JP4788378B2 - 積層フィルム巻取りロールの保管方法 - Google Patents
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Description
上で、酸素バリア性フィルムを巻取りロールにポリエステルテープ等で確実に密着、固定する必要がある。また、脱酸素剤を紙管もしくはプラスチック管の空洞内面に配置しない場合は、空洞部両端をプラキャップで塞ぐことにより、巻取りロール端面部分の密封性が上がり、脱酸素がより確実に行われるので好ましい(図1〜2の(D)及び(E)参照)。
酸素インジケータ層組成:メチレンブルー3重量部、L−アスコルビン酸7.5重量部、バインダ樹脂10重量部、グリセリン7.5重量部、合成シリカ0.6重量部
アンカーコート層、オーバーコート層組成:黄顔料10重量部、ウレタン樹脂15重量部
12ミクロン厚のポリエステルフィルムの片側にアンカーコート層0.5ミクロン、酸素インジケータ層1ミクロン、オーバーコート層1ミクロンをグラビア印刷法により順次積層させ、その反対側に、金属酸化物を蒸着した12ミクロン厚のポリエステルフィルムを、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いて積層させ、更に印刷面を覆う形で低密度ポリエチレンフィルム60ミクロンを積層させた。これを長さ1000mの酸素インジケータを含む積層フィルム巻取りロールとし、巻取りロール端面に適当な大きさの鉄系脱酸素剤を紙テープにて貼着した(図1の(A)参照)。更に酸素バリア性が98.7ml/m2・day・MPaの塩化ビニリデンフィルム20ミクロンを、その端縁が巻取りロールから外側にはみ出すようにして巻取りロール端面側に5回巻きつけ、紙テープにて巻取りロールの側面に気密に固定し(図1の(B)参照)、さらに、端縁を紙(もしくはプラスチック)管に押し込んで(図1の(C)参照)、紙(もしくはプラスチック)管の空洞部両端をプラキャップで塞ぐことにより、巻取りロール端面部分と脱酸素剤とを前記塩化ビニリデンフィルムで覆った(図1の(D)及び(E)参照)。
酸素インジケータ層組成:実施例1と同様
アンカーコート層、オーバーコート層組成:実施例1と同様
12ミクロン厚のポリエステルフィルムの片側にアンカーコート層0.5ミクロン、酸素インジケータ層1ミクロン、オーバーコート層1ミクロンをグラビア印刷法により順次積層させ、更に印刷面を覆う形で低密度ポリエチレンフィルム60ミクロンを積層させた。これを数量1000mの酸素インジケータを含む積層フィルム巻取りロールとし、巻取りロール側面の端面に近い部分に適当な大きさの鉄系脱酸素剤を紙テープにて貼着した(図2の(A)参照)。更に酸素バリア性が98.7ml/m2・day・MPaの塩化ビニリデンフィルム20ミクロンを、その端縁が巻取りロールから外側にはみ出すようにして巻取りロール端面側に5回巻きつけ、紙テープにて巻取りロールの側面に気密に固定し(図2の(B)参照)、さらに、端縁を紙(もしくはプラスチック)管に押し込んで(図2の(C)参照)、紙(もしくはプラスチック)管の空洞部両端をプラキャップで塞ぐことにより、巻取りロール端面部分と脱酸素剤とを前記塩化ビニリデンフィルムで覆った(図2の(D)及び(E)参照)。
酸素インジケータ層組成:実施例1と同様
アンカーコート層、オーバーコート層組成:実施例1と同様
12ミクロン厚のポリエステルフィルムの片側にアンカーコート層0.5ミクロン、酸素インジケータ層1ミクロン、オーバーコート層1ミクロンをグラビア印刷法により順次積層させ、更に印刷面を覆う形で低密度ポリエチレンフィルム60ミクロンを積層させた。これを数量1000mの酸素インジケータを含む積層フィルム巻取りロールとし、巻取りロール中心部の紙管の空洞内面に適当な大きさの鉄系脱酸素剤を紙テープにて貼着した(図3の(A)参照)。更に酸素バリア性が98.7ml/m2・day・MPaの塩化ビニリデンフィルム20ミクロンを5枚重ねたもので、巻取りロールの端面を完全に覆い(図3の(B)参照)、さらに、前記塩化ビニリデンフィルムを5枚重ねたものの周縁を、巻取りロールの側面に折り曲げて、紙テープにて気密に固定した(図3の(C)及び(D)参照)。
酸素インジケータ層組成:実施例1と同様
アンカーコート層、オーバーコート層組成:実施例1と同様
12ミクロン厚のポリエステルフィルムの片側にアンカーコート層0.5ミクロン、酸素インジケータ層1ミクロン、オーバーコート層1ミクロンをグラビア印刷法により順次積層させ、更に印刷面を覆う形で低密度ポリエチレンフィルム60ミクロンを積層させた。これを数量1000mの酸素インジケータを含む積層フィルム巻取りロールとし、巻取りロール端面に適当な大きさの鉄系脱酸素剤を紙テープにて貼着した(図1の(A)参照)。更に酸素バリア性が98.7ml/m2・day・MPaの塩化ビニリデンフィルム20ミクロンを、その端縁が巻取りロールから外側にはみ出すようにして巻取りロール端面側に5回巻きつけ、紙テープにて巻取りロールの側面に気密に固定し(図1の(B)参照)、さらに、端縁を紙(もしくはプラスチック)管に押し込んで(図1の(C)参照)、紙(もしくはプラスチック)管の空洞部両端をプラキャップで塞ぐことにより、巻取りロール端面部分と脱酸素剤とを前記塩化ビニリデンフィルムで覆った(図1の(D)及び(E)参照)。
金属酸化物を蒸着した12ミクロン厚のポリエステルフィルムを覆う形で還元鉄を含有した低密度ポリエチレンフィルム60ミクロンを積層させた。これを数量1000mの酸素吸収樹脂を含む積層フィルム巻取りロールとし、巻取りロール端面に適当な大きさの鉄系脱酸素剤を紙テープにて貼着した(図1の(A)参照)。更に酸素バリア性が98.7ml/m2・day・MPaの塩化ビニリデンフィルム20ミクロンを、その端縁が巻取りロールから外側にはみ出すようにして巻取りロール端面側に5回巻きつけ、紙テープにて巻取りロールの側面に気密に固定し(図1の(B)参照)、さらに、端縁を紙(もしくはプラスチック)管に押し込んで(図1の(C)参照)、紙(もしくはプラスチック)管の空洞部両端をプラキャップで塞ぐことにより、巻取りロール端面部分と脱酸素剤とを前記塩化ビニリデンフィルムで覆った(図1の(D)及び(E)参照)。
酸素インジケータ層組成:実施例1と同様
アンカーコート層、オーバーコート層組成:実施例1と同様
12ミクロン厚のポリエステルフィルムの片側にアンカーコート層0.5ミクロン、酸素インジケータ層1ミクロン、オーバーコート層1ミクロンをグラビア印刷法により順次積層させ、更に印刷面を覆う形で低密度ポリエチレンフィルム60ミクロンを積層させた。これを数量1000mの酸素インジケータを含む積層フィルム巻取りロールとした。その後、巻取りロール全体をアルミ積層フィルムにて防湿包装した。
金属酸化物を蒸着した12ミクロン厚のポリエステルフィルムを覆う形で還元鉄を含有した低密度ポリエチレンフィルム60ミクロンを積層させた。これを数量1000mの酸素吸収樹脂を含む積層フィルム巻取りロールとし、巻取りロール端面に適当な大きさの鉄系脱酸素剤を紙テープにて貼着した。その後、巻取りロール全体をアルミ積層フィルムにて防湿包装した。
実施例1〜4及び比較例1に示す方法にて、それぞれの酸素インジケータを含む積層フィルム巻取りロールを製造後1ヶ月保管した。そして、それぞれの酸素インジケータを、実験開始から4時間大気放置した後、10cm×10cmのバリアナイロン/ポリエチレン包材内に入れ、有機系脱酸素剤とともに蒸留水入りポリエチレンバッグを充填して封入した。ヘッドスペースは150mLとし、その容量に合わせた脱酸素剤を選定した。
実施例1 1日 黄 緑
実施例2 1〜2日 黄 緑
実施例3 1〜2日 黄 緑
実施例4 4日 黄 緑
比較例1 1ヶ月以上経過しても変化無し 緑 緑
*有酸素状態で1日放置した後の色味を示した。
参考例1及び比較例2の酸素吸収樹脂を含む積層フィルム巻取りロールの作製直後に、それぞれのフィルムにより10cm×10cmの包材を作製し、蒸留水入りポリエチレンバッグを充填した。ヘッドスペースは空気50mLとした上で、1週間後の包材内酸素濃度を測定した。また、参考例1及び比較例1に示す方法で、それぞれの巻取りロール作製後1ヶ月保管したものに関しても同様にして包材を作製し、1週間後の包材内酸素濃度を測定した。以下に、結果を示す。
参考例1 0% 0%
比較例2 0% 21%
以上から、酸素吸収樹脂を含む積層フィルム巻取りロールに脱酸素剤を配置し、更に酸素バリア性フィルムにより、巻取りロール端面部分と脱酸素剤とを覆うことにより、酸素吸収樹脂を含む積層フィルム巻取りロールを簡便に脱酸素状態に保つことが可能であることがわかった。
2…脱酸素剤
3…巻取りロール側面
4…巻取りロール紙(もしくはプラスチック)管の空洞内面
5…酸素バリア性フィルム
6…プラキャップ
7…巻取りフィルム
8…端縁
9…周縁
Claims (6)
- 印刷法により少なくとも酸素インジケータ層を含む積層フィルム巻取りロールについて、前記積層フィルム巻取りロールに脱酸素剤を配置し、更に前記積層フィルム巻取りロール端面部分と前記脱酸素剤とを酸素バリア性フィルムで覆うことを特徴とする積層フィルム巻取りロールの保管方法。
- 前記酸素バリア性フィルムの酸素透過度が394.8ml/m2・day・MPa以下であることを特徴とする請求項1に記載の積層フィルム巻取りロールの保管方法。
- 前記脱酸素剤の配置部位が、巻取りロールの端面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層フィルム巻取りロールの保管方法。
- 前記脱酸素剤の配置部位が、巻取りロールの側面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層フィルム巻取りロールの保管方法。
- 前記脱酸素剤の配置部位が、巻取りロール中心部の紙管もしくはプラスチック管の空洞内部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層フィルム巻取りロールの保管方法。
- 前記積層フィルムの基材が、酸素透過度が394.8ml/m2・day・MPa以下である酸素バリア性フィルムを少なくとも1層以上含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の積層フィルム巻取りロールの保管方法。
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