JP2557342Y2 - 平面アール状カーテンウォール - Google Patents

平面アール状カーテンウォール

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JP2557342Y2
JP2557342Y2 JP1993052179U JP5217993U JP2557342Y2 JP 2557342 Y2 JP2557342 Y2 JP 2557342Y2 JP 1993052179 U JP1993052179 U JP 1993052179U JP 5217993 U JP5217993 U JP 5217993U JP 2557342 Y2 JP2557342 Y2 JP 2557342Y2
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巧 肉戸
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガラス板等の透光板が
平面アール状に配装されるカーテンウォールに関する。
【0002】
【従来の技術】図1及び図2は、平面アール状カーテン
ウォールの一例を概略横断面図、室外側から見た概略正
面図で示している。このカーテンウォールは、複数の方
立1を平面アール状列を成すように所要間隔で垂直に立
設し、隣合う両方立1,1間に平面アール状の横枠2を
上下複数段に連結し、各方立1と各横枠2のそれぞれ室
外側面に沿って平面アール状のガラス板3を配装して成
るもので、各方立1は、平面アール状ガラス板3の曲率
半径方向に沿った向きに配置される。
【0003】このようなカーテンウォールでは、各横枠
2を隣合う両方立1,1間に連結するのに、図7に示す
ように、例えばアングル片を使用し、このアングル片の
一端部を各横枠2の室内側面にボルト止めし、他端部を
方立1の左又は右側面にボルト止めしている。この場
合、アングル片及びボルトから成る連結部材4が室内側
に露呈して外観を損なうことから、各横枠2の室内側面
には前記連結部材4を隠蔽するための平面アール状で断
面がコ字状のカバー枠5′がビス等により取付けられ
る。しかして、従来のコ字状カバー枠5′には、図8に
示すように、断面コ字状に一体形成されたコ字状型材が
使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のように断面コ字
状に一体形成された型材から成るカバー枠5′を横枠2
に取付けるには、図8に示すように、このカバー枠5′
を、室内側からカバー枠5′と対向する略水平姿勢で両
方立1,1間に挿入し、同図の仮想線図示のようにカバ
ー枠5′に沿って外嵌させて取付ける必要がある。とこ
ろが、この場合、各方立1が平面アール状ガラス板3の
曲率半径方向に沿って配置されているため、図7に示す
ように、隣合う両方立1,1の室内側端部相互間の幅W
bがそれらの室外側端部相互間の幅Waよりも狭くなっ
ている。従って、カバー枠5′を横枠2に取付けるにあ
たり、このカバー枠5′の両端間の最大長さMaを両方
立1,1の室外側端部相互間幅Waと同等にしたので
は、カバー枠5′の両端が両方立1,1の室内側端部に
当たってしまい、横枠2への嵌め込みができないことに
なる。そのため、このカバー枠5′は、その両端間の最
大長さMaが両方立1,1間の室内側端部相互間の幅W
bに略等しくなるように両端をカットして短くしなけれ
ばならない。
【0005】このようにカバー枠5′の両端間長さを短
くして横枠2に取付けると、図7の仮想線図示のよう
に、カバー枠5′の端面と方立1の内側面との間に隙間
が生じて、外観上の体裁、見栄えが悪くなる。尚、図7
では、説明をわかり易くするために、カバー枠5′の端
面と方立1の内側面との間の隙間を極端に大きく示して
いる。
【0006】本考案は、上記のようにカバー枠の端面と
方立の内側面との間の隙間をなくして、横枠を方立に連
結する連結部材を完全に隠蔽することができ、外観上の
体裁、見栄えがきわめて良好な平面アール状カーテンウ
ォールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、複数の方立1
を平面アール状列を成すように所要間隔で垂直に取付
け、隣合う両方立1,1間に平面アール状の横枠2を連
結部材4によって連結し、各方立1と横枠2のそれぞれ
室外側面に沿って平面アール状の透光板3を配装すると
共に、横枠2の室内側面には前記連結部材4を隠蔽する
ための平面アール状で断面コ字状のカバー枠5を取付け
て成る平面アール状カーテンウォールにおいて、前記カ
バー枠5を、平面アール状で断面略I字状の分割型材5
aと、これに係嵌される断面略L字状の分割型材5bと
の2つの分割型材により形成して成ることを特徴とす
る。
【0009】
【考案の作用】本考案の平面アール状カーテンウォール
を簡潔的に示す図3及び図4を参照して、本考案の作用
を説明すると、平面アール状で断面略コ字状のカバー枠
を、平面アール状で断面略I字状の分割型材5aと、
これに係嵌される平面アール状で断面略L字状の分割型
材5bとの2つの分割型材により分割形成することによ
って、各分割型材5a,5bは、互いに分離した状態で
水平姿勢に対し適宜に傾斜させるだけで両方立1,1間
に容易に挿入できると共に、両方立1,1間に挿入した
ままでコ字状のカバー枠5に組み付けることができる。
【0010】従って、カバー枠5の両端間の最大長さM
aを、図3に示すように両方立1,1の室外側端部相互
間幅Waに略等しい長さにしておいて、上記2つの分割
型材5a,5bのうちの一方、例えばI字状分割型材5
aを、横枠2の真上に位置するように両方立1,1間に
傾斜姿勢で挿入した後、これを水平姿勢に戻しながら下
へ降ろすことによって、このI字状分割型材5aは、両
端が両方立1,1の両側面に当接した状態で横枠2の上
面側に位置させることができる。また、他方のL字状
割型材5bは、横枠2の真下に位置するように両方立
1,1間に挿入した後、水平姿勢に戻しながら持ち上げ
ることにより、横枠2の下面と室内側面とにわたり嵌合
させることができる。しかして、このL字状分割型材5
bと前記I字状分割型材5aとで断面略コ字状を成して
連結部材4を隠蔽するカバー枠5を両方立1,1間にお
いて横枠2に取付けることができる。
【0012】
【考案の効果】上記のように本考案によれば、横枠2に
取付けられる平面アール状で断面コ字状のカバー枠5
を、平面アール状で断面略I字状の分割型材5aと、こ
れに係嵌される平面アール状で断面略L字状の分割型材
5bとの2つの分割型材によって形成することにより、
当該カバー枠5の端面と方立1の内側面との隙間をなく
することが可能となって、横枠2を方立1に連結する連
結部材4を完全に隠蔽することができ、室内側からの外
観上の体裁、見栄えを一層良好にすることができる。
【0013】また、カバー枠5を形成する分割型材が、
上記のように断面略I字状の分割型材5aと、これに係
嵌される断面略L字状の分割型材5bとの2つから成る
ため、分割型材の製作が容易で、互いの組み付け作業も
簡単となる。
【0014】
【実施例】次に、本考案の実施例につき、図1〜図6を
参照して説明すると、図3及び図4は、図1及び図2に
概略示される平面アール状カーテンウォールの一部であ
って、本考案の要部を簡潔的に示す横断面図及び縦断面
図であり、図5及び図6は、同要部の構造を具体的に示
す横断面図、縦断面図である。特に、図5及び図6に示
すように、各方立1は、断面長方形中空状の室内側方立
1Aと、断面方形中空状の室外側方立1Bとから成り、
室内側方立1Aは、床面に対し垂直に配置されて、建物
躯体6(例えば床スラブ)にアンカー金物7及びクラン
プ8等で取付け固定され、この室内側方立1Aの室外側
面に沿って室外側方立1Bが一体的に固着されている。
そして、隣合う両室外側方立1B,1B間に、平面アー
ル状の横枠2が上下複数段に亘って配設されている。
尚、室内側方立1Aには、補強用スリーブ16が挿入さ
れている。
【0015】各横枠2は、図6に示すように、所定曲率
で平面アール状に曲成された横枠本体2aと、所定曲率
を有する平面アール状ガラス板3(透光板)の上下各端
縁部を前記横枠本体2aとの間で挟持固定するための、
所定曲率で平面アール状に曲成されたガラス板押さえ枠
2bと、から成る。そして横枠本体2aは、図5に示す
ように、その室内側面端部と室内側方立1Aの側面との
間に介在させたアングル片9とボルト10,11とから
成る連結部材4によって、室内側方立1Aに連結されて
いる。
【0016】前記連結部材4を隠蔽するためのカバー枠
5は、それぞれ所定曲率で平面アール状に曲成された断
面略I字状の分割型材5aと断面略L字状の分割型材5
bとから成るもので、I字状分割型材5aとL字状分割
型材5bとは、これらの突き合わせ端部に形成された係
嵌用凸条部12と係嵌用凹条部13とによって互いに係
嵌され、これらI字状分割型材5a及びL字状分割型材
5bのそれぞれ室外側端部が、前記横枠本体2aの室内
側面に突設された上下の突条片14,14にそれぞれビ
ス15で取付けられる。
【0017】前記カバー枠5の取付けにあたっては、図
3に示すように、あらかじめ、このカバー枠5の両端間
の最大長さMaを、隣合う両室内側方立1A,1Aの室
外側端部相互間幅Waに略等しい長さに設定しておく。
そして図4及び図6に示すように、このカバー枠5のI
字状分割型材5aを、横枠2の真上に位置するように両
室内側方立1A,1A間に傾斜姿勢で挿入した後、これ
を水平姿勢に戻しながら下へ降ろすことによって、この
I字状分割型材5aは、両端が両室内側方立1A,1A
の両側面に当接した状態で横枠2の上面側に位置させる
ことができ、またL字状の分割型材5bは、横枠2の真
下に位置するように両室内側方立1A,1A間に挿入し
た後、水平姿勢に戻しながら持ち上げることにより、横
枠2の下面と室内側面とにわたって嵌合させることがで
きる。
【0018】そして、横枠2の上面側に位置させたI字
状分割型材5aと、横枠2の下面と室内側面とにわたっ
て嵌合させたL字状の分割型材5bとを、係嵌用凸条部
12と係嵌用凹条部13とによって互いに係嵌結合する
ことにより、連結部材4を隠蔽する断面コ字状のカバー
枠5を形成することができる。こうしてカバー枠5を形
成した後、I字状分割型材5a及びL字状分割型材5b
のそれぞれ室外側端部を、横枠本体2a側の上下突条片
14,14にそれぞれビス15で固定すればよい。
【0019】上記のようにして横枠2に取付けたカバー
枠5によれば、図3及び図5に示すように、カバー枠5
の両端面と隣合う両室内側方立1A,1Aの両側面との
間にほとんど隙間が生ぜず、前記連結部材4を完全に隠
蔽することができ、室内側からの外観上の体裁、見栄え
を一層良好にすることができる。
【0020】以上説明した実施例では、透光板としてガ
ラス板を使用しているが、ガラス板の代わりに透明なプ
ラスチック板を使用できるものである。また、実施例で
は、方立を、室内側方立と室外側方立との2つの別部材
によって形成しているが、この方立は、単一の部材から
成るものでもよい。また、方立を複数配設し、横枠を複
数段にわたって設けているが、上下の枠の中間に横枠が
一段のみ配設されるような平面アール状カーテンウォー
ルにも本考案を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面アール状カーテンウォールの全体を示す概
略横断面図である。
【図2】同平面アール状カーテンウォールを室外から見
た正面図である。
【図3】本考案の要部を簡潔的に示す平面アール状カー
テンウォールの概略横断面図である。
【図4】同じく本考案の要部を簡潔的に示す平面アール
状カーテンウォールの概略縦断面図である。
【図5】本考案に係る平面アール状カーテンウォールの
具体的な実施例を示す要部横断面図である。
【図6】同上の要部縦断面図である。
【図7】従来の平面アール状カーテンウォールを示す要
部概略横断面図である。
【図8】同じく従来の平面アール状カーテンウォールの
要部概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 方立 1A 室内側方立 1B 室外側方立 2 横枠 2a 横枠本体 2b ガラス板押さえ枠 3 ガラス板(透光板) 4 連結部材 5 カバー枠 5a I字状分割型材 5b L字状の分割型材 5′ 従来のカバー枠 9 アングル片(連結部材) 10 ボルト(連結部材) 11 ボルト(連結部材) 12 係嵌用凸条部 13 係嵌用凹条部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の方立を平面アール状列を成すように
    所要間隔で垂直に取付け、隣合う両方立間に平面アール
    状の横枠を連結部材によって連結し、各方立と横枠のそ
    れぞれ室外側面に沿って平面アール状の透光板を配装す
    ると共に、横枠の室内側面には前記連結部材を隠蔽する
    ための平面アール状で断面コ字状のカバー枠を取付けて
    成る平面アール状カーテンウォールにおいて、前記カバ
    ー枠を、平面アール状で断面略I字状の分割型材と、こ
    れに係嵌される平面アール状で断面略L字状の分割型材
    との2つの分割型材により形成して成ることを特徴とす
    る平面アール状カーテンウォール。
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