JP2556105Y2 - 複式筆記具 - Google Patents
複式筆記具Info
- Publication number
- JP2556105Y2 JP2556105Y2 JP1991013668U JP1366891U JP2556105Y2 JP 2556105 Y2 JP2556105 Y2 JP 2556105Y2 JP 1991013668 U JP1991013668 U JP 1991013668U JP 1366891 U JP1366891 U JP 1366891U JP 2556105 Y2 JP2556105 Y2 JP 2556105Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- writing
- cursive
- fixed
- press
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、軸の両端にそれぞれ筆
記部を備えた複式筆記具に関する。
記部を備えた複式筆記具に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の筆記具では、部品数をできるだ
け減らしてコストを下げる場合に、一方の筆記体のみ圧
入部材を用いて固着し、他方の筆記体はその尾端を反対
側の筆記体の尾端に当接させるだけで支持する構造が採
られていた。このような構造は、尾端が当接されただけ
の筆記体にとって、筆圧を受けた場合にぐらついて固定
が不安定であるという弊害があった。また、軸に対して
筆記体を組み付ける場合も、両方の筆記体を別々に行な
う必要があるので面倒であった。
け減らしてコストを下げる場合に、一方の筆記体のみ圧
入部材を用いて固着し、他方の筆記体はその尾端を反対
側の筆記体の尾端に当接させるだけで支持する構造が採
られていた。このような構造は、尾端が当接されただけ
の筆記体にとって、筆圧を受けた場合にぐらついて固定
が不安定であるという弊害があった。また、軸に対して
筆記体を組み付ける場合も、両方の筆記体を別々に行な
う必要があるので面倒であった。
【０００３】また、従来、実開昭５４−４１３３１号公
報に開示されたように、両側のリフィールの後端部を一
つの尾栓で繋ぎ、且つその尾栓を軸の内面に接触して固
定するようにしたボールペンが考案されている。 しかし
ながら、このような構造のものは、尾栓が軸の内面に接
触するだけなので固定が不安定であることに変わりな
く、又、筆記体が直列配置になるので正逆２本しか固定
できず、しかもそれら筆記体の軸長を短縮しなければな
らないので インク量が減少して筆記寿命が短かくなると
いう弊害がある。また、尾栓は気密性に問題があるの
で、両側の筆記体にシール性が要求されるサインペンや
水性ボールペン等の筆記体を使用できないという不満が
ある。
報に開示されたように、両側のリフィールの後端部を一
つの尾栓で繋ぎ、且つその尾栓を軸の内面に接触して固
定するようにしたボールペンが考案されている。 しかし
ながら、このような構造のものは、尾栓が軸の内面に接
触するだけなので固定が不安定であることに変わりな
く、又、筆記体が直列配置になるので正逆２本しか固定
できず、しかもそれら筆記体の軸長を短縮しなければな
らないので インク量が減少して筆記寿命が短かくなると
いう弊害がある。また、尾栓は気密性に問題があるの
で、両側の筆記体にシール性が要求されるサインペンや
水性ボールペン等の筆記体を使用できないという不満が
ある。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、組立
が容易で、それぞれの筆記体を堅固に且つ安定的に固定
でき、又、２本以上の筆記体を固定でき、しかも、それ
ぞれの筆記体の軸長が制限されず、さらに、少なくとも
片側にはシール性の要求される筆記体も使用できる複式
筆記具の提供を目的とする。
が容易で、それぞれの筆記体を堅固に且つ安定的に固定
でき、又、２本以上の筆記体を固定でき、しかも、それ
ぞれの筆記体の軸長が制限されず、さらに、少なくとも
片側にはシール性の要求される筆記体も使用できる複式
筆記具の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の複式筆記具は、軸の両端にそれぞれ筆記部
を備えるように複数の筆記体を軸の内部に逆向きに収納
した複式筆記具において、一方の筆記体のペン芯７を保
持するペン芯固定軸１０に軸１の一方の開口端に圧入す
る圧入筒部１３と同圧入筒部１３を軸１に係止させる係
止突起１４から成る固定部２を設けると共に、その一方
の筆記体のペン芯固定軸１０に同じく他方の逆向きの筆
記体の後端部と嵌着する固定部３を一体的に設けたこと
を特徴とするものである。
に、本考案の複式筆記具は、軸の両端にそれぞれ筆記部
を備えるように複数の筆記体を軸の内部に逆向きに収納
した複式筆記具において、一方の筆記体のペン芯７を保
持するペン芯固定軸１０に軸１の一方の開口端に圧入す
る圧入筒部１３と同圧入筒部１３を軸１に係止させる係
止突起１４から成る固定部２を設けると共に、その一方
の筆記体のペン芯固定軸１０に同じく他方の逆向きの筆
記体の後端部と嵌着する固定部３を一体的に設けたこと
を特徴とするものである。
【０００６】
【作用】一方の筆記体は固定部２によって軸１に固定で
き、他方の筆記体は固定部３によって反対側の筆記体に
固定できるので、両側の筆記体とも堅固であり、筆圧を
受けてもぐらつくようなことはない。また、他方の筆記
体を固定部３によって一方の筆記体に予め固定し、それ
からその一方の筆記体を軸１に固定すれば軸１に対する
組付けを別々に行なう煩が省けることになる。
き、他方の筆記体は固定部３によって反対側の筆記体に
固定できるので、両側の筆記体とも堅固であり、筆圧を
受けてもぐらつくようなことはない。また、他方の筆記
体を固定部３によって一方の筆記体に予め固定し、それ
からその一方の筆記体を軸１に固定すれば軸１に対する
組付けを別々に行なう煩が省けることになる。
【０００７】
【実施例】図示した実施例について以下に詳説する。本
実施例は、軸１の内部に筆記体として一つのマーカー４
と、二本のボールペン５，６を逆向きに収納して、マー
カー４の筆記部である繊維製ペン芯７の先端部を軸１の
一端に突出させ、ボールペン５，６の筆記部８，９を軸
１の他端に突出したものである。
実施例は、軸１の内部に筆記体として一つのマーカー４
と、二本のボールペン５，６を逆向きに収納して、マー
カー４の筆記部である繊維製ペン芯７の先端部を軸１の
一端に突出させ、ボールペン５，６の筆記部８，９を軸
１の他端に突出したものである。
【０００８】そして、マーカー４は、上記のペン芯７
と、ペン芯固定軸１０と、インク吸蔵体１１と、インク
吸蔵体カバー１２とから構成され、そのペン芯固定軸１
０に軸１に対する固定部２として、圧入筒部１３と当該
圧入筒部１３に係止突起１４とを設け、また、ペン芯固
定軸１０の後端面においてインク吸蔵体カバー１２を挟
んだ両側位置にそれぞれ、ボールペン５，６の固定部３
として、ボールペンチューブ１５，１６の後端開口部に
圧入する凸部１７，１８を設けている。
と、ペン芯固定軸１０と、インク吸蔵体１１と、インク
吸蔵体カバー１２とから構成され、そのペン芯固定軸１
０に軸１に対する固定部２として、圧入筒部１３と当該
圧入筒部１３に係止突起１４とを設け、また、ペン芯固
定軸１０の後端面においてインク吸蔵体カバー１２を挟
んだ両側位置にそれぞれ、ボールペン５，６の固定部３
として、ボールペンチューブ１５，１６の後端開口部に
圧入する凸部１７，１８を設けている。
【０００９】尚、上記の固定部２と、固定部３の構造は
勿論上記のものに限定されるものではなく自由である。
例えば、固定部３としては凸部１７，１８の代わりにボ
ールペンチューブ１５，１６の後端部を逆に圧入可能な
凹部を設けることも可能である。
勿論上記のものに限定されるものではなく自由である。
例えば、固定部３としては凸部１７，１８の代わりにボ
ールペンチューブ１５，１６の後端部を逆に圧入可能な
凹部を設けることも可能である。
【００１０】軸１の一端には上記のマーカー４における
ペン芯固定軸１０に設けた係止突起１４と係合する係止
突起１９が設けられ、また軸１の両端にはそれぞれキャ
ップ２０，２１が着脱自在となっている。
ペン芯固定軸１０に設けた係止突起１４と係合する係止
突起１９が設けられ、また軸１の両端にはそれぞれキャ
ップ２０，２１が着脱自在となっている。
【００１１】軸１に対するボールペン５，６とマーカー
４の組付けは以下の手順で行なう。まず、マーカー４に
おけるペン芯固定軸１０の凸部１７，１８を２本のボー
ルペン５，６のそれぞれのボールペンチューブ１５，１
６の後端開口部に圧入して予めマーカー４とボールペン
５，６とを一体化する。次に、ボールペン５，６を先に
して軸１の内部に挿入し、ボールペン５，６の先端部を
軸１の他端に一体的に形成した口金部２２，２３に嵌合
させてから、マーカー４のペン芯固定軸１０における圧
入筒部１３を軸１の一端に圧入して、係止突起１４を係
止突起１９と係合させる。以上により組付けは終了す
る。
４の組付けは以下の手順で行なう。まず、マーカー４に
おけるペン芯固定軸１０の凸部１７，１８を２本のボー
ルペン５，６のそれぞれのボールペンチューブ１５，１
６の後端開口部に圧入して予めマーカー４とボールペン
５，６とを一体化する。次に、ボールペン５，６を先に
して軸１の内部に挿入し、ボールペン５，６の先端部を
軸１の他端に一体的に形成した口金部２２，２３に嵌合
させてから、マーカー４のペン芯固定軸１０における圧
入筒部１３を軸１の一端に圧入して、係止突起１４を係
止突起１９と係合させる。以上により組付けは終了す
る。
【００１２】
【考案の効果】本考案は以上の通りであり、両側の筆記
体を堅固に固定して筆記時のぐらつきを確実に防止でき
ると共に、軸に対する各筆記体の組付けを一度に行って
組付けを簡単にできる。また、筆記体を直列ではなく並
列的に配置できるので２本以上の筆記体を固定すること
ができ、しかも各筆記体の軸長を短縮する必要がなく、
インク貯蔵部を短くして筆記寿命が縮むという弊害がな
い。また、一方の筆記体はそのペン芯固定軸に設けた固
定部によって軸に固定することにより、その筆記体の後
端部に気密性の良くない尾栓などを嵌着して固定する必
要がないので、その一方の筆記体には後端部を完全に密
閉したサインペンや水性ボールペン等の筆記体も使用可
能となる。
体を堅固に固定して筆記時のぐらつきを確実に防止でき
ると共に、軸に対する各筆記体の組付けを一度に行って
組付けを簡単にできる。また、筆記体を直列ではなく並
列的に配置できるので２本以上の筆記体を固定すること
ができ、しかも各筆記体の軸長を短縮する必要がなく、
インク貯蔵部を短くして筆記寿命が縮むという弊害がな
い。また、一方の筆記体はそのペン芯固定軸に設けた固
定部によって軸に固定することにより、その筆記体の後
端部に気密性の良くない尾栓などを嵌着して固定する必
要がないので、その一方の筆記体には後端部を完全に密
閉したサインペンや水性ボールペン等の筆記体も使用可
能となる。
【図１】実施例を示す断面図である。
１ 軸 ２ 固定部 ３ 固定部 ４ マーカー ５ ボールペン ６ ボールペン ７ ペン芯 ８ 筆記部 ９ 筆記部 １０ ペン芯固定軸 １１ インク吸蔵体 １２ インク吸蔵体カバー １３ 圧入筒部 １４ 係止突起 １５ ボールペンチューブ １６ ボールペンチューブ １７ 凸部 １８ 凸部 １９ 係止突起 ２０ キャップ ２１ キャップ ２２ 口金部 ２３ 口金部
Claims (1)
- 【請求項１】 軸の両端にそれぞれ筆記部を備えるよう
に複数の筆記体を軸の内部に逆向きに収納した複式筆記
具において、一方の筆記体のペン芯７を保持するペン芯
固定軸１０に軸１の一方の開口端に圧入する圧入筒部１
３と同圧入筒部１３を軸１に係止させる係止突起１４か
ら成る固定部２を設けると共に、その一方の筆記体のペ
ン芯固定軸１０に同じく他方の逆向きの筆記体の後端部
と嵌着する固定部３を一体的に設けたことを特徴とする
複式筆記具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991013668U JP2556105Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 複式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991013668U JP2556105Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 複式筆記具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04102889U JPH04102889U (ja) | 1992-09-04 |
| JP2556105Y2 true JP2556105Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=31748181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991013668U Expired - Lifetime JP2556105Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 複式筆記具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2556105Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200468556Y1 (ko) * | 2013-03-14 | 2013-08-21 | 염선영 | 형광펜을 갖는 2색 볼펜 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2611459C3 (de) * | 1976-03-18 | 1978-09-21 | Dr. Johannes Heidenhain Gmbh, 8225 Traunreut | Längenmeßeinrichtung |
-
1991
- 1991-02-18 JP JP1991013668U patent/JP2556105Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04102889U (ja) | 1992-09-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970527 |