JP2555663Y2 - ヒールマツトの取付構造 - Google Patents

ヒールマツトの取付構造

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JP2555663Y2
JP2555663Y2 JP1992077205U JP7720592U JP2555663Y2 JP 2555663 Y2 JP2555663 Y2 JP 2555663Y2 JP 1992077205 U JP1992077205 U JP 1992077205U JP 7720592 U JP7720592 U JP 7720592U JP 2555663 Y2 JP2555663 Y2 JP 2555663Y2
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heel
heel mat
mat
floor carpet
pile layer
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JP1992077205U
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JPH0633733U (ja
Inventor
隆 錦野
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車等の車両の床に敷
設されるフロアカーペットにヒールマットを取付ける構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように自動車床敷用のフロア
カーペット(1) の運転席側には、フロアカーペット(1)
の摩耗防止のためにヒールマット(2) が取付けられてい
る。このようなヒールマット(2) をフロアカーペット
(1) に取付けるには、従来図7に示すようにヒールマッ
ト(2) の裏面周縁より10mm程度内側にビード状にホッ
トメルト接着剤(3) を塗布し、図8に示すように該ヒー
ルマット(2) をフロアカーペット(1) の所定位置にプレ
ス(4) の上型(4A)と下型(4B)間で押圧することによって
接着した構成が提供されている(実公昭63−2697
6号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構造にあって
はヒールマット(2) をフロアカーペット(1) に圧着する
際、ホットメルト接着剤(3) がフロアカーペット(1) の
パイル層(1A)の根部にまで流動し、それによってヒール
マット(2) は強固にフロアカーペット(1) に接着されか
つヒールマット(2) とフロアカーペット(1) との間が密
閉されてゴミ等が侵入しないようになっている。
【0004】しかしながら、最近ではフロアカーペット
(1) の高級化にともないパイル層(1A)の密度および長さ
が増加する傾向にある。このように高密度で長いパイル
層(1A)を有するフロアカーペット(1) にあっては、図9
に示すようにヒールマット(2) のホットメルト接着剤
(3) がパイル層(1A)の根部にまで流動しにくゝなって間
隙Sが形成され、ヒールマット(2) が浮いた状態となっ
てヒールマット(2) のフロアカーペット(1) に対する接
着強度が低下し、かつヒールマット(2) とフロアカーペ
ット(1) との間が密閉されずゴミ等が侵入するおそれが
ある。
【0005】 高密度で長いパイル層(1A)を有するフロ
アカーペット(1) の場合でも、ヒールマット(2) のホッ
トメルト接着剤(3) の塗布量を増加すればパイル層(1A)
の根部までホットメルト接着剤(3) を流動させることが
出来るが、この場合は図10に示すようにホットメルト
接着剤(3) がヒールマット(2) の周囲からはみ出して
ーペット表面を汚染し、外観を悪化させて高級感を損ね
るが、それを防止するためにホットメルト接着剤(3) を
ヒールマット(2) の周縁から10mm以上内側に塗布すれ
ばヒールマット(2) の周縁がめくれ上がると云う問題点
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の課題
を解決するための手段として、フロアカーペット(1)の
所定個所のパイル層(1A)を溶融またはカットすることに
よって形成した取付凹部(1B)にヒールマット(2) を接着
剤(3) によって接着したヒールマットの取付構造を提供
するものである。
【0007】
【作用】 本考案ではフロアカーペット(1) の所定個所
において、パイル層(1A)を溶融またはカットして取付凹
部(1B)を形成し、該取付凹部(1B)に接着剤(3) によって
ヒールマット(2) を接着する。したがってパイル層(1A)
が高密度でかつ長い場合でも、接着剤(3) は塗布量を増
やすことなくフロアカーペット(1) の底部にまで達する
ことが出来、ヒールマット(2) の接着強度 が向上しかつ
ヒールマット(2) の周縁のカーペット表面が接着剤で汚
染され ない
【0008】
【実施例】本考案を図1〜図5に示す一実施例によって
説明すれば、フロアカーペット(1) はパイル層(1A)を有
し、例えばポリプロピレン繊維、低融点ポリエステル繊
維のような熱溶融性繊維を材料としている。
【0009】該フロアカーペット(1) は図1に示すよう
に所定個所、例えば図6に示す運転席側において、加熱
治具(5) を当接されてパイル層(1A)を溶融し、図2に示
すように溝状の取付凹部(1B)を形成する。該加熱治具
(5) の温度は該パイル層(1A)の繊維の溶融点よりも10
℃程度高くしておくことが望ましく、また該取付凹部(1
B)の巾は通常10〜15mm程度とする。更に加熱治具
(5) の押圧面(5A)にはエンボスを付して取付凹部(1B)面
に微細凹凸を形成させアンカー効果による接着強度の向
上を図ることが望ましい。
【0010】一方図3に示すようにヒールマット(2) の
裏面周縁より10mm程度内側にホットメルト接着剤(3)
をアプリケーター(6) によってビード状に塗布し、該接
着剤(3) が軟化状態を維持している間に、該ヒールマッ
ト(2) を該フロアカーペット(1) の所定個所に載置し、
図4に示すようにプレス(4) の上型(4A)と下型(4B)との
間で押圧し、該ヒールマット(2) を該フロアカーペット
(1) に圧着する。
【0011】この際、図5に示すようにカーペット(1)
の取付凹部(1B)はヒールマット(2)裏面に塗布されてい
るホットメルト接着剤(3) と位置的に対応し、該ホット
メルト接着剤(3) は該カーペット(1) の取付凹部(1B)の
底部にまで容易に達して固化するので、ホットメルト接
着剤(3) の塗布量を増やす必要なくして強力な接着と良
好な密閉性が得られる。そして該ホットメルト接着剤
(3) はヒールマット(2)の周縁より10mm程度内側に塗
布しても該ヒールマット(2) の周縁からはみ出さない。
【0012】上記実施例以外、本考案においてはフロア
カーペットのパイル層が熱溶融性繊維で構成されていな
い場合には、該パイル層を溶融することなく、カットし
て取付凹部を形成してもよい。
【0013】
【考案の効果】 したがって本考案においては、パイル
層の密度が高くかつ長い高級カーペットにあっても、接
着剤がヒールマットの周囲からはみ出してカーペット表
面を汚染することなく、しかもヒールマットを強固にか
つ密閉性良く接着することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図5は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】フロアカーペットのパイル層の溶融工程説明図
【図2】取付凹部が形成されたフロアカーペットの部分
斜視図
【図3】ヒールマット裏面のホットメルト接着剤を塗布
する工程の説明図
【図4】ヒールマット圧着工程説明図
【図5】ヒールマット接着状態断面図
【図6】フロアカーペット斜視図 図7〜図10は従来例を示すものである。
【図7】ホットメルト接着剤を塗布したヒールマットの
裏面図
【図8】ヒールマット圧着工程説明図
【図9】ヒールマット圧着状態断面図
【図10】ホットメルト接着剤のはみ出し状態説明図
【符号の説明】
1 フロアカーペット 1A パイル層 1B 取付凹部 2 ヒールマット 3 ホットメルト接着剤

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアカーペットの所定個所のパイル層を
    溶融またはカットすることによって形成した取付凹部に
    ヒールマットを接着剤によって接着したことを特徴とす
    るヒールマットの取付構造
JP1992077205U 1992-10-09 1992-10-09 ヒールマツトの取付構造 Expired - Lifetime JP2555663Y2 (ja)

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JPH0633733U JPH0633733U (ja) 1994-05-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5930995A (ja) * 1982-08-13 1984-02-18 昭和電工株式会社 紙、板紙の「ろ」水性向上及び乾燥紙力増強剤

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JPH0633733U (ja) 1994-05-06

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