JP2559190B2 - 膨張装置 - Google Patents

膨張装置

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JP2559190B2
JP2559190B2 JP4335849A JP33584992A JP2559190B2 JP 2559190 B2 JP2559190 B2 JP 2559190B2 JP 4335849 A JP4335849 A JP 4335849A JP 33584992 A JP33584992 A JP 33584992A JP 2559190 B2 JP2559190 B2 JP 2559190B2
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/264Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06BEXPLOSIVES OR THERMIC COMPOSITIONS; MANUFACTURE THEREOF; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS EXPLOSIVES
    • C06B33/00Compositions containing particulate metal, alloy, boron, silicon, selenium or tellurium with at least one oxygen supplying material which is either a metal oxide or a salt, organic or inorganic, capable of yielding a metal oxide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06DMEANS FOR GENERATING SMOKE OR MIST; GAS-ATTACK COMPOSITIONS; GENERATION OF GAS FOR BLASTING OR PROPULSION (CHEMICAL PART)
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
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    • B60G2202/45Other types, e.g. external jets for stability with particular characteristics

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、膨張式デバイス、たとえば膨張式の車両搭乗
者拘束具(inflatable vehicle o
ccupant restraint)を膨張させるた
めの装置に関するものである。
【0002】発明の背景 米国特許第3,723,205号明細書には、膨張式デ
バイス、たとえば膨張式の車両搭乗者拘束具を膨張させ
るためのインフレーターアセンブリーが示されている。
このインフレーターアセンブリーは、加圧下のガスおよ
びガス発生固体材料を収容する容器を含む。車両搭乗者
拘束具を膨張させるべき際には、スキブ(squib)
を作動させて容器内のガス発生固体材料に点火する。ガ
ス発生固体材料が燃焼するのに伴って、ガス発生固体材
料の燃焼により生じたガスおよび熱により容器内の圧力
が上昇する。予め定められた圧力に達すると、ラプチャ
ーディスク(rupture disk)が破壊して、
ガスが容器から膨張式の車両搭乗者拘束具へ流入しうる
状態になる。
【0003】車両搭乗者拘束具を膨張させるための他の
インフレーターアセンブリーが出願中の米国特許出願第
763,180号明細書(1991年9月20日出願、
名称″インフレーターアセンブリー″)に示されてい
る。この出願中の特許明細書に示されるインフレーター
アセンブリーも、加圧下のガスおよびガス発生固体材料
を収容する容器を含む。この容器はラプチャーディスク
により閉じられている。このインフレーターアセンブリ
ーはさらに、ディスクを破壊して容器からガス流を放出
し、かつ容器内のガス発生固体材料に点火すべく作動し
うるアクチュエーターアセンブリーをも含む。アクチュ
エーターアセンブリーはピストンおよび花火装填材料
(pyrotechnic charge)を含む。花
火装填材料は点火されるとピストンの頭部に対する圧力
を生じ、ピストンを移動させる。移動するピストンがラ
プチャーディスクを破壊して、ガス流を容器から放出す
る。点火された花火装填材料は燃焼生成物をも発生し、
これらはピストンから伸びた通路を通ってガス発生固体
材料へ導かれる。燃焼生成物はガス発生固体材料に点火
し、次いでこれがガスおよび熱を発生し、これが容器内
の圧力を上昇させる。加圧されたガスは容器から車両搭
乗者拘束具へ流入して車両搭乗者拘束具を膨張させる。
【0004】発明の概要 本発明は、膨張式デバイス、たとえば膨張式の車両搭乗
者拘束具を膨張させるための新規な改良されたインフレ
ーターアセンブリーである。このインフレーターアセン
ブリーは、破壊性壁面(rupturable wal
l)を備えたチャンバーを定める容器手段を含む。この
チャンバーは第1着火性材料(ignitable m
aterial)およびガスを収容する。第1着火性材
料が点火されてチャンバー内で燃焼すると、チャンバー
内のガスの圧力が上昇する。第1着火性材料は好ましく
はガスまたは固体材料であるが、いかなる着火性材料で
あってもよい。
【0005】このインフレーターアセンブリーは方向付
け手段および起爆手段(initiator mean
s)をも含む。方向付け手段はチャンバーの破壊性壁面
が破壊した際にガスを容器手段から膨張式デバイスへ方
向付ける。起爆手段はチャンバーの破壊性壁面を破壊
し、かつチャンバー内の第1着火性材料に点火する。起
爆手段は第2着火性材料を収容する。この第2着火性材
料は点火された際に圧力波を生じ、かつ燃焼生成物を放
出する。チャンバーの破壊性壁面は圧力波の通路に位置
し、圧力波により破壊する。チャンバー内の第1着火性
材料は第2着火性材料が放出する燃焼生成物の通路に位
置し、この燃焼生成物により点火される。好ましくは、
起爆手段内の第2着火性材料はチャンバーの外側に位置
する。
【0006】本発明に従って構成されたインフレーター
アセンブリーは、膨張式デバイスを効率的に膨張させ
る。起爆手段内の第2着火性材料はチャンバー内の第1
着火性材料に点火する機能のほか、チャンバーの破壊性
壁面を破壊させる機能を果たす。第2着火性材料により
生じる圧力波は、チャンバーの破壊性壁面へ向かって直
進する。従ってこのインフレーターアセンブリーは、第
2着火性材料からの圧力波の力を破壊性壁面へ伝達する
ために機械的デバイス、たとえばピストンを必要としな
い。
【0007】上記および他の本発明の特色は、添付の図
面を参照しながら以下の記載を読むことにより本発明の
当業者に明らかになるであろう。
【0008】発明の好ましい形態の説明 第1形態 図1に模式的に示すように、本発明の第1形態はインフ
レーターアセンブリー10である。インフレーターアセ
ンブリー10は、一般にエアバッグと呼ばれる膨張式の
車両搭乗者拘束具12を膨張させる。膨張式の車両搭乗
者拘束具12は衝突を暗示する車両減速に応答して膨張
する。膨張式の車両搭乗者拘束具12が膨張すると、車
両搭乗者の移動を拘束し、車両搭乗者が車内の部品に激
突するのから保護される。
【0009】インフレーターアセンブリー10は密閉さ
れたチャンバー16を備えた金属容器14を含む。チャ
ンバー16は不活性ガス、易燃性燃料ガスおよび酸化剤
ガスを含むガス混合物を収容する。不活性ガスは、好ま
しくは窒素もしくはアルゴン、または窒素とアルゴンの
混合物である。燃料ガスは、好ましくは水素もしくはメ
タン、または水素とメタンの混合物であるが、他のいず
れの易燃性ガスであってもよい。酸化剤ガスは好ましく
は酸素である。あるいは不活性ガスを排除して、極めて
過薄(fuel−lean)である可燃性ガス混合物を
用いることができる。既知の方法でチャンバー16の漏
洩検査を補助するために、少量の不活性トレーサーガ
ス、たとえばヘリウムを添加しうる。チャンバー16内
のガス混合物は、好ましくは出願中の米国特許出願第7
61,685号明細書(ブルメンタールらの名で199
1年9月18日に出願、名称″車両搭乗者拘束具を膨張
させるための装置″)に示される発明に従って配合され
る。
【0010】容器14はチャンバー16の1端の円形開
口22を定めるネック部分20を有する。容器14のネ
ック部分20は、円形のリム24およびねじ付き円筒形
外表26を有する。開口22は金属製ラプチャーディス
ク28で閉じられている。ラプチャーディスク28は外
表30および内表32を有する。ラプチャーディスク2
8の内表32は、開口22を密閉するためにネック部分
20のリム24に溶接されている。容器14はチャンバ
ー16に充填するための充填チューブ34をも備えてい
る。充填チューブ34は、充填チューブ34を閉じるた
めに溶接されたピンチ35を備えている。
【0011】インフレーターアセンブリー10は車両搭
乗者拘束具12の膨張を始動するための起爆アセンブリ
ー36をも含む。起爆アセンブリー36はスキブ38、
ディフューザーキャップ40および伝火部材(igni
ter member)42を含む。
【0012】スキブ38は、円筒形ヘッド部分44およ
びより小さな直径の円筒形ボディー部分46を有する。
円筒形ボディー部分46はねじ付き外表48を有する。
スキブ38は花火材料を含み、作動すると既知の様式で
花火材料の燃焼生成物を放出する。
【0013】ディフューザーキャップ40は、円筒形ヘ
ッド部分50およびより小さな直径の円筒形ボディー部
分52を有する。ヘッド部分50およびボディー部分5
2は両方ともディフューザーキャップ40の縦軸54を
中心とする。ディフューザーキャップ40は、縦軸54
を中心とした、ディフューザーキャップ40を貫通する
中心通路を定める、軸方向に伸びた3種類の内表60、
62および64をも有する。環状の、半径方向に広が
る、ディフューザーキャップ40の内表66が、軸方向
に第1円筒形内表60と第3円筒形内表64との間に位
置する。
【0014】ディフューザーキャップ40の第1円筒形
内表60はねじ付きであり、容器14のネック部分20
上に同軸で、ネック部分20のねじ付き外表26とかみ
あった状態で受容される。従ってディフューザーキャッ
プ40は容器14の外側に、ディフューザーキャップ4
0のボディー部分52を容器14のネック部分20上に
ねじ込むことにより取付けられる。図1に示すように、
ディフューザーキャップ40の環状内表66がラプチャ
ーディスク28の外表30に接するまで、ボディー部分
52をネック部分20上にねじ込むことが好ましい。
【0015】ディフューザーキャップ40の第2円筒形
内表62もねじ付きである。スキブ38がディフューザ
ーキャップ40内へ、スキブ38のねじ付き外表48が
ディフューザーキャップ40のねじ付き内表62とかみ
あった状態でねじ込まれる。ディフューザーキャップ4
0の第3円筒形内表64は比較的平滑な、ねじの無い表
面であり、ラプチャーディスク28とスキブ38の間に
軸方向に伸びたガス流路80を定める。ディフューザー
キャップ40はさらに4個の円筒形内表82を有し、そ
れらのうち2個が図1に示される。これら追加の円筒形
内表82は、第3円筒形内表64からディフューザーキ
ャップ40の外表へ向かって半径方向に外側へ伸びてい
る。追加の円筒形内表82はそれぞれ、軸方向ガス流路
80をディフューザーキャップ40の外側と連絡する複
数の半径方向ガス流路86の1つを定める。
【0016】図2に示すように、伝火部材42は着火性
材料92を充填したケーシング90を含む。ケーシング
90は、中心の軸方向に伸びた通路、ならびに広がった
両端部分94および96を有する長いプラスチックチュ
ーブである。中心通路はその長さ全体を通して全般的に
一定の直径をもつが、ケーシング90の第1末端部分9
4において半径方向に外側へフレアをなす。ケーシング
90の第1末端部分94は中心通路の直径が拡大してい
るため、着火性材料92の主要部分100を収容する。
主要部分100は、ケーシング90の第2末端部分96
に収容される着火性材料92の量より多い量の着火性材
料92である。ケーシング90の第1末端部分94は、
同様に第2末端部分96が定める円形開口104より広
い円形開口102を定める。従って着火性材料92の主
要部分100は、第2末端部分96の外側に面した円形
表面108より広い、第1末端部分94の外側に面した
円形表面106を有する。
【0017】ケーシング90内の着火性材料92は、好
ましくはペンタエリトリトールテトラニトラート(PE
NTN)80%、およびダウ・コーニング・コーポレー
ションから商標シルガード(SYLGARD)182で
市販されるシリコーンエラストマー20%である。金属
粒子、好ましくはジルコニウムおよび/またはチタンか
らなるものが着火性材料92に添加される。実際に用い
られる着火性材料92の量は、図1に模式的に示される
着火性材料92のボディーに比例した規模により示され
るものより実質的に少ない。説明を明瞭にするために、
着火性材料92のボディーに比例した規模が容器14に
対比して誇張されている。これは各図面に模式的に示さ
れる本発明の他の形態についても適用される。
【0018】図1に示すように、伝火部材42はディフ
ューザーキャップ40の軸方向ガス流路80内に位置す
る。ケーシング90の拡大した両端部分94および96
はそれぞれ、軸方向ガス流路80の直径とほぼ等しい直
径をもち、従って伝火部材42は軸方向ガス流路80内
に密着する。ケーシング90の第1末端部分94の着火
性材料92の表面106は、ラプチャーディスク28の
外表30に接することが好ましい。ケーシング90の第
2末端部分96の着火性材料92の表面108は、スキ
ブ38に接することが好ましい。
【0019】ガス流を容器14およびディフューザーキ
ャップ40から膨張式の車両搭乗者拘束具12へ向ける
ために、ディフューザーアセンブリー120が容器14
およびディフューザーキャップ40に付随する。ディフ
ューザーアセンブリー120は、複数のガス流オリフィ
ス124を備えた円筒形のディフューザー壁面122を
含む。円筒形のディフューザー壁面122は、ディフュ
ーザーキャップ40内の半径方向ガス流路86をガス流
オリフィス124と連絡するプレナム128を定める。
【0020】インフレーターアセンブリー10は電気回
路140が完成した時点で作動する。電気回路140は
起爆アセンブリー36のスキブ38を含み、かつ電源1
42およびスイッチ144を含む。電源142は好まし
くは車両用の電池および/またはコンデンサーである。
スイッチ144は好ましくは車両減速センサー146の
一部である。車両減速センサー146は、衝突を暗示す
る予め定められた割合の車両減速を感知し、この予め定
められた割合の車両減速に応答してスイッチ144を閉
じる。この種の車両減速センサーは当技術分野で既知で
ある。
【0021】車両が衝突した場合、車両減速センサー1
46が衝突により生じた減速を感知してスイッチ144
を閉じる。次いで電流が電源142からスキブ38を通
って流れ、スキブ38内の花火材料に点火する。花火材
料の燃焼生成物がスキブ38から放出され、伝火部材4
2内の着火性材料92の表面108と接触する。次いで
着火性材料92が点火される。着火性材料92は点火さ
れると圧力波を生じ、燃焼生成物を放出する。
【0022】着火性材料92により生じた圧力波は、着
火性材料92から半径方向および軸方向へ移動する。従
って容器14のチャンバー16を閉じているラプチャー
ディスク28は圧力波の通路に配置される。圧力波はラ
プチャーディスク28へ向かって直進し、ラプチャーデ
ィスク28を破壊し、これによりガス混合物を放出し、
開口22を通ってチャンバー16から流出させる。詳細
には、開口22内に半径方向に位置するラプチャーディ
スク28の中心部が、リム24に溶接されたラプチャー
ディスク28の周囲部分から剪断排除される。ラプチャ
ーディスク28の中心部は、圧力波によりチャンバー1
6内へ移動し、ガスが開口22を通ってチャンバー16
から流出するのをブロックしない。ラプチャーディスク
28の中心部は、圧力波により1マイクロ秒以内に開口
22から排除される。あるいはラプチャーディスク28
にラプチャーディスク28の弱部を定める刻み目を付け
ることができる。ラプチャーディスク28の弱部は圧力
波の力の下で破断し、ガス混合物をチャンバー16から
流出させるであろう。
【0023】着火性材料92により生じる圧力波はケー
シング90をも破砕する。圧力波はこれによりガスが開
口22から軸方向ガス流路80を通り、半径方向ガス流
路86を通ってプレナム128へ流入する通路を空け
る。ガス流はプレナム128からガス流オリフィス12
4を通って車両搭乗者拘束具12内へ続く。
【0024】着火性材料92が放出する燃焼生成物は、
火炎、蒸気および高温の粒子を含む。高温の粒子には、
着火性材料92に添加され、着火性材料92が点火され
た際に加熱された金属粒子が含まれる。若干の燃焼生成
物はチャンバー16内のガス混合物中へ噴入され、若干
の燃焼生成物は開口22からディフューザーキャップ4
0を通って移動するガス混合物に出会う。ガス混合物中
の易燃性燃料ガスが着火性材料92の燃焼生成物により
点火される。次いで易燃性燃料ガスは酸素の存在下で燃
焼し、易燃性燃料ガスの燃焼の結果、ガスの温度および
圧力が上昇する。容器14から膨張式の車両搭乗者拘束
具12へ向けられるガスの圧力は、チャンバー16内に
貯蔵されたガスが膨張式の車両搭乗者拘束具12を完全
に膨張させるのに十分なほど上昇する。
【0025】第2形態 本発明の第2形態を図3に示す。容器14内の密閉され
たチャンバー16は、不活性ガス、易燃性燃料ガスおよ
び酸化剤ガスを含有する上記のガス混合物を収容しな
い。その代わりにチャンバー16は可燃性金属線14
8、およびガス(酸素を含む)を収容する。可燃性金属
線148は好ましくはジルコニウムから形成され、好ま
しくは実質的にチャンバー16内のガスの容量全体にわ
たって伸びている。可燃性金属線148およびチャンバ
ー16内のガスの組成および量は、極めて好ましくはジ
ャック・L・ブルメンタールおよびピーター・シュタウ
ドハンマーの名で出願された、″車両搭乗者拘束具を膨
張させるための装置″と題する出願中の米国特許出願明
細書に従って選ばれる。
【0026】図3に示される可燃性金属線148は、図
1に関して先に述べた易燃性燃料ガスの機能を果たす。
可燃性金属線148も同様に着火性材料92の燃焼生成
物により点火される。可燃性金属線148の燃焼の結
果、容器14から膨張式の車両搭乗者拘束具12へ向か
うガスの圧力が上昇する。あるいはチャンバー16は可
燃性金属線148と易燃性燃料ガスを含有するガス混合
物の両方を収容することができる。この場合、可燃性金
属線148はガス混合物中の易燃性燃料ガスに対する補
助として用いられる。
【0027】第3形態 本発明の第3形態を図4に示す。本発明の第3形態にお
いては、容器14内のチャンバー16はガス発生固体材
料152を収容する。ガス発生固体材料152が着火性
材料92から放出される燃焼生成物により点火される
(図1)。ガス発生固体材料152が点火されて燃焼す
ると、それは大容量のガスを発生する。ガス発生固体材
料152の燃焼により生成した大容量のガスは容器14
内に貯蔵されているガスを増量させ、その結果、車両搭
乗者拘束具12を完全に膨張させるのに十分なガス流を
容器14から車両搭乗者拘束具12へ向けることができ
る。
【0028】ガス発生固体材料152は、図4に模式的
に示すように、好ましくはブースター装填材料154お
よびガス発生花火材料156本体からなる。ブースター
装填材料154は着火性材料92から放出される燃焼生
成物により直接に点火される。ブースター装填材料15
4が燃焼すると、ブースター装填材料154から放出さ
れる燃焼生成物によりガス発生花火材料156本体が点
火される。ブースター装填材料154は、好ましくは硝
酸カリウムホウ素(BKNO3)からなる。ガス発生花
火材料156は下記の組成を有しうる: 成分 重量% 過塩素酸カリウム 73% アジピン酸ジオクチル 8.7% ポリ塩化ビニル 6.6% カーボンブラック 0.05% 安定剤(ホウ素、クロム) 0.15% 硝酸カリウム 11.5% あるいはガス発生花火材料156本体は下記の組成を有
し、これはユニバーサル・プロパルジョン・カンパニー
社、タレイ・インダストリーズ・カンパニーによりX1
67−31(UPCo 6002)と表示される: 成分 重量% ゲオン121 AR(ポリ塩化ビニル樹脂) 5.594 アジピン酸ジオクチル 8.390 サームチェック120(安定剤) 0.149 サームチェックSV100(脂肪族溶剤類、バリウム塩類、 芳香族炭化水素類および亜鉛塩類の混合物) 0.075 炭酸ナトリウム 4.742 酸化鉄 0.050 過塩素酸カリウム、200 52.650 過塩素酸カリウム、20 28.350第4形態 本発明の第4形態を図5A−5Dに示す。本発明の第4
形態においては、図1および2に示した伝火部材42の
代わりに別形態の伝火部材150を用いる。
【0029】伝火部材150は着火性材料154を収容
したケーシング152を含む。ケーシング152は軸1
58を中心とする円筒形の側壁156を有する。ケーシ
ング152の側壁156は金属で形成されることが好ま
しいが、プラスチックで形成されてもよい。側壁156
は第1開放末端160および第2開放末端162を有す
る。着火性材料154の露出面164は側壁156の第
1開放末端160の外側に面している。着火性材料15
4の被覆面166は側壁156の第2開放末端162の
外側に面している。着火性材料154の被覆面166は
軸158を中心とする円錐形の形状をもつ。従って着火
性材料154は造形された装填材料として形成される。
着火性材料154が露出面164において点火される
と、被覆面166の円錐形のため圧力波が軸158上に
被覆面166を圧潰させ、着火性材料154からの燃焼
生成物を軸158に沿った方向に向ける。
【0030】伝火部材150はさらに側壁156の第2
開放末端162を閉じるライナー170を含む。ライナ
ー170は、側壁156の第2開放末端162から半径
方向および軸方向に内側へ伸びた側部172、および軸
158上にある基底部174を備えている。ライナー1
70は金属で形成されることが好ましいが、プラスチッ
クで形成されてもよい。ライナー170は、着火性材料
154の被覆面166上に被覆面166に接して広が
る。
【0031】図5Aに示した伝火部材150を、図1お
よび2に関して先に述べた伝火部材42の代わりに起爆
アセンブリー36内に収容しうる。伝火部材150を伝
火部材42と同様にディフューザーキャップ40内の軸
方向ガス流路80中に同軸で収容しうる。起爆アセンブ
リー36が車両搭乗者拘束具12の膨張を始動すると、
着火性材料154がその露出面164においてスキブ3
8により点火される。次いで着火性材料154が図5B
−5Dに示すように圧力波180を生じる。
【0032】図5Bに示すように、着火性材料154に
より生じた圧力波180はケーシング152の側壁15
6に向かって移動する。圧力波180がディフューザー
キャップ40の半径方向ガス流路86(図1)に隣接し
た位置にある部分の側壁156に達すると、それらの部
分の側壁156が圧力波180により破壊され、側壁1
56にガス出口182を定める。
【0033】図5Bに示すように、圧力波180がライ
ナー170の基底部174に達すると、ライナー170
はそのもとの円錐形から圧力波180により変形し始め
る。ライナー170は着火性材料154により生じた熱
によっても軟化および変形し始める。従って基底部17
4およびその周囲のライナー170の若干の材料は、ラ
イナー170の実質的に流動化した部分190となる。
【0034】着火性材料154は前記のように造形され
た装填材料として形成される。圧力波180の力がライ
ナー170へ向けられると、ライナー170は軸158
に沿って圧潰する。圧力波180の力はまずライナー1
70の基底部分174に作用し、次いで漸次ライナー1
70の側部172に作用する。従って圧力波180の力
は、図5Bおよび5Cに示すようにライナー170を漸
次左から右へ、軸158上に圧潰させる。こうしてライ
ナー170の基底部174は、側部172がケーシング
152から軸方向に押出される前に、ケーシング152
から軸方向に押出される。従ってライナー170の流動
化部分190は軸158に沿って、側部172を越えて
駆出される。
【0035】ライナー170の材料が図5Bに示す状態
から図5Cに示す状態へ変形するのに伴って、ライナー
170の基底部174は流動化し、漸次いっそう塊状に
なる。基底部174がいっそう塊状になるのに伴って、
基底部174より嵩の少ない流動化部分190は軸15
8に沿って基底部174より大きな速度で移動する。従
って流動化部分190はケーシング152の外へジェッ
トの形で噴出する。圧力波180は結果的にライナー1
70のすべての材料を基底部174および流動化部分1
90中へ押しやる。次いでライナー170の材料は、図
5Dに示すようにジェットの形でケーシング152から
排出する。
【0036】ライナー170の材料が図5Dに示すよう
にジェットの形でケーシング152から排出した時点
で、このジェットは図1に示す容器14を閉じているラ
プチャーディスク28を貫通するのに十分なほど強い力
で軸158に沿って移動している。次いでチャンバー1
6内のガス混合物が解放され、ジェットにより形成され
たラプチャーディスク28の穴を通ってチャンバー16
から流出する。またジェットは、ラプチャーディスク2
8を軟弱化し、圧力波180がラプチャーディスク28
を完全に破壊するのを助成する。この加熱されたジェッ
トはチャンバー16に収容される着火性材料に出会って
点火する。チャンバー16に収容される着火性材料は易
燃性燃料ガス、可燃性金属線またはガス発生固体材料の
いずれであってもよい。
【0037】第5形態 本発明の第5形態を図6に示す。本発明の第5形態にお
いては、図1に示した起爆アセンブリー36の代わりに
別形態の起爆アセンブリー200を用いる。
【0038】起爆アセンブリー200はディフューザー
キャップ202および伝火部材204を含む。ディフュ
ーザーキャップ202は、軸208を中心とする軸方向
ガス流路206を備えている。ディフューザーキャップ
202の複数の半径方向ガス流路210は、軸方向ガス
流路206をディフューザーキャップ202の外側と連
絡する。
【0039】図6Aに示すように、伝火部材204は着
火性材料214を収容した円筒形の金属製ケーシング2
12を含む。ケーシング212は縦軸216、末端壁面
218および開放末端220を有する。金属製ライナー
222がケーシング212の開放末端220を閉じる。
ライナー222は軸216を中心とする円錐形を有す
る。ライナー222は円錐形表面224に接して着火性
材料214を被覆する。従って着火性材料214および
ライナー222は、先に図5Aに関して述べた着火性材
料154およびライナー170と同様に配置される。従
って図6Aに示す伝火部材204は、着火性材料214
が点火された際にジェットを軸216に沿ってケーシン
グ212から外側へ向けるように構成される。
【0040】図6Aに示すように、伝火部材204はデ
ィフューザーキャップ202の軸方向ガス流路206内
に同軸で受容される。ライナー222は容器14上のラ
プチャーディスク28に隣接した位置にある。ケーシン
グ212の末端壁面218を貫通して伸びた電線230
は、着火性材料214内へ伸びた非絶縁部分232を有
する。電線230は、図1に関して先に述べた電気回路
140と同様な機能をもつ電気回路の一部である。電線
230を含む電気回路が、衝突を暗示する予め定められ
た割合の車両減速に応答すると、電線230の非絶縁部
分232に電流が流れる。次いで電線230の非絶縁部
分232が抵抗加熱され、着火性材料214に点火す
る。
【0041】着火性材料214は点火されると圧力波を
生じる。圧力波は、ディフューザーキャップ202の半
径方向ガス流路210に接した位置にある部分のケーシ
ング212を破壊する。ライナー222は任意である。
ライナー222を用いる場合、図5A−5Dに示したラ
イナー170に関して先に述べたと同様にライナー22
2によりジェットが形成される。ジェットは軸208お
よび216に沿って推進され、容器14上のラプチャー
ディスク28を貫通する。貫通されたラプチャーディス
ク28は完全に破壊され、圧力波により開口22から排
除される。こうしてチャンバー16内のガス混合物は解
放され、開口22およびディフューザーキャップ202
を通って膨張式デバイスの方へ流出する。さらにジェッ
トおよび/または着火性材料214の燃焼生成物は、チ
ャンバー16に収容される着火性材料に点火する。チャ
ンバー16に収容される着火性材料は易燃性燃料ガス、
可燃性金属線またはガス発生固体材料のいずれであって
もよい。
【0042】第6形態 図7に模式的に示すように、本発明の第6形態はインフ
レーターアセンブリー300である。インフレーターア
センブリー300は膨張式の車両搭乗者拘束具302を
膨張させる。車両搭乗者拘束具302は衝突を暗示する
車両減速に応答して膨張する。車両搭乗者拘束具302
は、膨張すると車両搭乗者の移動を拘束し、車両搭乗者
を車内部品への激突から保護する。
【0043】インフレーターアセンブリー300は密閉
されたチャンバー306を備えた金属容器304を含
む。チャンバー306は不活性ガス、易燃性燃料ガスお
よび酸化剤ガスを含むガス混合物を収容する。チャンバ
ー306に収容されるガス混合物は、図1に関して先に
述べた第1形態と同様に配合されることが好ましい。
【0044】容器304は、末端壁面308の中心を通
る円形開口を定める環状面310を含む末端壁面308
を有する。容器304はチャンバー306に充填するた
めの充填チューブ312をも備えている。充填チューブ
312は、充填チューブ312を閉じるために溶接され
たピンチ314を備えている。
【0045】インフレーターアセンブリー300は車両
搭乗者拘束具302の膨張を作動させるための起爆装置
322をも含む。起爆装置322は発射剤(prope
llant material)326を収容した金属
ハウジング324を含む。ハウジング324は、中心軸
329を有する円筒形側壁328、第1末端壁面330
および第2末端壁面332を有する。ハウジング324
の円筒形側壁328は、容器304の末端壁面308の
面310により定められる開口にぴったり受容される。
この開口は、チャンバー306内のガスがハウジング3
24の側壁328を越して漏出するのを防止すべくシー
ルされている。
【0046】ハウジング324の第1末端壁面330は
円筒形側壁328の第1末端を閉じ、チャンバー306
内のガスがハウジング324内へ流入するのを防止す
る。ハウジング324の第1末端壁面330は破壊しや
すく、従ってチャンバー306の破壊性壁面として作用
する。
【0047】ハウジング324の第2末端壁面332は
複数のガス流通用開口334を有する。バーストホイル
シート336がハウジング324の発射剤326とガス
流通用開口334の間に位置し、水分が発射剤326に
達するのを防止するハーメチックシールを提供する。図
7に示すように、好ましくはバーストホイルシート33
6は第2末端壁面332の内面に接着される。
【0048】発射剤326は円錐形表面338を有す
る。円錐形表面338は軸329を中心とし、ハウジン
グ324の第1末端壁面330に面している。従って発
射剤326は発射剤326が点火された際に燃焼生成物
のジェットを集中させ、軸329に沿った方向に向ける
ための造形された装填材料として形成される。図5Aに
関して先に述べた円錐形表面166と異なり、円錐形表
面338はライナーで被覆されていない。
【0049】発射剤326は多種多様な組成を有しう
る。発射剤326の組成の一例は下記のものである: 成分 重量% 硝酸カリウムホウ素(BKNO3) 72% 水素化チタン 14% 過塩素酸カリウム 14% 金属粒子、好ましくはジルコニウムおよび/またはチタ
ンから形成されるものが発射剤326に添加される。
【0050】インフレーターアセンブリー300はさら
に、ガス流を容器304から膨張式の車両搭乗者拘束具
302へ向けるディフューザーアセンブリー350を含
む。ディフューザーアセンブリー350は、複数のガス
流オリフィス356を備えた円筒形のディフューザー壁
面354を含む。円筒形のディフューザー壁面354
は、起爆剤ハウジング324内のガス流開口334をデ
ィフューザー壁面354のガス流オリフィス356と連
絡するプレナム358を定める。ガス流オリフィス35
6はプレナム358を車両搭乗者拘束具302と連絡す
る。
【0051】電気回路360は起爆装置322、電源3
62およびスイッチ364を含む。電源362は好まし
くは車両用の電池および/またはコンデンサーである。
スイッチ364は好ましくは車両減速センサー366の
一部である。車両減速センサー366は、衝突を暗示す
る予め定められた割合の車両減速を感知し、この予め定
められた割合の車両減速に応答してスイッチ364を閉
じる。前記のように、この種の車両減速センサーは当技
術分野で既知である。
【0052】車両が衝突した場合、車両減速センサー3
66が衝突により生じた減速を感知してスイッチ364
を閉じる。次いで電流が電気回路360に流れて、起爆
装置322を作動させる。電流は発射剤326内に伸び
た電線の非絶縁部分370に沿って流れる。次いで電線
の非絶縁部分370は抵抗加熱され、発射剤326に点
火する。あるいは当技術分野で既知であり、発射剤32
6に点火するのに適した点火システムを、いずれも使用
しうる。
【0053】点火された発射剤326は、火炎、蒸気お
よび高温の粒子を含む燃焼生成物を放出する。高温の粒
子には、発射剤326に添加され、発射剤326が点火
された際に加熱された金属粒子が含まれる。点火された
発射剤326は圧力波をも生じる。表面338の円錐形
により、圧力波は燃焼生成物を集中させ、ジェットの形
で軸329に沿った方向に向ける。燃焼生成物のジェッ
トはハウジング324の第1末端壁面330を貫通し、
次いでこれを破壊して、チャンバー306内へ移動す
る。圧力波が第1末端壁面330をさらに開放する。こ
うしてチャンバー306内のガス混合物は放出されて、
ハウジング324に流入する。
【0054】点火された発射剤326は、圧力波をハウ
ジング324の第2末端壁面332のバーストホイルシ
ート336に対しても向ける。バーストホイルシート3
36は圧力波の力の下で破断する。次いでガス流開口3
34がハウジング324の内側と連絡する。点火された
発射剤326は燃焼によって速やかに消費され、チャン
バー306内のガスがハウジング324を通ってプレナ
ム358に流入するための道を空ける。次いでチャンバ
ー306内のガスは、ハウジング324およびプレナム
358を通って車両搭乗者拘束具302へ流入し、車両
搭乗者拘束具302を膨張させる。あるいはハウジング
324の第2末端壁面332の代わりにハウジング32
4の第2末端を閉じるプラスチック製末端フィッティン
グを使用し、これが吹き飛んでハウジング324の第2
末端を開放し、ハウジング324を通るガスの流れを可
能にしてもよい。
【0055】前記のように、点火された発射剤326の
燃焼生成物のうち若干は第1末端壁面330を通ってチ
ャンバー306内のガス混合物内へジェットの形で噴出
する。さらに燃焼生成物のうち若干は起爆剤ハウジング
324を通って移動しているガス混合物に出会う。ガス
混合物中の易燃性燃料ガスが燃焼生成物により点火され
る。次いで易燃性燃料ガスは酸素の存在下で燃焼し、易
燃性燃料ガスの燃焼の結果としてガス混合物の温度およ
び圧力が上昇する。容器304から膨張式の車両搭乗者
拘束具302へ向かうガスの圧力は、チャンバー306
内に貯蔵されたガスが車両搭乗者拘束具302を完全に
膨張させるうのに十分なほど上昇する。
【0056】本発明の第6形態の変形においては、発射
剤326の表面338が図7に示した軸を中心とする円
錐形と異なる形状をもつことができる。表面338の形
状は、完全に軸329上に集中するものではない″焦点
はずれ″のジェットを与える既知の様式に調整されても
よい。このような焦点はずれのジェットは、ハウジング
324の第1末端壁面330の比較的広い表面積に衝撃
を与えるであろう。従って焦点はずれのジェットは、軸
329上に集中して第1末端壁面330を破壊するジェ
ットより十分に第1末端壁面330を破壊するであろ
う。
【0057】本発明の第6形態の他の変形においては、
図7に示したチャンバー306が可燃性金属線、たとえ
ば図3に関して先に述べた可燃性金属線148を収容す
ることができる。チャンバー306内に配置されるこの
ような可燃性金属線は、チャンバー306に収容された
ガス混合物中の易燃性燃料ガスの代替または補助として
用いられるであろう。
【0058】本発明の第6形態のさらに他の変形におい
ては、図7に示したチャンバー306がガス発生固体材
料、たとえば図4に関して先に述べたガス発生固体材料
152を収容することができる。チャンバー306内に
収容されるこのようなガス発生固体材料は、ハウジング
324内の発射剤326から放出された燃焼生成物によ
り点火されて燃焼した際に、熱および大量のガスを発生
するであろう。ガス発生固体材料の燃焼により発生した
熱およびガスは、チャンバー306内に貯蔵されている
ガスの圧力を上昇させ、かつ増量するであろう。車両搭
乗者拘束具302を完全に膨張させるのに十分なガス流
が、容器304から車両搭乗者拘束具302内へ向けら
れるであろう。
【0059】第7形態 図8に部分的に示すように、本発明の第7形態は膨張式
デバイス、たとえば膨張式の車両搭乗者拘束具を膨張さ
せるためのインフレーターアセンブリー400である。
図8に示したインフレーターアセンブリー400の部品
には、金属容器410および起爆アセンブリー412が
含まれる。
【0060】容器410は密閉されたチャンバー414
および薄壁部分416を有する。チャンバー414は、
図1に関して先に述べた本発明の第1形態の場合と同様
に配合されたガス混合物を収容することが好ましい。容
器410の薄壁部分416は容器410の破壊しやすい
壁部分である。
【0061】起爆アセンブリー412は容器410に溶
接されたコップ状金属ハウジング418を含む。ハウジ
ング418は、中心軸420、複数のガス流開口422
および開放末端424を有する。ハウジング418の開
放末端424は、容器410の薄壁部分416上に受容
され、それを囲む。
【0062】起爆アセンブリー412はハウジング41
8に収容された発射剤430をも含む。発射剤430
は、図7に関して先に述べた発射剤326と同じ組成を
もつことが好ましい。金属粒子、好ましくはジルコニウ
ムおよび/またはチタンからなるものを発射剤430に
添加する。
【0063】図8に示すように発射剤430は、軸42
0上に中心をもち、容器410の薄壁部分416に面し
た、円錐形表面432を有する。従って発射剤430
は、発射剤430が点火された際に燃焼生成物のジェッ
トを軸420に沿って集中させ、薄壁部分416の方向
に向ける造形された装填材料として形成される。発射剤
430とガス流開口422との間に1片または2片以上
のバーストホイル材料434が配置され、発射剤430
を水分から保護するハーメチックシールを提供する。
インフレーターアセンブリー400は、図1および図7
に関して先に述べた電気回路140および360と同様
に機能する電気回路の一部である電線440をも含む。
電線440は、ハウジング418内の発射剤430中へ
伸びた非絶縁部分442を有する。電線440を含む電
気回路が衝突を暗示する予め定められた割合の車両減速
に応答した場合、電線440に電流が流れ、非絶縁部分
442を抵抗加熱する。次いで電線440の非絶縁部分
442が発射剤430に点火する。
【0064】発射剤430は点火されると火炎、蒸気お
よび高温の粒子を含む燃焼生成物を放出する。高温の粒
子には、発射剤430に添加され、発射剤430が点火
された際に加熱された、金属粒子が含まれる。点火され
た発射剤430は圧力波をも生じる。表面432の円錐
形により、圧力波は燃焼生成物を集中させ、ジェットの
形で軸420に沿った方向に向ける。燃焼生成物のジェ
ットは容器410の薄壁部分416を貫通してチャンバ
ー414内へ移動する。圧力波は薄壁部分416をさら
に破壊する。こうしてチャンバー414内のガス混合物
は解放されて、ハウジング418に流入する。
【0065】点火された発射剤430は、圧力波をハウ
ジング418のガス流開口422のバーストホイル材料
434に対しても向ける。バーストホイル材料434は
圧力波の力の下で破断する。こうしてガス流開口422
がハウジング418の内側と連絡する。点火された発射
剤430は燃焼によって速やかに消費され、チャンバー
414内のガスがハウジング418を通り、ガス流開口
422から外側へ流出して膨張式デバイスへ向かうため
の道を空ける。
【0066】点火された発射剤430の燃焼生成物のう
ち若干は、容器410の薄壁部分416を通ってチャン
バー414内のガス混合物中へジェットの形で噴出す
る。さらに燃焼生成物のうち若干は、ハウジング418
を通って移動しているガス混合物に出会う。ガス混合物
中の易燃性燃料ガスが発射剤430の燃焼生成物により
点火される。次いで易燃性燃料ガスは酸素の存在下で燃
焼し、易燃性燃料ガスの燃焼の結果としてガス混合物の
温度および圧力が上昇する。容器410から膨張式デバ
イスへ向かうガスの圧力は、チャンバー414内に貯蔵
されたガスがデバイスを完全に膨張させるうのに十分な
ほど上昇する。本発明の上記の形態に関して、本発明の
第7形態のチャンバー414は易燃性燃料ガス、可燃性
金属線および/またはガス発生固体材料を収容すること
ができる。
【0067】以上の本発明の説明から、当業者は改良、
変更および修正を行うことができるであろう。たとえば
容器の破壊しやすい壁面を破壊して容器内の着火性材料
に点火する燃焼生成物を放出しうる起爆剤は、いずれも
本発明に使用しうる。さらに以上の形態の起爆剤は、着
火性材料に点火する高温の粒子および他の燃焼生成物を
放出するものとして記載されたが、それらの粒子が容器
壁面の破壊の結果として生じてもよい。従ってその場
合、高温の粒子は壁面材料であろう。さらに、圧力波が
チャンバー内の発火性材料と衝突した際に、チャンバー
に収容される発火性材料に点火することもできる。当業
者がなしうる範囲のこれらの改良、変更および修正は特
許請求の範囲に包含されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1形態に従って構成された、車両搭
乗者拘束具を膨張させるための装置の模式図である。
【図2】図1に示す装置の一部の断面図である。
【図3】本発明の第2形態を示す。
【図4】本発明の第3形態を示す。
【図5】図5A−5Dは本発明の第4形態を示す断面図
である。
【図6】本発明の第5形態を示す。図6Aは図6に示す
装置の一部の断面図である。
【図7】本発明の第6形態に従って構成された、車両搭
乗者拘束具を膨張させるための装置の模式図である。
【図8】本発明の第7形態を示す。
【符号の説明】
10 インフレーターアセンブリー 12 車両搭乗者拘束具 14 容器 16 14のチャンバー 20 14のネック部分 22 16の開口 24 20のリム 26 20のねじ付き円筒形外表 28 ラプチャーディスク 30、32 28の内表、外表 34 充填チューブ 35 ピンチ 36 起爆アセンブリー 38 スキブ 40 ディフューザーキャップ 42 伝火部材 44、46 38のヘッド部分、ボディー部分 48 46のねじ付き外表 50、52 40のヘッド部分、ボディー部分 54 40の軸 60、62、64、66、82 40の内表 80、86 軸方向ガス流路、半径方向ガス流路 90 ケーシング 92 着火性材料 94、96 90の両端部分 100 92の主要部分 102、104 94、96の開口 106、108 100の表面 120 ディフューザーアセンブリー 122 ディフューザー壁面 124 ガス流オリフィス 128 プレナム 140 電気回路 142 電源 144 スイッチ 146 車両減速センサー 148 可燃性金属線 150 伝火部材 152 ガス発生固体材料 154 ブースター装填材料 156 ガス発生花火材料 152 ケーシング 154 着火性材料 156 152の側壁 158 152の軸 160、162 156の第1開放末端、第2開放末端 164、166 154の露出面、被覆面 170 ライナー 172、174 170の側部、基底部 180 圧力波 182 ガス出口 190 170の流動化した部分 200 起爆アセンブリー 202 ディフューザーキャップ 204 伝火部材 206、210 軸方向ガス流路、半径方向ガス流路 212 ケーシング 214 着火性材料 216、218、220 212の軸、末端壁面、開放
末端 222 ライナー 224 222の円錐形表面 230 電線 232 230の非絶縁部分 300 インフレーターアセンブリー 302 車両搭乗者拘束具 304 容器 306 304のチャンバー 308 304の末端壁面 310 308の開口を定める環状面 312 充填チューブ 314 ピンチ314 322 起爆装置 324 ハウジング 326 発射剤 328、330、332 ハウジングの側壁、第1末端
壁面、第2末端壁面 329 322の軸 334 ガス流通用開口 336 バーストホイルシート 338 326の円錐形表面 350 ディフューザーアセンブリー 354 ディフューザー壁面 356 ガス流オリフィス 358 プレナム 360 電気回路 362 電源 364 スイッチ 366 車両減速センサー 370 電線の非絶縁部分 400 インフレーターアセンブリー 410 容器 412 起爆アセンブリー 414 410のチャンバー 416 410の薄壁部分 418 412のハウジング 420 軸 422 ガス流開口 424 418の開放末端 430 発射剤 432 430の円錐形表面 434 バーストホイル材料 440 電線 442 440の非絶縁部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・エス・ヘッドレー アメリカ合衆国アリゾナ州85302,グレ ンデール,ウエスト・コチーズ 4833 (72)発明者 ジョン・エイチ・セムチェナ アメリカ合衆国ミシガン州48073,ロイ ヤル・オーク,ダーラム 3818 (72)発明者 リチャード・ジェイ・トンプソン アメリカ合衆国ミシガン州48444,イム レー・シティ,ウエストウッド・ドライ ヴ 635 (72)発明者 アーンスト・エム・フェイグル アメリカ合衆国アリゾナ州48444,イム レー・シティ,ウインスロー 2510 (72)発明者 グレゴリー・ビー・グレース アメリカ合衆国アリゾナ州85234,ギル バート,ノース・ジァマイカ・ウエイ 1353 (56)参考文献 特開 平1−289736(JP,A) 特公 昭50−7334(JP,B1)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張式デバイスを膨張せしめる装置であ
    って、 密封されており且つ前記膨張式デバイスを膨張せしめる
    ある貯蔵量の加圧膨張ガスを収容する圧力チャンバーを
    形成する容器手段と、 方向付け手段と、 起爆手段と、を備えて成り、前記容器手段は、破壊性壁
    面を含み、該破壊性壁面は前記加圧膨張ガスを前記圧力
    チャンバーから流出せしめるガス出口用開口を開く様に
    破壊可能であり、前記圧力チャンバーは、前記加圧膨張
    ガスの温度および圧力を、前記膨張式デバイスを膨張さ
    せるのに充分な程度の高さに高めるための第1着火性手
    段を収容し、該第1着火性手段は第1着火性材料を含
    み、該第1着火性材料は前記加圧膨張ガスと共に前記圧
    力チャンバー内に収容されて点火されたとき燃焼物を発
    生し、該燃焼物は前記膨張ガスの温度および圧力を前記
    高さに高め、 前記方向付け手段は、前記破壊性壁面が破壊されたとき
    に前記加圧膨張ガスを圧力チャンバーからガス出口用開
    口を通して膨張式デバイスの中に指向し、 前記起爆手段は、先ず、前記ガス出口用開口を開くため
    に前記破壊性壁面を破壊し、次いでこの破壊性壁面の破
    壊後に前記圧力チャンバー内の前記第1着火性材料を点
    火し、且つ該起爆手段は、第2着火性材料を含み、該第
    2着火性材料は点火されたときに圧力波を発生すると共
    に、前記破壊性壁面を破壊し且つ前記第1着火性材料を
    点火する燃焼物を放出する、ことを特徴とする膨張装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2着火性材料は前記圧力チャンバ
    ーの外側に配置されている請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力チャンバー内の前記第1着火性
    材料は易燃性燃料ガスを含み、更に、前記圧力チャンバ
    ー内に酸化剤を含んで成る請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力チャンバー内の第1着火性材料
    は可燃性金属線を含み、更に、前記圧力チャンバー内に
    酸化剤を含んで成る請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記圧力チャンバー内の前記第1着火性
    材料はガス発生固体材料を含み、更に、前記圧力チャン
    バー内に酸化剤を含んで成る請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記起爆手段は第1開放末端と第2開放
    末端とを有する管状のケーシングを含み、前記第2着火
    性材料は前記ケーシング内に収容されると共に前記第1
    開放末端の外側に面した第1面と前記第2開放末端の外
    側に面した第2面とを有し、前記起爆手段は、更に、前
    記第2着火性材料を前記第2面において点火する手段を
    含み、且つ該起爆手段は前記ケーシングを第1面が破壊
    性壁面に面した位置に支持する請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第1面は前記第2面より大きい請求
    項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記第2着火性材料は表面手段を備えた
    ある形状を有する装薬として形成されて前記圧力波を軸
    線に沿って集中せしめると共に前記燃焼物を推進せし
    め、前記起爆手段は、更に、前記第2着火性材料の表面
    手段上に亘って受容されたライナー手段を含み、該ライ
    ナー手段は、破壊性壁面を貫通するために前記軸線に沿
    う圧力波によって移動し得るジェットの状態に該圧力波
    によって変形可能である請求項1記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記第2着火性材料は表面手段を有する
    ある形状の装薬として形成されて前記破壊性壁面を貫通
    するジェットの形態で軸線に沿って圧力波を集中せしめ
    ると共に燃焼物を推進せしめる請求項1記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記第2着火性材料は円筒形の側壁、
    第1および第2末端壁面を有するハウジング内に前記圧
    力波の外側に配置され、前記ハウジングの第1末端壁面
    は前記破壊性壁面から成り、前記ハウジングの第2末端
    壁面は前記ハウジングの内側を前記ハウジングの外側に
    連通せしめるガス流開口手段を有する請求項9記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 前記膨張式デバイスは車輌乗員拘束器
    であり、更に、車輌の所定量の減速を検出し且つ第2着
    火性材料を前記検出に応じて点火する手段を含んで成る
    請求項1記載の装置。
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