JP2555434B2 - コンクリートポンプの制御装置 - Google Patents
コンクリートポンプの制御装置Info
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- JP2555434B2 JP2555434B2 JP63307274A JP30727488A JP2555434B2 JP 2555434 B2 JP2555434 B2 JP 2555434B2 JP 63307274 A JP63307274 A JP 63307274A JP 30727488 A JP30727488 A JP 30727488A JP 2555434 B2 JP2555434 B2 JP 2555434B2
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Description
【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、ポンプ駆動用の油圧シリンダによって交互
に往復駆動されるポンプピストンを備えた一対のポンプ
シリンダからなるコンクリートポンプにおいて、前記一
対のポンプシリンダを共通の吐出管に交互に連通するた
めのバルブを確実に駆動することができるコンクリート
ポンプの制御装置に関する。
に往復駆動されるポンプピストンを備えた一対のポンプ
シリンダからなるコンクリートポンプにおいて、前記一
対のポンプシリンダを共通の吐出管に交互に連通するた
めのバルブを確実に駆動することができるコンクリート
ポンプの制御装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、一対のポンプ駆動用の油圧シリンダの作動によ
って一対のポンプシリンダ内のポンプピストンを交互に
往復駆動し、ホッパ内のコンクリートをバルブシリンダ
によって切換えられるバルブを介して吐出管に連続的に
圧送するようにしたコンクリートポンプが知られてい
る。
って一対のポンプシリンダ内のポンプピストンを交互に
往復駆動し、ホッパ内のコンクリートをバルブシリンダ
によって切換えられるバルブを介して吐出管に連続的に
圧送するようにしたコンクリートポンプが知られてい
る。
かかるコンクリートポンプにおいて、前記バルブの切
換の高速化を図るために、ポンプ駆動用の油圧シリンダ
を作動させるための主油圧ポンプとバルブシリンダを作
動させるためのバルブ切換用油圧ポンプを併設するとと
もに、油路にアキュムレータを装着することによってバ
ルブシリンダを高圧で作動させるようにしたものが提案
されている(実開昭61−200474号公報参照)。
換の高速化を図るために、ポンプ駆動用の油圧シリンダ
を作動させるための主油圧ポンプとバルブシリンダを作
動させるためのバルブ切換用油圧ポンプを併設するとと
もに、油路にアキュムレータを装着することによってバ
ルブシリンダを高圧で作動させるようにしたものが提案
されている(実開昭61−200474号公報参照)。
(3) 発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記従来のコンクリートポンプでは、
バルブ駆動用の油路に、バルブ切換用油圧ポンプの最大
吐出圧(従ってアキュムレータの最大圧力)を一定に設
定するためのリリーフ弁が装着されており、斯かるリリ
ーフ弁の設定圧は、平時のバルブシリンダの負荷に対応
して比較的低い圧力に規定されていたため、コンクリー
トに含まれる骨材がバルブに噛込んでバルブシリンダが
高負荷状態になったような場合でもバルブの駆動油圧が
該リリーフ弁の設定圧以上に高まらず、バルブが骨材に
噛込んだ位置で停止してしまう場合があった。このため
に、従来では骨材の噛込みが発生する度に手動でリリー
フ弁の設定圧を高め、高圧でバルブを強制的にストロー
クエンドまで移動させた後にリリーフ弁の設定圧を元に
戻す作業を行っており、作業性が極めて悪いという問題
点を有していた。
バルブ駆動用の油路に、バルブ切換用油圧ポンプの最大
吐出圧(従ってアキュムレータの最大圧力)を一定に設
定するためのリリーフ弁が装着されており、斯かるリリ
ーフ弁の設定圧は、平時のバルブシリンダの負荷に対応
して比較的低い圧力に規定されていたため、コンクリー
トに含まれる骨材がバルブに噛込んでバルブシリンダが
高負荷状態になったような場合でもバルブの駆動油圧が
該リリーフ弁の設定圧以上に高まらず、バルブが骨材に
噛込んだ位置で停止してしまう場合があった。このため
に、従来では骨材の噛込みが発生する度に手動でリリー
フ弁の設定圧を高め、高圧でバルブを強制的にストロー
クエンドまで移動させた後にリリーフ弁の設定圧を元に
戻す作業を行っており、作業性が極めて悪いという問題
点を有していた。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、コン
クリートポンプにおいてバルブに骨材の噛込みが発生し
た場合に、バルブ駆動用の油路の圧力を自動的に高めて
骨材の噛込みによるバルブの停止を防止することができ
る、コンクリートポンプの制御装置を提供することを目
的とする。
クリートポンプにおいてバルブに骨材の噛込みが発生し
た場合に、バルブ駆動用の油路の圧力を自動的に高めて
骨材の噛込みによるバルブの停止を防止することができ
る、コンクリートポンプの制御装置を提供することを目
的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明は、それぞれポン
プピストンを備えた一対のポンプシリンダと、このポン
プシリンダに連設され前記ポンプピストンを交互に往復
駆動する油圧ピストンを備えた一対の油圧シリンダと、
この油圧シリンダに圧油を供給する主油圧ポンプと、前
記ポンプシリンダの吐出側に配設される吐出管と、バル
ブシリンダによって往復駆動され前記一対のポンプシリ
ンダを交互に吐出管に連通するバルブと、前記バルブシ
リンダに圧油を供給するバルブ用油圧ポンプと、このバ
ルブ用油圧ポンプと前記バルブシリンダを接続する高圧
油路に介装されるチェック弁と、この高圧油路の前記チ
ェック弁の下流に配設されるアキュムレータとを備えて
なるコンクリートポンプにおいて、前記高圧油路のチェ
ック弁上流に接続され、前記バルブ用油圧ポンプの最大
吐出圧を高低二段階に切換可能に設定する設定圧切換機
能付リリーフ弁装置と、前記バルブシリンダに設けられ
てそのストロークエンドを検出する検出器と、その検出
器の検出信号に基づき前記リリーフ弁装置の作動を制御
して、前記バルブシリンダがストロークエンドにある時
には前記最大吐出圧を低い側の設定圧に、また同バルブ
シリンダのストローク中には前記最大吐出圧を高い側の
設定圧にそれぞれ切換えるための制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。
プピストンを備えた一対のポンプシリンダと、このポン
プシリンダに連設され前記ポンプピストンを交互に往復
駆動する油圧ピストンを備えた一対の油圧シリンダと、
この油圧シリンダに圧油を供給する主油圧ポンプと、前
記ポンプシリンダの吐出側に配設される吐出管と、バル
ブシリンダによって往復駆動され前記一対のポンプシリ
ンダを交互に吐出管に連通するバルブと、前記バルブシ
リンダに圧油を供給するバルブ用油圧ポンプと、このバ
ルブ用油圧ポンプと前記バルブシリンダを接続する高圧
油路に介装されるチェック弁と、この高圧油路の前記チ
ェック弁の下流に配設されるアキュムレータとを備えて
なるコンクリートポンプにおいて、前記高圧油路のチェ
ック弁上流に接続され、前記バルブ用油圧ポンプの最大
吐出圧を高低二段階に切換可能に設定する設定圧切換機
能付リリーフ弁装置と、前記バルブシリンダに設けられ
てそのストロークエンドを検出する検出器と、その検出
器の検出信号に基づき前記リリーフ弁装置の作動を制御
して、前記バルブシリンダがストロークエンドにある時
には前記最大吐出圧を低い側の設定圧に、また同バルブ
シリンダのストローク中には前記最大吐出圧を高い側の
設定圧にそれぞれ切換えるための制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。
(2) 作用 前述の構成を備えた本発明によれば、バルブを一方の
位置に切換えた状態で油圧シリンダを駆動してポンプシ
リンダからコンクリートの圧送を行っているとき、アキ
ュムレータには、設定圧切換機能付リリーフ弁装置の低
い側の設定圧に対応する圧力の圧油が蓄えられている。
前記油圧シリンダがストロールエンドに達するとアキュ
ムレータに蓄えられた圧油によってバルブシリンダが作
動し、バルブを高速で他方の位置に切換える。
位置に切換えた状態で油圧シリンダを駆動してポンプシ
リンダからコンクリートの圧送を行っているとき、アキ
ュムレータには、設定圧切換機能付リリーフ弁装置の低
い側の設定圧に対応する圧力の圧油が蓄えられている。
前記油圧シリンダがストロールエンドに達するとアキュ
ムレータに蓄えられた圧油によってバルブシリンダが作
動し、バルブを高速で他方の位置に切換える。
前記バルブシリンダのストローク中には上記リリーフ
弁装置の設定圧が高い側に切換えられるため、コンクリ
ートに含まれる小石等の骨材を噛込んでバルブがストロ
ークの中間位置に停止すると、アキュムレータの圧力は
該高い側の設定圧まで自動的に加圧され、停止したバル
ブを強力にストロークエンドまで移動させる。これによ
り、骨材の噛込みによるバルブの停止が速やかに解消さ
れ、コンクリートポンプの運転は停止することなく継続
される。
弁装置の設定圧が高い側に切換えられるため、コンクリ
ートに含まれる小石等の骨材を噛込んでバルブがストロ
ークの中間位置に停止すると、アキュムレータの圧力は
該高い側の設定圧まで自動的に加圧され、停止したバル
ブを強力にストロークエンドまで移動させる。これによ
り、骨材の噛込みによるバルブの停止が速やかに解消さ
れ、コンクリートポンプの運転は停止することなく継続
される。
(3) 実施例 以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。第
1図において、一対のポンプ駆動用の油圧シリンダ1a,1
bにはセンタボックス2を介して一対のポンプシリンダ3
a,3bが接続されており、各油圧シリンダ1a,1bの油圧ピ
ストン4a,4bと対応するポンプシリンダ3a,3bのポンプピ
ストン5a,5bは、それぞれ連結ロッド6a,6bで一体に連結
されている。このポンプシリンダ3a,3b端部には一対の
バルブシリンダ7a,7bによって前記油圧シリンダ1a,1bの
駆動と同期して往復駆動されるバルブ8が装着されてお
り、このバルブ8によってポンプシリンダ3a,3bはバル
ブ8上方の図示せぬホッパと吐出管9に交互に連通する
ようになっている。バルブ8およびホッパは従来公知の
ものであるので、詳細な説明は省略する。
1図において、一対のポンプ駆動用の油圧シリンダ1a,1
bにはセンタボックス2を介して一対のポンプシリンダ3
a,3bが接続されており、各油圧シリンダ1a,1bの油圧ピ
ストン4a,4bと対応するポンプシリンダ3a,3bのポンプピ
ストン5a,5bは、それぞれ連結ロッド6a,6bで一体に連結
されている。このポンプシリンダ3a,3b端部には一対の
バルブシリンダ7a,7bによって前記油圧シリンダ1a,1bの
駆動と同期して往復駆動されるバルブ8が装着されてお
り、このバルブ8によってポンプシリンダ3a,3bはバル
ブ8上方の図示せぬホッパと吐出管9に交互に連通する
ようになっている。バルブ8およびホッパは従来公知の
ものであるので、詳細な説明は省略する。
各油圧シリンダ1a,1bは油圧ピストン4a,4bによって先
部室10a,10bと基部室11a,11bとに仕切られており、これ
ら先部室10a,10bは油路12で互いに連通するとともに、
各基部室11a,11bから延びる油路13,14は、それぞれパイ
ロット操作の3位置切換弁15を介して主油圧ポンプ16に
接続する高圧油路17と、タンクに戻る低圧油路18に選択
的に連通するようになっている。そして、この高圧油路
17と低圧油路18の間にはリリーフ弁19が介装されてい
る。
部室10a,10bと基部室11a,11bとに仕切られており、これ
ら先部室10a,10bは油路12で互いに連通するとともに、
各基部室11a,11bから延びる油路13,14は、それぞれパイ
ロット操作の3位置切換弁15を介して主油圧ポンプ16に
接続する高圧油路17と、タンクに戻る低圧油路18に選択
的に連通するようになっている。そして、この高圧油路
17と低圧油路18の間にはリリーフ弁19が介装されてい
る。
前記バルブシリンダ7a,7bに接続する3本の油路20,2
1,22はロジック弁23を介してバルブ用油圧ポンプ24に接
続する高圧油路25と、タンクに戻る低圧油路26に選択的
に連通するようになっている。高圧油路25にはバルブ用
油圧ポンプ24からバルブシリンダ7a,7b方向への圧油の
流れのみを許容するチェック弁27が装着されており、こ
のチェック弁27の下流には圧油を蓄えてバルブシリンダ
7a,7bを高速で駆動するためのアキュムレータ28が配設
されている。
1,22はロジック弁23を介してバルブ用油圧ポンプ24に接
続する高圧油路25と、タンクに戻る低圧油路26に選択的
に連通するようになっている。高圧油路25にはバルブ用
油圧ポンプ24からバルブシリンダ7a,7b方向への圧油の
流れのみを許容するチェック弁27が装着されており、こ
のチェック弁27の下流には圧油を蓄えてバルブシリンダ
7a,7bを高速で駆動するためのアキュムレータ28が配設
されている。
前記高圧油路25のチェック弁27上流には、前記低圧油
路26に連なるリリーフ油路l1が分岐接続されており、こ
のリリーフ油路l1には、バルブ用油圧ポンプ24の最大吐
出圧(従ってアキュムレータ28の最大圧力)を高低二段
階に切換可能に設定するための設定圧切換機能付リリー
フ弁装置29が設けられている。このリリーフ弁装置29
は、前記リリーフ油路l1の途中に介装されるリリーフ弁
va1と、このリリーフ弁va1を迂回するようにリリーフ油
路l1に接続されるバイパス油路l2と、このバイパス油路
l2の途中に介装される圧力制御弁va2と、この圧力制御
弁va2より下流側のリリーフ油路l2に介装されるオリフ
ィスOと、そのオリフィスOより下流側のリリーフ油路
l2に介装される電磁弁30とより構成される。
路26に連なるリリーフ油路l1が分岐接続されており、こ
のリリーフ油路l1には、バルブ用油圧ポンプ24の最大吐
出圧(従ってアキュムレータ28の最大圧力)を高低二段
階に切換可能に設定するための設定圧切換機能付リリー
フ弁装置29が設けられている。このリリーフ弁装置29
は、前記リリーフ油路l1の途中に介装されるリリーフ弁
va1と、このリリーフ弁va1を迂回するようにリリーフ油
路l1に接続されるバイパス油路l2と、このバイパス油路
l2の途中に介装される圧力制御弁va2と、この圧力制御
弁va2より下流側のリリーフ油路l2に介装されるオリフ
ィスOと、そのオリフィスOより下流側のリリーフ油路
l2に介装される電磁弁30とより構成される。
前記リリーフ弁va1は、それより上流側のリリーフ油
路l1の油圧をパイロット油圧として受け且つ油圧上昇に
応じて開弁する常閉弁より構成されていて、それより上
流側の油圧を、高い側の設定圧としての第1設定圧(図
示例では210kg/cm2)以下に調整し得るようになってお
り、また前記圧力制御弁va2は、それより下流側で且つ
オリフィスOよりも上流側のバイパス油路l2の油圧をパ
イロット油圧として受け且つその油圧上昇に応じて閉弁
する常開弁より構成されていて、それより上流側の油圧
を、低い側の設定圧としての第2設定圧(図示例では10
0kg/cm2)以下に調整し得るようになっており、更に前
記電磁弁30は、ソレノイドEの非励磁状態で左位置(第
1図参照)に切換えられてバイパス油路l2を導通させ、
またソレノイドEの励磁状態で右位置に切換えられてバ
イパス油路l2を遮断するように構成されている。
路l1の油圧をパイロット油圧として受け且つ油圧上昇に
応じて開弁する常閉弁より構成されていて、それより上
流側の油圧を、高い側の設定圧としての第1設定圧(図
示例では210kg/cm2)以下に調整し得るようになってお
り、また前記圧力制御弁va2は、それより下流側で且つ
オリフィスOよりも上流側のバイパス油路l2の油圧をパ
イロット油圧として受け且つその油圧上昇に応じて閉弁
する常開弁より構成されていて、それより上流側の油圧
を、低い側の設定圧としての第2設定圧(図示例では10
0kg/cm2)以下に調整し得るようになっており、更に前
記電磁弁30は、ソレノイドEの非励磁状態で左位置(第
1図参照)に切換えられてバイパス油路l2を導通させ、
またソレノイドEの励磁状態で右位置に切換えられてバ
イパス油路l2を遮断するように構成されている。
而して電磁弁30がソレノイドEの励磁により右位置に
切換えられてバイパス油路l2を遮断した状態では、圧力
制御弁va2は無効となってリリーフ弁va1だけが有効に働
くので、バルブ用油圧ポンプ24の最大吐出圧は該リリー
フ弁va1によって前記第1設定圧(210kg/cm2)に設定さ
れる。一方、電磁弁30が第1図に示すように前記左位置
に切換えられてバイパス油路l2を導通させた状態では、
圧力制御弁va2より上流側のバイパス油路l2の油圧上昇
に伴い、リリーフ弁va1が作動するより前に圧力制御弁v
a2が有効に働くので、バルブ用油圧ポンプ24の最大吐出
圧は該圧力制御弁va2とソレノイドEとの関係によって
前記第2設定圧(100kg/cm2)に設定される。かくして
リリーフ弁装置29は、ソレノイドEを消磁して電磁弁30
を左位置に切換えた状態では、バルブ用油圧ポンプ24の
最大吐出圧を低い側の第2設定圧(100kg/cm2)に設定
し、一方、ソレノイドEを励磁して電磁弁30を右位置に
切換えた状態では、高い側の第1設定圧(210kg/cm2)
に設定する。従って、前記アキュムレータ28の最大圧力
なリリーフ弁装置29の上記2種の設定圧に応じて100kg/
cm2又は210kg/cm2まで上昇可能となっている。
切換えられてバイパス油路l2を遮断した状態では、圧力
制御弁va2は無効となってリリーフ弁va1だけが有効に働
くので、バルブ用油圧ポンプ24の最大吐出圧は該リリー
フ弁va1によって前記第1設定圧(210kg/cm2)に設定さ
れる。一方、電磁弁30が第1図に示すように前記左位置
に切換えられてバイパス油路l2を導通させた状態では、
圧力制御弁va2より上流側のバイパス油路l2の油圧上昇
に伴い、リリーフ弁va1が作動するより前に圧力制御弁v
a2が有効に働くので、バルブ用油圧ポンプ24の最大吐出
圧は該圧力制御弁va2とソレノイドEとの関係によって
前記第2設定圧(100kg/cm2)に設定される。かくして
リリーフ弁装置29は、ソレノイドEを消磁して電磁弁30
を左位置に切換えた状態では、バルブ用油圧ポンプ24の
最大吐出圧を低い側の第2設定圧(100kg/cm2)に設定
し、一方、ソレノイドEを励磁して電磁弁30を右位置に
切換えた状態では、高い側の第1設定圧(210kg/cm2)
に設定する。従って、前記アキュムレータ28の最大圧力
なリリーフ弁装置29の上記2種の設定圧に応じて100kg/
cm2又は210kg/cm2まで上昇可能となっている。
前記一対の油圧シリンダ1a,1bの先部室10a,10bにはそ
れぞれ油圧ピストン4a,4bのストロークエンドを検出す
るリミットスイッチLSR,LSLが装着されるとともに、前
記一対のバルブシリンダ7a,7bには検出器としてのプレ
ッシャスイッチPSR,PSLがそれぞれ装着されている。ま
た、前記高圧油路25から延びるパイロット油路31には前
記3位置切換弁15を駆動するための電磁弁32と、前記ロ
ジック弁23を駆動するための電磁弁33が介装されてお
り、前記リミットスイッチLSR,LSLとプレッシャスイッ
チPSR,PSLからの信号に基づいて3個の電磁弁30,32,33
のソレノイドA〜Eを選択的に励磁することによりコン
クリートポンプの制御が行われる。
れぞれ油圧ピストン4a,4bのストロークエンドを検出す
るリミットスイッチLSR,LSLが装着されるとともに、前
記一対のバルブシリンダ7a,7bには検出器としてのプレ
ッシャスイッチPSR,PSLがそれぞれ装着されている。ま
た、前記高圧油路25から延びるパイロット油路31には前
記3位置切換弁15を駆動するための電磁弁32と、前記ロ
ジック弁23を駆動するための電磁弁33が介装されてお
り、前記リミットスイッチLSR,LSLとプレッシャスイッ
チPSR,PSLからの信号に基づいて3個の電磁弁30,32,33
のソレノイドA〜Eを選択的に励磁することによりコン
クリートポンプの制御が行われる。
第2図は前述の構成を備えたコンクリートポンプの制
御を行うための、制御手段としての制御回路100を示す
ものである。
御を行うための、制御手段としての制御回路100を示す
ものである。
メインスイッチ34を有する電源ライン35a,35b間に
は、前記一方のバルブシリンダ7aに設けられたプレッシ
ャスイッチPSRによって励磁されるリレーコイルCR1,C
R3、及び他方のプレッシャスイッチPSLによって励磁さ
れるリレーコイルCR6,CR7が並列に介装されている。そ
して、前記リレーコイルCR3,CR7のリレー接点R3,R7は並
列に接続され、これにリレーコイルCRAが直列に接続さ
れる。
は、前記一方のバルブシリンダ7aに設けられたプレッシ
ャスイッチPSRによって励磁されるリレーコイルCR1,C
R3、及び他方のプレッシャスイッチPSLによって励磁さ
れるリレーコイルCR6,CR7が並列に介装されている。そ
して、前記リレーコイルCR3,CR7のリレー接点R3,R7は並
列に接続され、これにリレーコイルCRAが直列に接続さ
れる。
前記一対の油圧シリンダ1a,1bに設けられたリミット
スイッチLSR,LSLにはそれぞれキープリレー36のリレー
コイルCRr,CRsが直列に接続されており、手動スイッチ3
7に直列に接続されたキープリレー36の一方の切換接点
Sには、直列に接続されたリレー接点R1とリレーコイル
M1、及びリレーコイルV1が並列に接続されている。ま
た、キープリレー36の他方の切換接点Rには、直列に接
続されたリレー接点R6とリレーコイルM2、及びリレーコ
イルV2が並列に接続されている。
スイッチLSR,LSLにはそれぞれキープリレー36のリレー
コイルCRr,CRsが直列に接続されており、手動スイッチ3
7に直列に接続されたキープリレー36の一方の切換接点
Sには、直列に接続されたリレー接点R1とリレーコイル
M1、及びリレーコイルV1が並列に接続されている。ま
た、キープリレー36の他方の切換接点Rには、直列に接
続されたリレー接点R6とリレーコイルM2、及びリレーコ
イルV2が並列に接続されている。
そして、電磁弁33のソレノイドA,Bはリレー接点V1,V2
によって励磁されるとともに、電磁弁32のソレノイドC,
Dはリレー接点M1,M2によって励磁され、更に電磁弁30の
ソレノイドEはリレー接点RAによって消磁されるように
なっている。
によって励磁されるとともに、電磁弁32のソレノイドC,
Dはリレー接点M1,M2によって励磁され、更に電磁弁30の
ソレノイドEはリレー接点RAによって消磁されるように
なっている。
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用につ
いて説明する。先ずPTOを接続して主油圧ポンプ16とバ
ルブ用油圧ポンプ24を駆動する。このとき3位置切換弁
15は中央位置にあり、主油圧ポンプ16から高圧油路17に
吐出された圧油は低圧油路に還流するとともに、バルブ
用油圧ポンプ24から高圧油路25に吐出された圧油はチェ
ック弁27を通ってアキュムレータ28の内部に流入し、該
アキュムレータ28の蓄圧を開始する。
いて説明する。先ずPTOを接続して主油圧ポンプ16とバ
ルブ用油圧ポンプ24を駆動する。このとき3位置切換弁
15は中央位置にあり、主油圧ポンプ16から高圧油路17に
吐出された圧油は低圧油路に還流するとともに、バルブ
用油圧ポンプ24から高圧油路25に吐出された圧油はチェ
ック弁27を通ってアキュムレータ28の内部に流入し、該
アキュムレータ28の蓄圧を開始する。
次に、手動スイッチ37が停止の位置にある状態でメイ
ンスイッチ34を投入する。このとき、電磁弁33が図示の
左位置にあるとすると、高圧油路25は圧油はロジックバ
ルブ23から油路20を通ってバルブシリンダ7bに流入し、
バルブ8を実線の位置に移動させる。しかしながら、こ
の時点ではアキュムレータ28の圧力が充分に高まってお
らずプレッシャスイッチPSLが開いた状態であるため、
リレーコイルCR7は消磁してリレー接点R7が開成してい
る。これにより、リレーコイルCRAは消磁して常閉のリ
レー接点RAは閉成し、励磁したソレノイドEによって電
磁弁30が右位置に切換されて、リリーフ弁装置29を高い
側の第1設定圧(210kg/cm2)に設定している。この状
態でアキュムレータ28内の圧力が次第に上昇して100kg/
cm2に達すると、前記プレッシャスイッチPSLが閉成して
ソレノイドEが消磁し、電磁弁30を左位置に切換えるこ
とにより、リリーフ弁装置29を低い側の第2設定圧(10
0kg/cm2)に切換える。すると、バルブ用油圧ポンプ24
から高圧油路25に吐出される圧油は上記第2設定圧(10
0kg/cm2)に調整され、余剰の油は低圧油路26より油タ
ンク側へ排出される。
ンスイッチ34を投入する。このとき、電磁弁33が図示の
左位置にあるとすると、高圧油路25は圧油はロジックバ
ルブ23から油路20を通ってバルブシリンダ7bに流入し、
バルブ8を実線の位置に移動させる。しかしながら、こ
の時点ではアキュムレータ28の圧力が充分に高まってお
らずプレッシャスイッチPSLが開いた状態であるため、
リレーコイルCR7は消磁してリレー接点R7が開成してい
る。これにより、リレーコイルCRAは消磁して常閉のリ
レー接点RAは閉成し、励磁したソレノイドEによって電
磁弁30が右位置に切換されて、リリーフ弁装置29を高い
側の第1設定圧(210kg/cm2)に設定している。この状
態でアキュムレータ28内の圧力が次第に上昇して100kg/
cm2に達すると、前記プレッシャスイッチPSLが閉成して
ソレノイドEが消磁し、電磁弁30を左位置に切換えるこ
とにより、リリーフ弁装置29を低い側の第2設定圧(10
0kg/cm2)に切換える。すると、バルブ用油圧ポンプ24
から高圧油路25に吐出される圧油は上記第2設定圧(10
0kg/cm2)に調整され、余剰の油は低圧油路26より油タ
ンク側へ排出される。
上述のようにして立ち上げ操作が終了すると、コンク
リートポンプの運転を開始するために手動スイッチ37を
接位置に投入する。このとき、油圧シリンダ1aの油圧ピ
ストン4aは前進位置にあるので、リミットスイッチLSR
が閉成してキープリレー36の切換接点Rが閉じるととも
に、前記閉成したプレッシャスイッチPSLによってリレ
ー接点R6が閉じるため、リレーコイルV6とM2が励磁して
ソレノイドBとソレノイドDが励磁する。これにより、
電磁弁33は左位置に保持されるとともに電磁弁32は左位
置に切換わり、油圧シリンダ1bが伸長してポンプシリン
ダ3b内のコンクリートを実線位置にあるバルブ8を介し
て吐出管9に圧送する。
リートポンプの運転を開始するために手動スイッチ37を
接位置に投入する。このとき、油圧シリンダ1aの油圧ピ
ストン4aは前進位置にあるので、リミットスイッチLSR
が閉成してキープリレー36の切換接点Rが閉じるととも
に、前記閉成したプレッシャスイッチPSLによってリレ
ー接点R6が閉じるため、リレーコイルV6とM2が励磁して
ソレノイドBとソレノイドDが励磁する。これにより、
電磁弁33は左位置に保持されるとともに電磁弁32は左位
置に切換わり、油圧シリンダ1bが伸長してポンプシリン
ダ3b内のコンクリートを実線位置にあるバルブ8を介し
て吐出管9に圧送する。
伸長する油圧シリンダ1bの油圧ピストン4bがストロー
クエンドに達すると、今度はリミットスイッチLSLが閉
成して切換接点Sが閉じ、リレーコイルV1が励磁する。
これによりソレノイドAが励磁して電磁弁33を右位置に
切換えるため、蓄圧されたアキュムレータ28内の圧油は
ロジック弁23を介してバルブシリンダ7aに流入してバル
ブ8を鎖線位置に高速で切換える。このバルブ8の切換
中は一対のプレッシャスイッチPSL,PSRはいずれも開成
してソレノイドEが励磁して電磁弁30が右位置に切換え
られてリリーフ弁装置29の設定圧が高い側の第1設定圧
(210kg/cm2)となる。しかしながら、このバルブ8の
切換は短時間に完了し、しかもアキュムレータ28内の圧
油は急速にバルブシリンダ7aに放出されるため、このア
キュムレータ28内の圧力が100kg/cm2以上に高まること
はない。
クエンドに達すると、今度はリミットスイッチLSLが閉
成して切換接点Sが閉じ、リレーコイルV1が励磁する。
これによりソレノイドAが励磁して電磁弁33を右位置に
切換えるため、蓄圧されたアキュムレータ28内の圧油は
ロジック弁23を介してバルブシリンダ7aに流入してバル
ブ8を鎖線位置に高速で切換える。このバルブ8の切換
中は一対のプレッシャスイッチPSL,PSRはいずれも開成
してソレノイドEが励磁して電磁弁30が右位置に切換え
られてリリーフ弁装置29の設定圧が高い側の第1設定圧
(210kg/cm2)となる。しかしながら、このバルブ8の
切換は短時間に完了し、しかもアキュムレータ28内の圧
油は急速にバルブシリンダ7aに放出されるため、このア
キュムレータ28内の圧力が100kg/cm2以上に高まること
はない。
この様にしてバルブ8が切換わると、今度はプレッシ
ャスイッチPSRが閉成してリレーコイルCR1及びリレーコ
イルM1が励磁しソレノイドCによって3位置切換弁が右
位置に切換わる。すると今度は油圧シリンダ1aが伸長し
てポンプシリンダ3a内のコンクリートを鎖線位置のバル
ブ8を介して吐出管9に圧送する。これにより、リミッ
トスイッチLSRが閉成してソレノイドBが励磁し、バル
ブ8は元の実線位置に切換わる。そして、プレッシャス
イッチPSLの閉成によってソレドイドDが励磁し、再び
油圧シリンダ1bが伸長してポンプピストン3b内のコンク
リートを吐出管9に圧送する。この様にして油圧シリン
ダ1a,1bが交互に伸長する度にバルブ8は実線位置と鎖
線位置に切換えられ、ホッパ内のコンクリートはポンプ
シリンダ3a,3bから吐出管9に連続的に圧送させる。
ャスイッチPSRが閉成してリレーコイルCR1及びリレーコ
イルM1が励磁しソレノイドCによって3位置切換弁が右
位置に切換わる。すると今度は油圧シリンダ1aが伸長し
てポンプシリンダ3a内のコンクリートを鎖線位置のバル
ブ8を介して吐出管9に圧送する。これにより、リミッ
トスイッチLSRが閉成してソレノイドBが励磁し、バル
ブ8は元の実線位置に切換わる。そして、プレッシャス
イッチPSLの閉成によってソレドイドDが励磁し、再び
油圧シリンダ1bが伸長してポンプピストン3b内のコンク
リートを吐出管9に圧送する。この様にして油圧シリン
ダ1a,1bが交互に伸長する度にバルブ8は実線位置と鎖
線位置に切換えられ、ホッパ内のコンクリートはポンプ
シリンダ3a,3bから吐出管9に連続的に圧送させる。
さて、前記バルブ8の切換中にコンクリートに含まれ
る小石等の骨材を噛込んでバルブ8が停止した場合、バ
ルブシリンダ7a,7bはストロークエンドに達することが
できず、中間位置において停止する。このためにプレッ
シャスイッチPSR,PSLはいずれも開成したままとなり、
リリーフ弁装置29の設定圧は高い側の第1設定圧(210k
g/cm2)のままである。すると、アキュムレータ28の圧
力は通常の上限である100kg/cm2から210kg/cm2まで上昇
して、停止したバルブ8を強力にストロークエンドまで
移動させる。この様にしてバルブ8がストロークエンド
に達すると、プレッシャスイッチPSR又はPSLが閉成して
電磁弁30を左位置に切換えることにより、リリーフ弁装
置29を低い側の第2設定圧(100kg/cm2)に切換復帰さ
せ、これによりバルブ用油圧ポンプ24の吐出圧が100kg/
cm2に下がるので、アキュムレータ28内の過剰の圧力は
それ以降のバルブシリンダ7a,7bの駆動によって100kg/c
m2まで低下する。
る小石等の骨材を噛込んでバルブ8が停止した場合、バ
ルブシリンダ7a,7bはストロークエンドに達することが
できず、中間位置において停止する。このためにプレッ
シャスイッチPSR,PSLはいずれも開成したままとなり、
リリーフ弁装置29の設定圧は高い側の第1設定圧(210k
g/cm2)のままである。すると、アキュムレータ28の圧
力は通常の上限である100kg/cm2から210kg/cm2まで上昇
して、停止したバルブ8を強力にストロークエンドまで
移動させる。この様にしてバルブ8がストロークエンド
に達すると、プレッシャスイッチPSR又はPSLが閉成して
電磁弁30を左位置に切換えることにより、リリーフ弁装
置29を低い側の第2設定圧(100kg/cm2)に切換復帰さ
せ、これによりバルブ用油圧ポンプ24の吐出圧が100kg/
cm2に下がるので、アキュムレータ28内の過剰の圧力は
それ以降のバルブシリンダ7a,7bの駆動によって100kg/c
m2まで低下する。
第3図はコンクリートポンプの制御を行うための、制
御手段としての制御回路の他の実施例を示すものであ
る。先の実施例においては、バルブ8の切換が完了した
ことをバルブシリンダ7a,7bに装着したプレッシャスイ
ッチPSR,PSLで検知し、然る後に油圧シリンダ1a,1bの駆
動を行っていた。しかしながら、この実施例の制御回路
100′においては、プレッシャスイッチPSR,PSLがリリー
フ弁装置29の電磁弁30の切換のみに使用され、油圧シリ
ンダ1a,1bの作動タイミングの設定はタイマーによって
行われる。すなわちキープリレー36の切換接点R,Sに接
続されたリレーコイルV1,V2には、それぞれタイマーT1,
T2によって開閉される時限接点t1,t2が接続されてい
る。そして、このタイマーT1,T2の作動時間は0秒から1
0秒まで任意に設定可能となっている。
御手段としての制御回路の他の実施例を示すものであ
る。先の実施例においては、バルブ8の切換が完了した
ことをバルブシリンダ7a,7bに装着したプレッシャスイ
ッチPSR,PSLで検知し、然る後に油圧シリンダ1a,1bの駆
動を行っていた。しかしながら、この実施例の制御回路
100′においては、プレッシャスイッチPSR,PSLがリリー
フ弁装置29の電磁弁30の切換のみに使用され、油圧シリ
ンダ1a,1bの作動タイミングの設定はタイマーによって
行われる。すなわちキープリレー36の切換接点R,Sに接
続されたリレーコイルV1,V2には、それぞれタイマーT1,
T2によって開閉される時限接点t1,t2が接続されてい
る。そして、このタイマーT1,T2の作動時間は0秒から1
0秒まで任意に設定可能となっている。
この実施例によれば、噛込みの発生によってバルブが
ストロークエンドに達するまでの時間が通常よりも長く
かかっても、前記タイマーT1,T2がタイムアップするま
では油圧シリンダ1a,1bが作動することはなく、これに
よりバルブ8の切換中にコンクリートが圧送されること
が防止される。したがって、噛込みの発生しやすい骨材
を含んだコンクリートを供給する場合には、前記タイマ
ーT1,T2の設定時間を長くすることによりコンクリート
ポンプの作動を確実なものにすることができる。
ストロークエンドに達するまでの時間が通常よりも長く
かかっても、前記タイマーT1,T2がタイムアップするま
では油圧シリンダ1a,1bが作動することはなく、これに
よりバルブ8の切換中にコンクリートが圧送されること
が防止される。したがって、噛込みの発生しやすい骨材
を含んだコンクリートを供給する場合には、前記タイマ
ーT1,T2の設定時間を長くすることによりコンクリート
ポンプの作動を確実なものにすることができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記
実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更
を行うことが可能である。
実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更
を行うことが可能である。
例えば、一対のバルブシリンダ7a,7bを用いる代わり
に1個の複動型の油圧シリンダを用いてもよく、そのス
トロークエンドの検出器としてプレッシャスイッチPSR,
PSLを用いる代わりにリミットスイッチを用いてもよ
い。
に1個の複動型の油圧シリンダを用いてもよく、そのス
トロークエンドの検出器としてプレッシャスイッチPSR,
PSLを用いる代わりにリミットスイッチを用いてもよ
い。
C.発明の効果 前述の本発明のコンクリートポンプの制御装置によれ
ば、コンクリートポンプのバルブシリンダに圧油を供給
するアキュムレータの最大圧力を設定圧切換機能付リリ
ーフ弁装置によって高圧及び低圧の2段階に規制し、バ
ルブシリンダのストローク中にはリリーフ弁装置の設定
圧の自動的に高圧側に切換えるようにしているので、骨
材の噛込みによってバルブがストロークの中間で停止し
た場合でも、アキュムレータの圧力が前記高圧側の設定
圧まで自動的に上昇してバルブを強力にストロークエン
ドまで移動させることができ、従ってコンクリートポン
プの運転が噛込みによって中断されることが未然に回避
され、作業能率の向上に寄与することができる。また上
記バルブがストロークエンドに在るコンクリート圧送状
態では、上記リリーフ弁装置の設定圧が低圧側に切換え
られるから、それだけバルブ用油圧ポンプの負荷軽減に
寄与することができる。
ば、コンクリートポンプのバルブシリンダに圧油を供給
するアキュムレータの最大圧力を設定圧切換機能付リリ
ーフ弁装置によって高圧及び低圧の2段階に規制し、バ
ルブシリンダのストローク中にはリリーフ弁装置の設定
圧の自動的に高圧側に切換えるようにしているので、骨
材の噛込みによってバルブがストロークの中間で停止し
た場合でも、アキュムレータの圧力が前記高圧側の設定
圧まで自動的に上昇してバルブを強力にストロークエン
ドまで移動させることができ、従ってコンクリートポン
プの運転が噛込みによって中断されることが未然に回避
され、作業能率の向上に寄与することができる。また上
記バルブがストロークエンドに在るコンクリート圧送状
態では、上記リリーフ弁装置の設定圧が低圧側に切換え
られるから、それだけバルブ用油圧ポンプの負荷軽減に
寄与することができる。
第1図は本発明の一実施例によるコンクリートポンプの
制御装置の油圧回路図、第2図はその電磁弁を駆動する
ための電気回路図、第3図は他の実施例による電気回路
図である。 1a,1b……油圧シリンダ、3a,3b……ポンプシリンダ、4
a,4b……油圧ピストン、5a,5b……ポンプピストン、7a,
7b……バルブシリンダ、8……バルブ、9……吐出管、
16……主油圧ポンプ、24……バルブ用油圧ポンプ、25…
…高圧油路、27……チェック弁、28……アキュムレー
タ、29……設定圧切換機能付リリーフ弁装置、100,10
0′……制御手段としての制御回路、PSR,PSL……検出器
としてのプレッシャスイッチ
制御装置の油圧回路図、第2図はその電磁弁を駆動する
ための電気回路図、第3図は他の実施例による電気回路
図である。 1a,1b……油圧シリンダ、3a,3b……ポンプシリンダ、4
a,4b……油圧ピストン、5a,5b……ポンプピストン、7a,
7b……バルブシリンダ、8……バルブ、9……吐出管、
16……主油圧ポンプ、24……バルブ用油圧ポンプ、25…
…高圧油路、27……チェック弁、28……アキュムレー
タ、29……設定圧切換機能付リリーフ弁装置、100,10
0′……制御手段としての制御回路、PSR,PSL……検出器
としてのプレッシャスイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれポンプピストン(5a,5b)を備え
た一対のポンプシリンダ(3a,3b)と、このポンプシリ
ンダ(3a,3b)に連設され前記ポンプピストン(5a,5b)
を交互に往復駆動する油圧ピストン(4a,4b)を備えた
一対の油圧シリンダ(1a,1b)と、この油圧シリンダ(1
a,1b)に圧油を供給する主油圧ポンプ(16)と、前記ポ
ンプシリンダ(3a,3b)の吐出側に配設される吐出管
(9)と、バルブシリンダ(7a,7b)によって往復駆動
され前記一対のポンプシリンダ(3a,3b)を交互に吐出
管(9)に連通するバルブ(8)と、前記バルブシリン
ダ(7a,7b)に圧油を供給するバルブ用油圧ポンプ(2
4)と、このバルブ用油圧ポンプ(24)と前記バルブシ
リンダ(7a,7b)を接続する高圧油路(25)に介装され
るチェック弁(27)と、この高圧油路(25)の前記チェ
ック弁(27)の下流に配設されるアキュムレータ(28)
とを備えてなるコンクリートポンプにおいて、 前記高圧油路(25)のチェック弁(27)上流に接続さ
れ、前記バルブ用油圧ポンプ(24)の最大吐出圧を高低
二段階に切換可能に設定する設定圧切換機能付リリーフ
弁装置(29)と、前記バルブシリンダ(7a,7b)に設け
られてそのストロークエンドを検出する検出器(PSR,PS
L)と、その検出器(PSR,PSL)の検出信号に基づき前記
リリーフ弁装置(29)の作動を制御して、前記バルブシ
リンダ(7a,7b)がストロークエンドにある時には前記
最大吐出圧を低い側の設定圧に、また同バルブシリンダ
(7a,7b)のストローク中には前記最大吐出圧を高い側
の設定圧にそれぞれ切換えるための制御手段(100,10
0′)とを備えることを特徴とするコンクリートポンプ
の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63307274A JP2555434B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | コンクリートポンプの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63307274A JP2555434B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | コンクリートポンプの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02153270A JPH02153270A (ja) | 1990-06-12 |
JP2555434B2 true JP2555434B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=17967151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63307274A Expired - Fee Related JP2555434B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | コンクリートポンプの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555434B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102536933A (zh) * | 2012-02-06 | 2012-07-04 | 三一重工股份有限公司 | 一种泵送液压系统及包括该系统的混凝土泵送设备 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0738700Y2 (ja) * | 1990-11-30 | 1995-09-06 | 石川島建機株式会社 | コンクリートポンプの配管破損防止装置 |
KR100541020B1 (ko) * | 1998-12-29 | 2006-03-30 | 두산인프라코어 주식회사 | 콘크리트펌핑시스템의유압펌프의사판제어장치 |
KR100606203B1 (ko) * | 2004-04-19 | 2006-07-31 | 주식회사 디앤에스 | 펌프카의 콘크리트 압송변환시스템 |
KR100606202B1 (ko) * | 2005-01-12 | 2006-07-31 | 주식회사 디앤에스 | 펌프카의 콘크리트 압송변환시스템 |
CN103410799B (zh) * | 2013-07-26 | 2015-09-09 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 泵送液压系统 |
-
1988
- 1988-12-05 JP JP63307274A patent/JP2555434B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102536933A (zh) * | 2012-02-06 | 2012-07-04 | 三一重工股份有限公司 | 一种泵送液压系统及包括该系统的混凝土泵送设备 |
WO2013117052A1 (zh) * | 2012-02-06 | 2013-08-15 | 湖南三一智能控制设备有限公司 | 一种泵送液压系统及包括该系统的混凝土泵送设备 |
CN102536933B (zh) * | 2012-02-06 | 2015-05-20 | 三一重工股份有限公司 | 一种泵送液压系统及包括该系统的混凝土泵送设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02153270A (ja) | 1990-06-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |