JP2558426Y2 - 研削盤 - Google Patents

研削盤

Info

Publication number
JP2558426Y2
JP2558426Y2 JP2691891U JP2691891U JP2558426Y2 JP 2558426 Y2 JP2558426 Y2 JP 2558426Y2 JP 2691891 U JP2691891 U JP 2691891U JP 2691891 U JP2691891 U JP 2691891U JP 2558426 Y2 JP2558426 Y2 JP 2558426Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grindstone
reciprocations
reciprocating
shaft
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2691891U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04122450U (ja
Inventor
利孝 永井
Original Assignee
株式会社アマダワシノ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アマダワシノ filed Critical 株式会社アマダワシノ
Priority to JP2691891U priority Critical patent/JP2558426Y2/ja
Publication of JPH04122450U publication Critical patent/JPH04122450U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558426Y2 publication Critical patent/JP2558426Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、研削盤に係り、さらに
詳細には、ワークが載置されるテーブルに往復運動を与
え、前記テーブルの上方に設けられた砥石を回転自在に
軸支する砥石軸に前記ワークへの切込みを与えて研削す
る研削盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4および図5に示すように、研
削盤は、砥石1によりテーブル3上のワークWを研削加
工する際に、その多くがテーブル3を反転するときこの
テーブル3の反転信号を受けて、ワークWの動きa1,a2,
a3,a4 …に対して、砥石1の断続的な切込みb1,b2,b3,b
4 …が行われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
断続的な切込み方法は、例えば1分間当りのテーブル3
の反転回数が多くなると、切込みと切込みの時間的間隔
が短縮し、切込み動作の追従が困難となる。最近では、
高能率研削の要求が増大すると共に、テーブル3の高速
度反転が要求されており、それに対応する手段として油
圧式反転機構に加えて、クランク式反転機構のものが市
販し始めている。これらの最近技術による研削盤は、1
分間に500往復の高速反転を可能としている。
【0004】このような高速反転に対して、従来の反転
時にのみ切込みを行う方法では、切込み機構の追従が困
難で、これに対応するために、図6および図7に示すよ
うにワークWの動きa1,a2,a3,a4 …に対して、砥石1の
連続的な切込みc1,c2,c3,c4…が行われていた。
【0005】ところが、連続的な切込み方法には次のよ
うな問題点があった。
【0006】(1) 切込み条件の設定方法が送り速度(mm
/分)で、従来の1回当りの切込み方法(mm/回)とは
異なるために、理解しがたい。
【0007】(2) テーブル3の1分間当りの往復回数を
変えた場合に、上下送り速度を変化させないと研削条件
を一定にすることができない。
【0008】(3) テーブル3の1分間当りの往復回数を
小さくすると、1往復当りに換算した切込みが大きくな
り危険である。
【0009】本考案の目的は、上述の問題点を改善する
ために、単位時間としての1分間当りのテーブル往復回
数の増減に応じて、切込み速度を増減させ、研削条件を
一定に保持するように設定制御される研削盤を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、ワークが載置されたテーブルに往復運動
を与えるテーブル往復運動装置と、前記テーブルの上方
に設けられ砥石を回転自在に軸支する砥石軸と、前記砥
石軸を上下方向に移動させ前記ワークに対する所要の切
込みを前記砥石に与えて前記ワークの研削を行う研削盤
において、単位間当りの前記テーブルの往復回数を検出
するテーブル往復回数検出センサと、前記テーブル往復
回数検出センサにより検出した単位時間当りの前記テー
ブルの往復回数に応じて前記砥石の切込み速度を算出す
る演算装置とを備えてなるものである。
【0011】
【実施例】本考案は、その実施例を図面に基づいて、詳
細に説明する。
【0012】図3は本考案が実施される研削盤の概略構
成図を示す。図において研削盤5は、主としてワークW
が載置されたテーブル3に往復運動を与えるテーブル往
復運動装置7(図1)と、前記テーブル3の上方に設け
られ砥石1を回転自在に軸支する砥石軸9と、前記砥石
軸9を昇降自在に移動させ前記砥石1に所要の切込みを
与える砥石軸上下送り装置11とから構成される。テー
ブル往復運動装置7は、例えば図示されないクランク機
構がベット13に内蔵され、駆動モータ15(図1)に
より駆動されてテーブル3を往復運動させる。
【0013】また、砥石軸9は、砥石保持部材17の後
部に装着された砥石駆動モータ19の回転が軸体21を
経て、砥石保持部材17の前面に設けられた砥石1に伝
達され回転駆動する。なお、23は砥石保持部材17に
取付けられ砥石1を保護する安全カバーである。
【0014】砥石軸上下送り装置11は、コラム25の
前面に設けられたガイドレール27と、コラム25の頭
部に設けられた上下送りモータ29と、ギャボックス3
1および送りネジ(上下送り軸)33とからなる。上下
送り軸33は、上下送りモータ29、ギャボックス31
を経て回転駆動され、ガイドレール27の摺動面に沿っ
て、砥石軸9を昇降自在に移動させるものである。
【0015】また、砥石軸上下送り装置11は、上下送
りモータ29の回転運動を上下送り軸33により直線運
動に変化し、砥石軸9の上下送り速度を制御し、砥石1
に所要の切込み速度を与えて前記ワークWを研削させる
ものである。
【0016】図1は本考案の実施例に係る研削盤の概要
説明図を示す。図において上下送り速度制御装置35
は、テーブル往復運動検出センサ、本実施例ではエンコ
ーダ37および演算装置、本実施例では研削盤5の数値
制御装置(NC装置)17とからなる。エンコーダ37
は、テーブル往復運動装置7の駆動モータ15に設けら
れ、この駆動モータ15に同期して回転する回転速度を
検出し、テーブル3の単位時間としての1分間当りの往
復回数とするパルス列をNC装置17に入力する。 ま
た、作業者が入力する研削条件は、上下送り速度ではな
く、従来方法と同様にテーブル3の1往復当りの所要切
込み量である。この切込み量と、1分間当りのテーブル
3の往復回数との2っの情報を演算して、砥石軸上下送
り装置11の上下送り速度を算出し、上下送りモータ2
9の送り速度を設定し制御するものである。
【0017】すなわち、単位時間としての1分間当りの
テーブル3の往復運動とは、1分間当りの駆動モータ1
5の回転速度(rpm)と、この駆動モータ15の1回転当
りのテーブル3の往復回数との積として得られ、この1
分間当りのテーブル3の往復数と作業者が入力する切込
み量(mm/ 1往復)との積が上下送り軸33の送り速度
(mm/ 分)として、上下送りモータ29の送り速度を制
御することが可能である。
【0018】従って、テーブル往復動作装置7の駆動モ
ータ15の回転をエンコーダ37にて常時監視し、単位
時間としての1分間当りのテーブル3の往復回数がいか
に変化しても、これに対応して上下送り速度が変化し、
常に研削条件を一定に保持することができる。それ故
に、作業者は特に送り速度については意識することな
く、従来のように切込み量(mm/ 往復)の入力方法をす
ればよく、取扱いが容易である。
【0019】もし、万一テーブル3の往復運動に故障が
発生し停止した場合には、砥石軸上下送り装置11の上
下送りが停止することになり、研削盤5の安全性が確保
される。
【0020】次に、図2は他のテーブル往復運動検出セ
ンサの概要説明図を示す。1分間当りのテーブル往復回
数を検出するセンサ、本実施例では近接スイッチ41
は、テーブル往復運動装置7が図1で説明するクランク
機構でない場合のテーブル3に近接して設けられる。ま
た、テーブル3側に近接スイッチ41を動作させる検出
用ドグ43が設けられ、このドグ43が近接スイッチ4
1を通過するごとにその往復回数がカウントされる。
【0021】なお、本考案は、上記実施例に限定される
べきものではなく、適宜な設計的変更を行うことによ
り、他の態様においても実施することが可能であって、
例えば近接スイッチ41は、同じくドグ43で作動する
リミットスイッチとしてもよい。
【0022】
【考案の効果】上記説明ですでに明らかなように、本考
案は、単位時間当りのテーブルの往復回数を検出するテ
ーブル往復回数検出センサを設け、前記テーブル往復回
数検出センサにより検出した単位時間当りの前記テーブ
ルの往復回数に応じて前記砥石の切込み速度を算出する
演算装置を設けることによって、従来技術の問題点が有
効に解決され、単位時間当りのテーブル往復回数の増減
に応じて、切込み速度が増減され、研削条件が一定に保
持されるように制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る研削盤の概要説明図である。
【図2】他のテーブル往復運動検出センサの概要説明図
である。
【図3】本考案が実施される研削盤の概略構成図であ
る。
【図4】従来の砥石の切込み方法の説明図である。
【図5】図4の砥石およびワークの動き説明図である。
【図6】テーブルの高速反転に対応する砥石の切込み方
法の説明図である。
【図7】図6の砥石およびワークの動き説明図である。
【符号の説明】
1 砥石 3 テーブル 5 研削盤 7 テーブル往復運動装置 9 砥石軸 11 砥石軸上下送り装置 15 テーブル駆動モータ 19 砥石駆動モータ 29 上下送りモータ 33 上下送り軸 35 上下送り速度制御装置 37 エンコーダ 39 NC装置 41 近接スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークが載置されたテーブルに往復運動
    を与えるテーブル往復運動装置と、前記テーブルの上方
    に設けられ砥石を回転自在に軸支する砥石軸と、前記砥
    石軸を上下方向に移動させ前記ワークに対する所要の切
    込みを前記砥石に与えて前記ワークの研削を行う研削盤
    において、単位間当りの前記テーブルの往復回数を検出
    するテーブル往復回数検出センサと、前記テーブル往復
    回数検出センサにより検出した単位時間当りの前記テー
    ブルの往復回数に応じて前記砥石の切込み速度を算出す
    る演算装置とを備えることを特徴とする研削盤。
JP2691891U 1991-04-19 1991-04-19 研削盤 Expired - Lifetime JP2558426Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2691891U JP2558426Y2 (ja) 1991-04-19 1991-04-19 研削盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2691891U JP2558426Y2 (ja) 1991-04-19 1991-04-19 研削盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04122450U JPH04122450U (ja) 1992-11-04
JP2558426Y2 true JP2558426Y2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=31911316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2691891U Expired - Lifetime JP2558426Y2 (ja) 1991-04-19 1991-04-19 研削盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558426Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04122450U (ja) 1992-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1779970B1 (en) Numerically-controlled work centre for machining plates of glass, stone, marble and the like, with two or more machining heads
JPH03221311A (ja) ミーリング式走行鋼管切断機
DK166661B1 (da) Skaerpemekanisme til at slibe et skaerevaerktoej i et skaerehoved
EP0074855B1 (en) Automatic grinding
CN202207953U (zh) 蓝宝石研磨机
JP2558426Y2 (ja) 研削盤
CN1850449A (zh) 竖轴双端面数控平面磨床的磨削自动补偿装置
KR200443786Y1 (ko) 석재 곡면 절단장치
JPH08318456A (ja) 主軸テーパ穴再研装置
US3372322A (en) Stepping motor feed for a grinder including a high speed slewing motor
JPH11179628A (ja) Nc工作機械
JP4462731B2 (ja) 砥石の上下ドレッシング方法および研削装置
CN203956647U (zh) 插齿刀磨齿机
CN207971820U (zh) 基于金刚石滚轮修整磨床的自动化补料系统
US4505212A (en) Shape forming and quilting apparatus
KR100512535B1 (ko) 재단폭조정장치
JPH0349865A (ja) 研削盤
CN111890169A (zh) 数控圆锥滚子球基面磨床
CN108161722A (zh) 基于金刚石滚轮修整磨床的自动化补料系统
CN219275414U (zh) 数控金刚石砂轮修整机
JP2000343424A (ja) ロータリ研削装置
JP6831675B2 (ja) 研削装置
JP2545025Y2 (ja) 研削盤
JP2003326445A (ja) 研削装置
SU656813A1 (ru) Вертикальный шлифовальный станок с числовым программным управлением

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term