JPH05479Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH05479Y2 JPH05479Y2 JP6919489U JP6919489U JPH05479Y2 JP H05479 Y2 JPH05479 Y2 JP H05479Y2 JP 6919489 U JP6919489 U JP 6919489U JP 6919489 U JP6919489 U JP 6919489U JP H05479 Y2 JPH05479 Y2 JP H05479Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vent tube
- vent
- fuel tank
- tube
- fuel
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 claims description 17
- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 8
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000004781 supercooling Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Toys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、ヘリコプタ等のベントチユーブに簡
単な加工を施すだけで、燃料タンク内の負圧およ
び雲中飛行中の結氷を防止する燃料タンクのベン
トラインに関するものである。
単な加工を施すだけで、燃料タンク内の負圧およ
び雲中飛行中の結氷を防止する燃料タンクのベン
トラインに関するものである。
従来のこの種のベントラインのベントチユーブ
は第４図に示すように、ベントチユーブVTの先
端の開口斜面Ｔを前方向Ｐと反対方向、即ち後方
に向けて取り付けただけであつたので、風向Ｗに
より、乱流Ｒが発生するため、ベントチユーブ
VTの内部は負圧−ｔとなり、従つて、第１図に
示すように、燃料タンクＦ内も負圧−ｔとなるた
め、燃料タンクＦの上壁U′及び側壁V′（仮想線）
がへこみ燃料液面があがつてしまうという、不具
合があつた。
は第４図に示すように、ベントチユーブVTの先
端の開口斜面Ｔを前方向Ｐと反対方向、即ち後方
に向けて取り付けただけであつたので、風向Ｗに
より、乱流Ｒが発生するため、ベントチユーブ
VTの内部は負圧−ｔとなり、従つて、第１図に
示すように、燃料タンクＦ内も負圧−ｔとなるた
め、燃料タンクＦの上壁U′及び側壁V′（仮想線）
がへこみ燃料液面があがつてしまうという、不具
合があつた。
また、第５図に示すように、ベントチユーブ
VTを先端の開口斜面Ｔを前方向Ｐに向けて取り
付けると、ベントラインＬ内部は動圧がかかり、
負圧にはならないが、雲中に飛行すると、過冷却
となり、開口斜面Ｔに結氷Ｋが発生し、ベントラ
インＬを閉塞してしまい、極めて危険な状態とな
る虞れがあつた。
VTを先端の開口斜面Ｔを前方向Ｐに向けて取り
付けると、ベントラインＬ内部は動圧がかかり、
負圧にはならないが、雲中に飛行すると、過冷却
となり、開口斜面Ｔに結氷Ｋが発生し、ベントラ
インＬを閉塞してしまい、極めて危険な状態とな
る虞れがあつた。
さらにまた、実開昭62−18214号公報に開示さ
れた車両用燃料タンクのブリーザ装置もあるには
あるが、これはバギー車のブリーザチユーブに、
左側面、右側面及び前面よりそれぞれ外側へ張出
しを形成し、バギー車が横転、直立姿勢のときも
ブリーザチユーブから燃料が漏出しないようにし
たものにすぎず、本考案のヘリコプタ等のベント
チユーブ端付近に小孔を設けることにより、飛行
中のベントチユーブ端付近の氷結を防止して燃料
タンクの破壊を防止するものとは技術思想の全く
異質のものである。
れた車両用燃料タンクのブリーザ装置もあるには
あるが、これはバギー車のブリーザチユーブに、
左側面、右側面及び前面よりそれぞれ外側へ張出
しを形成し、バギー車が横転、直立姿勢のときも
ブリーザチユーブから燃料が漏出しないようにし
たものにすぎず、本考案のヘリコプタ等のベント
チユーブ端付近に小孔を設けることにより、飛行
中のベントチユーブ端付近の氷結を防止して燃料
タンクの破壊を防止するものとは技術思想の全く
異質のものである。
図中、Ｓはヘリコプタ等の機体Ｈ（第２図参照）
の外壁を示す。
の外壁を示す。
前述のように従来のベントラインの構造は燃料
タンク内が負圧となる、あるいはベントチユーブ
の結氷閉塞の問題があり改良が望まれていた。
タンク内が負圧となる、あるいはベントチユーブ
の結氷閉塞の問題があり改良が望まれていた。
本考案は、上述の課題を解決するために、ベン
トチユーブの開口斜面を後方に向けて取り付け、
前面の尖端から15〜20mmの位置に約３mm径の小孔
を穿つたことである。
トチユーブの開口斜面を後方に向けて取り付け、
前面の尖端から15〜20mmの位置に約３mm径の小孔
を穿つたことである。
本考案の作用を説明すると、ベントチユーブの
従来技術の項で述べたように、開口斜面を後方に
向けて取り付けて飛行すると、そのままではベン
トライン内および燃料タンク内が負圧となり、燃
料タンクの上壁及び側壁がへこむが、ベントチユ
ーブの前面に小孔が開いているので、第６図に示
すように、その小孔から風流が入り込んで、負圧
を解消するので、ベントライン内および燃料タン
ク内は常圧となり、燃料タンクの上壁及び側壁が
へこむ虞れもなく、また雲中飛行をしても、第６
図に示すように、ベントチユーブの先端部外側に
僅かに結氷が発生するだけで、ベントチユーブの
先端の開口斜面を閉塞することがないので、安全
である。
従来技術の項で述べたように、開口斜面を後方に
向けて取り付けて飛行すると、そのままではベン
トライン内および燃料タンク内が負圧となり、燃
料タンクの上壁及び側壁がへこむが、ベントチユ
ーブの前面に小孔が開いているので、第６図に示
すように、その小孔から風流が入り込んで、負圧
を解消するので、ベントライン内および燃料タン
ク内は常圧となり、燃料タンクの上壁及び側壁が
へこむ虞れもなく、また雲中飛行をしても、第６
図に示すように、ベントチユーブの先端部外側に
僅かに結氷が発生するだけで、ベントチユーブの
先端の開口斜面を閉塞することがないので、安全
である。
本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
第１図、第２図、第３図および第６図に示すよう
に、燃料タンクＦのベントライン１は、ヘリコプ
タ等の機体Ｈの客室座席の床下に設けたゴム製の
燃料タンクＦの上壁Ｕに連結された10〜15mm径の
パイプ２をヘリコプタＨの機体の側部から外壁Ｓ
を貫通して前方向Ｐに対してほぼ直角方向に25〜
30mm突出させたベントチユーブ３として設け、先
端に後方に向けて45〜60°の角度をなす開口斜面
４を形成し、前面で尖端５より15〜20mm内方の位
置に約３mm径の小孔６をベントチユーブ３の内部
に貫通するまで穿設する。
第１図、第２図、第３図および第６図に示すよう
に、燃料タンクＦのベントライン１は、ヘリコプ
タ等の機体Ｈの客室座席の床下に設けたゴム製の
燃料タンクＦの上壁Ｕに連結された10〜15mm径の
パイプ２をヘリコプタＨの機体の側部から外壁Ｓ
を貫通して前方向Ｐに対してほぼ直角方向に25〜
30mm突出させたベントチユーブ３として設け、先
端に後方に向けて45〜60°の角度をなす開口斜面
４を形成し、前面で尖端５より15〜20mm内方の位
置に約３mm径の小孔６をベントチユーブ３の内部
に貫通するまで穿設する。
なお、図中、Ｂはブラケツト、Ｅはベントライ
ン取付具、EGはエンジン、FLは燃料、FPは燃
料ポンプ、FSは燃料補給孔、FTは燃料チユー
ブ、SHは外殻を示す。
ン取付具、EGはエンジン、FLは燃料、FPは燃
料ポンプ、FSは燃料補給孔、FTは燃料チユー
ブ、SHは外殻を示す。
本考案は、後方に開口斜面を有するベントチユ
ーブの尖端から15〜20mmの前面の位置に、約３mm
径の小孔を穿設したので、飛行中はベントライン
内および燃料タンク内は負圧とならないため、燃
料タンクの上壁および側壁がへこみ燃料液面が上
昇することがなく、かつまた開口斜面部に氷結が
発生しないので、ベントラインが閉塞する危険が
防止できる等の効果が、きわめて簡単な加工によ
り可能となつた利点は顕著である。
ーブの尖端から15〜20mmの前面の位置に、約３mm
径の小孔を穿設したので、飛行中はベントライン
内および燃料タンク内は負圧とならないため、燃
料タンクの上壁および側壁がへこみ燃料液面が上
昇することがなく、かつまた開口斜面部に氷結が
発生しないので、ベントラインが閉塞する危険が
防止できる等の効果が、きわめて簡単な加工によ
り可能となつた利点は顕著である。
第１図は本考案の主要部の略線断面図、第２図
は本考案を実施したヘリコプタの側面部、第３図
は燃料タンク取り付け部の断面平面図、第４図は
従来技術の主要部の拡大断面図である。第５図は
別の従来技術の主要部の拡大断面図、第６図は本
考案の主要部の拡大断面図である。 主要部分の符号の説明、１……ベントライン、
３……ベントチユーブ、４……開口斜面、６……
小孔、Ｈ……ヘリコプタ等の機体、Ｓ……外壁。
は本考案を実施したヘリコプタの側面部、第３図
は燃料タンク取り付け部の断面平面図、第４図は
従来技術の主要部の拡大断面図である。第５図は
別の従来技術の主要部の拡大断面図、第６図は本
考案の主要部の拡大断面図である。 主要部分の符号の説明、１……ベントライン、
３……ベントチユーブ、４……開口斜面、６……
小孔、Ｈ……ヘリコプタ等の機体、Ｓ……外壁。
Claims (1)
- 機体Ｈから側方に向けて突設された内径が10〜
15mmのベントチユーブ３を先端の開口斜面４が後
方になるように取り付け、かつ、このベントチユ
ーブ３の前面の尖端５より15〜20mmの位置に約３
mm径の小孔６をベントチユーブ３内に貫通するよ
う穿設してなる燃料タンクのベントライン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6919489U JPH05479Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6919489U JPH05479Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH038997U JPH038997U (ja) | 1991-01-28 |
| JPH05479Y2 true JPH05479Y2 (ja) | 1993-01-07 |
Family
ID=31604282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6919489U Expired - Lifetime JPH05479Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05479Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51116268U (ja) * | 1975-03-12 | 1976-09-21 | ||
| US8002142B2 (en) * | 2008-06-19 | 2011-08-23 | Honeywell International Inc. | Ambient pressure-responsive variable volume fuel tank |
-
1989
- 1989-06-14 JP JP6919489U patent/JPH05479Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH038997U (ja) | 1991-01-28 |
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