JP2555815B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2555815B2
JP2555815B2 JP3273223A JP27322391A JP2555815B2 JP 2555815 B2 JP2555815 B2 JP 2555815B2 JP 3273223 A JP3273223 A JP 3273223A JP 27322391 A JP27322391 A JP 27322391A JP 2555815 B2 JP2555815 B2 JP 2555815B2
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balls
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正博 竹内
芳生 若菜
誠 田結
英勝 竹内
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Takeya Co Ltd
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Takeya Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打球の入賞に基づいて
所定個数の景品玉を排出する景品玉排出装置と、該景品
玉排出装置から排出された景品玉を貯留し且つその貯留
された景品玉を打球として発射位置に供給する上皿と、
該上皿に貯留された景品玉が満杯となって溢れた景品玉
を貯留する下皿と、を備えたパチンコ機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技客が獲得した景品玉は、景品
玉と景品とを交換する景品交換場に設けられる玉返却装
置に返却されるものが一般的であった。このような玉返
却装置にあっては、景品交換場からパチンコ島台に玉を
返却する還元装置や各パチンコ島台間で還元された玉を
均等化させる均等化装置を必要とし、その施工や維持に
手間がかかるという欠点があり、これを解決するために
本出願人は、先に特願平2−271480号で各パチン
コ機に対応して玉返却装置を個々に設けたもの(以下、
先行技術という)を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た先行技術においては、玉返却装置をパチンコ機と全く
別に形成して、パチンコ機の下皿の下方であってパチン
コ島台のカウンター台に設置する構成であったため、そ
の設置するための作業が面倒であると共に、返却する景
品玉を下皿から落下せしめるという余分な操作をしなけ
ればならないという欠点があった。本発明は、上記した
問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、獲得した景品玉を返却するための装置をパチンコ機
と別に設置する必要がなく且つ最小限の操作で景品玉を
返却することができるパチンコ機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、打球の入賞に基づいて所定
個数の景品玉を排出する景品玉排出装置と、該景品玉排
出装置から排出された景品玉を貯留し且つその貯留され
た景品玉を打球として発射位置に供給する上皿と、該上
皿に貯留された景品玉が満杯となって溢れた景品玉を貯
留する下皿と、を備えたパチンコ機において、前記下皿
を、その貯留部と前記パチンコ機を列設するパチンコ島
台の内部とを連絡する連絡通路と該連絡通路を通って返
却された玉を計数する玉計数器とを備えた玉返却装置と
して構成し、前記下皿には、その操作に基づいて前記玉
計数器によって計数された返却玉数の範囲内で前記景品
玉排出装置を駆動して予め定めた数の玉を戻す玉戻スイ
ッチを設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】景品玉排出装置から排出された景品玉は、上皿
に貯留されると共に再度打球として供給される。そし
て、排出された景品玉によって上皿が満杯となったとき
に溢れた景品玉が下皿の貯留部に流出される。下皿の貯
留部に流出した景品玉は、連絡通路を通ってパチンコ島
台の内部に返却される。そして、この返却される過程に
おいて、返却玉は、玉計数器によって計数されて記憶さ
れる。このように、本発明においては、玉返却装置がパ
チンコ機の下皿に形成されているので、玉返却装置をパ
チンコ島台に設置する面倒な作業をしなくても良いばか
りでなく、下皿から玉返却装置への景品玉の移動操作を
しなくても良い。また、下皿に玉戻スイッチが設けられ
ているので、その玉戻スイッチを操作することにより、
上記計数記憶された範囲内の予め定めた玉数が景品玉排
出装置から直接パチンコ機に戻される。このため、遊技
客は、新たに硬貨を投入して貸玉を借り受けなくても、
再度当該パチンコ機で遊技を継続することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、実施例に係るパチンコ機と該パチ
ンコ機が列設されるパチンコ島台との関係について図7
を参照して説明する。図7は、内部を省略したパチンコ
島台1の部分斜視図である。図において、パチンコ島台
1には、長手方向に沿って多数のパチンコ機10が背向
列設され、そのパチンコ機10の下方に側方に突出する
カウンター台2が設けられている。
【0007】ところで、上記したパチンコ島台1の内部
には、図示しないが、その下部に貯蔵タンクが設けられ
ている。貯蔵タンクは、各パチンコ機10から排出され
る使用済玉や後述する玉返却装置としての下皿16から
返却された返却玉を貯蔵するものであり、原則的には、
当該パチンコ島台1に列設されるパチンコ機10で使用
されるに充分な玉を貯蔵できるようになっている。な
お、これも図示しないが、下皿16の後述する返却口2
2とパチンコ島台1の内部とは、連絡通路によって接続
され、該連絡通路の途中に玉計数器30(図示しない、
ただし、図5の回路図に表示)が設けられている。
【0008】パチンコ島台1に列設されるパチンコ機1
0は、周知のように、遊技盤11の前面をガラス扉12
に設けられるガラスに覆われ、そのガラス扉12の下方
に設けられる前面板13の表面に上皿14と下皿16と
が止着されている。また、下皿16の側方の前面板13
には、打球の弾発力を調節する操作ハンドル15も設け
られている。なお、図示の前面板13は、パチンコ機1
0の前面に固着されているが、これを上皿14と下皿1
6とがそれぞれ固着される2つの前面板に分割し、少な
くとも上皿14が固着される前面板を開閉自在となるよ
うに設計しても良い。
【0009】前記した上皿14及び下皿16の詳細な構
成について、図1を参照して説明する。図1は、パチン
コ機10の下方部分を示す部分斜視図である。図におい
て、上皿14は、その上流端に形成された景品玉流出口
18から入賞に基づいて排出された景品玉が流出して景
品玉を貯留する貯留部17が形成されている。この貯留
部17は、貯留された景品玉を打球として供給するため
に、その下流側に向うにしたがって景品玉を1列に整列
させて流下させると共に、その流下端が打球の発射位置
に臨むようになっている。また、上皿14の下流部に
は、上皿14に貯留されている景品玉を下皿16に流出
させるときに操作する玉抜ボタン19が設けられてい
る。なお、後述するように、上皿14には、入賞に基づ
いて排出された景品玉だけでなく、玉貸・玉戻ボタン2
6a〜26cが操作されたときに流出する貸玉や戻玉も
貯留されるようになっている。
【0010】前記下皿16は、前記上皿14が景品玉で
満杯となってそれ以上の景品玉が排出されたときに溢れ
た余剰の景品玉が貯留される貯留部20を有するもの
で、その後面に開設された余剰景品玉流出口21から余
剰景品玉が流出するものである。また、下皿16は、本
実施例の要部を構成すべく玉返却装置をも兼用してい
る。即ち、下皿16の貯留部20の後方下部側面には、
返却口22が開設され、該返却口22が前記したように
玉計数器30を備えた連絡通路(図示しない)を介して
パチンコ島台1内部の貯蔵タンクと接続されている。ま
た、貯留部20の底面は、返却口22に向けて下り傾斜
するように形成されている。したがって、余剰景品玉流
出口21から貯留部20に流出した景品玉は、その底面
を流下して返却口22に流入し、連絡通路を介してパチ
ンコ島台1の内部に返却される。そして、その返却され
る過程において、玉計数器30によって検出計数され、
その計数値が後述するように記憶されるようになってい
る。なお、図示の返却口22は、常に開放しているもの
を示したが、返却口22を開閉する開閉弁を設け、該開
閉弁を遊技者の操作によって任意に開閉できるようにし
ても良い。
【0011】また、下皿16には、上記した玉返却装置
に関連した構成部材が形成されている。即ち、貯留部2
0の一方に位置する隆起部には、カード25を挿入する
カード投入口24が形成され、その上部に玉貸・玉戻ボ
タン26a〜26cが設けられており、貯留部20の他
方に位置する隆起部には、レシート34(図3参照)を
排出するレシート排出口27が形成され、その上部に精
算ボタン28及び残金・玉数表示器29が設けられてい
る。なお、カード投入口24が形成される隆起部とレシ
ート排出口27が形成される隆起部との間の貯留部20
の前面は、貯留部20の内部が透視できるように透視カ
バー23が設けられている。これにより貯留部20に余
剰景品玉が残留していないか否かが容易に分かる。
【0012】まず、カード投入口24に挿入されるカー
ド25には、遊技者が遊技するために借り受ける貸玉に
係る金額情報が記録されており、遊技者が予め購入する
プリペイドカードである。また、カード投入口24は、
隆起部内に設けられるカード装置32(図示しない、た
だし、図5の回路図に符号のみ表示)の一部を構成する
ものであり、そのカード装置32には、カード25が挿
入されたことを検出する投入センサ33(図示しない、
ただし、図6のブロック図に符号のみ表示)を有すると
共に、カード25に記録された情報を読み出し且つ再記
録するデータ読出記録装置やカード25を取り込んだり
排出したりするカード搬送装置等を含んでいる。なお、
貸玉をカードで購入しない形式のパチンコ機、又はカー
ド装置が別体としてパチンコ機の側方に設けられている
ものにあっては、このカード装置32は、必要でなく、
下皿16に設けなくても良い。
【0013】また、玉貸・玉戻ボタン26a〜26c
は、カード装置32にカード25が挿入されているとき
(貸玉モード)に操作することにより、カード25に記
録された玉貸情報の範囲内で予め定めた数の貸玉を得る
ことができ、一方、下皿16からパチンコ島台1の内部
に返却された玉が記憶されているとき(玉戻モード)に
操作することにより、記憶された返却玉数の範囲内で予
め定めた数の戻玉を得ることができる。これらの貸玉及
び戻玉の排出は、後述する景品玉排出装置40によって
行われる。なお、カード25が挿入され且つ返却記憶が
あるときに玉貸・玉戻ボタン26a〜26cを操作した
ときには、貸玉モードが優先するように設計されてい
る。もちろん、いずれのモードを優先させるように設計
しても良い。また、3つある玉貸・玉戻ボタン26a〜
26cは、それぞれ排出される玉数が異なるように設定
され、玉貸・玉戻のいずれの場合にも、例えば、ボタン
26aが操作されたときには、25個の玉が排出され、
ボタン26bが操作されたときには、50個の玉が排出
され、ボタン26cが操作されたときには、75個の玉
が排出される。
【0014】次に、他方の隆起部に形成されるレシート
排出口27は、その隆起部に内蔵されるプリンタ31
(図示しない、ただし、図6のブロック図に符号を表
示)の一部を構成するもので、遊技終了時に精算ボタン
28を操作したときに、記憶された返却玉数を印字した
レシート34を送り出すものである。また、残金・玉数
表示器29は、カード投入時にカード25に記録された
残額を表示すると共に、パチンコ島台1の内部に取り込
まれ記憶された返却玉数を表示するもので、4桁の7セ
グメントLEDで構成されている。なお、上記した精算
ボタン28、玉貸・玉戻ボタン26a〜26cは、共に
スイッチ形式となっており、以下、精算スイッチ、玉戻
スイッチ等と言い換えたりする場合がある。
【0015】パチンコ機10の正面構造は、概ね上記し
た構成を有するものであるが、パチンコ機10の裏面に
は、図5に示す景品玉排出装置40が設けられている。
この景品玉排出装置40は、図示しない景品玉タンクか
ら流出する景品玉を最終的に1列に整列させる景品玉誘
導樋45の末端部に設けられ、該景品玉誘導樋45の末
端に臨むスプロケット42と、該スプロケット42と歯
車機構43を介して連結され且つその回転を制御するス
テッピングモータ41と、前記スプロケット42を通過
した玉を検出する排出玉検出器44とから構成されてい
る。
【0016】上記した構成を有する景品玉排出装置40
の作用について説明すると、景品玉誘導樋45を1列に
整列して流下する玉は、スプロケット42の位置で先頭
の玉が停止した状態となっている。そのような状態で排
出指令信号が導出されたときには、ステッピングモータ
41がONしてスプロケット42の回転を許容し、玉を
下方に流下させる。そして、その流下する玉は、排出玉
検出器44によって検出された後、上皿14に排出され
る。排出玉検出器44によって検出された玉数が排出指
令信号の種類に応じて決められた個数となったときに
は、ステッピングモータ41がOFFとされてスプロケ
ット42の回転を停止し、玉の流下を停止させる。な
お、図示しないが、パチンコ機10の裏面には、上記し
た景品玉排出装置40以外に、発生した入賞玉を検出す
る入賞玉検出器46(図5の回路図に表示)が設けら
れ、該入賞玉検出器46の入賞信号に基づいて景品玉排
出装置40が駆動される。
【0017】このように景品玉排出装置40は、排出指
令信号の種類に応じて所定数の玉を排出することができ
るようになっているが、本実施例においては、排出指令
信号が7種類導出されるようになっている。具体的に
は、前記入賞玉検出器46がONしたときには、景品玉
排出指令信号が導出され、それによって所定個数(例え
ば、15個)の玉が景品玉として排出される。また、前
記した貸玉モード時に玉貸・玉戻ボタン26a〜26c
のいずれかが操作されたときには、種類の異なる貸玉排
出指令信号が導出され、それによって所定個数(例え
ば、25個、50個、75個)の玉が貸玉としてそれぞ
れ排出される。また、前記した玉戻モード時に玉貸・玉
戻ボタン26a〜26cのいずれかが操作されたときに
は、種類の異なる戻玉排出指令信号が導出され、それに
よって所定個数(例えば、25個、50個、75個)の
玉が戻玉としてそれぞれ排出される。ただし、貸玉及び
戻玉が排出される前提として、カード25に所定個数の
貸玉に対応する以上の金額情報が残っていることが必要
であり、又は下皿16に上記した所定個数の戻玉以上の
返却玉が取り込まれていることが必要である。
【0018】以上、玉返却装置としての下皿16及び景
品玉排出装置40を備えたパチンコ機10の構成につい
て説明したが、この下皿16及び景品玉排出装置40
は、図5に示すように、下皿16内に設けられる制御回
路基板50によってその動作を制御される。制御回路基
板50は、図6に示すように、制御回路51、演算回路
52、入力回路53、及び出力回路54を含んで構成さ
れる。そして、入力回路53には、玉貸・玉戻ボタン2
6a〜26c、精算ボタン28、玉計数器30(カウン
トセンサ1と表示)、排出玉検出器44(カウントセン
サ2と表示)、及び入賞玉検出器46(カウントセンサ
3と表示)が接続され、それぞれの入力信号に応じて演
算回路52や制御回路51によって各種の演算及び制御
が実行され、その実行結果によって出力回路54を介し
て残金・玉数表示器29(残金/玉数表示部と表示)、
プリンタ31、及びステッピングモータ41(モーター
と表示)が駆動制御される。更に、制御回路基板50に
は、カード装置32に関連するデータ回路55、タイマ
ー回路56、及び搬送出力回路57を含んでいる。
【0019】上記した制御回路基板50の制御回路によ
って制御される動作について説明すると、遊技者がカー
ド投入口24にカード25を挿入すると、投入センサ3
3が作用してカード25をカード装置32内に取り込
み、カード25に記録された金額情報を読み込むと同時
にデータ回路55の出力により残金・玉数表示器29に
カード25内の残金が表示される。その状態で、玉貸・
玉戻ボタン26a〜26cのいずれかを操作することに
より、その操作されたボタンによって排出される貸玉に
対応する残金があることを前提として、ステッピングモ
ータ41がONしてスプロケット42が回転して玉を流
下させ、上皿14に貸玉として排出する。しかして、排
出玉検出器44(カウントセンサ2)がスプロケット4
2を通過した玉を所定個数検出したときには、ステッピ
ングモータ41がOFFとなってスプロケット42の回
転を停止し、玉の排出が停止される。この動作によって
貸玉指令に基づく所定個数の貸玉の排出動作が終了す
る。なお、貸玉の排出動作が終了すると、制御回路51
からデータ回路55に減算信号が導出されて、その信号
に基づいてカード25に記録された金額情報が書き改め
られる。また、カード25投入時から一定時間が経過す
るとタイマー回路56が作動して搬送出力回路57が駆
動され、それによってカード装置32に取り込まれてい
たカード25がカード投入口24から自動的に返却され
る。
【0020】上記したように、貸玉が上皿14に貸し出
された状態で遊技客が操作ハンドル15を操作すると、
上皿14に貯留された貸玉が打球として供給されて遊技
盤11上に発射される。しかして、発射された打球が遊
技盤11の入賞口や入賞装置に入賞すると、入賞玉検出
器46(カウントセンサ3)から入賞信号が発せられ
る。すると、ステッピングモータ41がONされてスプ
ロケット42が回転して玉を流下させ、上皿14に景品
玉として排出する。しかして、排出玉検出器44がスプ
ロケット42を通過した玉を所定個数(例えば、15
個)検出したときには、ステッピングモータ41がOF
Fとなってスプロケット42の回転を停止し、玉の排出
が停止される。この動作によって入賞に基づく所定個数
の景品玉の排出動作が終了する。
【0021】上記した動作を繰り返すことにより、入賞
に基づく景品玉の払出動作が行われ、その結果多量の景
品玉で上皿14が満杯となったときには、それ以上の余
剰の景品玉は、溢れて下皿16の貯留部20に流出す
る。そして、貯留部20に流出した余剰景品玉は、図2
に示すように、返却口22に流入して連絡通路を通りパ
チンコ島台1内部の貯蔵タンクに返却される。そして、
このとき返却玉が玉計数器30(カウントセンサ1)に
よって計数され、その計数値が制御回路51内の記憶領
域に記憶されると共に、その記憶値が残金・玉数表示器
29に表示される。
【0022】このように、上皿14から溢れた余剰景品
玉は、下皿16から自動的に返却玉としてパチンコ島台
1の内部に返却されるので、遊技に集中していてもなん
ら問題が生じない。また、すべての景品玉を返却した時
点で精算ボタン28を操作することにより、図3に示す
ように、プリンタ31のレシート排出口27から返却玉
数を印字したレシート34が排出されると共に、返却玉
の記憶値がクリアされる。
【0023】また、精算ボタン28を操作する前に、再
度当該パチンコ機10で遊技をしたいときには、玉貸・
玉戻ボタン26a〜26cのいずれかを操作すれば良
い。具体的には、例えば、玉貸・玉戻ボタン26aを操
作することにより、図4に示すように、ステッピングモ
ータ41がONしてスプロケット42が回転して玉を流
下させ、上皿14に戻玉として排出する。しかして、排
出玉検出器44がスプロケット42を通過した玉を所定
個数(例えば、25個)検出したときには、ステッピン
グモータ41がOFFとなってスプロケット42の回転
を停止し、玉の排出が停止される。この動作によって戻
し指令に基づく所定個数の戻玉の排出動作が終了する。
以下、同様に玉貸・玉戻ボタン26bを操作することに
より、所定個数(例えば、50個)の戻玉が排出され、
玉貸・玉戻ボタン26cを操作することにより、所定個
数(例えば、75個)の戻玉が排出される。ただし、戻
玉が排出される前提として、下皿16において、上記し
た所定個数の戻玉以上の返却玉が取り込まれていること
が必要である。
【0024】このように、本実施例においては、景品玉
排出装置40から排出された景品玉で上皿14が満杯と
なって下皿16の貯留部20に流出した景品玉が、連絡
通路を通ってパチンコ島台1の内部に返却され、その返
却される過程において、玉計数器30によって計数記憶
されるように構成されているので、玉返却装置がパチン
コ機10の下皿16に形成されていることになり、玉返
却装置をパチンコ島台1に設置する面倒な作業をしなく
ても良いばかりでなく、下皿16から玉返却装置への景
品玉の移動操作をしなくても良い。また、下皿16に玉
貸・玉戻ボタン26a〜26cが設けられているので、
その玉貸・玉戻ボタン26a〜26cを操作することに
より、上記計数記憶された範囲内の玉数が景品玉排出装
置40から直接パチンコ機10に戻される。このため、
遊技客は、新たに硬貨を投入して貸玉を借り受けなくて
も、再度当該パチンコ機10で遊技を継続することがで
きる。
【0025】なお、上記した実施例においては、下皿1
6に流出した余剰景品玉をすべて返却する構造のものを
示したが、図8及び図9に示すように、返却口22の直
前の底面に玉抜口36を形成し、下皿16の側方に設け
られる玉抜ボタン35を操作したときに、玉抜口36を
開放させ、下皿16に流出した余剰景品玉を優先的に玉
抜口36から落下させてカウンター台2に載置される玉
箱3に移し替えるように構成しても良い。このように構
成することにより、遊技者が返却又は移し替えを任意に
選択することができる。
【0026】また、以上の実施例においては、玉貸・玉
戻ボタン26a〜26cを3つ設けたものを示したが、
玉貸・玉戻ボタンの数及びその操作によって戻される戻
玉の数は、任意に設定すれば良い。また、下皿16の構
造としても必ずしもプリンタ31を一体的に設ける必要
はない。また、上記した実施例においては、玉貸と玉戻
とを同一のボタンで行うようにしたが、それぞれの動作
に対応したボタンを別々に設けたものでも良い。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、パチンコ機の下皿に流出した景
品玉は、連絡通路を通ってパチンコ島台の内部に返却さ
れる過程において玉計数器によって計数記憶されるよう
に構成されているので、玉返却装置がパチンコ機の下皿
に形成されていることとなり、玉返却装置をパチンコ島
台に設置する面倒な作業をしなくても良いばかりでな
く、下皿から玉返却装置への景品玉の移動操作をしなく
ても良い。また、下皿に玉戻スイッチが設けられている
ので、遊技客がその玉戻スイッチを操作することによ
り、上記計数記憶された範囲内の予め定めた玉数が景品
玉排出装置から直接パチンコ機に戻されるように構成さ
れているため、遊技客は、新たに硬貨を投入して貸玉を
借り受けなくても、再度当該パチンコ機で遊技を継続す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ機の下方部分の構成を示
す部分斜視図である。
【図2】パチンコ機に設けられる下皿に景品玉が返却さ
れる様子を示すパチンコ機の部分斜視図である。
【図3】下皿に設けられるプリンタの作用を示すパチン
コ機の部分斜視図である。
【図4】下皿に設けられる玉貸・玉戻ボタンの作用を示
すパチンコ機の部分斜視図である。
【図5】下皿及び景品玉排出装置の動作を制御する制御
回路基板と電気部品との関係を示す配線図である。
【図6】図5の制御回路基板に形成される制御回路のブ
ロック図である。
【図7】内部を省略したパチンコ島台の部分斜視図であ
る。
【図8】他の実施例に係る下皿を備えたパチンコ機の部
分斜視図である。
【図9】図8に示す下皿の作用を示すパチンコ機の部分
斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ島台 10 パチンコ機 14 上皿 16 下皿 20 貯留部 22 返却口 26a〜26c 玉貸・玉戻ボタン(玉戻スイッチ) 30 玉計数器 40 景品玉排出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−60676(JP,A) 特開 昭62−270186(JP,A) 実開 昭62−45084(JP,U) 実公 昭55−14373(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打球の入賞に基づいて所定個数の景品玉
    を排出する景品玉排出装置と、該景品玉排出装置から排
    出された景品玉を貯留し且つその貯留された景品玉を打
    球として発射位置に供給する上皿と、該上皿に貯留され
    た景品玉が満杯となって溢れた景品玉を貯留する下皿
    と、を備えたパチンコ機において、 前記下皿、その貯留部と前記パチンコ機を列設するパ
    チンコ島台の内部とを連絡する連絡通路と該連絡通路を
    通って返却された玉を計数する玉計数器とを備えた玉返
    却装置として構成し、 前記下皿には、その操作に基づいて前記玉計数器によっ
    て計数された返却玉数の範囲内で前記景品玉排出装置を
    駆動して予め定めた数の玉を戻す玉戻スイッチを設けた
    ことを特徴とするパチンコ機。
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