JP2559136Y2 - 車軸駆動装置 - Google Patents

車軸駆動装置

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JP2559136Y2
JP2559136Y2 JP1995002583U JP258395U JP2559136Y2 JP 2559136 Y2 JP2559136 Y2 JP 2559136Y2 JP 1995002583 U JP1995002583 U JP 1995002583U JP 258395 U JP258395 U JP 258395U JP 2559136 Y2 JP2559136 Y2 JP 2559136Y2
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JP
Japan
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release lever
oil passage
mounting surface
upper case
rod
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JP1995002583U
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秀介 根本
英章 岡田
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はHST式変速装置を、車
軸を支承するハウジングに一体的に構成した車軸駆動装
置において、油圧ポンプと油圧モーターとの間の油路の
油圧を抜くバイパス弁の解除レバーの配置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人が先に開発した車軸駆動装置に
おいては、図1と図2と図6に図示する如く、バイパス
弁の開閉装置は、下部ケースの側面に設けた押し棒の押
引き操作により行っていた。故に、ハウジングの側面で
あるので、押し棒の操作がやり難く、また分解組立も複
雑となっていたのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、油圧ポンプ
と油圧モーターの間を連結する油路の圧力を抜くことに
より、車軸駆動装置の回転を自由にする為の昇降ロッド
を、ハウジングの上面に突出配置することにより、バイ
パス弁の開閉操作を、オペレータにより容易に出来るよ
うにするものである。また、ハウジング1の上部と、車
軸駆動装置が駆動する機体との間には、大きなスペース
が取れないので、昇降ロッドに係合した解除レバーを、
水平回動操作可能として、車軸駆動装置と機体との間の
狭い空間で、解除レバーの操作回動スペースを確保した
ものである。また、昇降ロッドに対して、解除レバーは
遊嵌とし、該解除レバーは、その上に固定したピンによ
り抜け止め状態とすることにより、ハウジングの分解組
立に際して、ピンの挿抜により、簡単に解除レバーを脱
着することを可能とし、昇降ロッドが上部ケースを貫通
していても、組立分解が簡単に出来る構成としたもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような問題
点を解消すべく、次の如く構成したものである。請求項
1においては、上部ケース1aと下部ケース1bを接合
して構成したハウジング1内に油路板3を配置し、該油
路板3にポンプ取付面3bとモーター取付面3iを構成
し、ポンプ取付面3bに油圧ポンプを、モーター取付面
3iに油圧モーターを装着し、更に油圧ポンプと油圧モ
ーターを連通する油路を油路板3に穿設し、該油路内に
圧力を抜くバイパス弁15,16を設けた構成におい
て、該バイパス弁15,16を開放する弁杆15a,1
6aを、ハウジング1の内部で上下する昇降ロッド34
により開閉操作可能とし、該昇降ロッド34は、上部ケ
ース1aを貫通して上方へ突設したものである。請求項
2においては、昇降ロッド34は、該上部ケース1aの
上面に設けた解除レバー35に係合され、該解除レバー
35の水平回動操作により、昇降ロッド34を上下動さ
せ、バイパス弁15,16を開閉すべく構成したもので
ある。請求項3においては、昇降ロッド34が上部ケー
ス1aを貫通した位置に、解除レバー35を遊嵌枢支
し、更に解除レバー35の上方の昇降ロッド34にピン
36を係止し、該解除レバー35の回動部には山部35
a,35aを突出し、解除レバー35を回動すると、山
部35a,35aによりピン36を持ち上げて昇降ロッ
ド34を上昇させ、弁杆15a,16aを押してバイパ
ス弁15,16を開き、これによりHST式変速装置内
の圧力を抜くべく構成したものである。
【0005】
【実施例】本考案の目的は以上の如くであり、添付の図
面に示した実施例の構成に基づいて、本考案の構成を説
明する。図1は、バイパス弁15,16を開放する弁杆
15a,16aを押し棒19により操作する従来の車軸
駆動装置の平面断面図、図2は同じく従来の車軸駆動装
置の後面断面図である。車軸駆動装置の車軸ケースであ
るハウジング1は上下に分割されて上部ケース1aと下
部ケース1bよりなり、該ハウジング1に車軸13,1
3を軸支し、HST式変速装置を内装し、モーター軸5
の端部にブレーキ装置を配設している。前記HST式変
速装置は、可変容量型の油圧ポンプと、固定容量型の油
圧モーターと、該油圧ポンプと油圧モーターを装着して
流体的に結合する為の油路板3の組合せにより構成され
る。前記ハウジング1に支承された車軸13,13の中
央部にデフ装置Dを設け、該デフ装置Dのデフリングギ
ヤ28とカウンター軸26上の刻設歯車26aとを噛合
し、該カウンター軸26上に固設した大径歯車27はモ
ーター軸5上に刻設した歯車5aと噛合している。
【0006】減速歯車列はこの場合歯車5a、大径歯車
27、刻設歯車26a、デフリングギヤ28により構成
されている。モーター軸5とカウンター軸26と車軸1
3,13の夫々の軸芯を、前記ハウジング1内において
同一平面内に配置し、ハウジング1により支承するとと
もに、該平面の箇所より該ハウジング1を分割可能と
し、前記上部ケース1aと下部ケース1bを形成してい
るのである。該モーター軸5は一側を車軸ケース1にて
軸支し、その先端にはブレーキドラム29が固設され、
車軸ケース1の側面に固設した蓋体31に枢支したブレ
ーキレバー30を回動することにより制動できるよう構
成している。
【0007】前記油路板3は、横板部3aと立板部3j
とを連続的に形成した単一の部材であり、ポンプ軸6と
モーター軸5の各回転軸芯が互いに直角を成し、かつ、
ポンプ軸6の軸芯がモーター軸5の軸芯と車軸13,1
3の軸芯の間で直交配置するように、横板部3aの上面
にポンプ取付面3bを、立板部3jの外側面にモーター
取付面3iを形成している。ポンプ取付面3bには油圧
ポンプの吸入側と吐出側に繋がる半月状油路3c,3d
を、モーター取付面3iには油圧モーターの吸入側と吐
出側に繋がる半月状油路3m,3nを開口している。
【0008】そして横板部3aの3箇所にボルト挿通孔
を設け、前記上部ケース1aの分割面に、そのポンプ取
付面3b側を接当させてボルト締結することにより、油
路板3をハウジング1内に固定している。ポンプ取付面
3bの中央にポンプ軸6が立設され、上部ケース1aよ
り上方に貫通突出し、その上端に入力プーリー2が固設
されている。該ポンプ軸6にはシリンダーブロック7が
外嵌され、該シリンダーブロック7でポンプ軸6の周囲
には、スプリングにて付勢されたピストン8,8・・・
が結合される。該ピストン8,8・・・の上端はスラス
ト軸受を嵌合した可変斜板に当接され、該可変斜板は変
速レバーに連設され、該変速レバーの回動により可変斜
板の傾斜を変更し、作動油の送油量及び送油方向を変更
して変速を可能としているのである。
【0009】また、前記半月状油路3c,3dと略平行
に車軸13側から油路板3内に水平油路3e,3fが穿
設され、該水平油路3e,3fの開口端には栓13,1
4により蓋され、下部ケース1bに形成されたリブ1
c,1cにて栓13,14の抜け止めが行われている。
また、前記水平油路3e,3fに直交してそれぞれに連
通する水平油路3g,3hが油路板3の側面より穿設さ
れ、該水平油路3g,3hの開口部にはバイパス弁1
5,16が嵌装され、該バイパス弁15,16には弁杆
15a,16aが嵌挿され、チェック弁の作用をし、そ
の先端は側方へ突出して板バネ18に係合されている。
該板バネ18は下部ケース1bに軸支した、従来技術で
ある押し棒19と当接し、該押し棒19を押すことによ
りHST式変速装置内の圧力を抜くことを可能としてい
る。
【0010】そして、バイパス弁15,16の中途部か
ら油路板3底面に吸入孔3p,3qが開口され、該底面
と下部ケース1bの間に介装したフィルター17を介し
て、車軸ケース1内の潤滑油をHST式変速装置内に作
動油として供給可能としている。また、前記水平油路3
g,3hの開口部と反対側の側面に設けられたモーター
取付面3iには半月状油路3m,3nが穿設され、それ
ぞれ前記水平油路3g,3hと連通している。前記モー
ター取付面3iの中央には車軸13と平行にモーター軸
5が突出され、該モーター軸5にシリンダーブロック2
0が外嵌され、該シリンダーブロック20にスプリング
21,21・・・に付設されたピストン22,22・・
・が嵌合され、該ピストン22,22・・・の先端は固
定されたスラストベアリング24に当接されている。
【0011】図3,図4,図5は、本考案の実施例を示
す図面である。バイパス弁15,16を水平油路3e,
3fの開口側に設けた実施例であり、該バイパス弁1
5,16の下方には前記同様に吸入孔を設けてフィルタ
ー17を介して潤滑油を補給可能としている。バイパス
弁15,16を強制開放させる為の押圧機構の一例を説
明すると、弁杆15a,16aの先端には楔状の当接板
15b,16bが固設され、該当接板15b,16bの
反対面側に押圧板33が配され、該押圧板33は側面視
台形状に構成されて当接面33aを当接板15b,16
bの傾斜に合わせた形状としている。
【0012】該押圧板33の中央は昇降ロッド34下端
に固設され、該昇降ロッド34上端部は上部ケース1a
を貫通して昇降摺動はできるが左右に回動できないよう
に垂下軸支され、その上端に解除レバー35を枢支して
ピン36にて係止している。該解除レバー35の回動部
には山部35a,35aが上方に突出され、解除レバー
35を回動すると該山部35a,35aがピン36を持
ち上げて昇降ロッド34を上昇させ、押圧板33が当接
板15b,16bを押してバイパス弁15,16を開
き、HST式変速装置内の圧力を抜くように構成されて
いる。図6は、車軸13と平行にモーター軸5を横設
し、該モーター軸5の仮想延長線上にポンプ軸を立設し
て油圧ポンプを設けるような油路板3とした技術が開示
されている。
【0013】
【考案の効果】以上のような構成により、本考案は次の
ような効果が得られるのである。請求項1の如く構成し
たので、油圧ポンプと油圧モーターの間を連結する油路
の圧力を抜くことにより、車軸駆動装置の回転を自由に
する為の昇降ロッド34を、ハウジング1の上面に突出
配置することができ、バイパス弁15,16の開閉操作
が、オペレータにより容易に可能な位置に、レバーの配
置ができるようになったのである。
【0014】請求項2の如く構成したので、ハウジング
1の上部と、車軸駆動装置が駆動する機体との間には、
大きなスペースが取れないのであるが、昇降ロッド34
に係合した解除レバー35を、水平回動操作可能とした
ことにより、昇降ロッド34とは直交して配置すること
ができ、車軸駆動装置と機体との間の狭い空間で、解除
レバー35の操作回動スペースを確保することが出来た
のである。
【0015】請求項3の如く構成したので、昇降ロッド
34に対して、解除レバー35は遊嵌した状態であり、
該解除レバー35は、その上に固定したピン36により
抜け止め状態としていることとなり、ハウジング1の分
解組立に際して、ピン36の挿抜により、簡単に解除レ
バー35を脱着することが可能となり、昇降ロッド34
が上部ケース1aを貫通しているにも関わらず、組立分
解が簡単に出来る構成に出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】バイパス弁15,16を開放する弁杆15a,
16aを押し棒19による操作する、従来の車軸駆動装
置の平面断面図。
【図2】同じく従来の車軸駆動装置の後面断面図。
【図3】車軸側開口部にバイパス弁を設けた本考案の実
施例の油路板の平面断面図。
【図4】同じく車軸ケースの側面断面図。
【図5】弁杆押圧部の斜視図。
【図6】従来の車軸ケースの平面断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 上部ケース 1b 下部ケース 13 車軸 5 モーター軸 3i モーター取付面 3 油路板 3a 横板部 3j 縦板部 3e,3f 水平油路 15,16 バイパス弁 15a,16a 弁杆 15b 16b 当接板 33 押圧板 34 昇降ロッド 35 解除レバー 35a 山部 36 ピン

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部ケース1aと下部ケース1bを接合
    して構成したハウジング1内に油路板3を配置し、該油
    路板3にポンプ取付面3bとモーター取付面3iを構成
    し、ポンプ取付面3bに油圧ポンプを、モーター取付面
    3iに油圧モーターを装着し、更に油圧ポンプと油圧モ
    ーターを連通する油路を油路板3に穿設し、該油路内に
    圧力を抜くバイパス弁15,16を設けた構成におい
    て、該バイパス弁15,16を開放する弁杆15a,1
    6aを、ハウジング1の内部で上下する昇降ロッド34
    により開閉操作可能とし、該昇降ロッド34は、上部ケ
    ース1aを貫通して上方へ突設したことを特徴とする車
    軸駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の昇降ロッド34は、該上
    部ケース1aの上面に設けた解除レバー35に係合さ
    れ、該解除レバー35の水平回動操作により、昇降ロッ
    ド34を上下動させ、バイパス弁15,16を開閉すべ
    く構成したことを特徴とする車軸駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の昇降ロッド34が上部ケ
    ース1aを貫通した位置に、解除レバー35を遊嵌枢支
    し、更に解除レバー35の上方の昇降ロッド34にピン
    36を係止し、該解除レバー35の回動部には山部35
    a,35aを突出し、解除レバー35を回動すると、山
    部35a,35aによりピン36を持ち上げて昇降ロッ
    ド34を上昇させ、弁杆15a,16aを押してバイパ
    ス弁15,16を開き、これによりHST式変速装置内
    の圧力を抜くべく構成したことを特徴とする車軸駆動装
    置。
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