JP2554526Y2 - 内照式表示装置 - Google Patents

内照式表示装置

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JP2554526Y2
JP2554526Y2 JP1991020018U JP2001891U JP2554526Y2 JP 2554526 Y2 JP2554526 Y2 JP 2554526Y2 JP 1991020018 U JP1991020018 U JP 1991020018U JP 2001891 U JP2001891 U JP 2001891U JP 2554526 Y2 JP2554526 Y2 JP 2554526Y2
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Inventor
博良 南里
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筒中プラスチック工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、昼夜いずれにおいて
も所定の表示機能を有する看板その他各種の表示に用い
られる内照式表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表示装置として、表示板
を乳白色透明板からなる光拡散板と、その表示面を覆っ
て、貼着あるいは塗着した不透明な着色遮光層とで構成
し、該着色遮光層の一部を切抜かれたものとすることに
よって所定の表示をあらわす一方、表示板の内方に光源
を配置したものが知られている。かかる表示装置は、昼
間においては着色遮光層による着色表示面の中に、光拡
散板による白色系の表示をあらわす一方、夜間の光源点
灯時には、表示部を明るく光輝を伴って同じ白色系に顕
示しうるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかながら、上記のよ
うな従来の表示装置は、昼夜いずれにあっても、表示部
にあらわれる色調は光拡散板の色調によって決定づけら
れるものであり、表示部の色調に変化がなく、興趣性に
乏しい憾みがあった。加えて、従来の上記表示装置は、
その光拡散板として透明合成樹脂に酸化チタンや硫酸バ
リウムなどの白色系顔料を均一に分散混入して光拡散特
性を付与した乳白色半透明板が一般的に用いられている
ものであるが、白色系顔料の分散量を増大して光拡散性
を向上すると、全光線透過率が低下して、光源点灯時に
おける表示の明るい鮮明な顕示性が損われるものとなる
一方、逆に、表示特性を向上するために、光拡散板の全
光線透過率を上げると、光源点灯時において表示部分か
ら光源のランプイメージが外観されものとなってしまう
という、相対的なジレンマを生じるものであった。
【0004】この考案は、このような問題点に鑑み、表
示部にあらわれる色調を昼夜で変化させうるものとする
と共に、光源点灯時の鮮明で明るい表示の顕現とランプ
イメージの潜在化とを達成しうる表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的
を達成するため、光拡散板に改良を加えることによっ
て、その全光線透過率を十分に高く保ちながら、光拡散
特性を向上し得るものとすると共に、光拡散層と表示部
を形成する遮光層との間に黒色系のスモーク透明層と介
在させて、昼間における表示を黒色系にあらわし、夜間
の光源点灯時における該表示の色調を相対変化させうる
ようにしたものである。
【0006】即ち、この考案は表示板が、光源側から順
次積層状ないし重なり状に配置された光拡散層と、黒色
系スモーク透明板と、文字等の透光表示部を除いて形成
された有彩色の着色遮光層とで構成されると共に、前記
光拡散層が、透明合成樹脂をマトリックスとして、該マ
トリックス中に光屈折率を前記透明合成樹脂と異にした
透明粒子を均一に分散してなることを特徴とする内照式
表示装置を要旨とする。
【0007】光拡散板に分散せしめる透明粒子は、その
光屈折率がマトリックス樹脂に対して0.01〜0.2
の範囲で異なるものを用いるのが最も好適である。
【0008】また、夜間の光源点灯時において表示部に
任意の色調をあらわすため、光拡散層の光源側に面する
背面に、透光表示部に対応する部分を覆って着色透明層
を設けるものとしても良い。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基いて説明
する。
【0010】図に示す実施例において、(1)は表示
板、(2)はその内方位置において図示しない表示装置
ケース体内に配設された光源である。
【0011】表示板(1)は、光源(2)側から順次に
積層状ないしは重なり状に配置された光拡散層(3)
と、黒色系スモーク透明層(4)と、遮光層(5)とを
基体構成部材としてなり、遮光層(5)に透光表示部
(6)が形成されると共に、必要に応じて光拡散層
(3)の背面、即ち光源(2)側に面する裏面に、上記
透光表示部(6)に対応する部分を覆って着色透明層
(7)が設けられたものとなされている。
【0012】上記光拡散層(3)は、塩化ビニル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、メチルメタクリレート樹脂等の
透明合成樹脂をマトリックスとして、該マトリックス中
に、光屈折率をマトリックス樹脂と異にした異質材料か
らなる粒径1〜20μ程度の透明粒子を均一に分散混入
したもので構成され、透明粒子の材質、粒径、配合分散
量等の調整によって、全光線透過率80%以上、拡散光
線透過率70%以上となるように製作されたものが用い
られる。これの全光線透過率が80%未満では、光源
(2)の点灯時の透過光による表示が暗くなり、明るい
表示を顕わすことができない。また拡散光線透過率が7
0%未満では、光源点灯時に、透光表示部(6)側から
光源(2)のランプイメージが外観されるおそれを生じ
る。光源点灯時に表示部(6)を明るく顕現させ、かつ
非点灯時に光源(2)および着色透明板(7)の隠蔽効
果を良好に実現するためには、透明粒子とマトリックス
の透明合成樹脂との間に、光屈折率において0.01〜
0.2の範囲の差異を有するものとすることが好まし
い。即ち、この光屈折率の差が0.01未満では、光拡
散層(3)の光拡散効果が不十分なものとなり、上記隠
蔽効果を良好に達成することができない。。逆に上記の
差が0.2以上では、光拡散層(3)自体の全光線透過
率が低下し、前述の欠点が派生する。このような光屈折
率の差異は、例えば透明なマトリックス樹脂に前記のよ
うに塩化ビニル樹脂(屈折率1.55)、ポリカーボネ
ート樹脂(屈折率1.587)、メチルメタクリレート
樹脂(屈折率1.49)を用いる場合に於て、透明粒子
に、屈折率1.50の架橋メチルメタクリレート樹脂、
屈折率1.60の架橋ポリスチレン樹脂等よりなるもの
を用いることによって容易に付与することができる。
【0013】黒色系スモーク透明層(4)は、黒系色材
を混入して全光線透過率5〜25%、とくに好適には1
5%程度に調整された合成樹脂シートからなるものであ
る。これの全光線透過率が5%以下では、光源(2)か
らの透過光が暗くなり、鮮明で明るい表示を顕わすのに
障害となる一方、25%以上では昼間における表示部
(6)の外観を遮光層(5)との間で明確なコントラス
トをもった黒色状態に表わすことが困難なものとなる。
【0014】遮光層(5)は、明色かつ有彩色の不透明
合成樹脂シートあるいは不透明インキ等で形成されるも
のであり、その一部を予め切除し、あるいは塗膜欠落部
とすることによって透光表示部(6)が形成されるもの
である。
【0015】また、着色透明層(7)は必要に応じて設
けられるものであり、表示板(1)に複数種類の表示部
(6)を形成する場合において、その任意の表示部に対
応して設けることにより、光源(2)の点灯時に表示板
(1)上の表示部(6)に各種の異なった色彩をあらわ
し美的効果を一層向上せしめうるものである。
【0016】上記実施例において、昼間の光源(2)を
点灯しないときには、表示板(1)の表示面は、第2図
(イ)に示すように、遮光層(5)による明色かつ有彩
色の地色の中に、表示部(6)がスモーク透明層(4)
による黒色のものとして明確なコントラストを持って外
観される。一方、夜間においては、周りが暗いことによ
って第2図(ロ)に示すように遮光層(5)が暗色に外
観される中で、光源(2)の点灯により、表示部(6)
が明るく光輝して外観される。この際、背面側に着色透
明層(7)を有しない表示部(6)にあっては、これが
銀白色ないしは薄い灰色に明るく輝いて見えるものとな
る一方、上記着色透明層(7)を有する表示部(6)に
あっては、当該着色透明層(7)の有する青色、赤色、
黄色等の特定の色彩をもって明るく輝いて見えるものと
なる。
【0017】
【考案の効果】この考案は上述のような構成を有するこ
とに基づき、次の作用効果を奏する。第1に、昼間の周
りが明るい環境下では、遮光層(5)による有彩色の表
示面の中に表示部(6)がすべて黒色にあらわれる一
方、夜間において光源(2)が点灯されることにより、
逆に表示面が暗色化する中にあって表示部(6)が銀白
色ないしは薄灰色に明るい光輝を伴ってあらわれるもの
となる。従って、昼夜において表示外観が大きく変化
し、一段と注視性、美匠性に優れたものとなすことがで
きる。
【0018】第2に、光拡散層(3)が、透明合成樹脂
マトリックス中にこれと光屈折率を異にした透明粒子を
均一に分散したものとなされていることにより、当該光
拡散層の優れた全光線透過率と光拡散効果とにより、光
源の点灯時には表示を明るく鮮明に顕わし得るものとし
ながら光源のランプイメージが外観されるのを確実に防
止することができる。かつ昼間における光源(2)の非
点灯時においても、背面側の着色透明層(7)及び光源
(2)の隠蔽効果に優れ、表示部(6)を通じてそれら
が外観されるのを確実に防止しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す断面図である。
【図2】(イ)は昼間における表示態様を、(ロ)は夜
間における照明時の表示態様をそれぞれ示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1…表示板 2…光源 3…光拡散層 4…黒色系スモーク透明層 5…遮光層 6…表示部 7…着色透明層

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示板が、光源側から順次積層状ないし
    重なり状に配置された光拡散層と、黒色系スモーク透明
    板と、文字等の透光表示部を除いて形成された有彩色の
    着色遮光層とで構成されると共に、前記光拡散層が、透
    明合成樹脂をマトリックスとして、該マトリックス中に
    前記透明合成樹脂との間の光屈折率の差が0.01〜
    0.2の範囲にある光屈折率を有する粒径1〜20μの
    透明粒子を均一に分散してなり、かつ前記黒色系スモー
    ク透明板の全光線透過率が5〜25%であることを特徴
    とする内照式表示装置。
  2. 【請求項2】 光拡散層の光源側に面する背面に、透光
    表示部に対応する部分を覆って着色透明層が設けられて
    なる請求項(1)記載の内照式表示装置。
JP1991020018U 1991-03-29 1991-03-29 内照式表示装置 Expired - Lifetime JP2554526Y2 (ja)

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