JP2557755Y2 - バネ力駆動式釘打機の安全装置 - Google Patents

バネ力駆動式釘打機の安全装置

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JP2557755Y2
JP2557755Y2 JP8190392U JP8190392U JP2557755Y2 JP 2557755 Y2 JP2557755 Y2 JP 2557755Y2 JP 8190392 U JP8190392 U JP 8190392U JP 8190392 U JP8190392 U JP 8190392U JP 2557755 Y2 JP2557755 Y2 JP 2557755Y2
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spring
nail
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driving
driver
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JP8190392U
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祥夫 福島
勝彦 村山
淳善 藤島
工 針谷
充泰 高鶴
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バネ力を駆動源として
釘打出し駆動用ドライバを駆動する釘打機において、釘
詰り解除操作時にドライバが駆動しないようにする安全
装置に関する。
【0002】
【従来技術】打込み方向に沿って摺動自在に構成されて
いるドライバ部材の打込み駆動方向にバネ付勢させかつ
下死点位置に待機させておき、該ドライバをハンドルの
操作等の任意の引き上げ機構によりバネ力に抗して上死
点方向に移動させ上死点付近で引き上げ機構との係止を
解除させることによりバネ力でドライバの下方位置に供
給されたステープル等の釘を打込むようにしたバネ力駆
動式の釘打機が知られている(例えば特公昭52ー46
377号、実公昭51−4141号公報等)。
【0003】このようなバネ力駆動式の釘打機において
は、ドライバによる釘の打込み時にドライバと釘がマガ
ジンで噛み合って釘詰まりが発生した場合、釘詰まりを
解除するには、マガジンをドライバの移動軌跡から離反
移動させてマガジンの前端部分を開放させることが行な
われている。
【0004】ところが、針が詰ったとき、ドライバは下
死点位置に至る前の状態であり、駆動用バネの付勢力を
受けたままの状態で停止している。したがって、上記釘
詰まり解除の操作を行なって釘詰まりが解消した瞬間、
バネ力によってドライバが駆動されて詰まっていた釘が
作業者や周囲に向かって飛び出すという危険があった。
【0005】
【考案の目的】本考案は前記欠点を解消し、釘詰まり解
除のための操作前にドライバに対する駆動用バネのバネ
力を解放させることにより、解除操作時に詰まった釘が
飛散することを防止することができるバネ力駆動式釘打
機の安全装置を提供することをその目的とする。
【0006】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係るバネ力駆動式釘打機の安全装置は、ハ
ウジング内に釘打込み方向に沿って移動可能に配置され
たプランジャと、該プランジャに担持されて釘を打出す
ドライバと、前記プランジャを釘打込み方向に向けて付
勢する駆動用バネと、釘を収容するとともに前記ドライ
バの移動軌跡に臨む位置と移動軌跡から離反する方向に
移動可能なマガジンとを有する釘打機において、一端が
前記プランジャの上面に係合された駆動用バネの他端を
支持するバネ受け部材をバネの作用方向に移動可能に配
置し、前記バネ受け部材を上記駆動用バネが上記プラン
ジャを駆動させるに十分な位置で保持する保持部材を設
けるとともに、前記保持部材によるバネ受け部材の保持
を解除する操作部をハウジング外に露出させて形成した
ことを特徴とする。
【0007】
【考案の作用、効果】前記構成によれば、通常の釘打ち
作動時には保持部材によりバネ受け部材を駆動用バネが
上記プランジャを駆動させるに十分な位置に保持させ
る。釘詰り時には、操作部を操作して保持部材によるバ
ネ受け部材の保持を解除させることにより、駆動用バネ
のバネ力を完全に解放させ、その後にマガジンを開放し
て詰った釘を除去すればよい。除去作業時にプランジャ
が下方に駆動されることがなく、釘の飛び出しが防止で
き、安全に詰まり釘の除去を行なうことができる。
【0008】なお、ハウジングのうち保持部材を有する
部分を他の部分に対して螺合する構成とすることによ
り、前者を螺進させて保持部材を再び保持が解除された
バネ受け部材に係合させ、この状態で再び回転させて元
の位置に復帰させることができる。この場合は、駆動バ
ネのバネ力の作用に抗して係合させる構成を有しないの
で係合部の摩耗等による誤作動の恐れがなく安全性が優
れている。
【0009】
【実施例1】図1、図2はバネ力駆動式釘打機を示すも
ので、該釘打機は、ハウジング1内に釘打込み方向に沿
って移動可能に配置されたプランジャ2と、該プランジ
ャ2に担持されて釘を打出すドライバ3と、上記プラン
ジャ2を釘打込み方向に向けて付勢する駆動用バネ4
と、釘を収容するとともに上記ドライバ3の移動軌跡に
臨む位置と移動軌跡から離反する方向に移動可能なマガ
ジン6とを有し、図示しないハンドル操作によりプラン
ジャ2を駆動用バネ4に抗して引き上げ、プランジャ2
の上死点付近で引き上げ機構との係止を解除させること
により駆動用バネ4のバネ力でドライバ3の下方位置に
供給された釘を打ち出すもので、公知のバネ力駆動式釘
打機と同様の機構を採用すればよい。
【0010】なお、マガジン6としては、ハウジングに
固定されたマガジン本体とスライダとから構成され、ス
ライダをマガジン本体に沿ってスライドさせるものも含
むものとする。
【0011】上記構成の釘打機には、釘詰まり解除操作
時にドライバ3が駆動しないようにする安全装置7が設
けられている。この安全装置7は、上記プランジャ2の
上面に係合された駆動用バネ4の他端を支持するバネ受
け部材8と、該バネ受け部材8を所定位置に保持する保
持部材9と、バネ受け部材8による保持状態を解除する
操作部10とから構成されている。
【0012】バネ受け部材8は外周面に周溝11が形成
された円板状体で、上記プランジャ2の上方に配置さ
れ、プランジャ2の上面に一端が係合された駆動用バネ
4の他端を支持するもので、駆動用バネ4の作用方向に
移動可能に、すなわちプランジャ2を駆動させるのに十
分な程度に駆動用バネ4を撓ませる第1の位置(実線の
位置)と駆動用バネ4が解放される第2の位置(点線の
位置)との間を移動可能に配置されている。
【0013】次に、プランジャ2を収容するハウジング
1の筒状部1aの側壁には、上記第1の位置に対応する
位置に、周方向に等間隔に案内孔12が貫通形成され、
各案内孔12には保持部材9が内方に突出可能に摺動自
在に支持されている。そして、保持部材9はバネ13に
より外側に退避する方向に付勢されている。保持部材9
は内方に突出時にバネ受け部材8の周溝11に係合して
バネ受け部材8を第1の位置に保持する。
【0014】操作部10は環状に形成され、ハウジング
1の周囲に回転操作可能に配置されている。そして、操
作部10の内面には上記各保持部材9の突起部9aを収
容する凹面部15が形成され、各凹面部15は周方向に
おける一端15aが浅く、他端15bが深くなるように
形成されている。
【0015】なお、上記筒状部1aはバネ受けハウジン
グとして他のハウジング部分1bに対して螺合されてい
る。
【0016】上記構成において、通常は操作部10を回
転操作して保持部材9の外側端が凹面部15の一端15
aの浅い面に当接させて保持部材9がバネ13に抗して
ハウジング1の内方に突出し、その内側端がバネ受け部
材8の外周面の周溝11に係合して保持されるようにし
ておく。この場合は保持部材9が上記第1の位置にある
ので、駆動用バネ4はプランジャ2を駆動させるのに十
分に撓むから、釘打ち込みが良好に行なわれる。
【0017】これに対し、釘詰り時には操作部10を回
して保持部材9の外側端と操作部10の凹面部15の深
い面を対応させるようにすると、保持部材9はバネ13
によって退避動するから、その内側端とバネ受け部材8
の周溝11との係合が解除され、バネ受け部材8は駆動
用バネ4によって第2の位置に移動する。このため駆動
用バネ4は完全に解放され、プランジャ2に対する駆動
力は消失する。その後にマガジン6を開放して詰った釘
を除去すれば、除去作業時にプランジャ2が下方に駆動
されることがなく、釘の飛び出しが防止でき、安全に詰
まり釘の除去を行なうことができる。詰まり釘の除去後
は、バネ受けハウジング1aを回転して第1の位置から
第2の位置に移動したバネ受け部材8の位置まで上方に
螺進させて保持部材9をバネ受け部材8に係合させ、そ
の後バネ受けハウジング1aを再度下方に移動させてバ
ネ受け部材8を元の位置に復帰させればよい。
【0018】また、図3、図4は他の実施例で、環状の
操作部10の内側に杆状の保持部材9を突出させるとと
もに、ハウジング1の側壁にはL字形の案内孔12を形
成し、該案内孔12に上記保持部材9を貫通させ、保持
部材9の内側端部を常時バネ受け部材8の周溝11に係
合させる。そして、通常は操作部10によって案内孔1
2の下部の第1の位置に上記保持部材9を係合させてお
き、詰まり釘除去時には操作部10を操作し、保持部材
9を案内孔12に沿って摺動させて第2の位置に移動さ
せ、駆動用バネ4を解放させるものである。詰まり釘除
去後は、バネ受けハウジング1aを回転して上方に螺進
移動させることによって保持部材9が案内穴12の横穴
内に進入し、バネ受けハウジングの移動に伴って元の位
置に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバネ力駆動式釘打機の安全装置の
一例の要部の縦断面図である。
【図2】図1のXーX線上の断面図である。
【図3】上記安全装置の他の例の縦断面図である。
【図4】図3の安全装置の要部の側面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 3 ドライバ 4 駆動用バネ 6 マガジン 7 安全装置 8 バネ受け部材 9 保持部材 10 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 針谷 工 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マ ックス株式会社内 (72)考案者 高鶴 充泰 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マ ックス株式会社内 (56)参考文献 特公 昭52−46377(JP,B2) 実公 昭51−4141(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に釘打込み方向に沿って移
    動可能に配置されたプランジャと、該プランジャに担持
    されて釘を打出すドライバと、前記プランジャを釘打込
    み方向に向けて付勢する駆動用バネと、釘を収容すると
    ともに前記ドライバの移動軌跡に臨む位置と移動軌跡か
    ら離反する方向に移動可能なマガジンとを有する釘打機
    において、 前記プランジャの上面に一端が当接した駆動用バネの他
    端を支持するバネ受け部材をバネの作用方向に移動可能
    に配置し、該バネ受け部材を前記駆動用バネが上記プラ
    ンジャを駆動させるに十分な位置で保持する保持部材を
    設けるとともに、該保持部材によるバネ受け部材の保持
    状態を解除する操作部をハウジング外に露出させて形成
    したことを特徴とするバネ力駆動式釘打機の安全装置。
JP8190392U 1992-11-03 1992-11-03 バネ力駆動式釘打機の安全装置 Expired - Lifetime JP2557755Y2 (ja)

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JPH0639373U JPH0639373U (ja) 1994-05-24
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