JP2558071B2 - 道路橋継目部のジョイント - Google Patents
道路橋継目部のジョイントInfo
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Description
橋継目部の遊間に沿って取付ける伸縮ジョイントに関
し、さらに詳しくは走行車両の重量規制緩和に対応して
既往の道路橋の床板の嵩上げ施工および新設道路橋への
取付け施工を簡易にすると共に、大きくなった走行車両
の重量圧に耐え得る剛性を有するジョイントに関する。
板を長さ方向に沿って連続凹凸状に屈曲した一対のジョ
イント部材を、互いに遊空間を保って凹凸部を入り組ま
せ対面して垂直に配し、或いは裾広がりに傾斜させて対
向して配し、対向するジョイント部材の凹部下端辺には
入り組んだ相手方凸部の伸縮変位を妨げないよう互いの
凸部毎の下端辺にベースプレートが飛び石状に張着され
ていた。
下端辺が、相手方ジョイント部材(ベースプレート)に
乗りかかって突き上げることを回避することはできるも
のの、橋脚間に架設された道路橋の床板および桁部は、
一方端を橋脚上に固定し、他端を遊動フリーにして順次
交互に設置し道路橋の伸縮を吸収するもので、施工時に
は橋脚上に相対設置された固定側の床板と遊動側の床板
との遊間上で凸部が互いに相手方床板上に乗っかかり道
路橋継目部での変位に対応して吸収することができなく
なるため、各々の床板から浮かせて載置し、スタッド鉄
筋、アンカー鉄筋、横鉄筋などで固定し、生コンクリー
トを互いのジョイント部材の背側に打込んで取付けてい
た。
走行車両の重量規制緩和に伴う重量拡大で、既往道路橋
の路面の補強嵩上げ、さらには道路橋の新設などの工事
において、従来は前述のようにジョイント部材下端辺の
ベースプレートが凸部毎の反対向面側にのみ飛び石状に
各個離れ離れに張着されたジョイントが使用されてい
た。
工時の前記浮かせ構造を余儀なくされていた凹部下端辺
にベースプレートを設けることができない従来のジョイ
ント部材では、凸部の張出し量が凹凸部の深さに相当す
る大きなものとなるため、耐重性が対応しきれなくなる
等強度的に乏しいものであった。
下面はベースプレートが張着されていない切りっ離した
ままの状態であるため、施工時にジョイント部材の互い
の反対向面側に打込んだ生コンクリートが、床板との浮
き空間を通してジョイント部材の遊空間に流れ出し、こ
れが道路橋継目部の床板同士の遊間に流れ落ち埋めてし
まって、遊間による道路橋の熱伸長および地殻変位への
対応が阻害されると共に、生コンクリートのセメント、
細骨材などの要材が流れ出て、取替え施工養生部および
新設での打込み床板部のコンクリート組織が配合通りの
強度が得られない脆弱構造となって、道路橋自体の耐久
性を悪くする要因ともなっていた。
材の下端辺を道路橋継目部の床板から浮かせて遊間基礎
部(床板または桁部)への凸部張出し量が大きくなった
不安定な状態で取付けなければならない難点があるた
め、取付け後のジョイントは大きく張出した浮かせ空間
への走行車両の度重なる重量および衝撃で疲労し易く、
よって浮かせ空間を確保することができなくなって、凸
部において相手方床板上に乗っかかり、これが道路橋の
熱伸長および地殻変位で相手方ジョイント部材を突き上
げて道路面に突出させる結果となる。
ントおよび床板を傷めて道路面を破損させ、車両の走行
に支障を来たすため、早期に取替え改修をしなければな
らない効率の悪い構成であった。
部のジョイントにおいて、ジョイント部材の長い使用に
耐え得る堅牢性に加え、相対するジョイント部材同士お
よび相手方床板、桁部によるジョイント部材の互いの変
位吸収作用を妨げることのない安定した取付けが得られ
ると共に、施工時の生コンクリートがジョイント部材の
下端辺から床板等の遊間に進出することを防止し、さら
に改修取付け時の床板切欠き部への生コンクリートの補
填を確実にし、また凹凸部での張出し量を可及的少なく
する等によって従来のジョイントにおける問題解決を目
的とする。
成するため、道路橋継目部の遊間部分に対向して取付け
るべく一対のジョイント部材を全長に亘り波形に凹凸屈
曲して互いに入り組ませて配し、相対するジョイント部
材の遊空間に沿ってゴム、軟質合成樹脂などの可撓伸縮
性資材から成る受部材を介在させて水密的に固着して成
るジョイントにおいて、ジョイント部材の互いの凸部に
おける下端辺を上方に切欠いて切欠辺を形成し、各ジョ
イント部材の残る下端辺、即ち凹部に相当する下端辺に
長さ方向に亘り一連のベースプレートを水平状に固着す
ると共に、切欠辺にベースプレートに繋がる底板を張着
閉鎖して成り、全長に亘る一連のベースプレートによ
り、凹凸部の張出し量を小さくしたことを特徴とする道
路橋継目部のジョイントを提案する。
手方ジョイント部材の凹部に入り組ませた凸部は、相手
方ベースプレート上に、また施工後は相手方床板、桁部
材上に直接乗り接することがないため、ジョイント部材
の凸部下端においても道路橋の伸縮変位を吸収すること
ができると共に、各ジョイント部材の下端辺を床板また
は桁部上に緊密に載置し、張出し量を少なくして、しっ
かり取付けることができる。
亘るベースプレートと切欠辺の底板とが、切れ目のない
一連の筋骨となって、凹凸部による張出し量(深さ)を
小さくして、ジョイント部材の剛性が増大し、道路橋の
道路肉厚および走行車両重量の増大に対応する耐重性が
得られる。
は桁部上に臨むジョイント部材の凸部下端を閉鎖するた
め、取付け施工時の生コンクリートが、道路橋継目部に
流れ出して遊間を塞ぐことがないと共に、生コンクリー
トの主要材が流失してコンクリート組織が脆弱になるこ
とを防いで、配合通りの堅牢なコンクリート組織を確保
する。
ントの実施例を図面を用いて説明する。
目部のジョイントを説明する図で、(1)はジョイント
部材を示し、図1および3において、ジョイント部材
(1)は帯状の鋼鉄板を長さ方向に沿って連続する波形
の凹凸部(1a)(1b)に形成する。
長さ方向に沿って、帯状の鋼鉄板から成るベースプレー
ト(3)の対向面(1d)側端辺を、望ましくは凹凸部
(1a)(1b)の波形深さの略1/2以下、即ち波形
深さの約半分まで進出させて全長に亘り一連の断面倒T
字形に水平に熔接固着し、凸部(1b)における下端辺
を前記ベースプレート(3)の対向面(1d)側端辺の
位置から対向面(1d)側に向って上方に傾けて切欠い
て切欠辺(2)とし、該切欠辺(2)に底板(4)を対
向面(1d)側に上向き傾斜させて熔接張着してベース
プレート(3)の対向面(1d)側端辺に繋いで凸部
(1b)の切欠辺(2)を閉鎖して成る。
d)側端辺の進出幅は、施工現場での床板(11) (1
1) の遊間(12) の間隔によって異なり、最も一般的
な遊間(12) での垂直対向するジョイントでは、波形
深さの略1/2以下が前記遊間(12) の伸長変位に有
効に対応することができるものできるが、図7に示すよ
うに床板(11) (11) の遊間(12) 間隔がが比較
的広い場合、または図8,9に示すようにジョイント部
材(1) を傾斜させて対向したジョイントでは、ベース
プレート(3)の対向面(1d)側端辺の進出幅は1/
2以上に任意に設定することができるものである。ま
た、ベースプレート(3)のジョイント部材(1) への
接合は、断面倒T字形のほか、図示を省略したが、断面
L字形に固着して反対向面(1e)側に進出させないで
熔接固着することもできる。
には、適所に水平状のスタッド鉄筋(6)を熔接等で植
設すると共に、反対向面(1e)側のベースプレート
(3)上の適所に通孔(5)(5)を穿設する。この通
孔(5)は施工時の生コンクリートをベースプレート
(3)下面に緊密に充填させるものである。
面(1d)(1d)同士を遊空間(7)を保って互いの
凹凸部(1a)(1b)を入り組ませて垂直に対面さ
せ、切欠辺(2)の底板(4)により斜空間(7a)を
形成し、遊空間(7)には長さ方向に沿ってゴム、軟質
合成樹脂などの可撓伸縮性資材から成る断面U字形をな
す樋状の受部材(8)を介在させ、相対する上端辺(8
a)(8a)をジョイント部材(1)(1)の対向面
(1d)(1d)に接着剤で接合し、または加硫接合
し、或いは互いの対向面(1d)(1d)に長さ方向に
沿って設けた受部に受部材(8)の断面頭大状の上端辺
(8a)(8a)を強嵌して水密的に固着し、両ジョイ
ント部材(1)(1)を離合自在に係着する。
で、その長さ方向に沿う両端辺を各ジョイント部材
(1)の反対向面(1e)に長さ方向に沿って熔接添着
し、図6に示すように、道路橋の表面部(13)材とし
ての余盛りしたアスファルト(13c)を踏み締め固め
る際に、上向き斜辺(9a)で表面部(13)材を離間
方向に押しやって道路橋表面のアスファルト(13c)
の密度を緊密にし、均一に締め固めた堅固な道路表面が
容易に得られると共に、ジョイント取付時の打込み生コ
ンクリート重圧によりジョイント部材(1)(1)の上
面に生コンクリートが上方に突き上げ出ることを抑制
し、均等に生コンクリートを打込むことができるよう作
用する。
形成せる連続波形の鋼鉄板製のジョイント部材(1)の
下端辺(1c)に、長さ方向に沿って対向面(1d)側
に望ましくは凹凸部(1a)(1b)の波形深さの略1
/2以下に進出させた帯状の鋼鉄板製のベースプレート
(3)を断面倒T字形の水平に全長に亘り一連に固着
し、凸部(1b)における下端辺を波形深さの略1/2
以上に亘り対向面(1d)側に向って上方に階段状に大
きく切欠いて切欠辺(2)とする。ベースプレート
(3)は前述同様断面L字形に固着することもできる。
を有する底板(4)を熔接張着してベースプレート
(3)に繋ぎ、凸部(1b)の切欠辺(2)を閉鎖す
る。
には、適所に水平状のスタッド鉄筋(6)を熔接等で植
設すると共に、反対向面(1e)側のベースプレート
(3)上の適所に通孔(5)(5)を穿設する。
対向面(1d)(1d)同士を遊空間(7)を保って凹
凸部(1a)(1b)を入り組ませて垂直に対面させ、
断面階段形切欠辺(2)の底板(4)により角部(4
a)で斜空間(7a)を形成し、遊空間(7)にはゴ
ム、軟質合成樹脂などの可撓伸縮性資材から成る断面U
字形の樋状の受部材(8)を介在させ、上端辺(8a)
(8a)をジョイント部材(1)(1)の対向面(1
d)(1d)に接着剤または加硫手段或いは嵌合構造に
より水密的に固着し、両ジョイント部材(1)(1)を
離合自在に係着する。
の道路橋継目部への取付け工程を説明すると、遊間(1
2)を保って突き合せ状に配したコンクリート床板(1
1)(11)上の道路橋継目部のアスファルトおよびコ
ンクリートから成る表面部(13)によるジョイント取
付部を、掘削機で相対する断面L字形に切崩して、古い
ジョイント部材を取外して切削部(13a)(13a)
を形成する。
削作業において、通常、遊間(12)での切削角部が大
きく切崩されて欠落部(13b)(13b)となり、ま
た設置面が凹凸状の粗目に形成されるのが一般的であ
る。
(1)の取付時に、ベースプレート(3)と切削部(1
3a)(13a)の欠落部(13b)(13b)との間
に不安定な空間(14)ができ、これを塞ぐため弾発性
あるスポンジ等の資材から成る流止部材(10)を介在
させる。
(1)の反対向面(1e)側に打込んだ生コンクリート
をベースプレート(3)の通孔(5)(5)を通して導
入し、流止部材(10)で遊間(12)に接する空間
(14)部を塞いで、導入された生コンクリートが遊間
(12)に流落することを阻止し、生コンクリートをジ
ョイント部材(1)(1)の反対向面(1e)から切削
部(13a)(13a)、欠落部(13b)(13b)
および凹凸粗面による空間(14)(14)にまで一連
に緊密に充填して、ジョイント部材(1)(1)を道路
橋継目部の表面部(13)の切削部(13a)(13
a)に堅固に一体接合する。
切削部(13a)(13a)には、アンカー鉄筋(1
6)(16)が掘削露出し、これに床板(11)(1
1)の主鉄筋(15)およびジョイント部材(1)
(1)のスタッド鉄筋(6)を係着する。
向に添う反対向面(1e)側の端辺を上方に屈曲して設
けたリブ辺である。
に合せてジョイント部材(1)の高さおよび遊空間
(7)を調整すべく製作した断面略コ字形をなす鋼鉄材
から成る部材で、所定の高さ調整と遊空間(7)を計算
して求めて上下辺部(18a)(18b)を腹部(18
c)で一体に接続製作して成り、下辺部(18b)を横
桁(図示省略)上にボルトナット(19a)で締着固定
して据付ける。
はジョイント部材(1)のベースプレート(3)を載せ
添わせ、またこの間に高さを微調整するライナープレー
ト(図示省略)を介在させる場合もあり、長孔(3d)
で所定遊空間(7)を形成すべく水平移動させボルトナ
ット(19)で締着固定して据付け、反対向面(1e)
側に床板(11)の主鉄筋(15)、アンカー鉄筋(1
6)を組立ててコンクリートを打込むものである。
路橋の継目部における床板(11)(11)の遊間(1
2)上に設置した状態を示す要部の縦断面図で、ジョイ
ント部材(1)の凸部(1b)における下端辺を上向き
斜めに切欠いた切欠辺(2)への底板(4)張着によっ
て斜空間(7a)を形成して、対面する相手方ジョイン
ト部材(1)のベースプレート(3)への乗り合せを阻
止し、変位時の突き上げを防ぐと共に、凹凸部の深さが
すべて張出し量となる従来の飛び石状に設けたベースプ
レートとは異なり、全長に亘る一連のベースプレート
(3)の対向面(1d)側端辺が基準となって張出し量
(A) を少なくすることができるため、耐重性が増大す
る点に効果がある。(13c)は表面部(13)のアス
ファルトを示し、(13d)はコンクリートである。
新設道路橋継目部における床板(11)(11)の大き
く開いた遊間(12)上に設置した状態を示す要部の縦
断面図で、ジョイント部材(1)の凸部(1b)におけ
る下端辺の梯形切欠辺(2)への梯形角部(4a)を有
する底板(4)の張着によって階段状の斜空間(7a)
を形成し、対面する相手方ジョイント部材(1)のベー
スプレート(3)への乗り合いを防止すると共に、遊間
(12)を大きく形成した床板(11)(11)では、
幅広のベースプレート(3)が可能となるため、このベ
ースプレート(3)の幅広を利用してクランク状に屈曲
形成したスタッド鉄筋(6)をベースプレート(3)上
に植設することができ、この場合通孔(5)には金属シ
ール、ガムテープ(17)などの板体を貼着して大きく
開いた遊間(12)への生コンクリートの流落を防止す
る。
(1)(1)の両方または一方を裾広がりに傾斜させ、
遊空間(7)に受部材(8)を介在して取付けたジョイ
ントを示すもので、凸部(1b)における下端辺を上向
きに切欠き、該切欠辺(2)に底板(4)を張着して下
端辺(1c)に固着したベースプレート(3)に繋いで
成るもので、床板(11)(11)の遊間(12)上に
据付けたジョイント部材(1)(1)の斜め状の切欠辺
(2)に底板(4)を(図8参照)、また梯形の切欠辺
(2)に角部(4a)を有する底板(4)を(図9参
照)、それぞれ張着して斜空間(7a)を形成し、ベー
スプレート(3)に繋ぐ。
た桁高の高い傾斜のある道路橋では、伸長変位に追従し
て遊動フリーの床板(11)側のジョイント部材(1)
がこじ上げられ、特に凸部(1b)の上端辺が道路橋表
面に向って突上がるため、予め上端辺を斜め状に切欠く
(1f)ことにより、道路面への突出を解消することが
できる。
対向面(1e)に、図9ではベースプレート(3)上に
スタッド鉄筋(6)(6)をそれぞれ植設して水平に配
し、いずれもジョイント部材(1)の反対向面(1e)
側のベースプレート(3)に上下に貫通する通孔(5)
を穿設する。
を形成したジョイント部材(1)の下端辺(1c)に固
着したベースプレート(3)の対向面(1d)側辺を切
欠く(3b)ことにより、対向する相手方ジョイント部
材の凸部下端辺が変位時に乗りかかることを一層確実に
大きく回避することができる。
においてジョイント部材(1)を梯形状の連続波形につ
いて説明したが、その他弯曲状または三角山状など任意
の連続波形に形成することが可能で、また受部材(8)
についても、断面U字形のほか、断面倒U字形または断
面波襞付き、或いは断面中空管状など任意の可撓伸縮性
の受部材(8)とすることができる。
ントを主として道路橋の幅方向に沿う継目部に設置する
ことについて説明したが、道路橋の幅員拡張工事に際
し、走行方向に沿って設ける継目部に設置することも可
能である。
構成から成り、連続波形に屈曲形成した凹凸部を、互い
に入り組ませて対向させた一対のジョイント部材の凸部
の下端辺を、対向面に向って上がり状に切欠き、この切
欠辺に底板を対向面側上がりに添って張着して斜空間を
形成することにより、全長に亘り一連にベースプレート
を結合することを可能にし、該ベースプレートに前記底
板を繋いでジョイント部材の下端辺を一連に裏打ちして
成ることに特徴がある。
状に相対するジョイント部材の凸部下端辺と凹部下端辺
との間に斜空間を形成することにより、取付施工時にジ
ョイント部材の下端辺を水平ベースプレートを介して床
板上に緊密に据付け設置することができるため、安定し
た丈夫な取付けが得られると共に、互いに乗っかかるこ
とを回避して本来の変位伸縮吸収作用を妨げることがな
い。
の下端辺に長さ方向に亘り切れ目のない一連のベースプ
レートを一体に取付け、これに張着底板を一体に繋ぐこ
とができるため、このベースプレートが筋骨となってジ
ョイント部材の正形を堅持し、運搬および取付施工時に
おいて反り返り、歪みなど変形を起すことがなく、こと
に、施工時の生コンクリートの重圧を強固に受け止めて
精度の高い堅牢な道路橋継目部を構成することができ
る。
部の底板で、施工時のジョイント部材背面への打込み生
コンクリートを受止めて、床板遊間への流落を完全に阻
止することができるため、道路橋継目部での床板遊間に
よる変位伸縮吸収作用を損なうことがないと共に、打込
み生コンクリートのセメント、骨材等の配合量を流失し
て減少させることがないため、所定の強度のコンクリー
ト部が得られ、走行車両の重量増大にも充分耐え得る堅
牢な道路橋継目部を実現することができる。
の一部を示す斜視図である。
一部の斜視図である。
ある。
欠いて示す斜視図である。
部切欠いて示す斜視図である。
す一部の縦断面図である。
したジョイント要部の縦断面図である。
に設置した状態で示す要部の縦断側面図である。
床板上に設置した状態で示す要部の縦断側面図である。
施例を示す一部の斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】道路橋継目部の遊間部分に対向して取り付
けるべく一対のジョイント部材を波形に凹凸屈曲して入
り組ませて配し、ジョイント部材間の遊空間に沿って可
撓伸縮性資材から成る受部材を介在させて水密的に固着
して成るジョイントにおいて、ジョイント部材の互いの
凸部における下端辺を上方に切欠いて切欠辺を形成し、
各ジョイント部材の下端辺に長さ方向に亘り一連のベー
スプレートを水平状に固着すると共に、前記切欠辺に底
板を張着してベースプレートに繋ぎ閉鎖して成る道路橋
継目部のジョイント。 - 【請求項2】 前記ジョイント部材は、垂直に対面して
対向させた請求項1の道路橋継目部のジョイント。 - 【請求項3】 前記ジョイント部材は、両方または一方
を裾広がり傾斜して対向させた請求項1の道路橋継目部
のジョイント。 - 【請求項4】 前記ジョイント部材は、長さ方向に沿う
上端辺の反対向面側に、断面く字形をなす抑止部材の両
端辺を全長に亘り固着した請求項1乃至3のいずれか1
の道路橋継目部のジョイント。 - 【請求項5】 前記ジョイント部材は、下端切欠辺を対
向面に向って上方に傾斜して設けた請求項1乃至4のい
ずれか1の道路橋継目部のジョイント。 - 【請求項6】 前記ジョイント部材は、下端切欠辺を対
向面に向って上方に階段状に設けた請求項1乃至4のい
ずれか1の道路橋継目部のジョイント。 - 【請求項7】 前記ベースプレートは、対向面側辺を凹
凸部の波形深さの略1/2またはそれ以下の幅で、凹部
の反対向面から対向面側に進出させて固着し、これに相
対する凹凸部の波形深さの略1/2またはそれ以上を占
める切欠辺に底板を張着した請求項1乃至6のいずれか
1の道路橋継目部のジョイント。 - 【請求項8】 前記ベースプレートは、凹部における対
向面側辺を凹状に切欠いた請求項3乃至6のいずれか1
の道路橋継目部のジョイント。 - 【請求項9】 前記ベースプレートは、ジョイント部材
の反対向面側辺上に上下貫通する通孔を穿設した請求項
1乃至8のいずれか1の道路橋継目部のジョイント。 - 【請求項10】 前記ベースプレートは、下面に調整部
材を長孔とボルトナットで遊空間を調整可能に取付けた
請求項1乃至8のいずれか1の道路橋継目部のジョイン
ト。
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JPH07279108A JPH07279108A (ja) | 1995-10-24 |
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JP5277086B2 (ja) * | 2009-06-19 | 2013-08-28 | 健介 朝倉 | 橋梁用の継手組立体と伸縮継手 |
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1994
- 1994-04-06 JP JP6093826A patent/JP2558071B2/ja not_active Expired - Fee Related
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