JP2557916Y2 - 押釦スイッチの保護カバー - Google Patents

押釦スイッチの保護カバー

Info

Publication number
JP2557916Y2
JP2557916Y2 JP6499091U JP6499091U JP2557916Y2 JP 2557916 Y2 JP2557916 Y2 JP 2557916Y2 JP 6499091 U JP6499091 U JP 6499091U JP 6499091 U JP6499091 U JP 6499091U JP 2557916 Y2 JP2557916 Y2 JP 2557916Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
protective cover
button switch
packing
back plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6499091U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0517865U (ja
Inventor
春夫 木村
昌明 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idec Corp
Original Assignee
Idec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idec Corp filed Critical Idec Corp
Priority to JP6499091U priority Critical patent/JP2557916Y2/ja
Publication of JPH0517865U publication Critical patent/JPH0517865U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2557916Y2 publication Critical patent/JP2557916Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として押釦スイッチ
の操作部材の先端の押釦部が誤操作により、或いは何ら
かの部材の当接により意に反して押圧されるのを防止す
るために取り付ける保護カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】斯かるこの種の従来の保護カバーは、図
4に示すような構成になっている。即ち、断面略コ字形
状となった合成樹脂製のカバー本体1の端部に、透明樹
脂により断面L字形状に形成された蓋体2が回転自在に
取着され、この蓋体2によりカバー本体1を開閉するよ
うになっているとともに、この蓋体2がねじりコイルば
ね3により施蓋方向に回転付勢されて通常時には蓋体2
でカバー本体1を施蓋している。また、カバー本体1の
中央部の背板部4に、後述の押釦スイッチのスイッチケ
ースに対する挿通孔5が穿設され、且つ背板部4の内面
における挿通孔5の孔周縁部分に、パッキンを嵌挿する
ための凹部6が形成されている。更に、この保護カバー
の背面を示した図5のように、背板部4の外面に、外部
パッキン7がこれに挿通孔5と同一径に穿設した孔を該
挿通孔5に合致させて接合された構成になっている。
【0003】この保護カバーは図6(a)に示すような
形態で押釦スイッチに取り付けられるのであるが、先
ず、この種の保護カバーが取り付けられる押釦スイッチ
の保護カバーを取着しない時の取付形態を同図(b)に
より説明する。この押釦スイッチは、上端部に押釦部8
が冠着された筒状の操作部材9が操作部本体ケース10
内に摺動自在に嵌挿され、且つ復帰ばね(図示せず)に
より反押圧方向(図の右方向)に付勢されており、この
状態で操作部本体ケース10を図の右方から取付パネル
11の取付孔(図示せず)に挿通し、該操作部本体ケー
ス10の段部をパッキン12を介在して取付パネル11
に接合し、反対側から操作部本体ケース10の外周面に
形成されたねじ溝に回り止め金具13を介し締め付けリ
ング14を螺合締結して取付パネル11に挟持固定し、
しかる後に、スイッチ部15を操作部本体ケース10に
連結すれば取り付けが完了する。そして、スイッチ部1
5の端子16がプリント基板17に半田付け等の手段に
より電気的接続される。
【0004】この押釦スイッチに前述の保護カバーを取
り付ける場合、スイッチ部15、締め付けリング14お
よび回り止め金具13を取り外した操作部本体ケース1
0を、蓋体2を同図(a)に1点鎖線で示すように開い
た状態で挿通孔5に挿通しながらカバー本体1内に挿入
し、パッキン12を凹部6に嵌挿した状態に位置決め
し、以下前述と同様に、操作部本体ケース10を取付パ
ネル11の取付孔に挿通し、外部パッキン7を介し背板
部4を取付パネル11に接合し、回り止め金具13を介
し締め付けリング14を螺合締結した後に、スイッチ部
15を操作部本体ケース10に連結する手順で行う。保
護カバーは、背板部4が操作部本体ケース10の段部に
より取付パネル11に押し付け固定されて押釦スイッチ
に取り付けられる。また、この取付状態において、パッ
キン12により操作部本体ケース10と保護カバー間の
防水が施され、パッキン7により保護カバーと取付パネ
ル11間の防水が施されている。この保護カバーを取り
付けることにより、通常時には蓋体2がねじりコイルば
ねにより同図(a)に実線で示すように押釦部8を常時
被覆しているため、この押釦部8が誤操作や物体の当接
により押圧されることがない。操作する場合には、蓋体
2を同図(a)に1点鎖線で示すように開いた状態を保
持して押釦部8を押圧操作する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、前述の保護
カバーは、カバー本体1が合成樹脂により断面コ字形状
に形成されていることから、機械的強度を確保するため
に背板部4を或る程度の肉厚に形成する必要がある。そ
のため、同図(a)のように保護カバーを取り付けた場
合には、同図(b)のように保護カバーを取り付けない
場合に比較して、背板部4の厚みから凹部6の深さを減
算した値とパッキン7の厚みとの和D分だけ、つまり両
パッキン12,7の厚みが略等しいので背板部4の厚み
D分だけスイッチケース10が取付パネル11の操作面
から突出した状態で取付パネル11に取り付けられるこ
とになる。従って、取付パネル11の操作面側において
保護カバーの取り付いた押釦スイッチと取り付いていな
い押釦スイッチとの高さが不揃いとなる不都合が生じる
だけでなく、このような押釦スイッチは、複数個を単一
のプリント基板17に搭載するワンボード集積化の実装
形態で取り付けられる場合があり、そのような場合、図
6(a),(b)から明らかなように、保護カバーを取
り付けた場合には端子16がプリント基板17に届かな
いので直接半田付けできず、連結用部材を用いて煩雑な
半田付けを行わなければならない。また、スイッチ部1
5が操作部本体ケース10の所定部位に連結されないの
で、押釦部8を押圧操作した時の操作部材9のストロー
クが不十分となってスイッチ部15を確実に作動させる
ことができない重大な問題が発生することがある。
【0006】そこで本考案は、押釦スイッチをこれのみ
の取付時と略同一の位置関係で取り付けることができる
ような保護カバーを提供することを技術的課題とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記した課題
を達成するための技術的手段として、押釦スイッチの保
護カバーを次のように構成した。即ち、押釦スイッチの
押圧操作部分を収納するカバー本体と、このカバー本体
に回転自在に連結されて該カバー本体を開閉する蓋体と
を備え、前記カバー本体を、略筒形状となった枠部と、
前記押釦スイッチに外嵌されたパッキンの厚みと略同じ
厚みを有する背板部とが、この背板部を前記枠部におけ
る前記蓋体の取付部に対し反対側箇所に配して合成樹脂
により一体成形されているとともに、前記背板部に、前
記パッキンの径よりも僅かに大きな径の挿通孔が穿設さ
れた構成としたことを特徴としている。
【0008】
【作用】この保護カバーを押釦スイッチに取り付けるに
は、蓋体を開いた状態を保持しながらパッキンを外嵌し
た押釦スイッチの操作部本体ケースを挿通孔に挿通しつ
つカバー本体内に挿入し、パッキンが挿通孔に嵌入した
状態で操作部本体ケースを取付パネルの取付孔に挿通
し、操作部本体ケースの段部によりパッキンおよびカバ
ー本体の背板部を同時に取付パネルに押し付け、反対側
から例えば締め付けリングを操作部本体ケースのねじ溝
に螺合締結した後に、スイッチ部を操作部本体スースに
連結することにより取り付けが完了する。
【0009】この保護カバーは、背板部がパッキンと略
等しい小さい厚みに形成され、且つ挿通孔がパッキンよ
り僅かに大きな径に形成されてパッキンが挿通孔に嵌合
した状態で取付パネルに接合するので、この押釦スイッ
チに既存のパッキンが取付パネルと操作部本体ケース間
の防水機能を有するので、既存の保護カバーの背面に配
設されて取付パネルとの間の防水機能を果たすパッキン
が不要となる。従って、押釦スイッチは、これのスイッ
チケースの段部がパッキンおよび保護カバーの背板部と
を同時に取付パネルに押圧するので、保護カバーが無い
場合と同一の位置関係で取付パネルに固定される。その
ため、保護カバーの取着した押釦スイッチと取着してい
ない押釦スイッチとが混在して単一のプリント基板に実
装する場合に、連結用部材を用いての煩雑な半田付けや
操作部材のストロークの不十分によるスイッチ部の誤動
作等が生じない。
【0010】
【実施例】以下、本考案の好ましい一実施例について図
面を参照しながら詳述する。図1は本考案の一実施例の
斜視図、図2は同上の取付状態の縦断面図、図3は同上
の蓋体を除去した状態の正面図である。これらの図にお
いて、本考案の保護カバーのカバー本体20は、筒状と
なった矩形枠部21と背板部22とが合成樹脂により一
体成形された略函形状になっており、このカバー本体2
0の開口側一辺部に、透明樹脂により断面L字形状とな
った蓋体23が回転自在に取着されているとともに、こ
の蓋体23がねじりコイルばね24により施蓋方向に回
転付勢されている。また、矩形枠部21によりカバー本
体20の十分な機械的強度を確保できることと、成形時
における背板部22部分への樹脂の流れが矩形枠部21
により良くなることとにより、背板部22の厚みを薄く
することが可能になり、この背板部22の厚みは、パッ
キン12の厚みより僅かに薄く形成されている。そし
て、背板部22の中央部には、押釦スイッチの操作部本
体ケース10に対する挿通孔25が穿設されており、こ
の挿通孔25はパッキン12の径より僅かに大きな径に
形成されている。また、図3に示すように、背板部22
における内面の挿通孔25の4箇所の孔縁部に位置決め
用凸部26が形成されており、押釦スイッチに取付時、
操作部本体ケース10の段部の凹部が嵌合して押釦スイ
ッチに対する位置決めがなされる。
【0011】この保護カバーを押釦スイッチに取り付け
る場合、従来カバーと同様に、スイッチ部15、締め付
けリング14および回り止め金具13を取り外した操作
部本体ケース10を、蓋体23を図2に1点鎖線で示す
ように開いた状態で挿通孔25に挿通しながらカバー本
体20内に挿入し、パッキン12を挿通孔25内に嵌入
し且つ操作部本体ケース10の段部の凹部を凸部26に
係合して位置決めし、この状態で操作部本体ケース10
を取付パネル11の取付孔11aに挿通し、パッキン1
2を介し操作部本体ケース10の段部を取付パネル11
に当て付け、反対側から回り止め金具13を介し締め付
けリング14を操作部本体ケース10のねじ溝に螺合締
結した後に、スイッチ部15を操作部本体ケース10に
連結すると、図2に示すように取付けが完了する。
【0012】この保護カバーは、背板部22がパッキン
12より僅かに小さい厚みに形成され、且つ挿通孔25
がパッキン12より僅かに大きな径に形成されてパッキ
ン12が挿通孔25に嵌合した状態で取付パネル11に
接合するので、このパッキン12が、取付パネル11と
操作部本体ケース10間の防水機能を果たして取付孔1
1aを液密に封止するので、既存の保護カバーと取付パ
ネル11間の防水用のパッキン7が不要となる。従っ
て、保護カバーを取り付けた状態を示した図2と保護カ
バーを取り付けない状態を示した図6(b)との比較か
ら明らかなように、保護カバーの有無に拘わらず押釦ス
イッチを取付パネル11に対し略同一の突出量の位置関
係に取り付けることができる。そのため、保護カバーを
取着したものと取着していないものとが混在した複数個
の押釦スイッチを単一のプリント基板に実装する場合
に、連結用部材を用いての煩雑な半田付けや操作部材の
ストロークの不十分によるスイッチ部の誤動作等が生じ
ない。
【0013】尚、本考案の保護カバーは押釦スイッチ用
として説明しているが、表示灯等に挿着して塵埃や損傷
から保護するのにも適用することができる。また、枠部
は矩形状に限らず、例えば円形にすることもできる。
【0014】
【考案の効果】以上のように本考案の押釦スイッチの保
護カバーによると、カバー本体の背板部をパッキンと略
同じ厚みに形成するとともに、この背板部に、パッキン
より僅かに大きな径の径挿通孔を形成した構成としたの
で、押釦スイッチのパッキンが挿通孔に嵌合した状態で
取付パネルに接合するので、このパッキンが、取付パネ
ルとスイッチ間の防水機能を果たして取付孔を液密に封
止するので、既存の保護カバーに貼着されていた外部パ
ッキンが不要となり、押釦スイッチの例えば操作部本体
ケースの段部がパッキンと背板部とを同時に取付パネル
に押圧した状態で取り付けられるので、保護カバーの有
無に拘わらず押釦スイッチを取付パネルに対し略同一の
突出量の位置関係に取り付けることができる。そのた
め、保護カバーを取着したものと取着していないものと
が混在した複数個の押釦スイッチを単一のプリント基板
に実装する場合に、連結用部材を用いての煩雑な半田付
けや操作部材のストロークの不十分によるスイッチ部の
誤動作等の従来の問題点を一挙に解消することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】同上、押釦スイッチに取り付けた状態の縦断面
図である。
【図3】同上、蓋体を除去した状態の正面図である。
【図4】従来の保護カバーの斜視図である。
【図5】同上、背面図である。
【図6】同上、(a)は押釦スイッチに取り付けた状態
の側面図、(b)は参考のために示した保護カバーを用
いない押釦スイッチの取付状態の側面図である。
【符号の説明】 20 カバー本体 21 枠部 22 背板部 23 蓋体 25 挿通孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押釦スイッチの押圧操作部分を収納する
    カバー本体と、このカバー本体に回転自在に連結されて
    該カバー本体を開閉する蓋体とを備え、前記カバー本体
    を、略筒形状となった枠部と、前記押釦スイッチに外嵌
    されたパッキンの厚みと略同じ厚みを有する背板部と
    が、この背板部を前記枠部における前記蓋体の取付部に
    対し反対側箇所に配して合成樹脂により一体成形されて
    いるとともに、前記背板部に、前記パッキンの径よりも
    僅かに大きな径の挿通孔が穿設された構成としたことを
    特徴とする押釦スイッチの保護カバー。
JP6499091U 1991-08-16 1991-08-16 押釦スイッチの保護カバー Expired - Lifetime JP2557916Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6499091U JP2557916Y2 (ja) 1991-08-16 1991-08-16 押釦スイッチの保護カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6499091U JP2557916Y2 (ja) 1991-08-16 1991-08-16 押釦スイッチの保護カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0517865U JPH0517865U (ja) 1993-03-05
JP2557916Y2 true JP2557916Y2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=13274007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6499091U Expired - Lifetime JP2557916Y2 (ja) 1991-08-16 1991-08-16 押釦スイッチの保護カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2557916Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4518550B2 (ja) * 2004-08-31 2010-08-04 株式会社リッチェル スイッチガード具
KR102266134B1 (ko) * 2020-04-24 2021-06-16 박동식 인덕션 스위치 보호장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0517865U (ja) 1993-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3320259B2 (ja) ケースのシール構造
JP2589555Y2 (ja) 電池収納構造
JP2557916Y2 (ja) 押釦スイッチの保護カバー
JPH0119424Y2 (ja)
JP3665883B2 (ja) 計器筐体の防水構造
JPH036076Y2 (ja)
JP3034995B2 (ja) Ccd素子取付構造
JP3280851B2 (ja) 自動販売機の押しボタンスイッチ装置
JP3097279B2 (ja) イヤホンキャップの取付方法
JP2569770Y2 (ja) 防滴型プッシュスイッチ
JP2878515B2 (ja) 感知器
JP3201634B2 (ja) 防水型スイッチ
JP2552025Y2 (ja) 防水パッキン
JP2585800Y2 (ja) 筐体の防水構造
JP3179027B2 (ja) 電子機器
JP2000030562A (ja) パネルスイッチ
JP2550817Y2 (ja) 節度付プッシュオンスイッチ
JPS5855792Y2 (ja) キヤビネツト
JP2764900B2 (ja) 携帯型電子機器
JPH034875U (ja)
JP2535394Y2 (ja) 火災発信機
JP2597378Y2 (ja) 防爆電磁弁
JPS609871Y2 (ja) プログラムカセツトの取付構造
JP2542147Y2 (ja) 直付の火災感知器
JPS6037153U (ja) 密封形回路遮断器

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term