JP2557786Y2 - フープ材連続搬送用吊り治具 - Google Patents
フープ材連続搬送用吊り治具Info
- Publication number
- JP2557786Y2 JP2557786Y2 JP1990400599U JP40059990U JP2557786Y2 JP 2557786 Y2 JP2557786 Y2 JP 2557786Y2 JP 1990400599 U JP1990400599 U JP 1990400599U JP 40059990 U JP40059990 U JP 40059990U JP 2557786 Y2 JP2557786 Y2 JP 2557786Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hoop material
- hoop
- roller
- shaft
- jig
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はフープ材の連続搬送用治
具に関し、特にフープ材の自重に逆らう吊り下げ搬送治
具に関する。
具に関し、特にフープ材の自重に逆らう吊り下げ搬送治
具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、フープ材を自重に反して連続的に
吊る駆動源を持たない治具としては、例えば図４に示す
ものがある。即ち、フープ材の自重に反する推力を得る
ため、ローラー２６を基準ガイド２７に対し傾けるアー
ム２８を備え、フープ材３０をローラー２６で引張りば
ね２９により基準ガイド２７に押しつけ、フープ材３０
と基準ガイド２７のすべり接触抵抗により自重に反する
推力を得ていた。
吊る駆動源を持たない治具としては、例えば図４に示す
ものがある。即ち、フープ材の自重に反する推力を得る
ため、ローラー２６を基準ガイド２７に対し傾けるアー
ム２８を備え、フープ材３０をローラー２６で引張りば
ね２９により基準ガイド２７に押しつけ、フープ材３０
と基準ガイド２７のすべり接触抵抗により自重に反する
推力を得ていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のフープ
材連続搬送用吊り治具では、搬送時、フープ材の自重に
反する推力を高めるには、ローラーを基準ガイドに対し
傾き角を大きくするため、アームを交換したり、ローラ
ーの押しつけ力を強める必要がある。またこの治具で
は、自重に反する推力を高めればフープ材とガイドのす
べり接触抵抗が極端に高くなり、フープ材の巻き取り時
に伸びが発生するという欠点と、アームの傾き角を自在
に調節できないという欠点がある。
材連続搬送用吊り治具では、搬送時、フープ材の自重に
反する推力を高めるには、ローラーを基準ガイドに対し
傾き角を大きくするため、アームを交換したり、ローラ
ーの押しつけ力を強める必要がある。またこの治具で
は、自重に反する推力を高めればフープ材とガイドのす
べり接触抵抗が極端に高くなり、フープ材の巻き取り時
に伸びが発生するという欠点と、アームの傾き角を自在
に調節できないという欠点がある。
【０００４】本考案のフープ材連続搬送用吊り治具は、
フープ材の自重に逆らう吊り下げ搬送を行うものであっ
て、前記フープ材を板厚の両側からラジアル方向で挟み
込んで搬送時にころがり接触し且つ少なくとも一方が前
記フープ材の搬送方向に対し傾いて接触し前記フープ材
に吊り上げ分力を与える第１、第２のローラーと、第１
のローラーの軸を支持し該軸に垂直に位置するシャフト
と、このシャフトの周囲に前記シャフトを回動可能に軸
支するように配置され、前記第１のローラーと相対する
よう前記第２のローラーの軸を支持した円筒状支持構造
部材と、搬送する前記フープ材の吊り上げ基準位置を規
制するべく前記円筒状支持構造部材の円周方向に設けら
れ、前記円周方向に可動し前記フープ材の送り方向を規
制するガイド部材とを備えている。
フープ材の自重に逆らう吊り下げ搬送を行うものであっ
て、前記フープ材を板厚の両側からラジアル方向で挟み
込んで搬送時にころがり接触し且つ少なくとも一方が前
記フープ材の搬送方向に対し傾いて接触し前記フープ材
に吊り上げ分力を与える第１、第２のローラーと、第１
のローラーの軸を支持し該軸に垂直に位置するシャフト
と、このシャフトの周囲に前記シャフトを回動可能に軸
支するように配置され、前記第１のローラーと相対する
よう前記第２のローラーの軸を支持した円筒状支持構造
部材と、搬送する前記フープ材の吊り上げ基準位置を規
制するべく前記円筒状支持構造部材の円周方向に設けら
れ、前記円周方向に可動し前記フープ材の送り方向を規
制するガイド部材とを備えている。
【０００５】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００６】図１は本考案の一実施例の斜視図、図２は
本実施例のガイドホルダーの取付構造を示す平面図、図
３は本実施例の縦断面図である。
本実施例のガイドホルダーの取付構造を示す平面図、図
３は本実施例の縦断面図である。
【０００７】図１において、参照番号１は本実施例のフ
ープ材連続搬送用吊り治具構造の全体を示すものであ
る。この構造１は、支持構造部材として全体が丸物材料
の同芯削り出しからなって一体連続形に形成されてお
り、取付け支柱１０と、この取付け支柱１０に取付けら
れた軸受ケース１２と、この軸受ケース１２にビス１５
で固定された軸受１３と、この軸受１３内をスライドす
るスライドシャフト１６と、このスライドシャフト１６
をガイドするすべりキー１４と、スライドシャフト１６
を軸方向に押しつける圧縮ばね１７と、スライドシャフ
ト１６に取付けたローラー１８と、このローラー１８に
相対するローラー１９と、軸受ケース１２の先端部にホ
ルダー固定ビス２３で可動自在に取付けたガイドホルダ
２２と、このガイドホルダ２２に取付けたフープ材２の
基準ガイド（右側）２０，（左側）２１とを有してな
る。
ープ材連続搬送用吊り治具構造の全体を示すものであ
る。この構造１は、支持構造部材として全体が丸物材料
の同芯削り出しからなって一体連続形に形成されてお
り、取付け支柱１０と、この取付け支柱１０に取付けら
れた軸受ケース１２と、この軸受ケース１２にビス１５
で固定された軸受１３と、この軸受１３内をスライドす
るスライドシャフト１６と、このスライドシャフト１６
をガイドするすべりキー１４と、スライドシャフト１６
を軸方向に押しつける圧縮ばね１７と、スライドシャフ
ト１６に取付けたローラー１８と、このローラー１８に
相対するローラー１９と、軸受ケース１２の先端部にホ
ルダー固定ビス２３で可動自在に取付けたガイドホルダ
２２と、このガイドホルダ２２に取付けたフープ材２の
基準ガイド（右側）２０，（左側）２１とを有してな
る。
【０００８】ローラー１９は軸２４により軸受ケース１
２に取付けられている。このローラー１９に相対するロ
ーラー１８は、軸２５によりスライドシャフト１６に取
付けられ、すべりキー１４により回り止めを防止し、圧
縮ばね１７の付勢力によりフープ材２を挟み込み、常に
ローラー１９に押し続けている。基準ガイド２０，２１
は２つのローラー１８，１９に干渉しない程度に近づけ
て取付けられ、フープ材２をガイドしている。軸受１３
の材質は青銅鋳物で摺動性を良くしている。
２に取付けられている。このローラー１９に相対するロ
ーラー１８は、軸２５によりスライドシャフト１６に取
付けられ、すべりキー１４により回り止めを防止し、圧
縮ばね１７の付勢力によりフープ材２を挟み込み、常に
ローラー１９に押し続けている。基準ガイド２０，２１
は２つのローラー１８，１９に干渉しない程度に近づけ
て取付けられ、フープ材２をガイドしている。軸受１３
の材質は青銅鋳物で摺動性を良くしている。
【０００９】このような本実施例の使用に際して、構造
１は図３に示す態様で組立てられ、フープ材２の自重に
合わせて、取付け支柱１０のベース５０に対する矢印Ａ
方向の取付け角度を回転させて変えることにより、軸受
ケース１２を介し基準ガイド２０，２１に対する２つの
ローラー１８，１９の傾き角を一体的に角度調整するこ
とができ、吊り能力を変えることが可能である。このと
き、取付け支柱１０の取付け角度を変えても、ガイドホ
ルダー２２を軸受ケース１２の円周方向に可動させるこ
とにより、基準ガイド２０，２１はフープ材送り方向に
水平に保たれ、この状態でガイドホルダー２２をホルダ
ー固定ビス２３により固定する。しかる後、使用者はス
ライドシャフト１６を押し込み、フープ材２を相対する
ローラー１８，１９の間に挟んで保持する。しかる後
に、フープ材２の巻取側の駆動部を動かすことにより、
フープ材２の自重に反し、フープ材２を吊り上げながら
連続的に搬送することができる。
１は図３に示す態様で組立てられ、フープ材２の自重に
合わせて、取付け支柱１０のベース５０に対する矢印Ａ
方向の取付け角度を回転させて変えることにより、軸受
ケース１２を介し基準ガイド２０，２１に対する２つの
ローラー１８，１９の傾き角を一体的に角度調整するこ
とができ、吊り能力を変えることが可能である。このと
き、取付け支柱１０の取付け角度を変えても、ガイドホ
ルダー２２を軸受ケース１２の円周方向に可動させるこ
とにより、基準ガイド２０，２１はフープ材送り方向に
水平に保たれ、この状態でガイドホルダー２２をホルダ
ー固定ビス２３により固定する。しかる後、使用者はス
ライドシャフト１６を押し込み、フープ材２を相対する
ローラー１８，１９の間に挟んで保持する。しかる後
に、フープ材２の巻取側の駆動部を動かすことにより、
フープ材２の自重に反し、フープ材２を吊り上げながら
連続的に搬送することができる。
【００１０】なお、基準ガイド２０，２１に対してロー
ラー１８，１９の傾き角をそれぞれ異る値に設定するこ
ともできる。これは軸受ケース１２に対する軸受１３の
取付角度を軸受固定ビス１５をゆるめて任意に設定する
ことによって行われ、例えばローラー１８のみによる吊
り上げ分力をフープ材２に与えるようにすることもでき
る。
ラー１８，１９の傾き角をそれぞれ異る値に設定するこ
ともできる。これは軸受ケース１２に対する軸受１３の
取付角度を軸受固定ビス１５をゆるめて任意に設定する
ことによって行われ、例えばローラー１８のみによる吊
り上げ分力をフープ材２に与えるようにすることもでき
る。
【００１１】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、フープ材
を板厚の両側からローラーによってラジアル方向で挟み
込み、搬送時にころがり接触することにより、フープ材
の巻取側の引張り抵抗を小さくすることができる効果が
ある。またそれに伴い、フープ材の巻取時の延びを小さ
くすることができる。さらに基準ガイドに対し、２個の
ローラーの傾き角を一体的あるいは別個に調整可能にす
ることにより、フープ材の自重に対する吊り能力を自在
に調整でき汎用性の効果がある。
を板厚の両側からローラーによってラジアル方向で挟み
込み、搬送時にころがり接触することにより、フープ材
の巻取側の引張り抵抗を小さくすることができる効果が
ある。またそれに伴い、フープ材の巻取時の延びを小さ
くすることができる。さらに基準ガイドに対し、２個の
ローラーの傾き角を一体的あるいは別個に調整可能にす
ることにより、フープ材の自重に対する吊り能力を自在
に調整でき汎用性の効果がある。
【図１】本考案の一実施例の斜視図である。
【図２】本実施例のガイドホルダーの取付け構造を示す
平面図である。
平面図である。
【図３】本実施例の縦断面図である。
【図４】従来のフープ材搬送用吊り治具構造を示す斜視
図である。
図である。
【符号の説明】 １０ 取付け支柱 １１ 取付けナット １２ 軸受ケース １３ 軸受 １４ すべりキー １５ 軸受固定ビス １６ スライドシャフト １７ 圧縮ばね １８，１９ ローラー ２０，２１ 基準ガイド ２２ ガイドホルダー ２３ ホルダー固定ビス
Claims (1)
- 【請求項１】 フープ材の自重に逆らう吊り下げ搬送を
行うフープ材連続搬送用吊り治具において、 前記フープ材を板厚の両側からラジアル方向で挟み込ん
で搬送時にころがり接触し且つ少なくとも一方が前記フ
ープ材の搬送方向に対し傾いて接触し前記フープ材に吊
り上げ分力を与える第１、第２のローラーと、 前記第１のローラーの軸を支持し該軸に垂直に位置する
シャフトと、 前記シャフトの周囲に前記シャフトを回動可能に軸支す
るように配置され、前記第１のローラーと相対するよう
前記第２のローラーの軸を支持した円筒状支持構造部材
と、 搬送する前記フープ材の吊り上げ基準位置を規制するべ
く前記円筒状支持構造部材の円周方向に設けられ、前記
円周方向に可動し前記フープ材の送り方向を規制するガ
イド部材と、 を備えることを特徴とするフープ材連続搬送用吊り治
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990400599U JP2557786Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | フープ材連続搬送用吊り治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990400599U JP2557786Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | フープ材連続搬送用吊り治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0488455U JPH0488455U (ja) | 1992-07-31 |
| JP2557786Y2 true JP2557786Y2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=31878820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990400599U Expired - Lifetime JP2557786Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | フープ材連続搬送用吊り治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2557786Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2599010B1 (fr) * | 1986-05-21 | 1989-04-14 | Prepac Sarl | Dispositif de guidage d'un film souple replie sur lui-meme |
-
1990
- 1990-12-14 JP JP1990400599U patent/JP2557786Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0488455U (ja) | 1992-07-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970114 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970715 |