JP3435422B2 - 複合脱酸素剤の製造方法およびその製造装置 - Google Patents
複合脱酸素剤の製造方法およびその製造装置Info
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Description
吸収する機能を有する脱酸素剤と、酸素の存在の有無を
肉眼で判定可能となるように酸素の存在によって色の変
化を生じる機能を有する酸素検知剤とを一体化させた複
合脱酸素剤の製造方法および該製造方法に用いられる製
造装置に関する。
存物質を無酸素状態で保存する技術が急速に普及し、そ
れに伴って脱酸素包袋や密閉容器等の内部の無酸素状態
を管理するための簡便なモニターとして酸素検知剤が研
究開発され、例えばシート状酸素検知剤と脱酸素剤を一
体化した複合脱酸素剤が提案されている(特開平2−1
67057号公報)。
法の一例として、台紙上に設けられた酸素検知剤シート
を台紙から剥離して、封止部分で区画され、一列に連続
した複数の脱酸素剤製袋からなる脱酸素剤シートに貼付
し、複合シートとした後、該複合シートを脱酸素剤製袋
の封止部分で切断するという方法が提案されている(特
開平5−247463号公報)。
素検知剤シートを貼付するため、脱酸素剤シートと同等
の長さの酸素検知剤シートが必要となる。酸素検知剤は
酸素の有無を検知するのみであるので脱酸素剤ほどの大
きさは必要ない。従って、上記方法にあっては、最終的
に必要以上の酸素検知剤が脱酸素剤製袋に貼付されるこ
ととなり、経済性に劣ったものとなる。また、脱酸素剤
シートに酸素検知剤シートが貼付された複合シートの脱
酸素剤製袋の封止部分を切断する際、酸素検知剤シート
を脱酸素剤シートに貼付するための糊料等の接着または
粘着剤が切断カッタに付着し、製造装置に悪影響を与え
る等の問題点があった。
解決すべくなされたもので、貼付する酸素検知剤シート
の無駄をなくし、経済性を高めると共に、切断カッタに
糊料等の接着または粘着剤が付着せず安定した切断が行
なえる複合脱酸素剤の製造方法および該製造方法に用い
られる製造装置を提供することを目的とする。
に示す製造方法および製造装置によって解決される。す
なわち、本発明の複合脱酸素剤の製造方法は、封止部分
で区画され、長手方向に連続した脱酸素剤製袋からなる
脱酸素剤シートを移送させると共に、台紙上に設けられ
た酸素検知剤シートを送出し、該送出される台紙上の酸
素検知剤シートのみを剥離ブロックと切断カッタとで間
欠的に定寸切断して酸素検知剤片とし、その後、該酸素
検知剤片を剥離ブロックのV周部分で台紙から剥離し、
剥離した酸素検知剤片を前記移送する脱酸素剤製袋の所
定部分に、間欠的に貼付して複合シートとし、しかる
後、該複合シートを押えブロック及びゴムローラに巻き
込んで脱酸素剤製袋への酸素検知剤片の貼付を確実にし
た後、該複合シートの脱酸素剤製袋の封止部分を連続的
に切断することを特徴とする。
は、(1)封止部分で区画され、長手方向に連続した脱
酸素剤製袋からなる脱酸素剤シートを移送する移送機構
と、(2)台紙上に設けられた酸素検知剤シートを送り
出す送出機構と、(3)前記酸素検知剤シートのみを間
欠的に定寸切断して酸素検知剤片とする剥離ブロック及
び切断カッタと、(4)前記酸素検知剤片を前記台紙か
ら剥離すると共に、剥離した酸素検知剤片を前記脱酸素
剤製袋の所定部分に、間欠的に貼付けて複合シートとす
る前記剥離ブロックのV周部分と、(5)前記複合シー
トを巻き込んで脱酸素剤製袋への酸素検知剤片の貼付を
確実にする押えブロック及びゴムローラと、(6)前記
複合シートを前記脱酸素剤製袋の封止部分で切断する切
断機構とから成ることを特徴とする。
区画され、長手方向に連続した脱酸素剤製袋からなる脱
酸素剤シートは移送機構によって等速で移送され、この
速度に同期した送出機構によって酸素検知剤シートが送
出される。この送出される酸素検知剤シートのみを剥離
ブロックと切断カッタとによって間欠的に定寸切断して
酸素検知剤片を形成する。そして、この酸素検知剤片を
剥離ブロックに設けられたV周部分で台紙から剥離する
と共に、剥離した酸素検知剤片を移送される脱 酸素剤シ
ートの脱酸素剤製袋の所定部分に間欠的に貼付して複合
シートとする。さらに、この複合シートを押えブロック
及びゴムローラに巻き込んで、脱酸素剤製袋への酸素検
知剤片の貼付を確実なものとする。最後に、この複合シ
ートの脱酸素剤製袋の封止部分を切断機構によって連続
的に切断することによって、複合脱酸素剤を製造する。
の所定部分に所望の大きさの酸素検知剤片を間欠的に貼
付することが可能となり、また、複合シートの脱酸素剤
製袋の封止部分には酸素検知剤が貼付されないため、切
断した際、切断カッタに糊料等の接着または粘着剤の付
着がなく、安定した切断が可能となる。
的に説明する。図1は、本発明の複合脱酸素剤の製造装
置の概略図である。
知剤シート、Cは台紙、Dは酸素検知剤片、Eは複合シ
ート、Fは複合シートの脱酸素剤製袋の封止部分、Gは
複合脱酸素剤をそれぞれ示す。また、1は送りローラ、
2は固定式ゴムローラ、3は剥離ブロックである。4は
移動式押えブロック、5は台紙引込みモータ(送りロー
ラ1と同期)、6は台紙引込みニップローラ、7はフイ
リクションブレーキローラ、8は固定式ローラ、9は酸
素検知剤シート切断カッタ、10は切断カッタをそれぞ
れ示す。
て説明する。封止部分で区画され、長手方向に連続した
脱酸素剤製袋からなり、移送される脱酸素剤シートA
は、移送機構によって一定の等速で移送される。この移
送は駆動手段(図示せず)によって変速可能な送りロー
ラ1を回転させることによってなされる。また、脱酸素
剤シートAの支持や酸素検知剤片Dの貼付は、固定式ゴ
ムローラ2の回転と、移動式押えブロック4の移動と、
剥離ブロック3によってなされる。ここに用いられる脱
酸素剤は特に制限はなく、良好に脱酸素剤として機能す
るものであれば、成分が有機系の脱酸素剤でも鉄粉系等
の無機系の脱酸素剤でもよい。
いて説明する。台紙C上に設けられた酸素検知剤シート
Bは予めロール状等の形状で準備され、送り出しは台紙
引込みモータ5によって台紙引込みニップローラ6によ
り送り出される。この酸素検知剤シートBの台紙Cとの
接着面には接着剤、粘着テープ、糊料等の接着または粘
着材料が塗布もしくは貼付されている。この送出速度と
脱酸素剤シートAの移送速度とは同期させている。ここ
に用いられる酸素検知剤も特に制限されず、その詳細は
特開平2−167057号公報に詳述されている。
剥離、及び貼付機構について説明する。台紙C上に設け
られた酸素検知剤シートBは、フイリクションブレーキ
ローラ7を通り固定式ローラ8を経て、剥離ブロック3
で酸素検知剤シート切断カッタ9により、酸素検知剤シ
ートBのみが間欠的に定寸切断され、酸素検知剤片Dと
される。次いで、剥離ブロック3のV周部分で酸素検知
剤片Dが台紙Cから剥離され、台紙Cは台紙引込みニッ
プローラ6で脱酸素剤シートAの移送速度と同期させて
送り出され、破棄される。一方、酸素検知剤片Dは、脱
酸素剤シートAの移送速度に同期しながら、脱酸素剤シ
ートAの脱酸素剤製袋の所定部分に間欠的に貼付され、
複合シートEとされる。次に、複合シートEは固定式ゴ
ムローラ2に巻き込まれ、固定式ゴムローラ2の回転と
移動式押えブロック4とで押えられて酸素検知剤片Dの
貼付が確実なものとなる。このようにして、脱酸素剤シ
ートAに酸素検知剤片Dが貼付されて、複合シート(連
続した複合脱酸素剤)Eが得られる。なお、この間欠貼
付のために、厚み検出器、光電管等のピッチ検出センサ
(図示せず)を用いる必要がある。
ようにして得られた複合シートEは脱酸素剤製袋の封止
部分Fにおいて、切断カッタ10により切断され、個々
の複合脱酸素剤Gが得られる。この封止部分Fで切断す
るために、複合シートEの脱酸素剤製袋の封止部分Fか
ら次の封止部分までのピッチ検出を行ない、このピッチ
検出(図示せず)により、封止部分センターが切断カッ
タ10のセンターにくるように調整する。
0mmで幅が40mmの脱酸素剤製袋の場合、従来の方
法では50mmの長さの酸素検知剤シートBを貼付けて
いたが、本発明により15mmの長さの酸素検知剤シー
トBを貼付けることにより酸素検知剤シートBのコスト
を30%に低下させることができた。また、切断カッタ
10が従来約7,000回のカットで清掃が必要であっ
たが、本発明では何回カットを行なっても切断カッタの
清掃の必要がなかった。
ので、脱酸素剤シートに脱酸素剤シートと同等の長さの
酸素検知剤シートを貼付するのではなく、最低限必要な
酸素検知剤片を脱酸素剤製袋に所定位置に貼付するの
で、貼付する酸素検知剤シートの無駄をなくすことがで
きる。また、切断カッタに糊料等の接着または粘着剤が
付かないので脱酸素剤製袋の封止部分で安定した切断が
できる。その結果として経済性、生産性に優れたものと
なる。さらに、移送している脱酸素剤シートの脱酸素剤
製袋の所定部分に所望の大きさの酸素検知剤片を間欠的
に貼付けるので、脱酸素剤製袋と酸素検知剤片とを容易
に一体化して複合脱酸素剤とすることができる。
す概略図。
Claims (2)
- 【請求項1】 封止部分で区画され、長手方向に連続し
た脱酸素剤製袋からなる脱酸素剤シートを移送させると
共に、台紙上に設けられた酸素検知剤シートを送出し、
該送出される台紙上の酸素検知剤シートのみを剥離ブロ
ックと切断カッタとで間欠的に定寸切断して酸素検知剤
片とし、その後、該酸素検知剤片を剥離ブロックのV周
部分で台紙から剥離し、剥離した酸素検知剤片を前記移
送する脱酸素剤製袋の所定部分に、間欠的に貼付して複
合シートとし、しかる後、該複合シートを押えブロック
及びゴムローラに巻き込んで脱酸素剤製袋への酸素検知
剤片の貼付を確実にした後、該複合シートの脱酸素剤製
袋の封止部分を連続的に切断することを特徴とする複合
脱酸素剤の製造方法。 - 【請求項2】(1)封止部分で区画され、長手方向に連
続した脱酸素剤製袋からなる脱酸素剤シートを移送する
移送機構と、(2)台紙上に設けられた酸素検知剤シー
トを送り出す送出機構と、(3)前記酸素検知剤シート
のみを間欠的に定寸切断して酸素検知剤片とする剥離ブ
ロック及び切断カッタと、(4)前記酸素検知剤片を前
記台紙から剥離すると共に、剥離した酸素検知剤片を前
記脱酸素剤製袋の所定部分に、間欠的に貼付けて複合シ
ートとする前記剥離ブロックのV周部分と、(5)前記
複合シートを巻き込んで脱酸素剤製袋への酸素検知剤片
の貼付を確実にする押えブロック及びゴムローラと、
(6)前記複合シートを前記脱酸素剤製袋の封止部分で
切断する切断機構とから成ることを特徴とする複合脱酸
素剤の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16785995A JP3435422B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 複合脱酸素剤の製造方法およびその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16785995A JP3435422B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 複合脱酸素剤の製造方法およびその製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08338836A JPH08338836A (ja) | 1996-12-24 |
JP3435422B2 true JP3435422B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=15857419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16785995A Expired - Lifetime JP3435422B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 複合脱酸素剤の製造方法およびその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3435422B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4788378B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2011-10-05 | 凸版印刷株式会社 | 積層フィルム巻取りロールの保管方法 |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP16785995A patent/JP3435422B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08338836A (ja) | 1996-12-24 |
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