JP2554434Y2 - プラスチックボトル - Google Patents

プラスチックボトル

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JP2554434Y2
JP2554434Y2 JP1991034726U JP3472691U JP2554434Y2 JP 2554434 Y2 JP2554434 Y2 JP 2554434Y2 JP 1991034726 U JP1991034726 U JP 1991034726U JP 3472691 U JP3472691 U JP 3472691U JP 2554434 Y2 JP2554434 Y2 JP 2554434Y2
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JP
Japan
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plastic bottle
concave portion
spherical wall
recess
concave
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JP1991034726U
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武 内田
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Mitsubishi Plastics Inc
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Mitsubishi Plastics Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、減圧変形吸収用の凹部
を形成したプラスチックボトルに関する。
【0002】
【従来技術とその課題】近年、プラスチックボトルが広
く使用されるようになり、なかでもポリエチレンテレフ
タレートで代表されるポリエステル樹脂等の耐熱性の比
較的高いプラスチックボトルは、高温の液体を充填して
密封する用途等に広く用いられている。
【0003】そして上記用途では、高温で充填した液体
等が、冷却するにつれて収縮してプラスチックボトルの
内部の圧力が減少し、いわゆる減圧変形を生ずる。これ
を防止するため、たとえば図4に正面図を示すようにプ
ラスチックボトルの胴部16周囲に、2段に凹んだ減圧
変形吸収用の凹部26を、周方向に複数配列形成したも
のが提案されていた。
【0004】しかし、上記従来のプラスチックボトルで
は、たしかに減圧が生じた時に、各凹部が規則的に変形
して減圧を吸収し、プラスチックボトルの不定変形を防
ぐものであったが、一方、充填後の荷重等により内圧上
昇が生じてこの凹部がふくらんだ場合、特に凹部の上下
両端部で反転して、その後もとの形状に戻りにくいとい
う現象が生じた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、加圧時にも凹
部の上下両端部が反転しにくく、しかも減圧吸収効果に
も優れた減圧吸収用凹部を有するプラスチックボトルを
提供せんとするものであり、その要旨はプラスチックボ
トルの胴部の周囲に多段に凹んだ減圧変形吸収用の凹部
を形成してなるプラスチックボトルであって、該凹部の
上下両端部において、外方に凸の球面状壁によって胴部
面と凹部底面とが接続されているとともに、前記球面状
壁は前記凹部の端部の胴部との境界線から発し、その両
側から延びる球面状壁の輪郭線が、前記凹部の段部に生
ずる稜線と交差し、凹部底面に接続し、互いに合流する
ことを特徴とするプラスチックボトルである。
【0006】以下、図面に基き詳しく説明する。図1
は、本考案のプラスチックボトルの一例を示す部分正面
図であり、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB
−B断面図であり、図4は従来のプラスチックボトルの
一例を示す部分正面図である。
【0007】本考案のプラスチックボトルは、図1〜3
に示すように、プラスチックボトルの胴部1の周囲に多
段に凹んだ減圧変形吸収用の凹部2を形成してなるプラ
スチックボトルであって、該凹部2の上下両端部21に
おいて、外方に凸の球面状壁23によって胴部面11と
凹部底面22とが接続されているとともに、前記球面状
壁23は前記凹部2の端部21の胴部1との境界線から
発し、その両側から延びる球面状壁21の輪郭線が、前
記凹部2の段部に生ずる稜線41と交差し、凹部底面2
2に接続し、互いに合流することを特徴とするプラスチ
ックボトルである。
【0008】
【作用】本考案のプラスチックボトルに高温液体を充填
してキャップ3により密封し放冷すると、内部の液体お
よび気体が収縮するため減圧状態となる。この時、図3
に示すように胴部1と凹部2との境界線4および多段に
凹んだ減圧変形吸収用の凹部2の段部に生ずる稜線41
の2つの線を支点として、凹部2が点線25で示すよう
に大きく内方に変形する。
【0009】そして、図1に示すように、凹部2の上下
両端部21において胴部面11と、凹部2の底面22と
を外方に凸の球面状壁23によって接続しているので、
凹部2の段部により生ずる稜線41が、球面状壁23と
交差する点5が弱点となって、内方への変形をスムーズ
に促すとともに凹部2の底面22が球面状壁23に接続
する谷線42も支点となって内方への変形を助ける。
【0010】さらに、図2に示すように、上下両端部に
形成された球面状態23は外方に凸となっているため
に、充填時や充填後等の内圧上昇により凹部2がふくら
んだ場合でも、反転しにくく、球面状のまま変形するた
め、その後の内圧減少に対しても、スムーズに追随して
変形を助けることができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のプラスチ
ックボトルは、プラスチックボトルの胴部の周囲に多段
に凹んだ減圧変形吸収用の凹部を形成してなるプラスチ
ックボトルであって、該凹部の上下両端部において、外
方に凸の球面状壁によって胴部面と凹部底面とが接続さ
れているとともに、前記球面状壁は前記凹部の端部の胴
部との境界線から発し、その両側から延びる球面状壁の
輪郭線が、前記凹部の段部に生ずる稜線と交差し、凹部
底面に接続し、互いに合流することを特徴とするプラス
チックボトルであるので、内圧減少が生じた時に、凹部
の段部により生ずる綾線が、球面状壁の輪郭線と交差す
る点が弱点となって、内方への変形をスムーズに促すと
ともに凹部の底面が球面状壁に接続する谷線も支点とな
って内方への変形を助けることにより、凹部がスムーズ
に内方に変形して減圧を吸収し、他の部分が変形するこ
とを防ぐことができ、さらに内圧上昇が生じて凹部がふ
くらんでも、凹部の上下両端部が反転せず、外側に凸の
球面状を保つので、再び内圧が減少した時にスムーズに
変形を回復するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプラスチックボトルの一例を示す部分
正面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】従来のプラスチックボトルの一例を示す部分正
面図。
【符号の説明】
1 胴部 11 胴部面 2 凹部 21 上下両端部 22 底面 23 球面状壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックボトルの胴部の周囲に多段に
    凹んだ減圧変形吸収用の凹部を形成してなるプラスチッ
    クボトルであって、該凹部の上下両端部において、外方
    に凸の球面状壁によって胴部面と凹部底面とが接続され
    ているとともに、前記球面状壁は前記凹部の端部の胴部
    との境界線から発し、その両側から延びる球面状壁の輪
    郭線が、前記凹部の段部に生ずる稜線と交差し、凹部底
    面に接続し、互いに合流することを特徴とするプラスチ
    ックボトル。
JP1991034726U 1991-04-17 1991-04-17 プラスチックボトル Expired - Lifetime JP2554434Y2 (ja)

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JPH04121213U JPH04121213U (ja) 1992-10-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3490701B2 (ja) * 2001-07-09 2004-01-26 株式会社吉野工業所 内圧変化への対応手段を備えたpetボトル容器
JP6670573B2 (ja) * 2015-09-30 2020-03-25 株式会社吉野工業所 胴部にパネル部が形成されたボトル

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JPS5758452A (en) * 1980-09-25 1982-04-08 Nec Corp Button telephone device

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