JP2554329Y2 - ナットキャップ - Google Patents

ナットキャップ

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JP2554329Y2
JP2554329Y2 JP1993029999U JP2999993U JP2554329Y2 JP 2554329 Y2 JP2554329 Y2 JP 2554329Y2 JP 1993029999 U JP1993029999 U JP 1993029999U JP 2999993 U JP2999993 U JP 2999993U JP 2554329 Y2 JP2554329 Y2 JP 2554329Y2
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JP
Japan
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nut
cap body
nut cap
hexagonal
mounting portion
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Application number
JP1993029999U
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English (en)
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JPH071321U (ja
Inventor
義人 井上
Original Assignee
株式会社ジェット・イノウエ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はナットキャップ、特に
自動用タイヤを固定するボルトの端部に固着されるナッ
トのナットキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に知られるこの種のナットキ
ャップは、図7および図8に示すようにナットnの外周
に固定される六角形状の取付部1とこれに連設される化
粧帽体部2がステンレス製のプレス加工によって形成さ
れ、かつ前記取付部1には内側に突出した突部3が設け
られており、この突部3がナットnの外周と弾性的に強
固に係止して固着できるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように構成された
ナットキャップは、ナットnの外周に強固に係止される
ため、一旦固定されるとステンレス製であることも原因
となって容易に外れない利点もあるが、タイヤ交換など
でナットnを緩めようとしても簡単にはずれず、特殊な
ゴム製のプライヤなどの工具の使用を余儀なくさせられ
るという問題点があるし、取り外しの際、表面を傷つけ
たりする不都合もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は叙上の点に着
目して成されたもので、ナットの外周に固定される六角
形状の取付部に半球状の化粧帽体部を連設して成るナッ
トキャップ本体の前記取付部の開口部内側にナットの外
周と弾性的に係止できる多数の突部を突設した六角形状
の弾性係合環体を嵌合させると共に、前記弾性係合環体
に設けた円形鍔部を前記ナットキャップ本体の壁部を備
える内側溝部内に係入させて成ることを特徴とするナッ
トキャップに係る。
【0005】
【作用】六角形状の取付部には、その内側開口部内に弾
性係合環体に設けてあるので、この弾性係合環体がナッ
トの外周に弾性的に係合すると共に、さらに多数の突部
によって係合状態を確実に保持できると共に、特別な工
具等の使用なく手の把持力で取り外し可能であり、しか
も、弾性係合環体はその円形鍔部がナットキャップ本体
の壁部を備える内側溝部内に係入しているのでナットキ
ャップ本体と弾性係合環体は確実に係合できる。
【0006】
【実施例】以下に、この考案の一実施例を説明する。
【0007】1aは、外形が六角形状の取付部、2aは
半球状の化粧帽体部を示し、この化粧帽体部2aと前記
取付部1aとによってナットキャップ本体Aを形成して
いる。
【0008】4は前記取付部1aの開口部を示し、ナッ
トnの外周に嵌合できるように六角形状を呈し、かつ内
側にゴム、プラスチックのような弾性材料で構成される
弾性係合環体5を嵌着できる周壁室6を備えている。そ
して、この弾性係合環体5は、断面六角形状を呈し、短
管構造で構成される、謂わば短尺な六角形状管として構
成されると共に内面に突部7が多数の小突起となって散
設されている。8は前開口部4の開口端に間隔を置いて
内側に突設した壁部で、周壁室6の外側を構成し、9は
段部で周壁室6の内側を形造っており、これら両部8,
9によって周壁室6に嵌着される弾性係合環体5の前後
部5a,5bを確実に係止できるようになっている。
【0009】なお、符号10は取付部1aの端部の飾円
端部、11は、この飾円端部10の内側溝部12に嵌合
する弾性係合環体5の前端縁に形成される円形鍔部であ
る。
【0010】ところで、前記ナットキャップ本体Aは金
属、プラスチックなど好みの材料で形成できるが、好ま
しくはプラスチックを材料として射出成形加工で形成
し、その外表面にメッキ加工を施してメタリック感を与
え、全体を軽量に構成した方が良い。
【0011】叙上の構成に基づいて作用を説明する。
【0012】まず、弾性材料の弾性係合環体5をナット
キャップ本体Aの開口部4より周壁室6内に嵌合固定さ
せる。
【0013】つぎに、このナットキャップで本体Aを、
所望のナットnの六角形の外周に沿って開口部4を押入
する。
【0014】この開口部4は六角形状を呈しており、か
つ断面六角形状の弾性係合環体5の内側に突起7が多数
突設してあるのでナットnの表面には、この突起7が弾
性的に変形して確固に固定し、ナットキャップ本体Aを
確実にナットnに固着してナットnを隠蔽することがで
きる。
【0015】ことに、弾性係合環5内側には多数の突起
7が突設してあるのでナットnの表面に無理なく圧着し
て不自然に外れるような虞れも生じない。
【0016】特殊な工具などの使用不要でナットnへの
着脱取扱いが極めて簡単に行うことができる。
【0017】
【考案の効果】ナットキャップ本体の取付部の開口部内
側に多数の突部を有する弾性係合環体が嵌着させてあ
り、この弾性係合環体の弾性緊張力によってナット周面
に確実に嵌合固着できるので、指の把持力によって容易
に着脱操作ができると共に、工具を使わないので傷付け
ることがなく、しかも弾性係合環体はその円形鍔部がナ
ットキャップ本体の壁部を備える内側溝部内で係入して
いるで操作中に不用意に外れる虞なく、また、弾性係合
環体が老化したら交換によって反覆使用できるものであ
って、特に多数の突部によってナット周面に局部的な弾
性圧力が働くので無理な力が作用せず、必要な弾性力で
充分ナットキャップ本体をナット表面に嵌合保持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係るナットキャップの一実施例を
示す側面図
【図2】 同上の正面図
【図3】 同上の背面図
【図4】 同上の一部断面図
【図5】 弾性係合環体の背面図
【図6】 同上の側面図
【図7】 従来例を示す一部切欠側面図
【図8】 同上VIII −VIII 線断面図
【符号の説明】
1a 外形が六角形の取付部 2a 半球状の化粧帽体部 A ナットキャップ本体 4 開口部 5 弾性係合環体 6 周壁室 7 多数の突部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナットの外周に固定される六角形状の取
    付部に半球状の化粧帽体部を連設して成るナットキャッ
    本体の前記取付部の開口部内側にナットの外周と弾性
    的に係止できる多数の突部を突設した六角形状の弾性係
    合環体を嵌合させると共に、前記弾性係合環体に設けた
    円形鍔部を前記ナットキャップ本体の壁部を備える内側
    溝部内に係入させて成ることを特徴とするナットキャッ
    プ。
JP1993029999U 1993-06-04 1993-06-04 ナットキャップ Expired - Lifetime JP2554329Y2 (ja)

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JPH071321U JPH071321U (ja) 1995-01-10
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003194034A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Yanmar Co Ltd 調節ボルトの封印装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5121265Y2 (ja) * 1972-07-24 1976-06-02
JPS5311456U (ja) * 1976-07-13 1978-01-31

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