JP2555271Y2 - アーム構造 - Google Patents

アーム構造

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JP2555271Y2
JP2555271Y2 JP409592U JP409592U JP2555271Y2 JP 2555271 Y2 JP2555271 Y2 JP 2555271Y2 JP 409592 U JP409592 U JP 409592U JP 409592 U JP409592 U JP 409592U JP 2555271 Y2 JP2555271 Y2 JP 2555271Y2
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JP
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arm
diaphragm
square hole
arm structure
present
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JP409592U
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Inventor
善彦 北舘
宗夫 依田
Original Assignee
石川島建機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アーム構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧ショベル機のアームにおいて
は、図4に示すように先端部に設けたアタッチメント1
を駆動するため、該アタッチメント1とアーム2の基部
との間にアーム2長手方向へ伸縮する油圧シリンダ3を
設け、該油圧シリンダ3へ動力用圧油を供給する油圧ホ
ース4をアーム2の起伏に支障なきよう配管するため
に、ボックス構造のアーム2の上面に角孔9を設けてい
る。
【0003】図5はアーム構造の一例の概略を表す側面
図、図6は図5のVI−VI矢視図であり、アーム2で
は、下方が開放されたコの字形断面を有し、所定の側面
形状を有する部材5を設け、該部材5のアーム2基部に
あたる部分に図示のようなダイヤフラム6を挿入し、該
ダイヤフラム6の外側からのすみ肉溶接により部材5内
面に固着し、部材5の開放側に下フランジ7を当接し、
部材5の外側から溶接してボックス構造に形成し、前記
ダイヤフラム6を設けた範囲の部材5の上フランジ5a
に、部材5幅方向に所定の間隔を置いて互いに平行して
部材5長手方向へ延びる油圧シリンダ3用のブラケット
8を溶接し、該ブラケット8の間の前記ダイヤフラム6
近傍に4隅に所定のRを付した角孔9を設けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
アーム構造では、断面積が急激に変化する角孔9と片面
すみ肉溶接により接合されたダイヤフラム6の溶接部と
が接近しているため、角孔9のコーナに高応力が発生す
るという問題があった。
【0005】本考案は、前述の実情に鑑み、角孔の一辺
をダイヤフラムに重ね合わせ、ダイヤフラムの両面から
溶接し得るよう形成することにより、角孔のコーナに高
応力が発生することを防止し得るアーム構造を提供する
ことを目的としてなしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、ボックス構造
体の一面に角孔を有するアーム構造において、前記角孔
のアーム長手方向の一辺をダイヤフラムの厚さ方向の略
中央部に合わせ、該重ね合わせ部分の両側にすみ肉溶接
を施した構成としている。
【0007】
【作用】従って、本考案では、角孔のコーナに集中する
応力がダイヤフラムを介してダイヤフラムを囲むアーム
断面に分散する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0009】図1は本考案のアーム構造の概略を表す側
面図、図2は図1のII−II矢視図、図3は図2のI
II−III矢視図である。図中、図5および図6と同
じものには同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0010】本実施例では、アーム2の部材5の上フラ
ンジ5aに設ける角孔10のアーム2先端部側の両コー
ナ10aを直角に形成し、他方の両コーナ10bに所定
のRを付し、前記角孔10のアーム2先端側の一辺をダ
イヤフラム6の厚さ方向の略中央部に合わせ、該重ね合
わせ部分の両側をすみ肉溶接により接合した構成として
いる。
【0011】上述した構成によれば、角孔10の一辺を
ダイヤフラム6に合わせ溶接したので、角孔10のコー
ナ10aに集中する応力がダイヤフラム6を介してダイ
ヤフラム6を囲むアーム2の全断面に分散し、角孔10
のコーナ10aに高応力が発生することを防止し得る。
【0012】なお、本考案は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0013】
【考案の効果】本考案のアーム構造によれば、角孔の一
辺をダイヤフラムに合わせて溶接したので、角孔のコー
ナに集中する応力がダイヤフラムを介してダイヤフラム
を囲むアームの全断面に分散し、角孔のコーナに高応力
が発生することを防止し得るという優れた効果を奏し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のアーム構造の概略を表す側面図であ
る。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】油圧ショベル機のアーム部分の構成の一例の側
面図である。
【図5】従来のアーム構造の一例の概略を表す側面図で
ある。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【符号の説明】
2 アーム 5a 上フランジ(フランジ) 6 ダイヤフラム 10 角孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス構造体の一面に角孔を有するア
    ーム構造において、前記角孔のアーム長手方向の一辺を
    ダイヤフラムの厚さ方向の略中央部に合わせ、該重ね合
    わせ部分の両側にすみ肉溶接を施したことを特徴とする
    アーム構造。
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JPH0557038U JPH0557038U (ja) 1993-07-30
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