JP2557566B2 - 露光用マスクの製造方法 - Google Patents

露光用マスクの製造方法

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JP2557566B2
JP2557566B2 JP40313890A JP40313890A JP2557566B2 JP 2557566 B2 JP2557566 B2 JP 2557566B2 JP 40313890 A JP40313890 A JP 40313890A JP 40313890 A JP40313890 A JP 40313890A JP 2557566 B2 JP2557566 B2 JP 2557566B2
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manufacturing
shielding film
exposure mask
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tungsten
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啓司 藤原
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば半導体装置の
製造時に使用するX線露光用マスク等の露光用マスクの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8ないし図13は従来のX線露光用マ
スクの製造方法を示す説明するための断面図である。
【0003】先ず図8に示すように、厚さ0.5〜2.
0mm程度のSiウエハ1の両面に減圧CVD法等によ
ってSiN又はBNなどの膜2,3を厚さ2μm程度に
形成する。
【0004】次いで図9に示すように、下面の膜3の中
心部分をエッチングによって除去し、X線露光の露光エ
リア4を形成する。その後、KOHの水溶液を用いSi
ウエハ1にエッチングを施す。この場合、図10に示す
ように下面に残存する膜3がマスクとなってSiウエハ
1の中心部分が除去され環状フレーム5が整形される一
方、Siウエハ1の上面の膜2は除去されず残る。
【0005】次に、スパッタ法、蒸着法等によりX線吸
収体膜であるタングステン6を図11に示すように膜2
上に形成する。そして、タングステン6上にレジストを
形成し、露光エリア4に対応する領域にEB(電子線)
を選択的に照射し現像して図12に示すように所定のレ
ジストパターン7を形成する。次に、レジストパターン
7をマスクとしてタングステン6にプラズマエッチング
を施し、図13に示すようにタングステン6の露光エリ
ア4に対応する領域をパターニングし、X線吸収体のパ
ターン8を形成する。このようにしてX線露光用マスク
を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のX線露光用マス
クの製造方法は以上のような工程で行われ、EB露光に
よりレジストパターン7を形成している。レジストパタ
ーン7に接しているタングステン6は接地されていない
ので、EB照射時にレジストパターン7がチャージアッ
プされ、これが原因でレジストパターン7の位置ずれあ
るいは変形が生じ、このレジストパターン7をマスクと
してタングステン6にエッチングを施すと、所定寸法の
パターン8が得られないという問題点があった。
【0007】また、プラズマエッチングによりX線吸収
体のパターン8を形成している。パターン8に接してい
る膜2は熱伝導率は良いが、膜2に接している環状フレ
ーム5を構成しているSiは熱伝導率が悪いので、プラ
ズマエッチング時にパターン8の温度が上昇し、パター
ン8に熱ひずみが生じパターン8に位置ずれが生じると
いう問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、遮蔽膜を所定寸法に精度良く形
成することができる露光用マスクの形成方法を得ること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
【0010】
【0011】求項に記載の発明は、露光用の照射線
を透過する基板上に前記照射線を遮蔽する遮蔽膜を形成
した後、前記遮蔽膜を所定のパターンにパターニングす
る露光用マスクの製造方法に適用される。
【0012】そして、前記遮蔽膜を熱伝導性の優れたも
のとし、前記遮蔽膜で前記基板の全体を覆い、前記基板
の裏面の前記遮蔽膜を冷却手段に接触させつつ、上部の
前記遮蔽膜をエッチングして前記所定のパターンにパタ
ーニングすることを特徴としている。
【0013】
【作用】
【0014】本発明の露光用マスクの製造方法において
は、遮蔽膜を熱伝導性の優れたものとし、遮蔽膜で基板
を覆い、基板の裏面の遮蔽膜を介して冷却しつつ、遮蔽
膜を所定のパターンにパターニングするようにしたの
で、遮蔽膜のパターニング時に遮蔽膜の温度が上昇しな
い。
【0015】
【実施例】図1ないし図7はこの発明に係わる露光用マ
スクの製造方法を説明するための断面図である。図1な
いし図3は、X線の透過基板として働く膜2上にタング
ステン6を形成するまでの工程を示す断面工程図であ
り、その工程は図10ないし図13に示した従来の製造
方法と同様である。つまり、Siウエハ1の両面に膜
2,3を形成し(図1)、その後、膜3の中心部分をエ
ッチング除去し、露光エリア4を形成する(図2)。次
に、膜3をマスクとしてSiウエハ1にエッチングを施
す(図3)。
【0016】次に、CVD法を用いて図4に示すように
マスク全体を包むようにX線吸収体膜(遮蔽膜)である
タングステン6を推積させる。なお、タングステン6は
熱伝導性および導電性に優れる。次に、タングステン6
上にEBレジストを塗布し、EBを選択的にEBレジス
トに照射し現像してEBレジストにパターニングを施
し、図5に示すようにレジストパターン7を形成する。
EBを照射する場合、タングステン6にGND電位を与
えておく。タングステン6は前述のように導電性に優れ
ているので、EB照射時にレジストパターン7に蓄積さ
れた電荷はタングステン6を介してGNDに放電され
る。そのためレジストパターン7がチャージアップされ
ることがなく、レジストパターン7の位置ずれあるいは
変形は生じない。
【0017】次に、レジストパターン7をマスクとして
上部タングステン6にドライエッチングによりパターニ
ングを施す。ドライエッチング時、図6に示すように液
体窒素10で冷却された下部電極9にタングステン6を
接触させ、上部タングステン6にパターニングを施す。
タングステン6は前述のように熱伝導性に優れているの
で、タングステン6のドライエッチングによるパターニ
ング時、最終的に得られるX線吸収体のパターン8の熱
は、X線透過基板である膜2→側・裏面のタングステン
6→下部電極9の順に逃げていく。そのため、パターン
8の温度が上昇することがなく、パターン8に熱ひずみ
が生じずパターン8の位置ずれが生じることがなくな
る。そして、パターン8をレジストで覆い、他の部分の
タングステン6をエッチング除去し、その後、パターン
8を覆ったレジストを除去すると図7に示すようなX線
露光用マスクが得られる。
【0018】なお、上記実施例ではX線露光用マスクに
ついて説明したが、その他の露光用マスクにもこの発明
は適用できる。
【0019】また、上記実施例では熱伝導性および導電
性に優れた膜としてタングステンを用いたが、これに限
定されない。
【0020】さらに、上記実施例では熱伝導性および導
電性ともに優れるタングステン6を用いてレジストパタ
ーン形成時の放電及び遮蔽膜パターニング時の冷却の両
方を実施した場合について説明したが、どちらか一方の
特性に優れる材料を用いて放電,冷却の一方のみを実施
してもよい。この場合、両方を実施した場合に比し、パ
ターン8の位置の精度は落ちるが、従来の製造方法を用
いる場合よりは、パターン8の位置ずれの度合は少なく
なる。
【0021】
【発明の効果】
【0022】求項記載の露出用マスクの製造方法に
よれば、遮蔽膜を熱伝導性の優れたものとし、遮蔽膜で
基板を覆い、基板の裏面の遮蔽膜を介して冷却しつつ、
遮蔽膜を所定のパターンにパターニングするようにした
ので、遮蔽膜のパターニング時に遮蔽膜の温度が上昇し
ない。その結果、遮蔽膜に熱ひずみが生じることがな
く、遮蔽膜を精度良く所定の寸法にパターニングするこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる露光用マスクの製造方法を説
明するための断面図である。
【図2】この発明に係わる露光用マスクの製造方法を説
明するための断面図である。
【図3】この発明に係わる露光用マスクの製造方法を説
明するための断面図である。
【図4】この発明に係わる露光用マスクの製造方法を説
明するための断面図である。
【図5】この発明に係わる露光用マスクの製造方法を説
明するための断面図である。
【図6】この発明に係わる露光用マスクの製造方法を説
明するための断面図である。
【図7】この発明に係わる露光用マスクの製造方法を説
明するための断面図である。
【図8】従来のX線露光用マスクの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図9】従来のX線露光用マスクの製造方法を説明する
ための断面図である。
【図10】従来のX線露光用マスクの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図11】従来のX線露光用マスクの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図12】従来のX線露光用マスクの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図13】従来のX線露光用マスクの製造方法を説明す
るための断面図である。
【符号の説明】
1 Siウエハ 6 タングステン 7 レジストパターン 8 パターン 10 液体窒素

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用の照射線を透過する基板上に前記
    照射線を遮蔽する遮蔽膜を形成した後、前記遮蔽膜を所
    定のパターンにパターニングする露光用マスクの製造方
    法において、 前記遮蔽膜を熱伝導性の優れたものとし、前記遮蔽膜で
    前記基板の全体を覆い、前記基板の裏面の前記遮蔽膜を
    冷却手段に接触させつつ、上部の前記遮蔽膜をエッチン
    グして前記所定のパターンにパターニングすることを特
    徴とする露光用マスクの製造方法。
JP40313890A 1990-12-18 1990-12-18 露光用マスクの製造方法 Expired - Lifetime JP2557566B2 (ja)

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JPH04216550A JPH04216550A (ja) 1992-08-06
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JPH01142636A (ja) * 1987-11-30 1989-06-05 Hoya Corp 露光方法並びにこの露光方法に使用するフォトマスクブランク及びフォトマスクブランクの保持具
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