JP2555087Y2 - 自動車用内装トリムの結合構造 - Google Patents

自動車用内装トリムの結合構造

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JP2555087Y2
JP2555087Y2 JP774292U JP774292U JP2555087Y2 JP 2555087 Y2 JP2555087 Y2 JP 2555087Y2 JP 774292 U JP774292 U JP 774292U JP 774292 U JP774292 U JP 774292U JP 2555087 Y2 JP2555087 Y2 JP 2555087Y2
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雄三 足立
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用内装トリムの結
合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の内装構造は、自動車の
インナーパネルの各曲面形状に合わせてトリムを配設し
て行なっている。この場合、トリムの合わせ面は重ね合
わせるか、あるいは突き合わせることによって組み上げ
ている。
【0003】しかしながら、トリムを重ねると、厚みが
厚くなり、トリムを突き合わせると結合が不充分とな
る。
【0004】そこで、図15および図16に示すよう
に、互いに結合するトリム100,101の一方に係合
穴102を穿け、他方に爪103を設けて係合させるよ
うにした先行技術(実開平2−19651号公報)が知
られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術では、爪103を係合穴102に係合させている
だけなので、爪103の挿入方向と逆方向に対しては抜
け易く、トリム101,101をパネル等に固定しにく
い場所では結合が不充分となる。
【0006】本考案は上記課題を解決し、係合をスムー
ズに行なうと共に、相互間を確実に固定することができ
る自動車用内装トリムの結合構造を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するため、端面を互いに突き合わせて結合される自動車
用内装トリムの結合構造において、一方の内装トリムの
端面に、後縁に沿って他方の内装トリム側に突設するフ
ランジを設けると共に該フランジの板面に係合穴を穿設
し、この係合穴に係合する突片を他方の内装トリムの端
面後方に設け、該突片の一部を、他の部分に対して変位
する可動片に形成し、該可動片に上記係合穴に係合する
突起部を突設すると共に、上記突片を上記係合穴に係合
する際に、該突片を係合穴に案内する斜面を有するガイ
ド片を係合穴に沿って突設し、かつ上記可動片の逃げを
上記係合穴に形成したことにある。
【0008】
【作用】一方の内装トリムの係合穴に、他方の内装トリ
ムの突片を係合させる。突片は係合穴に沿って突設した
斜面に沿って係合穴に案内されて係合穴内に挿入され、
続いて突片の可動片は係合穴の逃げに沿って移動し、可
動片の突起部が係合穴を通過する。可動片は突起部が係
合穴を通過すると元の位置に復帰し、突起部が係合穴に
係合し、突片の抜けを防止する。
【0009】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0010】図1および図2は本考案に係る自動車用内
装トリムを適用したオープンカーを示したものである。
この自動車1の車体上部は、フロントウィンドガラス2
を装着したフロントガラスフレーム3と、ロールバー4
と、該ロールバー4から車体後部までの間の車体室内を
覆うバックウィンドガラス5と、フロントガラスフレー
ム3の上縁部とロールバー4の上縁部との間に差渡して
設置するルーフ6とを備えている。
【0011】図3はキャビン部7に設けられた収納室8
と、パーティションパネル9でキャビン部7と仕切られ
たトランクルーム10とを示したものである。キャビン
部7はシート11を配設した乗員席12と、乗員席12
の後部側に設けられた収納室8に区画されている。乗員
席12はメインフロアパネル13上にコンソールボック
ス14を挟んで一対のシート11が配置されており、メ
インフロアパネル13の後端部に立設されたバルクヘッ
ド15の上端部に、リヤフロアパネル16の先端部が接
合されている。リヤフロアパネル16は収納室8とトラ
ンクルーム10のフロアを構成し、その途中に上記パー
ティションパネル9が立設されている。
【0012】上記収納室8には、左右にシートベルトタ
ワー取付部17が設けられており、スルーリング等が内
蔵されている。この収納室8にはクォータインナパネル
18およびパーティションパネル9と間隔を置いてシー
トベルトタワートリム19およびキャビンバックトリム
20が配設されている。
【0013】上記バックウィンドガラス3およびロール
バー4は、回動してシートベルトタワートリム19およ
びキャビンバックトリム20とクォータインナパネル1
8およびパーティションパネル9との間隙21内に格納
されるものである。
【0014】図4ないし図8は図4のラインLで結合さ
れたシートベルトタワートリム、19とキャビンバック
トリム20の結合構造を示したものである。
【0015】シートベルトタワートリム19は図5ない
し図7に示すようにキャビンバックトリム20と突き合
わされる端面22に、後縁に沿ってフランジ23を設
け、このフランジ23の板面に複数(図示例では3個
所)の係合穴24が穿設されている。この係合穴24に
は後述する可動片の逃げとなる切欠穴25が連設されて
おり、この切欠穴25が形成された係合穴24に沿って
後述する突片案内用の斜面26aを有するガイド片26
を突設している。
【0016】一方、キャビンバックトリム20は図8な
いし図10に示すようにシートベルトタワートリム19
と突き合わさせる端面27に、上記係合穴24に係合す
る突片28を後方に延出して設け、この突片28にコ字
形の切溝29を形成して突片28の一部に可動片30を
形成している。この可動片30には上記シートベルトタ
ワートリム19の係合穴24に係合する突起部31が設
けられている。
【0017】次に、図11ないし図13にしたがってシ
ートベルトタワートリム19とキャビンバックトリム2
0に結合順序を説明する。まずシートベルトタワートリ
ム19の係合穴24にキャビンバックトリム20の突片
28を挿入する(図11参照)。このとき、キャビンバ
ックトリム20の突片28はシートベルトタワートリム
19の係合穴24に沿って設けられたガイド片26の斜
面26aに沿って係合穴24に挿入される。
【0018】キャビンバックトリム20の可動片30は
突起部31がフランジ23の前面に当接して変位し押し
下げられる(図13参照)。そして、可動片30は係合
穴24の切欠穴25の方に逃げて突起部31を後退させ
る。こうして、突起部31が係合穴24を通過すると、
可動片30は元の位置まで復帰して突起部31をフラン
ジ23の後面に係止されて、シートベルトタワートリム
19とキャビンバックトリム20が結合される(図12
参照)。
【0019】なお、上記突片28の可動片30は、図1
4に示すように突起部31を突片28の先端方向に向け
て延出してもよい。
【0020】上記実施例はオープンカーのキャビン部7
に配設されるシートベルトタワートリム19とキャビン
バックトリム20の結合について説明したが、本考案は
他の部分のトリム相互間の結合に適用できることは言う
までもない。
【0021】
【考案の効果】以上述べたように本考案による自動車用
内装トリムの結合構造によれば、一方の内装トリムの端
面に、後縁に沿って他方の内装トリム側に突設するフラ
ンジを設けると共に該フランジの板面に係合穴を穿設
し、この係合穴に係合する突片を他方の内装トリムの端
面後方に設け、該突片の一部を、他の部分に対して変位
する可動片に形成し、該可動片に上記係合穴に係合する
突起部を突設すると共に、上記突片を上記係合穴に係合
する際に、該突片を係合穴に案内する斜面を有するガイ
ド片を係合穴に沿って突設し、かつ上記可動片の逃げを
上記係合穴に形成したので、トリム相互間の面位置が完
全に一致しない場合にもガイド片に沿って突片を係合穴
に案内することができることから、結合作業をスムーズ
に行なうことができる。よって、突片が曲がったり折損
する虞れがない。また、ガイド片によって可動片が位置
決めされるので、トリム相互のガタ付きを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オープンカーを示す斜視図である。
【図2】図1のオープンカーのルーフを外した状態の斜
視図である。
【図3】図1のオープンカーの内部構造を示す部分断面
斜視図である。
【図4】図3のシートベルトタワートリムとキャビンバ
ックトリムを示す一部断面斜視図である。
【図5】シートベルトタワートリムを示す正面図であ
る。
【図6】シートベルトタワートリムを示す側面図であ
る。
【図7】図5の矢視Aにおける部分拡大斜視図である。
【図8】キャビンバックトリムを示す側面図である。
【図9】図8のA部拡大図である。
【図10】図8の矢視Bにおける部分拡大斜視図であ
る。
【図11】シートベルトタワートリムとキャビンバック
トリムの結合順序を示す概念図である。
【図12】シートベルトタワートリムとキャビンバック
トリムの結合状態を示す概念図である。
【図13】シートベルトタワートリムとキャビンバック
トリムの結合途中を示す断面図である。
【図14】キャビンバックトリムの突起部の他の実施例
を示す斜視図である。
【図15】従来のトリムの結合構造を示す概念斜視図で
ある。
【図16】図15のトリムの結合状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
19 シートベルトタワートリム 20 キャビンバックトリム 22,27 端面 23 フランジ 24 係合穴 25 切欠穴 26 ガイド片 28 突片 29 切溝 30 可動片 31 突起部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面を互いに突き合わせて結合される自
    動車用内装トリムの結合構造において、一方の内装トリ
    ムの端面に、後縁に沿って他方の内装トリム側に突設す
    るフランジを設けると共に該フランジの板面に係合穴を
    穿設し、この係合穴に係合する突片を他方の内装トリム
    の端面後方に設け、該突片の一部を、他の部分に対して
    変位する可動片に形成し、該可動片に上記係合穴に係合
    する突起部を突設すると共に、上記突片を上記係合穴に
    係合する際に該突片を係合穴に案内する斜面を有するガ
    イド片を係合穴に沿って突設し、かつ上記可動片の逃げ
    を上記係合穴に形成したことを特徴とする自動車用内装
    トリムの結合構造。
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