JP2556742B2 - サンプルホールド回路 - Google Patents
サンプルホールド回路Info
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- JP2556742B2 JP2556742B2 JP1034930A JP3493089A JP2556742B2 JP 2556742 B2 JP2556742 B2 JP 2556742B2 JP 1034930 A JP1034930 A JP 1034930A JP 3493089 A JP3493089 A JP 3493089A JP 2556742 B2 JP2556742 B2 JP 2556742B2
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- transistor
- pnp transistor
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ハイファイVTR,音声FM復調信号処理など、
一定の期間のサンプルホールドを必要とするサンプルホ
ールド回路に関する。
一定の期間のサンプルホールドを必要とするサンプルホ
ールド回路に関する。
(従来の技術) 第3図は従来のサンプルホールド回路の構成を示して
いる。第3図において、1は電源端子、2は接地端子、
3は信号入力端子、4は信号出力端子、5は切り換え信
号入力端子である。第4図は従来のサンプルホールド回
路の各部の波形を示すタイミング図である。
いる。第3図において、1は電源端子、2は接地端子、
3は信号入力端子、4は信号出力端子、5は切り換え信
号入力端子である。第4図は従来のサンプルホールド回
路の各部の波形を示すタイミング図である。
次に上記従来例の動作について説明する。第3図の切
り換え信号入力端子5に第4図に示すQ1,Q4ベース電位
の切り換え信号を入力すると、NPNトランジスタQ2,Q3で
は、OFFからON,ONからOFFでそれぞれ遅延時間があり、
第4図のQ2,Q3に示す電位変化となり、PNPトランジスタ
Q4とNPNトランジスタQ3の電流がONとOFFの不整合が発生
する。第4図において、t1からt2まではPNPトランジス
タQ4がON,NPNトランジスタQ3がOFFであるため、信号出
力端子4の電位が上がる。t2をこえた時点でNPNトラン
ジスタQ3がONとなり、信号出力端子4は信号入力端子3
と同電位になる。また、t3からt4においてはPNPトラン
ジスタQ4はOFF,NPNトランジスタQ3はONであるため、信
号出力端子4の電位は下がり続け、t4においてNPNトラ
ンジスタQ3がOFFとなり信号出力端子4の電位降下がと
まり、t4からt5までは一定電位となる。
り換え信号入力端子5に第4図に示すQ1,Q4ベース電位
の切り換え信号を入力すると、NPNトランジスタQ2,Q3で
は、OFFからON,ONからOFFでそれぞれ遅延時間があり、
第4図のQ2,Q3に示す電位変化となり、PNPトランジスタ
Q4とNPNトランジスタQ3の電流がONとOFFの不整合が発生
する。第4図において、t1からt2まではPNPトランジス
タQ4がON,NPNトランジスタQ3がOFFであるため、信号出
力端子4の電位が上がる。t2をこえた時点でNPNトラン
ジスタQ3がONとなり、信号出力端子4は信号入力端子3
と同電位になる。また、t3からt4においてはPNPトラン
ジスタQ4はOFF,NPNトランジスタQ3はONであるため、信
号出力端子4の電位は下がり続け、t4においてNPNトラ
ンジスタQ3がOFFとなり信号出力端子4の電位降下がと
まり、t4からt5までは一定電位となる。
(発明が解決しようとする課題) 上記から明らかなように、従来のサンプルホールド回
路では、切り換わり時間内にそれぞれ信号出力電位が変
化するという問題点があった。
路では、切り換わり時間内にそれぞれ信号出力電位が変
化するという問題点があった。
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、安
定した信号出力が得られるサンプルホールド回路を提供
することを目的とするものである。
定した信号出力が得られるサンプルホールド回路を提供
することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、PNPトランジス
タのコレクタ電流とNPNトランジスタのコレクタ電流の
不整合をなくすため、従来のサンプルホールド回路に抵
抗および容量を追加したものである。
タのコレクタ電流とNPNトランジスタのコレクタ電流の
不整合をなくすため、従来のサンプルホールド回路に抵
抗および容量を追加したものである。
(作 用) したがって本発明によれば、PNPトランジスタQ1のON,
OFFの間のタイミングから、NPNトランジスタQ3までの間
で発生する遅延時間に相当する時間を、PNPトランジス
タQ1のベースからPNPトランジスタQ4のベースまでに発
生させることにより、NPNトランジスタQ3とPNPトランジ
スタQ4のコレクタ電流の不整合をなくすることができ
る。
OFFの間のタイミングから、NPNトランジスタQ3までの間
で発生する遅延時間に相当する時間を、PNPトランジス
タQ1のベースからPNPトランジスタQ4のベースまでに発
生させることにより、NPNトランジスタQ3とPNPトランジ
スタQ4のコレクタ電流の不整合をなくすることができ
る。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例のサンプルホールド回路を
示している。第1図において、1は電源端子、2は接地
端子、3は信号入力端子、4は信号出力端子、5は切り
換え信号入力端子、Q1,Q4はPNPトランジスタ、Q2,Q3はN
PNトランジスタ、C1,C2は容量、R1は抵抗である。第2
図は本実施例のサンプルホールド回路の各部の波形を示
すタイミング図である。
示している。第1図において、1は電源端子、2は接地
端子、3は信号入力端子、4は信号出力端子、5は切り
換え信号入力端子、Q1,Q4はPNPトランジスタ、Q2,Q3はN
PNトランジスタ、C1,C2は容量、R1は抵抗である。第2
図は本実施例のサンプルホールド回路の各部の波形を示
すタイミング図である。
次に上記実施例の動作について説明する。上記実施例
において、エミッタを電源に接続したPNPトランジスタQ
1のベースに、第2図のQ1ベース電位が示される切り換
え信号を入力すると、PNPトランジスタQ1のコレクタ
が、エミッタを接地したNPNトランジスタQ2およびQ3の
ベースに接続されていることにより、PNPトランジスタQ
1がONするタイミングでNPNトランジスタQ2およびQ3が、
トランジスタの遅延時間のため第2図のQ2,Q3ベース電
位に示すように立ち上がり時間に遅延が発生する。
において、エミッタを電源に接続したPNPトランジスタQ
1のベースに、第2図のQ1ベース電位が示される切り換
え信号を入力すると、PNPトランジスタQ1のコレクタ
が、エミッタを接地したNPNトランジスタQ2およびQ3の
ベースに接続されていることにより、PNPトランジスタQ
1がONするタイミングでNPNトランジスタQ2およびQ3が、
トランジスタの遅延時間のため第2図のQ2,Q3ベース電
位に示すように立ち上がり時間に遅延が発生する。
一方、切り換え信号入力端子5の切り換え信号は、エ
ミッタを電源に接続したPNPトランジスタQ4のベースと
の間に接続された抵抗R1と、PNPトランジスタQ4のベー
スと電源間に接続した容量C2により積分され、遅延時間
が生じ、切り換え信号に対して第2図のQ4ベース電位に
示すような遅延を生じる。
ミッタを電源に接続したPNPトランジスタQ4のベースと
の間に接続された抵抗R1と、PNPトランジスタQ4のベー
スと電源間に接続した容量C2により積分され、遅延時間
が生じ、切り換え信号に対して第2図のQ4ベース電位に
示すような遅延を生じる。
次に、電源・接地間が順方向となるようにそれぞれ直
列接続されたダイオードD1,D3およびD2,D4のうち、ダイ
オードD3,D4のアノードをPNPトランジスタQ4のコレクタ
に接続し、ダイオードD1,D2のカソードをNPNトランジス
タQ3のコレクタに接続する。ダイオードD1のアノードを
信号入力端子3に、ダイオードD2のアノードを信号出力
端子4にそれぞれ接続し、また信号出力端子4には他端
が設地された容量C1の一端を接続する。したがって、第
2図に示すt2からt3の間前記4つのダイオードD1〜D4に
電流が流れるため、信号出力端子4の電位は信号入力端
子3の電位と等しくなる。また、t4からt5の間では、4
つのダイオードD1〜D4に電流が流れないため信号出力端
子4の電位は信号入力端子3の影響を受けず、t4時点の
信号入力端子3の電位を容量C1により保持を続ける。t2
およびt4の時点でNPNトランジスタQ3およびPNPトランジ
スタQ4の電流が切れることにより、信号入力端子3の電
位が一定の時には信号出力端子4に変動が現われず、安
定したサンプルホールドを行うことができる。
列接続されたダイオードD1,D3およびD2,D4のうち、ダイ
オードD3,D4のアノードをPNPトランジスタQ4のコレクタ
に接続し、ダイオードD1,D2のカソードをNPNトランジス
タQ3のコレクタに接続する。ダイオードD1のアノードを
信号入力端子3に、ダイオードD2のアノードを信号出力
端子4にそれぞれ接続し、また信号出力端子4には他端
が設地された容量C1の一端を接続する。したがって、第
2図に示すt2からt3の間前記4つのダイオードD1〜D4に
電流が流れるため、信号出力端子4の電位は信号入力端
子3の電位と等しくなる。また、t4からt5の間では、4
つのダイオードD1〜D4に電流が流れないため信号出力端
子4の電位は信号入力端子3の影響を受けず、t4時点の
信号入力端子3の電位を容量C1により保持を続ける。t2
およびt4の時点でNPNトランジスタQ3およびPNPトランジ
スタQ4の電流が切れることにより、信号入力端子3の電
位が一定の時には信号出力端子4に変動が現われず、安
定したサンプルホールドを行うことができる。
(発明の効果) 本発明は上記実施例から明らかなように、電流ミラー
回路のON,OFF遅延時間をCR時定数を使い補償することに
より、サンプルホールド電流ON,OFFの不整合をなくし、
安定したサンプルホールドを実現する効果を有する。
回路のON,OFF遅延時間をCR時定数を使い補償することに
より、サンプルホールド電流ON,OFFの不整合をなくし、
安定したサンプルホールドを実現する効果を有する。
第1図は本発明の一実施例のサンプルホールド回路図、
第2図は第1図のタイミング図、第3図は従来例のサン
プルホールド回路図、第4図は従来例のタイミング図で
ある。 1……電源端子、2……接地端子、3……信号入力端
子、4……信号出力端子、5……切り換え信号入力端
子、Q1,Q4……PNPトランジスタ、Q2,Q3……NPNトランジ
スタ、D1,D2,D3,D4……ダイオード、C1,C2……容量、R1
……抵抗。
第2図は第1図のタイミング図、第3図は従来例のサン
プルホールド回路図、第4図は従来例のタイミング図で
ある。 1……電源端子、2……接地端子、3……信号入力端
子、4……信号出力端子、5……切り換え信号入力端
子、Q1,Q4……PNPトランジスタ、Q2,Q3……NPNトランジ
スタ、D1,D2,D3,D4……ダイオード、C1,C2……容量、R1
……抵抗。
Claims (1)
- 【請求項1】電源にエミッタを接続した第1のPNPトラ
ンジスタのコレクタを、エミッタを接地した第2のNPN
トランジスタのベースとコレクタに接続し、さらにエミ
ッタを接地した第3のNPNトランジスタのベースに接続
し、前記第3のNPNトランジスタのコレクタを第1,第2
のダイオードのカソードに接続し、前記第1のダイオー
ドのアノードを第3のダイオードのカソードと信号入力
端子に接続し、かつ前記第2のダイオードのアノードを
第4のダイオードのカソードと信号出力端子に接続し、
前記信号出力端子に、他端を接地した第1の容量の一端
を接続し、他方、前記電源にエミッタを接続した第4の
NPNトランジスタのコレクタに前記第3,第4のダイオー
ドのアノードを接続し、前記第1のPNPトランジスタの
ベースと前記第4のPNPトランジスタのベース間に抵抗
を接続し、前記第4のPNPトランジスタのベースと前記
電源との間に第2の容量を接続し、前記第1のPNPトラ
ンジスタのベースを切り換え信号入力端子に接続したこ
とを特徴とするサンプルホールド回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1034930A JP2556742B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | サンプルホールド回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1034930A JP2556742B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | サンプルホールド回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02215223A JPH02215223A (ja) | 1990-08-28 |
JP2556742B2 true JP2556742B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=12427912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1034930A Expired - Fee Related JP2556742B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | サンプルホールド回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556742B2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-16 JP JP1034930A patent/JP2556742B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02215223A (ja) | 1990-08-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |