JP2559759B2 - 熱可塑変形可能な耐衝撃性ポリアミドアロイ - Google Patents

熱可塑変形可能な耐衝撃性ポリアミドアロイ

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JP2559759B2 JP62210387A JP21038787A JP2559759B2 JP 2559759 B2 JP2559759 B2 JP 2559759B2 JP 62210387 A JP62210387 A JP 62210387A JP 21038787 A JP21038787 A JP 21038787A JP 2559759 B2 JP2559759 B2 JP 2559759B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コポリアミドから成る熱可塑変形可能な耐
衝撃性ポリアミドアロイに関する。特に低粘性の、射出
成形装置又は押出装置で簡単に加工し得るポリアミドア
ロイ及びその使用であり、これは主に特別な低粘性の無
定形コポリアミドと特別なポリオレフインとより成り、
かつ特に−20℃を下廻る温度でも高い衝撃強さに優れ、
高い剛性、高い熱形状安定性並びに低い酸素透過性及び
吸水性に優れている。
従来の技術 米国特許第2696482号明細書にはビス(4−アミノシ
クロヘキシル)−メタンとイソフタル酸とからの無定形
ポリアミドが記載されており、これは粘度が非常に高い
ので例えば射出成形における加工には好適ではなかつ
た。
西ドイツ国特許広告第1795464号明細書には、アルキ
ル基で置換されているヘキサメチレンジアミン、イソフ
タル酸及びテレフタル酸の組合せの無定形コポリアミド
の製法が記載されているが、この場合にも粘度が高く
て、加工の困難が生じる。
米国特許第3597400号明細書(=西ドイツ国特許公開
第1933395号明細書)には、ビス(4−アミノシクロヘ
キシル)−メタン、ヘキサメチレンジアミン、イソフタ
ル酸及びテレフタル酸から構成されている無定形コポリ
アミドが記載されており、高い割合のビス(4−アミノ
シクロヘキシル)−メタンを含む組合せでは特に高い溶
融粘度を有し、それ故加工の際に不利であり(例えば射
出成形)、またジアミンの濃度が低い場合にも大型成形
品の製造に当つて調節の困難な高い粘度が生じる。
米国特許第4369305号明細書により、コポリアミトが
一定の割合のイソ−及びテレフタル酸、非常に低い割合
のビス(4−アミノシクロヘキシル)−メタン及びそれ
を特別な異性体混合物において、即ちトランス/トラン
ス−又はシス/トランス−異性体少なくとも59重量%で
含有する場合に剪断応力105dyn/cm2では280℃で30000ポ
イズより低い粘度が得られる。
しかし比較する際に、ビス(4−アミノシクロヘキシ
ル)−メタンの同族体の組成が高い粘度、更に注目され
る著しい構造粘性挙動の原因であることが明らかになつ
た。
技術水準全体からは、シクロヘキサン環の好適な位置
の好適な置換により、粘度に影響を与えるNH2基の反応
性が調節可能になるのかどうかかつどの程度調節し得る
のかという開示は得られなかつた。
米国特許第4536541号明細書に、同様に低い割合のビ
ス(4−アミノシクロヘキシル)−メタン−異性体を含
有しかつ無水コハク酸をベースとする活性化された特別
のエチレン/プロピレン/ジエン−ターポリマー(EPD
M)で耐衝撃性に変性されている無定形コポリアミドが
記載されている。
しかしこの種の衝撃強さ調節剤については、ポリアミ
ド中に混和された剤は溶融粘度を著しく高め(米国特許
第4174358号明細書、西ドイツ国特許広告第1241606号明
細書)、それ故そのようなポリアミドの加工をなお一層
困難にすることが知られている。
無定形コポリアミド中のビス(4−アミノシクロヘキ
シル)−メタンと量を低下させると熱形状安定性が低下
しかつ一定の機械的性質、例えば靭性及び強度が悪化す
る。
直鎖状の部分結晶ポリアミドの耐衝撃性を改質するた
めに変性ポリオレフイン及びポリアクリレートを導入す
ることが英国特許第998439号明細書に記載されている。
特別な反応性コポリオレフインによる耐衝撃性改質は西
ドイツ国特許公開第2722270号明細書でもポリアミドPA6
及びPA66に関して詳説されている。部分結晶のPA型は非
常に低い溶融粘度を有するので、改良による粘度上昇は
この種の熱可塑性材料を加工する際に何の問題も惹起し
ない。
米国特許第4339555号明細書には、通常のホモポリア
ミドを、付加的に溶融挙動及び離型挙動を改良するため
に尿素誘導体を含有する一定のコポリオレフインで変性
することが記載されている。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、ポリアミド−及びコポリアミドアロイの前
記の欠点を除去し、かつ特別に易加工性で低粘性の、高
度の使用特性を有するアロイを見出すという課題に関す
る。
問題点を解決するための手段 この課題の解決は本発明による熱可塑変形可能な耐衝
撃性ポリアミドアロイによりなされ、このアロイは、 a)(I)ヘキサメチレンジアミン、 (II)式: [式中R1及びR2は独立して水素、炭素原子数1〜8のア
ルキル基であり、但し、R1とR2とは同時に水素ではな
い]で表される、アミノ基の隣接位で置換されているビ
ス(4−アミノシクロヘキシル)メタン−同族体、及び (III)(i)イソフタル酸、又は (ii)イソフタル酸と、テレフタル酸及び他の芳香族及
び脂肪族ジカルボン酸からなる群から選択された1種以
上のジカルボン酸とからの混合物 から誘導された無定形コポリアミド20〜99.99重量%及
び b)エチレン系不飽和のジカルボン酸又はその無水物で
グラフトした、エチレンと炭素原子3〜16個のα−オレ
フィンとからの共重合体である変性コポリオレフィン0.
01〜80重量%より成る。
次にこのことが明らかになり予想外であつた。
1.付加的なアミン成分としてビス(4−アミノシクロヘ
キシル)−メタンではなくて、アミノ基の隣接位、即ち
3−及び/又は5−位でアルキル置換されているその同
族体を使用する場合に、ヘキサメチレンジアミン、イソ
フタル酸及び場合によりテレフナル酸又は他の脂肪族ジ
カルボン酸から良好に加工し得る無定形コポリアミドが
得られる。その際に、規定の置換基及び異性体混合物の
導入による粘度に対する作用は予測し得なかつた; 2.そのようなコポリアミドから変性コポリオレフイン、
例えばエチレン/プロピレン−及び/又はエチレン/1−
ブテン−共重合体あるいはその混合物により良好に加工
し得る耐衝撃性のアロイを製造することができる; 3.このアロイの粘度を良好に調節し得るので、例えば射
出成形法による大面積の成形品の製造にあるいは押出法
による極く肉薄の製品にも使用することができる; 4.アミノ基が隣接アルキル基により立体的に作用を受け
る置換ジアミン及び異性体混合物の組成によりコポリア
ミド粘性が目的通りに調節される; 5.テレフタル酸の重量割合によつても本発明によるアロ
イの粘度に作用を及ぼすことができる。
本発明による付加的なシクロ脂肪族アミンでは例えば ビス(4−アミノ−3−メチル−5−エチルシクロヘ
キシル)−メタン、 ビス(4−アミノ−3,5−ジエチルシクロヘキシル)
−メタン、 ビス(4−アミノ−3−メチル−5−イソプロピルシ
クロヘキシル)−メタン、 ビス(4−アミノ−3,5−ジイソプロピルシクロヘキ
シル)−メタン、 ビス(4−アミノ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)
−メタン、 ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)−メ
タン、 ビス(4−アミノ−3−エチルシクロヘキシル)−メ
タン、 ビス(4−アミノ−3−イソプロピルシクロヘキシ
ル)−メタン のようなジアミン又はその混合物、あるいは前記のジア
ミンのそれぞれ又はシクロヘキサン環になお他のアルキ
ル置換基を有するか又は場合によりシクロヘキサン環の
間の−CH2−基がエチレン、プロピレン、イソプロピレ
ン又はブチレンにより代えられていてよいそのようなジ
アミンの一定の異性体混合物が該当する。
これらから製造した無定形コポリアミド及びコポリア
ミドアロイの著しく低下した粘度の原因は、明らかに、
置換されていないジアミンに比べてこれらのジアミンの
立体的作用と、ジアミン同族体の一定の異性体組成にあ
る。
コポリアミドもしくはコポリアミドアロイでそのよう
なジアミンを使用する際に他の利点が得られ、つまり a) ガラス転移転(Tg)が明らかに高いので成形材料
の著しく高められた熱形状安定性、 b) 状態調整されても高い剛性、 c) 改良された低温衝撃強さ及び d) 低下した吸水性 も同様にビス(4−アミノシクロヘキシル)−メタン−
同族体中の付加的なアルキル基により惹起される。
更に、本発明によるポリアミドアロイは特に低い酸素
透過性を示す。
コポリアミドで使用する同族ジアミンの割合は一定の
粘度を調節するために変動させるが、全ジアミン分の少
なくとも2重量%にすべきである。同様に、重合体の粘
度はテレフタル酸の量の増加と共に高まり、その有意な
上限は10重量%である。
本発明によるポリアミドアロイの耐衝撃性を改良する
コポリオレフインでは、無水マレイン酸又は他のエチレ
ン系不飽和のジカルボン酸もしくはそのアンヒドリド0.
05〜1.0重量%でグラフトされた、エチレン/1−ブテン
又はエチレン/プロピレンもしくは有利にその混合物か
らのコポリオレフインが該当し、その使用量は0.01〜80
重量%である。
本発明によるポリアミドアロイが ヘキサメチレンジアミン及び誘導体 48〜20モル%、殊に45〜25モル% アミノ基の隣接位で置換されているビス(4−アミノシ
クロヘキシル)−メタン同族体 2〜30モル%、殊に5〜25モル% イソフタル酸又は他の芳香族又は脂肪族ジカルボン酸 50〜40モル% テレフタル酸 0〜10モル% から成ると有利である。
本発明によるポリアミドアロイは、充填剤、補強剤、
顔料、色素、熱安定化剤、酸化防止剤、UV保護剤、可塑
化剤、核剤等のような他の成分を含有してもよい。
しかしまた他のポリアミド型又は異種重合体ともブレ
ンドあるいは混合してもよい。
本発明によるポリアミドアロイは、殊に例えば自動車
のボデイーの製造においてあるいは機械のカバー材又は
保護材として使われるような大面積あるいは大容積の成
形部材を製造するために、更に寸法安定な装置部材の製
造に、また壁厚及び直径が極く僅かの寸法である線材及
び導波管のスリーブ及び他の成形部材の製造に、押出機
及び射出成形機で加工するのに特に好適な成形材料であ
る。
実施例 次に本発明によるポリアミドアロイ及びその製造を実
施例により詳説する。
例1〜5は無定形コポリアミドの製造及び本発明によ
りポリアミドアロイの種類を説明している。比較例6〜
9では、未置換のビス(4−アミノシクロヘキシル)−
メタンは調節するのが困難な非常に高い溶融粘度を惹起
し、それ故そのアロイは射出成形法では殆んど加工する
ことができないことを明らかにしている。
例 1 イソフタル酸376.5g(47.7モル%)、60%−ヘキサメ
チレンジアミン溶液395.5g(43.0モル%)、ビス(4−
アミノ−3,5−ジエチルシクロヘキシル)−メタン118.0
g(7.8モル%)及び安息香酸8.7g(1.5モル%)を反応
容器中に計量装入し、180℃に、その後1時間250℃に撹
拌及び窒素で遮蔽下に加熱し、重縮合の際に生じる反応
水約82.0mlを別個に捕集しかつ温度を約4 1/2時間285℃
に保持した。
生成した重合体は完全に透明であり、溶液粘度(m−
クレゾール中0.5%)1.529及び溶融粘度912Pa.s(270℃
/122.6N)を有していた。ガラス転移点Tgは138℃であつ
た。
このような製造した重合体を、無水マレイン酸でグラ
フトしたエチレン/プロピレン−エチレン/1−ブテン−
共重合体混合物(融点49℃ないしは70℃)20重量%と混
合し、かつ実験室用押出機Netstal5730/N110型中材料温
度約260℃で押出した。
水中で急冷した重合体ストランドを粉砕しかつ乾燥さ
せた。ガラス転移点は138℃及び溶融粘度1342Pa.s(270
℃/122.6N)であつた。
例 2 イソフタル酸357.3g(42.6モル%)、安息香酸15.0g
(2.4モル%)、テレフタル酸40.0g(4.8モル%)、ビ
ス(4−アミノ−3−メチル−5−エチルシクロヘキシ
ル)−メタン102.0g(6.9モル%)及びヘキサメチレン
ジアミン254.0g(43.3モル%)を反応器中に装入しかつ
撹拌及び窒素遮蔽下に徐々に180℃に加熱した。
反応水の分離後、反応混合物を3時間285℃に加熱し
かつ冷却した。
ガラス様澄明な重縮合体は溶液粘度ηrel=1.628及び
溶融粘度1212Pa.s(270℃/122.6Nで)を有していた。ガ
ラス転移点Tgは152℃であつた。例1と同様に変性剤20
%と同時押出しした後で溶融粘度は1520Pa.s(270℃/12
2,6N)に上昇した。Tgは152℃のままであつた。
これから製造した試料成形体は3ケ月間水中に25℃で
浸漬した後で吸水率は僅か2.1%であつた。
例 3 イソフタル酸273.0g(39.9モル%)、ドデカンジカル
ボン酸85.0g(8.9モル%)、ヘキサメチレンジアミン12
5.0g(26.1モル%)、ビス(4−アミノ−3,5−ジエチ
ルシクロヘキシル)−メタン333.0g(25.1モル%)を28
5℃で縮重合した。透明な縮重合物の相対粘度は1.504
(0.5%、m−クレゾール中)、溶融粘度680Pa.s(270
℃/122.6N)及びガラス転移点Tg165℃であつた。
無水マレイン酸でグラフトしたエチレン/プロピレン
/1−ブテン−ポリオレフイン混合物20重量%と共に押出
した後でアロイの粘度は836Pa.s(270℃/122.6N)及びT
g159℃であつた。
例 4 イソフタル酸21.3kg(42.42モル%)、テレフタル酸
3.4kg(6.86モル%)、60.4%−ヘキサメチレンジアミ
ン水溶液26.15kg(45モル%)、ビス(4−アミノ−3
−メチルシクロヘキシル)−メタン3.58kg(4.97モル
%)、ステアリン酸400g(0.74モル%)及び水5を15
0−オートクレーブ中で撹拌下に260℃に加熱した。オ
ートクレーブの放圧後、内容物を窒素下に290℃で重縮
合し、重縮合体をストランドとして水浴中を通しかつ造
粒した。ガラス様澄明の顆粒は溶液粘度1.589(m−ク
レゾール中0.5%)、溶融粘度1158Pa.s(270℃/122.6
N)及びTg143℃を有していた。
その顆粒から製造した成形体はDIN53453による衝撃強
さ“破断せず”(o.B)でありかつノツチ衝撃強さ1.9kJ
/m2を有していた。
DIN53452による曲げE−弾性は2754N−mm2及び限界曲
げ応力153N/mm2であつた。吸水率は25℃の水中に30日間
貯蔵した後で2.9%であつた。
無定形コポリアミドを例3に記載のコポリオレフイン
混合物20重量%と混合し、押出して、造粒した。顆粒の
粘度は1410Pa.s(270℃/122.6N)、Tgは142℃であつ
た。
この顆粒から製造した試験体はDIN53453による衝撃強
さは“破断せず”でありかつノツチ衝撃強さ44.0kJ/m2
(23℃で)及び16kJ/m2(−40℃で)を有し、更にDIN43
457により曲げE−弾性(乾燥)1911N/mm2及び状態調整
して1903N/mm2、破断強さ(乾燥)58.7N/mm2及び破断時
の伸び150%を有していた。25℃の水に30日間貯蔵した
後の吸水率は僅か2.5%であつた。
例 5 イソフタル酸2.8kg(41.1%)、テレフタル酸0.52kg
(7.4モル%)、ヘキサメチレンジアミン2.07kg(43.4
モル%)、ビス(4−アミノ−3,5−ジエチルシクロヘ
キシル)−メタン0.83kg(7.1モル%)及び安息香酸50g
(1モル%)を20−オートクレーブ中、285℃で重縮
合した。
生成した重縮合体は溶液粘度1.574(m−クレゾール
中0.5%)及び溶融粘度840Pa.s及びTg140℃を有してい
た。
この重縮合体から製造した試験体は衝撃強さ“破断せ
ず”及びノツチ衝撃強さ2.3kJ/m2(DIN53453)、更に曲
げE−弾性(乾燥)3080N/mm2(DIN53457)及び状態調
整して2334N/mm2を有していた。
例3及び4に記載のコポリオレフイン混合物12重量%
を配合した後で、製造した試験体では衝撃強さは“破断
せず”であり、23℃でノツチ衝撃強さ30.5kJ/m2(乾
燥)及び−40℃で12kJ/m2、曲げE−弾性(乾燥)2360N
/mm2及び状態調整して2400N/mm2並びに限界曲げ応力100
N/mm2が測定された。
比較例6(米国特許第4369305号明細書) 異性体分布トランス/トランス46重量%、シス/トラ
ンス45重量%及びシス/シス9重量%のビス(4−アミ
ノシクロヘキシル)−メタンを使用した。
イソフタル酸15.0kg(44.14モル%)、テレフタル酸
1.60kg(4.7モル%)、ヘキサエチレンジアミン10.3kg
(43.3モル%)、ビス(4−アミノシクロヘキシル)−
メタン3kg(6.97モル%)、安息香酸0.22kg(0.89モル
%)を20−オートクレーブ中、280℃で重縮合した。
透明なストランドとして取出したコポリアミドを造粒
した。それは次の特性を有していた: 溶液粘度 1.539 溶融粘度 2974Pa.s(270℃/122.6N) Tg 135℃ 曲げ強さ 165N/mm2 衝撃強さ 60% 破断せず 40% 35kJ/m2 ノッチ衝撃強さ 1.6kJ/m2 曲げE−弾性 3100N/mm2 破断時の引張強さ 50% 102N/mm2 50% 70N/mm2 例3に記載した変性コポリオレフィン混合物20重量%
との同時押出後には次の特性が認められた: 粘度 5200Pa.s(270℃/122.6N) Tg 130℃ 曲げ強さ(破断時) 95N/mm2 衝撃強さ 破壊せず ノツチ衝撃強さ 45.9kJ/m2 曲げE−弾性 2170N/mm2 破断時の引張強さ 57N/mm2 試験体は、この溶融粘度故に製造するのが困難で、申
し分なく製造することはできなかつた。
比較例7(米国特許第4536541号明細書) 本例では次の異性体混合物であるビス(4−アミノシ
クロヘキシル)−メタンを使用した:トランス/トラン
ス54重量%、シス/トランス40重量%、シス/シス6重
量%。
イソフタル酸2.96kg(44.0モル%)、テレフタル酸0.
1341kg(5.0モル%)、ヘキサメチレンジアミン2.07kg
(43.7モル%)、ビス(4−アミノシクロヘキシル)−
メタン0.55kg(6.5モル%)及び安息香酸40g(0.8モル
%)を20−オートクレーブ中で透明なコポリアミドに
重縮合した。
粘度は著しく急速に上昇し、オートクレーブを空にす
るのが困難であつた。相対溶液粘度は1.68(m−クレゾ
ール中0.5%)、溶融粘度は7640Pa.s(270℃/122.6N)
であつた。
例3に記載したコポリオレフイン混合物20重量%と共
に押出した後で、高粘性の重合体アロイが得られ、その
溶融粘度は10000Pa.s(270℃/122.6N)より高かつた。
それ故型に充填することができなかつたので、有用な射
出成形体を製造することはできなかつた。
比較例8(米国特許第4536541号明細書) 重縮合を280℃で例5と同様に行なつた: IPA 2.905kg(35 モル%) TPA 1.240kg(15 モル%) HMD 2.800kg(48 モル%) ビス(4−アミノシクロヘキシル)−メタン 0.220kg( 2 モル%) ステアリン酸 0.005kg(0.03モル%) 溶液粘度 1.512 溶融粘度 3240Pa.s(270℃/122.6N) Tg 126℃ 試験体を製造することはできず、粘度上昇のために配
合することはできなかつた。
比較例9(米国特許第4536541号明細書) 重縮合を例8と同様に行なつた。
IPA 4.780kg(42 モル%) TPA 0.910kg( 8 モル%) HMD 3.600kg(45 モル%) ビス(4−アミノシクロヘキシル)−メタン 0.720kg( 5 モル%) ステアリン酸 0.030kg(0.15モル%) 溶液粘度 1.47 溶融粘度 2900Pa.s(270℃/122.6N) Tg 133℃ 試験体を製造することはできず、かつ粘度が上昇する
ので配合することはできなかつた。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)(I)ヘキサメチレンジアミン、 (II)式: [式中R1及びR2は独立して水素、炭素原子数1〜8のア
    ルキル基であり、但し、R1とR2とは同時に水素ではな
    い]で表される、アミノ基の隣接位で置換されているビ
    ス(4−アミノシクロヘキシル)メタン−同族体、及び (III)(i)イソフタル酸、又は (ii)イソフタル酸と、テレフタル酸及び他の芳香族及
    び脂肪族ジカルボン酸からなる群から選択された1種以
    上のジカルボン酸とからの混合物 から誘導された無定形コポリアミド20〜99.99重量%及
    び b)エチレン系不飽和のジカルボン酸又はその無水物で
    グラフトした、エチレンと炭素原子3〜16個のα−オレ
    フィンとからの共重合体である変性コポリオレフィン0.
    01〜80重量%より成る ことを特徴とする熱可塑変形可能な耐衝撃性ポリアミド
    アロイ。
  2. 【請求項2】R1とR2のアルキル置換基がC1〜C4−アルキ
    ル基である特許請求の範囲第1項記載のポリアミドアロ
    イ。
  3. 【請求項3】アルキル置換基がメチルとエチル又はイソ
    プロピル基との組み合わせより成る、特許請求の範囲第
    1項記載のポリアミドアロイ。
  4. 【請求項4】コポリアミドの全ジアミン分のうちのアル
    キル置換ジアミンの割合が少なくとも2重量%であり、
    かつアルキル置換ジアミンの主要部がトランス/トラン
    ス−及びシス/トランス−異性体混合物より成る、特許
    請求の範囲第1項記載のポリアミドアロイ。
  5. 【請求項5】無定形コポリアミド中のテレフタル酸分は
    10重量%までである特許請求の範囲第1項記載のポリア
    ミドアロイ。
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