JP2556842Y2 - ノートブック型のパーソナルコンピュータのキーボードへの電源供給装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案はノートブック型のパーソ
ナルコンピュータのキーボードへの電源供給装置に係わ
り、更に詳しくはノートブック型パーソナルコンピュー
タに付属している小型のキーボードとは別に、標準の大
きさのパーソナルコンピュータに付属している標準のキ
ーボードを接続し、その標準の大きさのキーボードを使
用してノートブック型のパーソナルコンピュータへキー
入力できるようにした装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】周知の通りノートブック型のパーソナル
コンピュータが多々用いられている。その中で付属して
いるキーボードに着目すると、その全体の大きさ、及び
１つ１つのキーが非常に小型である。従ってキー入力す
る時使用しにくい面があった。又、比較的廉価に市場供
給されるので、キータッチも必ずしも良好でないものも
あった。

【０００３】そこで、ノートブック型パーソナルコンピ
ュータから、ノートブック型パーソナルコンピュータ用
キーボードとは別に、いわゆる標準の大きさのパーソナ
ルコンピュータ用の標準の大きさのキーボードを接続し
てキー入力を行うことが考えられる。即ちノートブック
型パーソナルコンピュータのキー信号入力端子（キー信
号入力コネクタ）に、標準の大きさのパーソナルコンピ
ュータ用キーボードのキー入力信号ラインを接続して使
用することが考えられる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】上記のようにすると、
ノートブック型パソコンに於けるキー信号入力端子は、
いわゆる１０キー程度の極小消費電力使用に合わせて設
計されている為、標準の大きさのパーソナルコンピュー
タ用キーボードを接続して使用した場合、ノートブック
型パーソナルコンピュータ本体の電源電圧の低下を招き
ノートブック型パーソナルコンピュータの誤動作の原因
となりかねない場合があった。従って標準の大きさのパ
ーソナルコンピュータ用キーボードを単にノートブック
型パーソナルコンピュータに接続するだけでは使用でき
ないのが実情であった。

【０００５】

【目的】従って本考案の目的とする所は、ノートブック
型パーソナルコンピュータの誤動作を招来することな
く、標準の大きさのパーソナルコンピュータ用の標準の
大きさのキーボードをノートブック型パーソナルコンピ
ュータのキー入力用に使用できるようにする装置を提供
するにある。

【０００６】

【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
考案は次の技術的手段を有する。即ち実施例に対応する
添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案
は、ノートブック型パーソナルコンピュータ１のキーボ
ード接続端子に、当該ノートブック型パーソナルコンピ
ュータ用小型キーボードとは別の標準の大きさのパーソ
ナルコンピュータに用いる標準の大きさのキーボード２
を接続して用いる装置に於いて；ノートブック型パーソ
ナルコンピュータ１の電源とは別に上記標準の大きさの
キーボードの商用電源供給ライン４を設け、その商用電
源供給ライン４上に、スイッチ手段５を設け、上記ノー
トブック型パーソナルコンピュータ１の電源がオンの
時、上記スイッチ手段５によって上記標準の大きさのキ
ーボード２に商用電源を供給するようにした事を特徴と
するノートブック型のパーソナルコンピュータのキーボ
ードへの電源供給装置である。

【０００７】又、他の特徴とする所は、上記ノートブッ
ク型パーソナルコンピュータ１に電源が供給された時、
その信号を受けて上記スイッチ手段５が自動的にスイッ
チオンとなり上記標準の大きさのキーボード２に商用電
源を供給するようにした事を特徴とするノートブック型
のパーソナルコンピュータのキーボードへの電源供給装
置である。

【０００８】

【作用】上記構成に基づくと、ノートブック型パーソナ
ルコンピュータ１の電源が入ると、スイッチ手段５によ
り標準の大きさのキーボード２に商用電源が供給され
る。従って、ノートブック型パーソナルコンピュータ１
に対し標準の大きさのキーボード２でキー入力が実行で
きる。

【０００９】

【実施例】次に添付図面に従い本考案の実施例を説明す
る。１はノートブック型パーソナルコンピュータを示
し、２は標準の大きさのパーソナルコンピュータ用キー
ボードを示している。周知の通り、ノートブック型パー
ソナルコンピュータはノート大、即ちＡ４版程度の大き
さであり、その小型キーボードもそれに合わせてＡ４版
以下であるが、標準の大きさのキーボードは長手方向長
さが、例えば４０ｃｍ以上、幅が１５ｃｍ以上であって
ノートブック型パーソナルコンピュータ用キーボードよ
り極めて大型である。次いで３はノートブック型パーソ
ナルコンピュータへの電源供給ラインであって、その電
源供給ライン３とは別に、標準の大きさのキーボード２
への商用電源供給ライン４を設ける。そして、上記商用
電源供給ライン４上にスイッチ手段５を設ける。このス
イッチ手段５は、ノートブック型パーソナルコンピュー
タ１に電源が供給された時、電源オン、オフ検出ライン
６を介して供給される電圧を検出する為のセンサー７と
スイッチングトランジスタ又はリレ−８より成り、上記
ノートブック型パーソナルコンピュータ１に電源が供給
されてオンとなった時、それに応じて自動的にオンとな
って、商用電源ライン４を閉じ標準の大きさのキーボー
ド２に商用電源を供給し、その逆に、ノートブック型パ
ーソナルコンピュータ１に電源が供給されなくなってオ
フとなった時、それに応じて自動的にオフとなって商用
電源ライン４を開き、標準の大きさのキーボード２に対
する商用電源の供給を断つものである。而して９はキー
入力信号ラインであって、このキー入力信号ライン９
と、商用電源供給ライン４及び電源オン、オフ検出ライ
ン６は実装上は互いに絶縁した状態で一束にまとめられ
る等される。

【００１０】上記構成により、ノートブック型パーソナ
ルコンピュータ１がオンされ、電源供給ライン３から電
源が供給されると、電源オン、オフ検出ライン６を介し
てセンサー７に電圧が印加され、スイッチングトランジ
スタ又はリレ−８をスイッチオンさせスイッチ手段５が
閉じる。故に商用電源供給ライン４が閉じ、標準の大き
さのキーボード２に給電される。そしてキーボード２を
入力操作すればキー入力信号がキー入力信号ライン９を
介してノートブック型パーソナルコンピュータ１へ入力
される。故にノートブック型パーソナルコンピュータ１
の誤動作を生じることなく標準の大きさのキーボードで
キー入力が実行でき、而もキーボードは標準の大きさで
あって個々のキーも比較的大きいのでキー入力操作がし
やすい。而して上記に於いてはスイッチ手段５を自動的
にノートブック型パーソナルコンピュータ１への電源
入、切に合わせてオン、オフする例を示したが、手動で
選択してもよいものである。尚１０はＡＣ／ＤＣコンバ
−タである。

【００１１】

【効果】以上詳述した如く請求項１項記載の考案による
と、ノートブック型パーソナルコンピュータの誤動作を
生ずることなく、キー入力操作をし易くできると共に、
標準の大きさのキーボードを使用できるので、而も高精
度のものも使用できるのでより良好なキータッチ感も得
られる。又請求項２項記載の考案によると、標準の大き
さのキーボードの電源供給のオン、オフ操作を要せずし
て上記の利点が可能になると共にスイッチの切れ忘れに
よる無駄な電力消費も防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示すブロック線図である。

【符号の説明】

１ ノートブック型パーソナルコンピュータ ２ 標準の大きさのキーボード ３ ノートブック型パーソナルコンピュータへの電源
供給ライン ４ 標準の大きさのキーボードへの商用電源供給ライ
ン ５ スイッチ手段 ６ ノートブック型パーソナルコンピュータの電源オ
ン、オフ検出ライン ９ キー入力信号ライン

Claims (2)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ノートブック型パーソナルコンピュータ
   １のキーボード接続端子に、当該ノートブック型パーソ
   ナルコンピュータ用小型キーボード１とは別の標準の大
   きさのパーソナルコンピュータに用いる標準の大きさの
   キーボード２を接続して用いる装置に於いて；ノートブ
   ック型パーソナルコンピュータ１の電源とは別に上記標
   準の大きさのキーボード２の商用電源供給ライン４を設
   け、その商用電源供給ライン４上に、スイッチ手段５を
   設け、上記ノートブック型パーソナルコンピュータ１の
   電源がオンの時、上記スイッチ手段５によって上記標準
   の大きさのキーボード２に商用電源を供給するようにし
   た事を特徴とするノートブック型のパーソナルコンピュ
   ータのキーボードへの電源供給装置。
2. 【請求項２】 上記ノートブック型パーソナルコンピュ
   ータ１に電源が供給された時、その信号を受けて上記ス
   イッチ手段５が自動的にスイッチオンとなり上記標準の
   大きさのキーボード２に商用電源を供給するようにした
   事を特徴とする請求項１記載のノートブック型のパーソ
   ナルコンピュータのキーボードへの電源供給装置。