JPH0928773A - 蒸気加熱装置 - Google Patents
蒸気加熱装置Info
- Publication number
- JPH0928773A JPH0928773A JP7201457A JP20145795A JPH0928773A JP H0928773 A JPH0928773 A JP H0928773A JP 7201457 A JP7201457 A JP 7201457A JP 20145795 A JP20145795 A JP 20145795A JP H0928773 A JPH0928773 A JP H0928773A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- steam
- pressure
- jacket
- electromagnetic induction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被加熱物の量や温度が変化しても、加熱温度
を一定に維持することのできる蒸気加熱装置を得るこ
と。 【構成】 反応釜1の外周にジャケット部2を設ける。
ジャケット部2の上部に圧力センサ―7を取り付ける。
ジャケット部2の下部に熱媒体溜部3を設ける。熱媒体
溜部3に熱媒体4を封入する。熱媒体溜部3の中央部に
電磁誘導加熱器5を取り付ける。電磁誘導加熱器5の交
流電源部11と圧力センサ―7を、コントロ―ラ13を
介して接続する。
を一定に維持することのできる蒸気加熱装置を得るこ
と。 【構成】 反応釜1の外周にジャケット部2を設ける。
ジャケット部2の上部に圧力センサ―7を取り付ける。
ジャケット部2の下部に熱媒体溜部3を設ける。熱媒体
溜部3に熱媒体4を封入する。熱媒体溜部3の中央部に
電磁誘導加熱器5を取り付ける。電磁誘導加熱器5の交
流電源部11と圧力センサ―7を、コントロ―ラ13を
介して接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱蒸気によって被加熱
物を加熱する蒸気加熱装置に関する。具体的には、各種
化学反応を行う反応釜や食品の加熱装置、あるいは、医
療品の殺菌装置等がある。
物を加熱する蒸気加熱装置に関する。具体的には、各種
化学反応を行う反応釜や食品の加熱装置、あるいは、医
療品の殺菌装置等がある。
【0002】
【従来技術】従来の蒸気加熱装置として、例えば特開平
4−290556号公報に示されているものが用いられ
ていた。これは、反応釜のジャケット部の下部に液溜部
を設け、この液溜部に熱媒体を封入して、熱媒体を適宜
の加熱手段によって加熱し加熱蒸気を発生させ、ジャケ
ット部を介して反応釜を蒸気加熱するものである。
4−290556号公報に示されているものが用いられ
ていた。これは、反応釜のジャケット部の下部に液溜部
を設け、この液溜部に熱媒体を封入して、熱媒体を適宜
の加熱手段によって加熱し加熱蒸気を発生させ、ジャケ
ット部を介して反応釜を蒸気加熱するものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来の加熱装置
は、加熱温度を一定に維持することができない問題があ
った。特に、被加熱物の温度や量が大きく変化した場合
には、加熱温度も同様に大幅に変化してしまう問題があ
った。これは、加熱室としてのジャケット部を所定の圧
力状態にしておき、熱媒体を加熱して発生した加熱蒸気
で加熱するために、被加熱物の温度が低下したり量が増
大した場合に、加熱蒸気の凝縮が増えて加熱室の蒸気圧
力が急激に低下してしまい、加熱温度も同じく低下して
しまうためである。
は、加熱温度を一定に維持することができない問題があ
った。特に、被加熱物の温度や量が大きく変化した場合
には、加熱温度も同様に大幅に変化してしまう問題があ
った。これは、加熱室としてのジャケット部を所定の圧
力状態にしておき、熱媒体を加熱して発生した加熱蒸気
で加熱するために、被加熱物の温度が低下したり量が増
大した場合に、加熱蒸気の凝縮が増えて加熱室の蒸気圧
力が急激に低下してしまい、加熱温度も同じく低下して
しまうためである。
【0004】従って本発明の技術的課題は、被加熱物の
温度や量の変動にかかわらず、蒸気加熱温度を一定に維
持することのできる蒸気加熱装置を得ることである。
温度や量の変動にかかわらず、蒸気加熱温度を一定に維
持することのできる蒸気加熱装置を得ることである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明の蒸気加熱装置の構
成は次の通りである。加熱室を有する熱交換器と、加熱
室に連設した熱媒体溜部と、該熱媒体溜部の熱媒体を加
熱して加熱蒸気を発生する加熱手段とから成るものにお
いて、加熱手段を電磁コイルから成る電磁誘導加熱器で
形成し、加熱室の蒸気圧力を検出する圧力検出手段を取
り付け、該圧力検出手段からの検出信号に応じて電磁誘
導加熱器の加熱熱量を制御する加熱量制御部を設けたも
のである。
成は次の通りである。加熱室を有する熱交換器と、加熱
室に連設した熱媒体溜部と、該熱媒体溜部の熱媒体を加
熱して加熱蒸気を発生する加熱手段とから成るものにお
いて、加熱手段を電磁コイルから成る電磁誘導加熱器で
形成し、加熱室の蒸気圧力を検出する圧力検出手段を取
り付け、該圧力検出手段からの検出信号に応じて電磁誘
導加熱器の加熱熱量を制御する加熱量制御部を設けたも
のである。
【0006】
【作用】電磁誘導加熱器により熱媒体を加熱し蒸気化す
ることにより、加熱室が加熱蒸気で満たされ熱交換器を
加熱する。この場合、加熱室の蒸気圧力が圧力検出手段
で検出され、その検出圧力値に応じて加熱熱量が制御さ
れることにより、被加熱物の量が増えて加熱蒸気圧力が
急激に減少した場合でも、その圧力低下を圧力検出手段
で検出して加熱熱量を速やかに増加させることによって
加熱蒸気圧力すなわち加熱蒸気温度を一定に維持するこ
とができる。
ることにより、加熱室が加熱蒸気で満たされ熱交換器を
加熱する。この場合、加熱室の蒸気圧力が圧力検出手段
で検出され、その検出圧力値に応じて加熱熱量が制御さ
れることにより、被加熱物の量が増えて加熱蒸気圧力が
急激に減少した場合でも、その圧力低下を圧力検出手段
で検出して加熱熱量を速やかに増加させることによって
加熱蒸気圧力すなわち加熱蒸気温度を一定に維持するこ
とができる。
【0007】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。本実施例に
おいては熱交換器として反応釜1を用いた例を示す。反
応釜1の外周に形成した加熱室としてのジャケット部2
と、ジャケット部2に取り付けた圧力検出手段としての
圧力センサ―7と、ジャケット部2の下部に連設した熱
媒体溜部3と、熱媒体溜部3の熱媒体4を加熱する加熱
手段としての電磁誘導加熱器5と、電磁誘導加熱器5の
加熱熱量を制御する加熱量制御部6とで蒸気加熱装置を
構成する。
おいては熱交換器として反応釜1を用いた例を示す。反
応釜1の外周に形成した加熱室としてのジャケット部2
と、ジャケット部2に取り付けた圧力検出手段としての
圧力センサ―7と、ジャケット部2の下部に連設した熱
媒体溜部3と、熱媒体溜部3の熱媒体4を加熱する加熱
手段としての電磁誘導加熱器5と、電磁誘導加熱器5の
加熱熱量を制御する加熱量制御部6とで蒸気加熱装置を
構成する。
【0008】ジャケット部2の上部にその内部圧力を検
出するための圧力センサ―7を取り付ける。ジャケット
部2の下部に連設した熱媒体溜部3は通路8を介してジ
ャケット部2と連通すると共に、その内部に水やダウサ
ム等の熱媒体4を溜めおく。ジャケット部2の内部の空
気はあらかじめほぼ完全に除去しておく。
出するための圧力センサ―7を取り付ける。ジャケット
部2の下部に連設した熱媒体溜部3は通路8を介してジ
ャケット部2と連通すると共に、その内部に水やダウサ
ム等の熱媒体4を溜めおく。ジャケット部2の内部の空
気はあらかじめほぼ完全に除去しておく。
【0009】熱媒体溜部3の中央部に電磁誘導加熱器5
を配置する。電磁誘導加熱器5は、電磁コイル9と鉄心
10で形成して交流電源部11と接続する。交流電源部
11はコントロ―ラ13を介して圧力センサ―7と接続
する。交流電源部11とコントロ―ラ13とで加熱量制
御部6を構成する。コントロ―ラ13により電磁コイル
9へ印加する電圧や周波数を調節して加熱量を制御する
ものである。
を配置する。電磁誘導加熱器5は、電磁コイル9と鉄心
10で形成して交流電源部11と接続する。交流電源部
11はコントロ―ラ13を介して圧力センサ―7と接続
する。交流電源部11とコントロ―ラ13とで加熱量制
御部6を構成する。コントロ―ラ13により電磁コイル
9へ印加する電圧や周波数を調節して加熱量を制御する
ものである。
【0010】次に作用を説明する。反応釜1を加熱する
場合、電磁誘導加熱器5を駆動して熱媒体4を加熱蒸発
させる。蒸発した熱媒体4は通路8からジャケット部2
に至り、反応釜1を加熱し、図示しない反応釜1内の被
加熱物を加熱する。反応釜1を加熱することによって凝
縮した蒸気の凝縮液は、ジャケット部2下部から熱媒体
溜部3に滴下して再度加熱される。
場合、電磁誘導加熱器5を駆動して熱媒体4を加熱蒸発
させる。蒸発した熱媒体4は通路8からジャケット部2
に至り、反応釜1を加熱し、図示しない反応釜1内の被
加熱物を加熱する。反応釜1を加熱することによって凝
縮した蒸気の凝縮液は、ジャケット部2下部から熱媒体
溜部3に滴下して再度加熱される。
【0011】ジャケット部2内の加熱蒸気圧力と温度に
は対応関係があり、蒸気圧力を調整することによって加
熱蒸気温度を制御することができる。反応釜1内の被加
熱物の温度が低下したり量が増えた場合、ジャケット部
2内の蒸気の凝縮が進み一時的に蒸気圧力が低下する
が、圧力センサ―7でその低下を検知してコントロ―ラ
13を介して電磁誘導加熱器5の加熱量を増やすことに
よって熱媒体4の蒸発量を増して蒸気圧力、すなわち、
蒸気温度の回復を計ることができ、ジャケット部2での
加熱温度をほぼ一定に維持することができる。
は対応関係があり、蒸気圧力を調整することによって加
熱蒸気温度を制御することができる。反応釜1内の被加
熱物の温度が低下したり量が増えた場合、ジャケット部
2内の蒸気の凝縮が進み一時的に蒸気圧力が低下する
が、圧力センサ―7でその低下を検知してコントロ―ラ
13を介して電磁誘導加熱器5の加熱量を増やすことに
よって熱媒体4の蒸発量を増して蒸気圧力、すなわち、
蒸気温度の回復を計ることができ、ジャケット部2での
加熱温度をほぼ一定に維持することができる。
【0012】本実施例においては、熱交換器として反応
釜1を用いた例を示したが、その他の加熱装置や滅菌装
置等の熱交換器として用いることもできる。また本実施
例においては、加熱蒸気と凝縮液が通路8を介して連通
する例を示したが、複数の通路を設けておいて一方の通
路からは加熱蒸気が供給され、他方の通路から凝縮液が
滴下するように循環させることもできる。
釜1を用いた例を示したが、その他の加熱装置や滅菌装
置等の熱交換器として用いることもできる。また本実施
例においては、加熱蒸気と凝縮液が通路8を介して連通
する例を示したが、複数の通路を設けておいて一方の通
路からは加熱蒸気が供給され、他方の通路から凝縮液が
滴下するように循環させることもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、被加熱物の温度や量が
変動して加熱蒸気圧力が変化しても、圧力検出手段でそ
の圧力を検出して電磁誘導加熱器を介して加熱熱量を制
御することにより、圧力変化すなわち蒸気温度の変化を
速やかに修正することができ、加熱温度を一定に維持す
ることのできる蒸気加熱装置を得ることができる。
変動して加熱蒸気圧力が変化しても、圧力検出手段でそ
の圧力を検出して電磁誘導加熱器を介して加熱熱量を制
御することにより、圧力変化すなわち蒸気温度の変化を
速やかに修正することができ、加熱温度を一定に維持す
ることのできる蒸気加熱装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸気加熱装置の実施例の一部断面構成
図である。
図である。
1 反応釜 2 ジャケット部 3 熱媒体溜部 4 熱媒体 5 電磁誘導加熱器 7 圧力センサ― 9 電磁コイル 11 交流電源部 13 コントロ―ラ
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱室を有する熱交換器と、加熱室に連
設した熱媒体溜部と、該熱媒体溜部の熱媒体を加熱して
加熱蒸気を発生する加熱手段とから成るものにおいて、
加熱手段を電磁コイルから成る電磁誘導加熱器で形成
し、加熱室の蒸気圧力を検出する圧力検出手段を取り付
け、該圧力検出手段からの検出信号に応じて電磁誘導加
熱器の加熱熱量を制御する加熱量制御部を設けたことを
特徴とする蒸気加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7201457A JPH0928773A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 蒸気加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7201457A JPH0928773A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 蒸気加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0928773A true JPH0928773A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16441417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7201457A Pending JPH0928773A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 蒸気加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0928773A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000061283A1 (fr) * | 1999-04-09 | 2000-10-19 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Dispositif de decomposition de compose halogene organique et dispositif de chauffage de fluide |
WO2003059399A1 (fr) * | 2002-01-15 | 2003-07-24 | Tomohiro Nomura | Appareil de sterilisation ou de desactivation pour virus ou materiaux associes a la modification genetique utilisant de la vapeur a ultra- haute temperature et procede de desactivation |
CN1312222C (zh) * | 2000-02-21 | 2007-04-25 | 三井化学株式会社 | 电气或电子元件的成型材料 |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP7201457A patent/JPH0928773A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000061283A1 (fr) * | 1999-04-09 | 2000-10-19 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Dispositif de decomposition de compose halogene organique et dispositif de chauffage de fluide |
CN1312222C (zh) * | 2000-02-21 | 2007-04-25 | 三井化学株式会社 | 电气或电子元件的成型材料 |
WO2003059399A1 (fr) * | 2002-01-15 | 2003-07-24 | Tomohiro Nomura | Appareil de sterilisation ou de desactivation pour virus ou materiaux associes a la modification genetique utilisant de la vapeur a ultra- haute temperature et procede de desactivation |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040224 |