JP2558928B2 - 領域識別装置並びに線画補正方式、及びそれらを用いた画像処理装置 - Google Patents

領域識別装置並びに線画補正方式、及びそれらを用いた画像処理装置

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JP2558928B2
JP2558928B2 JP2159032A JP15903290A JP2558928B2 JP 2558928 B2 JP2558928 B2 JP 2558928B2 JP 2159032 A JP2159032 A JP 2159032A JP 15903290 A JP15903290 A JP 15903290A JP 2558928 B2 JP2558928 B2 JP 2558928B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラー画像データ中の無彩色に近い文字の領
域を識別する領域識別装置、並びに線画の白抜けやエッ
ジ部を補正する線画補正方式、及びそれらを用いた画像
処理装置に関するものである。
従来の技術 一般に、複写機やファクシミリなどによって取り扱わ
れるカラー原稿には文字や写真の混在したものが多い。
この様な原稿の文字や写真に対して同一の画像処理を施
すと、文字がぼやけたり写真が身にくくなったりする場
合がある。これは、文字を鮮明に出そうと解像度を上げ
ると中間調部(写真部)の階調性が落ち、逆に中間部を
きれいに出そうと階調性をよくすると文字の解像度が落
ちるからである。この問題を解決するためには、領域を
識別して文字領域と中間領域を分離し、それぞれに適し
た処理を行なうと良い。(例えば文字領域では単純2値
化処理を行い、中間調領域ではディザ処理を行う。) また、プリンタに色ずれが発生する場合、黒文字をC
(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)で再現す
ると黒文字のエッジに色が出て見にくい文字となる。こ
の現象を防ぐためには、黒文字の領域を識別してその部
分をK(ブラック)一色で印刷すると良い。
このように領域を識別することによって、写真や文字
が混在する画像を見やすく再現することができる。
領域を識別する方式として、特開昭58−3374号公報に
示されるような窓内の濃淡値の最大値と最小値との差で
識別する方法や、特開平1−174062号公報に示されるよ
うな最大値と最小値の一方の値に対して他方の値を規格
化し、所定の値と比較することによって識別する方法が
ある。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の方式では中間調領域
の誤識別が多数発生した。これは、文字の濃度が低かっ
たり、中間調領域の特定の濃度が文字よりも高かったり
することによって、濃度差や規格値が文字並の値を持つ
中間調部分が存在することによる。また、太文字の場合
においては、太文字の内部が同一濃度ではない、あるい
は太文字のサイズが大きすぎる等の理由により、ほとん
ど識別できないという課題を有していた。また、誤識別
が起きた場合に、誤識別を補正する有効な方法がないと
いう課題も有していた。
本発明は上記課題に鑑み、どの様なサイズの太文字を
も識別し、また中間調領域の誤識別を削減し、さらに誤
識別部分を補正する領域識別装置並びに線画補正方式、
及びそれらを用いた画像処理装置を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の領域識別装置は、
注目画素付近の下地色が白に近いか否かを判定する白下
地判定手段と、注目画素が無彩色に近いか否かを判定す
る無彩色判定手段と、白下地判定手段から出力される白
下地判定信号と、無彩色判定手段から出力される無彩色
判定信号とから注目画素が文字領域か否かを判定する文
字領域判定手段と、画像データと、白下地判定信号と、
文字領域判定手段から出力される文字領域判定信号とか
ら文字領域判定手段で文字領域と誤判定された中間調領
域を除去する中間調領域除去手段を有するという構成を
備えたものである。
また、白下地判定手段は第1のエッジ強調処理を備
え、文字の周囲を白に近づけることがきる。
また、無彩色判定手段は第2のエッジ強調処理を備
え、文字のエッジを無彩色に近づけることができる。
また、本発明の線画補正方式は、注目画素を中心とし
て点対称の位置関係にある2つの画素が所定の値を持
ち、かつ2つの画素の位置から同一方向にそれぞれ数画
素連続して所定の値を持つ画素が存在する場合に、注目
画素の値を所定の値にする方式で、線画における白抜け
や線画のエッジ部分を補正することができる。
また、本発明の画像処理装置は、前記領域識別装置
と、前記線画補正方式を採用した線画補正手段とを備え
たものである。
作用 本発明の領域識別装置は上記した構成によって、まず
白下地判定手段で画像データ中の注目画素が白に近いか
否かを判定する。このとき注目画素だけではなく、その
周囲の画素も判定材料とする。同時に、無彩色判定手段
では注目画素が無彩色に近いか否かを判定する。文字領
域判定手段では白下地判定手段での判定結果と、無彩色
判定手段での判定結果とから、文字領域を判定する。文
字領域の周囲は白下地であることを利用して、文字領域
を識別する。太文字の場合に、内部の周囲に白下地が存
在しないが、文字領域と判定された画素が周囲に存在す
るので、この情報を用いることによって文字領域である
ことを判定することができる。中間調除去手段では、文
字領域判定手段で誤判定した中間調領域を、画像データ
及び白下地判定手段の結果出力を用いて除去する。以上
示したように、文字領域の周囲に存在する白下地を検出
し、同時に注目画素の無彩色判定を行って文字領域を識
別し、中間調領域でありながら文字領域と誤判定された
部分は除去する。このような構成にすることによって、
画像データ中の文字領域を識別することができる。
また、領域識別装置における白下地判定手段では、白
下地の判定を行なう前に第1のエッジ強調処理を行な
う。第1のエッジ強調処理を施すことによって、文字の
周囲の白下地が検出され易くなり、さらにマーカー上の
文字の周囲も白抜けが発生するので、マーカー上の文字
も識別できるようになる。同時に、中間調領域において
は白に近い領域の各色の濃度差が大きくなる現象が起
き、中間調領域での誤判別が格段に少なくなる。
また、領域識別装置における無彩色判定手段では、第
2図のエッジ強調処理を無彩色判定の前に行なう。第2
のエッジ強調処理は、文字のエッジ部の色ずれによる無
彩色判定への影響を小さくし、無彩色判定の誤判別を少
なくする。
また、本発明の線画補正方式は、注目画素を中心とし
て点対称の位置関係にある2つの画素が所定の値を持
ち、かつ2つの画素の位置から同一方向にそれぞれ数画
素連続して所定の値を持つ画素が存在する場合に、注目
画素の値を所定の値にする方式で、例えば領域識別で文
字のエッジ部や内部(検出できなかった文字領域が存在
した場合)に発生する白抜け等を補正することができ
る。
また、本発明の画像処理装置においては、領域識別装
置で文字写真混在原稿のうちの文字領域(線画領域)を
識別し、さらに線画補正手段で領域識別装置で誤識別が
発生した領域を補正する。
実施例 以下本発明の一実施例の領域識別装置について、図面
を参照しながら説明する。
第1図は本発明の実施例における領域識別装置の基本
構成図を示すものである。
第1図において101は白下地判定手段で、入力された
画像データ105の特定の範囲内(注目画素及び注目画素
の周辺)に白もしくは白に近い色が存在するか否かを判
定する。判定結果は信号線106に出力される。102は無彩
色判定手段で、注目画素が無彩色あるいは無彩色に近い
か否かを判定し、無彩色判定信号107を出力する。103は
文字領域判定手段で、白下地判定手段101から出力され
た白下地判定信号106と、無彩色判定手段102から出力さ
れた無彩色判定信号107とから、文字領域を判定する。
文字領域判定手段103では無彩色判定信号107から注目画
素が無彩色か否かを調べ、もし無彩色だったら注目画素
の周囲に白下地が存在するかどうかを白下地検出信号10
6から判定する。もし、注目画素が無彩色で、かつその
周囲に白下地が存在した場合、文字領域判定手段103は
注目画素を文字領域とみなす。また、注目画素の周囲に
白下地が存在しなくても、数画素前までに文字領域と判
定された画素が存在するならば、注目画素は文字領域と
みなす。後者は太文字用の対策である。104は中間調領
域除去手段で、文字領域判定手段103で文字領域と誤判
定された中間調領域を文字領域から除去し、領域識別信
号109を出力する。
第4図(a)は第1図に示した領域識別装置における
白下地判定手段101の一実施例である白下地判定回路の
ブロック図である。
第4図(a)において、401は第1のエッジ強調手
段、402,403,404は比較器、405,406,407,408,409,410は
ラッチ、411は9入力OR素子である。
画像データ412は第1のエッジ強調手段401(後で、詳
しく説明する)で、エッジ強調される。このとき3ライ
ンが同時に処理され、それぞれ信号線413,414,415に出
力される。エッジ強調された信号413は比較器402に入力
され、所定の閾値416と比較される。もし、エッジ強調
された信号413が所定の閾値416よりも小さい場合、比較
器402はハイレベル信号を信号線417に出力する。比較器
402から出力された信号417は、OR素子411に入力される
とともにラッチ405にも入力される。ラッチ405は比較結
果を1画素分遅延させるためのラッチで、遅延した比較
結果は信号線418に出力される。この出力信号418もOR素
子411に入力されるとともに、さらに1画素分遅延させ
るためにラッチ406に入力される。ラッチ406で遅延した
信号419はOR素子411に入力される。このような構成をと
ることによって、3画素分の比較結果417,418,419を同
時に処理することができる。
第1のエッジ強調手段401から、出力されるエッジ強
調された他のライン信号414も同様で、比較器403で所定
の閾値416と比較され、その結果420はラッチ407,408で
それぞれ1画素分(信号421)もしくは2画素分(信号4
22)遅延させられて、OR素子411に同時に入力される。
最後のエッジ強調された信号415の場合も同様であ
る。比較器404で、所定の閾値416と比較され、もし所定
の閾値416よりも小さい場合は比較器404はハイレベル信
号を信号線423に出力する。この信号423はラッチ409で
1画素分、さらにラッチ410を通ることにより2画素分
遅れ、3画素分の信号423,424,425がOR素子411に入力さ
れる。
以上のようにラッチ405,406,407,408,409,410を用い
ることによって、3ライン分でそれぞれ3画素分、全部
で9画素分の画素の比較結果を同時に処理することがで
きる。OR素子411の出力426がハイレベルになるのは9画
素分の比較結果417,418,419,420,421,422,423,424,425
のうち、少なくとも1つがハイレベルになったときであ
る。換言するならば、エッジ強調された9画素のデータ
のうち少なくとも1つが、所定の閾値416よりも小さい
場合に白下地判定信号426はハイレベルになる。所定の
閾値416の値を操作することによって、どのレベルまで
の下地を白とみなすかを変更することが可能である。
ここでは、画像データの1フレーム分(例えばシア
ン,マゼンタ,イエローのうちの一色)だけについて述
べたが、多フレームの場合はその分だけ回路を増やし、
各画素の論理積をとることによって容易に白下地判定を
行なうことができる。つまり、各色に対して同等の処理
を加えることによって、注目領域が白に近いか否かを判
定できる。
第4図(b)は第4図(a)に示した第1のエッジ強
調手段401の一実施例である第1のエッジ強調回路のブ
ロック図である。
第4図(b)において、431,432はラインメモリ、43
6,437,438,439はラッチ、440は加算器、441は乗算器、4
42は減算器、443はクリップ回路である。
第4図(b)において点線で囲まれた433,434,435は
同じ構成であることを示している。
画素データ445は点線で囲まれた443に示される構成の
回路に入力されるとともにラインメモリ431にも入力さ
れる。ラインメモリ431は画像データを1ライン分遅延
させる働きをする。ラインメモリ431から出力された信
号446は、点線で囲まれた434に示される回路(433に等
しい)に入力されるとともに、ラインメモリ432にも入
力される。ラインメモリ432も画像データを1ライン分
遅延させるためのものである。ラインメモリ432から出
力された画像信号447は点線で囲まれた435に示される回
路(433に等しい)に入力される。以上のような構成を
とることによって、3ライン分を同時に処理することが
できる。
以後点線で囲まれた433に示す回路について説明す
る。434,435については同様である。
画像データ445は加算器440に入力されるとともにラッ
チ436にも入力される。この回路におけるラッチ436,43
7,438,439は画素データを1画素分遅延させるためのも
のである。つまり、ラッチ436からの出力448は1画素分
遅延し、ラッチ437からの出力449は2画素分遅延してい
る。第4図(b)に示す第一のエッジ強調回路の注目画
素は信号449である。ラッチ438により画像データはさら
に遅延して信号450を出力し、ラッチ439によって4画素
分遅延したデータ451を出力する。加算器440はこの4画
素分遅延した画像データ451と画像データ445を加算す
る。注目画素を449とすると、相対的に画像データ445は
2画素分後のデータとなり、画像データ451は2画素分
前のデータとなる。つまり、この第1のエッジ強調は注
目画素から前後に2画素分離れたデータを用いて行な
う。注目画素の画像データ449は乗算器441に入力され、
所定の値が乗ぜられる。(例えば6倍される。)このと
き、所定の値を強めエッジ強調をかけるように選ぶと、
写真部の白下地が検出できなくなり、領域識別における
写真部の誤識別が格段に減少する。乗算器411から出力
される信号453から、加算器440から出力される信号452
を減算器442で減ずる。つまり、注目画素に所定の係数
を乗じた値から、注目の画素の前後2画素分離れた画素
の値を引くことによって、エッジ強調を行なう。こうし
て得られた信号454を正規化したものが第1のエッジ強
調を行なった値であるが、このままでは値が画素データ
の最大最小の範囲を越える可能性がある。(例えば画素
データを0から255で表現する場合、値が負になった
り、255を越える場合が起こる。)そこで、クリップ回
路443で信号453を正規化し(例えば3で割る)、さらに
最大最小の範囲内に収まるように値を最大値の閾値、及
び最小値の閾値で切る(クリップする)。言い換えるな
らば、最大値を越える値は最大値にし、最小値より小さ
い値は最小値に置き換える。以上により、第1のエッジ
強調された信号455を得ることができる。同様に1ライ
ン分遅延した信号は信号線456から、2ライン分遅延し
た信号は信号線457から出力される。
第5図(a)は第1図における無彩色判定手段102の
一実施例である無彩色判定回路のブロック図である。第
5図(a)において、501は第2のエッジ強調手段、502
は最大値濃度差検出回路、503は無彩色検出回路であ
る。
画像データ504は第2のエッジ強調手段501でエッジ強
調される。(第2のエッジ強調手段については後に詳し
く述べる。)第2のエッジ強調手段から出力された信号
505は最大値濃度差検出回路502に入力され、ここで注目
画素の各色の画素データ(例えばシアン,マゼンタ,イ
エロー)の内、最大の濃度を持つ色とその濃度値を検出
する。同時に最小値も検出して、最大値と最小値の濃度
差も求める。(後に詳しく述べる。)最大値濃度差検出
回路502で検出された最大値,最大値を持つ色,濃度差
は信号線506に出力され、無彩色検出回路503に入力され
る。無彩色検出回路503では、入力された値506から注目
画素が無彩色に近いか否かを調べる。この結果は信号線
507に出力される。
第5図(b)は、第5図(a)における第2のエッジ
強調処理手段501の一実施例である第2のエッジ強調回
路のブロック図である。第5図(b)において511,512
はラインメモリ、513,514,515,516,517はラッチ、518,5
19,520,521は除算器、522は乗算器、523は加算器、524
は減算器、525はクリップ回路である。
第1のエッジ強調手段401と異なる点は、第1のエッ
ジ強調手段401が文字周囲の白下地を検出するためのエ
ッジ強調であるのに対して、第2のエッジ強調手段501
は文字のエッジの濃度値を上げるためのエッジ強調であ
るという点である。したがって、強調の度合(具体的に
はエッジ強調オペレータの係数)が異なってくる。一般
に第1のエッジ強調手段の方が強調の度合が強い。
画像データ526はラインメモリ511に入力されて1ライ
ン分遅延させられ、さらにその出力527はラインメモリ5
12でもう1ライン分遅延させられる。こうして、3ライ
ン分の画像データを同時に処理することができる。ラッ
チ513,514,515,516,517はさらに画素を遅延させる働き
をする。第5図(b)で採用したエッジ強調オペレータ
は第5図(e)に示すものである。注目画素に乗ぜられ
る係数はオペレーターの中心要素である。第5図(b)
の回路では注目画素はラッチ515の出力533である。画素
データ526はオペレーターの左上隅、画素データ530はオ
ペレーターの右上隅、画素データ528はオペレーターの
左下隅、画素データ536はオペレーターの右下隅の係数
とそれぞれ演算される。実際には正規化するために、こ
れらの画素データ526,530,528,536は除算器518,519,52
0,521で除算(ここでは1/4)される。加算器523で除算
器の出力531,532,537,538は加算され、負の成分の合計
が求められる。一方、注目画素の信号533は乗算器522で
乗算され(ここでは正規化のため2倍にされる)、その
出力534は減算器524に入力される。減算器524では、注
目画素533に係数を掛けた値534から、加算器523の出力
である負の成分の合計539を引く。こうして、エッジ強
調された信号540が得られる。ところが、この信号540は
画素が取り得る濃度値の最大最小の範囲を越える場合が
ある。そのためにクリップ回路525で、得られた信号540
をクリップする。つまり、最大値以上のデータは最大値
に、最小値以下のデータは最小値に置き換える。以上の
ような構成で、第2のエッジ強調された信号541が得ら
れる。
第5図(b)の実施例では第5図(e)のオペレータ
ーを用いたが、画像によっては別のオペレーターを用い
た方が良いことが多い。例えば、第5図(f)に示すよ
うな代表的なエッジ強調のオペレーターがあり、第2の
エッジ強調手段501にどのようなオペレーターを採用し
てもよい。
第5図(c)は第5図(a)に示した最大値濃度差検
出回路502のブロック図である。第5図において、551,5
53,555,556はセレクタ、551,554,557は比較器、558は減
算器である。
第5図(c)に示す回路では注目画素の各フレーム
(3色成分)の濃度を比較し、注目画素において最大の
濃度値を持つ色とその値(最大値)、及び注目画素の各
色の濃度の最大値と最小値の差を求める。(例えば注目
画素において、シアンが最大の濃度値を持ち、イエロー
が最小の濃度値を持つとき、求める濃度差はシアンの濃
度値からイエローの濃度値を引いた値である。) 信号線559には注目画素のシアンの濃度値データ、信
号線560にはマゼンタの濃度値データ、信号線561にはイ
エローの濃度値データが入力される。(レッド,グリー
ン,ブルーのデータであってもよい。)まず、比較器55
2は注目画素のシアンの画素データ559とマゼンタの画素
データ560とを比較し、比較結果を信号線562,563に出力
する。セレクタ551では比較器552から出力される比較結
果562から濃度値が大きい方を選択して信号線564に出力
する。逆に、比較器553では比較結果563に従って濃度値
が小さい方を信号線563に出力する。セレクタ551から出
力された信号564は、さらに比較器554で注目画素のイエ
ローの画素データ561と比較されその結果は信号線566に
出力される。セレクタ555は比較器554の出力結果566に
よって、濃度値が大きい方を信号線567に出力する。同
様に、セレクタ553の出力信号565は、比較器557で注目
画素のイエローの画素データ561と比較され、比較器557
の結果568によって、セレクタ556は濃度値が小さい方を
信号線569に出力する。減算器558はセレクタ555の出力
値567(最大値)から、セレクタ556の出力値569(最小
値)を引き、濃度差を求め、信号線570に出力する。
一方、比較器552からは比較器554にシアンとマゼンタ
のどちらの色の濃度値が大きいかの判定結果562が比較
器554に伝達される。比較器554ではこの判定結果と、自
らの判定結果(シアンとマゼンタのうちの大きい方の濃
度値とイエローの濃度値との比較結果)から最大濃度値
を持つ色を信号線566に出力する。この信号566は後段の
第5図(a)に示した無彩色検出回路503で用いる。
また、シアン,マゼンタ,イエローのうちの最大濃度
値はセレクタ555から信号線567に出力され、この信号56
7も無彩色検出回路503で用いられる。
第5図(d)は第5図(a)に示した無彩色検出回路
503のブロック図である。第5図(d)において、581は
ルックアップテーブル、582は比較器である。
第5図(a)の最大値濃度差検出回路502から出力さ
れた濃度差信号583と、最大濃度を持つ色の情報584はル
ックアップテーブル581に入力される。ルックアップテ
ーブルでは、最大濃度を持つ色の情報584と濃度差583と
から最大濃度と比較する閾値が求められ、信号線586に
出力される。換言するならば、濃度差583と最大濃度を
持つ色584によって、無彩色とみなす最低濃度値を決定
する。一般に濃度差が小さいほど最低濃度値(閾値)を
低くとることができ、最大濃度値を持つ色がシアンの場
合も最低濃度値(閾値)を低くとることができる。ルッ
クアップテーブル581から出力された閾値586は最大濃度
値585と比較器582で比較され、最大濃度値585が閾値586
よりも大きいとき、比較器582はハイレベル信号を信号
線587に出力する。この信号587が無彩色判定信号とな
る。無彩色検出回路503では、無彩色だけではなく無彩
色に近い色も無彩色とみなす。これは、原稿中の黒文字
が完全に無彩色であるとは言いきれないためである。
第6図は第1図に示した文字領域判定手段103の一実
施例である文字領域判定回路のブロック図である。第6
図において、601,602はラインメモリ、603,604,605,60
6,607,608,611,612はラッチ、609,615はOR素子、610,61
3,614はAND素子である。
白下地判定手段101から出力された白下地判定信号616
はラッチ603に入力されるとともに、ラインメモリ601に
入力される。ラインメモリは白下地判定信号616を1ラ
イン分遅延させるためのもので、その出力617はラッチ6
05に入力されるとともにラインメモリ602にも入力され
る。ラインメモリ602ではさらに1ライン分遅れた白下
地判定信号618を出力する。この構成で3ライン分の白
下地判定信号616,617,618を同時に処理できる。ラッチ6
03,604,605,606,607,608はさらに白下地判定信号をそれ
ぞれ1画素分遅らせるためのもので、第6図のような構
成にすることによって所定の大きさの窓の白下地判定信
号を同時に処理できる。(第6図の例では3×3の大き
さの窓の白下地判定信号を扱っている。) 第1図における無彩色判定手段102から出力された無
彩色判定信号626はAND素子610に入力される。AND素子61
0がハイレベル信号を出力するのは無彩色判定信号626が
ハイレベルであり、かつOR素子609の出力625がハイレベ
ルのときである。OR素子609がハイレベルになるのは、
白下地判定信号616,617,618,619,623,620,622,624の少
なくとも1つがハイレベルのときである。すなわち、注
目画素(ここでは信号線626の信号が注目画素になるよ
うにタイミングが調整されているとする)が無彩色と判
定され、その周囲の所定の大きさの窓内の少なくとも1
つの画素が白下地であったとき、AND素子610はハイレベ
ル信号を信号線627に出力する。また、OR素子609から出
力される注目画素の周辺の白下地判定情報625は第1図
における中間調領域除去手段104にも入力される。(な
お、この信号625を中間調領域除去手段104で生成しても
よい。)信号線627がハイレベルになったときOR素子615
はハイレベル信号を信号線632に出力し、この信号632が
ハイレベルのとき文字領域と判定されたことになる。太
文字の場合は所定の窓内に白下地が存在しないことが起
こり得る。そのため、文字領域判定手段103では太文字
の判定も可能にするため、以前の画素の文字領域判定結
果も文字判定に用いる。AND素子610から出力された文字
領域判定信号627はラッチ611に保存される。したがって
無彩色判定信号626がハイレベルであり、周囲に白下地
が存在しなくても、1画素前の注目画素が文字と判定さ
れていたならば、AND素子613がハイレベル信号を信号線
630に出力し、最終的にOR素子615の出力632はハイレベ
ルになる。(文字領域と判定される。)また、ノイズ等
の影響も考慮して、さらにもう1画素前の文字領域判定
信号629も参照し、AND素子631で注目画素の無彩色判定
信号626とANDがとられる。この結果は信号線631に出力
されOR素子615に伝達される。OR素子615から出力される
結果が太文字まで考慮にいれた文字領域判定信号632と
なる。
第7図(a)は第1図に示した中間調領域除去手段10
4の一実施例である中間調領域除去回路のブロック図で
ある。第7図(a)において、701,707はAND素子、702
はフリップフロップ、703,704,705は濃度変動検出回
路、706はOR素子、708はNOT素子、709はリセット処理回
路である。
第1図の文字領域判定手段103から出力された文字領
域判定信号710はAND素子701に入力される。AND素子701
がハイレベル信号を信号線716に出力するのは文字領域
判定信号710がハイレベルで、かつフリップフロップ702
がハイレベル信号715を出力するときである。初期設定
として、フリップフロップ702はハイレベル信号を信号
線715に出力するとする。したがって、AND素子701は最
初、文字領域判定信号710がハイレベルになったとき、
ハイレベル信号を信号線716に出力する。ハイレベル信
号716がフリップフロップ702に入力されると、フリップ
フロップ702はリセットされローレベル信号を次のタイ
ミングで信号線715に出力する。次にフリップフロップ7
02がハイレベル信号を出力するのは信号線720(OR素子7
06の出力)がハイレベルになったときである(フリップ
フロップのセット信号)。また、AND素子701の出力信号
716はリセット処理回路709に入力される。次のタイミン
グでは文字領域判定信号710に関係なくAND素子701はロ
ーレベルを出力する(フリップフロップがローレベル信
号を出力するため)ので、リセット処理回路に入力され
る信号716は(文字)の領域の始まりのエッジ部分のみ
の検出信号ということになる。この領域エッジ検出信号
716は、濃度変動検出路703,704,705にも入力される。濃
度変動検出回路703では、領域エッジ検出信号716がハイ
レベルになったとき、シアンの画素データ712をラッチ
に取り込み保存する。次にAND素子701がハイレベル信号
716を出力するまで、濃度変動検出回路703は保存された
シアンの信号と、保存した画素データ以降の画素データ
(信号線712)とを比較し、その差が所定の閾値711より
も大きいとき、ハイレベル信号を信号線717に出力す
る。(後で詳しく説明する。)濃度変動検出回路704は
同様に、マゼンタの画素データ713について濃度変動を
調べ、イエローの画素データ714については濃度検出回
路705が検査する。OR素子、706がハイレベル信号720を
出力するのは、少なくとも1つの濃度変動検出回路703,
704,705が、所定の閾値711よりも大きな濃度変動を検出
したときである。濃度変動が検出されたときOR素子の出
力720はハイレベルになり、その結果フリップフロップ7
02はハイレベル信号を信号線715に出力する。信号線715
が次にローレベルになるのは、AND素子701がハイレベル
信号を信号線716に出力した次のタイミングである。第
6図のOR素子609から出力された信号721(第6図では信
号625)はNOT素子708に入力され信号721は反転する。つ
まり、信号線722がハイレベルになるのは注目画素の周
囲の所定の大きさの窓内に白下地が検出されなかった場
合である。AND素子707がハイレベル信号を信号線723に
出力するのは注目画素が所定の閾値以上の濃度変動を
し、かつ注目画素の周囲の所定の大きさの窓内に白下地
が検出されなかったときである。つまり、AND素子707か
らの出力信号723が中間調領域のリセット信号となる。A
ND素子707の出力信号723はリセット処理回路709に入力
される。リセット処理回路709では、領域エッジ検出信
号716と、文字領域判定信号710と、AND素子707の出力信
号723とから文字領域判定信号710中の中間調領域の検出
を行い、中間調領域を除去する。リセット処理回路709
からの出力は信号線724に伝達され、この信号724が最終
的な領域識別信号となる。
第7図(b)は第7図(a)における濃度変動検出回
路703,704,705のブロック図を示したものである。第7
図(b)において、731はラッチ、732は差分器、733は
比較器である。
ラッチ731は領域エッジ検出信号734(第7図(a)で
は716)がローレベル信号からハイレベル信号に変わっ
たとき画素データ735(例えばシアンの画素データ)を
内部に取り込む。ラッチ731は次に信号線734がローレベ
ルからハイレベルに変わるまで、同じ画素データの信号
を信号線736に出力し続ける。ラッチ736から出力された
画素データ736と注目画素のデータ735との差分が差分器
732で求められ、その結果は信号線737に出力される。比
較器733では差分器732から出力された差分信号737と所
定の変動閾値738(第7図(a)では711)との比較が行
われ、差分信号737が閾値738より大きければ、比較器73
3はハイレベル信号を信号線739に出力する。
第7図(c)は第7図(a)におけるリセット処理回
路709のブロック図である。第7図(c)において、741
はラッチ、742はXOR(排他的論理和)素子、743,744はA
ND素子、745,749はフリップフロップ、746は(ライン)
メモリ、747はカウンタ、748はメモリ書換え装置であ
る。
第1図における文字領域判定手段103から出力される
文字領域判定信号750(第7図(a)における信号710と
同じ)はラッチ741に入力されると共に、XOR素子742に
入力される。ラッチ741は画素データを1画素分遅延さ
せるためのものなので、XOR素子742の出力は注目画素75
0とその1画素分前の画素751との排他的論理和になって
いる。つまり、文字領域判定信号750はハイレベルかロ
ーレベルかのどちらかなので、XOR素子742の出力がハイ
レベルになるのは信号がハイレベルからローレベル、あ
るいはローレベルからハイレベルに変化する点である。
換言すれば、文字領域判定信号750における中間調領域
から文字領域、あるいは文字領域から中間調領域に変わ
る地点を検出することになる。第7図(a)におけるAN
D素子707から出力されるリセット信号753はAND素子744
に入力される。AND素子744がハイレベル信号を信号線75
4に出力するのは文字領域判定信号750がハイレベルであ
ることが必要条件になる。つまり、リセット信号753は
文字領域判定信号750がハイレベルのときだけ、信号線7
54に伝達される。フリップフロップ745はAND素子744の
出力信号754がハイレベルになったときローレベル信号
を信号線755に出力する。次にフリップフロップ745がハ
イレベル信号を信号線755に出力するのはXOR素子742が
ハイレベル信号を信号線752に出力した次のタイミング
である。最初フリップフロップ745の出力755はハイレベ
ル信号であるとする。すると、AND素子743は、XOR素子7
42の出力752がハイレベルのときに、ハイレベル信号を
信号線756に出力する。つまり、XOR素子の出力752がそ
のままメモリ746に入力される。
文字領域と誤判定された中間調領域を除去するには、
リセット信号754がハイレベルになった地点の前後の文
字領域判定信号750の変化点の信号752を除去するとよ
い。言い換えるならば、文字領域と判定された領域中に
リセット信号がハイレベルになる点(濃度変動が大き
く、かつその周囲に白下地が検出されない点)が存在し
た場合、その領域を誤判定領域(中間調領域)と判断す
る。XOR素子742によって、文字領域の始まりと終わりの
信号のみを抜き出しているので、その2つの信号を除去
することによって、誤判定領域を除去することができ
る。フリップフロップ745は誤判定領域750の終わりの信
号752を除去するためのものである。詳しく説明する
と、リセット信号753は文字領域判定信号750がハイレベ
ルのときに信号線754に伝わる。信号線754がハイレベル
になると、フリップフロップ745はローレベル信号を次
のタイミングで出力する。信号線755がローレベルにな
ると、AND素子743は文字領域判定信号750の終わりの検
出信号752を信号線756に伝達することができない。一
方、文字領域判定信号750における文字領域の終わりの
信号752がハイレベルになるので、フリップフロップ745
は次のタイミングでハイレベルを出力し、初期状態に戻
る。したがって、誤判定領域の終わりの信号752を除去
することができる。次に、誤判定領域の始めの信号752
についてであるが、この信号752を除去するために第7
図(a)におけるAND素子701の出力757(第7図(a)
では信号線716)を用いる。信号757は文字領域の始まり
を示す信号(領域エッジ検出信号)であるが、この信号
757はカウンタ747をリセットするために用いられる。カ
ウンタ747は画素クロック758(他の箇所では省略してい
る)をカウントする。つまり、文字領域の始まりである
領域エッジ検出信号757がハイレベルになった後の画素
数をカウントする。このことにより、注目画素の何画素
前に文字領域の始まりがあるかを知ることができる。カ
ウント値は信号線759に出力され、メモリ書換え装置748
に入力される。メモリ書換え装置748ではカウンタ747の
値759によって、文字領域の始まるアドレスが求められ
る。文字領域中にリセット信号がハイレベルになった場
合(信号線754がハイレベルになったとき)、メモリ書
換え装置748は求めたアドレス(文字領域の始まるアド
レス)のビットをローレベルの信号に書き換える。
メモリ746から出力された(文字領域と誤判定され
た)中間調領域を除去した信号761はフリップフロップ7
49に入力される。フリップフロップ749はフリップフロ
ップ745と違い、信号線761から入力される信号の立ち下
がり(あるいは立ち上がり)を検出する度に出力信号76
2をスイッチするものである。つまり、出力信号762のハ
イレベル信号が文字領域、ローレベル信号が中間調領域
を示すようにする。信号線762の信号が領域識別信号と
なる。
次に本発明の一実施例の線画補正方式について、図面
を参照しながら説明する。
第2図は本発明の実施例における線画補正方式の説明
図である。
第2図(a)において、a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7,a8は
所定の値を持つ画素で、a#1,a#2,a#3,a#4,a#5,a
#6は最初所定の値を持たない画素である。なお、本実
施例では2値画像に対して処理を行っており、「0」を
白画素、「1」を黒画素とした場合、所定の値は「1」
である。第2図の実施例では、注目画素を中心として3
×5の大きさの窓について点対称の位置関係を調べる。
また、第2図の実施例の連続性について3画素連続と
し、横方向だけとする。第2図(a)において、a#1
を中心とする3×5の大きさの窓内に、点対称の位置関
係で所定の値を持つ画素のパターンは存在しない。した
がって、a#1は線画補正が行われない。換言するなら
ば、a#1を所定の値にせず、そのままにする。次に、
a#2について考える。a#2を中心とする3×5の窓
内には点対称の位置関係で、所定の値を持つ画素a#1,
a5が存在する。連続性についてはa1の場合、a1から右横
方向にa2,a3とあり、またa5についてもa5から右横方向
にa6,a7とそれぞれ同方向に3画素連続している。した
がって、a#2を所定の値に変える。言い換えるなら
ば、a#2の補正が行われる。a#3の場合、a#3を
中心とした3×5の窓内には、点対称で所定の値を持つ
画素のパターンがいくつか存在する。a1とa7、a2とa6、
a3とa5である。このうち、a1とa7、a3とa5のパターンは
それぞれの画素位置から同方向に3画素連続する所定の
値を持つ画素が存在しない。しかし、a2とa6のペアの場
合、a2についてはa3,a4、a6につてはa7,a8とそれぞれ右
横方向に3画素連続して所定の値を持つ画素が存在す
る。したがって、a#3の画素も補正が行われる。a#
4の画素の場合はa3,a7のペアが存在し、a3についてはa
2,a1、a7については、a6,a5とそれぞれ左横方向に3画
素連続して所定の値を持つ画素が存在するので、a#4
は所定の値になる。以後、所定の値の3画素連続性、及
び方向を括弧で囲んで表現する。a#4の例では(a3,a
2,a1)と(a7,a6,a5)が存在するとなる。方向は順番に
よって表している。a#5の場合は(a4,a3,a2)と(a
8,a7,a6)が存在するので、補正が行われる。a#6の
場合は点対称で所定の値を持つ画素が存在しないので補
正は行われない。その他の画素(図示していない)につ
いても同様に補正は行われない。したがって、補正が行
われる画素はa#2,a#3,a#4,a#5ということにな
る。以上の補正によって切れ目がなくなり、間を適切に
補うことができる。
第2図(a)において、所定の値を持つ画素がそれぞ
れ同一方向に3画素連続していなければならないという
条件を設定したが、この条件が無く、点対称の位置に所
定の値を持つ画素が存在するという条件だけでa#2,a
#3,a#4,a#5の補正を行う方法が考えられる。しかし
ながら、この方法では第2図(b)の場合に不都合が生
じる。
第2図(b)において、b1,b2,b3,b4,b5,b6,b7,b8は
所定の値を持つ画素であり、図示中のその他の画素は所
定の値を持たない。仮に、3×5の窓内で注目画素を中
心として点対称の位置関係に所定の値を持つ画素が存在
したときに注目画素を所定の値にするとしたとき、b#
2,b#3は所定の値に補正される。(b#2の場合はb1,
b7が存在し、b#3の場合はb2,b8が存在する。)つま
り、本来所定の値が存在してはならないところが補正さ
れてしまう現象が起きる。(文字の場合、隣の文字との
間に線が現れ文字が隣接してしまう。)同一方向に3画
素連続しなければならない条件をつけ加えることによっ
てこの隣接現象は回避できる。
第2図(c)は間に空白がないぎりぎりの場合であ
る。第2図(c)において、c1,c2,c3,c4,c5,c6,c7,c8
は所定の値を持つ画素で、その他の画素は所定の値をも
たない。c#1の場合は(c1,c2,c3)と(c5,c6,c7)が
存在するので、補正が行われる。c#2の場合は(c2,c
3,c4,)と(c6,c7,c8)c#3の場合は(c3,c2,c1)と
(c7,c6,c5)、c#4の場合は(c4,c3,c2)と(c8,c7,
c6)がそれぞれ存在するので補正が行われ、所定の値に
置き変わる。つまり、第2図(c)の場合は補正が行わ
れ、間が埋められる。
第2図(d)は間に縦1画素の空白がある場合であ
る。第2図(d)においてd1,d2,d3,d4,d5,d6,d7,d8は
所定の値を持つ画素であり、その他の画素は所定の値を
持たない。d#1の場合、(d1,d2,d3)と(d6,d7,d8)
のペアが存在するので、d#1は所定の値に変更され
る。同様にd#3でも(d3,d2,d1)と(d8,d7,d6)のペ
アが存在するので所定の値に変わる。ところが、d#2
の場合は3×5の窓内にd1とd8、及びd2とd7の点対称の
位置関係で所定の値を持つ組み合わせが存在するが、同
方向への3画素の連続性がないので補正は行われない。
つまり、第2図(b)のパターンで縦1画素の空白があ
る場合はその空白は保存される。
第2図(e)は実際によく起こり得る場合で、ノイズ
等の理由により本来なら所定の値で埋められるべき画素
が空白(所定の値ではない)になった例である。第2図
(e)において、e1,e2,e3,e4,e5,e6,e7,e8,e9,e10,e1
1,e12,e13,e14,e15,e16,e17,e18,e19,e20,e21は所定の
値を持つ画素で、その他の画素は所定の値をもたない。
第2図(e)の場合、所定の値に補正される画素はe#
1,e#2,e#3,e#4の画素である。e#1の場合は(e1,
e2,e3)と(e13,e14,e15)のペアが存在するので補正が
行われる。e#2,e#3,e#4の場合はそれぞれ複数のペ
アが存在する。e#2のときは(e1,e2,e3)と(e19,e2
0,e21)、(e2,e3,e4)と(e18,e19,e20)、(e3,e4,e
5)と(e17,e18,e19)、(e4,e5,e6)と(e16,e17,e1
8)、(e5,e6,e7)と(e15,e16,e17)、(e5,e4,e3)と
(e15,e14,e13)、(e4,e3,e2)と(e16,e15,e14)、そ
して(e3,e2,e1)と(e17,e16,e15)のペアである。e
#3,e#4の場合も同様に複数のペアが存在し、所定の
値に補正が行われる。以上のように、第2図(e)の例
では適切に空白の部分の補正が行われ、ノイズ等を除去
することができる。
第2図(f)は縦に2画素の空白部分(所定の値を持
たない部分)が存在する場合である。第2図(f)にお
いて、f1,f2,f3,f4,f5,f6,f7,f8,f9,f10,f11,f12,f13,f
14,f15,f16,f17は所定の値を持つ画素である。f#1,f
#2,f#3,f#4,f#5は本発明の線画補正方式で補正さ
れた画素である。第2図(f)のように図中の中央に走
る空白の部分は保存される。
以上述べたように本発明の線画補正方式によって、適
切な線画の補正を行うことができる。
以上の実施例の説明では注目画素を中心として、点対
称な画素を検出するために3×5の窓を用いたが、窓の
サイズはこの大きさに限られるものではない。また、本
実施例では2値画像を例として説明したが、多値画像
(例えば0〜255の値を持つ画像)の場合はしきい値
(例えば128)で多値画像を2値化し同様の処理を行
い、点対称の位置にある画素の平均値を注目画素と値と
置き換えるようにしてもよい。また、点対称の画素から
それぞれ3画素横方向に連続性を調べたが、画素数およ
び方向は任意でよく、またこの組み合わせによって補正
結果は大きく変わってくる。
次に本発明の一実施例の画像処理装置について、図面
を参照しながら説明する。
第3図は本発明の実施例における画像処理装置の基本
構成図である。
第3図において、301は白下地判定手段、302は無彩色
判定手段、303は文字領域判定手段、304は中間調領域除
去手段、305は線画補正手段である。
第3図における白下地判定手段301は第1図における
白下地判定手段101と等しく、入力された画像データ306
の特定の範囲内に白もしくは白に近い色が存在するか否
かを判定する。判定結果は信号線307に出力される。302
は無彩色判定手段で、第1図における無彩色判定手段10
2と等しく、注目画素が無彩色あるいは無彩色に近いか
否かを判定する。無彩色判定の結果は信号線308に出力
される。303は文字領域判定手段で第1図における文字
領域判定手段103に等しく、白下地判定手段301から出力
された白下地判定信号307と、無彩色判定手段302から出
力された無彩色判定信号308とから、文字領域を判定す
る。文字領域判定手段303では無彩色判定信号308から注
目画素が無彩色か否かを調べ、もし無彩色だったら注目
画素の周囲に白下地が存在するかを白下地判定信号307
から調べる。注目画素が無彩色で、かつその周囲に白下
地が存在した場合、文字領域判定手段303は注目画素を
文字領域とみなす。また、注目画素の周囲に白下地が存
在しなくても、数画素前までに文字領域と判定された画
素が存在するならば、その注目画素も文字領域と判定す
る。後者は太文字の場合に効果がある。304は中間調領
域除去手段で、第1図における中間調領域除去手段104
と等しく、文字領域判定手段303で文字領域と誤判定さ
れた中間調領域を文字領域判定信号309から取り除く。
中間調領域除去手段304からは領域識別信号310が出力さ
れる。305は第2図で説明した線画補正方式を用いた線
画補正手段である。線画補正手段305ではノイズ等によ
って誤識別した文字領域(あるいは原稿自体で文字が不
完全な場合もある)の補正を行い、文字の品位を向上さ
せる。
第8図(a)は第3図に示した画像処理装置における
線画補正手段305の一実施例である線画補正回路の説明
図である。第8図(a)を説明する前に第8図(a)中
の記号の説明を第8図(b)で行う。第8図(b)にお
いて、zは注目画素を示す。g1,g2,g3,g4,g5,g6,g7,g8,
g9,h1,h2,h3,h4,h5,h6,h7,h8,h9はそれぞれ画素の位置
を示す。第8図の実施例では注目画素を中心として点対
称の位置関係にある画素を検出するため3×5の大きさ
の窓を用いている。したがって、窓内の画素はg3,g4,g
5,g6,g7,h3,h4,h5,h6,h7、及びzとzの両隣それぞれ2
画素となる。ただし、所定の値を持つ画素の連続性を調
べるときは、点対称の画素から数画素離れた画素まで調
べるので、実際に扱う画素の窓の大きさは3×5より大
きくなる。連続する画素数の設定によって窓の大きさは
変わるが、第8図の例では3画素の連続性を調べるの
で、3×9の大きさとなる。
第8図(a)において、801,802はシフトレジスタ、8
03,804はOR素子である。シフトレジスタ801において、
要素g1,g2,g3,g4,g5,g6,g7,g8,g9は第8図(b)におけ
るg1,g2,g3,g4,g5,g6,g7,g8,g9の値をそれぞれ持ってい
る。なお、第8図の実施例においては所定の値をハイレ
ベル信号、それ以外をローレベル信号とみなす。つまり
画素データを2値化されたデータとし、ハイレベルを文
字領域、ローレベルを中間調領域とする。第8図(a)
のシフトレジスタ802におけるh1,h2,h3,h4,h5,h6,h7,h
8,h9はそれぞれ第8図(b)のh1,h2,h3,h4,h5,h6,h7,h
8,h9に対応する。第8図(b)の注目画素zの値は第8
図(a)の信号線835に伝わる。第8図(a)におい
て、シフトレジスタ801の要素g1がハイレベルのとき
(所定の値を持つとき)信号線817はハイレベルにな
る。同様に、要素g2がハイレベルのとき信号線818がハ
イレベルになる。以下同様で、シフトレジスタ801にお
いて、要素がハイレベルになったところの出力線がハイ
レベルとなる。シフトレジスタ802についても同様であ
る。次に信号線807がハイレベルになるための条件につ
いて述べる。信号線807がハイレベルになるのは、信号
線807上に存在する黒点と交わるシフトレジスタの出力
線817,818,819,830,831,832がすべてハイレベルになる
ときである。これは(g3,g2,g1)と(h7,h6,h5)のペア
が存在することに対応する。信号線808の場合は信号線8
18,819,820,829,830,831のすべてがハイレベルになった
ときにハイレベル信号となる。以下同様に、OR素子803
の入力線がハイレベルになるのはその入力線に存在する
黒点と交わるシフトレジスタの出力線がすべてハイレベ
ルになるときである。OR素子803がハイレベル信号を信
号線836に出力するのは信号線807,808,809,810,812,81
3,814,815,816のうち少なくとも1つがハイレベルにな
ったときである。OR素子803がハイレベル信号836を出力
することは注目画素を補正するための条件であるペアが
少なくとも1つ存在することを示す。信号線836がハイ
レベルのとき注目画素を所定の値にするのだが、始めか
ら所定の値を持っている場合もある。したがって注目画
素の信号を信号線835から入力し、OR素子803の出力836
とOR(論理和)をとる。OR素子804から出力される信号
が補正された領域識別信号837となる。この信号837が第
3図の画像処理装置の実施例における最終出力311とな
る。
以上の領域識別装置、並びに画像処理装置の説明で
は、信号の伝達を正論理で述べたが、負論理で回路を構
成してもよい。
発明の効果 本発明の領域識別装置は、以上説明したように構成さ
れているので、以下記載されるような効果を奏する。
文字写真混在原稿中の文字領域を検出することによっ
て文字に適した処理を施すことができる。また、文字領
域の周囲に存在する白下地の検出を行なっているので、
中間調領域における誤識別の割合を減少させることがで
きる。また、太文字の検出も可能にしているので、太文
字の内部まで適した処理を行なうことができる。
第1のエッジ強調処理を施すことによって、文字の周
囲の白下地が検出され易くなり、さらにマーカー上の文
字の周囲も白抜けが発生するので、マーカー上の文字も
識別できるようになる。同時に、中間調領域においては
白に近い領域の各色の濃度差が大きくなる現象が起き、
中間調領域での誤識別が少なくなる。
また、第2のエッジ強調処理を無彩色判定の前に行な
うことによって、文字のエッジ部の色ずれによる無彩色
判定への影響を小さくし、文字の識別能力を向上させ
る。
本発明の線画補正方式は、以上説明したような方式な
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
ノイズ等の原因により、線画に白抜けやエッジ部の凹
凸が発生しても、線画補正方式用いることによって白抜
けがなくなり、なめらかなエッジ状態に補正することが
できる。
本発明の画像処理装置は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
領域識別装置で文字写真混在原稿のうちの文字領域
(線画領域)を識別し、さらに線画補正手段で領域識別
装置で誤動作が発生した文字領域を補正する。したがっ
て、領域識別装置で得られる効果に加えて線画補正方式
のメリットも加わり、領域別能力が向上する。このこと
により、高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における領域識別装置の基本
構成図、第2図(a)〜(f)は本発明の一実施例にお
ける線画補正方式の説明図、第3図は本発明の一実施例
における画像処理装置の基本構成図、第4図(a)は第
1図に示した領域識別装置における白下地判定手段101
の一実施例である白下地判定回路のブロック図、第4図
(b)は第4図(a)に示した第1図のエッジ強調手段
401の一実施例である第1のエッジ強調回路のブロック
図、第5図(a)は第1図における無彩色判定手段102
の一実施例である無彩色判定回路のブロック図、第5図
(b)は、第5図(a)における第2のエッジ強調処理
手段501の一実施例である第2のエッジ強調回路のブロ
ック図、第5図(c)は第5図(a)に示した最大値濃
度差検出回路502のブロック図、第5図(d)は第5図
(a)に示した無彩色検出回路503のブロック図、第5
図(e)〜(f)はエッジ強調オペレーターの説明図、
第6図は第1図に示した文字領域判定手段103の一実施
例である文字領域判定回路のブロック図、第7図(a)
は第1図に示した中間調領域除去手段104の一実施例で
ある中間調領域除去回路のブロック図、第7図(b)
は、第7図(a)における濃度変動検出回路703,704,70
5,のブロック図、第7図(c)は第7図(a)における
リセット処理回路709のブロック図、第8図(a)は第
3図に示した画像処理装置における線画補正手段305の
一実施例である線画補正回路の説明図、第8図(b)は
第8図(a)の線画補正回路の記号と線画補正方式の記
号との対応を示す説明図である。 101,301……白下地判定手段、102,302……無彩色判定手
段、103,303……文字領域判定手段、104,304……中間調
領域除去手段、305……線画補正手段、401……第1のエ
ッジ強調手段、402,403,404,552,554,557,582,733……
比較器、405,406,407,408,409,410,436,437,438,439,51
3,514,515,516,517,603,604,605,606,607,608,611,612,
731,741……ラッチ、411,609,615,706,803,804……OR素
子、431,432,511,512,601,602,746……ラインメモリ、4
40,523……加算器、441,522……乗算器、442,558……減
算器、443,525……クリップ回路、501……第2のエッジ
強調手段、502……最大値濃度差検出回路、503……無彩
色検出回路、518,519,520,521……除算器、551,553,55
5,556……セレクタ、581……ルックアップテーブル、61
0,613,614,701,707,743,744……AND素子、702,745,749
……フリップフロップ、703,704,705……濃度変動検出
回路、708……NOT素子、709……リセット回路、732……
差分器、742……XOR素子、747……カウンタ、748……メ
モリ書換え装置、801,802……シフトレジスタ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】注目画素付近の下地色が白に近いか否かを
    判定する白下地判定手段と、前記注目画素が無彩色に近
    いか否かを判定する無彩色判定手段と、前記白下地判定
    手段から出力される白下地判定信号と、前記無彩色判定
    手段から出力される無彩色判定信号とから前記注目画素
    が文字領域か否かを判定する文字領域判定手段と、画像
    データと、前記白下地判定信号と、前記文字領域判定手
    段から出力される文字領域判定信号とから前記文字領域
    判定手段で文字領域と誤判定された中間調領域を除去す
    る中間調領域除去手段とを備えたことを特徴とする領域
    識別装置。
  2. 【請求項2】白下地判定手段は文字領域と下地との境界
    を白に近づけるために画像データのエッジを強調する第
    1のエッジ強調手段を備え、前記第1のエッジ強調手段
    から出力される第1のエッジ強調データを用いて白下地
    の判定を行うことを特徴とする請求項(1)記載の領域
    識別装置。
  3. 【請求項3】無彩色判定手段は文字領域のエッジを鮮鋭
    化し無彩色判定の誤判定を少なくするために画像データ
    のエッジを強調する第2のエッジ強調手段を備え、前記
    第2のエッジ強調手段から出力される第2のエッジ強調
    データを用いて無彩色の判定を行うことを特徴とする請
    求項(1)記載の領域識別装置。
  4. 【請求項4】注目画素を中心として点対称の位置関係に
    ある2つの画素が所定の値を持ち、かつ前記2つの画素
    の位置から同一方向にそれぞれ数画素連続して前記所定
    の値を持つ画素が存在する場合に、前記注目画素の値を
    前記所定の値にすることを特徴とする線画補正方式。
  5. 【請求項5】注目画素付近の下地色が白に近いか否かを
    判定する白下地判定手段と、前記注目画素が無彩色に近
    いか否かを判定する無彩色判定手段と、前記白下地判定
    手段から出力される白下地判定信号と、前記無彩色判定
    手段から出力される無彩色判定信号とから前記注目画素
    が文字領域か否かを判定する文字領域判定手段と、画素
    データ、前記白下地判定信号と、前記文字領域判定手段
    から出力される文字領域判定信号とから前記文字領域判
    定手段で文字領域と誤判定された中間調領域を除去する
    中間調領域除去手段と、前記中間調領域除去手段から出
    力される領域識別信号において中間調領域と誤識別され
    た文字領域を補正する線画補正手段とを備え、前記線画
    補正手段は前記注目画素を中心として点対称の位置関係
    にある2つの画素の領域識別信号が文字領域と判定さ
    れ、かつ前記2つの画素の位置から同一方向にそれぞれ
    数画素連続して文字領域と判定された画素が存在する場
    合に、中間調領域と判定された前記注目画素の領域識別
    信号を文字領域に変える手段であることを特徴とする画
    像処理装置。
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