JP2559809Y2 - 自動開閉ドアの安全装置 - Google Patents

自動開閉ドアの安全装置

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JP2559809Y2
JP2559809Y2 JP6256592U JP6256592U JP2559809Y2 JP 2559809 Y2 JP2559809 Y2 JP 2559809Y2 JP 6256592 U JP6256592 U JP 6256592U JP 6256592 U JP6256592 U JP 6256592U JP 2559809 Y2 JP2559809 Y2 JP 2559809Y2
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JP
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safety device
leak
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closing
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和雄 一村
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Okuma Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は工作機械の切粉カバーの
開口部を覆う自動開閉ドアの安全装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近の工作機械は切粉や切削液の飛散を
防止する全面カバー付が多くなった。図7は全面カバー
付旋盤の斜視図で、固定カバー101,102の開口部
を自動開閉ドア103により必要に応じて開け,閉めす
るようになっている。従来の自動開閉ドア103の安全
装置は、誤って手など挟まれたときエアシリンダ104
の推力が直接作用しないように、クッションばね105
を介してエアシリンダの推力をドアに伝達する構造とな
っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術のクッショ
ンばねを用いる安全装置は、クッションばねによりショ
ック圧が緩和されても数10kgの力が作用するので危
険である。このためドアの合わせ目に取り付ける切削液
の漏れ防止用の漏れ止め板102aをゴム等の軟質材に
してはいるが、まだ安全性が十分でないという問題点を
有している。本考案は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、より安全性が高い自動開閉ドアの安全装置を提供し
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案における自動開閉ドアの安全装置は、工作機械
のカバーの開口部を覆う自動開閉ドアの安全装置であっ
て、前記ドアの閉じる方向の先端部に本機側へ逃げる方
向に旋回可能に設けられドア閉止時に前記カバーと重な
って切削液の漏れを防止する漏れ止め板と、前記漏れ止
め板を常時前記カバーと重なる正常位置に付勢するばね
と、ドア開閉用流体圧駆動部材と前記ドアとを連結する
係脱自在の連結部材と、前記ドアの移動中に前記漏れ止
め板が前記ばねの力に抗して前記逃げる方向に旋回され
たとき前記連結部材の係合を解除するとともに駆動部材
の動きを止める手段とを備えてなるものである。
【0005】
【作用】ドアが閉じる途中誤って作業者の手又は体が漏
れ止め板に当たると簡単に漏れ止め板が逃げる方向に旋
回して、連結部材の係合が外れてドアが停止する。そし
て同時に流体圧駆動部材へ供給する圧力流体が切り換わ
って駆動部材の動きが止まる。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1に示すように旋盤は、主軸台1側が固定カバー2で、
また図示しない心押台側が固定カバー3で覆われ、固定
カバー2,3間はワークの取替え又は段取り替え等のた
めの出入口として前面及び上面が開口されている。この
開口部を開閉自在に覆うドア4は、図示しないZ軸方向
のカバーガイドに沿って主軸台側の開放位置と開口部を
覆う閉止位置とに移動可能に設けられている。ベースの
前板5上には主軸台1の下側にエアシリンダ6がZ軸方
向心押台側を向いて固着されており、更に前板5上には
開口部の下側にZ軸方向のガイドバー7が取付けられて
いる。
【0007】このガイドバー7に沿って連結ブロック8
が移動可能に設けられており、連結ブロック8はエアシ
リンダ6のピストンロッドの先端に固着され、上面の両
端に連結爪8aが突出している。一方、ドア4の前板の
右端に旋回軸9が軸受11,12により垂直かつ回転可
能に支持されており、この旋回軸9にL字断面形状の漏
れ止め板13が固着されている。更に旋回軸9の上端に
はドッグ14が、また下端には連結駒15が固着されて
おり、漏れ止め板13は軸受12と連結駒15の間に介
装されているねじりばね16により常時固定カバー3と
重なって切削液等の漏れ防止機能を果たし得る正常位置
に図で時計回り方向に付勢されている。
【0008】そして漏れ止め板13が正常位置にあると
きドッグ14の対応位置に固着のリミットスイッチLS
1はONとされており、連結駒15は連結ブロック8上
面の連結爪8aと係合して、エアシリンダ6によるドア
4の自動開閉が可能な状態となっている。エアシリンダ
6には機外のエア源Pより送られる圧力空気が電磁切換
弁17により切り換えられて供給されるようになってお
り、戻り管路の先にサイレンサ18が取付けられてい
る。
【0009】続いて本実施例の作用を説明する。通常、
漏れ止め板13はねじりばね16により図3にて時計方
向に付勢されて実線に示す如く先端が右側を向き、リミ
ットスイッチLS1がONされているため、電磁切換弁
17のソレノイドSOL1又はSOL2にはNCの指令
で電圧の印加が可能な状態となっている。今ドア開の状
態で、ドア閉じ指令が出ると、SOL2に電圧が印加さ
れて電磁切換弁17がa位置に切り換わり、エアシリン
ダ6の後室に圧力空気が供給されて、連結ブロック8,
連結駒15を介してドア4が閉じる方向に移動する。
【0010】この移動中に誤って作業者の手又は体の一
部等が漏れ止め板13に当たると、ねじりばね16の力
に抗して漏れ止め板13が本機側へ逃げる方向(反時計
方向)に旋回して図3の仮想線の状態となり、連結駒1
5も旋回して連結爪8aとの係合が解除され、図6の仮
想線の状態となってドア4が停止し、同時にドッグ14
がリミットスイッチLS1から離れてOFFとなる。こ
のLS1のOFFでSOL2への印加電圧がOFFされ
て電磁切換弁17が中立のb位置となり、エアシリンダ
6のピストンロッド先端に連結されている連結ブロック
8の動きが停止する。
【0011】
【考案の効果】本考案は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。ドアに漏れ止め板を本機
側へ逃げる方向に旋回可能に設け、ドア閉じ動作中に誤
って作業者の体又は手が漏れ止め板に当接すると、ばね
の力に抗して簡単に旋回して流体圧駆動部材とドアの連
結部材の係合が外れ、同時にリミットスイッチの信号で
流体圧駆動部材の動きを停止するようにしたので、信号
が出てから流体圧駆動部材が停止するまでの時間の遅れ
を無視することができ、速やかにドアを停止することで
安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の自動開閉ドアの安全装置を有する旋
盤の斜視図である。
【図2】図1の旋回軸の回りを側面から見た断面図であ
る。
【図3】図2のA−A線視断面図である。
【図4】ドッグとリミットスイッチを上から見た図であ
る。
【図5】連結ブロックと連結駒の係合状態を表す図であ
る。
【図6】図5のB−B線視断面図で仮想線にて係合解除
の状態を表す図である。
【図7】従来の自動開閉ドアの安全装置を有する旋盤の
斜視図である。
【符号の説明】 1 主軸台 2,3 固定
カバー 4 ドア 6 エアシリ
ンダ 8 連結ブロック 9 旋回軸 13 漏れ止め板 15 連結駒 16 ねじりばね LS1 リミ
ットスイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械のカバーの開口部を覆う自動開
    閉ドアの安全装置であって、前記ドアの閉じる方向の先
    端部に本機側へ逃げる方向に旋回可能に設けられドア閉
    止時に前記カバーと重なって切削液の漏れを防止する漏
    れ止め板と、前記漏れ止め板を常時前記カバーと重なる
    正常位置に付勢するばねと、ドア開閉用流体圧駆動部材
    と前記ドアとを連結する係脱自在の連結部材と、前記ド
    アの移動中に前記漏れ止め板が前記ばねの力に抗して前
    記逃げる方向に旋回されたとき前記連結部材の係合を解
    除するとともに前記流体圧駆動部材の動きを止める手段
    とを備えてなることを特徴とする自動開閉ドアの安全装
    置。
JP6256592U 1992-08-13 1992-08-13 自動開閉ドアの安全装置 Expired - Fee Related JP2559809Y2 (ja)

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JPH0617843U JPH0617843U (ja) 1994-03-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008207270A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Okuma Corp 工作機械用ドア装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008207270A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Okuma Corp 工作機械用ドア装置

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JPH0617843U (ja) 1994-03-08

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