JP2554763Y2 - 版材の傾転装置 - Google Patents
版材の傾転装置Info
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- JP2554763Y2 JP2554763Y2 JP3730192U JP3730192U JP2554763Y2 JP 2554763 Y2 JP2554763 Y2 JP 2554763Y2 JP 3730192 U JP3730192 U JP 3730192U JP 3730192 U JP3730192 U JP 3730192U JP 2554763 Y2 JP2554763 Y2 JP 2554763Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate material
- arm
- plate
- tilted
- cylinder
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- Expired - Lifetime
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- Specific Conveyance Elements (AREA)
- Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
- Special Conveying (AREA)
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は幅方向の小口面を上下
にして、厚さ方向横向きに並列積層されている版材の端
部から順次水平に傾転移載する装置に関するものであ
る。
にして、厚さ方向横向きに並列積層されている版材の端
部から順次水平に傾転移載する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来 図5のように、パンコンベア2上
に幅方向の小口面を上下にして厚さ方向横向きに垂直に
並列積層されている版材1を、一枚ずつ順次水平に傾転
し、ローラーコンベア4に移載するには、ローラーコン
ベア4をリフトアップ機構4aで上昇させた状態で、パ
ンコンベア2を駆動し、アームの角部を支点として90
度回動可能な傾転装置3のアーム5に版材1の端部が当
接し、版材の下側小口面が短辺アーム5aに支承される
状態で停止させる。それから傾転シリンダー6を伸長さ
せてアーム5をほぼ90度傾動させると版材1はローラ
ーコンベア4に移載される。
に幅方向の小口面を上下にして厚さ方向横向きに垂直に
並列積層されている版材1を、一枚ずつ順次水平に傾転
し、ローラーコンベア4に移載するには、ローラーコン
ベア4をリフトアップ機構4aで上昇させた状態で、パ
ンコンベア2を駆動し、アームの角部を支点として90
度回動可能な傾転装置3のアーム5に版材1の端部が当
接し、版材の下側小口面が短辺アーム5aに支承される
状態で停止させる。それから傾転シリンダー6を伸長さ
せてアーム5をほぼ90度傾動させると版材1はローラ
ーコンベア4に移載される。
【0003】しかしこの傾転装置3で傾転させると、2
枚目の版材が1枚目に付着して倒れたり、ずれたりする
ので、作業員が常時監視し、傾転時には1枚ずつ剥がし
て傾転させる手助けをする必要があった。また版材が厚
いとアームが版材の小口面の一部しか支承しないのでそ
の版材の小口面を損傷するし、版材が薄いとアームが次
の版材の小口面にまたがるので、次の版材の小口面を損
傷する問題もあった。
枚目の版材が1枚目に付着して倒れたり、ずれたりする
ので、作業員が常時監視し、傾転時には1枚ずつ剥がし
て傾転させる手助けをする必要があった。また版材が厚
いとアームが版材の小口面の一部しか支承しないのでそ
の版材の小口面を損傷するし、版材が薄いとアームが次
の版材の小口面にまたがるので、次の版材の小口面を損
傷する問題もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この考案は版材の厚さ
に対応し、また所望枚数だけを確実に剥離して、作業員
が不要で順次傾転移載が出来る装置を提供するものであ
る。
に対応し、また所望枚数だけを確実に剥離して、作業員
が不要で順次傾転移載が出来る装置を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は幅方向の小口
面を上下にして厚さ方向横向きに垂直に並列積層されて
いる版材の端部から順次水平に傾転移載する装置におい
て、中央部で先頭の版材の版面を支承するとともに、上
下先端の把持部を回動して該版材の上下小口面を把持す
るアームと該アームの下端部近辺を支点としてほぼ90
度傾動せしめるシリンダーとを備え、且つ前記把持部に
は先端方向に伸縮可能な爪を設けたものである。
面を上下にして厚さ方向横向きに垂直に並列積層されて
いる版材の端部から順次水平に傾転移載する装置におい
て、中央部で先頭の版材の版面を支承するとともに、上
下先端の把持部を回動して該版材の上下小口面を把持す
るアームと該アームの下端部近辺を支点としてほぼ90
度傾動せしめるシリンダーとを備え、且つ前記把持部に
は先端方向に伸縮可能な爪を設けたものである。
【0006】
【作用】この考案の装置では版材の上下の小口面を把持
して傾転するので、把持した版材だけを確実に剥離して
傾転できる。従って作業員が不要となる。また把持部の
爪の長さを調整できるので、版材の厚さが変わった場合
もその小口面を確実に支承して破損を防止できる。更
に、2枚同時に把持して傾転することも可能となる。
して傾転するので、把持した版材だけを確実に剥離して
傾転できる。従って作業員が不要となる。また把持部の
爪の長さを調整できるので、版材の厚さが変わった場合
もその小口面を確実に支承して破損を防止できる。更
に、2枚同時に把持して傾転することも可能となる。
【0007】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面によって詳細に
説明する。図1,2は本考案の装置の正面図と平面図で
あり、図3はアームの正面図、図4は把持部の拡大説明
図である。この装置の本体は3個の平行なアーム7の下
端部近辺を共通な水平軸8に固着され、この軸8は両端
部を架台9に回動自在に軸支されている。そして軸8の
反アーム側に突設されたクランク8aと架台9の間に係
着された油圧シリンダー10によってほぼ90度傾動可
能になっている。版材面を支承する各アーム7の上下両
端部には把持部11,12が回動可能に軸支されてい
る。そしてこの上下の把持部11の軸を隔てた側に突設
されたクランク11aと12aの間に係着されたエアシ
リンダー13によって開閉するように回動可能になって
いる。(図3参照)
説明する。図1,2は本考案の装置の正面図と平面図で
あり、図3はアームの正面図、図4は把持部の拡大説明
図である。この装置の本体は3個の平行なアーム7の下
端部近辺を共通な水平軸8に固着され、この軸8は両端
部を架台9に回動自在に軸支されている。そして軸8の
反アーム側に突設されたクランク8aと架台9の間に係
着された油圧シリンダー10によってほぼ90度傾動可
能になっている。版材面を支承する各アーム7の上下両
端部には把持部11,12が回動可能に軸支されてい
る。そしてこの上下の把持部11の軸を隔てた側に突設
されたクランク11aと12aの間に係着されたエアシ
リンダー13によって開閉するように回動可能になって
いる。(図3参照)
【0008】更に把持部11,12の先端には爪14,
15が把持部11,12に摺動して先端部方向に伸縮可
能に取着されており、この爪14,15と把持部11,
12の間に係着されたエアシリンダー16,17のスト
ロークだけ伸縮可能になっている。このエアシリンダー
16,17は爪14,15の必要な移動段数に応じ一段
でも多段でも適宜選定すればよい。又把持部11,12
と爪14,15の表面の版材に当接する部分には弾性体
のパット11b,12b,14a,15aが取着されて
おり、版材を損傷しないようになっている。(図4参
照)
15が把持部11,12に摺動して先端部方向に伸縮可
能に取着されており、この爪14,15と把持部11,
12の間に係着されたエアシリンダー16,17のスト
ロークだけ伸縮可能になっている。このエアシリンダー
16,17は爪14,15の必要な移動段数に応じ一段
でも多段でも適宜選定すればよい。又把持部11,12
と爪14,15の表面の版材に当接する部分には弾性体
のパット11b,12b,14a,15aが取着されて
おり、版材を損傷しないようになっている。(図4参
照)
【0009】尚この傾転装置の前方(図1の右方)に
は、アーム7の下の爪15とほぼ同水準で3本の平行な
パンコンベア2が配設され、幅方向の小口面を上下にし
て厚さ方向横向きに垂直に並列積層されている版材1を
搬送してくるようになっている。また後方(図1の左
方)には水平に傾転した版材を搬出するために、パンコ
ンベア2と直角方向に多数の回転ローラーが並列したロ
ーラーコンベア18と、このローラーコンベア18に直
交し、ローラーやアーム7の間隙部に位置する3本のベ
ルトコンベア20とが配設されている。そしてこのベル
トコンベア20はシリンダー19によって傾動可能にな
っており、傾動時には上面がアーム7よりもややい高い
水準となり、水平時には上面がローラーコンベア18よ
りもやや低い水準となっている。
は、アーム7の下の爪15とほぼ同水準で3本の平行な
パンコンベア2が配設され、幅方向の小口面を上下にし
て厚さ方向横向きに垂直に並列積層されている版材1を
搬送してくるようになっている。また後方(図1の左
方)には水平に傾転した版材を搬出するために、パンコ
ンベア2と直角方向に多数の回転ローラーが並列したロ
ーラーコンベア18と、このローラーコンベア18に直
交し、ローラーやアーム7の間隙部に位置する3本のベ
ルトコンベア20とが配設されている。そしてこのベル
トコンベア20はシリンダー19によって傾動可能にな
っており、傾動時には上面がアーム7よりもややい高い
水準となり、水平時には上面がローラーコンベア18よ
りもやや低い水準となっている。
【0010】以上のように構成された本考案の装置の動
作について以下に説明する。先ず傾転する版材の厚さと
枚数に応じてシリンダー16を作動させ、爪14,15
の位置を調整しておく。(図1では2枚の版材を同時に
把持する状態)次にシリンダー13を縮めて把持部1
1,12を開き、シリンダー10を作動させてアーム7
を起こしておく。またベルトコンベア20は水平にして
おく。この状態でパンコンベア2を始動し、先頭の版材
1aがアーム7に当接直前に停止させる。そしてシリン
ダー13を作動させて把持部11,12を回動し、版材
1a,1bの上下の小口面を把持する。次にシリンダー
10を逆動作させるとクランク8aを介して軸8が回動
し、それに伴ってアーム7が傾動する。そこでシリンダ
ー12を逆作動させて把持部11を開けば、版材1a,
1bはベルトコンベア20に載置されるので、シリンダ
ー19を伸長してベルトコンベア20を傾動してからベ
ルトコンベア20を始動して版材1a,1bをローラー
コンベア18の上まで移動させる。次にシリンダー19
を逆動させてベルトコンベア20を水平にもどせば、版
材1a,1bはローラーコンベア18に移載されるの
で、これを始動して搬出する。この動作を繰り返せば版
材を順次傾転移載して搬送することができる。
作について以下に説明する。先ず傾転する版材の厚さと
枚数に応じてシリンダー16を作動させ、爪14,15
の位置を調整しておく。(図1では2枚の版材を同時に
把持する状態)次にシリンダー13を縮めて把持部1
1,12を開き、シリンダー10を作動させてアーム7
を起こしておく。またベルトコンベア20は水平にして
おく。この状態でパンコンベア2を始動し、先頭の版材
1aがアーム7に当接直前に停止させる。そしてシリン
ダー13を作動させて把持部11,12を回動し、版材
1a,1bの上下の小口面を把持する。次にシリンダー
10を逆動作させるとクランク8aを介して軸8が回動
し、それに伴ってアーム7が傾動する。そこでシリンダ
ー12を逆作動させて把持部11を開けば、版材1a,
1bはベルトコンベア20に載置されるので、シリンダ
ー19を伸長してベルトコンベア20を傾動してからベ
ルトコンベア20を始動して版材1a,1bをローラー
コンベア18の上まで移動させる。次にシリンダー19
を逆動させてベルトコンベア20を水平にもどせば、版
材1a,1bはローラーコンベア18に移載されるの
で、これを始動して搬出する。この動作を繰り返せば版
材を順次傾転移載して搬送することができる。
【0011】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案は版
材の上下の小口面を把持して傾転するので、把持した版
材だけを確実に剥離して傾転できる。従って作業員が不
要となる。また把持部の爪の長さを調整できるので、版
材の厚さが変わった場合も傾転する版材の小口面を確実
に支承して破損を防止できる。更に、2枚同時に把持し
て傾転することも可能となる等実用上顕著な成果が得ら
れる。
材の上下の小口面を把持して傾転するので、把持した版
材だけを確実に剥離して傾転できる。従って作業員が不
要となる。また把持部の爪の長さを調整できるので、版
材の厚さが変わった場合も傾転する版材の小口面を確実
に支承して破損を防止できる。更に、2枚同時に把持し
て傾転することも可能となる等実用上顕著な成果が得ら
れる。
【図1】本考案の装置の正面図である。
【図2】本考案の装置の平面図である。
【図3】アームの正面図である。
【図4A,B】把持部の拡大図であり、図4Bは図4A
のa−a矢視図である。
のa−a矢視図である。
【図5】従来の装置の正面図である。
1 版材 2 パンコンベア 3 傾転装置 5 アーム 7 アーム 8 軸 10,13 シリンダー 11,12 把持部 14,15 爪 18 ローラーコンベア 20 ベルトコンベア
Claims (1)
- 【請求項1】 幅方向の小口面を上下にして厚さ方向横
向きに垂直に並列積層されている版材の端部から所望枚
数毎に順次水平に傾転して移載する装置であって、中央
部で先頭の版材の版面を支承するとともに、上下先端の
把持部を回動して該版材の上下小口面を把持するアーム
と該アームの下端部近辺を支点としてほぼ90度傾動せ
しめるシリンダーとを備え、前記把持部には先端方向に
伸縮可能な爪が設けられていることを特徴とする版材の
傾転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3730192U JP2554763Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 版材の傾転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3730192U JP2554763Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 版材の傾転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586926U JPH0586926U (ja) | 1993-11-22 |
JP2554763Y2 true JP2554763Y2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=12493886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3730192U Expired - Lifetime JP2554763Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 版材の傾転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554763Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113753568A (zh) * | 2021-09-29 | 2021-12-07 | 无锡根深地固科技有限公司 | 扁平栽培容器自动拆垛装置 |
-
1992
- 1992-05-08 JP JP3730192U patent/JP2554763Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0586926U (ja) | 1993-11-22 |
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