JP2000356266A - メタルガスケット - Google Patents
メタルガスケットInfo
- Publication number
- JP2000356266A JP2000356266A JP11168506A JP16850699A JP2000356266A JP 2000356266 A JP2000356266 A JP 2000356266A JP 11168506 A JP11168506 A JP 11168506A JP 16850699 A JP16850699 A JP 16850699A JP 2000356266 A JP2000356266 A JP 2000356266A
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- JP
- Japan
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- combustion chamber
- bead
- beads
- around
- holes
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビード交差部における面圧低下を抑止し、該
部で当り抜けが発生するのを抑止する。 【解決手段】 燃焼室穴７，７間におけるビード５を両
燃焼室穴７，７周囲のビード５，５を接合して形成した
直線状部５Ａとする。ビード５の交差部分５Ｃにおける
燃焼室穴７側の裾部を直線状部５Ａと円弧状部５Ｂとを
滑らかにつなぐ曲線状に形成する。
部で当り抜けが発生するのを抑止する。 【解決手段】 燃焼室穴７，７間におけるビード５を両
燃焼室穴７，７周囲のビード５，５を接合して形成した
直線状部５Ａとする。ビード５の交差部分５Ｃにおける
燃焼室穴７側の裾部を直線状部５Ａと円弧状部５Ｂとを
滑らかにつなぐ曲線状に形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のシリン
ダヘッドとシリンダブロックとの間に介装するメタルガ
スケットに関するものである。
ダヘッドとシリンダブロックとの間に介装するメタルガ
スケットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、燃焼室穴の周囲に面圧を高める
ためのシールビードを備え、燃焼室穴間の幅が小さくて
隣接する燃焼室穴を囲繞するそれぞれのビードが燃焼室
穴間で交差するようになしたメタルガスケットにおいて
は、隣接する燃焼室穴の周囲に設けたビードを燃焼室穴
間で接合する必要がある。従来のガスケットにおいて
は、図３に示すように、ビード５５における燃焼室穴５
７，５７間の直線状部５５Ａと、他の燃焼室穴５７周囲
の円弧状部５５Ｂとの交差部分５５Ｃに曲率半径の小さ
い部位が形成されるため、上記ビード５５の交差部分５
５Ｃの付近での著しいビード剛性差から、ビード５５の
交差部分５５Ｃにおいて部分的に面圧が低下し、その結
果、当り抜けが発生する場合があった。
ためのシールビードを備え、燃焼室穴間の幅が小さくて
隣接する燃焼室穴を囲繞するそれぞれのビードが燃焼室
穴間で交差するようになしたメタルガスケットにおいて
は、隣接する燃焼室穴の周囲に設けたビードを燃焼室穴
間で接合する必要がある。従来のガスケットにおいて
は、図３に示すように、ビード５５における燃焼室穴５
７，５７間の直線状部５５Ａと、他の燃焼室穴５７周囲
の円弧状部５５Ｂとの交差部分５５Ｃに曲率半径の小さ
い部位が形成されるため、上記ビード５５の交差部分５
５Ｃの付近での著しいビード剛性差から、ビード５５の
交差部分５５Ｃにおいて部分的に面圧が低下し、その結
果、当り抜けが発生する場合があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、ビード交差部における面圧低下を抑止することによ
り、該部で当り抜けが発生するのを抑止することができ
るメタルガスケットを提供することにある。
は、ビード交差部における面圧低下を抑止することによ
り、該部で当り抜けが発生するのを抑止することができ
るメタルガスケットを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシ
ールビードを備え、隣接する燃焼室穴を囲繞するそれぞ
れのビードが燃焼室穴間で交差するようになしたメタル
ガスケットにおいて、上記燃焼室穴間におけるビードを
両燃焼室穴周囲のビードを接合して形成した直線状部と
し、該ビードの交差部分における燃焼室穴側の裾部を、
燃焼室穴間の直線状部と該部以外の燃焼室穴周囲の円弧
状部とを滑らかにつなぐ曲線状に形成したことを特徴と
するものである。上記ガスケットにおいては、ビードの
直線状部におけるビード幅を、燃焼室穴周囲の円弧状部
よりも狭く形成するのが好適である。
め、本発明は、燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシ
ールビードを備え、隣接する燃焼室穴を囲繞するそれぞ
れのビードが燃焼室穴間で交差するようになしたメタル
ガスケットにおいて、上記燃焼室穴間におけるビードを
両燃焼室穴周囲のビードを接合して形成した直線状部と
し、該ビードの交差部分における燃焼室穴側の裾部を、
燃焼室穴間の直線状部と該部以外の燃焼室穴周囲の円弧
状部とを滑らかにつなぐ曲線状に形成したことを特徴と
するものである。上記ガスケットにおいては、ビードの
直線状部におけるビード幅を、燃焼室穴周囲の円弧状部
よりも狭く形成するのが好適である。
【０００５】上記構成を有するメタルガスケットは、上
記燃焼室穴間におけるビードを両燃焼室穴周囲のビード
を接合して形成した直線状部とし、該ビードの交差部分
における燃焼室穴側の裾部を、燃焼室穴間の直線状部と
該部以外の燃焼室穴周囲の円弧状部とを滑らかにつなぐ
曲線状に形成したので、ビードの交差部分の付近におい
てビード剛性が極端に変化する部分が無く、該部におい
て当り抜けが発生するのを抑止することができる。
記燃焼室穴間におけるビードを両燃焼室穴周囲のビード
を接合して形成した直線状部とし、該ビードの交差部分
における燃焼室穴側の裾部を、燃焼室穴間の直線状部と
該部以外の燃焼室穴周囲の円弧状部とを滑らかにつなぐ
曲線状に形成したので、ビードの交差部分の付近におい
てビード剛性が極端に変化する部分が無く、該部におい
て当り抜けが発生するのを抑止することができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のメタルガスケッ
トの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明するに、図
１及び図２は、本発明を、内燃機関のシリンダヘッドと
シリンダブロックとの間に介装するメタルガスケットに
適用した場合を示している。このメタルガスケット１
は、図１に示すように、シリンダブロックの燃焼室に対
応する燃焼室穴７，並びに該燃焼室穴７の周囲に分散し
て、必要数の水穴及びオイル穴等を備え、さらに、燃焼
室穴７を囲むように略均等に配置されたボルト穴を備え
ている。そして、上記燃焼室穴７の周囲には、該部にお
ける面圧を高めるためのシールビード５が形成されてお
り、隣接する燃焼室穴７，７を囲繞するそれぞれのビー
ド５，５は燃焼室穴７，７間で交差するように配置され
ている。
トの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明するに、図
１及び図２は、本発明を、内燃機関のシリンダヘッドと
シリンダブロックとの間に介装するメタルガスケットに
適用した場合を示している。このメタルガスケット１
は、図１に示すように、シリンダブロックの燃焼室に対
応する燃焼室穴７，並びに該燃焼室穴７の周囲に分散し
て、必要数の水穴及びオイル穴等を備え、さらに、燃焼
室穴７を囲むように略均等に配置されたボルト穴を備え
ている。そして、上記燃焼室穴７の周囲には、該部にお
ける面圧を高めるためのシールビード５が形成されてお
り、隣接する燃焼室穴７，７を囲繞するそれぞれのビー
ド５，５は燃焼室穴７，７間で交差するように配置され
ている。
【０００７】上記シールビード５について、さらに具体
的に説明すると、該シールビード５は、概略的には、隣
接する燃焼室穴７，７間の直線状部５Ａと、該部以外の
燃焼室穴７の周囲の円弧状部５Ｂとを有し、上記直線状
部５Ａは、図２に明確に示すように、上記燃焼室穴７，
７間において両燃焼室穴７，７周囲のビード５，５を接
合することにより形成している。そして、当該直線状部
５Ａにおけるビード幅Ｄａは、燃焼室穴７周囲の円弧状
部５Ｂにおけるビード幅Ｄｂよりも狭く形成している。
的に説明すると、該シールビード５は、概略的には、隣
接する燃焼室穴７，７間の直線状部５Ａと、該部以外の
燃焼室穴７の周囲の円弧状部５Ｂとを有し、上記直線状
部５Ａは、図２に明確に示すように、上記燃焼室穴７，
７間において両燃焼室穴７，７周囲のビード５，５を接
合することにより形成している。そして、当該直線状部
５Ａにおけるビード幅Ｄａは、燃焼室穴７周囲の円弧状
部５Ｂにおけるビード幅Ｄｂよりも狭く形成している。
【０００８】また、図２からわかるように、上記隣接す
る燃焼室穴７，７の周囲のビード５，５の交差部分５Ｃ
においては、該ビード５，５の燃焼室７側の裾部が、燃
焼室穴７，７間の直線状部５Ａと該部以外の燃焼室穴７
周囲の円弧状部５Ｂとを滑らかに、すなわち曲率が次第
に変化するようにつなぐことにより曲線状に形成してい
る。つまり、上記交差部分５Ｃにおけるビード５の燃焼
室７側の裾部の曲率半径Ｒａは、他の燃焼室７周囲の円
弧状部５Ｂにおけるビード５の曲率半径Ｒｂよりも小さ
く形成されている。なお、図２中の一点鎖線は、ビード
５のセンターラインである。
る燃焼室穴７，７の周囲のビード５，５の交差部分５Ｃ
においては、該ビード５，５の燃焼室７側の裾部が、燃
焼室穴７，７間の直線状部５Ａと該部以外の燃焼室穴７
周囲の円弧状部５Ｂとを滑らかに、すなわち曲率が次第
に変化するようにつなぐことにより曲線状に形成してい
る。つまり、上記交差部分５Ｃにおけるビード５の燃焼
室７側の裾部の曲率半径Ｒａは、他の燃焼室７周囲の円
弧状部５Ｂにおけるビード５の曲率半径Ｒｂよりも小さ
く形成されている。なお、図２中の一点鎖線は、ビード
５のセンターラインである。
【０００９】上記構成を有するメタルガスケット１は、
燃焼室穴７，７間におけるビード５を両燃焼室穴７，７
周囲のビード５，５を接合して形成した直線状部５Ａと
し、該ビード５の交差部分５Ｃにおける燃焼室７穴側の
裾部を、燃焼室穴７，７間の直線状部５Ａと該部以外の
燃焼室穴７周囲の円弧状部５Ｂとを滑らかにつなぐ曲線
状に形成したので、ビード５の交差部分５Ｃの付近にお
いてビード剛性が極端に変化する部分が無く、該部にお
いて当り抜けが発生するのを抑止することができる。
燃焼室穴７，７間におけるビード５を両燃焼室穴７，７
周囲のビード５，５を接合して形成した直線状部５Ａと
し、該ビード５の交差部分５Ｃにおける燃焼室７穴側の
裾部を、燃焼室穴７，７間の直線状部５Ａと該部以外の
燃焼室穴７周囲の円弧状部５Ｂとを滑らかにつなぐ曲線
状に形成したので、ビード５の交差部分５Ｃの付近にお
いてビード剛性が極端に変化する部分が無く、該部にお
いて当り抜けが発生するのを抑止することができる。
【００１０】ここで、本発明のメタルガスケットは、単
体でメタルガスケットとして構成しても、または２枚以
上の金属板を積層した金属積層形ガスケットの構成板と
して用いてもよく、必要に応じて他の部位にビードを設
けたり、あるいは燃焼室穴の周囲に折返部を形成した
り、グロメットにより挟着した構成とすることもでき
る。
体でメタルガスケットとして構成しても、または２枚以
上の金属板を積層した金属積層形ガスケットの構成板と
して用いてもよく、必要に応じて他の部位にビードを設
けたり、あるいは燃焼室穴の周囲に折返部を形成した
り、グロメットにより挟着した構成とすることもでき
る。
【００１１】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明のメタル
ガスケットによれば、ビードの交差部分の付近において
ビード剛性が極端に変化する部分が無く、ビード交差部
における面圧低下を抑止することができ、延いては該部
で当り抜けが発生するのを抑止することができる。上述
した本発明の効果は、感圧紙を用いた実験により確認さ
れている。
ガスケットによれば、ビードの交差部分の付近において
ビード剛性が極端に変化する部分が無く、ビード交差部
における面圧低下を抑止することができ、延いては該部
で当り抜けが発生するのを抑止することができる。上述
した本発明の効果は、感圧紙を用いた実験により確認さ
れている。
【図１】本発明のメタルガスケットの部分破断平面図で
ある。
ある。
【図２】図１の要部拡大端面図である。
【図３】従来例の部分破断平面図である。
１ メタルガスケット ５ ビード ５Ａ 直線状部 ５Ｂ 円弧状部 ５Ｃ 交差部分 ７ 燃焼室穴 Ｄａ，Ｄｂ ビード幅 Ｒａ，Ｒｂ 曲率半径
【手続補正書】
【提出日】平成１２年６月１６日（２０００．６．１
６）
６）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシ
ールビードを備え、隣接する燃焼室穴を囲繞するそれぞ
れのビードが燃焼室穴間で交差するようになしたメタル
ガスケットにおいて、上記燃焼室穴間におけるビードを
両燃焼室穴周囲のビードを接合して形成した直線状部と
し、該ビードの交差部分における燃焼室穴側の裾部を、
燃焼室穴間の直線状部と該部以外の燃焼室穴周囲の円弧
状部とを滑らかにつなぐ曲線状に形成し、上記ビードの
直線状部におけるビード幅を、燃焼室穴周囲の円弧状部
よりも狭く形成したことを特徴とするものである。
め、本発明は、燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシ
ールビードを備え、隣接する燃焼室穴を囲繞するそれぞ
れのビードが燃焼室穴間で交差するようになしたメタル
ガスケットにおいて、上記燃焼室穴間におけるビードを
両燃焼室穴周囲のビードを接合して形成した直線状部と
し、該ビードの交差部分における燃焼室穴側の裾部を、
燃焼室穴間の直線状部と該部以外の燃焼室穴周囲の円弧
状部とを滑らかにつなぐ曲線状に形成し、上記ビードの
直線状部におけるビード幅を、燃焼室穴周囲の円弧状部
よりも狭く形成したことを特徴とするものである。
Claims (2)
- 【請求項１】燃焼室穴の周囲に面圧を高めるためのシー
ルビードを備え、隣接する燃焼室穴を囲繞するそれぞれ
のビードが燃焼室穴間で交差するようになしたメタルガ
スケットにおいて、 上記燃焼室穴間におけるビードを両燃焼室穴周囲のビー
ドを接合して形成した直線状部とし、 上記ビードの交差部分における燃焼室穴側の裾部を、燃
焼室穴間の直線状部と該部以外の燃焼室穴周囲の円弧状
部とを滑らかにつなぐ曲線状に形成した、ことを特徴と
するメタルガスケット。 - 【請求項２】請求項１に記載のメタルガスケットにおい
て、 ビードの直線状部におけるビード幅を、燃焼室穴周囲の
円弧状部よりも狭く形成した、ことを特徴とするメタル
ガスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11168506A JP2000356266A (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | メタルガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11168506A JP2000356266A (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | メタルガスケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000356266A true JP2000356266A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15869330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11168506A Pending JP2000356266A (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | メタルガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000356266A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1553334A1 (en) | 2004-01-09 | 2005-07-13 | Ishikawa Gasket Co. Ltd. | Cylinder head gasket |
| EP1561977A1 (en) | 2004-02-04 | 2005-08-10 | Ishikawa Gasket Co. Ltd. | Cylinder head gasket |
| WO2006002604A1 (de) | 2004-06-30 | 2006-01-12 | Federal-Mogul Sealing Systems Gmbh | Flachdichtung |
-
1999
- 1999-06-15 JP JP11168506A patent/JP2000356266A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1553334A1 (en) | 2004-01-09 | 2005-07-13 | Ishikawa Gasket Co. Ltd. | Cylinder head gasket |
| US7137631B2 (en) | 2004-01-09 | 2006-11-21 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Cylinder head gasket |
| KR100700109B1 (ko) | 2004-01-09 | 2007-03-28 | 이시카와 가스킷 가부시키가이샤 | 실린더 헤드 개스킷 |
| EP1561977A1 (en) | 2004-02-04 | 2005-08-10 | Ishikawa Gasket Co. Ltd. | Cylinder head gasket |
| WO2006002604A1 (de) | 2004-06-30 | 2006-01-12 | Federal-Mogul Sealing Systems Gmbh | Flachdichtung |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040405 |