JPH066667U - ヒンジ構造 - Google Patents

ヒンジ構造

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JPH066667U
JPH066667U JP4457492U JP4457492U JPH066667U JP H066667 U JPH066667 U JP H066667U JP 4457492 U JP4457492 U JP 4457492U JP 4457492 U JP4457492 U JP 4457492U JP H066667 U JPH066667 U JP H066667U
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elastic piece
printer cover
shaft
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英樹 越智
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】着脱部材の取り外し時乃至取着時にヒンジ部に
無理な力が加わらず、当該ヒンジ部が折れにくいヒンジ
構造を提供する。 【構成】ワードプロセッサ本体(1)乃至プリンタカバ
ー(3)の一方に形成された軸(7)と、他方に形成さ
れた前記軸(7)を挟持する弾性片(5)と固定片
(6)とよりなり、前記弾性片(5)はプリンタカバー
(3)を開いた時に前記ワードプロセッサ本体(1)と
プリンタカバー(3)との当接部(8)を中心とした円
弧に沿った形状に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はヒンジ構造に関するものであり、更に詳述すれば、例えば、ワードプ ロセッサ等のプリンタ部のカバー等のように、本体に対して開閉自在に取着され 、且つ、着脱自在に保持された部材に於て特に有効なヒンジ構造に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
図5は、ラップトップ型ワードプロセッサの全体図であり、同図(A)は装置 平面図、同図(B)は右側面図である。
【0003】 図に於て、(101)はワードプロセッサ本体、(102)は熱転写式,ワイ ヤドットインパクト式等のプリンタ部、(103)は該プリンタ部(102)に 開閉自在に取着されたプリンタカバーであり、閉じることによりプリンタ部(1 02)の開口部のガードと防塵の機能を発揮し、一方、開いた時(図示の状態) には、印刷用紙受け台乃至用紙ガイドとなるものである。(104)は該プリン タカバー(103)のヒンジ部(蝶番部)である。
【0004】 このようなプリンタカバー(103)は、プリンタ部(102)に葉書フィー ダやカットシートフィーダ等のオプション装置をセットする等の為に、ワードプ ロセッサ本体(101)から取り外しできるように構成されている。
【0005】 図6は、従来のプリンタカバーのヒンジ部(104)を説明する為の図5に於 けるY−Y断面図である。
【0006】 同図に於て、ヒンジ部(104)は、プリンタカバー(103)に形成された 弾性片(105)と固定片(106)、ワードプロセッサ本体(101)に形成 された軸(107)より構成される。図は、プリンタカバー(103)を一杯に 開いた状態を示している。
【0007】 そして、この状態でプリンタカバー(103)を矢印cの方向に押してやると 、プリンタカバー(103)は、該カバー(103)とワードプロセッサ本体( 101)との当接部(108)を支点として、弾性片(105)が半径sの円弧 (S)上を通り軸(107)より外れる。この時、弾性片(105)の戻り部( 105d)は、長さtだけ内側に突出している為、弾性片(105)は、外側に たわむ。しかし、弾性片(105)の直線部(105a)はたわまず、曲線部( 105b)のみが前記直線部(105a)との境界部(105c)を支点として たわんでいた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、このようなプリンタカバー(103)は、成形の容易さやコストの 低さ等の理由から、ポリスチレン樹脂やABS樹脂等で作られている為、プリン タカバー(103)を外す時に無理な力が加わると、該曲線部(105b)が境 界部(105c)より割れてしまうことがあった。
【0009】 又、図7の右側面断面図に示したように、外したプリンタカバー(103)を ワードプロセッサ本体(101)にはめ込む時には、矢印dの方向にプリンタカ バー(103)をはめ込むが、はめ込んだ時に軸(104)が弾性片(105) に衝突するため、その衝撃力が大きい場合には、弾性片(105)が弾性片(1 05)の付根部(105d)の部分から折れてしまう場合があった。
【0010】 従って、従来のプリンタカバーは、その着脱を慎重に行わなければならず、取 扱性に問題があった。又、弾性片(105)が折れないように、プリンタカバー (103)を折れない樹脂(例えば、ポリアセタール樹脂)で形成することも考 えられるが、このような樹脂は成形が難しく、コストも高いため実用的ではなか った。又、弾性片(105)の部分のみを別部品にすることも考えられるが、部 品点数が増え、組立作業性が低下し、コストもアップするという欠点があった。
【0011】 本考案のヒンジ構造は、このような事情に鑑みなされたものであって、部材の 取り外し時乃至取着時にヒンジ部に無理な力が加わらず当該ヒンジ部が折れにく いヒンジ構造を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案のヒンジ構造は、本体に着脱自在に取着された着脱部材を開閉自在に保 持するヒンジ構造に於て、本体乃至着脱部材の一方に形成された軸と、他方に形 成された前記軸を嵌合する嵌合部とより成り、前記嵌合部は前記軸を挟持する弾 性片と固定片とよりなるスリットよりなり、前記弾性片は前記着脱部材を開いた 時に前記本体と着脱部材との当接部を中心とした円弧に沿った形状に形成されて いる。
【0013】
【作用】
本考案のヒンジ構造は、弾性片の形状を着脱部材を開いた時に本体と着脱部材 との当接部を中心とした円弧に沿った形状に形成してあるため、着脱部材の取り 外し時乃至取着時にヒンジ部に無理な力が加わらず当該ヒンジ部が折れにくくな る。
【0014】
【実施例】
図2は、本考案のヒンジ構造を採用したラップトップ型ワードプロセッサの全 体図であり、同図(A)は装置平面図、同図(B)は右側面図である。
【0015】 図に於て、(1)はワードプロセッサ本体、(2)は熱転写式,ワイヤドット インパクト式等のプリンタ部、(3)は該プリンタ部(2)に開閉自在に取着さ れたプリンタカバー(着脱部材)であり、閉じることによりプリンタ部(2)の 開口部のガードと防塵の機能を発揮し、一方、開いた時(図示の状態)には、印 刷用紙受け台乃至用紙ガイドとなるものである。(4)は該プリンタカバー(3 )のヒンジ部(蝶番部)であり、プリンタカバー(3)は、ワードプロセッサ本 体(1)に着脱自在に保持されている。
【0016】 図1は、図2に於けるX−X断面図であり、ヒンジ部(4)の部分周辺のみを 示した図である。
【0017】 図に於て、ヒンジ部(4)は、ワードプロセッサ本体(1)に形成された軸( 7)と、プリンタカバー(3)に形成された円弧形状の弾性片(5)と固定片( 6)とより構成され、前記弾性片(5)と固定片(6)でスリット構造となって おり、両者で軸(7)を挟持する嵌合部を構成している。
【0018】 図3は、ヒンジ部(4)の拡大断面図である。図はプリンタカバー(3)を一 杯に開いた状態を示しており、プリンタカバー(3)はワードプロセッサ本体( 1)に当接して静止している。
【0019】 この状態でプリンタカバー(3)を矢印aの方向に押してやると、プリンタカ バー(3)とワードプロセッサ本体(1)との当接部(8)を支点として、弾性 片(5)が半径rの円弧(R)上を通り軸(107)より外れる。
【0020】 この時、弾性片(5)に形成された戻り部(5a)は、長さhだけ内側に突出 している為、プリンタカバー(3)の取り外し時には、該弾性片(5)は弾性片 (5)の付根部(5b)を支点としてたわむが、該たわみは弾性片(5)全体に 分散される為、弾性片(5)に無理な力が加わることがなく、弾性片(5)が割 れることはない。
【0021】 図4は、プリンタカバー(3)を取着する場合を説明する為の断面図である。
【0022】 図は、プリンタカバー(3)を矢印bの方向にはめ込んだ状態を示している。
【0023】 プリンタカバー(3)をはめ込む場合に於ても、弾性片(5)は付根部(5b )を支点として全体がたわむ為、弾性片(5)に無理な力が加わることはなく、 弾性片(5)が割れることはない。
【0024】 又、固定片(6)は、軸(7)と当接する部分が、該軸(7)の外形に沿った 円弧形状に形成されており、該円弧部(6a)は前記開口部(9)に対向する位 置まで長く形成されている。そして、該開口部(9)に対向する部分(6b)が 、軸(7)をはめ込んだ時の衝撃を吸収する制止部として作用する為、プリンタ カバー(3)の取り付け時に、必要以上の力が矢印bの方向から加わっても、そ の力は制止部(6b)が受ける為、軸(7)が弾性片(5)に衝突して、該弾性 片(5)が付根部(5b)から折れてしまうのを防ぐことができる。
【0025】 尚、本実施例に於ては、軸(7)をワードプロセッサ本体(1)側に形成し、 弾性片(5)及び固定片(6)をプリンタカバー(3)側に形成したが、これに 限られず、軸(7)をプリンタカバー(3)に形成し、弾性片(5)及び固定片 (6)をワードプロセッサ本体(1)側に形成する構成としてもよい。
【0026】
【考案の効果】
このように、本考案のヒンジ構造によれば、着脱部材の取り外し時乃至取着時 にヒンジ部に無理な力が加わらない為、当該ヒンジ部が折れにくいヒンジ構造を 提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に於けるX−X断面図である。
【図2】本考案のヒンジ構造を採用したラップトップ型
ワードプロセッサの全体図である。
【図3】ヒンジ部(4)の拡大断面図である。
【図4】プリンタカバー(3)を取着する場合を説明す
る為の断面図である。
【図5】ラップトップ型ワードプロセッサの全体図であ
る。
【図6】図6は、従来のプリンタカバーのヒンジ部(1
04)を説明する為の図5に於けるY−Y断面図であ
る。
【図7】外したプリンタカバー(103)をワードプロ
セッサ本体(101)にはめ込む状態を説明する為の右
側面断面図である。
【符号の説明】
1 ワードプロセッサ本体 2 プリンタ部 3 プリンタカバー 4 ヒンジ部 5 円弧形状の弾性片 5a 戻り部 5b 付根部 6 固定片 6a 円弧部 6b 制止部 7 軸 8 当接部 9 開口部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に着脱自在に取着された着脱部材を開
    閉自在に保持するヒンジ構造に於て、 本体乃至着脱部材の一方に形成された軸と、他方に形成
    された前記軸を嵌合する嵌合部とより成り、 前記嵌合部は前記軸を挟持する弾性片と固定片とよりな
    るスリットよりなり、前記弾性片は前記着脱部材を開い
    た時に前記本体と着脱部材との当接部を中心とした円弧
    に沿った形状に形成されていることを特徴としたヒンジ
    構造。
  2. 【請求項2】前記固定片は、前記スリットの開口部に対
    向する部分に前記軸の進入を制止する制止部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のヒンジ構造。
JP4457492U 1992-06-26 1992-06-26 ヒンジ構造 Expired - Lifetime JP2555344Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082442A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Mitsumi Electric Co Ltd 回動蓋のヒンジ構造及びそれを備えた電子機器
JP2014060292A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Fujitsu Ltd 電子装置及び取付装置

Cited By (3)

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JP4735498B2 (ja) * 2006-09-27 2011-07-27 ミツミ電機株式会社 回動蓋のヒンジ構造及びそれを備えた電子機器
JP2014060292A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Fujitsu Ltd 電子装置及び取付装置

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JP2555344Y2 (ja) 1997-11-19

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