JP2556567B2 - ガラス板の製造装置 - Google Patents

ガラス板の製造装置

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JP2556567B2
JP2556567B2 JP63303016A JP30301688A JP2556567B2 JP 2556567 B2 JP2556567 B2 JP 2556567B2 JP 63303016 A JP63303016 A JP 63303016A JP 30301688 A JP30301688 A JP 30301688A JP 2556567 B2 JP2556567 B2 JP 2556567B2
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glass
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chamber
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伸広 前田
文彦 佐川
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Hoya Corp
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Hoya Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
    • C03B17/06Forming glass sheets
    • C03B17/064Forming glass sheets by the overflow downdraw fusion process; Isopipes therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラス板の製造装置に係わり、特に垂直方
向下方へガラス板を引き抜くガラス板の製造装置に関す
る。
〔従来の技術〕
ガラス板を製造する方法として、ガラス板を垂直方向
下方へ引き抜くダウンドロー式の製造方法が知られてい
る(例えば特開昭60−11235公報参照)。この場合、溶
融ガラスを、断面がくさび状成形体の両側面に沿って流
下させ、成形体の下端部で合流させ、そして冷却しなが
ら下方へ引抜くことによってガラス板の製造を行う。
前記成形体は、耐火レンガ製炉壁によって取囲まれた
炉室内の上側に配置され、そして前記炉室内下側の前記
成形体の下方は、成形後のガラス板を冷却する冷却雰囲
気となっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記方式によるガラス板製造方法の場合、炉室内の上
側の成形体付近の成形雰囲気は、溶融ガラスが成形体に
沿って均一な厚さで流れるように比較的に高温に保つ必
要がある。また、下側の冷却雰囲気の温度は、成形され
たガラス板をできるだけ早く冷却するように比較的に低
い値に設定する必要がある。なぜなら、もしそうしない
と、成形後もガラスの低粘性状態が続き、ガラスの表面
張力の作用により、成形されたガラスが幅方向に収縮す
るからである。
しかし、従来のガラス製造装置の場合には上述のよう
に、一つ炉室内に存在する成形雰囲気と冷却雰囲気の温
度を別々に最適に制御することは極めて困難である。従
って、溶融ガラスの厚さ、ひいてはガラス板の厚さが均
一にならず、また幅方向の収縮が発生する。
更に、炉室外部からの温度の低い空気の流入や冷却雰
囲気内の空気の温度差により、炉室内には一般に、対流
が発生するが、この対流が成形雰囲気まで達して、成形
体に沿って流下する溶融ガラスの温度を不均一にし、ガ
ラス板に肉厚ムラを発生する。
本発明は、上記問題点乃至欠点を除去するためになさ
れたものであり、その目的は、製造されるガラス板の厚
さを均一にし、幅方向の収縮を少なくし、そして個々の
ガラス板の肉厚ムラを抑えることができるガラス板の製
造装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、炉室を形成する
炉壁と、該炉室内の上側に配置された、溶融ガラスを板
状に形成するための、断面がほぼくさび状の形成体とを
備え、該板状ガラスを冷却しながら下方へ引き抜くガラ
ス板の製造装置において、成形体のすぐ下に、炉室を上
室と下室に分離するほぼ水平な隔壁を配置したことを特
徴としている。
この隔壁がガラス板の両側に、水平方向に移動可能に
配置され、互いに向き合った隔壁の先端部がガラス板に
接近していることが望ましい。
〔作用〕
成形体のすぐ下に配置された隔壁はガラス板の成形雰
囲気と冷却雰囲気を分離し、両雰囲気が相互に影響し合
わないようにすること、および両雰囲気を個別的に最適
に温度制御することを可能にする。
〔実施例〕
次に、図に示した実施例に基づいて本発明を詳細に説
明する。
図はガラス板製造装置の縦断面を概略的に示してい
る。図において、1は耐火レンガからなる炉壁、2は断
面がほぼくさび状の成形体である。図示の成形体2は溶
融ガラス3を収容する凹部2aを有するいわゆるフィーデ
ィングセルと称されるものであるが、他の種類のもの
(例えば実開昭62−21034公報記載のもの)を用いても
よい。成形体2の凹部2aには、図の前後方向に水平に配
置された図示していない溶融ガラス供給管が接続されて
いる。この溶融ガラス供給管から凹部2aに供給された溶
融ガラス3は凹部2aの上側のスリット状の開口から溢
れ、成形体2の両側面に沿って流下し、成形体2の下端
部で合流する。合流した溶融ガラス3は冷却されてガラ
ス板3′となり、回転駆動される対をなした引張りロー
ラ4によって下方へ引き抜かれる。なお、溶融ガラス3
またはガラス板3′の温度を制御するために、図示して
いない加熱装置、水冷板等が炉壁1内の適宜位置に設け
られている。
成形体2のすぐ下には、断熱性に優れた隔壁5a,5bが
水平に配置され、この隔壁5a,5bによって、炉壁1で取
り囲まれた炉室は上下の二つの室6a,6bに分離されてい
る。隔壁5a,5bは手動でまたは適当な操作装置によって
矢印で示すように水平方向に移動可能であり、この水平
移動により、隔壁5a,5bはガラス板3′の両側からガラ
ス板3′にできるだけ接近するように配置されている。
なお、隔壁5a,5bの先端部の形状は、ガラス板3′の肉
厚分布に与える影響が大きいので、幅方向(図において
前後方向)において充分に平滑性を持つことが要求され
る。隔壁5a,5bの材質として断熱性の良いもの、例えば
セラミックファイバ製板が使用される。
成形体2のすぐ下に配置された前記隔壁5a,5bはガラ
ス板3′の成形雰囲気(上室6a)と冷却雰囲気(下室6
b)を分離し、両雰囲気が相互に影響し合わないように
すると共に、両雰囲気の個別的で最適な温度制御を可能
にする。
従って、成形雰囲気6aを高温に温度制御し、冷却雰囲
気6bを定温に温度制御することができるので、溶融ガラ
ス3が成形体2に沿って均一な厚さで流れ、ガラス体
3′の厚さが均一になると共に、成形されたガラス板
3′が冷却雰囲気6b内で早く冷却固化し、表面張力によ
る幅方向の収縮を抑えることができる。
更に、炉室外部から温度の低い空気の流入、冷却雰囲
気内の空気の温度差等により、冷却雰囲気6b内に、対流
が発生しても、この対流は前記隔壁5a,5bによってほと
んど遮られ、成形雰囲気6aにほとんど影響を与えない。
従って、対流によって溶融ガラス3に温度差が生じるこ
とが少ないので、粘性が均一に保たれ、溶融ガラス3の
良好な流動状態が保持され、よって個々のガラス板3′
の肉厚ムラを抑えることができる。
上記のガラス板製造装置を用いて、成形体2の下端よ
り30mm下方に、厚み25mmのセラミックスファイバ製隔壁
5a,5bを設置したところ、ガラス板3′の最大成形幅
は、従来の場合の320mmから400mmに拡大し、幅方向両端
の肉厚“耳”を除く均一な肉厚部の幅は、従来の200mm
から300mmに拡大した。なお、隔壁の材質は、耐火レン
ガ、耐火断熱レンガ等でもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、隔壁を成形体のすぐ
下に配置してガラス板の成形雰囲気と冷却雰囲気を分離
するようにしたので、両雰囲気が相互に影響し合わない
ようにすることができ、かつ両雰囲気の温度を個別的に
最適に制御することができる。従って、ガラス板の均一
な肉厚部の幅を拡げることができ、製造されるガラス板
のすべての厚さを均一にし、そして個々のガラス板の肉
厚ムラを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】 図は本発明の実施例によるガラス板製造装置の概略縦断
面図である。 1……炉壁、2……成形体、2a……凹部、3……溶融ガ
ラス、3′……ガラス板、4……引張りローラ、5a,5b
……隔壁、6a……上室(成形雰囲気)、6b……下室(成
形雰囲気)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉室を形成する炉壁と、該炉室内の上側に
    配置された、溶融ガラスを板状に形成するための、断面
    がほぼくさび状の形成体とを備え、該板状ガラスを冷却
    しながら下方へ引き抜くガラス板の製造装置において、 成形体のすぐ下の、炉室を上室と下室に分離するほぼ水
    平な隔壁を配置したことを特徴とするガラス板の製造装
    置。
  2. 【請求項2】隔壁がガラス板の両側に、水平方向に移動
    可能に配置され、互いに向き合った隔壁の先端部がガラ
    ス板に接近していることを特徴とする、請求項1記載の
    ガラス板の製造装置。
JP63303016A 1988-11-30 1988-11-30 ガラス板の製造装置 Expired - Lifetime JP2556567B2 (ja)

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