JP2556700Y2 - 流体振動型流量計 - Google Patents
流体振動型流量計Info
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- JP2556700Y2 JP2556700Y2 JP1531592U JP1531592U JP2556700Y2 JP 2556700 Y2 JP2556700 Y2 JP 2556700Y2 JP 1531592 U JP1531592 U JP 1531592U JP 1531592 U JP1531592 U JP 1531592U JP 2556700 Y2 JP2556700 Y2 JP 2556700Y2
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- flow path
- nozzle
- downstream
- fluid vibration
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は流体振動型流量計の改良
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】流体振動型流量計として、図3に示すフ
ルィディック発振素子1を用いたものが周知である。2
はノズル、3はノズル2の下流に配設したターゲット、
4はノズル2のすぐ下流に設けた拡大流路部で振動発生
室を構成している。そして、ターゲット3はこの振動発
生室内に配置されている。
ルィディック発振素子1を用いたものが周知である。2
はノズル、3はノズル2の下流に配設したターゲット、
4はノズル2のすぐ下流に設けた拡大流路部で振動発生
室を構成している。そして、ターゲット3はこの振動発
生室内に配置されている。
【0003】5は拡大流路部(振動発生室)4の下流に
設けた絞られた出口である。このような、従来の流体振
動型流量計は、ノズル2の左右の幅の中央を通る上下の
軸線に対し、ターゲット3や拡大流路部4が左右対称に
形成され、出口5も同様にノズルを通る上下の軸線に対
し左右対称の位置形状で配設されていた。
設けた絞られた出口である。このような、従来の流体振
動型流量計は、ノズル2の左右の幅の中央を通る上下の
軸線に対し、ターゲット3や拡大流路部4が左右対称に
形成され、出口5も同様にノズルを通る上下の軸線に対
し左右対称の位置形状で配設されていた。
【0004】従って、フルィディック発振素子1の左右
の幅Wの中央に出口5が設けられていた。
の幅Wの中央に出口5が設けられていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この種の流体振動型流
量計を小形のガスメータとして実用化しようとすると、
出口5をメータの幅Wの中央に配置しないで、中央から
右又は左に片寄った位置に設け、メータ設置時の配管の
自由度を得たいという現実的な要求が強い。
量計を小形のガスメータとして実用化しようとすると、
出口5をメータの幅Wの中央に配置しないで、中央から
右又は左に片寄った位置に設け、メータ設置時の配管の
自由度を得たいという現実的な要求が強い。
【0006】ところが、出口5を幅Wの中央から右又は
左に片寄って設けると、流量に対する単位パルスの安定
性がなくなり、例えば図4に示すように、流体の単位体
積当りの流体振動、つまり単位パルスが変動して、流量
の計測誤差が大きくなるという問題点があった。
左に片寄って設けると、流量に対する単位パルスの安定
性がなくなり、例えば図4に示すように、流体の単位体
積当りの流体振動、つまり単位パルスが変動して、流量
の計測誤差が大きくなるという問題点があった。
【0007】そこで、本考案はこのような問題点を解消
できる流体振動型流量計を提供することを目的とする。
できる流体振動型流量計を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の流体振動型流量計は、スリット状のノズル
と、該ノズルの下流噴出側に設けられかつ前記ノズルの
流れ方向の軸線に対象に形成した拡大流路内壁面と、ノ
ズル軸線上で拡大流路内に配置したターゲットを有する
流量計において、拡大流路の下流側に設けられかつ前記
ノズルの軸線に対称に形成された狭い流路と、該狭い流
路の下流に設けた別の拡大流路と、該別の拡大流路の下
流に連通した出口とを具備した。
に、本考案の流体振動型流量計は、スリット状のノズル
と、該ノズルの下流噴出側に設けられかつ前記ノズルの
流れ方向の軸線に対象に形成した拡大流路内壁面と、ノ
ズル軸線上で拡大流路内に配置したターゲットを有する
流量計において、拡大流路の下流側に設けられかつ前記
ノズルの軸線に対称に形成された狭い流路と、該狭い流
路の下流に設けた別の拡大流路と、該別の拡大流路の下
流に連通した出口とを具備した。
【0009】流体振動を発生する素子にフルィディック
発振素子を用いるとガスメータとして好都合である。
発振素子を用いるとガスメータとして好都合である。
【0010】
【作用】拡大流路の下流側に設けられかつノズルの軸線
に対称に形成された狭い流路と、この狭い流路の下流に
設けた別の拡大流路とによる緩衝作用により、出口の位
置がノズルの軸線から片寄っても、流量計測誤差に悪影
響が生じない。
に対称に形成された狭い流路と、この狭い流路の下流に
設けた別の拡大流路とによる緩衝作用により、出口の位
置がノズルの軸線から片寄っても、流量計測誤差に悪影
響が生じない。
【0011】
【実施例】図1において、1は流体振動発生素子として
のフルィディック発振素子で、紙面の直角方向に延びる
スリット状のノズル2と、該ノズル2の下流噴出側に設
けられかつノズル2の流れ方向の軸線Y−Yに対して左
右対称に形成した拡大流路4と、この拡大流路4を囲む
拡大流路内壁面4Aと、ノズル2の軸線Y−Y上で拡大
流路4内に配置したターゲット3とからなる。
のフルィディック発振素子で、紙面の直角方向に延びる
スリット状のノズル2と、該ノズル2の下流噴出側に設
けられかつノズル2の流れ方向の軸線Y−Yに対して左
右対称に形成した拡大流路4と、この拡大流路4を囲む
拡大流路内壁面4Aと、ノズル2の軸線Y−Y上で拡大
流路4内に配置したターゲット3とからなる。
【0012】6は拡大流路4の下流側に設けられかつノ
ズル2の軸線2に対称に形成された狭い流路で、この狭
い流路6に連通して、下流に別の拡大流路7が設けら
れ、更にこの別の拡大通路7の下流には出口5が連通配
置されている。
ズル2の軸線2に対称に形成された狭い流路で、この狭
い流路6に連通して、下流に別の拡大流路7が設けら
れ、更にこの別の拡大通路7の下流には出口5が連通配
置されている。
【0013】なお、周知のように、ターゲット3の両側
の流体振動の差圧を検出して電気信号に変換する差圧セ
ンサと、この差圧センサの電気信号から積算流量を演算
する演算回路と、積算したガス使用量を表示する液晶表
示器が設けられていて、ガスメータを構成しているが、
これらの周知部分は図示されていない。
の流体振動の差圧を検出して電気信号に変換する差圧セ
ンサと、この差圧センサの電気信号から積算流量を演算
する演算回路と、積算したガス使用量を表示する液晶表
示器が設けられていて、ガスメータを構成しているが、
これらの周知部分は図示されていない。
【0014】図1に示すように出口5はノズル2の軸線
Y−Yに対し対称に配置されておらず、片寄っている
が、この実施例で、流量を変化させて単位パルスを計測
したところ、図2のように、従来技術に比較して非常に
安定した単位パルスを示した。
Y−Yに対し対称に配置されておらず、片寄っている
が、この実施例で、流量を変化させて単位パルスを計測
したところ、図2のように、従来技術に比較して非常に
安定した単位パルスを示した。
【0015】なお上記実施例で、拡大流路4,7、拡大
流路内壁4A、及び狭い流路6をノズル2の軸線Y−Y
に対して左右対称に設けたと説明しているが、この表現
は図1の断面図における表現であって、厳密には、図1
の軸線Y−Yを含み紙面に直角な平面に対して、それぞ
れ、左右対称に形成されている。
流路内壁4A、及び狭い流路6をノズル2の軸線Y−Y
に対して左右対称に設けたと説明しているが、この表現
は図1の断面図における表現であって、厳密には、図1
の軸線Y−Yを含み紙面に直角な平面に対して、それぞ
れ、左右対称に形成されている。
【0016】
【考案の効果】本考案の流体振動型流量計は、上述のよ
うに構成されているので、出口の位置を片寄って配置し
ても、流量計測誤差に与える悪影響が少ないため、流量
計の取付の自由度が増し、外形デザインの面でも自由度
が増す。
うに構成されているので、出口の位置を片寄って配置し
ても、流量計測誤差に与える悪影響が少ないため、流量
計の取付の自由度が増し、外形デザインの面でも自由度
が増す。
【0017】又、フルィディック発振素子を用いること
で、正確、小型化が特に要求されるガスメータとして有
効である。
で、正確、小型化が特に要求されるガスメータとして有
効である。
【図1】 本考案の実施例の要部縦断正面図。
【図2】 本考案の実施例の単位パルスの線図。
【図3】 従来技術の一部破断斜視図。
【図4】 流量計の単位パルスの線図。
1 フルィディック発振素子 2 ノズル 3 ターゲット 4 拡大流路 4A 拡大流路内壁面 5 出口 6 狭い流路 7 別の拡大流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−276411(JP,A) 特開 昭60−188817(JP,A) 特開 平4−62427(JP,A) 特開 昭57−66313(JP,A) 実開 昭61−12021(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 スリット状のノズルと、該ノズルの下流
噴出側に設けられかつ前記ノズルの流れ方向の軸線に対
象に形成した拡大流路内壁面と、ノズル軸線上で拡大流
路内に配置したターゲットを有する流量計において、拡
大流路の下流側に設けられかつ前記ノズルの軸線に対称
に形成された狭い流路と、該狭い流路の下流に設けた別
の拡大流路と、該別の拡大流路の下流に連通した出口と
を具備した流体振動型流量計。 - 【請求項2】 流体振動を発生する素子がフルィディッ
ク発振素子であって、かつ流量計がガスメータである請
求項1の流体振動流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1531592U JP2556700Y2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 流体振動型流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1531592U JP2556700Y2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 流体振動型流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577723U JPH0577723U (ja) | 1993-10-22 |
JP2556700Y2 true JP2556700Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=11885353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1531592U Expired - Fee Related JP2556700Y2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 流体振動型流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556700Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP1531592U patent/JP2556700Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0577723U (ja) | 1993-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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