JP2557792Y2 - エアバッグ自己診断回路 - Google Patents

エアバッグ自己診断回路

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JP2557792Y2
JP2557792Y2 JP1991038502U JP3850291U JP2557792Y2 JP 2557792 Y2 JP2557792 Y2 JP 2557792Y2 JP 1991038502 U JP1991038502 U JP 1991038502U JP 3850291 U JP3850291 U JP 3850291U JP 2557792 Y2 JP2557792 Y2 JP 2557792Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はエアバッグ自己診断回路
に関し、特にスクイブ(エアバッグ点火用雷管)の抵抗
値の異常の有無を検出するためのエアバッグ自己診断回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来技術におけるこの種のエアバ
ッグ自己診断回路の1例を示すもので、Bは例えば12
Vのバッテリ電源、SQはスクイブ、S2は抵抗R′が
並列接続されたフロントセンサで通常車の前部(バンパ
の後方)に左右1対設けられ(図中にはその一方しか示
されていないが実際には左右1対のフロントセンサが並
列に設けられ)、車の衝突時に生ずる減速度によって少
なくともその一方がオンとなる。
【0003】これによりスイッチSWがオンとされる
と、該スクイブSQには該バッテリ電源Bより、スイッ
チSW、ダイオードD、抵抗R、スクイブSQ、抵抗
R′(フロントセンサS2は常時オフである)を通して
該スクイブSQにその抵抗値検出用の電流が流され、該
抵抗値が検出される。すなわち該検出用の電流値は該バ
ッテリ電源Bの電圧を該抵抗RおよびR′の抵抗値の和
で除算した値にほぼ等しく(該スクイブSQの抵抗値は
通常数オームで無視しうる)、したがって該スクイブの
抵抗値は、該スクイブ両端(すなわちT1、T2間)に
生ずる電位差を該検出用の電流値で除算することによっ
て求められる。
【0004】なおCONVは該バッテリ電源電圧を例え
ば14乃至30Vに昇圧するDC−DCコンバータであ
り、これにより該コンバータの出力側に接続されたバッ
クアップコンデンサCにスクイブ点火用の電荷が一定の
電圧で充電される。なおS1は、該スクイブSQがアー
ス側とショートしたり該フロントセンサS2(衝突検知
センサ)が誤ってオンとなったりしても、直ちに該点火
用の充電電荷(バックアップコンデンサCに充電され
た)を該スクイブに流さないようにして誤爆を防止する
ためのセーフィングセンサであって、該セーフィングセ
ンサS1がオンとなるしきい値は車の衝突時にオンとな
る該フロントセンサS2のしきい値より小さくされてい
る。
【0005】これにより、車の衝突時には該セーフィン
グセンサS1および該フロントセンサS2(左右1対の
フロントセンサのうち少なくとも一方)がオンとなっ
て、該点火用の充電電荷が該スクイブに放電されて点火
動作が行われる。なお該点火回路には該セーフィングセ
ンサのほかに、例えば該スクイブがアース側とショート
したり該フロントセンサ(衝突検知センサ)が誤ってオ
ンとなった場合にマイクロコンピュータなどからの信号
により該点火回路をオフとする所謂安全トランジスタ
(図4のトランジスタTR1)が設けられることもある
が、図3の回路には該安全トランジスタは省かれてい
る。
【0006】上述したように上記図3に示される回路に
おいては常時該スクイブの抵抗値の異常の有無を検出す
るための電流が上記バッテリ電源Bから供給されている
が、この場合該バッテリ電源はその電圧変動が大きく、
したがって該検出用の電流値の値が不正確となり、該ス
クイブの抵抗値を精度良く検出することができないとい
う問題点があった。
【0007】また図4は従来技術におけるエアバッグ自
己診断回路の他の例を示すもので、上記図3と共通する
部分には共通の符号が付されている。TR1は上記安全
トランジスタであって、上述したように該自己診断回路
に異常がないときはオンしうる状態にあるが、例えば該
スクイブSQがアース側とショートしたり該フロントセ
ンサS2(上述したように図中にはその一方しか示され
ていないが実際には左右1対のフロントセンサが並列に
設けられる)が誤ってオンとされた場合にマイクロコン
ピュータなどからの信号Sg 1 によりトランジスタTR
2がオンとされた場合にはオフとなって、電源VB1から
セーフィングセンサS1を介してスクイブSQに至る点
火回路を遮断して誤爆が防止される。なお該スクイブS
Qの抵抗値検出用の電流は、電源VB2からダイオード
D、抵抗R、スクイブSQ、抵抗R′(フロントセンサ
S2は常時オフである)を通して該スクイブSQに流さ
れる。
【0008】上記図4に示される回路においては、上記
図3に示される回路における上述した問題点のほかに、
更に該安全トランジスタTR1を駆動するベース電流I
B が抵抗R2を通して常時そのままアース側に流されて
おり、したがって10数mAと比較的大きな電流値を有す
る該ベース電流IB が無駄に消費されているという問題
点があった。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】本考案はかかる課題を
解決するためにはなされたもので、スクイブの抵抗値検
出用の電流として精度の良い一定電流を流すことによっ
て、該スクイブの抵抗値を精度よく検知することができ
るようにしたものである。
【0010】また本考案は上記安全トランジスタのベー
ス電流を該スクイブの抵抗値検出用の電流として利用す
ることによって、該検出用の電流を別の電源からとる必
要をなくし、消費電流を減少させることができるように
したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
【0012】本考案によれば、エアバッグのスクイブと
直列に正常動作時オン状態となるトランジスタが接続さ
れるとともに、該トランジスタのベースが該スクイブと
スイッチング手段との直列回路に接続され、該スイッチ
ング手段のオン時に該トランジスタのベース電流が該ス
クイブにその抵抗値検出用の電流として供給される回路
をそなえることを特徴とするエアバッグ自己診断回路が
提供される。
【0013】
【作用】上記構成によれば、該DC−DCコンバータは
その出力電圧の精度が非常に良いため、該DC−DCコ
ンバータから該バイパス抵抗を通して該スクイブに流さ
れる該抵抗値検出用の電流を高精度の定電流とすること
ができ、これにより該抵抗値の検出精度を向上させるこ
とができる。
【0014】また上記構成によれば該スクイブ抵抗値の
検出時に、該正常動作時オン状態となる安全トランジス
タのベース電流を該抵抗値検出用の電流として該スクイ
ブに流すことができるので、該検出用の電流を別の電源
からとる必要がなく、したがって消費電流を節約するこ
とができる。
【0015】
【実施例】図1は本考案の理解を助けるためのエアバッ
グ自己診断回路を示すもので、その特長はバッテリ電源
電圧(例えば12V)を例えば14Vに昇圧するDC−
DCコンバータCONVから、セーフィングセンサS1
と並列に接続されたバイパス抵抗Rを通してスクイブS
Qにその抵抗値検出用の電流が流されるようにした点で
ある。
【0016】すなわち該抵抗値検出用の電流は、該DC
−DCコンバータの出力側からバイパス抵抗R(セーフ
ィングセンサS1は常時オフである)、スクイブSQ、
抵抗R′(フロントセンサS2も常時オフである)を通
して流れる。そして該検出用の電流の電流値は、該DC
−DCコンバータCONVの出力電圧を該抵抗Rおよび
R′の抵抗値の和で除算した値となり(該スクイブSQ
の抵抗値は無視しうる)、したがって該スクイブの抵抗
値は、該スクイブの両端(すなわちT1、T2間)に生
ずる電位差を該検出用の電流値で除算することにより求
められる。
【0017】この場合、該DC−DCコンバータCON
Vの出力電圧は非常に精度のよい一定電圧(電圧変動が
ない)とされているので、該検出用の電流値も精度のよ
い定電流となり、これによって該スクイブの抵抗値の異
常の有無を検出することができる。なお、該図中、Cは
上記バックアップコンデンサであり、該DC−DCコン
バータCONVから該バックアップコンデンサCに充電
された電荷が、車の衝突時(上記セーフィングセンサS
1およびフロントセンサS2(上述したように左右1対
設けられたフロントセンサのうちの少なくとも一方)が
オンとなったとき)に、該スクイブSQに放電されて該
スクイブSQを点火させる。
【0018】図2は本考案の実施例としてのエアバッグ
自己診断回路を示すもので、該安全トランジスタTR1
のベースはダイオードD、抵抗R1を介して該スクイブ
SQの一端T2に接続され、また該スクイブSQの他端
T1はスイッチングトランジスタTR3を介してアース
側に接続される。そして該トランジスタTR3は、該ス
クイブの抵抗値を計測するときだけ(例えばイグニッシ
ョンスイッチをオンとしてエンジンを始動させる時毎
に)、所定の駆動信号Sg 2 によりオンとされる。
【0019】このように該トランジスタTR3がオンと
なる毎に(例えばエンジン始動時毎に)、該安全トラン
ジスタTR1のベース電流IB が該図2中の矢印に示す
方向に流れ、該スクイブSQの抵抗値検出用の電流とし
て利用される。すなわち該スクイブの抵抗値は、該電流
B が流れることによって生ずる該スクイブの両端T
2、T1間の電位差を、該電流IB の電流値で除算する
ことによって求められる。
【0020】なお車の衝突時(すなわちセーフィングセ
ンサS1およびフロントセンサS2(上述したように左
右1対設けられたフロントセンサのうちの少なくとも一
方)がオンとなったとき)には、該安全トランジスタT
R1がオンとなり(上述したように回路の異常時に該ト
ランジスタTR2によりオフとされない限り、該トラン
ジスタTR1のベース電流が電源VB からダイオード
D、抵抗R1、フロントセンサS2を通して流れるとと
もに、そのエミッタ・コレクタ電流が電源VB からセー
フィングセンサS1、スクイブSQ、フロントセンサS
2を通して流れる)、該スクイブSQが点火される。
【0021】
【考案の効果】本考案によればスクイブの抵抗値検出用
電流を精度の良い定電流として該スクイブの抵抗値を高
精度に検出することができる。更にまた本考案によれ
ば、安全トランジスタのベース電流を該スクイブの抵抗
値検出用の電流として利用することができ、該検出用の
電流を別の電源からとらないことによって消費電流の節
約をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の理解を助けるためのエアバッグ自己診
断回路を示す図である。
【図2】本考案の実施例としてのエアバッグ自己診断回
路を示す図である。
【図3】従来技術におけるエアバッグ自己診断回路の1
例を示す図である。
【図4】従来技術におけるエアバッグ自己診断回路の他
の例を示す図である。
【符号の説明】
CONV…DC−DCコンバータ C…バックアップコンデンサ S1…セーフィングセンサ S2…フロントセンサ SQ…スクイブ TR1…安全トランジスタ TR2…安全トランジスタをオフするトランジスタ TR3…例えばエンジン始動時毎にオンとなるトランジ
スタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグのスクイブと直列に正常動作
    時オン状態となるトランジスタが接続されるとともに、
    該トランジスタのベースが該スクイブとスイッチング手
    段との直列回路に接続され、該スイッチング手段のオン
    時に該トランジスタのベース電流が該スクイブにその抵
    抗値検出用の電流として供給される回路をそなえること
    を特徴とするエアバッグ自己診断回路。
JP1991038502U 1991-05-28 1991-05-28 エアバッグ自己診断回路 Expired - Fee Related JP2557792Y2 (ja)

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JPH04131555U JPH04131555U (ja) 1992-12-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7930080B2 (en) 2005-06-07 2011-04-19 Denso Corporation Passenger protecting apparatus and method for protecting passenger

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0317723Y2 (ja) * 1985-07-13 1991-04-15
JPH0637018Y2 (ja) * 1988-10-07 1994-09-28 株式会社カンセイ エアバックシステム

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US7930080B2 (en) 2005-06-07 2011-04-19 Denso Corporation Passenger protecting apparatus and method for protecting passenger

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