水生成装置の高濃度水溶液タンクにお
いて、 前記第2室の一側壁に形成された連通口と、 前記連通口を介して、第2室内の高濃度水溶液が供給さ
れるとともに第2室の水位と同一の水位に保持され、前
記検出スイッチが配設されるスイッチ収納部とを備え、 前記検出スイッチはスイッチ収納部内で前記隔壁板の上
端位置よりも低い位置に配設されるとともに、前記第2
室の満水位は検出スイッチにより検出される水位に設定
されていることを特徴とする電解水生成装置の高濃度水
溶液タンク。 - 【請求項2】 前記第1室内の高濃度水溶液は前記隔
壁板の上端からオーバーフローされることにより前記第
2室に供給されることを特徴とする請求項1記載の電解
水生成装置の高濃度水溶液タンク。 - 【請求項3】 前記タンク本体の上面を被うととも
に、前記第1室に対応して前記水溶性物質の投入口が形
成されたガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1
記載の電解水生成装置の高濃度水溶液タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP381793U JP2559838Y2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 電解水生成装置の高濃度水溶液タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP381793U JP2559838Y2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 電解水生成装置の高濃度水溶液タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657496U JPH0657496U (ja) | 1994-08-09 |
JP2559838Y2 true JP2559838Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=11567746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP381793U Expired - Lifetime JP2559838Y2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 電解水生成装置の高濃度水溶液タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559838Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5450039B2 (ja) * | 2009-12-24 | 2014-03-26 | 三洋電機株式会社 | 電解水生成装置、及び、除菌システム |
KR101331688B1 (ko) * | 2012-01-05 | 2013-11-20 | 현대중공업 주식회사 | 선박 평형수 처리장치의 전기분해유닛용 염수 공급장치 |
KR101705890B1 (ko) * | 2015-05-18 | 2017-02-13 | 와이비엔지니어링(주) | 고농도 염수 생산장치 |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP381793U patent/JP2559838Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0657496U (ja) | 1994-08-09 |
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