JP2554871Y2 - 金型固定用金具 - Google Patents

金型固定用金具

Info

Publication number
JP2554871Y2
JP2554871Y2 JP4081091U JP4081091U JP2554871Y2 JP 2554871 Y2 JP2554871 Y2 JP 2554871Y2 JP 4081091 U JP4081091 U JP 4081091U JP 4081091 U JP4081091 U JP 4081091U JP 2554871 Y2 JP2554871 Y2 JP 2554871Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjusting member
guide slot
height adjusting
clamp body
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4081091U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0529714U (ja
Inventor
和夫 吉田
庄二郎 長谷川
Original Assignee
株式会社スーパーツール
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社スーパーツール filed Critical 株式会社スーパーツール
Priority to JP4081091U priority Critical patent/JP2554871Y2/ja
Publication of JPH0529714U publication Critical patent/JPH0529714U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554871Y2 publication Critical patent/JP2554871Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、射出成形機等の成形機
本体に各種金型を装着するための金型固定用金具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、成形機本体に金型を装着する
には、金型取付板部の厚みに応じて取付可能な金型固定
用金具が使用されており、この種の金具としては、例え
ば、実公昭58ー54990号公報に記載されているよ
うなクランプが知られている。この金型クランプは、中
央部に長孔を穿設している左右一対の連結金具の一端部
をクランプ本体の後部両側面にその長孔を通じて回転自
在に枢着すると共にこれらの連結金具の他端部対向内面
間に高さと幅との寸法を異にした角棒形状の高さ調整部
材の両側端面中央部を回転自在に枢着して該高さ調整部
材をスプリング力によってクランプ本体に引き寄せてい
る構造を有する。
【0003】そして、使用時には、高さ調整部材を90
°、回転させることにより、その高さ調整部材の断面形
状の横幅と縦幅との寸法の違いを利用してクランプ本体
金型取付板とクランプ本体との対向面間の間隔を調整し
たのち、該クランプ本体をボルトにより成形機に固定し
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらクランプ
本体はその取扱中、特に金型取付作業時においては、作
業員が上向き或いは横向き状態の不安定な姿勢でクラン
プ金具による固定作業を行うため、度々クランプ金具を
落下させる事態が生じるものであり、上記のような従来
のクランプ構造では、クランプ本体に高さ調整部材を連
結している左右一対の連結金具がクランプ本体の両側外
面に設けられているために、この連結金具が落下によっ
て破損し使用できなくなる場合が生じるという問題点が
あった。
【0005】さらに、取付け高さの調整は、高さ調整部
材をスプリング力に抗してクランプ本体から引き離しな
がら、該高さ調整部材を垂直方向に回動させなければな
らないため、この高さ調整部材を摘んでいる作業員の一
方の指をクランプ本体と高さ調整部材間の間隔部に挿入
する方向に移動させなければならず、その回動操作が円
滑に行えない等の問題点があった。本考案はこのような
問題点を全面的に解消し得る金型固定用金具の提供を目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の金型固定用金具は、前部上下面を押圧部
2、3に形成していると共にその上下面間にボルト挿通
孔5を設け且つ後端部中央に後端面に開口する適宜長さ
のガイド溝孔6を設けてなるクランプ本体1と、このガ
イド溝孔6の対向内壁間に固着した中心軸13に内端部を
回転自在に枢着させて該ガイド溝孔6内を上下面間に亘
って旋回可能に配設された旋回軸体7と、この旋回軸体
7のガイド溝孔6から突出する外端部に取付けられた高
さ調整部材8とからなり、該高さ調整部材8に、前記ガ
イド溝孔6に挿嵌可能な幅を有し且つ長さがガイド溝孔
6の幅よりも大きい一定高さの突条部9を突設し、この
突条部9頂面中央から高さ調整部材8の中央部に孔14を
穿設して該孔14に前記旋回軸体7を摺動自在に挿入し、
孔14内に配設したスプリング17によって高さ調整部材8
をクランプ本体1のガイド溝孔6側に向かって付勢して
いる構造を有する。
【0007】
【作用】高さ調整部材8の突条部9をガイド溝孔6内に
嵌合させると、クランプ本体1の押圧面2又は3からの
該高さ調整部材8の高さが低くなるように調整される。
この状態で突条部9をガイド溝孔6に案内させながら、
高さ調整部材8を中心軸13を中心としてクランプ本体1
の上下いずれかの面側に軽快に反転移動させることがで
きる。又、高さ調整部材8を旋回軸体7の長さ方向にス
プリング17力に抗してクランプ本体1から離間させ、突
条部9をガイド溝孔6から離脱させたのち高さ調整部材
8を旋回軸体回りに90°回転させれば、高さ調整部材8
の突条部9がガイド溝孔6上に直角方向に架設した状態
となり、突条部9の高さだけ高さ調整部材8が高くな
る。
【0009】高さ調整部材8によって金型取付板に厚み
に相当するクランプ本体1の高さ調整をしたのち、該高
さ調整部材8を介してクランプ本体1の押圧部2又は3
を金型取付板上に押し付けてボルトにより固定する。
又、衝撃力に弱い中心軸13や旋回軸体7、スプリング17
等が全てクランプ本体1のガイド溝孔6内や高さ調整部
材8内に納められているので、この金型固定用金具を不
測に落下させても、破損するのを防止することができ
る。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面について説明す
ると、1は一定厚みを有する平面長方形状のクランプ本
体で、その前端から後部近傍に達する長さ部分を二股形
状にして中央にボルト10の挿入孔5を設けていると共に
前端部上下面を押圧部2、3に形成してあり、さらに、
いずれか一方の押圧部2の先端部をL字状に切欠いて押
圧段部2aに形成してある。又、クランプ本体1の後端面
を凸円弧面1aに形成してある。
【0011】さらに、クランプ部材1の後端面中央から
適宜長さ部分を二股形状に形成して互いに平行な支持部
4、4と、これらの支持部4、4間で形成された一定幅
を有するガイド溝孔6を設けてある。又、支持部4、4
の平坦な上下面中央部には全幅に亘って浅底の係止溝部
11、12を刻設してある。
【0012】13はガイド溝孔6内において、支持部4、
4の対向面間に前記上下係止溝部11、12と平行して架
設、固定された中心軸で、旋回軸体7の基端部を回動自
在に取付けてあり、この旋回軸体7に一定厚みを有する
円盤形状の高さ調整部材8を該軸体7を中心として回動
自在に配設してある。
【0013】この高さ調整部材8はクランプ本体1の幅
寸法に略等しい径を有していると共に支持部4、4と対
向する面には直径方向に前記係止溝11、12にその先端部
が係合可能で且つ前記ガイド溝孔6内に遊嵌可能な一定
高さを有する突条部9を一体に突設してあり、さらに、
図2に示すように、高さ調整部材8の中心部には前記旋
回軸体7よりも大径の中空孔14を穿設していると共に該
中空孔14から突条部9の中央部に貫通する旋回軸体7の
小径挿入孔15を穿設してある。
【0014】そして、ガイド溝孔6から突出した旋回軸
体7の突出部を高さ調整部材8の突条部9の挿入孔15か
ら中空孔14内に挿入し、該軸体7の先端に固着したスプ
リング受け16と中空孔14の対向端面間にスプリング17を
圧縮状態で配設して、高さ調整部材8を旋回軸体7を中
心として回動自在で且つ長さ方向に摺動自在としている
と共に常時クランプ本体1側に付勢してある。
【0015】以上のように構成した金型固定金具を使用
して金型(図示せず)の取付板Aを成形機Bに取付ける
には、該取付板Aの厚みが薄い場合、図2に示すよう
に、クランプ本体1の段部2aを設けていない平坦な押圧
部3側の面に高さ調整部材8を配設してその突条部9を
ガイド溝孔6に嵌入させ、この状態で取付板Aをクラン
プ本体1の押圧部3で押さえてボルト挿入孔5にボルト
10を挿通し、該ボルト10を成形機Bの適所に設けた螺子
孔に螺締するか、或いは、成形機Bの金型取付面に設け
て蟻溝内に前記ボルト10の先端に螺合している係止部材
(図示せず)を係止させることによって固定する。
【0016】又、高さ調整部材8を旋回軸体7の長さ方
向にスプリング17力に抗してガイド溝孔5から引き出し
たのち、高さ調整部材8を旋回軸回りに90°回転させれ
ば、図3にかめすように、高さ調整部材8の突条部9が
ガイド溝孔5に対して直角方向に向き、その状態で高さ
調整部材8に対する把持力を解けば、突条部9の頂部が
係止溝孔12内に架設状態で係合する。この状態でボルト
10により固定すれば、上記固定形態よりも高さ調整部材
8に略相当する高さだけ肉厚の金型取付板Aを金型に装
着することができる。
【0017】次に、高さ調整部材8の突条部9をガイド
溝孔5に案内させながら、中心軸13を中心としてクラン
プ体1の押圧段部2aを設けている押圧部2側に旋回移動
させれば、該高さ調整部材8はクランプ本体1の後端凸
円弧面1aに摺接しながら円滑に移動し、係止溝孔11上に
達する。この状態においては、押圧段部2aと成形機Bの
金型取付面間の間隔が上記図3で示した状態よりも大き
くなり、図4に示すように、より肉厚の金型取付板Aを
ボルト10により固定することができる。
【0018】又、その位置で、上記同様に高さ調整部材
8の突条部9をガイド溝孔5から引き出し、水平方向に
90°回転させれば、図5に示すように該突条部9の頂部
が係止溝孔11に嵌合して支持部4、4間に架設された状
態で載置される。この状態においては、成形機Bの金型
取付面に対するクランプ本体1の押圧段部2aの高さが最
大となり、肉厚の金型取付板Aを固定することができ
る。
【0019】なお、以上の実施例においては、クランプ
本体1の後部二股状支持部4、4に高さ調整部材8の突
条部9の頂部係止溝孔11、12を設けているが、本考案に
おいては支持部4、4間に突条部9を架設状態に定置さ
せることができるから、必ずしも設ける必要はない。
【0020】
【考案の効果】以上のように本考案の金型固定用金具に
よれば、クランプ本体1の後端部中央に設けたガイド溝
孔6の対向内壁間に中心軸13を固着し、この中心軸13に
旋回軸体7をガイド溝孔5内でクランプ本体1の上下面
間に亘って旋回自在に配設していると共に該旋回軸体7
に高さ調整部材8の中心部を回動並びに該軸体の長さ方
向に移動自在に取付け、さらに、クランプ本体1に対向
する高さ調整部材8の面の中央部に前記ガイド溝孔6に
の嵌入可能な幅を有する適宜高さの突条部9を突設する
と共に高さ調整部材8内に該高さ調整部材8をクランプ
本体1側に押圧するスプリング17を配設した構造を有し
ているので、衝撃力に弱い中心軸13や旋回軸体7、スプ
リング17等が全てクランプ本体1のガイド溝孔6内や高
さ調整部材8内に納められているので、この金型固定用
金具を不測に落下させても、破損するのを防止すること
ができ、長期の使用に供することができる。
【0021】さらに、高さ調整部材8の突条部9をクラ
ンプ本体1の後端部中央に設けたガイド溝孔6内に嵌入
させた状態で、該ガイド溝孔6に案内させながら高さ調
整部材8をクランプ本体1の上面側或いは下面側に軽快
且つ円滑に反転移動させることができ、従って、クラン
プ本体1の押圧部2、3の高さ調整が容易に行えて金型
固定時における作業能率が向上するものである。
【0022】又、高さ調整部材8の突条部9をガイド溝
孔5から引き出し、水平方向に90°回転させれば、該突
条部9の頂面を支持部4、4間上に架設された状態で定
置させることができ、その操作も高さ調整部材8を旋回
軸体回りにクランプ本体1の面に沿って回動させればよ
いから、極めて簡単且つ円滑に行え、しかも、突条部9
の高さに応じて調整部材8の高さを大きくすることがで
き、金型取付板の厚さの大小に応じて確実に金型を固定
させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の金型固定用金具の斜視図、
【図2】その使用状態を示す縦断側面図、
【図3】やゝ肉厚の金型取付板を固定した状態の側面
図、
【図4】図3よりも肉厚の金型取付板を固定した状態の
側面図、
【図5】最大肉厚の金型取付板を固定した状態の側面
図。
【符号の説明】
1 クランプ本体 2 押圧部 3 押圧部 4 支持部 5 ボルト挿通孔 6 ガイド溝孔 7 旋回軸体 8 高さ調整部材 9 突条部 13 中心軸 14 中空孔 17 スプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部上下面を押圧部2、3に形成してい
    ると共にその上下面間にボルト挿通孔5を設け、且つ後
    端部中央に後端面に開口する適宜長さのガイド溝孔6を
    設けてなるクランプ本体1と、このガイド溝孔6の対向
    内壁間に固着した中心軸13に内端部を回転自在に枢着さ
    せて該ガイド溝孔6内を上下面間に亘って旋回可能に配
    設された旋回軸体7と、この旋回軸体7のガイド溝孔6
    から突出する外端部に取付けられた高さ調整部材8とか
    らなり、該高さ調整部材8に、前記ガイド溝孔6に挿嵌
    可能な幅を有し且つ長さがガイド溝孔6の幅よりも大き
    い一定高さの突条部9を突設し、この突条部9頂面中央
    から高さ調整部材8の中央部に孔14を穿設して該孔14に
    前記旋回軸体7を摺動自在に挿入し、孔14内に配設した
    スプリング17によって高さ調整部材8をクランプ本体1
    のガイド溝孔6側に向かって付勢していることを特徴と
    する金型固定用金具。
JP4081091U 1991-05-01 1991-05-01 金型固定用金具 Expired - Lifetime JP2554871Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4081091U JP2554871Y2 (ja) 1991-05-01 1991-05-01 金型固定用金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4081091U JP2554871Y2 (ja) 1991-05-01 1991-05-01 金型固定用金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0529714U JPH0529714U (ja) 1993-04-20
JP2554871Y2 true JP2554871Y2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=12591002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4081091U Expired - Lifetime JP2554871Y2 (ja) 1991-05-01 1991-05-01 金型固定用金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2554871Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0529714U (ja) 1993-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4797916A (en) Telephone handset cradle mounting
US5819581A (en) Mechanism to prevent rotation
US6079683A (en) Angle adjustable support for a sun-shade device
US6167784B1 (en) Spanner with torsion spring
JP2554871Y2 (ja) 金型固定用金具
CA1217175A (en) Mounting device for lighting device for bicycle
US6012364A (en) Toolholder with floating roller
US4934678A (en) Stop apparatus for attaching to guide members of workship equipment
JP2993951B1 (ja) バイス装置
JP2003001536A (ja) ワーク取付装置
JP4289636B2 (ja) 調整式ストライク装置
CN220286836U (zh) 一种锁紧安装结构以及使用锁紧安装结构的摄影设备
JPH0437720Y2 (ja)
CN211491933U (zh) 一种支撑性好的钻孔夹持工具
CN216843792U (zh) 一种快拆装置
CN217839133U (zh) 用于激光表面改性的夹具
CN218905132U (zh) 一种操纵杆产品的加工定位夹具
CN219766428U (zh) 一种抚极耳装置及极片切极耳设备
US20230262373A1 (en) Mount for elongated objects
KR102397433B1 (ko) 높이조절 시스템 가구
JPH0580365U (ja) レールへの吊り下げ装置
JPH0518339Y2 (ja)
JPH0754223Y2 (ja) エレベーターのガイドレールジョイント用挾持具
JPH0321924Y2 (ja)
JPH0525817Y2 (ja)