JP2557313Y2 - 外装パネルの出隅部構造 - Google Patents

外装パネルの出隅部構造

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JP2557313Y2
JP2557313Y2 JP8926692U JP8926692U JP2557313Y2 JP 2557313 Y2 JP2557313 Y2 JP 2557313Y2 JP 8926692 U JP8926692 U JP 8926692U JP 8926692 U JP8926692 U JP 8926692U JP 2557313 Y2 JP2557313 Y2 JP 2557313Y2
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勇一 野崎
義智 木村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は平面上の直線部分に配
置されるパネルに多くの変更を加えることなく構成され
る、外装パネルの出隅部構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】パネルが
交差して配置される外装パネルの出隅部では基本的には
目地幅を抑えるために一方のパネルに他方のパネルが突
き合わせられるが、パネルの種類を最小に抑え、製作を
簡便化する目的から一般部、すなわち平面上、直線部分
に配置されるパネルを利用して組み合わせる場合には従
来は実公昭62−5451号のように両パネルを各パネル毎に
出隅部専用に用意された役物を用いて互いに接続してい
るため、納まりが複雑化し、部品数と施工工数が増える
ことに加え、役物が露出することにより出隅部における
意匠の低下を招き易い。
【0003】実公昭61−9926号のように同一形状の直交
するパネルを対等に突き合わせ、コーナー部分に柱を配
置する場合にも2方向のパネルを接続用の部品を用いて
柱に接続することになるため部品数と施工数が増える
他、2方向に目地が生まれるためシールが複雑になり、
また柱の存在により一般部の目地との調和を犠牲にする
結果にもなる。
【0004】この考案は従来の出隅部構造の実情を踏ま
えてなされたもので、部品数と施工数が少なく、納まり
のよい構造を提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では一方のパネル
の出隅部側の外板を縦枠から突出させ、この外板の突出
部分の内側にアタッチメントを取り付け、他方のパネル
をその縦枠とアタッチメントとの間に距離を隔てて一方
のパネルに突き合わせる、または両パネルの外板を縦枠
から突出させ、各外板の突出部分の内側にアタッチメン
トを取り付け、両パネルを双方のアタッチメント間に距
離を隔てて突き合わせることにより出隅部と一般部のパ
ネル間の変更を抑えながら出隅部における部品数と施工
数を削減し、また一般部の目地との調和を図る。
【0006】前者の場合、一方のパネルの外板が縦枠よ
り出隅部側へ、他方のパネルの板厚程度張り出し、その
側の縦枠に外板の縦枠からの張り出し長さに相当する見
付け幅を持つアタッチメントが取り付けられる。他方の
パネルはその縦枠とアタッチメントとの間に距離を隔て
て突き合わせられ、アタッチメントと他方のパネルの縦
枠との間にシール材が充填される。この場合、一方のパ
ネルは外板が縦枠から張り出し、その縦枠にアタッチメ
ントが取り付けられる他は一般部のパネルの形材にほと
んど変更を加えることなく組み立てられ、他方のパネル
は一般部のパネルと同一形状のまま使用され、出隅部と
一般部のパネル間の製作上の変更は抑えられる。
【0007】後者の場合、各パネルの外板が縦枠より出
隅部側へ張り出し、その側の縦枠に外板の縦枠からの張
り出し長さに相当する見付け幅を持つアタッチメントが
取り付けられ、パネルは双方のアタッチメントが距離を
隔てて互いに突き合わせられ、両アタッチメント間にシ
ール材が充填される。この場合は交差するパネルが突合
せ面に関して対称な形状をすることにより出隅部は同一
形状のパネルから構成される。
【0008】アタッチメントは出隅部の縦目地の幅を一
般部の縦目地の幅に揃える役目を持つ他、縦枠から張り
出すことにより出隅部のシール材と横目地に充填される
シール材との連続性を確保する。
【0009】いずれの場合も少なくとも一方のパネルの
外板が張り出し、張り出し部分にアタッチメントを取り
付けるのみで出隅部が構成されることにより両パネルの
接続のための部品を要せず、部品数と施工数が削減され
る。また前者の場合はアタッチメントによって出隅部の
目地幅が一般部の目地と統一されることにより外観の調
和が図られる。
【0010】
【実施例】以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。
【0011】この考案は縦枠11と横枠12からなるフレー
ム10の外側に外板13が固定されたパネル1と、同じく縦
枠21と横枠22からなるフレーム20の外側に外板23が固定
されたパネル2を互いに交差させ、距離を隔てて突き合
わせ、目地にシール材4を充填して構成されるものであ
る。各パネル1,2はその背面に固定された2箇所のブ
ラケット5,5が、躯体6に固定されたファスナー7に
接続された方立8,8に載置されることにより躯体6に
支持される。両パネル1,2は躯体6の平面形状に応じ
て平面上、直交する他、直交に対して傾斜して突き合わ
せられる場合もある。
【0012】まず請求項1記載の考案を説明する。
【0013】この考案は図1に示すように外板13が出隅
部側へ張り出す一方のパネル1と、一般部、すなわち平
面上の直線部分に配置されるパネルと同形状の他方のパ
ネル2からなり、一方のパネル1の出隅部側の縦枠11に
アタッチメント3を取り付け、このアタッチメント3と
他方のパネル2の縦枠21を距離を隔てて突き合わせ、両
者間にシール材4を充填して構成される。
【0014】図1,及びその一部拡大図である図2に示
すように一方のパネル1の外板13は縦枠11より出隅部側
へパネル2の板厚程度、具体的には縦枠11から他方のパ
ネル2の外板23までの距離だけ張り出し、その端面は他
方のパネル2の外板23の表面と面一となる。他方のパネ
ル2は一般部のパネル24と同一形状をし、寸法が合えば
一般部のパネル24がそのまま使用される。
【0015】アタッチメント3は縦枠11に重なる見込み
片31と外板13の面に平行な見付け片32からなり、見付け
片32が外板13の縦枠11からの張り出し長さに相当する見
付け幅を持ち、縦枠11には見込み片31を貫通するビス9
によって固定される。アタッチメント3は図2に示すよ
うに製作時の形状不良が外板13に伝わらないよう、外板
13との間に僅かなクリアランスを持って縦枠11に固定さ
れる。
【0016】パネル1とパネル2とはアタッチメント3
の見付け片32とパネル2の縦枠21との間に距離をおき、
パネル2の面内方向に対向して突き合わせられる。アタ
ッチメント3の見付け片32は外板13の背面側でパネル2
と対向することによりパネル2の表面側に縦目地を構成
するが、縦枠11に対する取付位置が設定されることによ
りこの出隅部の縦目地の幅を一般部の縦目地の幅と統一
する。
【0017】シール材4は縦目地を構成するアタッチメ
ント3の見付け片32とパネル2の縦枠21間にバックアッ
プ材14を置き、充填される。
【0018】図3に示すように出隅部ではパネル1側と
パネル2側の2方向の横目地のシール材4,4と縦目地
のシール材4が交差するが、アタッチメント3の見付け
片32の内側の面がパネル1側の横目地のシール材4の表
面に一致することと、見付け片32がパネル2の外板23付
近まで張り出すことにより出隅部の縦目地のシール材4
を2方向の横目地のシール材4,4に連続させることが
可能になっている。
【0019】また実施例では外板13,23に、端面が切断
したままの切板を使用していることから、外板23の表面
側からの外観には外板13の端面が表れるが、外板13の端
面とアタッチメント3の見付け片32の端面との間にシー
ル材15が充填されることにより3者が一体感を持ち、外
板13の切板の特徴が強調されず、柔らかい印象が与えら
れる。
【0020】パネル1の上端と下端には図4,図2に示
すようにアタッチメント3の端面を塞ぎ、その位置のシ
ール材4の端部を受ける小口蓋16が設置され、ビス9に
よってアタッチメント3に固定される。
【0021】一般部のパネル24を含め、パネル1,2は
方立8を水平に貫通する支持ピン17上にブラケット5が
跨いで載ることにより2箇所の方立8,8に支持される
が、2箇所のブラケット5,5の内のいずれか一方のブ
ラケット5はそれに付属する止めねじ51によって支持ピ
ン17に形成された切欠き171 に止め付けられ、面内移動
に対して拘束される。他方のブラケット5はパネル1,
2の熱膨張を許容するために面内移動可能に支持ピン17
に単純に載置される。
【0022】一般部のパネル24は図1に示すように幅方
向の両側で方立8に支持され、パネル1,2も一般部側
では端部で方立8に支持されるが、出隅部ではパネル
1,2の端部位置に方立8を設置し、1本の方立8に2
方向のパネル1,2を支持させることは困難であること
から、実施例では出隅部より一般部寄りにそれぞれ方立
8,8を設置し、各方立8,8の出隅部寄りでパネル
1,2の出隅部側を支持させている。この場合、パネル
1,2の出隅部側に位置する方立8の支持ピン17の向き
が一般部側の支持ピン17の向きと逆になるが、方立8と
支持ピン17及びブラケット5には共通の部品が使用され
る。
【0023】次に請求項2記載の考案を説明する。
【0024】この考案は図5に示すように共に外板13,
23が出隅部側へ張り出す2方向のパネル1,2からな
り、各パネル1,2の出隅部側の縦枠11,21にアタッチ
メント3,3を取り付け、両アタッチメント3,3を互
いに距離を隔てて突き合わせ、両者間にシール材4を充
填して構成される。
【0025】外板13,23は縦枠11,21から出隅部側へパ
ネル1,2の板厚程度張り出し、両パネル1,2はその
面に対して45°の方向に関して対称に突き合わせられ
る。この考案では交差するパネル1,2が突合せ面に関
して互いに対称な形状をするため他方のパネル2は一方
のパネル1を天地返しすることにより使用される。
【0026】アタッチメント3は外板13,23の面に平行
な見付け片33と、その出隅部側から見付け片33に対して
45°の角度で傾斜する見込み片34と、縦枠11,21に突き
当たる取付片35からなり、取付片35を貫通するビス9に
よって縦枠11,21に固定される。両パネル1,2はアタ
ッチメント3,3の見込み片34,34が互いに平行に対向
して突き合わせられる。この考案では目地がパネル1,
2の面に対して45°の方向を向くことから、2方向に同
一の外観が得られる。
【0027】シール材4は両アタッチメント3,3の見
込み片34,34間にバックアップ材14を置き、充填され
る。
【0028】アタッチメント3の上端と下端には図6に
示すようにバックアップ材18が差し込まれてシール材19
が充填され、それぞれの端面が塞がれる。
【0029】各パネル1,2の方立8への支持方法は前
記考案と全く同様である。
【0030】
【考案の効果】この考案は以上の通りであり、一方のパ
ネルの外板を縦枠から出隅部側へ突出させ、この外板の
張り出し部分の内側にアタッチメントを取り付け、他方
のパネルを縦枠とアタッチメントとの間に距離を隔てて
一方のパネルに突き合わせる、または両パネルの外板を
縦枠から突出させ、外板の張り出し部分の内側にアタッ
チメントを取り付け、両パネルを双方のアタッチメント
間に距離を隔てて突き合わせ、目地にシール材を充填す
ることによって構成されるものであるため2方向のパネ
ルを接続するための部品が不要となり、部品数と施工工
数を削減することができる。
【0031】また前者の場合はアタッチメントによって
出隅部の目地幅が一般部の目地幅と統一されるため外観
の調和を図ることができる。
【0032】加えて前者の場合は他方のパネルが一般部
のパネルと同一形状のまま使用可能で、後者の場合は2
方向のパネルが同一形状をするためパネルの種類が削減
され、製作と管理が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載考案の実施例を示した平面図であ
る。
【図2】図1の出隅部の拡大図である。
【図3】出隅部のシール材を示した斜視図である。
【図4】アタッチメントの上端部分の納まりを示した斜
視図である。
【図5】請求項2記載考案の実施例を示した平面図であ
る。
【図6】出隅部の納まりを示した斜視図である。
【符号の説明】 1……パネル、10……フレーム、11……縦枠、12……横
枠、13……外板、2……パネル、20……フレーム、21…
…縦枠、22……横枠、23……外板、24……パネル、3…
…アタッチメント、31……見込み片、32……見付け片、
33……見付け片、 34……見込み片、35……取付片、4
……シール材、5……ブラケット、51……止めねじ、6
……躯体、7 ……ファスナー、8 ……方立、9 ……ビ
ス、14……バックアップ材、15……シール材、16……小
口蓋、17……支持ピン、171 ……切欠き、18……バック
アップ材、19……シール材。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦枠11,21と横枠12,22からなるフレー
    ム10,20の外側に外板13,23が固定されたパネル1,2
    を有する外装パネルの出隅部において、一方のパネル1
    の外板13は縦枠11より出隅部側へ、他方のパネル2の板
    厚程度張り出し、その側の縦枠11には外板13の縦枠11か
    らの張り出し長さに相当する見付け幅を持つアタッチメ
    ント3が取り付けられており、他方のパネル2はその縦
    枠21がアタッチメント3との間に距離を隔てて一方のパ
    ネル1に突き合わせられ、アタッチメント3と他方のパ
    ネル2の縦枠21との間にシール材4が充填されているこ
    とを特徴とする外装パネルの出隅部構造。
  2. 【請求項2】 縦枠11,21と横枠12,22からなるフレー
    ム10,20の外側に外板13,23が固定されたパネル1,2
    を有する外装パネルの出隅部において、各パネル1,2
    の外板13,23はそれぞれの縦枠11,21より出隅部側へ張
    り出し、その側の縦枠11,21には外板13,23の縦枠11,
    21からの張り出し長さに相当する見付け幅を持つアタッ
    チメント3,3が取り付けられており、両パネル1,2
    は双方のアタッチメント3,3が距離を隔てて互いに突
    き合わせられ、両アタッチメント3,3間にシール材4
    が充填されていることを特徴とする外装パネルの出隅部
    構造。
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