JP2556398Y2 - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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JP2556398Y2
JP2556398Y2 JP1991050039U JP5003991U JP2556398Y2 JP 2556398 Y2 JP2556398 Y2 JP 2556398Y2 JP 1991050039 U JP1991050039 U JP 1991050039U JP 5003991 U JP5003991 U JP 5003991U JP 2556398 Y2 JP2556398 Y2 JP 2556398Y2
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JP
Japan
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case
heat
unit
heat radiating
housed
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JP1991050039U
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English (en)
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JPH054570U (ja
Inventor
敏雄 木村
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電気機器に関するもので
あり、詳しくは、ケ―ス内部に発熱部を有する回路ブロ
ックが着脱可能に取り付けられる発熱部を有する電気機
器の放熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば工業用の記録計は、内器を引出可
能にケ―スに収容するように構成されている。そして、
内器に電源を供給する電源ブロックは、内器と分離可能
にケ―スに取り付けられたものがある。このような記録
計は計装パネルに取り付けられることが多いが、計装パ
ネルの奥行き寸法を短くして計装パネル全体を小型にす
る傾向が強い。ところが、ケ―スを含む記録計の奥行き
寸法は、ケ―スに収容される内器の発熱量を考慮した場
合、ケ―スで一定の放熱面積を確保するために、ある程
度の長さが必要になる。そこで、記録計の奥行き寸法
(ケ―ス容量)を小さくする方法として、 ケ―スに放熱用の穴を多数設け、対流により外部に熱
を拡散させる 放熱用ファンを取付けるなどが考えられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、の構造にし
た場合には、ケ―スの内部に埃やゴミが大量に入ること
になり、記録計の設置環境によっては製品の信頼性を損
う場合がある。また、の構造にした場合には、設置環
境によっては記録計にとって有害なガスなどが強制的に
内部に取込まれることになり、現状の工業用記録計では
ほとんど採用されていない。
【0004】本考案は、このような問題点に着目したも
のであり、その目的は、比較的小型の構造でありながら
内部の温度上昇を効果的に抑制できる電気機器を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本考案は、発熱部を有する内器を出し入れ可能に収容
するケース内部に、内器を収容した状態で内器に電源を
供給するように構成され発熱部を有する回路ブロックが
着脱可能に取り付けられる電気機器において、これら内
器および回路ブロックの発熱部にはそれぞれに個別の
熱部材が直接結合され、前記ケースには内器を収容した
状態でこれら放熱部材の一部が嵌め合い外部に突出する
ように複数の穴が設けられたことを特徴とする。
【0006】
【作用】内部の発熱による温度は、ケースから突出する
放熱部材を介して外部に効率よく拡散される。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に
説明する。図1,図2はそれぞれ本考案の一実施例の構
成説明図であって、工業用サ―ボペン記録計の例を示し
たものであり、図1は内器をケ―スに収容した状態を示
し、図2は内器をケ―スから引き出した状態を示してい
る。図において、2点鎖線で表した1は記録計の内器、
2は内器1を出し入れ可能に収容するケ―ス、3はケ―
ス2が取り付けられるパネルである。4はペン駆動モ―
タおよびモ―タドライバを含むサ―ボユニットよりなる
内器1の主要発熱部であり、放熱部材5が直接結合され
ている。ケ―ス2の背面には、内器1を収容した状態で
放熱部材5の一部を外部に露出させる穴6が設けられて
おり、その内周には放熱部材5との間の隙間を塞いで防
塵構造にするための弾性部材よりなるシ―ル部材7が取
り付けられている。8はケ―ス2の内部に着脱可能に取
り付けられ内器1に電源を供給する電源ユニットよりな
る発熱部であり、この発熱部8にも放熱部材9が直接結
合されている。そして、ケ―ス2の背面には、この放熱
部材9の一部を外部に露出させる穴10が設けられてお
り、その内周には放熱部材9との間の隙間を塞いで防塵
構造にするための弾性部材よりなるシ―ル部材11が取
り付けられている。
【0008】一般に、サ―ボペン記録計の消費電力は、
ペン駆動モ―タおよびモ―タドライバよりなるサ―ボユ
ニットが大半を占めている。特に、流量などの変動の多
い記録を行う場合にはペンサ―ボが不平衡になるので、
最も発熱量が大きくなる。これに伴って、内器1に電源
を供給する電源ユニット8の発熱量も大きくなってケ―
ス2内部の温度はさらに上昇することになる。そこで、
本考案では、電源ユニット8の後方に放熱部材9を直接
取付けて熱抵抗を極力小さくし、電源ユニット8での発
熱を放熱部材9に移して冷却するようにしている。
【0009】また、サ―ボユニット4の後方にも放熱部
材5を直接取付けて熱抵抗を極力小さくし、サ―ボユニ
ット4での発熱を放熱部材5に移して冷却するようにし
ている。
【0010】そして、電源ユニット8の後方に取り付け
られた放熱部材9は、内器1の位置とは無関係に常にケ
―ス2の背面に設けられている穴10から突出するよう
に形成されている。なお、放熱部材9と穴10の隙間は
シ―ル部材11で気密的に塞がれていて、ゴミや埃がケ
―ス2の内部に侵入するのを防いでいる。電源ユニット
8の保守や交換は、放熱部材9と一体化されたものとし
て行う。
【0011】また、サ―ボユニット4の後方に取り付け
られた放熱部材5は、内器1をケ―ス2に収容した状態
では、図1に示すように、ケ―ス2の背面に設けられて
いる穴6から突出するように形成されている。これら放
熱部材5と穴6の隙間もシ―ル部材7で気密的に塞がれ
ていて、ゴミや埃がケ―ス2の内部に侵入するのを防い
でいる。内器1の保守や校正にあたっては、図2に示す
ように放熱部材5とともにケ―ス2の前面から引出す。
【0012】このように構成することにより、放熱部材
9がケ―ス2から突出して外気にさらされることから良
好な放熱効果が得られ、結果として、従来よりもケ―ス
の奥行き寸法を短くしても内部温度の上昇を十分抑制で
き、ケ―ス2の徹底的な小形化が可能になる。放熱部材
5についても放熱部材9と同様の放熱効果が得られる。
また、防塵ケ―ス構造にできるので、ケ―スに放熱用の
穴を設ける場合に比べて使用環境の条件をかなり緩和で
きる。さらに、ケ―ス2の小型化および放熱用の多数の
穴加工工程の省略により、コストダウンも図れる。
【0013】なお、上記実施例では、内器1をケ―ス2
の前面から引き出す構造を説明したが、内器1をケ―ス
2の開口部にヒンジ止めしてスイングさせる構造にも適
用可能である。また、実施例ではサ―ボペン記録計につ
いて説明したが、工業用計器以外の各種の電気機器の放
熱機構としても利用可能である。また、発熱部を有する
回路ブロックは電源に限るものではなく、パワ―アンプ
ブロックなどでもよい。
【0014】以上説明したように、本考案によれば、
熱部材の一部を穴に嵌め合わせて外部に突出させている
ので突出長さ分に応じて外気と触れ合う表面積を広くで
きることになり、比較的小型の構造でありながら内部の
温度上昇を効果的に抑制でき、十分な放熱効果が得られ
る電気機器が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成説明図であり、内器を
ケ―スに収容した状態を示している。
【図2】本考案の一実施例の構成説明図であり、内器を
ケ―スから引き出した状態を示している。
【符号の説明】
1 内器 2 ケ―ス 3 パネル 4,8 発熱部 5,9 放熱部材 6,10 穴 7,11 シ―ル部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱部を有する内器を出し入れ可能に収容
    するケース内部に、内器を収容した状態で内器に電源を
    供給するように構成され発熱部を有する回路ブロックが
    着脱可能に取り付けられる電気機器において、これら内器および 回路ブロックの発熱部にはそれぞれに
    個別の放熱部材が直接結合され、 前記ケースには内器を収容した状態でこれら放熱部材の
    一部が嵌め合い外部に突出するように複数の穴が設けら
    れたことを特徴とする電気機器。
JP1991050039U 1991-06-28 1991-06-28 電気機器 Expired - Lifetime JP2556398Y2 (ja)

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JPH054570U JPH054570U (ja) 1993-01-22
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JPH0292939U (ja) * 1989-01-12 1990-07-24

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