JP2554665Y2 - 流体圧シリンダのピストン位置検出装置 - Google Patents
流体圧シリンダのピストン位置検出装置Info
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- JP2554665Y2 JP2554665Y2 JP1995012782U JP1278295U JP2554665Y2 JP 2554665 Y2 JP2554665 Y2 JP 2554665Y2 JP 1995012782 U JP1995012782 U JP 1995012782U JP 1278295 U JP1278295 U JP 1278295U JP 2554665 Y2 JP2554665 Y2 JP 2554665Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は空圧シリンダ、油圧シリ
ンダ等の流体圧シリンダのピストンの位置を検出するピ
ストン位置検出装置に関するものである。
ンダ等の流体圧シリンダのピストンの位置を検出するピ
ストン位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流体圧シリンダのピスト
ン位置検出装置では、ピストンに永久磁石を取付け、そ
の永久磁石から発生する磁界を磁気センサで検出してピ
ストンの位置を検出している。そして、シリンダチュー
ブ内の所定位置に配置された際のピストンと正しく対応
する位置に検出装置を容易に設定可能とするためと、所
定の設定位置に固定された検出装置がピストン作動時に
振動等により所定の設定位置からずれた場合それを容易
に確認可能とするため、例えば、図4に示す回路構成を
有するピストン位置検出装置がある。
ン位置検出装置では、ピストンに永久磁石を取付け、そ
の永久磁石から発生する磁界を磁気センサで検出してピ
ストンの位置を検出している。そして、シリンダチュー
ブ内の所定位置に配置された際のピストンと正しく対応
する位置に検出装置を容易に設定可能とするためと、所
定の設定位置に固定された検出装置がピストン作動時に
振動等により所定の設定位置からずれた場合それを容易
に確認可能とするため、例えば、図4に示す回路構成を
有するピストン位置検出装置がある。
【0003】この装置においては、磁気センサ1の出力
電圧が検出回路2に出力され、検出回路2は磁気センサ
1からの出力電圧が図3に示すように低レベル(危険感
度検知レベル)の基準電圧以上となったときHレベルの
第1の検出信号を出力する出力端子2aと、高レベル
(最適感度レベル)の基準電圧以上となったときHレベ
ルの第2の検出信号を出力する出力端子2bとを有して
いる。
電圧が検出回路2に出力され、検出回路2は磁気センサ
1からの出力電圧が図3に示すように低レベル(危険感
度検知レベル)の基準電圧以上となったときHレベルの
第1の検出信号を出力する出力端子2aと、高レベル
(最適感度レベル)の基準電圧以上となったときHレベ
ルの第2の検出信号を出力する出力端子2bとを有して
いる。
【0004】すなわち、検出回路2は磁気センサ1がピ
ストンに対して所定の最適領域(図3に矢印Aで示す範
囲)にある場合には第2の検出信号を出力し、前記最適
領域の両側の危険領域(図3に矢印B,Cで示す範囲)
にある場合には第1の検出信号を出力するようになって
いる。
ストンに対して所定の最適領域(図3に矢印Aで示す範
囲)にある場合には第2の検出信号を出力し、前記最適
領域の両側の危険領域(図3に矢印B,Cで示す範囲)
にある場合には第1の検出信号を出力するようになって
いる。
【0005】そして、前記検出回路2の両出力端子2
a,2bに入力側が接続されたOR回路3及びNAND
回路4の出力側がそれぞれ入力側に接続されたNAND
回路5の出力側と電源Vccとの間に抵抗R1及び赤色発
光ダイオードLED1からなる危険感度表示灯8が接続
されている。又、NAND回路4の出力側と電源Vccと
の間には抵抗R2及び緑色発光ダイオードLED2から
なる最適感度表示灯9が接続されている。前記OR回路
3の出力側には抵抗3を介して出力トランジスタQ2の
ベースが接続されている。又、NAND回路5の出力側
にはタイマー回路6、NOT回路7及び抵抗R4を介し
て危険感度専用出力用のトランジスタQ3のベースが接
続されている。
a,2bに入力側が接続されたOR回路3及びNAND
回路4の出力側がそれぞれ入力側に接続されたNAND
回路5の出力側と電源Vccとの間に抵抗R1及び赤色発
光ダイオードLED1からなる危険感度表示灯8が接続
されている。又、NAND回路4の出力側と電源Vccと
の間には抵抗R2及び緑色発光ダイオードLED2から
なる最適感度表示灯9が接続されている。前記OR回路
3の出力側には抵抗3を介して出力トランジスタQ2の
ベースが接続されている。又、NAND回路5の出力側
にはタイマー回路6、NOT回路7及び抵抗R4を介し
て危険感度専用出力用のトランジスタQ3のベースが接
続されている。
【0006】タイマー回路6はNAND回路5の出力が
Lレベルとなった後、ピストンが通常の作動速度で前記
危険領域を通過するに必要な時間以上継続してLレベル
の信号が入力された際Lレベルの信号を出力するように
なっている。
Lレベルとなった後、ピストンが通常の作動速度で前記
危険領域を通過するに必要な時間以上継続してLレベル
の信号が入力された際Lレベルの信号を出力するように
なっている。
【0007】すなわち、この装置においてはシリンダの
所定位置に対して検出装置を取付ける際、設定が所定位
置からずれている場合には赤色発光ダイオードの危険感
度表示灯8が点灯して設定ミスが表示され、所定の位置
に設定されると緑色発光ダイオードの最適感度表示灯9
が点灯する。
所定位置に対して検出装置を取付ける際、設定が所定位
置からずれている場合には赤色発光ダイオードの危険感
度表示灯8が点灯して設定ミスが表示され、所定の位置
に設定されると緑色発光ダイオードの最適感度表示灯9
が点灯する。
【0008】そして、所定位置に設定後、シリンダの作
動に伴う振動等により検出装置の設定位置がずれた場合
には、危険感度表示灯8が点灯するとともにトランジス
タQ3がオン状態となり危険表示が行われる。
動に伴う振動等により検出装置の設定位置がずれた場合
には、危険感度表示灯8が点灯するとともにトランジス
タQ3がオン状態となり危険表示が行われる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記従来装
置においては、検出装置の位置が最適位置からずれ、ピ
ストンが所定位置に復帰した際に赤色の危険感度表示灯
8が点灯して位置ずれが生じたことを表示するととも
に、危険感度専用出力を出力するトランジスタQ3もオ
ン状態となるが、シリンダの作動に伴いピストンが移動
するとその都度赤色の危険感度表示灯8が消灯するとと
もにトランジスタQ3もオフ状態となる。
置においては、検出装置の位置が最適位置からずれ、ピ
ストンが所定位置に復帰した際に赤色の危険感度表示灯
8が点灯して位置ずれが生じたことを表示するととも
に、危険感度専用出力を出力するトランジスタQ3もオ
ン状態となるが、シリンダの作動に伴いピストンが移動
するとその都度赤色の危険感度表示灯8が消灯するとと
もにトランジスタQ3もオフ状態となる。
【0010】従って、ピストンが所定位置に復帰した時
でなければ検出装置の位置ずれあるいはシリンダの故障
が発生したことが確認できず、特にシリンダが多数使用
されている場合にはどれが不都合なものであるかの確認
ができないという問題があった。
でなければ検出装置の位置ずれあるいはシリンダの故障
が発生したことが確認できず、特にシリンダが多数使用
されている場合にはどれが不都合なものであるかの確認
ができないという問題があった。
【0011】本考案は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的はピストン位置検出装置を所定位
置に設定した後、検出装置の位置ずれあるいはシリンダ
の故障等によりピストンと検出装置との位置ずれが生じ
た場合には、該位置ずれを知らせるための警告出力がな
され、かつその位置ずれが解消されるまで前記警告出力
が継続される流体圧シリンダのピストン位置検出装置を
提供するにある。
のであって、その目的はピストン位置検出装置を所定位
置に設定した後、検出装置の位置ずれあるいはシリンダ
の故障等によりピストンと検出装置との位置ずれが生じ
た場合には、該位置ずれを知らせるための警告出力がな
され、かつその位置ずれが解消されるまで前記警告出力
が継続される流体圧シリンダのピストン位置検出装置を
提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本考案においては、流体圧シリンダのピストンに対応
して設けられた磁石の磁気を検出する磁気センサの出力
信号に基づきピストンが磁気センサに対して所定の危険
領域内にあることを検出したとき第1の検出信号を出力
し、ピストンが最適領域内にあることを検出したとき第
2の検出信号を出力する検出手段と、前記第1の検出信
号のみが所定時間継続して出力されたとき警告信号を出
力する警告信号発生手段と、前記警告信号発生手段の警
告信号を入力するとともに該警告信号を出力し、該警告
信号入力後、前記第2の検出信号が所定時間継続して出
力されたとき該検出信号に基いて前記警告信号の出力を
停止する警告信号保持手段と、前記警告信号保持手段か
ら出力される警告信号に基づき外部に警告出力を行う警
告出力手段とを備えた。
め本考案においては、流体圧シリンダのピストンに対応
して設けられた磁石の磁気を検出する磁気センサの出力
信号に基づきピストンが磁気センサに対して所定の危険
領域内にあることを検出したとき第1の検出信号を出力
し、ピストンが最適領域内にあることを検出したとき第
2の検出信号を出力する検出手段と、前記第1の検出信
号のみが所定時間継続して出力されたとき警告信号を出
力する警告信号発生手段と、前記警告信号発生手段の警
告信号を入力するとともに該警告信号を出力し、該警告
信号入力後、前記第2の検出信号が所定時間継続して出
力されたとき該検出信号に基いて前記警告信号の出力を
停止する警告信号保持手段と、前記警告信号保持手段か
ら出力される警告信号に基づき外部に警告出力を行う警
告出力手段とを備えた。
【0013】
【作用】上記手段により、本考案においては、検出装置
の設置位置が所定の設置位置からずれた場合あるいはシ
リンダの故障によりピストンが所定位置まで復帰しない
場合に、第1の検出信号のみが所定時間継続出力される
と、警告信号発生手段から警告信号が出力されて警告信
号保持手段に入力され、警告信号の入力とともに該警告
信号が警告出力手段に出力されて外部に警告状態が知ら
される。一度警告出力された警告出力手段は検出装置が
所定の位置に設定されなおすか、あるいはシリンダの故
障が回復してピストンが所定位置まで復帰する状態とな
ったとき、第2の検出信号が所定時間継続して出力され
その検出信号に基づいて前記警告信号の出力が停止され
ることにより警告停止される。すなわち、検出装置の位
置ずれ等の不都合が生じた場合にはその不都合が解消さ
れるまで警告出力手段の警告状態が保持される。
の設置位置が所定の設置位置からずれた場合あるいはシ
リンダの故障によりピストンが所定位置まで復帰しない
場合に、第1の検出信号のみが所定時間継続出力される
と、警告信号発生手段から警告信号が出力されて警告信
号保持手段に入力され、警告信号の入力とともに該警告
信号が警告出力手段に出力されて外部に警告状態が知ら
される。一度警告出力された警告出力手段は検出装置が
所定の位置に設定されなおすか、あるいはシリンダの故
障が回復してピストンが所定位置まで復帰する状態とな
ったとき、第2の検出信号が所定時間継続して出力され
その検出信号に基づいて前記警告信号の出力が停止され
ることにより警告停止される。すなわち、検出装置の位
置ずれ等の不都合が生じた場合にはその不都合が解消さ
れるまで警告出力手段の警告状態が保持される。
【0014】なお、警告出力手段をスイッチング素子に
より構成した場合には、該スイッチング素子を介して外
部管理装置等に警告信号を出力してシリンダの故障ある
いは検出装置の位置ずれのいずれかの不都合の発生が容
易に発見可能となる。又、警告出力手段を表示手段によ
り構成した場合には、前記不都合を目視により一目にて
発見可能となる。
より構成した場合には、該スイッチング素子を介して外
部管理装置等に警告信号を出力してシリンダの故障ある
いは検出装置の位置ずれのいずれかの不都合の発生が容
易に発見可能となる。又、警告出力手段を表示手段によ
り構成した場合には、前記不都合を目視により一目にて
発見可能となる。
【0015】
【実施例】以下本考案を具体化した一実施例を図1〜3
に従って説明する。なお、従来装置と同一部分は同一符
号を付して説明を省略する。
に従って説明する。なお、従来装置と同一部分は同一符
号を付して説明を省略する。
【0016】図2に示すように、シリンダチューブ10
内にはピストン11が往復動可能に嵌装され、ピストン
11の外周中央部に形成された溝11a内に永久磁石1
2が嵌着固定されている。シリンダチューブ10の外側
にはピストン位置検出装置13が締付具(図示せず)に
より取付けられている。
内にはピストン11が往復動可能に嵌装され、ピストン
11の外周中央部に形成された溝11a内に永久磁石1
2が嵌着固定されている。シリンダチューブ10の外側
にはピストン位置検出装置13が締付具(図示せず)に
より取付けられている。
【0017】検出装置13のケース14内には基板15
が収納され、基板15には磁気抵抗素子からなる磁気セ
ンサ1及び制御回路16が設けられるとともに、リード
線として電源線17、アース線18、スイッチ動作出力
線19及び危険感度出力線20が接続されている。又、
ケース14の外部には危険感度表示灯8と、最適感度表
示灯9と、黄色に発光する発光ダイオードからなる警告
出力手段,表示手段としての警告表示灯21とが設けら
れている。
が収納され、基板15には磁気抵抗素子からなる磁気セ
ンサ1及び制御回路16が設けられるとともに、リード
線として電源線17、アース線18、スイッチ動作出力
線19及び危険感度出力線20が接続されている。又、
ケース14の外部には危険感度表示灯8と、最適感度表
示灯9と、黄色に発光する発光ダイオードからなる警告
出力手段,表示手段としての警告表示灯21とが設けら
れている。
【0018】次に、図1に従いその回路構成を説明す
る。タイマー回路6の出力端子と電源Vccとの間にはフ
リップフロップ22がそのセット入力端子Sにタイマー
回路6の出力端子が接続された状態で接続されている。
フリップフロップ22の出力端子と電源Vccとの間には
警告表示灯21を構成する黄色発光ダイオードLED3
及び抵抗R5が接続されている。又、NAND回路4の
出力端子とフリップフロップ22のリセット端子Rとの
間にはタイマー回路23が接続されている。タイマー回
路23はNAND回路4からのLレベルの出力信号が所
定時間(ピストンが最適感度領域を通過するのに必要な
時間より長い時間)継続して入力された時、Lレベルの
信号を出力するように構成されている。
る。タイマー回路6の出力端子と電源Vccとの間にはフ
リップフロップ22がそのセット入力端子Sにタイマー
回路6の出力端子が接続された状態で接続されている。
フリップフロップ22の出力端子と電源Vccとの間には
警告表示灯21を構成する黄色発光ダイオードLED3
及び抵抗R5が接続されている。又、NAND回路4の
出力端子とフリップフロップ22のリセット端子Rとの
間にはタイマー回路23が接続されている。タイマー回
路23はNAND回路4からのLレベルの出力信号が所
定時間(ピストンが最適感度領域を通過するのに必要な
時間より長い時間)継続して入力された時、Lレベルの
信号を出力するように構成されている。
【0019】なお、前記OR回路3、NAND回路4,
5及びタイマー回路6により、検出回路2から第1の検
出信号のみが所定時間継続して出力されたとき警告信号
を出力する警告信号発生手段としての警告信号出力回路
25が構成されている。又、フリップフロップ22及び
タイマー回路23により警告信号出力回路25の警告信
号を入力するとともに該警告信号を出力し、該警告信号
入力後、前記第2の検出信号が所定時間継続して出力さ
れたとき該検出信号に基いて前記警告信号の出力を停止
する警告信号保持手段としての警告信号表示保持回路2
4が構成されている。
5及びタイマー回路6により、検出回路2から第1の検
出信号のみが所定時間継続して出力されたとき警告信号
を出力する警告信号発生手段としての警告信号出力回路
25が構成されている。又、フリップフロップ22及び
タイマー回路23により警告信号出力回路25の警告信
号を入力するとともに該警告信号を出力し、該警告信号
入力後、前記第2の検出信号が所定時間継続して出力さ
れたとき該検出信号に基いて前記警告信号の出力を停止
する警告信号保持手段としての警告信号表示保持回路2
4が構成されている。
【0020】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。さて、この検出装置13では、磁気センサ1
がピストン11の永久磁石12と対応する最適領域内に
ある場合には磁気センサ1からの出力電圧が図3の最適
感度レベル以上となり、検出回路2の両出力端子2a,
2bからHレベルの出力信号が出力され、NAND回路
4の出力がLレベルとなり緑色の最適感度表示灯9が点
灯する。
説明する。さて、この検出装置13では、磁気センサ1
がピストン11の永久磁石12と対応する最適領域内に
ある場合には磁気センサ1からの出力電圧が図3の最適
感度レベル以上となり、検出回路2の両出力端子2a,
2bからHレベルの出力信号が出力され、NAND回路
4の出力がLレベルとなり緑色の最適感度表示灯9が点
灯する。
【0021】磁気センサ1と永久磁石12との位置関係
が危険領域内にある場合には、磁気センサ1からの出力
電圧が図3の危険感度検知レベル以上で最適感度レベル
未満の値となり、検出回路2の一方の出力端子2aから
はHレベルの出力信号が出力され、他方の出力端子2b
からはLレベルの出力信号が出力され、NAND回路4
の出力がHレベルになって最適感度表示灯9が消灯し、
NAND回路5の出力がLレベルとなって赤色の危険感
度表示灯8が点灯する。
が危険領域内にある場合には、磁気センサ1からの出力
電圧が図3の危険感度検知レベル以上で最適感度レベル
未満の値となり、検出回路2の一方の出力端子2aから
はHレベルの出力信号が出力され、他方の出力端子2b
からはLレベルの出力信号が出力され、NAND回路4
の出力がHレベルになって最適感度表示灯9が消灯し、
NAND回路5の出力がLレベルとなって赤色の危険感
度表示灯8が点灯する。
【0022】従って、検出装置13をシリンダに対して
所定の位置に設定する場合には、ピストン11を所望の
検出位置に停止させた状態で検出装置13をシリンダチ
ューブ10に沿って移動させ、最適感度表示灯9が点灯
する範囲の中央位置に固定することにより検出装置13
が最適位置に設置され、検出装置13の初期設定位置の
位置決め作業が極めて容易に行われる。
所定の位置に設定する場合には、ピストン11を所望の
検出位置に停止させた状態で検出装置13をシリンダチ
ューブ10に沿って移動させ、最適感度表示灯9が点灯
する範囲の中央位置に固定することにより検出装置13
が最適位置に設置され、検出装置13の初期設定位置の
位置決め作業が極めて容易に行われる。
【0023】検出装置13を所定位置に設定後、シリン
ダの作動に伴いピストン11が移動すると、永久磁石1
2は磁気センサ1の危険感度領域を通過しそのときNA
ND回路5の出力がLレベルとなり、それに伴い危険感
度表示灯8が点灯するが、NAND回路5がLレベルの
出力を継続するのがタイマー回路6の設定時間以内であ
るためタイマー回路6の出力がHレベルに保持される。
ダの作動に伴いピストン11が移動すると、永久磁石1
2は磁気センサ1の危険感度領域を通過しそのときNA
ND回路5の出力がLレベルとなり、それに伴い危険感
度表示灯8が点灯するが、NAND回路5がLレベルの
出力を継続するのがタイマー回路6の設定時間以内であ
るためタイマー回路6の出力がHレベルに保持される。
【0024】従って、フリップフロップ22の出力はH
レベルに保持され、警告表示灯21が消灯状態に、又危
険感度専用出力用のトランジスタQ3もオフ状態に保持
される。
レベルに保持され、警告表示灯21が消灯状態に、又危
険感度専用出力用のトランジスタQ3もオフ状態に保持
される。
【0025】シリンダの作動に伴う振動等により検出装
置13の設定位置がずれた場合、あるいはシリンダの故
障によりピストン11が復帰位置と磁気センサ1との対
応関係が所定の最適領域内から外れると、検出回路1の
一方の出力端子2aのみがHレベルの出力となり、NA
ND回路5の出力がタイマー回路6の設定時間以上Lレ
ベルに保持される。
置13の設定位置がずれた場合、あるいはシリンダの故
障によりピストン11が復帰位置と磁気センサ1との対
応関係が所定の最適領域内から外れると、検出回路1の
一方の出力端子2aのみがHレベルの出力となり、NA
ND回路5の出力がタイマー回路6の設定時間以上Lレ
ベルに保持される。
【0026】これによりタイマー回路6の出力がLレベ
ルとなり、危険感度専用出力用トランジスタQ3がオフ
状態となるとともに、フリップフロップ22のセット入
力端子Sの入力がLレベルとなりフリップフロップ22
の出力がLレベルとなって警告表示灯21を点灯する。
ルとなり、危険感度専用出力用トランジスタQ3がオフ
状態となるとともに、フリップフロップ22のセット入
力端子Sの入力がLレベルとなりフリップフロップ22
の出力がLレベルとなって警告表示灯21を点灯する。
【0027】シリンダの作動に伴いピストン11が移動
すると、検出回路2が出力がLレベルとなってNAND
回路5の出力がHレベルとなり危険感度表示灯8が消灯
するともにフリップフロップ22のセット入力がHレベ
ルとなる。
すると、検出回路2が出力がLレベルとなってNAND
回路5の出力がHレベルとなり危険感度表示灯8が消灯
するともにフリップフロップ22のセット入力がHレベ
ルとなる。
【0028】この時、NAND回路4の出力はHレベル
であるためフリップフロップ22のリセット入力がHレ
ベルとなっており、フリップフロップ22の出力はLレ
ベルに保持されて警告表示灯21は点灯状態に保持され
る。
であるためフリップフロップ22のリセット入力がHレ
ベルとなっており、フリップフロップ22の出力はLレ
ベルに保持されて警告表示灯21は点灯状態に保持され
る。
【0029】検出装置13が図2の右側にずれた場合に
は、ピストン11の前進移動(右方への移動)にともな
いピストン11が危険領域から最適感度領域側へと移動
し、ピストン11が最適感度領域を通過する際タイマー
回路23の設定時間より短かい時間検出回路2が出力端
子2a,2bからの出力がともにHレベルとなる。これ
により、NAND回路4の出力がLレベルとなって最適
感度表示灯9が点灯しNAND回路5の出力がHレベル
となり危険感度表示灯8が消灯する。
は、ピストン11の前進移動(右方への移動)にともな
いピストン11が危険領域から最適感度領域側へと移動
し、ピストン11が最適感度領域を通過する際タイマー
回路23の設定時間より短かい時間検出回路2が出力端
子2a,2bからの出力がともにHレベルとなる。これ
により、NAND回路4の出力がLレベルとなって最適
感度表示灯9が点灯しNAND回路5の出力がHレベル
となり危険感度表示灯8が消灯する。
【0030】この時、フリップフロップ22のセット入
力及びリセット入力がともにHレベルに保持されている
ため、フリップフロップ22の出力はLレベルに保持さ
れ警告表示灯21は点灯したままとなる。
力及びリセット入力がともにHレベルに保持されている
ため、フリップフロップ22の出力はLレベルに保持さ
れ警告表示灯21は点灯したままとなる。
【0031】すなわち、検出装置13がシリンダの作動
に伴う振動により最適位置からずれた場合、あるいはシ
リンダの故障によりピストン11が所定の位置まで復帰
しなくなった場合には、一度警告表示灯21が点灯され
ると、その後シリンダの作動に伴いピストン11が危険
感度領域外へ移動した場合にも警告表示灯21が点灯状
態に保持されるため、不都合な状態となったシリンダの
発見が容易となる。
に伴う振動により最適位置からずれた場合、あるいはシ
リンダの故障によりピストン11が所定の位置まで復帰
しなくなった場合には、一度警告表示灯21が点灯され
ると、その後シリンダの作動に伴いピストン11が危険
感度領域外へ移動した場合にも警告表示灯21が点灯状
態に保持されるため、不都合な状態となったシリンダの
発見が容易となる。
【0032】シリンダの故障の回復あるいは検出装置1
3の設定位置を所定の位置にセットしなおすと、ピスト
ン11が所定位置に復帰した際に検出回路2の出力端子
2a,2bの出力がともにHレベルとなり、タイマー回
路6の出力がHレベルにタイマー回路23の出力がLレ
ベルとなり、フリップフロップ22の出力がHレベルと
なって警告表示灯21が消灯する。
3の設定位置を所定の位置にセットしなおすと、ピスト
ン11が所定位置に復帰した際に検出回路2の出力端子
2a,2bの出力がともにHレベルとなり、タイマー回
路6の出力がHレベルにタイマー回路23の出力がLレ
ベルとなり、フリップフロップ22の出力がHレベルと
なって警告表示灯21が消灯する。
【0033】なお、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、次のように実施することも可能で
ある。 (1)危険感度専用出力トランジスタQ3のベースをN
OT回路7及び抵抗R4を介してタイマー回路6に接続
する代わりに、フリップフロップ22の出力端子に接続
してもよい。このように構成した場合には警告表示灯2
1と同様に一度危険感度表示のためにトランジスタQ3
がオン状態となった場合には、検出装置13の設定位置
が所定の位置にセットされなおすか、シリンダの故障が
回復するまでオン状態に保持される。この接続形態で
は、トランジスタQ3が警告出力手段としてのスイッチ
ング素子を構成する。
のではなく、例えば、次のように実施することも可能で
ある。 (1)危険感度専用出力トランジスタQ3のベースをN
OT回路7及び抵抗R4を介してタイマー回路6に接続
する代わりに、フリップフロップ22の出力端子に接続
してもよい。このように構成した場合には警告表示灯2
1と同様に一度危険感度表示のためにトランジスタQ3
がオン状態となった場合には、検出装置13の設定位置
が所定の位置にセットされなおすか、シリンダの故障が
回復するまでオン状態に保持される。この接続形態で
は、トランジスタQ3が警告出力手段としてのスイッチ
ング素子を構成する。
【0034】(2)磁気センサとして磁気抵抗素子を用
いる代わりに複数のリードスイッチを用いて危険感度領
域と最適感度領域に対応して異なる信号を出力するよう
にしてもよい。
いる代わりに複数のリードスイッチを用いて危険感度領
域と最適感度領域に対応して異なる信号を出力するよう
にしてもよい。
【0035】(3)警告表示灯21を検出装置13のケ
ース14に取付る代わりにケース14の近傍位置に取付
けてもよい。
ース14に取付る代わりにケース14の近傍位置に取付
けてもよい。
【0036】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば検
出装置が使用中の振動等により所定の設定位置からずれ
た場合、あるいはシリンダの故障によりピストンの復帰
位置が危険感度領域となった場合には警告出力がなさ
れ、その後検出装置が所定の位置にセットされなおす
か、あるいはシリンダの故障が回復するまでは警告出力
が継続されるので、シリンダの故障あるいは検出装置の
いずれかの不都合の発生が警告出力により容易に発見で
きる。
出装置が使用中の振動等により所定の設定位置からずれ
た場合、あるいはシリンダの故障によりピストンの復帰
位置が危険感度領域となった場合には警告出力がなさ
れ、その後検出装置が所定の位置にセットされなおす
か、あるいはシリンダの故障が回復するまでは警告出力
が継続されるので、シリンダの故障あるいは検出装置の
いずれかの不都合の発生が警告出力により容易に発見で
きる。
【0037】又、警告出力手段としてスイッチング素子
を採用し、スイッチング素子を介して警告信号を外部に
出力するように構成した場合には、多数のシリンダの上
記不都合を集中的に管理することが可能となる。
を採用し、スイッチング素子を介して警告信号を外部に
出力するように構成した場合には、多数のシリンダの上
記不都合を集中的に管理することが可能となる。
【0038】又、警告出力手段として表示手段を採用
し、表示手段によって警告信号に基づいた表示を行うよ
うに構成した場合には、多数のシリンダを使用した装置
の場合にどのシリンダに不都合が生じているかを一目に
て発見可能となる。
し、表示手段によって警告信号に基づいた表示を行うよ
うに構成した場合には、多数のシリンダを使用した装置
の場合にどのシリンダに不都合が生じているかを一目に
て発見可能となる。
【図1】 本考案を具体化したピストン位置検出装置の
回路図
回路図
【図2】 ピストン位置検出装置を取付けたシリンダの
部分断面図
部分断面図
【図3】 磁気センサの出力と警告表示灯及び出力トラ
ンジスタのオン、オフ状態を示す図
ンジスタのオン、オフ状態を示す図
【図4】 従来装置の回路図
1…磁気センサ、2…検出手段としての検出回路、3…
OR回路、4,5…NAND回路、6…タイマー回路、
7…NOT回路、8…危険感度表示灯、9…最適感度表
示灯、11…ピストン、12…永久磁石、13…ピスト
ン位置検出装置、20…危険感度出力線、21…警告出
力手段,表示手段としての警告表示灯、22…フリップ
フロップ、23…タイマー回路、24…警告信号保持手
段としての警告信号表示保持回路、25…警告信号発生
手段としての警告信号出力回路、Q2…出力トランジス
タ、Q3…警告出力手段としてのトランジスタ。
OR回路、4,5…NAND回路、6…タイマー回路、
7…NOT回路、8…危険感度表示灯、9…最適感度表
示灯、11…ピストン、12…永久磁石、13…ピスト
ン位置検出装置、20…危険感度出力線、21…警告出
力手段,表示手段としての警告表示灯、22…フリップ
フロップ、23…タイマー回路、24…警告信号保持手
段としての警告信号表示保持回路、25…警告信号発生
手段としての警告信号出力回路、Q2…出力トランジス
タ、Q3…警告出力手段としてのトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−31223(JP,A) 特開 昭55−72212(JP,A) 実開 平1−100905(JP,U) 実開 昭62−42005(JP,U) 実公 昭50−30539(JP,Y1)
Claims (3)
- 【請求項1】 流体圧シリンダのピストン(11)に対
応して設けられた磁石(12)の磁気を検出する磁気セ
ンサ(1)の出力信号に基づきピストン(11)が磁気
センサ(1)に対して所定の危険領域内にあることを検
出したとき第1の検出信号を出力し、ピストン(11)
が最適領域内にあることを検出したとき第2の検出信号
を出力する検出手段(2)と、 前記第1の検出信号のみが所定時間継続して出力された
とき警告信号を出力する警告信号発生手段(25)と、 前記警告信号発生手段(25)の警告信号を入力すると
ともに該警告信号を出力し、該警告信号入力後、前記第
2の検出信号が所定時間継続して出力されたとき該検出
信号に基いて前記警告信号の出力を停止する警告信号保
持手段(24)と、 前記警告信号保持手段(25)から出力される警告信号
に基づき外部に警告出力を行う警告出力手段(21、Q
3)とを備えた流体圧シリンダのピストン位置検出装
置。 - 【請求項2】 前記警告出力手段を、スイッチング素子
(Q3)により構成してなる請求項1記載の流体圧シリ
ンダのピストン位置検出装置。 - 【請求項3】 前記警告出力手段を、表示手段(21)
により構成してなる請求項1記載の流体圧シリンダのピ
ストン位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012782U JP2554665Y2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 流体圧シリンダのピストン位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012782U JP2554665Y2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 流体圧シリンダのピストン位置検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08834U JPH08834U (ja) | 1996-05-21 |
JP2554665Y2 true JP2554665Y2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=11814978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995012782U Expired - Lifetime JP2554665Y2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 流体圧シリンダのピストン位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554665Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101511994B1 (ko) | 2010-12-21 | 2015-04-14 | 에스엠시 가부시키가이샤 | 유체압 실린더의 위치 검출 장치 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2809487B1 (fr) * | 2000-05-23 | 2002-08-16 | Sagem | Capteur de position axiale pour une tige mobile axialement et actionneur electromagnetique de soupape qui en est equipe |
JP7076063B2 (ja) * | 2017-11-07 | 2022-05-27 | 日本精機株式会社 | ストロークセンサ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5331223A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-24 | Nippon Steel Corp | Checking device of valve trouble |
JPS60134329A (ja) * | 1983-12-21 | 1985-07-17 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 座標指示器 |
JP2515763Y2 (ja) * | 1987-12-25 | 1996-10-30 | エスエムシー 株式会社 | ピストン位置検知装置 |
-
1995
- 1995-12-04 JP JP1995012782U patent/JP2554665Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101511994B1 (ko) | 2010-12-21 | 2015-04-14 | 에스엠시 가부시키가이샤 | 유체압 실린더의 위치 검출 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08834U (ja) | 1996-05-21 |
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