JP3062914U - 高翼単葉機のガソリンタンク構造 - Google Patents
高翼単葉機のガソリンタンク構造Info
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- JP3062914U JP3062914U JP1999002277U JP227799U JP3062914U JP 3062914 U JP3062914 U JP 3062914U JP 1999002277 U JP1999002277 U JP 1999002277U JP 227799 U JP227799 U JP 227799U JP 3062914 U JP3062914 U JP 3062914U
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 全体の構造がとても簡単であり、どの様な飛
行状態でもガソリンをスムーズに供給することができる
ので、実用性に優れ且つ製造コストも縮減できる高翼単
葉機のガソリンタンク構造を提供するものである。 【解決手段】高翼単葉機の主翼(12)に設けられる構
体ガソリンタンク(121)と、その構体ガソリンタン
ク(121)の下方に設けられるガソリンパイプ(2
3)と、高翼単葉機の胴体内部に設けられるサブガソリ
ンタンク(20)と、エンジンと連結するために前記サ
ブガソリンタンク(20)の下方に設けられるアウトレ
ットパイプ(21)とからなり、前記ガソリンパイプ
(23)が前記サブガソリンタンク(20)の内部に突
出するように取付けられ、該サブガソリンタンク(2
0)の上方に通気口が形成されることを特徴とする。
行状態でもガソリンをスムーズに供給することができる
ので、実用性に優れ且つ製造コストも縮減できる高翼単
葉機のガソリンタンク構造を提供するものである。 【解決手段】高翼単葉機の主翼(12)に設けられる構
体ガソリンタンク(121)と、その構体ガソリンタン
ク(121)の下方に設けられるガソリンパイプ(2
3)と、高翼単葉機の胴体内部に設けられるサブガソリ
ンタンク(20)と、エンジンと連結するために前記サ
ブガソリンタンク(20)の下方に設けられるアウトレ
ットパイプ(21)とからなり、前記ガソリンパイプ
(23)が前記サブガソリンタンク(20)の内部に突
出するように取付けられ、該サブガソリンタンク(2
0)の上方に通気口が形成されることを特徴とする。
Description
【0001】
本考案はガソリンタンク構造に関し、特に設計を簡単にすることによって、高 翼単葉機を安全且つスムーズに飛行させると共に、ガソリンを安全に供給できる 高翼単葉機のガソリンタンク構造に関するものである。
【0002】
近年、学術研究や軍事探測などに使用するために、無人リモコン単葉機が設計 された。そのリモコン単葉機は体積が小さく、また、リモコンを使用することに よって、該リモコン単葉機を目的地点まで飛行させ、あらゆる測定や他の目的を 進行させることができる。この種のリモコン単葉機は基本的な胴体の構成以外に 、該胴体内にメッセージを受け取るためのリモコンシステム及び該胴体の底端に 測定用の撮影システムが搭載され、更に、該リモコン単葉機にはブレーキシステ ムなどを有するので、該リモコン単葉機が着地した際、ブレーキ機能を提供でき る。それによって、該無人リモコン単葉機はあらゆる研究に対する測定の任務を 速やかに行うことができる。
【0003】 また、飛行の目的を達成させるために、該無人リモコン単葉機には、プロペラ を駆動させるためのエンジン及びガソリンをガソリンタンクからエンジンに供給 するためのガソリン供給システムを設ける必要がある。また、この種のリモコン 単葉機は胴体の空間を有効利用するために、前記ガソリンが保管されるガソリン タンクが主翼内に設置されている。また、飛行がとても安定している高翼単葉機 における主翼は高所に設けられているので、前記胴体の内部における広い空間を 運用できると共に、前記ガソリンタンクも高所に設置されているので、ガソリン 供給システムの設計に対しても有利である。
【0004】 従来のガソリンを主翼内に保管する手段は、該主翼内にガソリンバッグを設け る手段及び該主翼の構成に構体ガソリンタンクを設ける手段の二種類がある。
【0005】 図6に示すように、該主翼(40)内部におけるリブ部(42)とリブ部(4 2)或いは桁部(41)との間に若干の空間が形成され、その各空間内に前記ガ ソリンバッグ(43)を設けることができ、そのガソリンバッグ(43)に対し て実際に給油をする際、該ガソリンバッグ(43)の内部に気泡を発生させない ために、先ず該ガソリンバッグ(43)を真空状態にしてから給油を行う必要が ある。また、給油中に前記ガソリンの入れすぎによって該ガソリンバッグ(43 )の破裂が発生する可能性があるため、給油中に給油を中断できるように給油中 断システムを設ける必要があり、更に、給油システムにポンプ(符号なし)及び 気泡濾過装置(符号なし)も設ける必要がある。故に、この種の給油手段は複雑 且つ不便であるという欠点がある。
【0006】 図7に示すように、主翼(50)における構体ガソリンタンク(53)の内部 空間はリブ部(52)及び桁部(51)などを設けることによって密閉され、そ れによって広い空間を有する構体ガソリンタンク(53)を形成させることがで き、ガソリンを直接に該構体ガソリンタンク(53)内に給油することができる ので、該構体ガソリンタンク(53)が優れていることは明らかである。
【0007】 しかし、前記構体ガソリンタンクが設けられた単葉機は、ガソリンを該構体ガ ソリンタンクからエンジンに送る際、該構体ガソリンタンクの内・外側の圧力バ ランスを保持するために、該構体ガソリンタンクに通気口を設ける必要があると 共に、その通気口は該構体ガソリンタンクの相当高い位置に設けなければならな い。そうしないと、飛行中に起こる単葉機の揺れによって、該通気口からガソリ ンが漏れ出す可能性が極めて高い。また、従来の単葉機における前記主翼内の構 体ガソリンタンクは扁平状を成しているので、該構体ガソリンタンク内のガソリ ンを完全に使い切ることはできない。更に、気流の変化などによって単葉機に揺 れが生じている際、空気が前記エンジンと連結されている該ガソリンパイプ内に 入りやすく、万一空気が該ガソリンパイプを経由してエンジンに入った場合、エ ンジンがストップしてしまうのでとても危険であり、故に従来の単葉機の構体ガ ソリンタンクに重大な欠点があることは明らかである。
【0008】 本考案は上記の課題を解決するものであり、主翼における構体ガソリンタンク の下方或いは胴体内にサブガソリンタンクを設け、且つ、該ガソリンパイプを該 サブガソリンタンクの内部に突出するように取付け、該サブガソリンタンクの上 方に通気口、下方にエンジンに連結するアウトレットパイプ等を設け、全体の構 造を簡単にすることによって、どのような飛行状態でもガソリンをスムーズに供 給することができる高翼単葉機のガソリンタンク構造を提供するものである。
【0009】
本考案は、 高翼単葉機の主翼に設けられる構体ガソリンタンクと、その構体ガソリンタン クの下方に設けられるガソリンパイプと、高翼単葉機の胴体の内部に設けられる サブガソリンタンクと、エンジンと連結するために前記サブガソリンタンクの下 方に設けられるアウトレットパイプとからなり、 前記ガソリンパイプが前記サブガソリンタンクの内部に突出するように取付け られ、該サブガソリンタンクの上方に通気口が形成されることを特徴とする高翼 単葉機のガソリンタンク構造。 を提供する。
【0010】 以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
図1は本考案の斜視図であり、図2は本考案の主翼及びガソリンタンクの側面 断面図であり、図3は本考案の主翼及びガソリンタンクが前方へ傾いた際の側面 断面図であり、図4は本考案の主翼及びガソリンタンクが後方へ傾いた際の側面 断面図であり、図5は本考案の他の飛行状態を示す図である。
【0012】 図1及び図2に示すように、本考案の高翼単葉機のガソリンタンクは、単葉機 の胴体(10)の下方に後輪(11)及び前輪(13)が、上方に主翼(12) が設けられ、その主翼(12)の基本構造は図7に示す従来の単葉機に設けられ るガソリンタンク式の主翼(50)と同じであり、該主翼(12)における構体 ガソリンタンク(121)の下方且つ前記胴体(10)の内部の空間にサブガソ リンタンク(20)が設けられ、前記構体ガソリンタンク(121)の下方に一 部が該サブガソリンタンク(20)の内部に突出するように取付けられるガソリ ンパイプ(23)が設けられ、また、該サブガソリンタンク(20)の上方に通 気口(22)が、下方にアウトレットパイプ(21)が設けられ、そのアウトレ ットパイプ(21)はパイプを経由してエンジン(符号なし)と連結するので、 ガソリン(30)を供給する目的を達成できる。
【0013】 図2に示すように、前記主翼(12)における構体ガソリンタンク(121) の内部に保管されている前記ガソリン(30)は前記ガソリンパイプ(23)を 経由して前記サブガソリンタンク(20)内に送られ、該ガソリンパイプ(23 )が該サブガソリンタンク(20)の内部に突出するように取付けられるので、 該サブガソリンタンク(20)の内部に注入される前記ガソリン(30)の高度 は前記ガソリンパイプ(23)のパイプ口までであり、該ガソリン(30)が前 記アウトレットパイプ(21)を経由して送られ、該ガソリン面(符号なし)が 降下した際、空気が前記通気口(22)から前記サブガソリンタンク(20)に 進入し、更に、前記ガソリンパイプ(23)を経由して前記構体ガソリンタンク (121)に進入する。この時、該構体ガソリンタンク(121)内のガソリン (30)は前記ガソリンパイプ(23)を経由して前記サブガソリンタンク(2 0)内に補充されるので、該サブガソリンタンク(20)内におけるガソリン( 30)は一定の高さに保持される。
【0014】 また、前記ガソリン(30)を前記サブガソリンタンク(20)に送る際に前 記サブガソリンタンク(20)内の該ガソリン(30)の高さが前記ガソリンパ イプ(23)におけるパイプ口(符号なし)の高さを越えた場合、前記主翼(1 2)における構体ガソリンタンク(121)の内部のガソリン(30)は、空気 の圧力の関係によって前記サブガソリンタンク(20)に流れなくなる。それに よって、前記サブガソリンタンク(20)内のガソリン面の高さを一定の高さ( パイプ口を意味する)に保持させることができ、該サブガソリンタンク(20) の内・外部の圧力は前記通気口(22)を利用することによってバランスをとる ことができる。
【0015】 図3及び図4は単葉機が上昇或いは下降している場合を示しており、図5は単 葉機に横揺れが発生している場合を示している。無論どの様な飛行状態でも前記 サブガソリンタンク(20)の内部におけるガソリン(30)を前記ガソリンパ イプ(23)を利用して何時でも補充することができ、且つ、ガソリン面を一定 の高さに保持できる。従って、前記アウトレットパイプ(21)に空気が進入す ることはなく、況して該空気が単葉機のエンジン内に進入し、該エンジンがスト ップすることなど有り得ない。
【0016】 また、前記サブガソリンタンク(20)に前記通気口(22)を設ける際は、 該サブガソリンタンク(20)の上面に設ければよく、前記胴体(10)の高さ より高くする必要はないので、構造及び製造がとても簡単である。
【0017】
本考案は上記の構成を有するので、全体の構造がとても簡単であり、どの様な 飛行状態でもガソリンをスムーズに供給することができるので、実用性に優れ且 つ製造コスト面も縮減できる。
【0018】
【図1】本考案の斜視図である。
【図2】本考案の主翼及び構体ガソリンタンクの側面断
面図である。
面図である。
【図3】本考案の主翼及び構体ガソリンタンクが前方へ
傾いた際の側面断面図である。
傾いた際の側面断面図である。
【図4】本考案の主翼及び構体ガソリンタンクが後方へ
傾いた際の側面断面図である。
傾いた際の側面断面図である。
【図5】本考案の他の飛行状態を示す図である。
【図6】従来のガソリンバッグ式主翼の平面断面図であ
る。
る。
【図7】従来のガソリンタンク式主翼の平面断面図であ
る。
る。
10 胴体 11 後輪 12 主翼 121 構体ガソリンタンク 13 前輪 20 サブガソリンタンク 21 アウトレットパイプ 22 通気口 23 ガソリンパイプ 30 ガソリン 40 主翼 41 桁部 42 リブ部 43 ガソリンバッグ 50 主翼 51 桁部 52 リブ部 53 構体ガソリンタンク
Claims (1)
- 【請求項1】高翼単葉機の主翼に設けられる構体ガソリ
ンタンクと、その構体ガソリンタンクの下方に設けられ
るガソリンパイプと、高翼単葉機の胴体の内部に設けら
れるサブガソリンタンクと、エンジンと連結するために
前記サブガソリンタンクの下方に設けられるアウトレッ
トパイプとからなり、 前記ガソリンパイプが前記サブガソリンタンクの内部に
突出するように取付けられ、該サブガソリンタンクの上
方に通気口が形成されることを特徴とする高翼単葉機の
ガソリンタンク構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999002277U JP3062914U (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 高翼単葉機のガソリンタンク構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999002277U JP3062914U (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 高翼単葉機のガソリンタンク構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3062914U true JP3062914U (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=43196641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999002277U Expired - Lifetime JP3062914U (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 高翼単葉機のガソリンタンク構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062914U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0721836U (ja) * | 1993-09-27 | 1995-04-21 | 株式会社マルハチ | 平面アール状カーテンウォール |
JP2010036887A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Honeywell Internatl Inc | 無人航空機用の燃料ラインの空気トラップ |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP1999002277U patent/JP3062914U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0721836U (ja) * | 1993-09-27 | 1995-04-21 | 株式会社マルハチ | 平面アール状カーテンウォール |
JP2010036887A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Honeywell Internatl Inc | 無人航空機用の燃料ラインの空気トラップ |
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