JP2556427B2 - 建築用ハニカムパネルおよびその製造方法 - Google Patents

建築用ハニカムパネルおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2556427B2
JP2556427B2 JP4315501A JP31550192A JP2556427B2 JP 2556427 B2 JP2556427 B2 JP 2556427B2 JP 4315501 A JP4315501 A JP 4315501A JP 31550192 A JP31550192 A JP 31550192A JP 2556427 B2 JP2556427 B2 JP 2556427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
plate
back plate
honeycomb
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4315501A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0693682A (ja
Inventor
雅彦 奥野
庄司 白句
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pilot Corp
Original Assignee
Pilot Pen Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pilot Pen Co Ltd filed Critical Pilot Pen Co Ltd
Priority to JP4315501A priority Critical patent/JP2556427B2/ja
Publication of JPH0693682A publication Critical patent/JPH0693682A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2556427B2 publication Critical patent/JP2556427B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウムからなる
ハニカムコアの表裏両面に、表面板と裏面板を固着して
作成する、建築用ハニカムパネルおよびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、航空機の構造材として主に使用さ
れていたアルミハニカムが、近来、高層建築が増えるに
つれて、その超軽量であるにもかかわらず高強度、高剛
性である特性により、高層建築を中心に建築材として使
用されてきている。
【0003】しかし、このハニカム建築材は、ハニカム
コアの両面に表板と裏板を接着材等で圧着固定して形成
したものであるため、構造材として使用するには問題は
なかったが、天井や壁等の表面パネルとして使用すると
きは、その形状に限界があり、特に底片と側片、および
を内方への折り返し片からなる箱型状のパネルには使用
できなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来、不可
能だった天井や壁用の折り返し片付き箱型状パネルに対
し、アルミハニカムを適用できるような建築用ハニカム
パネルおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明者は、建築用ハニカムパネルを、アルミニウムよ
りなるハニカムコアの表裏両面に表面板と裏面板を接着
剤で固着してなる建築用ハニカムパネルにおいて、表面
板は底片、側片、および、内方への折り返し片で箱型状
をなし、ハニカムコアおよび裏面板は、その外周縁を折
り返し片の端縁内より大きくし、かつ複数個に平行に分
割してあって、表面板内にハニカムコアと裏面板を互い
の分割線を交叉させて挿入し、折り返し片の下面と裏板
間に間隙を有して、表面板、ハニカムコア、裏面板をそ
れぞれ固着したことを特徴とする構成とし、また、その
製造方法を、表面板を底片、側片、および内方への折り
返し片で箱型状に形成し、アルミニウムよりなり外周縁
が折り返し片の端縁内より大きくしたハニカムコアと裏
板を、複数個に平行に分割した後、箱型状の表面板内に
互いの分割線を交叉させ、かつ各部材間に接着剤を塗布
して順次挿入し積層し、折り返し片の下面と裏板間に間
隙を有して、表面板の底片と裏面板をプレスで圧着して
パネルに形成してなる構成とした。
【0006】
【作用】本発明は以上の構成により、薄肉で折り返し片
を有する箱型状の表面板に、分割したアルミコアと裏板
を分割線を互いに交叉させ、かつ各部材間に接着剤を塗
布して挿入しプレスで圧着すると、薄肉の箱型状表面板
であっても、ハニカムコアの固着により強度や剛性がか
なり高くなり、なおかつ、超軽量のハニカム箱型状パネ
ルが得られる。ここで、ハニカムコアと裏板は分割して
いるため表面板の側片間際まで挿入でき、かつ、その分
割線を交叉しているためプレス圧着による接着効果が端
縁部まで有効となり、各周縁まで剛性の高いパネルが得
られる。
【0007】また、折り返し片の下面と裏板間に間隙を
設けてあるので、折り返し片付き箱型状パネルを図3の
ように取付け金具10の下片を挿入させて天井野縁に保持
できるので、目地材を必要とせず、かつ、ビス等の見え
ない奥行きのある立体的な目地が可能となる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面によって説明する。図
1は本発明の1実施例の1部を破断した斜視図、図2は
同実施例で表面板、ハニカムコア、裏板をプレスで圧着
する工程を示す縦断面図、図3は同実施例のパネルを下
地材に取付けた状態を示す縦断面図である。
【0009】ハニカムパネル1は、表面板2、アルミニ
ウムよりなるハニカムコア3、および、裏板4で構成す
る。薄肉のアルミ板材よりなる表面板2は、底板5、底
板5の四辺を上方へ折り曲げた側片6、および側片6の
端縁部を内方へ折り曲げた折り返し片7で箱型状に形成
する。ハニカムコア3および裏板4は、その外周縁が折
り返し片7の端縁内より大きく、かつ側片6内より小さ
く、2部品3,4を合わせた高さが側片6の高さより低
くして、表面板2内に挿入可能な大きさとし、さらに、
2部材3,4ともほぼ平行な分割線3’,4’で3分割
してある。なお、ハニカムコア3と裏板4は、表面板2
内に挿入し底片5に積層したとき、折り返し片6の下面
と裏板4との間に間隙Sが形成できる寸法としてある。
【0010】建築用パネル1を製造するには、前述のよ
うにアルミの薄板を折り曲げて箱型状とした表面板2内
に、3分割したハニカムコア3および裏板4を、互いの
分割線3’,4’を交叉させ、かつ各部材2,3,4間
に接着材を塗布して順次挿入し積層する。この状態で、
ハニカムコア3および裏板4の周縁部は折り返し片7の
下方に位置し、折り返し片7の下面と裏板4との間には
間隙Sを形成する。次に、このハニカムコア3と裏板4
を挿入した表板2を、下方のプレ−ト8に底片5を載せ
てプレス9で裏板4を押圧する。プレス9は折り返し片
7の端縁内より僅かに小さい外周を有する。
【0011】ここで、ハニカムコア3と裏板4は3分割
されているが、分割線3’,4’が互いに交叉して接着
材を介して圧着されているので、各分割部分は縦横両方
向で強固に固着される。また、折り返し片7の下方に位
置する周縁部分は、プレス9の直接の押圧はないが分割
部分が交叉しているため、間接的に縦横の押圧力が働き
接着材で全体的に強固に固定される。
【0012】こうして形成された箱型状のハニカムパネ
ル1は、パネル材としての強度を十分にもたない薄い箱
型状の表面板2であっても、ハニカムコア3や裏板4に
よって、肉厚が十分に厚い箱型パネルよりもかなり高い
強度および剛性を有するようになり、かつ重量もかなり
軽いものとなる。
【0013】このハニカムパネル1を天井面や壁面に取
付けるには、下地材10の外面両側に隣接するハニカムパ
ネル1,1の折り返し片7,7を当接し、空間S内にコ
字状の取付金具11の下片12を挿入して折り返し片7の下
面に当てるとともに、取付金具11の上片13にねじ嵌合し
たボルト14を下地材10に圧接することにより、折り返し
片7と下地材10を取付金具11で挟持して、ハニカムパネ
ル1を下地材10に取付ける。また、このハニカムパネル
1の両側片6と下地材10の下面でビスのない奥行きのあ
る目地が形成できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の構成により、従来不可能
だった天井面や壁面様で折り返し片付きの箱型状パネル
に対し、アルミハニカムパネルが適用できるようになっ
た。したがって、高強度、高剛性でありながら超軽量で
あるハニカムパネルを、ビスなしの奥行きのある目地を
形成する箱状パネルに使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の1部を破断した斜視図であ
る。
【図2】同実施例で表面板、ハニカムコア、裏板をプレ
スで圧着する工程を示す縦断面図である。
【図3】同実施例のパネルを下地材に取付けた状態を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ハニカムパネル 2 表面板 3 ハニカムコア 4 裏板 5 底片 6 側片 7 折り返し片 9 プレス 10 下地材 11 取付金具 12 下片 S 間隙

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウムよりなるハニカムコアの表裏
    両面に表面板と裏面板を接着剤で固着してなる建築用ハ
    ニカムパネルにおいて、表面板は底片、側片、および、
    内方への折り返し片で箱型状をなし、ハニカムコアおよ
    び裏面板は、その外周縁を折り返し片の端縁内より大き
    くし、かつ複数個に平行に分割してあって、表面板内に
    ハニカムコアと裏面板を互いの分割線を交叉させて挿入
    し、折り返し片の下面と裏板間に間隙を有して、表面
    板、ハニカムコア、裏面板をそれぞれ固着したことを特
    徴とする建築用ハニカムパネル。
  2. 【請求項2】表面板を底片、側片、および内方への折り
    返し片で箱型状に形成し、アルミニウムよりなり外周縁
    が折り返し片の端縁内より大きくしたハニカムコアと裏
    板を、複数個に平行に分割した後、箱型状の表面板内に
    互いの分割線を交叉させ、かつ各部材間に接着剤を塗布
    して順次挿入し積層し、折り返し片の下面と裏板間に間
    隙を有して、表面板の底片と裏面板をプレスで圧着して
    パネルに形成してなる、建築用ハニカムパネルの製造方
    法。
JP4315501A 1992-09-11 1992-09-11 建築用ハニカムパネルおよびその製造方法 Expired - Lifetime JP2556427B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4315501A JP2556427B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 建築用ハニカムパネルおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4315501A JP2556427B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 建築用ハニカムパネルおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0693682A JPH0693682A (ja) 1994-04-05
JP2556427B2 true JP2556427B2 (ja) 1996-11-20

Family

ID=18066121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4315501A Expired - Lifetime JP2556427B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 建築用ハニカムパネルおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2556427B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5210505B2 (ja) * 2006-07-12 2013-06-12 横浜ゴム株式会社 防音特性を備えたハニカムサンドイッチパネル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0693682A (ja) 1994-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4704837A (en) Wall construction
US1925453A (en) Sound absorbing structure
GB2224293A (en) Demountable wall or ceiling structure.
JP2556427B2 (ja) 建築用ハニカムパネルおよびその製造方法
EP0475486A1 (en) Sound-damping cover and method for manufacturing same
CN211231177U (zh) 吊顶用指接板
CN218479366U (zh) 一种点挂复合幕墙板
JP6807731B2 (ja) 棚板の固定構造および棚板の施工方法
CN115450358A (zh) 一种点挂复合幕墙板及安装方法
TWI769621B (zh) H型骨架構造
JP2022520979A (ja) 建物間柱、このような建物間柱を備える壁構造体、及び壁構造体を形成するための方法
KR101794982B1 (ko) 조립식 패널 제조 방법
JP3099052B2 (ja) 間仕切パネルの骨組と、それを使用する間仕切パネル
JP2000297474A (ja) 壁用パネル
KR200351207Y1 (ko) 건축용 샌드위치 패널
JP3201687B2 (ja) 枠材の製造方法、及び枠組構造物の製造方法
JPS6118118Y2 (ja)
JP3069469B2 (ja) 框及びその製造方法
JPH0596271U (ja) 複合パネルの取付け構造
JPS6114940A (ja) サンドイツチパネル
WO2023221281A1 (zh) 保温装饰一体板及其构成的保温墙面
JPH0115831Y2 (ja)
JPS627467Y2 (ja)
JPH066557Y2 (ja) 電磁波シールドパネル構造体
JPH0762386B2 (ja) パネル取付構造