JP2559127Y2 - ワイヤドット印字ヘッド - Google Patents

ワイヤドット印字ヘッド

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JP2559127Y2
JP2559127Y2 JP3529992U JP3529992U JP2559127Y2 JP 2559127 Y2 JP2559127 Y2 JP 2559127Y2 JP 3529992 U JP3529992 U JP 3529992U JP 3529992 U JP3529992 U JP 3529992U JP 2559127 Y2 JP2559127 Y2 JP 2559127Y2
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JP
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guide
guide nose
print head
nose
distal end
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JP3529992U
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隆則 三村
登 大石
充 岸本
紘一 安藤
正博 立上
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシリアルプリンタにおけ
るドット印字ヘッドの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来のワイヤドット印字ヘッド
の断面図を示す。これは、バネチャージ型印字ヘッドの
ものである。以下、この機構および動作について説明す
る。図において、印字ワイヤ15の基部はアーマチュア
16の先端に固定される。そのアーマチュア16はバイ
アス用板ばね4の先部に支持される。ガイドフレーム1
とキャップ10との間にはベース8、永久磁石7、マグ
ネットヨーク6、磁性スペーサ5、バイアス用板ばね
4、アーマチュアヨーク3、ストッパ2、およびガイド
ノーズ12がクランプスプリング9を介して順次固定さ
れている。
【0003】非印字状態において永久磁石7の磁束がベ
ース8、コア17、アーマチュアヨーク3、マグネット
ヨーク6からなる磁気回路を形成し、これによってアー
マチュア16は板ばねの弾力に抗してコア17に吸引さ
れる。一方印字する場合は電磁石18を励磁し、永久磁
石7の磁束とは逆の磁束を生じさせる。するとアーマチ
ュア16の吸引が開放され板ばねの弾性反力によってア
ーマチュア16がその他端を中心にして可動すると共
に、自由端に取付けた印字ワイヤ15を駆動させる。
【0004】媒体への印字は、印字ワイヤ15と媒体1
3との間にインクリボン14を介して行なわれ、複数の
印字ワイヤを選択的に印字動作させることによって媒体
上にドット構成の文字やグラフィックパターンが印字さ
れる。ここで用いるガイドノーズ12は2分割したもの
を図6で示したガイドノーズ12Rおよび12Lの圧入
部の嵌め合いにより組み合せて用いている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の印字ヘッドでは図6に示す様に2分割された部分ガ
イドノーズ12R及び12Lを組合わせて用いるが図7
に示すガイドノーズ12の底面が成形の問題上同図のA
部と底面部とでは樹脂温度のバランスが悪く、底面部は
冷めやすくA部は冷めにくいために水平であるべきとこ
ろが上向きに反る傾向が多い。そのためガイドノーズ1
2をガイドフレーム1でクランプした場合、組合わせた
ガイドノーズ12の先端部では矢印で示すようにそれぞ
れ離れようとするモーメントが働き、先端ガイド11の
締め付けが緩みガイドガタが生じるという課題があっ
た。
【0006】本考案は、以上述べた先端ガイドの緩みを
減少し印字品質の高いワイヤドット印字ヘッドを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、ワイヤドット
印字ヘッドにおいてガイドノーズのクランプ部に突起を
設けるか、あるいはガイドノーズの底面が下方に反りを
もたせたものを設けることによって、ガイドノーズ先端
部でのクランプによる締め付け力を強固にするようにし
たものである。本考案はまた、ワイヤドット印字ヘッド
において、分割したガイドノーズの対向面に切り欠きを
設けることによって先端ガイドとガイドノーズの圧接部
での先端ガイドを締め付け力を強固にし、さらにキャリ
ッジに実装した場合にガイドノーズ先端部でのキャリッ
ジ−ヘッドクランプスプリングによる締め付け力を強固
にするようにしたものである。
【0008】
【作用】本考案は以上のように構成したので、いずれの
考案でも部分ガイドノーズ先端が離れることがなくな
り、先端ガイドを確実に把持することができるようにな
る。それにより、先端ガイドに緩みが発生しなくなる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の第1の実施例を説明するため
のワイヤドット印字ヘッドの断面図である。図におい
て、ワイヤドット印字ヘッドは、ガイドフレーム1、ス
トッパ2、アーマチュアヨーク3、バイアス用板ばね
4、磁性スペーサ5、マグネットヨーク6、永久磁石
7、ベース8、クランプスプリング9、キャップ10、
先端ガイド11、ガイドノーズ12、印字ワイヤ15、
アーマチュア16、コア17及び電磁石18から構成さ
れる。
【0010】ここで、ガイドノーズを除く他の部品の構
成は従来技術と同一の構成により構成することができる
ので、同一番号を付し詳説はしない。ガイドノーズ12
は、そのクランプ部上方の中央寄りに突起12aとクラ
ンプ部下方の外周近傍に突起12bを有する。これを図
2を用いてより詳細に説明する。まず図2に示す通り従
来のガイドノーズ12のクランプ部の底面に数ヶ所丸状
の突起12bを設け、さらにクランプ部上面には底面で
設けた突起から中心に向かって引いた線上でそれよりも
中心まで近い位置でガイドフレームのエッジ付近に丸状
の突起12aを設けた場合である。
【0011】このようなガイドノーズ12を用いガイド
フレーム1でクランプした場合、底面部突起12bの上
方へ押す力と上面部突起12aの下方へ押す力が働くこ
とによってガイドノーズ12の先端部では先端ガイド1
1を締め付ける力となり、従来のものよりもその力は大
きくなる。ここでは丸状の突起について説明をしたが、
図3に示すような線状の突起12a′及び12b′を設
けてもその効果は同様である。また、突起を底面部のみ
にした場合も同様である。
【0012】更に、他の形態として、ガイドノーズ12
に突起を設けることなくその効果を得ようとしたものが
以下に示す方法である。前述したように従来のガイドノ
ーズ12の底面は水平あるいは上向きに反っていること
が多い。そこで本考案は、その反りを図4に示すように
下向きにしたものである。このようなガイドノーズ12
を用いた場合も上記方法と同様の効果が得られる。つま
り、下向きに反ったガイドノーズ12のクランプ部とガ
イドフレーム1との接触点では下方に押す力が働き、ガ
イドノーズ12の先端部では先端ガイド11を締め付け
る力となる。以上の様に、ガイドノーズ12の底部形状
を改良することにより、先端ガイド11を締め付ける力
が大きくなるが、ガイドノーズ12の形状によっては、
まだ課題が残ることがある。すなわち、図8のように先
端ガイド11とガイドノーズ12を圧接部で突き当て、
ガイドフレーム1で押さえ、対向しているガイドノーズ
12は押えられている部分では接触しているが、それよ
り上方ではこう配をもっており、すき間が開くようにな
っていて、図9に示すように、印字ヘッドをプリンタに
実装するときには、ガイドノーズ12のクランプ部をキ
ャリッジ21に置きキャリッジ−ヘッドクランプスプリ
ング22によって支持されることによって、ガイドノー
ズのクランプ部には図8で示す矢印Aの向きに力が加わ
る。これによって、ガイドノーズ先端12ではさらに先
端ガイド11の締め付け力が強固になり、先端ガイド1
1のガタもなくなるようになってはいるが、実際には図
10のように、ガイドノーズ12は樹脂を用いた成形品
であるためガイドノーズ12の剛性のバランス上、ガイ
ドノーズの対向面となる部分が対向面の中央を中心とし
て上下方向に反ってしまう傾向がありその反りのため
に、2分割されたガイドノーズ12が対向面の中央付近
で接触してしまい、先端ガイド11をガイドノーズ12
の圧接部で突き当てることが出来ない、ガイドノーズ1
2が対向面を中央として上下方向に反ることからガイド
ノーズ12の底部においても水平になっておらず、それ
をガイドフレーム1で押えるために、ガイドノーズ12
先端では互いに離れようとする、ガイドノーズのクラン
プ部がこの段階で接触しているために、キャリッジ21
に乗せ、キャリッジ−ヘッドクランプスプリング22に
よって支持したときのガイドノーズ12先端に加わる締
め付け力の増大の効果が減少する。この様な課題を解決
する為には、以下に説明する第2の実施例の様にワイヤ
ドット印字ヘッドのガイドノーズ12を構成するとよ
い。図11は本考案の第2の実施例にかかるワイヤドッ
ト印字ヘッドを示したものである。ここでガイドノーズ
12を除く他の部品は、第1の実施例と同一である。実
施例のガイドノーズ12は図12に示すように、2分割
したガイドノーズの対向面で反りのために互いに接触し
合うと考えられる中央部付近からキャリッジ−ヘッドク
ランプスプリング22によって支持されるガイドノーズ
の狭持部にかけて、切り欠き30を設けたものである。
このようにすることによって、ガイドノーズ12の剛性
上のバランスのためガイドノーズ12の対向面の中央部
から上下方向に反ったとしても、ガイドノーズ12を対
向させたとき、切り欠きを設けたために反りによる接触
がなくなることから、先端ガイド11をガイドノーズ1
2先端の圧接部にしっかりと圧接することが可能とな
る。また、印字ヘッドをプリンタに実装する場合、ガイ
ドノーズ12の対向面においてガイドフレーム1で押え
られた部分だけが接触し、その上方は離れているため、
キャリッジ−ヘッドクランプスプリング22によって支
持されたときに加わる力が、ガイドノーズ12先端の圧
接部に先端ガイド11を締め付ける方向に働くことによ
り、強固に圧接することが可能となる。尚、第1の実施
例にかかる突起12a又は12bを同様にガイドノーズ
12に設けておくことにより、更に確実な先端ガイド1
1の固定が可能となる。
【0013】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば、ガイドノーズのクランプ部の底面外周近傍又は上
面と底面に突起を設けるか、あるいは、ガイドノーズの
クランプ部に下向きの反りをもたせたことにより、ガイ
ドノーズ先端部での先端ガイド締め付け力が大きくな
り、ガイドガタの恐れもなく印字品位の良い印字ヘッド
が提供可能である。本考案はまた、2分割したガイドノ
ーズの対向面の中央部からガイドノーズのクランプ部に
かけて切り欠きを設けることによって、先端ガイドとガ
イドノーズの圧接部でのワイヤガイドの締め付け力が強
固になり、印字ヘッドを実装した際にガイドノーズ先端
での締め付け力も強固になる。以上、バネチャージ型印
字ヘッドにおいて説明したが、本考案によれば、クラッ
パ型の印字ヘッドにも同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例のワイヤドット印字ヘッ
ドの断面図
【図2】丸状突起付ガイドノーズの上面図及び底面図
【図3】線状突起付ガイドノーズの上面図及び底面図
【図4】本考案の第1の実施例の他の形態のガイドノー
ズの断面図
【図5】従来のワイヤドット印字ヘッドの断面図
【図6】ガイドノーズの嵌め合わせ部の拡大図
【図7】従来のガイドノーズのクランプ状態を説明する
断面図
【図8】本考案の第1の実施例に残る課題を説明する断
面図
【図9】ワイヤドット印字ヘッドのプリンタ装着時の斜
視図
【図10】ガイドノーズのクランプ時の状態を示す断面
【図11】本考案の第2の実施例のワイヤドット印字ヘ
ッドの断面図
【図12】本考案の第2の実施例のガイドノーズの断面
【符号の説明】
1 ガイドフレーム 2 ストッパ 3 アーマチュアヨーク 4 バイアス用板ばね 5 磁性スペーサ 6 マグネットヨーク 7 永久磁石 8 ベース 9 クランプスプリング 10 キャップ 11 先端ガイド 12 ガイドノーズ 12a 突起 12b 突起 15 印字ワイヤ 16 アーマチュア 17 コア 18 電磁石 22 キャリッジ−クランプスプリング 30 切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安藤 紘一 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)考案者 立上 正博 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−76240(JP,U) 実開 平1−141033(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部外周にガイドフレームによりクラン
    プされるクランプ部、先端部に印字ワイヤ先端をガイド
    する先端ガイドを嵌め合わせて把持する把持部を有する
    ガイドノーズであって、先端部から底部に向かう面で複
    数に分割された部分ガイドノーズを組み合わせて構成し
    たガイドノーズを有するワイヤドット印字ヘッドにおい
    て、 前記ガイドノーズのクランプ部の底部面の外周近傍は内
    側面よりも下方に突出していることを特徴とするワイヤ
    ドット印字ヘッド。
  2. 【請求項2】 底部外周にガイドフレームによりクラン
    プされるクランプ部、先端部に印字ワイヤ先端をガイド
    する先端ガイドを嵌め合わせて把持する把持部を有する
    ガイドノーズであって、先端部から底部に向かう面で複
    数に分割された部分ガイドノーズを組み合わせて構成し
    たガイドノーズを有するワイヤドット印字ヘッドにおい
    て、 前記部分ガイドノーズ同士を組み合わせる対向面の中央
    部近傍には、切り欠き部を有することを特徴とするワイ
    ヤドット印字ヘッド。
JP3529992U 1991-06-04 1992-05-27 ワイヤドット印字ヘッド Expired - Lifetime JP2559127Y2 (ja)

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JP4171291 1991-06-04
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JPH0513747U JPH0513747U (ja) 1993-02-23
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