JP2557616Y2 - 液体材料気化供給装置 - Google Patents

液体材料気化供給装置

Info

Publication number
JP2557616Y2
JP2557616Y2 JP1991058449U JP5844991U JP2557616Y2 JP 2557616 Y2 JP2557616 Y2 JP 2557616Y2 JP 1991058449 U JP1991058449 U JP 1991058449U JP 5844991 U JP5844991 U JP 5844991U JP 2557616 Y2 JP2557616 Y2 JP 2557616Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heater
liquid material
tank
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991058449U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH052701U (ja
Inventor
哲夫 清水
透 山岡
嘉浩 江畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Estech Corp
Original Assignee
Estech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Estech Corp filed Critical Estech Corp
Priority to JP1991058449U priority Critical patent/JP2557616Y2/ja
Publication of JPH052701U publication Critical patent/JPH052701U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2557616Y2 publication Critical patent/JP2557616Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タンク内に収容された
液体材料をヒータによって加熱して気化させるようにし
た液体材料気化供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記液体材料気化供給装置においては、
液体材料を一定温度に保ちながら一定流量の気化ガスを
得るため、従来より、特開昭64−83666号公報
に示されるように、タンク内に液体材料の温度を検出す
る温度センサを設けたり、あるいは、特開平2−26
1531号公報に示されるように、ヒータの温度または
その近傍の温度を検出する温度センサを設けるなどして
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記何
れの手段においても一長一短がある。すなわち、前記
の手段のように、タンク内に温度センサを設けた場合に
は、液体材料の温度を直接測ることができるので、液体
材料の温度を正確に制御することができるものの、装置
の温度立ち上がり時に、ヒータがオーバーヒートして断
線に至るか、あるいは、液体材料のヒータに近い部分の
みがオーバーヒートするなど、液体材料に悪影響が及ぼ
される。
【0004】また、前記の手段のように、ヒータの温
度またはその近傍の温度を検出するための温度センサを
設けたものでは、上述の欠点はないものの、液体材料の
温度を正確に制御できないといった欠点がある。特に、
液体材料が気化して気化ガスが生じると、気化熱によっ
て液体材料の温度が低下するが、このような場合、熱の
供給に時間遅れが生じ、安定したガスの供給が困難であ
るといった不都合がある。
【0005】本考案は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、液体材料に悪影響を
及ぼすことなく、また、ヒータが断線したりすることな
く、確実に液体材料を加熱して、気化ガスを安定に発生
しこれを供給することができる液体材料気化供給装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案においては、タンク内に収容された液体材料
をヒータによって加熱して気化させるようにした液体材
料気化供給装置において、前記タンク内およびヒータに
それぞれの温度を検出する温度センサを設け、各温度セ
ンサに接続された温度コントローラをヒータの駆動回路
直列接続すると共に、ヒータ側の温度コントローラ
の設定温度をタンク側の温度コントローラの設定温度よ
りも高くすることにより、タンク内の液体材料をより好
ましい温度まで加熱し、その温度を維持するように構成
してある。
【0007】
【作用】本考案においては、タンク内およびヒータの温
度をそれぞれ検出し、これを制御することができる。そ
して、装置の温度立ち上がり時においては、ヒータの温
度が専用の温度センサで検出されるため、ヒータがオー
バーヒートすることがない。また、気化ガス発生時にお
いては、気化熱によって液体材料の温度が低下するが、
この液体材料の温度変化はタンク内の専用の温度センサ
によって検知され、ヒータから熱の供給が行なわれるの
で、気化ガスが安定して発生する。
【0008】さらに、ヒータおよびタンク内に設けられ
各温度センサに接続された温度コントローラをヒータ
の駆動回路に直列に接続すると共に、ヒータ側の温度コ
ントローラの設定温度をタンク側の温度コントローラの
設定温度よりも高くしてあるので、タンク内の液体材料
をより好ましい温度にまで加熱し、その温度を維持する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。
【0010】図1は、本考案に係る液体材料気化供給装
置の一構成例を概略的に示すもので、この図において、
1は恒温槽で、その天井や側壁などには、槽内を加熱す
るためのヒータ(図外)が設けられている。2はこの恒
温槽1の内部に設けられ、例えばステンレス鋼よりなる
タンクで、(CO)Si,SiCl,GeC
,POClなどの液体材料3を収容し、これを気
化させて気化ガス4を発生させるものである。5はこの
タンク2の底部外壁に密着するように設けられ、タンク
2を直接加熱するための例えばプレートヒータである。
【0011】6は図外の液体材料源に接続された材料供
給管、7はストップバルブである。8は発生した気化ガ
ス4を導出し、これを例えば半導体製造装置などの外部
装置(図外)に送り出す気化ガス流路、9は恒温槽1の
内部に設けられ、気化ガス4の流量を制御するマスフロ
ーコントローラで、例えば図外のヒータで加熱されるよ
うにしてある。
【0012】10はタンク2内に挿設される温度センサ
で、タンク2内の液体材料3の温度を検出する。11は
プレートヒータ5に設けられる温度センサで、プレート
ヒータ5またはその近傍の温度を検出する。これらの温
度センサ10,11は、例えば熱電対または白金抵抗体
よりなる。
【0013】12はタンク2内に挿設された温度センサ
10に接続された温度コントローラ、13はプレートヒ
ータ5に設けられた温度センサ11に接続された温度コ
ントローラで、両温度コントローラ12,13は、互い
に直列に接続され、プレートヒータ5の駆動回路14に
介装されている。そして、プレートヒータ5側の温度コ
ントローラ13の設定温度(オンオフ動作する温度)
は、タンク2側の温度コントローラ12の設定温度より
も、例えば5〜50℃高くしてある。なお、15は交流
電源である。
【0014】次に、上記構成の液体材料気化供給装置の
動作について説明する。タンク2内の液体材料3は、加
熱されなくても常時、若干は気化して気化ガス4となっ
ているのであるが、マスフローコントローラ9が閉止さ
れている限りは再凝縮してタンク2内に戻っている。そ
して、恒温槽1を図外のヒータによって加熱すると共
に、プレートヒータ5によってタンクを加熱し、さら
に、マスフローコントローラ9をその内部に設けた図外
ヒータによって加熱する。
【0015】タンク2が加熱されることにより、その内
部の液体材料3の気化が盛んになるが、マスフローコン
トローラ9が閉止されているので、再凝縮してタンク2
内に戻る。この装置における温度の立ち上がり時、プレ
ートヒータ5の温度が温度センサ11によって検知され
温度コントローラ13が駆動回路14をオンオフ動作
するので、プレートヒータ5がオーバーヒートすること
がない。従って、プレートヒータ5が断線することがな
い。
【0016】そして、マスフローコントローラ9の温度
が所定の値に達すると、これを開状態にする信号が発せ
られ、これによって、マスフローコントローラ9は、開
状態になり、気化ガス4を下流側に送出できる状態に
る。また、このとき、マスフローコントローラ9を加熱
するヒータもオフされるが、図外の温度センサの働きで
マスフローコントローラ9が前記所定の温度より低下す
ると、ヒータが再びオンするようにしてある。
【0017】そして、このとき、恒温槽1内の温度はそ
のヒータによって所定の値になるように温度調節され
る。つまり、気化ガス4の供給時には恒温槽1に設けた
ヒータによって恒温槽1内の温度が所定値になるように
温度調節し、この状態の下に、気化ガスをマスフローコ
ントローラ9を介して外部装置に供給するのである。
【0018】上記気化ガス4の発生時においては、気化
熱によって液体材料3の温度が低下するが、このときの
液体材料3の温度変化がタンク2内の温度センサ10に
よって検知され、プレートヒータ5を発熱させて熱の供
給を行なえるので、気化ガス4が安定して発生する。そ
して、ヒータ2側の温度コントローラ12とプレートヒ
ータ5側の温度コントローラ13とが互いに直列接続さ
れた状態で、プレートヒータ5の駆動回路14に介装さ
れると共に、ヒータ5側の温度コントローラ13の設定
温度をタンク2側の温度コントローラ12の設定温度よ
りも高くしてあるので、タンク2内の液体材料3をより
好ましい温度にまで加熱し、その温度を維持することが
できる。
【0019】なお、プレートヒータ5に代えて他のヒー
タを用いてもよい。また、マスフローコントローラ9は
恒温槽1の外部に設けてもよい。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
液体材料に悪影響を及ぼすことなく、また、ヒータが断
線したりすることなく、確実に液体材料を加熱して、気
化ガスを安定に発生しこれを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る液体材料気化供給装置の一例を概
略的に示す図である。
【符号の説明】
2…タンク、3…液体材料、5…ヒータ、10,11…
温度センサ、12,13…温度コントローラ、14…駆
動回路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内に収容された液体材料をヒータ
    によって加熱して気化させるようにした液体材料気化供
    給装置において、前記タンク内およびヒータにそれぞれ
    の温度を検出する温度センサを設け、各温度センサに接
    続された温度コントローラをヒータの駆動回路に直列に
    接続すると共に、ヒータ側の温度コントローラの設定温
    度をタンク側の温度コントローラの設定温度よりも高く
    することにより、タンク内の液体材料をより好ましい温
    度まで加熱し、その温度を維持するように構成してある
    ことを特徴とする液体材料気化供給装置。
JP1991058449U 1991-06-29 1991-06-29 液体材料気化供給装置 Expired - Lifetime JP2557616Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991058449U JP2557616Y2 (ja) 1991-06-29 1991-06-29 液体材料気化供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991058449U JP2557616Y2 (ja) 1991-06-29 1991-06-29 液体材料気化供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH052701U JPH052701U (ja) 1993-01-19
JP2557616Y2 true JP2557616Y2 (ja) 1997-12-10

Family

ID=13084729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991058449U Expired - Lifetime JP2557616Y2 (ja) 1991-06-29 1991-06-29 液体材料気化供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2557616Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101415173B1 (ko) * 2012-11-30 2014-07-04 한국원자력연구원 방사성 핵종을 포함하는 폐액의 분리 회수 장치 및 이를 이용한 분리 회수 방법
TWI715161B (zh) * 2019-08-23 2021-01-01 廣化科技股份有限公司 純甲酸供酸焊接系統
JP7033622B2 (ja) 2020-03-19 2022-03-10 株式会社Kokusai Electric 気化装置、基板処理装置、クリーニング方法および半導体装置の製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6483666A (en) * 1987-09-25 1989-03-29 Furukawa Electric Co Ltd Liquid raw material evaporating device
JPH02261531A (ja) * 1989-04-01 1990-10-24 Tel Sagami Ltd 液体材料気化供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH052701U (ja) 1993-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2557616Y2 (ja) 液体材料気化供給装置
JP2003273026A (ja) 液体材料気化供給装置
JPH01118068A (ja) 給湯器
JPS6051917A (ja) 恒温庫
JP2814380B2 (ja) 液体材料気化供給装置
JPH02261530A (ja) 液体材料気化供給装置
KR930018200A (ko) 기화식 연소기기의 히터제어방법 및 그 장치
JPS6329148A (ja) 自動給湯風呂釜の水位検出装置
JP3127753B2 (ja) 電気湯沸かし器
JPS63161355A (ja) 蓄熱式電気温水器
JPS60227722A (ja) 湯沸器の温度制御装置
JPH02261531A (ja) 液体材料気化供給装置
KR930003901B1 (ko) 온풍 난방기
JPH0928773A (ja) 蒸気加熱装置
JPS6069452A (ja) ガス湯沸器の温度制御装置
JPS62248932A (ja) 電気こたつ
JPH0411776B2 (ja)
JPH02267453A (ja) 給湯装置
KR0170439B1 (ko) 팬히터의 기화기센서 오동작 검출방법
JP2527263Y2 (ja) 輻射式暖房装置
KR920004791A (ko) 급탕기의 제어장치
JPS63143427A (ja) 電気こんろの温度制御装置
JPS60212120A (ja) 湯沸器の温度制御装置
JPH0739881B2 (ja) 温水ボイラ−のポストパ−ジ時間調整器
JP2002336680A (ja) 気化タンク

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250