JP2555131Y2 - スケルチ装置 - Google Patents

スケルチ装置

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JP2555131Y2
JP2555131Y2 JP1990044669U JP4466990U JP2555131Y2 JP 2555131 Y2 JP2555131 Y2 JP 2555131Y2 JP 1990044669 U JP1990044669 U JP 1990044669U JP 4466990 U JP4466990 U JP 4466990U JP 2555131 Y2 JP2555131 Y2 JP 2555131Y2
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伸夫 飯塚
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株式会社 ケンウッド
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、スケルチ装置に関し、特にFM受信装置に
おけるスケルチ装置に関する。
(従来の技術) 従来のFM受信回路のスケルチ装置は、例えば第4図に
示すように構成されている。
アンテナで受波された受信信号は、周波数変換・増幅
回路1でIF信号に変換され、IF増幅回路2で増幅された
後、FM検波回路3に送出される。IF増幅回路2で増幅さ
れた信号は、FM検波回路3でFM検波されてAF増幅回路4
に送出され、増幅されてスピーカを鳴動させる。
一方、FM検波回路3の出力からは、ノイズ選択フィル
ター回路5によってノイズ成分が選択され、ノイズ増幅
・検波回路6でノイズ成分が増幅され、整流される。
ノイズ増幅・検波回路6における整流レベルは、調整
ボリューム8によるスケルチ動作レベル設定により可
変、調整され、整流後の信号がスケルチスイッチング回
路7に出力される。
スケルチスイッチング回路7は、ノイズ増幅・検波回
路6による整流、検波後の信号を受けてAF増幅回路4を
ミュートを制御してスケルチ動作させる(ノイズが設定
レベルより多いときにスケルチを閉じる)。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来のFM受信回路のスケルチ動作は、ノ
イズ整流型で、スケルチの動作感度が非常に高く、受信
信号が低レベルであってもスケルチ動作が可能である反
面、FMの性質上、一定レベルを越えた信号はノイズレベ
ルが下がるため、一様にスケルチが開いてしまうという
問題がある。
アマチュア無線のように、チャンネル内の混信が激し
い場合に、近距離の信号強度の強い信号を受信したとき
だけスケルチが開くようにしたいときには、ノイズ整流
型スケルチは採用できず、信号強度検出型スケルチを併
用しなければならない。
しかしながら、信号強度検出型スケルチは、低レベル
の信号では動作せず、信号がないときに動作点を定める
ことができない等の問題がある。
そこで、この考案の目的は、用途に応じて低レベルか
ら高レベルまで適切に動作可能で、操作性が良く、ハー
ドウェア構成面でも有利なスケルチ装置を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 前述の課題を解決するため、この考案の第1の態様に
よるスケルチ装置は、 FM信号のノイズを整流、検波して得られる出力信号が
所定レベル以上のときスケルチ動作させるノイズ整流型
スケルチと、FM信号のレベルが所定レベル以上のときス
ケルチ動作させる信号強度検出型スケルチと、前記2つ
のスケルチを切り換え動作させる第1の切換手段とを有
するスケルチ装置において、 第一の状態では前記信号強度検出型スケルチのスケル
チ動作レベルを可変調整可能とするとともに、第二の状
態では前記調整されたスケルチレベルを前記所定レベル
として設定するスケルチレベル調整設定手段を備えて構
成される。
また、この考案の第2の態様によるスケルチ装置は、 FM信号のノイズを整流、検波して得られる出力信号が
所定レベル以上のときスケルチ動作させるノイズ整流型
スケルチと、FM信号のレベルが所定レベル以上のときス
ケルチ動作させる信号強度検出型スケルチと、前記2つ
のスケルチを切り換え動作させる第1の切換手段とを有
するスケルチ装置において、 スケルチ動作設定を指定するスケルチ設定モード選択
スイッチと、 受信信号を周波数変換するための基準周波数情報を可
変することともに、前記スケルチ設定モード選択スイッ
チのON動作時、その回転角度に応じて前記信号強度検出
型スケルチのスケルチ動作レベルを順次可変調整し、前
記スケルチ設定モード選択スイッチのOFF動作により前
記調整されたスケルチ動作レベルを前記所定レベルとし
て設定するロータリーエンコーダを備えて構成される。
(作用) この考案によるスケルチ装置は、ノイズ整流型スケル
チと信号強度検出型スケルチとを切り換え動作させるだ
けでなく、第2の切換手段により信号強度検出型スケル
チのスケルチ動作レベルを可変調整した後に、調整され
たスケルチレベルをスケルチ動作基準としての所定レベ
ルとして設定して、調整されたスケルチレベルを上記所
定レベルとして自動的に設定し、ユーザーの使用性を向
上せしめている。
また、上記信号強度検出型スケルチのスケルチ動作レ
ベルの設定を局発周波数等の受信信号を周波数変換する
ための基準周波数を制御するために使われているロータ
リーエンコーダの操作により行う。すなわち、スケルチ
設定モード選択スイッチのON動作により、スケルチ設定
モードが選択され、ロータリーエンコーダの回転角度に
応じて上記信号強度検出型スケルチのスケルチ動作レベ
ルを順次可変調整せしめ、上記スケルチ設定モード選択
スイッチのOFF動作によりこうして調整されたスケルチ
動作レベルを所定レベルとして設定している。こうし
て、上記スケルチ動作レベル可変調整用の格別な手段を
設けることなく、スケルチ設定モード選択スイッチと、
通常、チューニング等の周波数制御用に使われているロ
ータリーエンコーダとの関連動作により、スケルチ動作
レベルの簡単な設定を可能としてユーザーの使用性を向
上せしめている。
(実施例) 次に、この考案について図面を参照しながら説明す
る。
第1図はこの考案によるスケルチ装置を備えるFM受信
回路の実施例を示すブロック図である。
第1図において、第2図と同一符号を付与された構成
部は第1図と同様な構成部を示す。
この実施例では、第1図に示すノイズ整流スケルチと
後述する信号強度検出スケルチとを備え、ノイズ増幅・
検波回路6とスケルチスイッチング回路7との間に、入
力端子13aと13bを有するスケルチ切り換えスイッチ13が
設けられている。
また、周波数変換・増幅回路1からのIF出力は、シグ
ナルメータ用増幅回路9でシグナルメータを駆動して、
メータ針が振れるレベルまで増幅される。
調整ボリューム10はスケルチ動作レベルを調整設定す
るもので、スケルチ動作点設定スイッチ12がON状態で
は、その設定動作レベルに対応した電圧がシグナルメー
ター用増幅回路9を経由してシグナルメータに供給さ
れ、シグナルメータの振れを見ながら適切な動作レベル
の設定を可能とする。
電圧比較回路11は、シグナルメータ用の増幅回路9か
らの出力電圧と、調整ボリューム10により設定された設
定電圧とを比較し、設定電圧の方が高いときに出力をス
ケルチ切り換えスイッチ13の一端子13bに送出する。
さて、上記のように構成された、この実施例によるス
ケルチ装置のスケルチ動作を説明する。
スケルチ切り換えスイッチ13の入力端子を、13a側に
接続すると、第1図に説明したノイズ整流型スケルチ動
作が行われる。そのスケルチ動作点は調整ボリューム8
で設定され、一般には無信号時にノイズが消える点に設
定される。
また、スケルチ切り換えスイッチ13の入力端子を13b
側に接続すると、信号強度検出型スケルチ動作が行われ
る。そのスケルチ動作点は、前述の如くスケルチ動作点
設定スイッチ12をON状態として調整ボリューム10を操作
して行われる。このとき、調整ボリューム10を回すと、
それに応じてシグナルメータの針が振れる。ここで、5/
10のスケールになるように設定(つまり、フルスケール
10に対して5の振れ強度に設定)してスケルチ動作点設
定スイッチ12をOFF状態としたとすると、受信信号レベ
ルが5/10以上になると、電圧比較回路11が検出出力をス
ケルチ切り換えスイッチ13の端子13bを介してスケルチ
スイッチング回路7に送出して、ミュートを解除する。
第2図には、この考案によるスケルチ装置の他の実施
例を示すFM受信回路のブロック図が示されている。
この実施例は、マイクロプロセッサ17により第1図に
示すような動作を制御する例である。
PLLシンセサイザ14は、周波数変換・増幅回路1に供
給される局発周波数を制御するもので、ロータリーエン
コーダ15によってその周波数が選択され、マイクロプロ
セッサ(CPU)17の処理を介して表示器16の周波数表示
部16a上に表示される。ロータリーエンコーダ15は、こ
のような周波数選択機能とともに後述する動作設定、動
作レベル設定等の機能をも有する。
シグナルメータ用増幅回路9の出力は、マイクロプロ
セッサ17に入力され、そこでA/D変換されて、変換され
た電圧に対応して、表示器16のシグナルメータ部16b上
に点灯表示される。
マイクロプロセッサ17は、またノイズ選択フィルタ回
路5、ノイズ増幅・検波回路6から成るノイズ整流型ス
ケルチ回路の出力を検出し、ミュート制御のスケルチス
イッチング回路7を制御する。
スケルチ設定モード選択スイッチ19は、スケルチ設定
モードの選択スイッチで、ON状態に設定されると、スイ
ッチ設定モードになり、ロータリーエンコーダ15の操作
によりスケルチ設定の選択ができる。
第3図にはスケルチ設定モード時のロータリーエンコ
ーダ15の操作による表示器16上の動作表示が示されてい
る。
ロータリーエンコーダ15を回転すると、回転に伴い、 (a)ノイズ整流スケルチ動作となる。
(b)信号強度検出型スケルチ動作、シグナルメータが
1まで点灯する信号入力でスケルチが開く。
(c)信号強度検出型スケルチ動作、シグナルメータが
2まで点灯する信号入力でスケルチが開く。
以下、同様に信号強度検出型スケルチ動作の下、シグ
ナルメータが3まで点灯(d)、4まで点灯(e)、5
まで点灯(f)する信号入力でスケルチがそれぞれ開
く。
このときの選択により、第1図におけるスケルチ動作
レベル調整ボリューム10とスケルチ切り換えスイッチ13
に対応する設定が行われている。
スケルチ設定モード選択スイッチ19をOFF状態に設定
すると、設定モードが解除され、設定モードで設定され
た内容がRAM18に記憶される。
信号検出型スケルチ動作モードに設定された場合に
は、設定されたシグナル表示の振れに対応してスケルチ
スイッチ7を制御する。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によるスケルチ装置
は、ノイズ整流型スケルチと信号強度検出型スケルチと
を切り換え使用可能な構成としているので、弱信号でス
ケルチを開きたいときにはノイズ整流型スケルチを、強
い信号のときだけスケルチを開きたいときには信号強度
検出型スケルチを使い分けることができる。
また、信号スケルチの動作点をシグナルメータで設定
できるようにしているので信号スケルチの動作点の設定
が容易となる。
さらに、マイクロコンピュータを用いて構成すれば従
来の装置構成に設定スイッチを追加するだけで良いので
構成部品数を増加させずに効率的なスケルチ装置が得ら
れる。
より具体的には、切換手段により信号強度検出型スケ
ルチのスケルチ動作レベルを可変調整した後に、調整さ
れたスケルチレベルをスケルチ動作基準としての所定レ
ベルとして設定し、調整されたスケルチレベルをスケル
チ動作基準としての所定レベルとして自動的に設定して
いるので、ユーザーの使用性が改善される。このとき、
切換手段の設定により、受信電波のない、つまり非受信
モード時においてもスケルチレベルの設定が可能とな
る。また、信号強度検出型スケルチのスケルチ動作レベ
ルの設定を局発周波数等の周波数を制御するために使わ
れているロータリーエンコーダの操作により行っている
ので、スケルチ動作レベル可変調整用の格別手段を設け
ることなく、スケルチ設定モード選択スイッチと、通
常、チューニング等の周波数制御用に使われているロー
タリーエンコーダとの関連動作により、スケルチ動作レ
ベルの簡単な設定が可能となりユーザーの使用性が更に
改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案によるスケルチ装置の一実施例を示
すブロック図、第2図は、この考案によるスケルチ装置
の他の実施例を示すブロック図、第3図は第2図の実施
例におけるスケルチ設定モード時の表示器16上の表示例
を示す図、第4図は従来のスケルチ装置のブロック図で
ある。 1……周波数変換・増幅回路、2……IF増幅回路、3…
…FM検波回路、4……AF増幅回路、5……ノイズ選択フ
ィルタ回路、6……ノイズ増幅・検波回路、7……スケ
ルチスイッチング回路、8……スケルチ動作レベル調整
ボリューム、9……シグナルメータ用増幅回路、10……
スケルチ動作レベル調整ボリューム、11……電圧比較回
路、12……スケルチ動作点設定スイッチ、13……スケル
チ切り換えスイッチ、14……PLLシンセサイザ、15……
ロータリーエンコーダ、16……表示器、17……マイクロ
プロセッサ、18……RAM、19……スケルチ設定モード選
択スイッチ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】FM信号のノイズを整流、検波して得られる
    出力信号が所定レベル以上のときスケルチ動作させるノ
    イズ整流型スケルチと、FM信号のレベルが所定レベル以
    上のときスケルチ動作させる信号強度検出型スケルチ
    と、前記2つのスケルチを切り換え動作させる第1の切
    換手段とを有するスケルチ装置において、 第1の状態では前記信号強度検出型スケルチのスケルチ
    動作レベルを可変調整可能とするとともに、第2の状態
    では前記調整されたスケルチレベルを前記所定レベルと
    して設定する第2の切換手段を備えて成ることを特徴と
    するスケルチ装置。
  2. 【請求項2】FM信号のノイズを整流、検波して得られる
    出力信号が所定レベル以上のときスケルチ動作させるノ
    イズ整流型スケルチと、FM信号のレベルが所定レベル以
    上のときスケルチ動作させる信号強度検出型スケルチ
    と、前記2つのスケルチを切り換え動作させる第1の切
    換手段とを有するスケルチ装置において、 スケルチ動作設定を指定するスケルチ設定モード選択ス
    イッチと、 受信信号を周波数変換するための基準周波数情報を可変
    するとともに、前記スケルチ設定モード選択スイッチの
    ON動作時、その回転角度に応じて前記信号強度検出型ス
    ケルチのスケルチ動作レベルを順次可変調整し、前記ス
    ケルチ設定モード選択スイッチのOFF動作により前記調
    整されたスケルチ動作レベルを前記所定レベルとして設
    定するロータリーエンコーダを備えて成ることを特徴と
    するスケルチ装置。
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JPH044436U JPH044436U (ja) 1992-01-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5616839Y2 (ja) * 1977-07-15 1981-04-20
JPS62133827A (ja) * 1985-12-05 1987-06-17 Yaesu Musen Co Ltd スケルチ方式
JPS6455905A (en) * 1987-08-27 1989-03-02 Sony Corp Receiver

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