JP2555344Y2 - ヒンジ構造 - Google Patents

ヒンジ構造

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JP2555344Y2
JP2555344Y2 JP4457492U JP4457492U JP2555344Y2 JP 2555344 Y2 JP2555344 Y2 JP 2555344Y2 JP 4457492 U JP4457492 U JP 4457492U JP 4457492 U JP4457492 U JP 4457492U JP 2555344 Y2 JP2555344 Y2 JP 2555344Y2
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JP
Japan
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elastic piece
shaft
main body
printer cover
hinge structure
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JP4457492U
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英樹 越智
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はヒンジ構造に関するもの
であり、更に詳述すれば、例えば、ワードプロセッサ等
のプリンタ部のカバー等のように、本体に対して開閉自
在に取着され、且つ、着脱自在に保持された部材に於て
特に有効なヒンジ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、ラップトップ型ワードプロセッ
サの全体図であり、同図(A)は装置平面図、同図
(B)は右側面図である。
【0003】図に於て、(101)はワードプロセッサ
本体、(102)は熱転写式,ワイヤドットインパクト
式等のプリンタ部、(103)は該プリンタ部(10
2)に開閉自在に取着されたプリンタカバーであり、閉
じることによりプリンタ部(102)の開口部のガード
と防塵の機能を発揮し、一方、開いた時(図示の状態)
には、印刷用紙受け台乃至用紙ガイドとなるものであ
る。(104)は該プリンタカバー(103)のヒンジ
部(蝶番部)である。
【0004】このようなプリンタカバー(103)は、
プリンタ部(102)に葉書フィーダやカットシートフ
ィーダ等のオプション装置をセットする等の為に、ワー
ドプロセッサ本体(101)から取り外しできるように
構成されている。
【0005】図6は、従来のプリンタカバーのヒンジ部
(104)を説明する為の図5に於けるY−Y断面図で
ある。
【0006】同図に於て、ヒンジ部(104)は、プリ
ンタカバー(103)に形成された弾性片(105)と
固定片(106)、ワードプロセッサ本体(101)に
形成された軸(107)より構成される。図は、プリン
タカバー(103)を一杯に開いた状態を示している。
【0007】そして、この状態でプリンタカバー(10
3)を矢印cの方向に押してやると、プリンタカバー
(103)は、該カバー(103)とワードプロセッサ
本体(101)との当接部(108)を支点として、弾
性片(105)が半径sの円弧(S)上を通り軸(10
7)より外れる。この時、弾性片(105)の戻り部
(105d)は、長さtだけ内側に突出している為、弾
性片(105)は、外側にたわむ。しかし、弾性片(1
05)の直線部(105a)はたわまず、曲線部(10
5b)のみが前記直線部(105a)との境界部(10
5c)を支点としてたわんでいた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、このような
プリンタカバー(103)は、成形の容易さやコストの
低さ等の理由から、ポリスチレン樹脂やABS樹脂等で
作られている為、プリンタカバー(103)を外す時に
無理な力が加わると、該曲線部(105b)が境界部
(105c)より割れてしまうことがあった。
【0009】又、図7の右側面断面図に示したように、
外したプリンタカバー(103)をワードプロセッサ本
体(101)にはめ込む時には、矢印dの方向にプリン
タカバー(103)をはめ込むが、はめ込んだ時に軸
(104)が弾性片(105)に衝突するため、その衝
撃力が大きい場合には、弾性片(105)が弾性片(1
05)の付根部(105d)の部分から折れてしまう場
合があった。
【0010】従って、従来のプリンタカバーは、その着
脱を慎重に行わなければならず、取扱性に問題があっ
た。又、弾性片(105)が折れないように、プリンタ
カバー(103)を折れない樹脂(例えば、ポリアセタ
ール樹脂)で形成することも考えられるが、このような
樹脂は成形が難しく、コストも高いため実用的ではなか
った。又、弾性片(105)の部分のみを別部品にする
ことも考えられるが、部品点数が増え、組立作業性が低
下し、コストもアップするという欠点があった。
【0011】本考案のヒンジ構造は、このような事情に
鑑みなされたものであって、部材の取り外し時乃至取着
時にヒンジ部に無理な力が加わらず当該ヒンジ部が折れ
にくいヒンジ構造を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案のヒンジ構造は、
本体に着脱自在に取着された着脱部材を開閉自在に保持
するヒンジ構造に於て、本体乃至着脱部材の一方に形成
された軸と、他方に形成された前記軸を嵌合する嵌合部
とより成り、前記嵌合部は前記軸を挟持する弾性片と固
定片とよりなるスリットよりなり、前記弾性片は前記着
脱部材を開いた時に前記本体と着脱部材との当接部を中
心とした円弧に沿った形状に形成されている。
【0013】
【作用】本考案のヒンジ構造は、弾性片の形状を着脱部
材を開いた時に本体と着脱部材との当接部を中心とした
円弧に沿った形状に形成してあるため、着脱部材の取り
外し時乃至取着時にヒンジ部に無理な力が加わらず当該
ヒンジ部が折れにくくなる。
【0014】
【実施例】図2は、本考案のヒンジ構造を採用したラッ
プトップ型ワードプロセッサの全体図であり、同図
(A)は装置平面図、同図(B)は右側面図である。
【0015】図に於て、(1)はワードプロセッサ本
体、(2)は熱転写式,ワイヤドットインパクト式等の
プリンタ部、(3)は該プリンタ部(2)に開閉自在に
取着されたプリンタカバー(着脱部材)であり、閉じる
ことによりプリンタ部(2)の開口部のガードと防塵の
機能を発揮し、一方、開いた時(図示の状態)には、印
刷用紙受け台乃至用紙ガイドとなるものである。(4)
は該プリンタカバー(3)のヒンジ部(蝶番部)であ
り、プリンタカバー(3)は、ワードプロセッサ本体
(1)に着脱自在に保持されている。
【0016】図1は、図2に於けるX−X断面図であ
り、ヒンジ部(4)の部分周辺のみを示した図である。
【0017】図に於て、ヒンジ部(4)は、ワードプロ
セッサ本体(1)に形成された軸(7)と、プリンタカ
バー(3)に形成された円弧形状の弾性片(5)と固定
片(6)とより構成され、前記弾性片(5)と固定片
(6)でスリット構造となっており、両者で軸(7)を
挟持する嵌合部を構成している。
【0018】図3は、ヒンジ部(4)の拡大断面図であ
る。図はプリンタカバー(3)を一杯に開いた状態を示
しており、プリンタカバー(3)はワードプロセッサ本
体(1)に当接して静止している。
【0019】この状態でプリンタカバー(3)を矢印a
の方向に押してやると、プリンタカバー(3)とワード
プロセッサ本体(1)との当接部(8)を支点として、
弾性片(5)が半径rの円弧(R)上を通り軸(10
7)より外れる。
【0020】この時、弾性片(5)に形成された戻り部
(5a)は、長さhだけ内側に突出している為、プリン
タカバー(3)の取り外し時には、該弾性片(5)は弾
性片(5)の付根部(5b)を支点としてたわむが、該
たわみは弾性片(5)全体に分散される為、弾性片
(5)に無理な力が加わることがなく、弾性片(5)が
割れることはない。
【0021】図4は、プリンタカバー(3)を取着する
場合を説明する為の断面図である。
【0022】図は、プリンタカバー(3)を矢印bの方
向にはめ込んだ状態を示している。
【0023】プリンタカバー(3)をはめ込む場合に於
ても、弾性片(5)は付根部(5b)を支点として全体
がたわむ為、弾性片(5)に無理な力が加わることはな
く、弾性片(5)が割れることはない。
【0024】又、固定片(6)は、軸(7)と当接する
部分が、該軸(7)の外形に沿った円弧形状に形成され
ており、該円弧部(6a)は前記開口部(9)に対向す
る位置まで長く形成されている。そして、該開口部
(9)に対向する部分(6b)が、軸(7)をはめ込ん
だ時の衝撃を吸収する制止部として作用する為、プリン
タカバー(3)の取り付け時に、必要以上の力が矢印b
の方向から加わっても、その力は制止部(6b)が受け
る為、軸(7)が弾性片(5)に衝突して、該弾性片
(5)が付根部(5b)から折れてしまうのを防ぐこと
ができる。
【0025】尚、本実施例に於ては、軸(7)をワード
プロセッサ本体(1)側に形成し、弾性片(5)及び固
定片(6)をプリンタカバー(3)側に形成したが、こ
れに限られず、軸(7)をプリンタカバー(3)に形成
し、弾性片(5)及び固定片(6)をワードプロセッサ
本体(1)側に形成する構成としてもよい。
【0026】
【考案の効果】このように、本考案のヒンジ構造によれ
ば、着脱部材の取り外し時乃至取着時にヒンジ部に無理
な力が加わらない為、当該ヒンジ部が折れにくいヒンジ
構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に於けるX−X断面図である。
【図2】本考案のヒンジ構造を採用したラップトップ型
ワードプロセッサの全体図である。
【図3】ヒンジ部(4)の拡大断面図である。
【図4】プリンタカバー(3)を取着する場合を説明す
る為の断面図である。
【図5】ラップトップ型ワードプロセッサの全体図であ
る。
【図6】図6は、従来のプリンタカバーのヒンジ部(1
04)を説明する為の図5に於けるY−Y断面図であ
る。
【図7】外したプリンタカバー(103)をワードプロ
セッサ本体(101)にはめ込む状態を説明する為の右
側面断面図である。
【符号の説明】
1 ワードプロセッサ本体 2 プリンタ部 3 プリンタカバー 4 ヒンジ部 5 円弧形状の弾性片 5a 戻り部 5b 付根部 6 固定片 6a 円弧部 6b 制止部 7 軸 8 当接部 9 開口部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に着脱自在に取着された着脱部材を開
    閉自在に保持するヒンジ構造に於て、 本体乃至着脱部材の一方に形成された軸と、他方に形成
    された前記軸を嵌合する嵌合部とより成り、 前記嵌合部は前記軸を挟持する弾性片と固定片とよりな
    るスリットよりなり、前記弾性片は前記着脱部材を開い
    た時に前記本体と着脱部材との当接部を中心とした円弧
    に沿った形状に形成されていることを特徴としたヒンジ
    構造。
  2. 【請求項2】前記固定片は、前記スリットの開口部に対
    向する部分に前記軸の進入を制止する制止部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のヒンジ構造。
JP4457492U 1992-06-26 1992-06-26 ヒンジ構造 Expired - Lifetime JP2555344Y2 (ja)

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JP4735498B2 (ja) * 2006-09-27 2011-07-27 ミツミ電機株式会社 回動蓋のヒンジ構造及びそれを備えた電子機器
JP6145981B2 (ja) * 2012-09-18 2017-06-14 富士通株式会社 電子装置及び取付装置

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