JP2559289B2 - フイブリノーゲン受容体拮抗薬 - Google Patents

フイブリノーゲン受容体拮抗薬

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JP2559289B2 JP2272498A JP27249890A JP2559289B2 JP 2559289 B2 JP2559289 B2 JP 2559289B2 JP 2272498 A JP2272498 A JP 2272498A JP 27249890 A JP27249890 A JP 27249890A JP 2559289 B2 JP2559289 B2 JP 2559289B2
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    • C07K5/1016Tetrapeptides with the first amino acid being neutral and aromatic or cycloaliphatic

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフィブリノーゲンが血小板に結合することを
阻害し、血小板の凝集を阻止する化合物に関する。
フィブリノーゲンは血漿中に存在する糖タンパク質で
あり、血小板凝集及びフィブリン形成に関与する。血小
板は全ての哺乳類の血液中に見られる細胞状の無核の断
片であり、血液凝固に関与する。血小板膜糖タンパク質
複合体IIb/IIIaの受容体とフィブリノーゲンとの相互作
用は正常な血小板機能に重要であることが知られてい
る。
ヂンメルマン(Zimmerman)等の米国特許第4,683,291
号はフィブリノーゲン−血小板、血小板−血小板及び細
胞−細胞相互作用の研究に於て有用性のあるペプチドを
記載している。これらのペプチドは、血液中に血栓又は
血餅の形成を抑制又は阻止することが望ましい有用性を
有するものとして記載されている。これらのペプチドの
一般式は H2N‐(Ch)‐Arg-Gly-Asp-(Cx)‐H (Ch及びCxはアミノ酸の配列である)である。
ピアシュバッハー(Pierschbacher)等の米国特許第
4,589,881号はフィブロネクチンの細胞付着促進活性を
示すフィブロネクチンの11.5KDalのポリペプチド断片配
列を記載している。具体的に記載される断片は H-Tyr-Ala-Val-Thr-Gly-Arg-Gly-Asp- Ser-Pro-Ala-Ser-Ser-Lys-Pro-Ile- Ser-Ile-Asn-Tyr-Arg-Thr-Glu-Ile- Asp-Lys-Pro-Ser-Gln-Met-OHである。
ルオスラーチ(Ruoslahti)等の米国特許第4,614,517
号は細胞の種々の基質への細胞付着活性を変えるテトラ
ペプチドを記載している。ペプチドは実質に次の配列 X-Arg-Gly-Asp-Ser-Y (XはH又は1個以上のアミノ酸であり、YはOH又は1
個以上のアミノ酸である)から“構成される”ことが述
べられている。第1図はルオスラーチ等が“細胞付着活
性を示す最小ペプチドの決定”として合成したポリペプ
チドを挙げている。ルオスラーチ等の米国特許第4,578,
079号はSerをThr又はCysで置換した同様のテトラペプチ
ドを記載している。
ピアシュバッハー等Proc.Natl.Acad.Sci.米国、第81
巻5985〜5988頁、1984年10月は、付着促進活性を保って
いるフィブロネクチンの細胞認識部位の変異体記載して
いる。彼らは、Arg−Gly−Asp−Serペプチドに極めて似
ている多くの構造の細胞付着促進活性を検定し“アルギ
ニン、グリシン及びアスパラギン酸残基は極めて関係の
あるアミノ酸でも置き換えることができないが、若干の
アミノ酸は活性を損失させずにセリンを置き換えること
ができることを見出した。
ルオスラーチ等、サイエンス、第238巻、491〜497
頁、1987年10月23日は細胞粘着タンパク質を述べてい
る。具体的には、“フィブロネクチンの細胞付着領域の
アミノ酸配列及び合成ペプチドによるその複製の解明が
細胞によって認識されるフィブロネクチンの必須の構造
としてArg−Gly−Asp−(RGD)配列を確立する”ことを
述べている。
チェレシュ(Cheresh)、Proc.Natl.Acad.Sci.米国第
84巻、6471〜6475頁、1987年、9月、はフィブリノーゲ
ン及びフォンウィルブランド因子への結合に含まれるAr
g−Gly−Aspに関する粘着受容体を記載している。
アダムス(Adams)等、米国特許第4,857,508号は、血
小板の凝集及び血栓の形成を阻止するテトラペプチドを
記載している。これらのペプチドは式 X−Gly−Asp−Y {XはH2NC(=NH)NH(CH2)nCH(Z)COOH又はAc-Arg(Z=
H、NH2又はNH−アシル及びn=1〜4)であることが
でき、YはTyr−NH2、Phe−NH2又は具体的に定義された
式の基であることができる}を有する。
出願人は、血小板膜糖タンパク質複合体IIb/IIIaへの
結合のために特別の必要に応じて当業界で教示されるア
ミノ酸配列Arg−Gly−Aspを含まないフィブリノーゲン
受容体拮抗薬を発見した。
本発明の化合物は、フィブリノーゲンの血小板膜糖タ
ンパク質複合体IIb/IIIa受容体への結合を阻害し、アミ
ノ酸配列 XX−Gly−Asp (XXはフェニルあるいはC3〜C8シクロアルキル基を含む
合成α−アミノ酸である)を含む。これらの化合物は、
IIb/IIIaの受容体への結合を達成するためにArg−Gly−
Asp配列が必要とされることを教示している先行技術を
考えると驚くべきことである。
本発明は、次の構造式 (XXは以下で定義される合成α−アミノ酸を表わし、ZZ
は以下で定義される1、2、3又は4個のアミノ酸の配
列を表わす) を有するフィブリノーゲン受容体拮抗薬である。XXはア
ミド結合をGlyと共有しかつアミド結合をZZと共有し、
側鎖X 又は ‐(CH2)n‐AA-(CH2)n ‐NHR (ii) (nは0、1、2、3又は4であり、n′は0、1、
2、3又は4である) を有するものとして定義される。
AAは、付加基で置換されないあるいはC1-4アルキル、
アルコキシ又はヒドロキシで置換されたジ置換フェニ
ル、付加基で置換されないあるいはC1-4アルキル、アル
コキシ又はヒドロキシで置換されたC3〜C8シクロアルキ
ル、好ましくはシクロヘキシルであり、 RはH、C1-6アルキル、置換された又は置換されない
アリール、置換された又は置換されないアリールメチル
又は置換された又は置換されないシクロアルキルであ
る。好適にはXXの側鎖は(ii)のnが1であり、n′が
1であり、AAが置換されないフェニルであり、RがHで
あるものによって定義される。更に好適には、側鎖は (XXはp−アミノメチルフェニルアラニンである)であ
る。
またXXの側鎖は(ii)のnが1であり、n′が0であ
り、RがHであり、AAが置換されていないシクロヘキシ
ルであるものによって定義されることが好ましい。
更に好適には、側鎖は である。
本発明の好適な化合物はインテグリン受容体より選択
性を有するものである。好適な化合物には、上記(ii)
によって表わされるXXがアミノ基側鎖を含む合成α−ア
ミノ酸であるものを含む。
ZZは次の通り定義されるか {A′はH、アシルアミド、アシルアミノアシルアミ
ド、アシルアミノ−N−メチルアミノ−アシルアミドで
ある。
R′及びR′1は独立してH、メチル、エチル又は1〜
5個の炭素を有する低級アルキル基である。X′−Y′
はS−S、CH2−S、S−CH2、CH2CH2、CH2、CH2CH2C
H2、CH2−S−S、CH2−S−S−CH2、S−S−CH2であ
る。
E′はH、COOH、CONH2、CONHR2、CONR3R4、CH2OH、CO2
R2、CH3(R2は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基
であるか、R3R4は1〜4個の炭素原子を有するアルキル
基であるか又はNR3R4は第二級アミノ酸である)又は である} 又はZZは (A′は上で定義した通りである。
R′及びR′1は上で定義した通りである。
X′−Y′は上で定義した通りである。
B′はD−又はL−α−アミノ酸である。
C′はD−又はL−第二級α−アミノ酸であり、好適に
はプロリン、β−メチルプロリン、β,β−ジメチルプ
ロリン、γ−ヒドロキシプロリン、アンヒドロプロリ
ン、チオプロリン、β−メチルチオプロリン、β,β−
ジメチルチオプロリン、ピペコリン酸、アゼチジンカル
ボン酸及びN−メチルアミノ酸又はD−又はL−第一級
α−アミノ酸から選択される。
E′は上で定義した通りである)であるか 又はZZは (A′は上で定義した通りである。
R′及びR′1は上で定義した通りである。
X′−Y′は上で定義した通りである。
E′は上で定義した通りである。
F′はL−アミノ酸であり好適にはトリプトファン、フ
ェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシン、α
−ナフチルアラニン、β−ナフチルアラニン、メチオニ
ン、チロシン、アルギニン、リシン、ホモアルギニン、
オルニチン、ヒスチジン、置換トリプトファン、置換フ
ェニルアラニン又は置換チロシンから選択される。
R5はH又はメチルである。)であるか 又はZZは (A′は上で定義した通りである。
R′及びR′1は上で定義した通りである。
X′−Y′は上で定義した通りである。
C′は上で定義した通りである。
E′は上で定義した通りである。)であるか 又はZZは (A′は上で定義した通りである。
R′及びR′1は上で定義した通りである。
X′−Y′は上で定義した通りである。
F′は上で定義した通りである。
G′はD−又はL−α−アミノ酸、第二級環状アミノ酸
又はN−メチルアミノ酸である。
E′は上で定義した通りである。
R5は上で定義した通りである。)である。
また本発明は、式 {Bは0、1又は2個の置換された又は置換されないア
ミノ酸を表わす。
QはH、NH、NH2又はAc−NHを表わす。
Xは前で定義したアミノ酸XXの側鎖を表わす。
I′は前にF′で定義したアミノ酸の側鎖である。
E′はH、COOH、CONH2、CONHR2、CONR3R4,CH2OH、CO2
R2、CH3(R2は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基
であるか、R3R4は1〜4個の炭素原子を有するアルキル
基であるか又はNR3R4は第二級アミノ酸である)又は である。
但し、Bが0個の置換された又は置換されないアミノ酸
であるとき、QはH、NH2又はAc−NHであり、Bが1又
は2個の置換された又は置換されないアミノ酸であると
きQはNHである。} で表わされるフィブリノーゲン受容体拮抗薬である。
本発明の好適な実施態様としてフィブリノーゲン受容
体拮抗薬は次の式を有する。
(ZZは 又は である) 本発明の具体的な化合物は、 c(Aha−(D−AMF)−Gly−Asp−Trp−Pro): D−AMF)−Gly−Asp−Trp−OH; (Dt−AChxAla)−Gly−Asp−Trp−OH; (Lt−AChxAla)−Gly−Asp−Trp−OH; (Dc−AChxAla)−Gly−Asp−Trp−OH; (Lc−AChxAla)−Gly−Asp−Trp−OH; (Dt−GuaChxGly)−Gly−Asp−Trp−OH; (Lt−GuaChxGly)−Gly−Asp−Trp−OH; (Dc−GuaChxGly)−Gly−Asp−Trp−OH; (Lc−GuaChxGly)−Gly−Asp−Trp−OH; c(Aha−AMF−Gly−Asp−Trp−Pro); c(Ahex−AMF−Gly−Asp−Trp−Pro); c(Aha−(c−AChxAla)−Gly−Asp−Trp−Pro); c(Ahex−(c−AChxAla)−Gly−Asp−Trp−Pro); c(Aha−(t−AChxAla)−Gly−Asp−Trp−Pro); c(Ahex−(t−AChxAla)−Gly−Asp−Trp−Pro); c(Aha−(c−GuaChxGly)−Gly−Asp−Trp−Pro); c(Ahex−(c−GuaChxGly)−Gly−Asp−Trp−Pro); c(Aha−(t−GuaChxGly)−Gly−Asp−Trp−Pro); c(Ahex−(t−GuaChxGly)−Gly−Asp−Trp−Pro); である。
好適な化合物は c(Aha−(L−AMF)−Gly−Asp−Trp−Pro); 及び 一般のアミノ酸を識別するために使用した一般の3文
字略語のほかに出願人は次の略語を使用した。
AMF アミノメチルフェニルアラニン t−AChxAla トランス−アミノシクロヘキシルアラニン c−AChxAla シス−アミノシクロヘキシルアラニン t−AChxGly トランス−アミノシクロヘキシルグリシン c−AChxGly シス−アミノシクロヘキシルグリシン GuaChxAla グアニドシクロヘキシルアラニン GuaChxGly グアニドシクロヘキシルグリシン DiMeTzl ジメチルチオプロリン Aha 7−NH2ヘプタン酸 Ahex 6−NH2ヘキサン酸 本発明はまた本発明のフィブリノーゲン受容体拮抗薬
ペプチド及び血小板凝集の阻止を促進するために連続的
静脈内又は経口又は静脈内ボラス投与に適した薬理的に
使用し得るpH例えば7.4の1種以上の薬理的に使用し得
る担体を包含する。
本発明はまた本発明の組成物の有効量を患者に連続的
静脈内又は経口あるいは静脈内ボラス方法によって投与
することを特徴とする血小板凝集を阻止する方法を包含
する。
本発明の化合物はフィブリノーゲンによって誘発され
る血小板凝集を阻止するフィブリノーゲン受容体拮抗薬
である。これらの化合物は当業界でよく知られる固相合
成又は当業界でよく知られる液体法によって製造される
(ニューラス(Neurath)、ヒル(Hill)及びボーダー
(Boeder)、編集“ザプロテインズ”第三版、第二巻ア
カデミックプレス1976年)。
本発明の化合物は特にフィブリノーゲンの血小板膜糖
タンパク質複合体IIb/IIIa受容体への結合を阻止するこ
とによって血餅の形成を阻止するのに有用である。好適
な化合物は、他のインテグリン受容体より選択性があり
従って特に血栓症の予防に計画される。
XXで定義される合成アミノ酸を合成する方法は当業界
でよく知られている。
ペプチデス、構造と機能、ピアス(Pierce)ケミカル
カンパニー(ロックフォード、イリノイ)(1985年)、
デバー(Deber)等編集、ナット(Nutt)等、“ノベル
コンフォーメーショナリーコンストレインドアミノアシ
ッズアズリシン−9サブスチチューションズインソマト
スタチンアナログス"441〜444頁はシス−及びトランス
−4−アミノシクロヘキシルグリシン(AChxGly)、シ
ス−及びトランス−4−アミノシクロヘキシルアラニン
(AChxGly)及びパラ−アミノ−メチルフェニルアラニ
ン(p−AMF)を製造する方法を記載している。ナット
等によって記載された方法を引用する。
フェニルグアニジン、ベンジルグアニジン、メチルグ
アニジン及びN,N′−ジエチルグアニジンは、第一アミ
ンから当業界で周知の一般方法によって製造される。
トランス−GuaChxAla、シス−GuaChxAla、トランス−
GuaChxGly及びシス−GuaChxGlyは試薬3,5−ジメチルピ
ラゾール−1−カルボキサミジンニトレートを用いて次
の一般方法によって製造することができる、メソッズオ
ブエンザイモロジー25b、558頁(1972年)。
(R6はαBoc−アミノ酸側鎖又はペプチドのαアミノ酸
の側鎖であり、R7は1〜6個の炭素を有するアルキル、
アリール、アリールアルキル又はシクロアルキル、好適
にはシクロヘキシルである。
アルキル−又はアリールイミノメタンスルホン酸は、
A.E.ミラー(Miller)及びJ.J.ビショフ(Bischoff)シ
ンセシス、777〜779頁(1986年)に記載される対応する
チオウレアの酸化によって製造される。グアニル化は上
述した通り、水性K2CO3中で生じる。また、反応はジメ
チルホルムアミド−Et3N(@pH9)中で行なうことがで
きる。反応時間は、水性系中で24〜48時間及びジメチル
ホルムアミド中で3〜20時間である。
本発明の化合物はメリフィールド(Merrifield)J.A
m.Chem.Soc.第85巻2149頁(1964年)に記載されるよう
な固相ペプチド合成を用いて製造することができるが、
ホウテン(Houghten)Proc.Natl.Acad.Sci.第82巻、513
2年(1985年)の合成のような当業界で既知の他の等価
の化学合成を用いることもできる。固相合成はリビア
(Rivier)等による1982年1月21日に登録された米国特
許第4,244,946号に一般に示される通りペプチドのC−
末端から保護アミノ酸を適当な樹脂にカップリングする
ことによって開始される。(この開示を、引用すること
によりここに組み入れたものとする。)溶液法をノイラ
ト(Neurath)等、第2章、106〜253頁に記載される通
り使用することができる。この一般タイプの具体的な合
成は米国特許第4,305,872号及び同第4,316,891号に示さ
れる。
これらのポリペプチドを合成するために、適当に保護
されたα−アミノ酸を有するカルボキシル末端アミノ酸
はクロロメチル化ポリスチレン樹脂等に共有結合で結合
される。クロロメチル化ポリスチレン樹脂はスチレンを
1〜2%のジビニルベンゼンと共重合して製造した合成
樹脂の微細ビーズ(直径20〜70ミクロン)から成る。樹
脂のベンゼン環はクロロメチルメチルエーテルと塩化第
二スズを用いてフリーデル−クラフツ反応でクロロメチ
ル化する。フリーデル−クラフツ反応は樹脂が樹脂1g当
り塩素0.5〜5ミリモルを含むまで続ける。例えば、塩
化メチレン中トリフルオロ酢酸を用いることによってα
−アミノ保護基を除去した後、配列の次のアミノ酸のア
ミノ保護誘導体をジシクロヘキシルカルボジイミドのよ
うな縮合カップリング剤と共に加える。次いで残りのα
−アミノ及び側鎖保護アミノ酸を所望の順序に段階的縮
合によって結合して、樹脂に結合した中間体化合物を得
る。
2個のアミノ酸又はアミノ酸とペプチド又はペプチド
とペプチドの縮合は、アジド法、混合酸無水物法、DCC
(ジシクロヘキシル−カルボジイミド)法、BOP(ベン
ゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミ
ノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート法、活性
エステル法(p−ニトロフェニルエステル法、N−ヒド
ロキシスクシンイミドエステル法、シアノメチルエステ
ル法等)、ウッドワード試薬K法、カルボニルジイミダ
ゾール法、酸化−還元法のような通常の縮合法に従って
行なうことができる。固相法でペプチド鎖を延長する場
合には、ペプチドをC末端アミノ酸に於て不溶性担体に
結合する。不溶性担体としては、C末端アミノ酸のカル
ボキシ基と反応させて後に容易に切断される結合を形成
するものであり、例えば、クロロメチル樹脂及びブロモ
メチル樹脂のようなハロメチル樹脂、ヒドロキシメチル
樹脂、アミノメチル樹脂、ベンズヒドリルアミン樹脂、
t−アルキルオキシカルボニルヒドラジン樹脂及びp−
ヒドロキシメチルフェニルアセチルアミドメチル樹脂
(PAM)である。
種々のアミノ酸部分の反応性側鎖基を適当な保護基に
よりその位置でその連鎖が完全に構築された後その基が
最後には除去されるまで保護することはペプチドの化学
合成に共通のことである。アミノ酸又はフラグメントの
α−アミノ基を保護することも共通のことであるがその
物質はカルボキシル基で反応し次いでα−アミノ保護基
を選択除去して次の反応をその場所で行なうことができ
る。従って、合成の一段階として種々のこれらの側鎖保
護基を持つ残基を有するペプチド鎖の所望の配列に位置
するアミノ酸残基の各々を含む中間体化合物を生成する
ことは一般的である。次いで一般にこれらの保護基は精
製により生じる所望の生成物を生成すると同時に実質的
に除去される。
α−及びw−側鎖アミノ基を保護するのに使用し得る
保護基は例えばベンジルオキシカルボニル(以後Zと略
す)、イソニコチニルオキシカルボニル(iNOC)、O−
クロロベンジルオキシカルボニル[Z(2−(Cl)]、
p−ニトロベンジルオキシカルボニル[Z(NO2)]、
p−メトキシベンジルオキシカルボニル[Z(OM
e)]、t−ブトキシカルボニル(Boc)、t−アミルオ
キシカルボニル(Aoc)、イソボルニルオキシカルボニ
ル、アダマンチルオキシカルボニル、2−(4−ビフェ
ニル)−2−プロピルオキシカルボニル(Bpoc)、9−
フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)、メチルスル
ホニルエトキシカルボニル(Msc)、トリフルオロアセ
チル、フタリル、ホルミル、2−ニトロフェニルスルフ
ェニル(NPS)、ジフェニルホスフィノチオニル(Pp
t)、ジメチルホスフィノチオイル(Mpt)等である。
カルボキシ基の保護基は、例えば、ベンジルエステル
(OBzl)、シクロヘキシルエステル(Chx)、4−ニト
ロベンジルエステル(ONb)、t−ブチルエステル(OBu
t)、4−ピリジルメチルエステル(OPic)等を含む。
アミノ及びカルボキシル基以外の官能基を有する特定の
アミノ酸、例えば、アルギニン、システイン及びセリン
は必要な場合に応じて適当な保護基で保護することが望
ましい。例えばアルギニンのグアニジノ基はニトロ、p
−トルエンスルホニル、ベンジルオキシカルボニル、ア
ダマンチルオキシカルボニル、p−メトキシベンゼンス
ルホニル、4−メトキシ−2,6−ジメチルベンゼンスル
ホニル(Mds)、1,3,5−トリメチルフェニルスルホニル
(Mts)等で保護することができる。システインのチオ
ール基は、ベンジル、p−メトキシベンジル、トリフェ
ニルメチル、アセチルアミドメチル、エチルカルバモイ
ル、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル
(Tmb)等で保護することができ、セリンのヒドロキシ
ル基はベンジル、t−ブチル、アセチル、テトラヒドロ
ピラニル等で保護することができる。
スチュアート(Stewart)及びヤング(Young)“ソリ
ッドフェイズペプチドシンセシス”ピアスケミカルカン
パニー、ロックフォード、イリノイ(1984年)はペプチ
ドを製造する方法に関して詳細な情報を与える。α−ア
ミノ基の保護は14〜18頁に記載され、側鎖閉塞は18〜28
頁に記載される。アミン、ヒドロキシル及びスルフヒド
リル官能基の保護基の表は149〜151頁に示される。これ
を引用することによりここにこれらの記載を組み入れた
ものとする。
所望のアミノ酸配列が完了した後、樹脂からペプチド
を切断するばかりでなく側鎖から環化反応で妨害しない
残りの保護基全てを切断する液体HFのような試薬で処理
して樹脂支持体から中間体ペプチドを除去する。潜在的
に反応性のある側鎖官能性はHFに安定な保護基で保護さ
れる。ペプチドは、既知のいくつかの方法の1つ(シュ
ロダー(Schroder)及びルブケ(Lubke)、“ザペプチ
デス、メソッズオブペプチドシンセシス”第I巻、アカ
デミックプレス、ニューヨーク(1965年)271〜286頁参
照。これを引用することによりこの内容をここに組み入
れる、例えば、AcOH中でヨウ素を用いてシステイン残基
間のジスルフィド架橋の形成又は希NH4OAc緩衝液中pH8
に於ける空気酸化によって環化される。次いでポリペプ
チドはリビア等ペプチド、ストラクチュアアンドバイオ
ロジカルファンクション(1979年)125〜128頁に記載さ
れる通り、ゲルパーミエーション次いで分取用HPLCによ
って精製することができる。
実施例1 Ac−Cys(Pmb)−Asn−Pro−(D,L−AMF(Cbz))−Gly
−Asp(Bzl)−Cys−(Pmb)−OPamの合成に使用する
α−BOC−Cbz−p−アミノメチル−D,L−フェニルアラ
ニンとしてのアミノメチルフェニルアラニンの合成 乾燥EtOH(4A篩)500mlに窒素下Na5.9g(0.256m)、
アセタミドジエチルマロネート55.67g(0.2563m)及び
p−シアノベンジルブロミド50g(0.2563m)を加えた。
この混合液を加熱還流し出発物質と生成物が完全に溶解
した。1時間後この反応溶液を冷却し、水1.5lを加え、
沈殿を濾過して粗生成物77.3gを得、EtOH450mlから再結
晶して生成物70.56g(収率83%)を得た。mp174.5〜17
5.5℃、IR CHCl32.97μ(NH)、5.78(エステル)6.0
(アミド)4.52μ(CN) Rf(95−5−0.5−CHCl3−MeOH−H2O)=0.75 PPm NMR CDCl3:1.3(t,CH 3CH2O),2.05(s,CH 3C),3.75(s,ar-C
H 2‐C),4.3(m,CH3 CH 2‐O) 6.5(s,NH),7.2(d,arom),7.6(d,arom) N2気流下EtOH−50%HOAc(8:2)200ml中、p−CN−ベ
ンジルN−アセチル−ジエチルマロネート20g(60mm)
の懸濁液に10%Pd/c4gを加え、この混合液をパーシェー
カー中で70分間H2で処理しその期間経過後、H2の理論量
の96%を消費した。この混合液をセライトで濾過し、濾
液を真空中で蒸発乾固して固形残留物を得、これをEtOA
cで摩砕し、濾過し、乾燥して生成物21.45g(収率90.2
%)を得た。IR CHCl3中は4.5μに於てCNを示さない。Rf (95−5−0.5−CHCl3−MeOH−濃NH4OH)=0.3(ニ
ンヒドリン+) 6NHCl100ml中N−アセチルジエチルエステルp−アミ
ノメチルベンジルアミノマロネート21g(53ミリモル)
の溶液を24時間還流した。この反応溶液を真空中で蒸発
して生成物16.6g固形物質を得た。
Rf(60−30−4−6、CHCl3−MeOH−H2O−NH4OH)=0.1
5 H2O200ml中p−アミノメチルフェニルアラニン(53ミ
リモル)(上で製造)の全部にCuCl2、2H2O4.92gを加え
た。この混合液をNaOHでpH9に調整した。この反応混合
液にN−ベンジルオキシカルボニルオキシ−t−ノルボ
ルネン−2,3−ジカルボキシイミド試薬18.26g(58ミリ
モル)を加え、この反応混合液を5℃で18時間保持し
た。固形物質を濾過し、H2OとEtOAcで洗浄しHOAcとHCl
に再溶解してpH0.5を得た。放置時に生成物9.5gが双性
イオンとして沈殿した。濾液をH2Sで処理し、セライト
パッドで濾過し、この濾液にピリジンをpH6まで加え
た。綿状の沈殿を濾過して第二の生成物(1.5g)を得
た。全収量は11g(収率58%)であった。分析、C18H20N
2O4に対する計算値 計算値 実測値 N= 8.53 7.99 C=65.84 66.65 H= 6.14 6.13 NMR、D2O及びNaOD中におけるNMRは、NH2CH2にCbz基を
有しα−NH2に有しない生成物を証明した。
H2O70ml及びTHF35ml中オメガ−Cbz−p−アミノメチ
ル−DL−フェニルアラニン7.0g(21.3ミリモル)の懸濁
液をNEt39.27ml(63.9ミリモル)とBoc−ON(アルドリ
ッヒ)5.51g(22.36ミリモル)で24時間処理し、この間
に出発物質の全部が溶液になった。この反応溶液にエチ
ルエーテル150mlを加え、H2O層を分離し、エーテル層を
H2Oで2回洗浄し、合わせたH2O層をエーテルで逆洗浄
し、クエン酸で酸性にしてゴム状固形物質を得た。水性
上澄を傾瀉し、ゴム状固形物質をEtOAcに抽出し、EtOAc
溶液をMgSO4で乾燥し、濾過し、発泡残留物(8.73g)に
蒸発させた。粗生成物をEtOAc-石油エーテルから結晶化
して7.22g(収率79.3%)を得た。
m.p.133〜133.5℃。TLC Rf=0.35(80-20-2,CHCl3‐MeOH-NH4OH)NMR CD3OD:1.4(Boc),2.9,3.15(m,β‐CH 2),4.25
(s,CH2N),4.3(m,α‐H),5.1(s,CH2‐Cbz) 7.2,7.3(arom,Cbz, 実施例2 Ac−Cys(Pmb)−Asn−Pro−[D,L−AMF(Cbz)]−Gly
−Asp(Bzl)−Cys(Pmb)−OPam,最終的には で出発してα−アミノBoc保護基(tert−ブチルカルボ
ニル)をトリフルオロ酢酸と塩化メチレンを用いて除去
(Cys側鎖はp−メチルベンジルで保護する)し、α−
脱保護システインをジイソプロピルエチルアミンで中和
する。
次いでBoc保護Asp(ベンジル)(Asp(Bzl))をジシク
ロヘキシル−カルボジイミドで仲介されるシステインに
結合し、トリフルオロ酢酸と塩化メチレンで脱保護す
る。次いでAspをジイソプロピルエチルアミンで中和す
る。ジシクロヘキシルカルボジイミドによるカップリン
グ、トリフルオロ酢酸と塩化メチレンによる脱保護及び
ジイソプロピル−エチルアミンによる中和のこの段階的
方法によりBoc保護Gly、AMF、Pro、Asn、Cys残基を逐次
結合する。AMFを更にCbz(AMF(Cbz))で保護し、最後
のCys残基をまた更にp−メチルベンジルで保護する。
次いで最後のCysを酢酸無水物でアセチル化する。
アセチル化により、次のペプチド−樹脂を生成する。
ペプチドの樹脂からの切断はHF/アニソール(9:1(v/
v))を用いて達成され を生成する。
環状構造はシステイン残基間のジスルフィド架橋を形
成して生成する。ペプチドを50〜80%AcOH:H2Oに室温で
溶解し、この溶液をAcOH中ヨウ素の溶液をヨウ素の最終
濃度2.25mg/mlまで迅速に添加する間攪拌する。反応時
間1〜2時間の後真空下回転蒸発によって過剰のI2とAc
OHを除去し、環化ペプチドを含む水溶液をTFAH2O−CH3C
N勾配中分取用HPLCを用いて精製し、この段階でD−及
びL−ジアステレオマーを常法で分離する。最終TFA塩
生成物をイオン交換カラムバイオラド((BioRad)AG3
−X4A(アセテートサイクル)に通過してHOAcに変換す
る。仕上げたペプチドは ヨウ素酸化によりジスルフィド架橋を形成する別法と
して、遊離SHペプチドを1〜5%HOAcに濃度約2mg/mlで
溶解し、この溶液を濃NH4OHでpH7〜8.5に調整する。環
化は激しく攪拌して(好適には反応を促進するために銅
線の小片を加えて)25°で1〜4時間で達成する。次い
で反応混合液を前のように濃縮し、生成物を分取用HPLC
で精製する。
実施例3 ProをDiMeTzlに置き換えるほかは実施例2の環状ペプ
チドの合成と同じ方法を行なう。
治療の有用性 本発明の化合物は、フィブリノーゲンの血小板膜糖タ
ンパク質複合体IIb/IIIa受容体への結合を阻害すること
により血栓症を予防することが望まれる患者に投与する
ことができる。これらは、末梢動脈(動脈移植、頚動脈
内容除去術)についての手術に、動脈及び臓器の処置及
び/又は血小板と人工表面の相互作用が血小板凝集及び
消費を生じる心臓血管手術に有用である。凝集血小板は
血栓及び血栓塞栓を形成することがある。本発明のポリ
ペプチドは血栓及び血栓塞栓を形成を予防するためにこ
れらの外科的患者に投与することができる。
体外循環は血液を酸素化するために心臓血管手術に常
用される。血小板は体外回路の表面に粘着する。付着は
血小板膜のGPIIb/IIIaと回路の表面に吸着されるフィブ
リノーゲン間の相互作用に依存する。(グラスズコ(Gl
uszko)等、Amer.J.Physiol.1987年、第252:H巻、615〜
621頁)。人工表面から遊離される血小板は止血機能が
損われている。本発明のポリペプチドは付着を防止する
ために投与することができる。
これらのポリペプチドの他の応用には血栓崩壊療法中
及び療法後の血小板血栓症、血栓塞栓症及び再閉塞の予
防及び冠状及び他の動脈の血管形成術後及び冠状動脈バ
イパス操作後の血小板血栓症、血栓塞栓症及び再閉塞の
予防がある。本発明のポリペプチドはまた心筋梗塞を予
防するために使用することができる。
これらのポリペプチドは連続的静脈内又はボラス注入
又は経口法を含む実質量で血流に供給をもたらす便利な
手段で投与することができる。本発明の組成物は血小板
凝集阻止を得るのに適したpHレベル、例えば、7.4で本
発明のペプチド及び薬理的に使用し得る担体、例えば、
食塩水を包含する。これらは、血小板凝集を阻止するた
めにプラスミノーゲン活性化因子又はストレプトキナー
ゼのような血栓崩壊剤と混合することができる。これら
はまたヘパリン、アスピリン、又はワルファリンのよう
な抗凝血物質と混合することができる。静脈内投与は現
在好適な投与経路として予想される。これらは水に可溶
性であり、従って溶液として有効に投与することができ
る。
1つの例示的な応用として、ペプチドの適量を血管形
成術を受ける心臓発作の患者に静脈内投与する。投与は
血管形成術中又は数分前であり、血小板凝集を十分阻止
する量例えば定常状態の血漿濃度約0.05〜30μM/K、好
適には約0.3〜3μM/Kを得る量である。この量が得られ
るとき約1〜100ηM/K/分、好適には約10〜30ηM/K/分
の注入が血小板凝集を阻止するために維持される。患者
がバイパス手術を受けることが必要であれば、投与を直
ちに停止することができ、アスピリン又はモノクローナ
ル抗体のような他の物質による手術中の合併症を引き起
こさず、その効果は投与停止後数時間続く。
本発明はまた本発明のペプチド及び組織型プラスミノ
ーゲン活性化因子又はストレプトキナーゼを包含してい
る医薬組成物を含む。本発明はまた本発明の組成物の有
効量を患者に投与することを含む患者の血栓崩壊を促進
し、再閉塞を予防する方法を含む。
本発明はその精神又は実質的な特質から逸脱すること
なく他の特定の形で具体化することができる。従って上
述したこれらの具体例は、本発明の範囲を制限するもの
として解釈するべきではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステフエン エフ. ブラデイ アメリカ合衆国,19118 ペンシルヴア ニア,フイラデルフイア,クレフエルド ストリート 8803 (72)発明者 マーク イー. ダツガン アメリカ合衆国,19072 ペンシルヴア ニア,ナーバース,エヌ.エセツクス アヴエニユー ナンバー205ビー 300 (56)参考文献 特開 平2−246795(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式:
  2. 【請求項2】式:
  3. 【請求項3】請求項1記載のペプチド及び医薬的に使用
    し得る担体を包含している哺乳類のフィブリノーゲン−
    依存性血小板凝集を阻止するための組成物。
  4. 【請求項4】請求項2記載のペプチド及び医薬的に使用
    し得る担体を包含している哺乳類のフィブリノーゲン−
    依存性血小板凝集を阻止するための組成物。
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