JP2558625B2 - エコ−キヤンセラ - Google Patents

エコ−キヤンセラ

Info

Publication number
JP2558625B2
JP2558625B2 JP60162937A JP16293785A JP2558625B2 JP 2558625 B2 JP2558625 B2 JP 2558625B2 JP 60162937 A JP60162937 A JP 60162937A JP 16293785 A JP16293785 A JP 16293785A JP 2558625 B2 JP2558625 B2 JP 2558625B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
echo
amount
value
cancellation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60162937A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6224726A (ja
Inventor
和則 猪飼
光一 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP60162937A priority Critical patent/JP2558625B2/ja
Publication of JPS6224726A publication Critical patent/JPS6224726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558625B2 publication Critical patent/JP2558625B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電話機の2線〜4線変換を行うハイブリッ
ト回路での受話者エコーを打ち消すエコーキャンセラに
関するものである。
(従来の技術) 従来のディジタルエコーキャンセラの系について、第
2図に示すブロック図を参照して説明する。第2図にお
いて、遠端入力端1に入力した遠端入力サンプル信号x
jは、D/A変換器2により信号x(t)に変換され、エコ
ーパス3を介して電話機5に入力するが、その一部は信
号x(t)のエコー信号y(t)として送信側に漏れ
る。4はバランス回路である。なお、エコーパス3は、
2線〜4線変換を行うハイブリット回路、給電器、2線
回路から構成されている。一方、送信側には、電話機5
からの送話音や室内音等の近端入力信号n(t)が漏れ
るので、A/D変換器6には、エコー信号y(t)と近端
入力信号n(t)とを重畳した送話信号s(t)が入力
し、A/D変換された信号sjがエコーキャンセラ7に入力
される。エコーキャンセラ7は、残留エコー信号ej
と、遠端入力端1からの入力系列Xj=(xj、xj−1
……、xj-nとにより、エコーパスのインパルス応答
値を逐次推定して行く。そして、次のサンプル時点で
は、推定インパルス応答値と入力系列Xj+1とによっ
て類似エコーを発生させて、ディジタル重畳送話信号s
jから差し引くことにより、エコー信号y(t)を打ち
消し、残留エコー信号ej+1が送信出力部8から出力
される。
しかし、ダブルトーク状態においては、近端入力信号
n(t)が大きいので、インパルス応答値の推定を続け
て行くと、推定インパルス応答値は実際のインパルス応
答値とは全く異なった値に発散し、逆に重畳送話信号s
jに推定誤差を付加していくことになる。これに対処す
るため、ダブルトークのときは、エコーキャンセラ7の
推定を止める機能としてある。ダブルトークの検出は、 f(j)>C (1) の条件によっておこなっている。ここで、f(j)はx
j、sj、ejのパワーレベル及び瞬時値のいくつかを用
いたダブルトーク検出関数であり、実用上は、ダブルト
ークを高速検出するために、残留エコー信号ejのパワー
レベル或いは瞬時値を含んでいることが多い。又、Cは
ダブルトーク検出関数f(j)に対して設定されたしき
い値である。
このように式(1)によってダブルトークを検出し
て、エコーキャンセラ7のインパルス応答値の推定を止
めることにより、近端入力信号n(t)の増加に伴うエ
コーキャンセラ7の発散を防ぐことができる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前述の如き従来の方法では、始動時に
エコーキャンセラの推定誤差が残留エコーを増加させて
いる場合にも、インパルス応答値の推定を止めてしまう
ため、推定を開始できないという問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、このような問題を解決するために、推定イ
ンパルス応答値を保有するレジスタと、ダブルトーク検
出を行うための各種変数を保有するレジスタと、両レジ
スタの退避レジスタを有することにより、エコーキャン
セラの始動時およびダブルトーク時には、エコーキャン
セラの収束、発散の判定を行ない、発散の時は推定イン
パルス応答値を過去のものに戻して推定を続けるように
することにより、ダブルトークの検出速度を損なうこと
なく、始動時とダブルトーク時と共通に実行できるエコ
ーキャンセラを提供するものである。
なお、エコーキャンセラの発散の判定は、式(1)の
ダブルトーク検出関数f(j)が、 f((k+1)・m)≧f(k・m) (2) f(k・m+i)≧f(k・m)+K (3) ここで k=0、1、…… i=0、1、……、m−1 によって行い、式(2)、(3)のいずれかの条件が満
たされたときは、推定インパルス応答値をH(k・m)
に戻す。
式(2)の判定はmサンプル間隔で行ない、発散でな
い時は、その時点での推定インパルス応答値H(k・
m)とダブルトーク検出関数f(k・m)を他のメモリ
番地にコピーして推定を開始するので、始動時では確実
にエコーキャンセラを収束させてゆくことができる。
又、式(3)の判定は、各サンプル毎に行い、大きな
近端入力のある場合は、推定を停止することができる。
なお、始動時及びダブルトーク検出には、残留エコー
のパワーレベル或いは瞬時値を含む、ダブルトーク検出
関数f(j)が式(1)を満たしているものとする。
又、ダブルトーク検出関数f(j)と、f(j)の値
の変動幅により決まる値Kと、式(2)の判定を行うサ
ンプル間隔mは、いずれも適当な関数および適当な値に
設定することができる。
(作用) 本発明によれば、始動時およびダブルトーク時に式
(1)が満たされると、エコーキャンセラの収束、発散
の判定を行いながら補正演算を実行するため、始動時と
ダブルトーク時で共通な処理を行っても、始動時にはエ
コーキャンセラを収束させ、ダブルトーク時には推定を
止めることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について第1図に示す機能ブロ
ック図を参照しながら説明する。
第1図において、遠端入力端1に入力した遠端入力サ
ンプル信号は、入力用シフトレジスタ9に入力され、サ
ンプル信号列が記憶される。入力用シフトレジスタ9の
一方の出力は、積和演算器10を介して減算器11に入力さ
れる。減算器11は、近端入力端12から入力するエコー信
号と近端入力の重畳送話信号から積和演算器10からの疑
似エコー信号を差し引かれる。減算器11の演算結果は、
パワー計算器13を介し、パワー用レジスタ14に入力され
る。パワー用レジスタ14は、その内容を記録する第1の
退避レジスタ15に接続される。又、近端入力端12からの
別の出力は、出力信号のパワー計算機16を介し、パワー
用レジスタ17に入力される。パワー用レジスタ17は、そ
の内容を記憶する第2の退避レジスタ18に接続される。
次に、パワー用レジスタ14,17の出力Epj,Spjおよび前
述の退避レジスタ15,18の出力EpM,SpMは、パワー比較
器19に入力され、第1の打消量10log(Epj/Spj)およ
び第2の打消量10log(EpM/SpM)が計算される。さら
にパワー比較器19では、これら第1および第2の打消量
に基づいて後述する処理により信号Sを出力し、パワー
用レジスタ14,17とそれぞれの退避レジスタ15,18間、及
び推定インパルス応答値を記憶するための推定インパル
ス用レジスタ20とその第3の退避レジスタ21間のデータ
転送を制御している。
シフトレジスタ9の別の出力は、2乗和計算器22に入
力される。2乗和計算器22はシフトレジスタ9のデータ
の2乗和が計算されて、推定インパルス応答値の補正を
計算するための補正量計算器23に入力される。補正量計
算器23は、入力用シフトレジスタ9の別の出力と、2乗
和計算器22の出力と、減算器11の別の出力、及びステッ
プゲイン用レジスタ24からの推定インパルス応答値の補
正係数αによって、推定インパルス応答値の補正量を計
算して、推定インパルス応答の補正を行うための加算器
25に入力される。さらに、加算器25の出力は推定インパ
ルス用レジスタ20に入力される。また、推定インパルス
用レジスタ20及び退避レジスタ21の出力は、積和演算器
10において、入力用シフトレジスタ9の出力と共に演算
される。
このような実施例において、パワー用レジスタ14,17
とそれぞれの退避レジスタ15,18間、及び推定インパル
ス応答値を記憶するための推定インパルス用レジスタ20
とその第3の退避レジスタ21間のデータ転送制御は第3
図のフロー図で示される。以下に各ステップの処理を述
べる。
ステップ1:始動時に、前記推定インパルス用レジスタ20
と前記第1及び第2のパワー用レジスタ14,17と前記第
1乃至第3の退避用レジスタ15,18,21をそれぞれクリア
し、ステップ2に移行する。
ステップ2:前記パワー比較器19において前記第1の打消
量を計算し、式(4)が満たされないときシングルトー
ク処理のステップ3に移行し、満たされるときステップ
4に移行する。
f(j)=10log(Epj/Spj)>−15 (4) [ただしEpj=Spj=0の時は、f(j)=0dBとす
る] ステップ3:前記受信入力信号列の入力サンプル毎に前記
推定インパルス応答値Hjの補正演算を行って、128サン
プル時間毎に前記第1及び第2のパワー用レジスタ14,1
7の前記残留エコーパワーEpj及び前記エコーパワーSp
jをそれぞれ前記第1及び第2の退避レジスタ15,18に記
憶させるシングルトーク処理を行い、式(4)が満たさ
れない間はこのシングルトーク処理を継続し、満たされ
たときはステップ4へ移行する。
ステップ4:前記第1及び第2のパワー用レジスタ14,17
の前記残留エコーパワーEpj及び前記エコーパワーSpj
を前記第1及び第2の退避レジスタ15,18に、前記推定
インパルス用レジスタ20の前記推定インパルス応答値H
jを前記第3の退避レジスタ21にそれぞれ記憶させてバ
ックアップした上、前記推定インパルス応答値Hjの補
正演算を128サンプル時間行う処理であって、その過程
において前記第1の打消量と前記第2の打消量の間で式
(5)を満たしたときは、即座に、前記推定インパルス
応答値Hj、前記残留エコーパワーEpj及び前記エコー
パワーSpjをそれぞれの退避レジスタ21,15、18の値、
即ち、前記バックアップ値HM、前記残留エコーパワー
EpM及び前記エコーパワーSpMに置き換えた後、再び12
8サンプル時間の補正演算を行い、128サンプル時間の補
正演算終了時にステップ5へ移行する。
f(j)>10log(EpM/SpM)+3 (5) [ただしEpM=SpM=0の時は、(5)式の右辺は3dB
とする] ステップ5:前記パワー比較器19において前記第1の打消
量と前記第2の打消量とを比較し、 式(6)を満たし打消量の時間的な劣化が検出された
ときは、前記推定インパルス応答値Hj、前記残留エコ
ーパワーEpj及び前記エコーパワーSpjをそれぞれの退
避レジスタ21,15,18の値、即ち前記バックアップ値H
M、前記残留エコーパワーEpM及び前記エコーパワーSp
Mに置き換えて、ステップ2に移行し、 式(6)を満たさず打消量の時間的な劣化が検出され
ないときは、前記第1及び第2のパワー用レジスタ14,1
7の前記残留エコーパワーEpj及び前記エコーパワーSp
jを前記第1及び第2の退避レジスタ15,18に、前記推定
インパルス用レジスタ20の前記推定インパルス応答値H
jを前記第3の退避レジスタ21にそれぞれ記憶させてバ
ックアップした上、ステップ2に移行する。
f(j)>10log(EpM/SpM) (6) [ただしEpM=SpM=0の時は、(6)式の右辺は0dB
とする] 電源投入から前記第1の打消量が−15dB以下になって
式(4)が満たされなくなるまでの始動時は、まず上記
ステップ1を行い、上記ステップ2,ステップ4,ステップ
5が繰り返し実行される。これにより前記第一の打消量
が改善され式(5)および(6)が満たされなければ12
8サンプル時間毎に前記第1乃至第3の退避レジスタが
更新される。この期間で近端入力端12からの入力の内エ
コー以外の重畳送話信号レベルが大きいダブルトーク状
態になると、式(5)が満たされて前記推定インパルス
応答値Hj、前記残留エコーパワーEpj及び前記エコー
パワーSpjをそれぞれの退避レジスタ21,15,18の値、即
ち前記バックアップ値HM、前記残留エコーパワーEpM
及び前記エコーパワーSpMに置き換え、ステップ4の処
理のみが継続されるので推定は進行しなくなる。またダ
ブルトーク状態であったにも関わらず、ステップ4の処
理が128サンプル実行されてもステップ5の式(6)に
よって、より確実に打消量の劣化の有無を判定できるの
で、劣化がなければバックアップ処理を行い、劣化があ
れば前にバックアップした値に推定値を戻すことにより
誤って実効した補正演算を無効にすることができる。
推定が進んで第1の打消量が−15dB以下になって式
(4)が満たされなくなると、シングルトーク状態と判
定し上記ステップ2,ステップ3が繰り返し実行される。
この期間では式(5)及び式(6)などの第1の打消量
の瞬間的な劣化は無視して高速に推定を進行させる。但
し上記ダブルトーク状態になると、式(4)が満たされ
るので、上記のダブルトーク状態になる。ここでステッ
プ1により第2の打消量が0dBから始まる始動時は推定
は進むが、一度シングルトーク処理を行うと上記第2の
打消量は小さい値になるため式(5)および式(6)は
満たされ、推定は停止される。
すなわち、本発明によれば、ダブルトーク時の処理と
して、推定インパルスの更新を停止するのではなく、推
定インパルス用レジスタ20の推定インパルス応答値Hj
とパワー用レジスタ14,17の残留エコーパワーEpj及び
エコーパワーSpjとをそれぞれの退避レジスタ21の推定
インパルス応答値HMと退避レジスタ15,18の残留エコー
パワーEpM及びエコーパワーSpMの値に戻すという考え
方を用いているため、始動時とダブルトーク時で同一の
処理(ステップ2,4,5)を行うことができ、又、始動時
には推定インパルスを収束させ、ダブルトーク時には推
定を停止することができる。
なお本実施例では、エコーキャンセラの動作中にエコ
ー経路の性質が大きく変化する可能性がある場合を考慮
したので、ステップ4の最初にバックアップ処理を行っ
て第2の打消量10log(EpM/SpM)を大きな値にして再
推定を行いやすくしているが、このようなエコー経路の
変化がなくダブルトークのみを考慮すればよい場合は推
定をやりなおす必要がないので、この処理は省く、また
は上記バックアップとは逆に各値を退避レジスタの値に
戻す処理にしてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、信号の入出力
レベルに影響されることなく、打消量が確実に改善する
過程における第1の打消量及び推定インパルス応答値が
2つのパワー用レジスタ及び推定インパルス用レジスタ
のそれぞれの退避用レジスタにバックアップできるの
で、第1の打消量と第2の打消量とを比較して、第1の
打消量の時間的な劣化を確実に検出できるという効果を
奏する。
又、第1の打消量の時間的な劣化の検出後の処理は、
バックアップした推定インパルス応答値HMを推定イン
パルス用レジスタに読み出して行うので、ダブルトーク
の検出遅れ等による推定インパルス応答値の劣化が非常
に少なくなるという効果を奏する。
更に、第1の打消量の時間敵な劣化の推定を停止させ
る処理を、2つのパワー用レジスタ及び推定インパルス
用レジスタの各退避用レジスタにバックアップしてある
残留エコーパワーEpM、エコーパワーSpM及び推定イン
パルス応答値HMをそれぞれ2つのパワー用レジスタ及
び推定インパルス用レジスタに読み出すようにすること
により、始動時とダブルトーク時との処理が共通になっ
て、制御が簡単になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のブロック図、第2図は従来の
ディジタルエコーキャンセラのブロック図、第3図は本
発明のパワー用及び推定インパルス用レジスタとこれら
のレジスタに対応する退避レジスタ間のデータ転送制御
方法を示すフロー図を示す。 1……遠端入力端、2……D/A変換器、3……エコーパ
ス、4……バランス回路、5……電話機、6……A/D変
換器、7……エコーキャンセラ、8……送信出力部、9
……入力用シフトレジスタ、10……積和演算部、11、25
……加算器、12……近端入力端、13、16……パワー計算
器、14、17……パワー用レジスタ、15、18、21……退避
用レジスタ、19……パワー比較器、20……推定インパル
ス用レジスタ、22……2乗和計算器、23……補正量計算
器、24……ステップゲイン用レジスタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠端入力端に入力した受信入力信号列を記
    憶する入力用レジスタ9と、 前記受信入力信号列とエコー経路の推定インパルス応答
    値との畳込演算を行って疑似エコーを発生する積和演算
    器10と、 この疑似エコーを近端入力に入力したエコー信号から差
    し引いて残留エコーを求める減算器11と、 前記受信入力信号列の2乗和の値を計算する2乗和計算
    器22と、 前記受信入力信号例と、前記2乗計算器22の2乗和の値
    と、上記残留エコーと、予め設定された補正係数とによ
    り、上記残留エコーの2乗値を零に近づけるように上記
    推定インパルス応答値を補正する補正量を求める補正量
    計算器23と、 前記補正量計算器23で得られた前記補正量により、前記
    推定インパルス応答値を補正する加算器25と、 前記残留エコーに基づいて第1のパワー計算器で演算さ
    れた残留エコーパワーEpjを記憶する第1のパワー用レ
    ジスタ14と、 前記残留エコーパワーEpjのバックアップとして残留エ
    コーパワーEpM(但し、バックアップ時にはEpj=Ep
    M)を記憶する第1の退避用レジスタ15と、 近端入力端に入力した前記エコー信号に基づいて第2の
    パワー計算器で演算されたエコーパワーSpjを記憶する
    第2のパワー用レジスタ17と、 前記エコーパワーSpjのバックアップとしてエコーパワ
    ーSpM(但し、バックアップ時にはSpj=SpM)を記憶
    する第2の退避用レジスタ18と、 前記加算器により逐次補正される推定インパルス応答値
    Hjを記憶する推定インパルス用レジスタ20と、 前記推定インパルス応答値Hjのバックアップとして推
    定インパルス応答値HM(但し、バックアップ時にはHj
    =HM)を記憶する第3の退避用レジスタ21と、 前記残留エコーパワーEpjと前記エコーパワーSpjとの
    比からなる第1の打消量が所定の値以上であって、始動
    或いはダブルトーク時であるのか、所定の値以下であっ
    て、シングルトーク時であるのかの判定と、始動或いは
    ダブルトーク時に前記第1の打消量及び前記残留エコー
    パワーEpMと前記エコーパワーSpMとの比からなる第2
    の打消量を比較して、前記第1の打消量の時間的な劣化
    の有無の判定を行い、対応する制御信号を出力するパワ
    ー比較器19とを備え、 始動時に、前記推定インパルス用レジスタ20と前記第1
    及び第2のパワー用レジスタ14、17と前記第1乃至第3
    の退避用レジスタ15、18、21をそれぞれクリアし、ステ
    ップ2に移行する処理を行うステップ1と、 前記パワー比較器19において前記第1の打消量を計算
    し、この第1の打消量が所定の値以下になったときシン
    グルトーク処理のステップ3に移行し、第1の打消量が
    所定の値より大きくなったときステップ4に移行する処
    理を行うステップ2と、 前記受信入力信号列の入力サンプル毎に前記推定インパ
    ルス応答値Hjの補正演算を行って、一定時間毎に前記
    第1及び第2のパワー用レジスタ14、17の前記残留エコ
    ーパワーEpj及び前記エコーパワーSpjをそれぞれ前記
    第1及び第2の退避レジスタ15、18に記憶させるシング
    ルトーク処理を行い、常に前記パワー比較器19において
    前記第1の打消量を計算し、この第1の打消量が所定の
    値以下のときはこのシングルトーク処理を継続し、第1
    の打消量が所定の値より大きくなったときはステップ4
    へ移行する処理を行うステップ3と、 前記推定インパルス応答値Hjの補正演算を所定回数行
    う処理であって、その過程において前記第1の打消量が
    前記第2の打消量よりも大きく劣化したときは、即座
    に、前記推定インパルス応答値Hj、前記残留エコーパ
    ワーEpj及び前記エコーパワーSpjをそれぞれの退避レ
    ジスタ21、15、18の値、即ち前記バックアップ値HM、
    前記残留エコーパワーEpM及び前記エコーパワーSpMに
    置き換えた後、再び所定回数の補正演算を行うことを含
    み、所定回数の補正演算終了後にステップ5へ移行する
    処理を行うステップ4と、 前記パワー比較器において前記第1の打消量と前記第2
    の打消量とを比較し、前記第1の打消量が前記第2の打
    消量よりも劣化し、その時間的な劣化が検出されたとき
    は、前記推定インパルス応答値Hj、前記残留エコーパ
    ワーEpj及び前記エコーパワーSpjをそれぞれの退避レ
    ジスタ21、15、18の値、即ち前記バックアップ値HM、
    前記残留エコーパワーEpM及び前記エコーパワーSpMに
    置き換えて、ステップ2に移行し、前記第1の打消量が
    前記第2の打消量よりも改善され、その時間的な劣化が
    検出されないときは、前記第1及び第2のパワー用レジ
    スタの前記残留エコーパワーEpj及び前記エコーパワー
    Spjを前記第1及び第2の退避レジスタ15、18に、前記
    推定インパルス用レジスタの前記推定インパルス応答値
    Hjを前記第3の退避レジスタ21にそれぞれ記憶させて
    バックアップした上、ステップ2に移行する処理を行う
    ステップ5とを設け、前記ステップ1乃至ステップ5の
    処理を行うことを特徴とするエコーキャンセラ。
JP60162937A 1985-07-25 1985-07-25 エコ−キヤンセラ Expired - Lifetime JP2558625B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60162937A JP2558625B2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25 エコ−キヤンセラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60162937A JP2558625B2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25 エコ−キヤンセラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6224726A JPS6224726A (ja) 1987-02-02
JP2558625B2 true JP2558625B2 (ja) 1996-11-27

Family

ID=15764077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60162937A Expired - Lifetime JP2558625B2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25 エコ−キヤンセラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558625B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW432855B (en) 1996-04-25 2001-05-01 Mitsubishi Electric Corp Echo eliminator
JP3385221B2 (ja) 1998-11-16 2003-03-10 沖電気工業株式会社 エコーキャンセラ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK151919C (da) * 1979-06-28 1988-08-15 Radiometer As Fremgangsmaade, referencevaeske og referencevaeskesystem til samtidig kalibrering og/eller kvalitetskontrol af calciumfoelsomme elektroder og ph-elektroder

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6224726A (ja) 1987-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2518433B2 (ja) ダブルト―ク検出回路
US6507652B1 (en) Echo canceller employing dual-H architecture having improved non-linear echo path detection
JP2778513B2 (ja) エコーキャンセラ装置
US20060115078A1 (en) Echo canceller having improved non-linear processor
US4479036A (en) Echo control system
JPH08265224A (ja) エコーキャンセラ
JP2558625B2 (ja) エコ−キヤンセラ
JPH0744423B2 (ja) エコーキャンセラ
US6442273B1 (en) Echo canceller and echo cancelling method
JP2953954B2 (ja) ダブルトーク検出装置およびエコーキャンセラ
JPS62278825A (ja) エコ−キヤンセラ制御方法
JP3187716B2 (ja) 反響消去装置
JPH10303786A (ja) エコーキャンセラ
JP3147457B2 (ja) エコーキャンセラ制御法
JP2949989B2 (ja) エコー消去装置
JP3304119B2 (ja) エコーキャンセラ
JPH07193528A (ja) エコーキャンセラ制御方法及びそのエコーキャンセラ装置
JPH08251080A (ja) エコーキャンセラ
JP4474522B2 (ja) 残差抑圧可変型エコーキャンセラ
JPH08265222A (ja) エコーキャンセラ
JPH02305231A (ja) エコーキャンセラ
JP2516260B2 (ja) エコ―キャンセラ
JPS6210933A (ja) ダブルト−ク検出方法
JP2000082981A (ja) エコーキャンセラ
JPS5961234A (ja) 適応型反響消去装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term