JP2557820Y2 - 酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付包装装置 - Google Patents

酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付包装装置

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JP2557820Y2
JP2557820Y2 JP4423992U JP4423992U JP2557820Y2 JP 2557820 Y2 JP2557820 Y2 JP 2557820Y2 JP 4423992 U JP4423992 U JP 4423992U JP 4423992 U JP4423992 U JP 4423992U JP 2557820 Y2 JP2557820 Y2 JP 2557820Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は酸素検知紙付脱酸素剤袋
貼付包装装置に関する。さらに詳しくは、食品等を保存
する為に用いる食品包装袋の内面への酸素検知紙付脱酸
素剤袋貼付包装装置に関する。脱酸素剤袋は酸素を吸収
する組成物を通気性包装材料に包装したもので、非通気
性の袋に食品等と同封する事により食品等の保存に用い
られてきた。近年、さらに酸素の有無を検知する酸素検
知剤を併用し、食品等を封入した非通気性の袋内が無酸
素状態であるかどうかを確認しながら食品等の保存に用
いられる事が多くなってきている。酸素検知剤は酸素の
有無により変色するので、食品保存系内が無酸素状態で
あるかどうかを確認する事が出来るものである。この酸
素検知剤を脱酸素剤と併用する事により、非通気性の袋
に生じたピンホール、密封シールの不備、あるいは脱酸
素剤の酸素吸収能力低下等による密封系内の酸素濃度の
上昇を確認する事が出来る。
【0002】
【従来の技術】しかしながら、脱酸素剤袋と酸素検知剤
とを食品包装袋内に同封する場合、従来は脱酸素剤と酸
素検知剤とは別々に包装されていた為、手間がかかる等
作業性が悪かった。また、脱酸素剤と酸素検知剤が同封
されていても、食品包装袋内の酸素検知剤が小さく見つ
けにくく、酸素の有無の検知に手間取る事が多かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、前記
のように従来技術が有する問題点を解消し、脱酸素剤及
び酸素検知剤を用いる食品類包装袋等における包装作業
を簡便にし、かつ食品等の包装袋内の酸素検知剤を食品
包装袋内面の見つけ易い所定の箇所に添着することによ
って酸素検知剤の確認が容易に出来るようにし、さらに
食品等の包装袋を開封した場合にも、酸素検知紙付脱酸
素剤袋が食品包装袋に固定されていて食品類と一緒に取
り出される事がなく、誤食ならびに違和感をなくすこと
ができるようにすることである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本願考案は、先ず脱酸
素剤袋に酸素検知紙を貼付けて酸素検知紙付き脱酸素剤
袋を形成するため、帯状に複数個連結されてなる帯状脱
酸素剤袋を自動的に繰り出し、該帯状脱酸素剤袋の表裏
一方の面の所定の位置に夫々両面粘着テープ2条を連続
的に圧着せしめて粘着剤層を形成させ、該粘着剤層の形
成された帯状脱酸素剤袋の粘着剤層2条の内の1条にテ
ープ状のペーパータイプ酸素検知剤(以下酸素検知紙と
云う)を圧着して貼付け粘着剤層1条を有する酸素検知
紙付帯状脱酸素剤袋を自動的に形成するか、または、該
帯状脱酸素剤袋の表裏一方の面に広幅の両面粘着テープ
を圧着せしめて粘着剤層を形成させ、該粘着剤層の形成
された帯状脱酸素剤袋の広幅の粘着剤層の約1/2に相
当する部分にテープ状の酸素検知紙を圧着して貼付け粘
着剤層の約1/2を残した酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋
を自動的に形成するかして粘着剤層を有する酸素検知紙
付帯状脱酸素剤袋を形成し、該粘着剤層を有する酸素検
知紙付帯状脱酸素剤袋を1袋毎の小袋に切断して酸素検
知紙付脱酸素剤袋を自動的に形成し、次いで連動せる食
品類の包装機の製袋充填機構へ送られる熱接着性シート
状ロールタイプのシート状包装材料に1袋分に相当する
シート状包装材料の製袋シール部以外の袋の内面となる
側に、酸素検知紙付脱酸素剤袋を露出している粘着剤層
を介して自動的に貼付け、酸素検知紙付脱酸素剤袋の貼
付されたシート状包装材料を酸素検知紙付脱酸素剤袋の
貼付けられた面を内側にして自動製袋し、この袋に食品
類を充填しシールし包装することを特徴とする酸素検知
紙付脱酸素剤袋貼付包装装置に関する。
【0005】本願考案に係わる脱酸素剤袋は酸素を吸収
する組成物を通気性の包装材料に封入したもので、通常
は、たとえば少なくとも片面が熱接着性を有する1枚の
通気性シート(紙、不織布、微多孔膜、有孔プラスチッ
クフィルム、無孔プラスチックフィルムなどの単体、ま
たはこれらを組み合わせた積層体)を前記熱接着性面を
内側にして二つ折にしつつ脱酸素剤を投入して折り目で
ない3方の周縁部をシールした3方シール袋、または、
前記の材料と同質または異質の材料からなる2枚のシー
トを対向させ両者の間に脱酸素剤を投入しながら周縁部
の4方をシールした4方シール袋等の形態がある。本願
考案の装置には、かかる脱酸素剤袋が帯状に複数個連結
されてなる帯状脱酸素剤袋が供給される。
【0006】また、酸素検知紙は、酸素の有無により色
が変化する酸素検知組成物を紙、不織布等のシートに印
刷、塗布、あるいは含浸させたペーパータイプのものが
使用される。酸素検知剤組成物は使用するシート全面、
あるいは一部に印刷、塗布、あるいは含浸され、その形
状は特に問うことなく長方形、正方形、丸、三角、不定
型いづれも可ではあるが、酸素検知紙の美観及び見易さ
から、酸素検知剤の印刷、塗布部、あるいは含浸部の形
状はテープ上に丸型、あるいは正方形になるのが好まし
い。そして、シートの大きさは、少なくとも脱酸素剤袋
より小さい面積であり、形状はテープ状である。
【0007】脱酸素剤包装袋への酸素検知紙貼付けの態
様としては、テープ状の酸素検知紙が脱酸素剤包装袋の
表裏一方の面の粘着剤層が形成されている部分が広幅の
物に対してはその約1/2部分に、また粘着剤層が2条
の物に対してはその内の1条分を中心にして貼付けるこ
とが好ましい。
【0008】本願考案による酸素検知紙付脱酸素剤袋貼
付装置は以下の通り作用するものである。すなわち、本
願考案の装置は連包状の帯状脱酸素剤袋を装置に装着し
て連続、かつ自動的に繰り出しながら、脱酸素剤袋のい
づれか一方の面に、広幅の両面テープ、あるいは狭幅の
両面テープ2条を連続かつ自動的に貼付けを行い、その
直後に、これまたテープ状の酸素検知紙を脱酸素剤袋の
供給速度に連動させながら前記の所定の位置に連続かつ
自動的に貼付け一体化するとともに、食品類の包装機等
に連動させ酸素検知紙付脱酸素剤小袋を食品の包装袋を
成形するための熱接着性シート状包装フィルムが包装機
等の製袋充填機構へ移送される途中、そのシート状包装
フィルムの1袋分に相当する袋内面の所定位置に自動的
に貼付けることができるものである。本願考案によれ
ば、作業能率の向上は勿論のこと、本考案の装置により
脱酸素剤包装袋の封入された食品包装袋では酸素検知剤
を見い出し易く、食品包装袋内の酸素濃度の異常を逸速
く検出する事が出来る。
【0009】
【実施例】本考案の実施態様を図面に例示して説明す
る。図1は本考案の一実施例を示す概念図である。この
装置の全体構成は、帯状に複数個連結されてなる帯状脱
酸素剤袋1を順次自動的に繰り出す脱酸素剤袋自動供給
手段Aと、2条の両面粘着テープ8,9を供給し供給手
段Aから送り出されてくる帯状脱酸素剤袋1の表裏一方
の面に2条の両面粘着テープ8,9を自動的に圧着せし
めて粘着剤層を形成する一方両面粘着テープから剥離さ
せた2条の離形紙8a,9aを巻き取る粘着剤層付帯状
脱酸素剤袋形成手段Bと、テープ状酸素検知紙18を供
給し供給手段Bからの粘着剤層付帯状脱酸素剤袋1aに
テープ状酸素検知紙18を上記2条の粘着剤層の内1条
に圧着して酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋1bを形成する
ための酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋形成手段Cと、形成
された帯状の酸素検知紙付脱酸素剤袋を1袋ごとの小袋
に切断して1個単位の酸素検知紙付脱酸素剤袋1cを形
成する酸素検知紙付脱酸素剤袋形成手段Dと、さらに連
動せる食品類の包装機の製袋充填機構へ送られる熱接着
性シート状包装フィルム28へ添着させるための酸素検
知紙付脱酸素剤袋貼付手段Eとから構成される。この貼
付手段Eでは、酸素検知紙付脱酸素剤子袋を、包装機等
で自動的に繰り出される熱接着性シート状包装フィルム
の包装袋1袋分に相当する袋の内面となる側の所定の位
置に、包装機と連動してその粘着剤層を介して貼付け、
酸素検知紙付脱酸素剤小袋の貼付けられたシート状包装
フィルムが1袋毎に自動製袋されながら食品を充填した
後、シールされて包装袋となる。上記構成の各手段は具
体的には下記よりなる。
【0010】まず、帯状脱酸素剤袋自動供給手段Aは、
帯状脱酸素剤包装袋1が所定量ドラム(筒状)に巻つけ
られたものが掛けられている帯状脱酸素剤包装袋アンリ
ール2とガイドローラー3,4及び5から成り、このア
ンリール2から帯状脱酸素剤包装袋1がガイドローラー
3,4及び5を介して順次自動的に次工程の粘着剤層付
帯状脱酸素剤袋形成手段Bへ逐次繰り出される。
【0011】粘着剤層付帯状脱酸素剤袋形成手段Bは、
両面粘着テープ貼合せローラー6,7と2条の両面粘着
テープ8,9を前記貼合せローラー間に繰り出す両面粘
着テープアンリール11,12と両面テープガイドロー
ラー10と両面粘着テープ8,9の2条の離形紙8a,
9aを巻取る離形紙リール14と離形紙ガイドローラー
13とから成り、帯状脱酸素剤袋1の動きに従動して逐
次自動的に両面粘着テープ8,9が同時に繰り出されて
帯状脱酸素剤袋の片面に連続的に2条の両面粘着テープ
の粘着剤層が形成されて、次工程へ移送される。
【0012】酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋形成手段C
は、酸素検知紙貼合せローラー16,17と酸素検知紙
ガイドローラー19と酸素検知紙ブレーキローラー2
0,21とそして前記のテープ状酸素検知紙が所定量筒
状に巻つけられた物が掛けられている酸素検知紙アンリ
ール22から成る。
【0013】酸素検知紙付き脱酸素剤袋形成手段Dは、
酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋1bを1個単位の小袋に切
断するためのカット位置検出センサー15と酸素検知紙
付帯状脱酸素剤袋1bの送りローラー23,24とその
帯状脱酸素剤袋を1個単位の小袋に切断するカッター2
6を具備したカッター機構25と1個単位の小袋に切断
された酸素検知紙付脱酸素剤小袋1cを次工程へ移送す
るためのシュート27を有した構成となっている。
【0014】酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付手段Eは、酸
素検知紙付脱酸素剤袋形成手段Dから送られてくる酸素
検知紙付脱酸素剤小袋1cをシュート27の先端部でコ
ンタクトされている仮着ローラー30,及び酸素検知紙
付脱酸素剤小袋1cを食品の包装袋を形成する熱接着性
シート状包装フィルム28へ、より強力に圧着させるた
めの圧着ローラー31から構成されている。手段Eで所
定の位置に酸素検知紙付脱酸素剤袋の添着された熱接着
性シート状包装フィルム28は、さらに図4に例示され
るような一般的な横ピロー包装機等の製袋充填装置に送
られ食品包装袋となる。
【0015】さらに図1の機構について説明すると、前
記帯状脱酸素剤袋自動供給手段Aより繰り出されてくる
帯状脱酸素剤袋1と、両面粘着テープアンリール11,
12より繰り出されてくる2条の両面粘着テープ8,9
とは所定の位置で接触を保ち、図7に示すように両面粘
着テープ貼合せローラー6,7との間で適宜圧着力を受
けながら導入され、帯状脱酸素剤袋1の表裏一方の面に
両面粘着テープの粘着剤層を形成し、自動的に粘着剤層
付帯状脱酸素剤袋1aが形成される。一方両面粘着テー
プ8,9の離形紙8a、及び9aは離形紙リール14に
巻取られる。粘着剤層付帯状脱酸素剤袋は両面粘着テー
プ貼合せローラー6,7を経た直後に、前記酸素検知紙
付帯状脱酸素剤袋形成手段Cの酸素検知紙アンリール2
2より繰り出されてくるテープ状の酸素検知紙18とが
所定の位置で接触を保ち、図8に示すように酸素検知紙
貼合せローラー16,17との間で適切な圧着力を受け
ながら導入され、帯状脱酸素剤袋1aに貼付けされてい
る2条の両面粘着テープ中1条の粘着剤層にテープ状の
酸素検知紙が自動的に貼合せされて酸素検知紙付帯状脱
酸素剤袋1bが形成され、その後送りローラー23,2
4を経てカッター機構25へ移送される。
【0016】前記酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋1bは移
送されながら送りローラー23,24の上部に設置され
ているカット位置検出センサー15によって切断位置が
検出され、送りが一旦停止してその位置でカッターナイ
フ26により酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋は次工程の食
品包装機等の製袋タイミングに同期して1袋ごとに切断
され、酸素検知紙付脱酸素剤小袋1cが形成される。そ
してこの酸素検知紙付脱酸素剤袋1cは上記の製袋タイ
ミングに同期してシュート27を介して次工程の包装機
等へ移送されるが、その際、シュート27の先端部でコ
ンタクトされている仮着ローラー30を介して食品包装
袋の製袋充填用熱接着性シート状包装フィルム28の包
装袋1袋分に相当する袋の内面となる側の所定の位置に
包装機と連動してその粘着剤層を介して貼付けられ、さ
らに圧着ローラー31を経て酸素検知紙付脱酸素剤袋1
cの熱接着性シート状包装フィルム28への添着状態が
より強力に保たれ、酸素検知紙付脱酸素剤袋の貼付けら
れたシート状包装フィルムは、図4に例示されるような
製袋充填装置に送られる。
【0017】次に、図4について前記酸素検知紙付脱酸
素剤袋貼付手段Eに続き連動する一般的な横ピロー包装
機に於ける製袋充填装置を説明する。繰り返すことにな
るが、前記の貼付手段Eでは、熱接着性シート状包装フ
ィルム28が所定量巻かれている包装フィルムボビン2
9から包装フィルムが逐次自動的に繰り出され、包装フ
ィルムは仮着ローラー、及び圧着ローラーにガイドされ
て次工程の製袋充填装置へ移送される。この間、一方、
前記シュート27から移送されてくる酸素検知紙付脱酸
素剤袋1cは、その粘着剤層を介して前記包装フィルム
28の袋となるシール部以外の袋内面となる位置へ貼付
けされるべくシュート先端部の酸素検知紙付脱酸素剤袋
仮受部と仮着ローラー30との間に製袋タイミングに同
期して移送されてくる。ここでは、図13に示すように
シュート27の先端部と包装フィルムを介して相対して
いる仮着ローラー30とシュートの間隔は酸素検知紙付
脱酸素剤袋の厚さ相当程度の間隔に予め調整されている
ため、シュート27先端部と仮着ローラー30との隙間
を経て仮り圧着される。この仮り圧着された酸素検知紙
付脱酸素剤袋小袋は引き続いて包装機に同期して包装フ
ィルムの動きに合わせて逐次送られながら圧着ローラー
31によって包装フィルムとの添着がより強化され、包
装フィルムからの脱落が防止される。さらに酸素検知紙
付脱酸素剤袋付包装フィルム28は上記脱酸素剤袋の貼
付け側を内側にして包装機等の製袋充填装置へ移送さ
れ、筒状フィルムに自動製袋され、これに内容物が充填
されシールされて、内面に酸素検知紙付脱酸素剤袋の貼
付された食品包装袋が形成される。
【0018】製袋充填装置は、酸素検知紙付脱酸素剤包
装袋付き包装フィルムをその筒状フィルム36に製袋す
るフォーマー32と前記筒状フィルム36内へ食品35
を搬送充填するための包装機コンベア33と、食品35
が充填された筒状フィルム36の移送機構37と、その
食品35入り筒状フィルム36の背部貼合せ目をヒート
シールするセンターシーラー38とセンターシールされ
た食品入り筒状フィルム36の1袋分に相当する端をエ
ンドシールし、そのエンドシール部を1袋単位にカット
するエンドシーラー、及びカッター39を有している。
以上の製袋充填装置を経て1袋単位のピロータイプの包
装袋40が得られる。
【0019】図2は本考案の別の実施例を示す概念図で
ある。図2における本考案の装置は、図1のものと同様
に、帯状脱酸素剤袋自動供給手段A、粘着剤層付帯状脱
酸素剤袋形成手段B、酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋形成
手段C、酸素検知紙付き脱酸素剤袋形成手段D、および
酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付手段Eより構成されるが、
粘着剤層付帯状脱酸素剤袋形成手段Bにおける離形紙排
出機構が図1とは相違する。図1の離形紙排出機構が巻
とり方式であるのに対し、図2の離形紙排出機構は排出
ローラーによる連続送り出し方式によるもので粘着剤層
形成手段Bから余剰となって排出される2条の離形紙8
a,9aを排出ローラー14Aおよびアイドルローラー
14Bによって同時にくわえて排出する機構となってい
る。次いで、貼付手段Eで酸素検知紙付脱酸素剤袋の貼
付けられた包装フィルム28は上記脱酸素剤袋の貼付け
側を内側にして図4に示すような製袋充填装置へ移送さ
れて筒状フィルムに自動製袋され、これに内容物が充填
されシールされて酸素検知紙付脱酸素剤袋が内面に添付
された食品包装袋が形成される。
【0020】図3は本考案の別の実施例を示す概念図で
ある。図3の装置の全体構成は、帯状に複数個連結され
てなる帯状脱酸素剤袋1を順次自動的に繰り出す脱酸素
剤袋自動供給手段Aと、広幅の両面粘着テープを8’を
供給し、供給手段Aから送り出されてくる帯状脱酸素剤
袋1の表裏一方の面に広幅の両面粘着テープ8’を自動
的に圧着せしめて広幅の粘着剤層を形成する一方、両面
粘着テープから剥離させた離形紙8’aを巻き取る粘着
剤層付帯状脱酸素剤袋形成手段Bと、テープ状酸素検知
紙18を供給して供給手段Bからの粘着剤層付帯状脱酸
素剤袋1aの広幅の粘着剤層の約1/2に相当する部分
にテープ状酸素検知紙18を圧着して貼付け、粘着剤層
の約1/2を残した酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋を自動
的に形成する酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋形成手段C
と、粘着剤層の約1/2を残した酸素検知紙付帯状脱酸
素剤袋をを1袋ごとの小袋に切断して1個単位の酸素検
知紙付脱酸素剤包装袋1cを形成する酸素検知紙付脱酸
素剤袋形成手段Dと、さらに連動せる食品類の包装機の
製袋充填機構へ送られる熱接着性シート状包装フィルム
28へ添着させるための酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付手
段Eとから構成される。この貼付手段Eでは、酸素検知
紙付脱酸素剤包装袋を、包装機等で自動的に繰り出され
る熱接着性シート状包装フィルムの包装袋1袋分に相当
する袋の内面となる側の所定の位置に、包装機と連動し
てその粘着剤層を介して貼付け、酸素検知紙付脱酸素剤
袋の貼付けられたシート状包装フィルムが図4に示すよ
うな製袋充填装置へ移送され1袋毎に自動製袋されなが
ら食品を充填した後、シールされて包装袋が形成され
る。
【0021】上記図3による装置の構成、及び機構は、
図1による実施例の概念図で記述した内容と基本的には
ほぼ同様であるが、図1の装置では粘着剤層付帯状脱酸
素剤袋形成手段Bにおいて2条の両面粘着テープを使用
するのに対し、図3では広幅の粘着テープ1条である点
で相違するものである。すなわち、図3の両面粘着テー
プ8'aは広幅の粘着テープ1条であり、従って両面粘着
テープアンリールA11’一式である。また、離形紙リ
ール14’は単列であり、それに付属している両面粘着
テープガイドローラー10’、離形紙ガイドローラー1
3’もそれぞれ単列になっている。
【0022】なお、図3の粘着剤層付帯状脱酸素剤袋形
成手段Bにおいて離形紙排出機構は巻とり方式である
が、図3の装置においても離形紙排出機構を排出ローラ
ーによる連続送り出し方式にすることもできる。
【0023】
【考案の効果】本考案によれば、帯状に複数個連結され
てなる脱酸素剤袋を順次自動的に繰り出し、その表裏一
方の面に粘着剤層を形成し、さらにその外側に酸素検知
紙を連続的に貼付せしめて酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋
を形成して1個単位の酸素検知紙付脱酸素剤小袋を自動
形成すると共に、連動する食品類の製袋充填包装機の同
期信号によりシュートを介して食品包装袋1個1個に自
動的に貼付する事が出来る。また、貼付に当たっては酸
素検知紙付脱酸素剤袋の酸素検知紙側が食品類包装袋の
外部から容易に目視出来るよう、予め食品包装袋用包装
フィルムの内側に、しかも所定の位置に貼付けられる。
従来酸素検知剤等の投入は人手に依存されていたが、本
考案によれば、このように食品包装袋内への酸素検知紙
付脱酸素剤袋の自動貼付が可能になった事により、大幅
な作業性の向上が図れる。また、従来は酸素検知剤が単
品で食品類包装袋内に封入されていたため、食品内に混
入していて見いだしにくく、酸素の有無の検知に手間取
ることが多かった。しかし、本考案によれば、脱酸素剤
子袋および酸素検知剤の封入の作業性が単に向上するだ
けでなく、食品包装袋内の目につき易い所定の位置に脱
酸素剤袋に貼付けて酸素検知紙が添着されるために、酸
素検知紙が見つけ易く、しかも酸素検知剤の色の変化が
容易に検知できるために、密封系内の酸素濃度の上昇を
確認する事ができ、非通気性の包装袋のピンホールやシ
ール不良など包装袋の欠陥が生じても容易に発見でき、
包装食品類の鮮度保持が確実になると共に、包装食品の
物流における取り扱い信頼性の大幅な向上が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 脱酸素剤袋自動供給手段A、両面粘着テープ
2条を貼付け、かつ離形紙排出機構が巻とり方式である
粘着剤層付帯状脱酸素剤袋形成手段B、酸素検知紙付帯
状脱酸素剤袋形成手段C、酸素検知紙付脱酸素剤袋形成
手段D、および酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付手段Eから
なる酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付包装装置の構成図。
【図2】 両面粘着テープ2条を貼付け、かつ、離形紙
排出機構が排出ローラーによる連続送り出し方式である
粘着剤層付帯状脱酸素剤袋形成手段Bを有する酸素検知
紙付脱酸素剤袋貼付包装装置の構成図。
【図3】 広幅の両面粘着テープを貼付け、かつ、離形
紙排出機構が巻とり方式である粘着剤層付帯状脱酸素剤
袋形成手段Bを有する酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付包装
装置の構成図。
【図4】 酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付装置に連動する
横ピロー包装機の製袋充填装置の構成図。
【図5】 脱酸素剤袋の帯状に複数個連結されてなる帯
状脱酸素剤袋の平面図。
【図6】 図5の帯状脱酸素剤袋の側面図。
【図7】 粘着剤層付帯状脱酸素剤袋形成手段Bにおい
て帯状脱酸素剤袋に両面粘着テープを用い粘着剤層を形
成する過程の部分図。
【図8】 酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋形成手段Cにお
いて粘着剤層付帯状脱酸素剤袋にテープ状ペーパータイ
プの酸素検知紙を圧着して貼付ける過程の部分図。
【図9】 粘着剤層2条の内の1条に酸素検知紙を貼付
けた酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋の平面図。
【図10】 広幅の両面粘着テープ1条に酸素検知紙を
貼付けた酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋の平面図。
【図11】 両面粘着テープ2条を用いた酸素検知紙付
脱酸素剤小袋の平面図および断面図。
【図12】 広幅の両面粘着テープ1条を用いた酸素検
知紙付脱酸素剤小袋の平面図および断面図。
【図13】酸素検知紙付脱酸素剤包装袋形成手段Dのシ
ュートを介して移送される酸素検知紙付脱酸素剤小袋が
酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付手段Eで熱接着性シート状
包装フィルムに圧着される過程の部分図。
【図14】 内面に酸素検知紙付脱酸素剤袋の貼付けら
れた食品包装袋の斜視図。
【図15】 図14の食品包装袋の断面図。
【符号の説明】
A 帯状脱酸素剤袋自動供給手段 B 粘着剤層付帯状脱酸素剤袋形成手段 C 酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋形成手段 D 酸素検知紙付脱酸素剤袋形成手段 E 酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付手段 1 帯状脱酸素剤袋 1a 粘着剤層付帯状脱酸素剤袋 1b 酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋 1c 酸素検知紙付脱酸素剤袋 2 帯状脱酸素剤袋アンリール 3 ガイドローラー 4 ガイドローラー 5 ガイドローラー 6, 7 両面粘着テープ貼合せローラー 8 両面粘着テープ A 8a 離形紙 A 8b 粘着剤層 A 8' 両面粘着テープ 広幅 8'a 離形紙 広幅 8'b 粘着剤層 広幅 9 両面粘着テープ B 9a 離形紙 B 9b 粘着剤層 B 10 複列両面粘着テープガイドローラー 10' 単列両面粘着テープガイドローラー 11 両面粘着テープアンリール A 11' 両面粘着テープアンリール 広幅 12 両面粘着テープアンリール B 13 複列離形紙ガイドローラー 13’ 単列離形紙ガイドローラー 14 複列離形紙リール 14’ 単列離形紙リール 14A 離形紙排出ローラー 14B アイドルローラー 15 カット位置検出センサー 16, 17 酸素検知紙貼合せローラー 18 酸素検知紙 18a 酸素検知部 19 酸素検知紙ガイドローラー 20, 21 ブレーキローラー 22 酸素検知紙アンリール 23, 24 送りローラー 25 カッター機構 26 カッターナイフ 27 シュート 28 包装フィルム 29 包装フィルムボビン 30 仮着ローラー 31 圧着ローラー 32 フォーマー 33 包装機コンベア34 フィンガー 35 食品 36 筒状フィルム 37 フィルム移送機構 38 センターシーラー 39 エンドシーラー、及びカッター 40 包装品 41 製品コンベア

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状に複数個連結されてなる帯状脱酸素剤
    袋を自動的に繰り出し、該帯状脱酸素剤袋の表裏一方の
    面の所定の位置に両面粘着テープ2条を圧着せしめて粘
    着剤層を形成させ、該粘着剤層の形成された帯状脱酸素
    剤袋の粘着剤層2条の内の1条にテープ状のペーパータ
    イプ酸素検知剤(以下酸素検知紙と云う)を圧着して貼
    付け粘着剤層1条を有する酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋
    を自動的に形成し、該粘着剤層1条を有する酸素検知紙
    付帯状脱酸素剤袋を1袋毎の小袋に切断して酸素検知紙
    付脱酸素剤袋を自動的に形成し、次いで連動せる食品類
    の包装機の製袋充填機構へ送られる熱接着性のシート状
    包装材料の1袋分に相当するシート状包装材料の製袋シ
    ール部以外の袋の内面となる側に該酸素検知紙付脱酸素
    剤袋を露出している粘着剤層を介して自動的に貼付け、
    酸素検知紙付脱酸素剤袋の貼付されたシート状包装材料
    を酸素検知紙付脱酸素剤袋の貼付けられた面を内側にし
    て自動製袋し、この袋に食品類を充填しシールし包装す
    ることを特徴とする酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付包装装
    置。
  2. 【請求項2】帯状に複数個連結されてなる帯状脱酸素剤
    袋を自動的に繰り出し、該帯状脱酸素剤袋の表裏一方の
    面に広幅の両面粘着テープを圧着せしめて粘着剤層を形
    成させ、該粘着剤層の形成された帯状脱酸素剤袋の広幅
    の粘着剤層の約1/2に相当する部分にテープ状ペーパ
    ータイプ酸素検知剤(以下酸素検知紙と云う)を圧着し
    て貼付け粘着剤層の約1/2を残した酸素検知紙付帯状
    脱酸素剤袋を自動的に形成し、該粘着剤層の約1/2を
    残した酸素検知紙付帯状脱酸素剤袋を1袋毎の小袋に切
    断して酸素検知紙付脱酸素剤袋を自動的に形成し、次い
    で連動せる食品類の包装機の製袋充填機構へ送られる熱
    接着性シート状ロールタイプのシート状包装材料に1袋
    分に相当するシート状包装材料の製袋シール部以外の袋
    の内面となる側に酸素検知紙付脱酸素剤袋を露出してい
    る粘着剤層を介して自動的に貼付け、酸素検知紙付脱酸
    素剤袋の貼付されたシート状包装材料を酸素検知紙付脱
    酸素剤袋の貼付けられた面を内側にして自動製袋し、こ
    の袋に食品類を充填しシールし包装することを特徴とす
    る酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付包装装置。
  3. 【請求項3】帯状脱酸素剤袋に両面粘着テープ2条を圧
    着せしめて粘着剤層を形成させる際に、両面粘着テープ
    が貼付けられた後に送り出されてくる離形紙を巻取りリ
    ールに依存して連続的に巻取る機構とする請求項1ある
    いは請求項2記載の酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付包装装
    置。
  4. 【請求項4】帯状脱酸素剤袋に両面粘着テープ2条を圧
    着せしめて粘着剤層を形成させる際に、両面粘着テープ
    が貼付けられた後に送り出されてくる離形紙を排出ロー
    ラーに依存して連続的に排出する機構とする請求項1あ
    るいは請求項2記載の酸素検知紙付脱酸素剤袋貼付包装
    装置。
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