JP2558656B2 - 磁気テ−プの記録速度自動判別装置 - Google Patents

磁気テ−プの記録速度自動判別装置

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JP2558656B2 JP61259305A JP25930586A JP2558656B2 JP 2558656 B2 JP2558656 B2 JP 2558656B2 JP 61259305 A JP61259305 A JP 61259305A JP 25930586 A JP25930586 A JP 25930586A JP 2558656 B2 JP2558656 B2 JP 2558656B2
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秀紀 林
陽 沢村
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【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、ビデオテープレコーダなどの記録テープ
速度を再生時に自動的に判別し、所定のモードに自動的
に切り換えを行わせる磁気テープの記録速度自動判別装
置に関する。
(b)発明の背景 ビデオテープレコーダなど回転ヘッドを用いたヘリカ
ルスキャン方式の磁気記録再生装置においては、記録時
に磁気テープ上に何らかの同期信号を記録しておき、再
生時に同期信号を再生してキャプスタンまたは回転ヘッ
ドシリンダの回転位相制御を行い、磁気テープのビデオ
信号などの記録トラックを回転ヘッドが正しくトレース
するようサーボ回路でトラッキング制御を行っている。
従来の家庭用ビデオテープレコーダにおいては、通常
コントロール信号と呼ぶ垂直同期信号の1/2の周波数の
パルス信号をテープ端に書き込む方式(CTL方式)が用
いられている。このコントロール信号を用いるサーボト
ラッキング制御方式では、記録テープ速度に応じてテー
プ上に記録されたコントロール信号の間隙が異なる。例
えば長時間記録のため記録テープ速度を1/2とするとコ
ントロール信号の間隙も1/2となる。
(c)従来の技術 従来、ビデオテープレコーダなどの磁気記録再生装置
においては記録テープ速度を再生時に自動的に判別し、
所定のモードに自動切り換えを行わせている。再生時に
記録テープ速度を自動的に判別する方法として、再生時
のコントロール信号の周波数と、再生テープ速度を表す
キャプスタン軸またはキャプスタンモータ軸に取り付け
られた周波数発電機から得られる信号との周波数の比か
ら判別を行っている。
すなわち、記録テープ速度とコントロール信号の再生
周波数および前記周波数発電機から得られる信号の周波
数との間には特定の関係がある。第6図はこれらの関係
を表す図であり、図において記録速度コードはSP(スタ
ンダードプレイ),LP(ロングプレイ),およびEP(エ
コノミープレイ)の三種のモードを表している。CTL信
号はコントロール信号を表していて、何れのモードでも
通常の再生状態ではテレビ信号におけるフレーム周波数
である30Hzの信号が得られる。CFG信号は前記キャプス
タンモード軸に取り付けられた周波数発電機から得られ
る信号を表していて、各テープ速度モードに応じた周波
数信号が得られる。CTL信号とCFG信号との比はテープの
各記録速度モードに応じて固有の値となる。この比の値
は再生時におけるテープ速度に関わらず一定である。
この関係を利用して従来はコントロール信号の再生周
波数と周波数発電機から得られる信号の周波数との比に
基づいてテープの記録速度の判別を行っている。具体的
にはCTL信号の一周期に含まれるCFG信号の繰り返し数を
カウントすることによって記録速度を判別している。
(d)発明が解決しようとする問題点 上記従来の磁気テープの記録速度自動判別装置におい
ては、コントロール信号の周波数とキャプスタン軸また
はキャプスタンモータ軸に取り付けられた周波数発電機
から得られる信号の二つの情報にもとずいて判別を行う
ため、システム構成が複雑であった。
この発明はコントロール信号のみから磁気テープの記
録速度を判別するようにして、システム構成を簡略化す
ることを可能とした磁気テープの記録速度自動判別装置
を提供することを目的としている。
(e)問題点を解決するための手段 この発明の磁気テープの記録速度自動判別装置は、コ
ントロール信号の再生信号の周波数を検出する再生周波
数検出手段と、 3種類のテープ速度モードのうち既知のテープ速度モ
ードで磁気テープが再生されているとき、前記再生周波
数検出手段の検出する周波数が、記録速度と同一速度で
再生されたときの磁気テープの再生周波数であるか否か
を判定する第1の周波数判定手段と、前記既知のテープ
速度モードとは異なる他の一つのテープ速度モードで記
録された磁気テープの再生周波数であるか否かを3種類
のテープ速度毎に判定する第2・第3・第4の周波数判
定手段とを設けたことを特徴としている。
(f)作用 第3図(A)は磁気テープの再生速度モードに対す
る、記録速度モードとコントロール信号の再生周波数と
の対応関係を表している。例えばEPモードで記載された
テープをSPモードで再生すれば、コントロール信号(CT
L信号)の再生周波数は90Hzとなることを表している。
このように何れの再生速度モードであってもコントロー
ル信号の再生周波数は数種類しか発生しない。第3図
(B)は記録速度モードと再生速度モードの各組合せに
おけるコントロール信号の再生周波数を表している。
本願発明の構成では、再生周波数検出手段が磁気テー
プの再生時にコントロール信号の再生周波数を検出し、
第1の周波数判定手段が、3種類のテープ速度モードの
うち既知のテープ速度モードで磁気テープが再生されて
いるとき、再生周波数検出手段の検出する周波数が記録
速度と同一速度で再生されたときの磁気テープの再生周
波数であることを判定すれば、磁気テープの記録速度は
そのときの再生速度に等しいものとして判定し、第2・
第3・第4の周波数判定手段が、前記既知のテープ速度
モードとは異なる他の一つのテープ速度モードで記録さ
れた磁気テープの再生周波数であることを判定すれば、
磁気テープの記録速度は前記他の一つのテープ速度モー
ドに等しいものとして判定し、そうでなけば、もう一つ
他のテープ速度モードに等しいものとして判定する。
(g)実施例 第1図はこの発明の実施例である磁気テープの記録速
度自動判別装置を用いたビデオテープレコーダのテープ
速度制御部におけるブロック図を表している。磁気テー
プ1にはその端部にコントロールトラックが設けられて
いて、コントロール信号が記録されている。キャプスタ
ンモータ2は磁気テープ1を一定の速度で搬送するため
のモータであり、再生速度モードに応じて予め定められ
た速度で磁気テープを搬送する。8はコントロールヘッ
ドを表し、磁気テープ1のコントロールトラックの信号
を再生する。再生されたコントロール信号は増幅回路9
によって増幅され、波形整形回路10によって矩形波とし
て再生され、モード判別部11に与えられる。キャプスタ
ンモータ2には周波数発電機3が設けられていて、その
周波数信号は増幅回路4によって増幅され、波形整形回
路5によって波形整形される。FV変換回路6は周波数信
号を電圧信号に変換する回路であり、モータドライブア
ンプ7に電圧信号を供給する。増幅回路4,波形整形回路
5およびFV変換回路6によってサーボ回路が構成され、
キャプスタンモータ2は定速回転で駆動される。
モード判別部11は前記波形整形回路10から出力された
コントロール信号(CTL)に基づいて磁気テープ1の記
録速度を判別して、その速度に応じてキャプスタンモー
タを駆動するために、前記FV変換回路6に対して再生速
度モードを表す信号を出力する。
第2図は第1図に示したモード判別部11を構成するブ
ロック図を表している。全体の制御はCPU20のプログラ
ム処理によって行われる。ROM21にはその制御プログラ
ムが予め書き込まれていて、RAM22は制御プログラムの
実行に際してワーキングエリアとして用いられる。カウ
ンタ24は前記CTL信号をカウントするカウンタでありI/O
ポート23に対してカウントデータを出力する。CPU20はI
/Oポート23を介してカウンタ24のカウントデータを読み
込む。また、CPU20はI/Oポート23を介してカウンタ24に
対してリセット信号を与える。さらに、CPU20はI/Oポー
ト23を介して第1図に示したFV変換回路に対して再生速
度モードを表す信号を出力する。
次にこのモード判別部の動作について説明する。第4
図はCPUの処理手順を表すフローチャートである。先
ず、再生速度モードをSPモードに設定する(n1)。この
処理は具体的には第1図に示したFV変換回路6に対して
再生速度モードをSPモードとするためのコードを与え
る。これによりキャプスタンモータ2はSPモードの速度
で回転する。その後カウンタをリセットして、予め定め
た一定時間の時間待ちを行う(n2→n3)。その後、カウ
ントデータを読み込む(n4)。このときのカウントデー
タはn3を時間待ちの間カウントされたCTL信号のパルス
数に相当し、この値からCTL信号の周波数を求める。CTL
信号の周波数が30Hzであれば、磁気テープに記録されて
いる記録速度モードをSPモードと見做して処理を終了す
る(n5)。CTL信号が90Hzであるとき、第3図に示した
ように磁気テープの記録速度モードはEPモードと見做し
てFV変換回路に対してEPモードのデータを与えて処理を
終了する(n5→n6→n7)。CTL信号が30Hz,90Hzの何れで
もなければ、磁気テープの記録速度モードはLPモードで
あると見做してFV変換回路に対してLPモードのデータを
与えて処理を終了する(n5→n6→n8)。
第4図に示した例は先ず再生速度モードをSPモードに
設定して、磁気テープの記録速度モードを判別する例で
あったが、最初の再生速度モードは何れのモードであっ
ても同様にして判別を行うことができる。第5図はその
場合の例について表すCPUのフローチャートである。こ
こで『周波数検出』のステップは第4図に示したn2→n3
→n4の処理に対応している。例えば、現在の再生速度モ
ードがLPモードのとき、CTL信号の再生周波数を検出し
て、その周波数が30Hzであればその状態を維持する(n1
5→n16→n15)。このとき再生周波数が45Hzとなれば再
生速度モードをEPモードに設定する(n17→n18)。この
モードにおいてCTL信号の再生周波数が30Hzであればそ
の状態を維持する(n19→n20→n19)。その後、再生周
波数が20Hzとなれば再生速度モードをLPモードに設定す
る(n21→n14)。もしEPモードにおいてCTL信号の再生
周波数が30Hz,20Hzの何れでもなければ再生速度モード
をSPモードに設定する(n21→n10)。
このようにしてコントロール信号(CTL)の再生周波
数が30Hzとなるように磁気テープの再生速度モードを切
り換えることによって記録速度モードに対応するモード
で再生を行う。上述の例で、ステップn12,n16,n20が本
願発明に係る第1の周波数判定手段に相当し、ステップ
n13,n17,n21がそれぞれ本願発明に係る第2・第3・第
4の周波数判定手段に相当する。
上記実施例はCPUの処理プログラムにおいてコントロ
ール信号の再生周波数と予め定められた値との一致判別
によって記録速度モードを判別する例であったが、磁気
テープの或る任意の再生速度について各記録速度モード
とコントロール信号の再生周波数との対応関係を予めテ
ーブルとして記憶しておき、このテーブルを参照するこ
とによって判別を行うように構成することも可能であ
る。
また、上記実施例は三つの再生速度モードの何れかの
状態で判別を行う例であったが、例えば特殊再生モー
ド,早送り再生モードあるいは巻戻し再生モードにおい
ては、磁気テープの再生速度とコントロール信号の再生
周波数との比が一定であることを利用して同様に判別す
ることができる。たとえばN倍速の早送り再生モードに
おいて判別を行う場合は、コントロール信号の再生周波
数をNで除算した値を基にして判別を行う。
なお、実施例ではテープの走行状態を考慮することに
ついては表していないが、サーボ回路などでテープが定
速走行となったことを検出して、その状態でのみ判別動
作を行うように構成すれば、キャプスタンモータの立ち
上がり時における不安定要素を除去することができる。
(h)発明の効果 以上のようにこの発明によれば、テープの搬送速度に
対応するキャプスタン軸またはキャプスタンモータ軸に
取り付けられた周波数発電機から得られる信号を用いる
ことなくコントロール信号の再生周波数のみから磁気テ
ープの記録速度を判別することができ、システム構成を
簡略化することが可能となる。しかも、コントロール信
号の再生周波数がどの周波数であるかを判定する際、4
種類の周波数についての一致判定を行うだけでよいた
め、その判定のためのプログラム容量、データ容量また
は回路規模が少なくすむ。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例である磁気テープの記録速度
自動判別装置を用いたビデオテープレコーダのテープ速
度制御部のブロック図、第2図は第1図に示したモード
判別部のブロック図、第3図(A),(B)は磁気テー
プの再生速度モードに対する、記録速度モードとコント
ロール信号の再生周波数との対応関係を表す図、第4
図,第5図は第2図に示したCPUの処理手順を表すフロ
ーチャート、第6図は記録速度モード,コントロール信
号の再生周波数,キャプスタンモータに設けられた周波
数発電機から得られる信号の周波数などの関係を表す図
である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘッドのトラッキング用コントロール
    信号が一部に記録され、予め定められた3種類のテープ
    速度モードのうち何れか一つのモードで記録された磁気
    テープを再生する際に、その磁気テープの記録速度を判
    別する磁気テープの記録速度自動判別装置であって、 前記コントロール信号の再生信号の周波数を検出する再
    生周波数検出手段と、 3種類のテープ速度モードのうち既知のテープ速度モー
    ドで磁気テープが再生されているとき、前記再生周波数
    検出手段の検出する周波数が、記録速度と同一速度で再
    生されたときの磁気テープの再生周波数であるか否かを
    判定する第1の周波数判定手段と、前記既知のテープ速
    度モードとは異なる他の一つのテープ速度モードで記録
    された磁気テープの再生周波数であるか否かを3種類の
    テープ速度毎にそれぞれ判定する第2・第3・第4の周
    波数判定手段とを設けたことを特徴とする磁気テープの
    記録速度自動判別装置。
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JPS56124150A (en) * 1980-03-04 1981-09-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Setting system for reproducing speed of recording and reproducing device
JPS5715237A (en) * 1980-07-02 1982-01-26 Sony Corp Video signal reproducer
JP2558649B2 (ja) * 1986-09-12 1996-11-27 松下電器産業株式会社 磁気テ−プの記録速度判別装置

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