JP2555522B2 - 樹脂タンク - Google Patents

樹脂タンク

Info

Publication number
JP2555522B2
JP2555522B2 JP2022593A JP2022593A JP2555522B2 JP 2555522 B2 JP2555522 B2 JP 2555522B2 JP 2022593 A JP2022593 A JP 2022593A JP 2022593 A JP2022593 A JP 2022593A JP 2555522 B2 JP2555522 B2 JP 2555522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
tank
resin tank
gate
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2022593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06320607A (ja
Inventor
久郎 山崎
茂治 勝又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KARUSONITSUKU KK
NIPPON PURASUTO KK
Original Assignee
KARUSONITSUKU KK
NIPPON PURASUTO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KARUSONITSUKU KK, NIPPON PURASUTO KK filed Critical KARUSONITSUKU KK
Priority to JP2022593A priority Critical patent/JP2555522B2/ja
Publication of JPH06320607A publication Critical patent/JPH06320607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555522B2 publication Critical patent/JP2555522B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラジエータ,ヒータコ
ア等の熱交換器に使用する樹脂タンクに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のラジエータ等の熱交換器
は、例えば、特開昭58−153097号公報等に開示
されるように、軽量化及び安価にするために樹脂タンク
が用いられている。
【0003】これを図7に基づいて説明する。樹脂タン
ク1は、断面ほぼU字状のタンク本体2と、この開口部
に連接するフランジ3とで構成されている。
【0004】そして、樹脂タンク1は、フランジ3の座
板側外側面4にO−リング6を介在して座板7に組み付
けられている。O−リング6は、樹脂タンク1と座板7
との間の水密性を良好に保持するためのものである。
【0005】また、座板7には、熱交換器コア8が組み
付けられている。樹脂タンク1は、樹脂タンク成形金型
を用いて成形され、その後、図8に示すように、ゲート
樹脂片9を撤去している。
【0006】このゲート樹脂片9は、目立たないように
するために、図8に示すように、樹脂タンク1のフラン
ジ3の外周面5に設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゲート樹脂片
9の撤去箇所に不規則形状の破断片が残留していると、
樹脂タンク1と座板7との嵌合の際に、フランジ3の残
留破断片と座板7の立ち上がり内周面とが干渉し嵌合し
にくく作業性が悪い。
【0008】また、無理に嵌合させると、座板7が変形
することもある。その結果、樹脂タンク1と座板7との
間で十分な水密性が得られないという問題がある。
【0009】そこで、樹脂タンク1の成形後に、ゲート
樹脂片9の撤去面を平坦な面になるように仕上げ加工し
ている。したがって、それだけ工数が増大し、製造能率
が低下する。
【0010】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、ゲート樹脂片を
撤去した面の仕上げ加工を不要とするとともに、座板と
の間で十分な水密性が得られるようにした樹脂タンクを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る樹脂タンク
は、タンク本体とその開口部に連接するフランジとを有
する樹脂タンクにおいて、タンク本体の側部とこれに対
応するフランジのタンク本体側外側面とに連接する部位
に、ゲート樹脂片を有する突起を形成してなるものであ
る。
【0012】
【作用】本発明においては、樹脂タンク成形金型から取
り出された樹脂タンクは、その突起に形成されたゲート
樹脂片を撤去した後、仕上加工を施すことなく、O−リ
ングを介して座板と組み付けることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1ないし図3は、本発明に係る樹脂タンクの一
実施例を示すもので、10は樹脂タンクを表す。
【0014】樹脂タンク10は、断面ほぼU字状のタン
ク本体11と、この開口部に連接するフランジ12とで
構成されている。そして、樹脂タンク10は、タンク本
体11の側部とこれに対応するフランジ12のタンク本
体側外側面13とに連接する部位に、ゲート樹脂片15
を有する突起14が形成されている。
【0015】この樹脂タンク10は、例えば、図4およ
び図5に示す樹脂タンク成形金型20によって成形する
ことができる。樹脂タンク成形金型20は、上成形金型
21と下成形金型22とを有する。
【0016】上成形金型21は、タンク本体11とフラ
ンジ12のタンク本体側を一体に形成するタンク本体成
形空間23と、このタンク本体成形空間23の一方側の
側面中央部に設けた突起形成空間24と、この突起形成
空間24の外側に設けた樹脂注入ゲート25とを有す
る。
【0017】下成形金型22は、上成形金型21のタン
ク本体成形空間23に対応してフランジ12の反タンク
側を形成するフランジ成形空間26を有する。樹脂タン
ク10を製造するには、例えば、図4および図5のよう
に、上成形金型21と下成形金型22とを組み付けた
後、溶融樹脂を樹脂注入ゲート25から注入する。
【0018】これによって、図1に示すように、タンク
本体11の側部とこれに対応するフランジ12のタンク
本体側外側面13とに連接する部位に、ゲート樹脂片1
5を有する突起14が形成された樹脂タンク10を得る
ことができる。
【0019】ついで、樹脂タンク10の突起14に設け
られているゲート樹脂片15を左右方向に折り曲げるこ
とによって、ゲート樹脂片15を突起14から撤去す
る。これによって、図2および図3に示す樹脂タンク1
0とすることができる。
【0020】以上のように、本実施例に係る樹脂タンク
によれば、タンク本体11の側部とこれに対応するフラ
ンジ12のタンク本体側外側面13とに連接する部位
に、ゲート樹脂片15を有する突起14が形成されてい
るので、樹脂タンク成形金型20から取り出された後、
樹脂タンク10の突起14に設けられているゲート樹脂
片15を左右方向に折り曲げることによって、ゲート樹
脂片15を突起14から撤去することができる。
【0021】そして、その樹脂タンク10は、ゲート樹
脂片15の撤去後の部位を仕上げ加工することなく、フ
ランジ12の座板側外側面16にO−リングを介在して
座板に組み付けることができる。
【0022】すなわち、本実施例によれば、ゲート樹脂
片15は、フランジ12の外周面17に設けられていな
いため、樹脂タンク10と座板との間に、水密性を保持
するための仕上げ加工を必要としない。
【0023】その結果、工数が削減でき、製造能率が図
れる。図6は、本発明の別の実施例を示す。本実施例で
は、ゲート樹脂片15の上下幅および左右幅を全体的に
突起14の断面幅よりも十分に小さいものとした。
【0024】本実施例によれば、上記実施例の効果に加
えて、ゲート樹脂片15の断面積が突起14の断面積よ
りも十分小さいので、その境界でゲート樹脂片15が折
れ易くなるという利点がある。
【0025】なお、本発明において、樹脂タンク10と
一体に形成される突起14およびゲート樹脂片15の形
状は、図示するものに特に限定するものではない。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、タンク
本体の側部とこれに対応するフランジのタンク本体側外
側面とに連接する部位に、ゲート樹脂片を有する突起を
形成したものであるから、ゲート樹脂片を撤去した面の
仕上げ加工が不要となり、かつ、座板との間で十分な水
密性を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂タンクの一実施例を示す正面
図である。
【図2】図1に示す樹脂タンクの突起からゲート樹脂片
を取り除いた状態を示す正面図である。
【図3】図1に示す樹脂タンクの突起からゲート樹脂片
を取り除いた状態を示す側面図である。
【図4】本発明に係る樹脂タンクの一実施例に用いた樹
脂成形金型を示す縦断面図である。
【図5】本発明に係る樹脂タンクの一実施例に用いた樹
脂成形金型を示す横断面図である。
【図6】本発明に係る樹脂タンクの別の実施例を示す側
面図である。
【図7】熱交換器の要部を示す縦断面図である。
【図8】従来の樹脂タンクを示す側面図である。
【符号の説明】
10 樹脂タンク 11 タンク本体 12 フランジ 13 タンク本体側外側面 14 突起 15 ゲート樹脂片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体(11)とその開口部に連接
    するフランジ(12)とを有する樹脂タンクにおいて、
    タンク本体(11)の側部とこれに対応するフランジ
    (12)のタンク本体側外側面(13)とに連接する部
    位に、ゲート樹脂片(15)を有する突起(14)を形
    成してなることを特徴とする樹脂タンク。
JP2022593A 1993-02-08 1993-02-08 樹脂タンク Expired - Lifetime JP2555522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022593A JP2555522B2 (ja) 1993-02-08 1993-02-08 樹脂タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022593A JP2555522B2 (ja) 1993-02-08 1993-02-08 樹脂タンク

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18773184A Division JPH0234304B2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07 Jushitankuseizohooyobisorenimochiirujushitankuseikeikanagata

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06320607A JPH06320607A (ja) 1994-11-22
JP2555522B2 true JP2555522B2 (ja) 1996-11-20

Family

ID=12021230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022593A Expired - Lifetime JP2555522B2 (ja) 1993-02-08 1993-02-08 樹脂タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555522B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5862352B2 (ja) * 2012-02-17 2016-02-16 株式会社デンソー 熱交換器のタンク
JP6437801B2 (ja) * 2014-11-25 2018-12-12 河西工業株式会社 合成樹脂成形品およびその成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06320607A (ja) 1994-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6659220B2 (en) Front grill structure
JP2555522B2 (ja) 樹脂タンク
JP4113659B2 (ja) フロントエンドパネル
JPH0234304B2 (ja) Jushitankuseizohooyobisorenimochiirujushitankuseikeikanagata
JPH0263048B2 (ja)
JP2728700B2 (ja) 熱交換器用タンクの製造方法
JP4054961B2 (ja) ラジエータグリルの取付構造
JP3261608B2 (ja) 自動車用ウエザストリップの製造方法
JP2552475Y2 (ja) 樹脂製パネル
JP2678666B2 (ja) ラジエータ
JPH03158698A (ja) 熱交換器用ヘッダタンク構成体
JP4290512B2 (ja) 熱交換器用樹脂タンク
JPS589091Y2 (ja) 熱交換器用樹脂製タンク
EP0985848A1 (en) Stroke limitation spring assembly for a motor-vehicle suspension and method for manufacturing the same
JPS629072Y2 (ja)
JPH0224910Y2 (ja)
JPS60186695A (ja) 熱交換器
KR100435274B1 (ko) 자동차의 라디에이터구조
JPH0420589Y2 (ja)
JPS5822058Y2 (ja) カ−・ク−ラ用エバポレ−タ
JPH0370651B2 (ja)
JP2682158B2 (ja) 自動車用フロントバンパ製作方法
JPH0531435Y2 (ja)
JPS6047033B2 (ja) シリンダブロックとその製造方法
JP2574845Y2 (ja) 樹脂成形品

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term